JP2503298Y2 - 蓋付運搬容器 - Google Patents

蓋付運搬容器

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JP2503298Y2
JP2503298Y2 JP1989049343U JP4934389U JP2503298Y2 JP 2503298 Y2 JP2503298 Y2 JP 2503298Y2 JP 1989049343 U JP1989049343 U JP 1989049343U JP 4934389 U JP4934389 U JP 4934389U JP 2503298 Y2 JP2503298 Y2 JP 2503298Y2
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JP
Japan
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lid
fitting hole
container body
taper
container
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JP1989049343U
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JPH0315360U (ja
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哲也 徳渕
良夫 松本
裕二 山本
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はプリント基板、集積回路素子等の電子部品を
収納運搬するための蓋付運搬容器に関する。
[従来の技術] 従来、パッケージを収納運搬するに際しては蓋付運搬
容器が使用されているが、その蓋体の開閉は、筺体の係
止突片を容器本体側にフック及びフック穴等を係合させ
て開閉させるようになっていた。
[考案が解決しようとする課題] 上述した従来の蓋付運搬容器は、蓋体の係止突片を容
器本体側に単にフック及びフック穴等を係合させて開閉
させるようになっているので、物品収納後は容器本体か
ら蓋体が離脱して開いたりすることがあるという欠点が
あった。たとえ、蓋体が離脱しにくいものであったとし
ても、蓋体の開閉機構が複雑となり、開閉しにくいとい
う欠点があった。
[課題を解決するための手段] 本考案は上述した従来の課題を解決するためになされ
たものであり、容器本体の一端側に蓋体の一端を連結し
てなる蓋付運搬容器において、 上記容器本体には上記蓋体との連結側との反対側の側
壁に凹溝を設けると共に、該凹溝に板状の係止板を収納
自在に設けてなり、 上記係止板は、先端に配された嵌合孔と上記嵌合孔の
前面で上縁端に配された面取り部とを設けてなり、 上記蓋体には上記容器本体との連結側との反対側の側
壁の上記係止板との対応位置に係止突片を設け、 上記係止突片は、その先端部において外方に突出する
突出部を有し、この突出部は上記嵌合孔の大きさより小
さく該嵌合孔内に差込み可能な上り勾配状に形成された
第1のテーパーと、基部側に上記嵌合孔の面取り部と相
衝合して係止する下り勾配状の第2のテーパーとを設け
てなり、 かつ、容器閉塞時において上記係止板に設けた嵌合孔
に上記係止突片を差込むことにより、上記第2のテーパ
ーが上記面取り部に衝合自在とされる構成としている。
[実施例] 次に、本考案について図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す閉塞状態の斜視図、
第2図は開放状態の斜視図、第3図は容器本体と蓋体と
に設けた係止機構の部分断面図である。
本考案は第1図及び第2図に示すように容器本体1と
蓋体2とからなり、容器本体1と蓋体2とは蝶番6を介
して開閉自在としてある。なお、蝶番6,6は蓋体2を第
1図のように閉じた場合に凹溝9,9(第2図参照)に夫
々挿入され、蝶番6,6の容器側面からの突出の防止を図
っている。
上記容器本体1は、係止板3と、凹溝7と、クッショ
ン材10とを設けてなる。
上記係止板3は板状で、蓋体2との連結側と反対の開
放端側の側壁の両側各々に配されている。また、係止板
3は先端に長方形状の嵌合孔4を有している。なお、本
実施例では、係止板3を2箇所に設けたが、3箇所以上
としてもよい。
さらに、係止板3は嵌合孔4の上端縁前面に面取り部
4aを設けている。
上記凹溝7は、係止板3との各々の対応位置に係止板
3全体が収納可能な大きさで凹状に形成されている(第
2図参照)。
上記蓋体2は、係止突片5と、凹溝7と、クッション
材10とを設けてなる。
上記凹溝8は、容器本体1の凹溝7との対応位置に配
されており、その内部に係止突片5が形成されている。
係止突片5は、容器本体1の係止板3との対応位置に
配され、嵌合孔4と嵌合するようになっている。
また、係止突片5は、その先端部において外方に突出
する突出部を有し、この突出部は上記係止板3の嵌合孔
4の上端縁を摺接案内し得る上り勾配状の第1のテーパ
ー51と、第1のテーパー51に近接して形成されると共
に、係止板3の面取り部4aと相衝合可能な第2のテーパ
ー52とを設けてなるもである。
上記第1のテーパー51は係止突片5の先端が嵌合孔4
の開口大きさより小さくなるように配され、嵌合孔4内
へ差込みができるようになっている。
第2のテーパー52は、その水平面からの角度Q(第3
図)は、5〜45°程度が好ましい。なお、本実施例で
は、第2のテーパー52を第1のテーパー51に連続して形
成するようにしたが、間に平坦な部分を設けるようにし
てもよい。
なお、容器本体1及び蓋体2のクッション材10は、発
泡体等を使用し、各々の内部に配されている。
次に使用例を説明する。
まず、容器本体1内にプリント基板等を収納した後、
蓋体2を閉める。このとき、蓋体2の係止突片5を係止
板3の嵌合孔4に差し込む。具体的には、係止突片5の
第1のテーパー51の先から差し込み、第2のテーパー52
が係止板3の面取り部4aと相衝合するまで挿入するよう
にする。これにより、第2のテーパー52と面取り部4aが
係止し、容器本体1に蓋体2を固定することができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案は、容器本体の一端側に蓋
体の一端を連結してなる蓋付運搬容器において、上記容
器本体には上記蓋体との連結側との反対側の側壁に、凹
溝と該凹溝に収納される板状の係止板とを設け、上記係
止板は、先端に配された嵌合孔と、上記嵌合孔の前面で
上縁端に配された面取り部とを設けてなり、上記蓋体に
は上記容器本体との連結側との反対側の側壁の上記係止
板との対応位置に係止突片を設け、上記係止突片は、そ
の先端部において外方に突出する突出部を有し、この突
出部は上記嵌合孔の大きさより小さく該嵌合孔内に差込
み可能な上り勾配状に形成された第1のテーパーと、基
部側に上記嵌合孔の面取り部と相衝合して係止する下り
勾配状の第2のテーパーとを設けた構成とすることによ
り、係止板の嵌合孔に係止突片の先端の第1のテーパー
を差し込み、係止板の面取り部に係止突片の第2のテー
パーが相衝合して係止して蓋体を容器本体に固定するよ
うにしたので、係止突片の差し込みにより容易に蓋閉め
ができ、また、面取り部と第2のテーパーによる斜方向
の平面同志の噛み合わせにより係止するようにしたの
で、係止突片の嵌合孔からの抜けを防止することがで
き、蓋体を強固に閉状態にしておくことができ、蓋体の
離脱を防止することができる効果がある。
さらに、上記係止突片は、容器閉塞時に上記容器本体
に設けられた嵌合孔に差込み自在とされていることによ
り、係止突片と上記嵌合孔との嵌合による蓋体と容器本
体からの離脱防止力に加えて、係止突片側面と凹溝側面
との摩擦力による離脱防止力が加わるので離脱防止をよ
り強力にすることができ、また一方で、この離脱防止力
の強化により容器開放時に開けにくくなるという不都合
が生じることもあるが、係止突片がその先端部において
上記突出部を有することにより該係止突片に指をかけて
開け易くなるため、不都合は緩和される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る蓋付運搬容器の一実施例を示す斜
視図、第2図は本考案の開放状態の斜視図、第3図は容
器本体と蓋体とに設けた係止機構の部分断面図である。 1:容器本体、2:蓋体 3:係止板、4:嵌合孔 5:係止突片、6:蝶番 7,8:凹溝、10:クッション材 4a:面取り部、51:第1のテーパー 52:第2のテーパー
フロントページの続き (72)考案者 山本 裕二 神奈川県平塚市真土2480番地 三菱樹脂 株式会社平塚工場内 (56)参考文献 実開 昭53−75321(JP,U) 実開 昭51−100202(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体の一端側に蓋体の一端を連結して
    なる蓋付運搬容器において、 上記容器本体には上記蓋体との連結側との反対側の側壁
    に凹溝を設けると共に、該凹溝に板状の係止板を収納自
    在に設けてなり、 上記係止板は、先端に配された嵌合孔と上記嵌合孔の前
    面で上縁端に配された面取り部とを設けてなり、 上記蓋体には上記容器本体との連結側との反対側の側壁
    の上記係止板との対応位置に係止突片を設け、 上記係止突片は、その先端部において外方に突出する突
    出部を有し、この突出部は上記嵌合孔の大きさより小さ
    く該嵌合孔内に差込み可能な上り勾配状に形成された第
    1のテーパーと、基部側に上記嵌合孔の面取り部と相衝
    合して係止する下り勾配状の第2のテーパーとを設けて
    なり、 かつ、容器閉塞時において上記係止板に設けた嵌合孔に
    上記係止突片を差込むことにより、上記第2のテーパー
    が上記面取り部に衝合自在とされてなることを特徴とす
    る蓋付運搬容器。
JP1989049343U 1989-04-26 1989-04-26 蓋付運搬容器 Expired - Lifetime JP2503298Y2 (ja)

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JPH0315360U JPH0315360U (ja) 1991-02-15
JP2503298Y2 true JP2503298Y2 (ja) 1996-06-26

Family

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JP7485889B2 (ja) * 2018-12-28 2024-05-17 キョーラク株式会社 容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS51100202U (ja) * 1975-02-10 1976-08-11
JPS5375321U (ja) * 1976-11-24 1978-06-23

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