JP2503068Y2 - 芯地旋回機構 - Google Patents

芯地旋回機構

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JP2503068Y2
JP2503068Y2 JP1990403847U JP40384790U JP2503068Y2 JP 2503068 Y2 JP2503068 Y2 JP 2503068Y2 JP 1990403847 U JP1990403847 U JP 1990403847U JP 40384790 U JP40384790 U JP 40384790U JP 2503068 Y2 JP2503068 Y2 JP 2503068Y2
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JP
Japan
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interlining
clutch
opening
swiveling
shaft
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Application number
JP1990403847U
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JPH0490464U (ja
Inventor
功 前田
好一 広重
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は農業機械や建設機械にお
いて、湿地にて旋回する場合に、その場で左右のクロー
ラを逆に回転して旋回する芯地旋回を可能とする機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から農業機械における芯地旋回機構
に関する技術は公知とされているのである。例えば特開
平1−314674号公報や、特開平1−314673
号公報に記載の技術の如くである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、該従来の芯地
旋回機構においては、芯地旋回クラッチ機構が油圧式の
クラッチにより構成されているので、芯地旋回機構を具
備したミッション装置と、芯地旋回機構を具備しないミ
ッション装置との作り変えを行うことが出来なかったの
である。また該芯地旋回機構の部分のクラッチ板が摩耗
した場合にも、ミッション装置の全体を分解する必要が
あったのである。本考案は以上のような従来技術の不具
合いを解消するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明
する。ミッションケース1の車軸24L・24Rの支持
部開口の近傍に、別の開口部Aを設け、該開口部Aよ
り、芯地旋回ギア7・8と芯地旋回クラッチ機構Cを支
持した芯地旋回クラッチ軸2を挿入可能とし、該芯地旋
回クラッチ軸2は一方をミッションの内部に軸受支持
し、他方を該開口部Aを閉塞する開口部蓋3により軸受
支持し、該開口部蓋3に、芯地旋回クラッチ機構Cを断
接する、クラッチアクチュエータ11とカムボール4と
芯地旋回レバー軸12と芯地旋回レバー13を付設支持
し、更にミッションケース1内に芯地旋回クラッチ機構
Cを配置しない場合は、該開口部Aを閉塞するだけの開
口部蓋33により、開口部Aを閉塞したものである。
【0005】
【作用】本考案は以上の如く構成したので、次のように
作用するのである。即ち、該ミッションケース1の下方
に設けた開口部Aに芯地旋回クラッチ機構Cを挿入した
場合には、操向クラッチの左右の一方が断の状態で、接
続された方の回転が芯地旋回クラッチ機構Cを介して、
他方の車軸に伝達され、間で回転を逆転すべく軸の数を
配置しているので、左右の車軸24L・24Rが逆転回
転するのである。これにより左右の車輪が逆に進むこと
により、芯地旋回が可能となるのである。該芯地旋回ク
ラッチ機構Cは開口部Aの開口部蓋3を外すことによ
り、該開口部Aから脱着が可能であり、芯地旋回機構を
必要とする場合と、不必要の場合とで、簡単に取り外し
・取付けが出来るのである。
【0006】
【実施例】本考案の実施例を説明する。図1は本考案の
芯地旋回機構の要部を示す拡大後面断面図、図2は同じ
くミッションケース1の側面図、図3はミッションケー
ス1の全体後面断面図、図4は芯地旋回クラッチ機構C
を外した状態の要部の後面断面図である。図1・図2に
おいてミッションの全体機構について説明する。ミッシ
ョンケース1の伝動系統の上段より、入力軸17と変速
軸19と、操向軸20と、減速軸23と、左右の車軸2
4L・24Rが配置されている。そして該車軸24L・
24Rの近傍に、まず芯地旋回カウンター軸26が配置
されて、次に芯地旋回クラッチ軸2が配置されている。
入力軸17に配置された入力プーリ18にエンジンから
の動力が入力される。そして入力軸17と変速軸19の
間で、高中低の3段の変速が行われる。変速後の回転が
操向軸20の中央部に伝達される。該操向軸20の上に
は、操向クラッチ22L・22Rと、操向ブレーキ21
L・21Rが配置されている。該操向クラッチ22L・
22Rと操向ブレーキ21L・21Rの断接により、緩
旋回と急旋回を行う。操向クラッチ22L・22Rと操
向ブレーキ21L・21Rにより操向断接された後の回
転が、左右の大径ギア36L・36Rに伝達される。そ
して該大径ギア36L・36Rの回転が、次に小径ギア
27L・27Rから、ファイナルギア25L・25Rに
伝達される。
【0007】ここまでは通常の農業機械のミッション装
置であるが、本考案においては、芯地旋回を可能とする
為の、ミッションケース1内に、芯地旋回カウンター軸
26と芯地旋回クラッチ軸2を別に配置可能としている
のである。芯地旋回カウンター軸26は左右のミッショ
ンケース1L・1Rの間に、挟持しており、脱着は不可
能であるが、芯地旋回クラッチ軸2は、ミッションケー
ス1Rと開口部蓋3との間に介装しているので、開口部
蓋3を外すことにより、ミッションケース1の分解をし
なくとも、脱着することができるように構成しているの
である。そして芯地旋回機構の場合には、次のように作
用するのである。即ち、操向クラッチ22Lが切られ
て、芯地旋回クラッチ5が接続されると、操向クラッチ
22Rから、大径ギア36Rと小径ギア27Rをへて、
ファイナルギア25Rに伝達された回転が、ファイナル
ギア25Rから芯地旋回カウンター軸26の上のカウン
タギア9に伝達されて、カウンタギア9が芯地旋回クラ
ッチ軸2の上のギア7と噛合しているので、芯地旋回ク
ラッチ軸2が回転する。ギア7が芯地旋回クラッチ軸2
を回転し、該芯地旋回クラッチ5が接続されているの
で、クラッチギア8が回転する。該クラッチギア8は、
左側のファイナルギア25Lと噛合しているので、車軸
24Rとは全く逆方向の回転を車軸24Lに伝達するの
である。逆方向の芯地旋回の場合には、操向クラッチ2
2Lが接続されて22Rが切断されて、ファイナルギア
25Lから、クラッチギア8と芯地旋回クラッチ5とギ
ア7とカウンタギア9を介してファイナルギア25Rが
逆転駆動されるのである。
【0008】以上のような構成において、図1と図4に
おいて説明する。芯地旋回クラッチ軸2の上に回転体6
が係合されており、該回転体6とクラッチケース35と
の間に芯地旋回クラッチ5が介装されている。そして該
芯地旋回クラッチ5を押圧して断接を行う押圧筒16・
15が介装されている。該回転体6と押圧筒15との間
には切断方向付勢バネ14が介装されている。また該押
圧筒15を押圧するクラッチアクチュエータ11が設け
られており、該クラッチアクチュエータ11がニードル
ベアリング10を介して、押圧筒15を押圧すべく構成
している。該クラッチアクチュエータ11を押圧するの
はカムボール4であり、該カムボール4は、開口部蓋3
とクラッチアクチュエータ11との間に挟持されてい
る。該クラッチアクチュエータ11の開口部蓋3の側の
面に涙滴状のカム溝が穿設されており、該カム溝内にカ
ムボール4が嵌挿されている。そして芯地旋回レバー1
3を回動すると、芯地旋回レバー軸12が回動し、該芯
地旋回レバー軸12の先端の係合ブレーキによりクラッ
チアクチュエータ11が回動されるのである。該クラッ
チアクチュエータ11の回動により、クラッチアクチュ
エータ11の側の涙滴状のカム溝が開口部蓋3に対して
移動し、クラッチアクチュエータ11が開口部蓋3によ
り押し出されるのである。
【0009】図4においては、芯地旋回機構の必要とし
ない場合を図示している。即ち、操向クラッチと操向ブ
レーキのみによる操向操作だけで十分な場合には、芯地
旋回機構の部分を開口部Aから取り出して、該開口部A
の部分を、開口部Aを閉塞するだけの唯の開口部蓋33
に変更し、芯地旋回レバー13や芯地旋回レバー軸12
の部分を無くし、内部を空間のままにしておくことによ
り、ミッションケース1は標準部品として使用すること
が出来るのである。
【0010】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。 第1に、ミッションケース1の下部には、車軸24L・
24Rの支持部を装着する為の開口が設けられているの
であるが、この車軸支持用の開口とは別の特別の開口部
Aの内部に、芯地旋回機構を配置しているので、該開口
部Aの部分から芯地旋回クラッチ機構Cのみを脱着する
ことが出来るので、該芯地旋回クラッチ機構Cの点検補
修に際してミッションケース1の全体を分解する必要が
無くなったのである。 第2に、芯地旋回クラッチ機構Cを必要としない場合に
は、図4の如く、芯地旋回レバー13や芯地旋回クラッ
チ軸2の軸受部の無い、開口部Aを閉塞するだけの開口
部蓋33に変更し、芯地旋回機構の部分を外すことによ
り、操向クラッチと操向ブレーキのみによる操向の可能
な標準タイプのミッション装置とすることが出来たので
ある。これにより、芯地旋回クラッチ機構Cの具備する
場合と、具備しない場合の作り変えに要するコストを安
くすることが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の芯地旋回機構の要部を示す拡大後面断
面図である。
【図2】同じくミッションケース1の側面図である。
【図3】ミッションケース1の全体後面断面図である。
【図4】芯地旋回クラッチ機構Cを外した状態の要部の
後面断面図である。
【符号の説明】
1 ミッションケース 2 芯地旋回クラッチ軸 3 開口部蓋 4 カムボール 5 芯地旋回クラッチ 6 回転体 7 ギア 8 クラッチギア 9 カウンタギア

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミッションケース1の車軸24L・24
    Rの支持部開口の近傍に、別の開口部Aを設け、該開口
    部Aより、芯地旋回ギア7・8と芯地旋回クラッチ機構
    Cを支持した芯地旋回クラッチ軸2を挿入可能とし、該
    芯地旋回クラッチ軸2は一方をミッションの内部に軸受
    支持し、他方を該開口部Aを閉塞する開口部蓋3により
    軸受支持し、該開口部蓋3に、芯地旋回クラッチ機構C
    を断接する、クラッチアクチュエータ11とカムボール
    4と芯地旋回レバー軸12と芯地旋回レバー13を付設
    支持し、更にミッションケース1内に芯地旋回クラッチ
    機構Cを配置しない場合は、該開口部Aを閉塞するだけ
    の開口部蓋33により、開口部Aを閉塞したことを特徴
    とする芯地旋回機構。
JP1990403847U 1990-12-18 1990-12-18 芯地旋回機構 Expired - Lifetime JP2503068Y2 (ja)

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JP1990403847U JP2503068Y2 (ja) 1990-12-18 1990-12-18 芯地旋回機構

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Publication Number Publication Date
JPH0490464U JPH0490464U (ja) 1992-08-06
JP2503068Y2 true JP2503068Y2 (ja) 1996-06-26

Family

ID=31881566

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH089337B2 (ja) * 1988-06-15 1996-01-31 井関農機株式会社 スピンターン用ギヤボツクス

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JPH0490464U (ja) 1992-08-06

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