JP2503469Y2 - 腋の下の汗取りパッド - Google Patents

腋の下の汗取りパッド

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JP2503469Y2
JP2503469Y2 JP1990045802U JP4580290U JP2503469Y2 JP 2503469 Y2 JP2503469 Y2 JP 2503469Y2 JP 1990045802 U JP1990045802 U JP 1990045802U JP 4580290 U JP4580290 U JP 4580290U JP 2503469 Y2 JP2503469 Y2 JP 2503469Y2
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長治郎 伊藤
直巳 矢野
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株式会社エンゼル
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は腋の下の汗取りパッド(以下パッドという)
に関する。さらに詳しくは、下着を含む衣類の袖ぐり部
に取りつけて、腋の下の汗から衣類を保護し、黄ばみな
どを防止するために使用するパッドに関する。
[従来の技術および考案が解決しようとする課題] そのようなタイプのパッドについては、従来より第7
図に示されるものが知られている。このものはほぼ円形
の吸湿性シート(51)を2つ折りにした形状を呈してい
る。2つに折られたうちの1片は袖の内側へ、もう一片
は見ごろの内側へ固着して用いられ、衣類を汗から保護
し、黄ばみなどを防止することができる。さらにこのも
のは彎曲している袖ぐり部へよりよくフィットするよう
に以下の工夫がなされている。すなわち折り目(52)の
両側には、折り目に平行な断面凹凸溝状の数多くのひだ
(53)が形成されており、それらのひだの中央部は前記
凹凸溝を折りたたんだ状態で糸(54)で縫製固着されて
いる。したがって、その縫い目部分からシート(51)の
周縁に至るひだ部分(53)が自然に開かれて、前記折り
目(52)は中央部が引込んだ彎曲形状となる(第7図参
照)。またその彎曲状態を維持したまま、2片を鞍形状
に開くことができる。
このものはワイシャツ、アンダーシャツなどの袖ぐり
部の下の縁をまたぐようにフィットして取りつけること
ができ、また鞍形状に前後に開くので、着用者の腕の動
きも拘束しない。
ところが前記従来のパッドは、まず所定の幅の不織布
などのシートに対し、等間隔をおいて多数のひだをプレ
スなどで形成し、その後ミシンなどにより前記ひだの中
央部を縫い、その後に所定の形状に切り抜くなど、製造
に多くの手間のかかる工程を要し、製造コストが高い。
本考案はかかる実情に鑑みてなされたものであり、簡
単に量産することができる安価なパッドを提供すること
を目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案の腋の下の汗取りパッドは、1枚の吸湿性シー
トを、衣類の袖内に挿入される第1片と見ごろ内に挿入
される第2片とを構成するように2つ折りにしたもので
あって、前記第1片の先端から折り目を横切って第2片
の先端に至る少なくとも一対のひだが、パッドの中央部
に第1片の先端から第2片の先端へ至る幅の広い矩形断
面の溝を形成し、該溝の両側面を内側へ倒してつぶすこ
とにより形成されており、該ひだが前記折り目の位置で
開かないように綴じられていることを特徴とする。
さらに前記第1片および第2片の内側の面にそれぞれ
衣類に付着させるための付着手段が設けられるものが好
ましい。
[作用] 本考案のパッドは、そのひだを裾の方から引っ張って
左右に開くと、折り目線の中央が引っ込み、折り目が彎
曲状になる。そのため衣類の円弧状になった袖ぐり部に
うまくフィットする。さらに第1片と第2片とをたがい
に前後に開くと自然に鞍形状を呈するため、衣類の着用
者が腋を開いたり閉じたりするばあいに無理なく追従す
る。
また第1片および第2片の衣類に接する側に接着部が
設けられているものについては、それぞれの部分が袖の
内側と見ごろの内側に付着し、着用者の動きによって容
易にはずれることがない。
[実施例] つぎに図面を参照しながら本考案の汗取りパッドにつ
いて説明する。
第1図は本考案のパッドの一実施例を示す一部切欠斜
視図、第2図は第1図のパッドの開いた状態を示す斜視
図、第3図は第2図のパッドの(III)−(III)線断面
図、第4図は第1図のパッドのひだから外側の部分を開
いた状態を示す斜視図、第5図は第1図のパッドを衣類
の袖ぐり部に取り付けた状態を示す斜視図、第6図は第
1図のパッドの製造工程を示す概略説明図である。
第1図において、(1)は不織布からなるパッドであ
り、ほぼ円形のシートを2つに折りたたんだ半円形を示
しており、それにより2つに折られたうちの一片(1a)
は袖の内側へ、他の一片(1b)は見ごろの内側へ付着し
て用いられるようにしている。
さらにパッド(1)には一片(1a)の先端から折り目
(1c)を横切って他の一片(1b)の先端にいたる一対の
ひだ(2)が設けられている。
第2図はパッド(1)を開いた状態を示している。前
記一対のひだ(2)は前記パッド(1)の中央部に前記
一片(1a)の先端から他の一片(1b)の先端へ至る幅の
広い矩形断面の溝(3)を形成し、第3図に示すように
両側面(2a)を倒してつぶすことにより形成したもので
ある。
前記一対のひだ(2)の折り目(1c)の部分には接着
剤(4)が塗布され、その部分のみ点接着されている。
したがってひだは、接着部分については開かず、パッド
の周縁にかけて開くようになる。
またパッドの各片(1a)、(1b)の内側の、溝(3)
の底面の両端部付近には、一方を袖内部に、他方を見ご
ろ内部に固着するための両面粘着テープ(5)が設けら
れており、さらにその上に剥離紙(6)が貼られてい
る。なお第1図のパッドでは、各片(1a)、(1b)を袖
内部および身ごろ内部へ固着する手段として公知の両面
粘着テープが用いられているが、ホットメルト粘着剤な
ど、他のものであってもよい。また前記折り目(1c)の
部分の接着剤(4)についても従来公知の種々の接着剤
を用いることができるが、柔らかいものが好ましい。
叙上のごとく構成されたパッド(1)の両側の部分
(1a)、(1b)を左右(矢印(A)方向)に引っ張る
と、ひだ(2)があるので第4図のように接着部分を中
心として開き、そのため2つに折られた折り目(1c)の
中央が引っ込んだ形状を呈する。したがって円弧状であ
る衣類の袖ぐり部の下側(7)にフィットする。さらに
両片(1a)、(1b)はひだ(2)の部分に余裕があるの
で前後方向(矢印(B)方向)にも鞍形状を呈したまま
無理なく開く。そのため着用者が腋を開いたり閉じたり
したばあいでもうまく順応しうる(第5図参照)。
なお、ひだ(2)の深さ(第3図の(d))はパッド
の材料に応じて適宜変更すればよい。すなわち、厚い材
料、やや硬い材料については若干深くするという具合に
である。
パッドに使用される不織布としては、軽く柔軟性のあ
る材料であればとのようなものでもよいが、たとえばパ
ルプ単独またはパルプとレーヨン系の他の繊維との混合
繊維からなる乾式不織布(たとえば本州キノクロス
(株)製の商品名「パルクロス」、「キノクロス」な
ど)で目付40〜70g/m2のものが好ましい。さらにパルプ
以外の化学繊維や合成繊維を使用したニードルパンチ方
式の乾式法不織布などを用いると、吸湿性はパルプに比
して若干劣るが、パルプよりも柔軟性があり、使用時の
肌ざわりが良いという利点がある。
また防水性材料からなるシートをラミネート加工など
により前記不織布に重ね合せ、その面をパッドの衣類に
接着する側にして使用すれば、汗による衣類の汚損防止
にさら有効である。
つぎに第1〜2図に示すパッドの製造方法を第6図を
参照しながら説明する。
まず所定幅の連続シート(10)を進行させながら段付
きロール(R)などを用いてロール成形などによって溝
(3)を連続的に成形する(C)。ついでそのシート
(10)をピッチ送りしながら、等間隔ごとに順次剥離紙
付両面粘着テープ(5)もしくは剥離紙にホットメルト
粘着剤を添付したものを固着し(D)、ひだ中央部にお
ける点接着用接着剤(4)を塗布し(E)、その接着剤
の塗布部をナイフエッジ状のポンチ(8)などでプレス
することによりひだを接着するとともに2つ折りの折り
目(1c)を形成する(F)。そしてその折り目(1c)か
ら2つ折りにしたうえでカッタ(9)などにより半円状
に切断する(G)。
なお、叙上の工程順序に限られることはなく、たとえ
ばシートの円形に切断したあとで折り目成形および2つ
折りを行なってもよい。
さらにひだを4本以上設けるため、前記溝(3)を複
数本形成してもよい。
[考案の効果] 本考案の腋の下の汗取りパッドは、シート面にひだを
形成し、その中央のみを固着し、2つ折りにするもので
あるため、従来品に比して、性能を維持しながら製造工
程を大幅に短縮し、安価に製造しうる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のパッドの一実施例を示す一部切欠斜視
図、第2図は第1図のパッドの2つの折り部を開いた状
態を示す斜視図、第3図は第2図のパッドの(III)−
(III)線断面図、第4図は第1図のパッドのひだを開
いた状態を示す斜視図、第5図は第1図のパッドを衣類
の袖ぐり部に取り付けた状態を示す斜視図、第6図は第
1図のパッドの製造工程を示す概略説明図、第7図は従
来のパッドの一例を示す斜視図、第8図は第7図のパッ
ドのひだを開いた状態を示す斜視図である。 (図面の主要符号) (1):パッド (1c):折り目 (2):ひだ (4):接着剤

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】1枚の吸湿性シートを、衣類の袖内に挿入
    される第1片と身ごろ内に挿入される第2片とを構成す
    るように2つ折りにした汗取りパッドであって、 前記第1片の先端から折り目を横切って第2片の先端に
    至る少なくとも一対のひだが、パッドの中央部に第1片
    の先端から第2片の先端へ至る幅の広い矩形断面の溝を
    形成し、該溝の両側面を内側へ倒してつぶすことにより
    形成されており、 該ひだが前記折り目の位置で開かないように綴じられて
    なる 腋の下の汗取りパッド。
  2. 【請求項2】前記第1片および第2片の内側の面に、そ
    れぞれ衣類に付着させるための付着手段が設けられてい
    る請求項1記載の汗取りパッド。
  3. 【請求項3】前記ひだの折り目線の部分が接着剤によっ
    て綴じられてなる請求項1記載の汗取りパッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0327104A (ja) * 1989-06-19 1991-02-05 Nobuko Ogawa 脇の下用汗取りパット

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