JP2503414Y2 - フオ―ク式吊具 - Google Patents

フオ―ク式吊具

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JP2503414Y2
JP2503414Y2 JP1987160223U JP16022387U JP2503414Y2 JP 2503414 Y2 JP2503414 Y2 JP 2503414Y2 JP 1987160223 U JP1987160223 U JP 1987160223U JP 16022387 U JP16022387 U JP 16022387U JP 2503414 Y2 JP2503414 Y2 JP 2503414Y2
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guide
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和彦 岡野
隆央 松成
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はフオーク式吊具に係り、特に、置場スペース
の制約された狭い場所での段積みされた被吊り部材であ
る製品の自動払出し及び積込みに好適なフオーク式吊具
に関する。
〔従来の技術〕
従来、段積みされた製品(例えば、H型鋼、シートパ
イル、レール、パイプなどの長尺物)の払出し及び積込
み方法としては、製品と製品を枕木などのダンネージで
区切って空間を設け、その空間にワイヤを通し、クレー
ンに取付けられたフツクにワイヤを玉掛けし、吊上げて
搬送し、吊下げて玉掛けを外し積込むことが広く一般に
行われている。
ところで、上記従来の方法では、払出し及び積込み作
業に、例えば払出し時の玉掛者2名、積込み時の玉掛者
2名などの人手を要し、効率が悪いのみならず安全性の
面でも問題があった。
そこで、作業の効率化及び安全性向上のため、近時、
吊具の自動化が図られてきている。
自動化されたフオーク式吊具として製品を両方向から
はさみ込むものや、両方向から製品下面を支持し吊上げ
る方式のものなどがあるが、製品が段積みされて並列に
ならべられたもので製品間スペースがせまいもの等では
使用できないという問題があった。
上記問題を考慮して改良された公知例として実公昭49
−24122号公報に記載の装置が挙げられる。この装置
は、被吊り部材である製品を載せるコ形支持金具の開口
部をストッパーの上下動により開閉するもので、該スト
ッパーは重量を支える働きはしない、いわゆる片支持タ
イプの吊具である。このストッパーにより被吊り部材が
コ形支持金具内から落下するのを防止している。またコ
形支持金具が鉛直軸の回りに回動自在に形成され、これ
により横方向に対して狭いスペースでも対応できるよう
になっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、実公昭49−24122号公報の装置は、コ形支持
金具の縦方向の長さが固定されているため、コ形支持金
具の下側支持片すなわちフオーク部を段積みされた製品
の下側に挿入するための位置合わせが簡単ではないとい
う問題があった。この装置ではクレーンによってその位
置合わせをしなければならず、作業者の熟練を必要とし
ていた。
また、この装置のストッパーは上下動によりコ形支持
金具の開口部を閉じる構造であるが、該ストッパーが正
常位置までおりて開口部が確実に閉じられたかどうかの
判定をする手段は設けられていない。この装置ではスト
ッパーは油圧機関により下動するようになっているが、
ストッパーの先端が製品に押し当っている不正常な位置
にあっても、作業者が気がつかなければそのままであ
り、次の工程に進んでしまう。従って、製品が落下する
恐れがあるまま吊り上げられることがあり、問題であっ
た。ここで製品はH型鋼など重量物の場合が多いため、
製品の落下防止については確実を期すことが重要な問題
であった。
本考案はかかる従来の問題点に鑑みなされたもので、
その目的は、置場スペースの制約されたせまい場所での
段積み製品の自動払出し及び積込みを効率よく行いえて
置場効率の向上が図れるのは勿論、フオーク部を段積み
された製品の下側に挿入するための位置合わせが簡単に
行え、更に製品を載せるコ形支持部の開口部を確実に閉
じることができ、これにより製品落下防止の確実を期す
ことのできるようにして省力化及び安全性の向上を図る
ことのできるフオーク式吊具を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案は、フオーク式吊具
を、クレーンに吊部材を介してほぼ水平に吊持された上
下動自在な吊ビームと、該吊ビームの下部に間隔をあけ
て垂設された横動可能な複数の支持フレームと、夫々の
支持フレームの下部にほぼ水平に取付けられ且つその取
付け部を中心として回動自在に支持された複数のリフタ
フレームと、夫々のリフタフレームの端部に下方に向か
って延出固定されたフオークガイドと、このフオークガ
イドの下部にリフタフレームとほぼ平行に取付けられ且
つリフタフレームと共に回動する複数のフオークと、を
備え、これらリフタフレーム、フオークガイド及びフオ
ークによりコ字状支持部を成し、前記フオークは、その
一端が前記フオークガイド内に上下動自在に嵌設され且
つ他端が自由端に形成され、前記リフタフレームの他方
の端部に駆動手段によって上下動自在にガイドロツドが
嵌挿され、前記ガイドロッドの下端に突起が形成され、
前記フオークの自由端に凹溝が形成され、該凹溝に前記
突起が差し込まれて両者係合可能に形成されていると共
に、この係合状態を検出するセンサを備え、該センサが
非係合状態と検出したときはガイドロッドを下動させ、
係合状態と検出したときはガイドロッドの下動を停止す
るよう形成したものである。
また、本考案は前記フオークの自由端が、これに係合
するガイドロッドの外側面よりフオークガイド側に位置
することを望ましい構成とするものである。
〔作用〕
本考案によれば、コ字状支持部の一部を成すフオーク
が上下動自在であるため、該フオークを段積みされた製
品の下側に挿入するための位置合わせを、クレーン及び
吊部材によって大まかに行った後、フオークのみを上下
動させて行えるため、作業者の熟練を要せず、簡単に行
える。
また、ガイドロッドの下端に形成した突起をフオーク
の自由端に形成した凹溝に差し込んで両者係合する構造
にすると共に、センサによって、この係合状態を検出
し、非係合状態である判定したときはガイドロッドを下
動させ、係合状態の正常位置であると判定したときはガ
イドロッドの下動を停止するよう形成したので、例えば
ガイドロッドが製品に押し当り、その突起がフオークの
前記凹溝に係合していない状態では、フオークを下動す
るための駆動手段が駆動し続けるため、作業者にもガイ
ドロッドが正常位置にないことがすぐに判り、やり直し
てガイドロッドが正常位置に降りるようにして次の工程
に進むことができる。よって、製品落下防止の確実性が
高い。
また、本考案によれば、一旦ガイドロッドの突起がフ
オークの凹溝に係合したが、フオークのたわみ等により
その係合が解かれて隙間ができても、その状態をセンサ
がすぐに検出して駆動手段を駆動させてガイドロッドを
下動させ、再び係合状態に復帰させるため、安全性が極
めて高い。
また、フオークの自由端をこれに係合するガイドロッ
ド外側面よりフオークガイド側に位置させることによ
り、フオーク先端の他製品への干渉が防止される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。なお、
第1図は本考案に係るフオーク式吊具と製品との関係を
示す図、第2図乃至第4図はそのフオーク式吊具の要部
構造を示す図、第5図及び第6図はそのフオーク式吊具
の作動を説明する図である。
第1図、第2図に示すように、本実施例のフオーク式
吊具は、クレーン1に吊部材2を介してほぼ水平に吊持
された吊ビーム3と、該吊ビーム3の下部に間隔をあけ
て垂設された2箇の支持フレーム15と、夫々の支持フレ
ーム15の下部にほぼ水平に取付けられかつその取付け部
を中心として回動自在に支持された2箇のリフタフレー
ム7と、夫々のリフタフレーム7の端部に固定されたフ
オークガイド8を介してほぼ水平に取付けられかつリフ
タフレーム7に共に回動する2箇のフオーク4とを備え
ている。なお、Pは段積みされた製品、Qはダンネージ
である。
前記クレーン1は左右のレール1aに架設され、該レー
ル1a上を走行する。
前記吊ビーム3はクレーン1の横行台2aから垂下する
2箇の吊部材2、本実施例ではワイヤロープ2によりほ
ぼ水平に吊持され、該ワイヤロープ2の巻回操作で上下
動する。
前記支持フレーム15には、第2図、第3図に示すよう
に、内設された支持台15a上に旋回用モータ11が支持さ
れ、そのモータ軸とカップリング12により連結された伝
達軸13がスラスト玉軸受14により該支持フレーム15に回
転自在に支承され、該伝達軸13の下端部が前記リフタフ
レーム7の長手方向ほぼ中央部に固定されている。
したがって、リフタフレーム7は、旋回用モータ11の
作動により旋回可能である。なお、この場合、リフタフ
レーム7からの垂直荷重は、伝達軸13にセットされたス
ラスト玉軸受14経由で支持フレーム15を介して吊ビーム
3により支持される。
一方、前記吊ビーム3には、第2図に示すように、前
記支持フレーム15と共にリフタフレーム7を横行可能と
する移動手段が設けられている。即ち、前記吊ビーム3
内には、その長手方向に走行ガイド21及びラック19が延
設され、かつ該走行ガイド21内を転動する走行車輪22を
備えた移動部材3aが配置されている。該移動部材3aの下
部に前記支持フレーム15が取付けられている。
しかして、該移動部材3aの端部に走行用モータ18が取
付けられ、そのモータ軸には前記ラック19とかみあって
移動部材3aを横行させるピニオン20が取付けられてい
る。したがって、走行用モータ18の作動によりピニオン
20が回転してラック19とのかみあいにより支持フレーム
15と共にリフタフレーム7が横行する。
前記フオーク4は、第2図、第4図に示すように、そ
の一端がフオークガイド8内に嵌設され、かつ他端が自
由端に形成されている。即ち、前記フオーク4のフオー
クガイド8側の端部には、フオークガイド8の内筒面8a
に嵌合する円筒状の端部部材4aが固着され、該端部部材
4aの上部内周面には雌ねじ4bが刻設されている。
一方、該フオークガイド8の上部には、支持台8bを介
してフオーク昇降用モータ5が取付けられ、そのモータ
軸とカップリング6により連結された伝達軸9がスラス
ト玉軸受10により該フオークガイド8に回転自在に支承
されると共に、その伝達軸9の下部に雄ねじ9aが刻設さ
れ、該雄ねじ9aが前記フオーク4の端部部材4aにおける
雌ねじ4bに螺合している。また、前記フオークガイド8
は、リフタフレーム7の端部に溶接により固定されてい
る。
したがって、フオーク昇降用モータ5の作動により端
部部材4aが昇降してフオーク4の上下動が行われる。な
お、この場合、フオーク4からの垂直荷重は、フオーク
4から伝達軸9へ伝わり、伝達軸9からスラスト玉軸受
10経由でフオークガイド8を介してリフタフレーム7に
伝わり、支持フレーム15経由で吊ビーム3により支持さ
れる。また、曲げ荷重は、フオーク4からフオークガイ
ド8に伝わり、フオークガイド8とリフタフレーム7の
剛性により支持される。
前記フオーク4の自由端側の先端部は、第2図、第5
図に示すように、ガイドロッド16の外側面よりフオーク
ガイド8側に位置するように形成され、また該先端部に
はガイドロッド16の下端面と対向する位置に凹溝4cが設
けられている。
一方、前記ガイドロッド16の下端面には、該凹溝4cに
差し込み可能な突起16aとセンサ23が設けられている。
前記センサ23は、本実施例では公知の近接スイッチか
らなり、フオーク4の凹溝4cにガイドロッド16の突起16
aが差し込まれたときに該近接スイッチ23により検知
し、駆動手段である昇降用電動シリンダ17を停止させ、
ガイドロッド16が正常の位置にあるように調整する。ガ
イドロッド16が製品等にひっかかって正常位置にきてい
ない時は、昇降用電動シリンダ17が駆動し続けるため、
すぐにやり直してガイドロッド16を正常位置にくるよう
に調整することになる。
該近接スイッチ23には、製品下にフオーク4を差し込
んだのちガイドロッド16を下降させ正常の位置で停止さ
せる前記機能と、フオーク4のたわみ等によりガイドロ
ッド16の突起16aが凹溝4cから外れないように検知する
機能がある。
即ち、仮に、フオーク4のたわみによりフオーク4の
先端部とガイドロッド16の下端面との接触部に隙間がで
きると、それをセンサ23が検出し、昇降用電動シリンダ
17が作動してガイドロッド16がフオーク4の先端部に押
付けられ、常にその突起16aが凹溝4cから外れないよう
にしている。
また、前述したように、フオーク4の先端部がガイド
ロッド16の外側面よりフオークガイド8側に位置してい
ることにより、吊上げ時に該先端部が次の製品を引っ掛
けることがなく、他製品への干渉が防止される。
なお、前記ガイドロッド16は、リフタフレーム7の前
記フオークガイド8と反対側の端部に穿設された貫通孔
7aに嵌挿されており、該ガイドロッド16は、該リフタフ
レーム7端部の支持部材7bにより支持されている。
次に、作用を説明する。
まず、段積みされた製品PとダンネージQによりでき
た空間の隙間をねらって吊ビーム3を下降させ、フオー
ク4を上下の製品P間にセットする。
この場合、フオーク4に取付けられたセンサ(図示省
略)で製品P間の隙間を検知し、その位置に隙間がなけ
れば、フオークガイド8上のフオーク昇降用モータ5を
作動させ、伝達軸9経由、端部部材4aの昇降によりフオ
ーク4を上下動させて、該フオーク4の先端を製品P間
にセットする。これにより簡単に位置合わせが行える。
また、フオークガイド8と製品P間も該センサにより検
知され、一定間隔に調整される。なお、該センサとして
は、公知の超音波スイッチや光電スイッチ等を利用する
ことができる。
次に、製品Pの下面にフオーク4を挿入するために、
リフタフレーム7を旋回させる。この場合、リフタフレ
ーム7は、支持フレーム15内の旋回用モータ11の作動に
よる伝達軸13の回転で、旋回させる。
フオーク4が製品Pの下面に挿入されたのち、リフタ
フレーム7端部の昇降用電動シリンダ17の作動によりガ
イドロッド16をフオーク4の先端部に当接するまで下降
させる。ガイドロッド16の突起16aがフオーク4の凹溝4
cに係合する正常位置にくれば、それがセンサ23により
検出され、昇降用電動シリンダ17が停止する。ガイドロ
ッド16が製品等にひっかかっている場合は、センサ23が
前記突起16aがフオーク4の凹溝4cに係合していないこ
とを検出するため、昇降用電動シリンダ17が駆動し続け
る。その場合は、ガイドロッド16が正常位置にくるよう
にやり直す。
上記全てのセットが完了したのち、製品Pの吊り中心
を吊ビーム3の中心に持ってくるために、第6図に示す
ように、ガイドロッド16とフオークガイド8で製品Pを
はさみ込むように、リフタフレーム7を夫々旋回させ
る。
このようにして吊具と製品の中心を一致させたのち、
クレーンと吊具の中心を合わせるために、クレーン側を
移動させる。
製品中心と吊具中心が全て一致したならば、吊ビーム
3を吊部材2で吊上げて払出し地点まで搬送する。この
搬送は、クレーン1をレール1aに沿って走行させること
により行われる。
積込み地点では、吊ビーム3を下げ、フオーク4上の
製品Pをダンネージにあずける。
その後、昇降用電動シリンダ17の作動でガイドロッド
16を上昇させたのち、製品Pとフオーク4が外れる位置
までフオーク4を旋回させ、空の状態で吊ビーム3を吊
上げて、再び払出し地点までクレーン1を走行させ、繰
返し作業を行う。
なお、前記操作において、吊点の位置及び搬送中に障
害となるものがあり、横行台2aの移動でかわしきれない
場合には、吊ビーム3内の走行用モータ18を作動させ、
ラック19とかみあっているピニオン20を回転させること
で、リフタフレーム7、フオークガイド8、フオーク4
及びガイドロッド16全体を移動させることができる。
上述したように、本実施例によれば、クレーン1に吊
持された吊ビーム3に2箇のフオーク4を組込み、該フ
オーク4を旋回用モータ11、カップリング12、伝達軸1
3、スラスト玉軸受14及びリフタフレーム7などからな
る旋回機構で旋回させ、ガイドロッド16とフオークガイ
ド8との間に製品(吊り荷)をはさみ込むだけで、複雑
な機構を必要とせず完全に搬送することができると共
に、巾の違う製品であっても容易に製品中心と吊具中心
を一致させてはさみ込むことができる。
また、フオーク4がフオークガイド8を介してリフタ
フレーム7と共に旋回する片側支持の旋回フオークであ
るため、並列に段積みされた製品P間への挿入が容易で
あり、しかもガイドロッド16との組合せで製品間隔が小
さくて済む(例えば、上下の製品間隔を70mm程度、巾方
向の製品間隔を100mm程度と小さくできる)ため、置場
効率の向上を図ることができる。
また、フオーク4の先端部がガイドロッド16の外側面
よりフオークガイド8側に位置しているので、吊上げ時
に該先端部が次の製品に引つ掛ることがなく、他製品へ
の干渉を防止することができる。
なお、前記実施例において、対設された2箇のフオー
ク4は夫々単独に或いは連動して旋回させることができ
る。対設された2箇のリフタフレーム7の旋回について
も同様である。
また、2箇所に配置されたリフタフレーム7、フオー
クガイド8、フオーク4及びガイドロッド16からなる各
製品吊部分も、夫々単独に或いは連動して横行させるこ
とができる。
また、前記製品Pとしては、長尺物のみならず、短尺
物を対象とすることもできる。
なお、本実施例のフオーク式吊具は、公知のセンサと
制御回路を組合せることにより動作の一層の自動化が容
易であり、また従来法の人による確認で動作させること
も可能である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、コ字状支持部の一部を成すフオーク
が上下動自在に形成したので、該フオークを段積みされ
た製品の下側に挿入するための位置合わせをクレーン及
び吊部材によって大まかに行った後、フオークのみを上
下動させて行うことができ、作業者の熟練を要せず、簡
単に行うことができる。
また、ガイドロッドの下端に形成した突起をフオーク
の自由端に形成した凹溝に差し込んで両者係合する構造
にすると共に、センサによって、この係合状態を検出
し、非係合状態である判定したときはガイドロッドを下
動させ、係合状態の正常位置であると判定したときはガ
イドロッドの下動を停止するよう形成したので、ガイド
ロッドが製品にひっかかり、その突起がフオークの前記
凹溝に係合していない状態では、フオークを下動するた
めの駆動手段が駆動し続けるため、作業者にもガイドロ
ッドが正常位置にないことがすぐに判り、やり直してガ
イドロッドが正常位置に降りるようにして次の工程に進
むことができる。従って、ガイドロッドが正しい位置に
セットされず、コ字状支持部の開口部が完全に閉塞され
ない状態で次の工程に進むことかないため、製品落下防
止の確実性が高い。
更に、一旦ガイドロッドの突起がフオークの凹溝に係
合したが、フオークのたわみ等によりその係合が解かれ
て隙間ができても、その状態をセンサがすぐに検出して
駆動手段を駆動させてガイドロッドを下動させ、再び係
合状態に復帰させるため、この点からも安全性を極めて
高めることができる。
また、フオークの自由端をこれに係合するガイドロッ
ド外側面よりフオークガイド側に位置させることによ
り、フオーク先端の他製品への干渉を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の実施例を示すもので、第1
図はフオーク式吊具と製品との関係を示す斜視図、第2
図フオーク式吊具の要部構造を示す縦断面図、第3図は
第2図の支持フレームとその周辺部の拡大図、第4図は
第2図のフオークガイドとその周辺部の拡大図、第5図
(A)及び(B)は第2図のフオークとガイドロッドと
の係合状態を説明する正面図及び平面図、第6図は製品
の吊り中心を吊ビームの中心に合わせるためのリフタフ
レームの作動状態を説明する図である。 1…クレーン、2…吊部材、3…吊ビーム、4…フオー
ク、4c…凹溝、7…リフタフレーム、8…フオークガイ
ド、15…支持フレーム、16…ガイドロッド、16a…突
起、23…センサ、P…製品、Q…ダンネージ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岡野 和彦 福岡県北九州市小倉北区南丘3丁目4― 15 (72)考案者 松成 隆央 福岡県北九州市小倉南区中曽根5丁目10 ―32 (72)考案者 中山 春海 福岡県宗像市大字田久376―2 (56)参考文献 特開 昭57−27889(JP,A) 特開 昭60−218288(JP,A) 特開 昭61−37689(JP,A) 実公 昭49−24122(JP,Y1)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クレーンに吊部材を介してほぼ水平に吊持
    された上下動自在な吊ビームと、該吊ビームの下部に間
    隔をあけて垂設された横動可能な複数の支持フレーム
    と、 夫々の支持フレームの下部にほぼ水平に取付けられ且つ
    その取付け部を中心として回動自在に支持された複数の
    リフタフレームと、夫々のリフタフレームの端部に下方
    に向かって延出固定されたフオークガイドと、このフオ
    ークガイドの下部にリフタフレームとほぼ平行に取付け
    られ且つリフタフレームと共に回動する複数のフオーク
    と、を備え、これらリフタフレーム、フオークガイド及
    びフオークによりコ字状支持部を成し、 前記フオークは、その一端が前記フオークガイド内に上
    下動自在に嵌設され且つ他端が自由端に形成され、 前記リフタフレームの他方の端部に駆動手段によって上
    下動自在にガイドロツドが嵌挿され、前記ガイドロッド
    の下端に突起が形成され、前記フオークの自由端に凹溝
    が形成され、該凹溝に前記突起が差し込まれて両者係合
    可能に形成されていると共に、この係合状態を検出する
    センサを備え、該センサの検出が非係合状態であるとき
    はガイドロッドを下動させ、係合状態の正常位置である
    ときはガイドロッドの下動を停止するよう形成したこと
    を特徴とするフオーク式吊具。
  2. 【請求項2】前記フオークの自由端が、これに係合する
    ガイドロッドの外側面よりフオークガイド側に位置する
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のフオーク式吊具。
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