JP2503210Y2 - 永久磁石回転子 - Google Patents

永久磁石回転子

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JP2503210Y2
JP2503210Y2 JP1985139529U JP13952985U JP2503210Y2 JP 2503210 Y2 JP2503210 Y2 JP 2503210Y2 JP 1985139529 U JP1985139529 U JP 1985139529U JP 13952985 U JP13952985 U JP 13952985U JP 2503210 Y2 JP2503210 Y2 JP 2503210Y2
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JP
Japan
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permanent magnet
rotor
hole
magnetic pole
stopper portion
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JP1985139529U
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JPS6251967U (ja
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豊 柴田
寛 宮沢
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Nidec Sankyo Corp
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Nidec Sankyo Corp
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  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、極異方性永久磁石を用いた永久磁石回転子
に関する。
〔従来技術〕
従来永久磁石回転子を用いるインダクターモーターで
は起動時、時計方向、反時計方向のどちらにも起動回転
して回転方向が定まらない。それ故に例えば第6図のよ
うに回転子14にストッパー部7を形成して回転子14のピ
ニオン8と噛合する歯車15にフリクション機構を介して
逆転止めレバー16を設け、回転子14が図で時計方向に逆
回転した時ストッパー部7と逆転止めレバー16を係合さ
せて回転子の逆回転を停止させ、電源の次の位相で回転
子が反時計方向に正回転した時にはストッパー部と逆転
止めレバーが係合しないように構成されている。
更に従来上記回転子14の永久磁石17は等方性又はラジ
アル異方性の磁石材を用いると磁石は回転方向には特性
上の変化を示さない為、任意の位置に着磁出来るから同
磁石材にピニオンとストッパー部が合成樹脂材で成形さ
れた後、ストッパー部を治具に位置決めしてストッパー
部に対して角度θの着磁点を位置出しして磁極を形成し
ていた。しかし、上記磁石材では磁石のエネルギーその
ものに限界があって軽量、薄型、小型でエネルギーの大
きな回転子が得られない欠点がある。
上記永久磁石の磁石材には極異方性で体積当たりの磁
力が強力な磁石材があるが、その磁石材は磁極形成部が
あらかじめ定められている構成となっている。そのため
その磁極形成部に対しストッパー部の位置をあらかじめ
精度高く設定しないと所定の角度θが得られず、ストッ
パー部と逆転止めレバーが衝突した瞬間に回転子を正回
転されるトルクが効率良く発生する様な位置関係を保つ
ことが出来ない。この結果モーターが起動しない現象が
生じる。第6図でストッパーの位置がズレてステータの
磁極と回転子の磁極が対向する位置でストッパーが逆転
止めレバーに度当たりするようになると、回転子に作用
する力が中心に向かってしまい、起動トルクにならず、
回転子の起動不良が発生する欠点がある。
〔考案の目的〕
本考案は上記欠点に鑑み、磁極形成部とストッパー部
との位置関係を正確に設定出来るようにして起動不良等
の発生を防止した永久磁石回転子を提案することであ
る。
〔考案の構成〕
本考案は、磁極形成部と一定の位置関係を持つた位置
決め部分を有する極異方性の永久磁石と、上記位置決め
部分と一定の位置関係を有し上記永久磁石と一体的に回
転するストッパー部とを有することである。
〔実施例〕
以下、図示の実施例で本考案を説明する。永久磁石回
転子は第1図から第3図で示されるとうり、極異方性永
久磁石1には複数の磁極形成部2の1箇所に合わせて一
定の位置関係を持つた位置決め部分として透孔3と内向
き凸部4が形成されると共に中心に中心孔5が形成され
ている。そしてこの永久磁石1の中心孔5に合成樹脂材
で中空軸部6が形成され、中空軸部6の上側部に上記位
置決め部分の透孔3と一定の位置関係を有するストッパ
ー部7とピニオン8が一体に形成されている。上記中空
軸部6が形成される時、永久磁石1は透孔3を利用して
金型に対して位置決めされる。そしてストッパー部7は
透孔3と凸部4の中心を通る線aに対し一側が角度θと
なるように永久磁石1に対し形成される。
上記極異方性永久磁石1の着磁1は透孔3を基準とし
て利用することにより外周の磁極形成部2に磁極N、S
が交互に着磁される。着磁は上側の端面に着磁してもよ
い。
上記のように極異方性の永久磁石1の磁極形成部2の
1箇所に対し一定の位置関係を持った位置決め部分の透
孔3と凸部4を設け、ストッパー部7を形成する時スト
ッパー部7を透孔3と凸部4に対し一定の位置関係を持
って形成したから、磁極形成部2とストッパー部7の角
度θが精度高く形成され、ストッパー部が逆転止めレバ
ーと衝突した瞬間、磁極形成部がステータの磁極中心と
対向することがないから回転子を正回転させるトルクが
効率良く発生して電源の次の位相で確実に正回転され
る。更に極異方性永久磁石1の使用が可能となり、体積
当たりの出力パワーが増大されてトルクアップとなり、
小型化することが出来る。
上記磁極形成部2とストッパー部7の角度θにバラツ
キがあっても、その範囲が電気角で120°(±60°)以
内であればよく、上記のように形成されれば上記効果が
得られ、好ましくは90°以内に収まれば好結果が得られ
る。
上記説明では透孔3と凸部4が極異方性の永久磁石1
に1箇所設けられたが、複数箇所に設けてもよい。上記
内向き凸部を内向き凹部で形成してもよい。上記透孔3
は上面又は下面にのみ露出した底部のある穴即ち凹部で
もよい。
上記説明では金型に永久磁石1を位置決めする時と着
磁の折透孔3で位置決めしたが、永久磁石1の中心孔5
の中程の壁面に磁極形成部2と一定の位置関係を持つ凸
部を設け、光センサー位置を確認して位置決めしてもよ
い。
第4図は極異方性永久磁石1の中心孔が磁極形成部2
に対し一定の位置関係を持って位置決めされたD孔9で
形成され、このD孔で金型に位置決めされ、別に形成さ
れた中空軸部6のDカット形成された軸部10がD孔9に
圧入固定されている。
中空軸部6にはDカットされた軸部10の平面に対し一
定の位置関係を有するストッパー部7が位置決め形成さ
れている。
第5図は極異方性永久磁石1に中心孔5と磁極形成部
2と一定の位置関係を持つた位置決め部分となるボス11
が形成され、別に形成された中空軸部6に軸部12と透孔
13と透孔13に対し一定の位置関係を有するストッパー部
7が形成されて中心孔5に軸部12が、ボス11が透孔13に
夫々圧入固定されている。
第4図、第5図のように永久磁石回転子が構成される
と、中空軸部6のDカット軸部10や透孔13に対するスト
ッパー部7の位置決めを行えばよいので着磁角度θの管
理が部品の精度管理で行なうことが出来て品質の安定化
が図れる。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように構成されたから、あらかじめ着
磁点が定められた極異方性永久磁石の磁極形成部に対し
ストッパー部が一定の位置関係を持って形成され、回転
子の起動特性が確保でき、回転子の起動時に逆転止めレ
バーによってその回転方向を一方向に規制するようなモ
ータへ等方性磁石やラジアル異方性磁石に比べて体積当
たりの磁力が強い極異方性の永久磁石を使用することが
可能となって、牽いては、モータの大型化をせずにトル
クアップが図られ、あるいはモータの小型化を実現する
ことが出来る等実用上優れた効果を奏する永久磁石回転
子を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例が示され、第1図は永久磁石回転
子の平面図、第2図は永久磁石回転子の断面側面図、第
3図は極異方性永久磁石の平面図、第4図、第5図は他
の実施例分解斜視図、第6図は従来の等方性永久磁石回
転子とストッパー部とステータ磁極と逆転止めレバーを
示す平面図、第7図は等方性永久磁石回転子とストッパ
ー部の平面図、第8図は同断面側面図である。 1……極異方性の永久磁石、2……磁極形成部、3、
9、11……磁極形成部と一定の位置関係を持つた位置決
め部分(透孔、D孔、ボス)、7……ストッパー部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−101366(JP,A) 特開 昭58−112437(JP,A) 実開 昭59−18566(JP,U) 実開 昭54−159116(JP,U) 実開 昭53−157822(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】永久磁石と、この永久磁石に一体回転可能
    に結合されるピニオンと、上記永久磁石に一体回転可能
    に結合されると共に、上記ピニオンに連繋された歯車に
    従動可能な逆転止めレバーと係合するためのストッパー
    部とを有してなる永久磁石回転子において、上記永久磁
    石は極異方性の磁石からなり、かつ、上記逆転止めレバ
    ーと上記ストッパー部との係合した位置で上記永久磁石
    の回転方向が一方向に規制されるよう、極異方性磁石の
    磁極形成部とストッパー部とがあらかじめ定められた位
    置になるように、前記両者が互いに他と位置決め係合す
    る位置決め部を設けたことを特徴とする永久磁石回転
    子。
JP1985139529U 1985-09-13 1985-09-13 永久磁石回転子 Expired - Lifetime JP2503210Y2 (ja)

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Publications (2)

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JPS6251967U JPS6251967U (ja) 1987-03-31
JP2503210Y2 true JP2503210Y2 (ja) 1996-06-26

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ID=31045520

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JP1985139529U Expired - Lifetime JP2503210Y2 (ja) 1985-09-13 1985-09-13 永久磁石回転子

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56101366A (en) * 1980-01-12 1981-08-13 Citizen Watch Co Ltd Rotor for small motor
JPS5918566U (ja) * 1982-07-28 1984-02-04 第一精工株式会社 電磁モ−タ用ロ−タ

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Publication number Publication date
JPS6251967U (ja) 1987-03-31

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