JPH04277373A - 作業車輌の動力伝動装置 - Google Patents
作業車輌の動力伝動装置Info
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- JPH04277373A JPH04277373A JP3037474A JP3747491A JPH04277373A JP H04277373 A JPH04277373 A JP H04277373A JP 3037474 A JP3037474 A JP 3037474A JP 3747491 A JP3747491 A JP 3747491A JP H04277373 A JPH04277373 A JP H04277373A
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- JP
- Japan
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- clutch
- hydraulic
- shaft
- brake
- power transmission
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- Granted
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims abstract description 25
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 claims description 19
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 9
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 8
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 claims description 4
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 4
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
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- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトラクタ等の作業車輌の
動力伝動装置において、特に連れ回り防止ブレーキ機構
に関する。
動力伝動装置において、特に連れ回り防止ブレーキ機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からトラクタ等の作業車輌の動力伝
動装置において、クラッチを中立にした後も、慣性力に
より回転を続けるのを阻止する為に連れ回り防止ブレー
キを設け、該制動を油圧により行う技術は公知とされて
いるのである。例えば実開昭58−63127号公報に
記載の技術の如くである。
動装置において、クラッチを中立にした後も、慣性力に
より回転を続けるのを阻止する為に連れ回り防止ブレー
キを設け、該制動を油圧により行う技術は公知とされて
いるのである。例えば実開昭58−63127号公報に
記載の技術の如くである。
【0003】
【発明が解決すべき課題】しかし該従来の連れ回り防止
ブレーキにおいては、低温時において油圧クラッチの摩
擦板の間に残留している作動油の粘度が上昇するので、
摩擦板同士が連れ回りをする可能性が大となるという不
具合が発生していたのである。このように寒冷時におい
て、連れ回りが発生しやすいということは、寒冷地の始
動の際において、機体が発進してしまうという不具合と
なっていたのであ。本発明はこのような寒冷地に於ける
油圧クラッチの連れ回りを解消するものである。また、
主軸をクラッチ軸の前端に装着することにより、クラッ
チ軸12と主軸15の両方を制動出来て、油圧クラッチ
L・R・Hの全てに制動力が効くように構成したもので
ある。またクラッチ軸12に油路を集中出来るように構
成したものである。
ブレーキにおいては、低温時において油圧クラッチの摩
擦板の間に残留している作動油の粘度が上昇するので、
摩擦板同士が連れ回りをする可能性が大となるという不
具合が発生していたのである。このように寒冷時におい
て、連れ回りが発生しやすいということは、寒冷地の始
動の際において、機体が発進してしまうという不具合と
なっていたのであ。本発明はこのような寒冷地に於ける
油圧クラッチの連れ回りを解消するものである。また、
主軸をクラッチ軸の前端に装着することにより、クラッ
チ軸12と主軸15の両方を制動出来て、油圧クラッチ
L・R・Hの全てに制動力が効くように構成したもので
ある。またクラッチ軸12に油路を集中出来るように構
成したものである。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明の解決すべき課題は以上
の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明する。 即ち、伝動軸上に配設した油圧式クラッチから構成され
る動力伝動装置において、油圧クラッチの中立時に伝動
軸を制御する連れ回り防止ブレーキを設け、該連れ回り
防止ブレーキへの油圧を、作動油温度検出結果に基づい
て制御し、低温時には連れ回り防止ブレーキの制動力を
大とし、高温時には連れ回り防止ブレーキの制動力を小
としたものである。また、クラッチ軸と主軸の上に、油
圧クラッチL・R・Hを配置すると共に、クラッチ軸1
2の先端に連れ回り防止ブレーキを配置したものである
。
の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明する。 即ち、伝動軸上に配設した油圧式クラッチから構成され
る動力伝動装置において、油圧クラッチの中立時に伝動
軸を制御する連れ回り防止ブレーキを設け、該連れ回り
防止ブレーキへの油圧を、作動油温度検出結果に基づい
て制御し、低温時には連れ回り防止ブレーキの制動力を
大とし、高温時には連れ回り防止ブレーキの制動力を小
としたものである。また、クラッチ軸と主軸の上に、油
圧クラッチL・R・Hを配置すると共に、クラッチ軸1
2の先端に連れ回り防止ブレーキを配置したものである
。
【0005】
【作用】次に本発明の作用を説明する。該クラッチハン
ジング14の上部で作動油温度検出センサーCを配置し
た部分には、油圧ポンプ36からの作動油が通過すべく
構成している。故に該作動油温度検出センサーCにより
作動油の温度を検出し、該検出値を電気信号に変換して
比例電磁減圧弁9に送信している。該比例電磁減圧弁9
により、作動油の温度が低い場合には、作動油圧力を加
圧して、連れ回り防止ブレーキBの制動アクチュエータ
33の操作圧力を上昇するのである。これにより、連れ
回り防止ブレーキBのアクチュエータの制動力を大にし
て、確実に連れ回り制動を行うのである。逆に作動油の
温度が上昇した場合には、比例電磁減圧弁9により連れ
回り防止ブレーキBの操作圧油力を低下させるのである
。
ジング14の上部で作動油温度検出センサーCを配置し
た部分には、油圧ポンプ36からの作動油が通過すべく
構成している。故に該作動油温度検出センサーCにより
作動油の温度を検出し、該検出値を電気信号に変換して
比例電磁減圧弁9に送信している。該比例電磁減圧弁9
により、作動油の温度が低い場合には、作動油圧力を加
圧して、連れ回り防止ブレーキBの制動アクチュエータ
33の操作圧力を上昇するのである。これにより、連れ
回り防止ブレーキBのアクチュエータの制動力を大にし
て、確実に連れ回り制動を行うのである。逆に作動油の
温度が上昇した場合には、比例電磁減圧弁9により連れ
回り防止ブレーキBの操作圧油力を低下させるのである
。
【0006】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。図1は本発
明の作業車輌の動力伝動装置の側面断面図、図2はクラ
ッチ軸12と連れ回り防止ブレーキBの部分の拡大側面
断面図、図3は高速油圧クラッチHと主軸15の部分の
拡大側面断面図、図4は本発明の作業車輌の動力伝動装
置の油圧回路図、図5は制御ブロック線図、図6は油圧
制御を示す図面である。
明の作業車輌の動力伝動装置の側面断面図、図2はクラ
ッチ軸12と連れ回り防止ブレーキBの部分の拡大側面
断面図、図3は高速油圧クラッチHと主軸15の部分の
拡大側面断面図、図4は本発明の作業車輌の動力伝動装
置の油圧回路図、図5は制御ブロック線図、図6は油圧
制御を示す図面である。
【0007】図1・図2・図3において、全体的な構成
を説明する。エンジンの後面に付設するクラッチハンジ
ング14が設けられており、該クラッチハンジング14
の内部に、主クラッチを兼務する構成の油圧クラッチL
・R・Hが配置されている。エンジンのクランクシャフ
トの回転が、フライホイール17を介して、入力軸11
に伝達されている。該入力軸11の外周にスプライン嵌
合した状態で、固設筒軸25が係合嵌装されており、該
固設筒軸25上に固設ギア18・19と高速油圧クラッ
チHのクラッチケース26が固設されている。そして固
設ギア18は、低速油圧クラッチLのクラッチギア20
と噛合している。また固設ギア19はリバースギア22
と噛合し、更にリバースギア22が後進油圧クラッチR
のクラッチギア21と噛合している。そして低速油圧ク
ラッチLのクラッチケース27はクラッチ軸12に固定
されており、また後進油圧クラッチRのクラッチケース
28も、同様にクラッチ軸12の上に固定されている。
を説明する。エンジンの後面に付設するクラッチハンジ
ング14が設けられており、該クラッチハンジング14
の内部に、主クラッチを兼務する構成の油圧クラッチL
・R・Hが配置されている。エンジンのクランクシャフ
トの回転が、フライホイール17を介して、入力軸11
に伝達されている。該入力軸11の外周にスプライン嵌
合した状態で、固設筒軸25が係合嵌装されており、該
固設筒軸25上に固設ギア18・19と高速油圧クラッ
チHのクラッチケース26が固設されている。そして固
設ギア18は、低速油圧クラッチLのクラッチギア20
と噛合している。また固設ギア19はリバースギア22
と噛合し、更にリバースギア22が後進油圧クラッチR
のクラッチギア21と噛合している。そして低速油圧ク
ラッチLのクラッチケース27はクラッチ軸12に固定
されており、また後進油圧クラッチRのクラッチケース
28も、同様にクラッチ軸12の上に固定されている。
【0008】またクラッチ軸12の後端に固定ギア23
が配置されており、該固定ギア23は、入力軸11の外
周に遊嵌軸受された主軸15に固設された高速油圧クラ
ッチHのクラッチギア24と噛合している。また入力軸
11の後端にはカップリング29を介して、PTO動力
伝達軸13が連設されている。該PTO動力伝達軸13
の外周に筒軸状に構成された主軸15が遊嵌され、別回
転可能とされている。クラッチハンジング14の後面に
はミッションケース16が固定されている。本発明の要
部である連れ回り防止ブレーキBは、該クラッチ軸12
がクラッチハンジング14の軸受壁30により軸受支持
されて、前方に突出した部分に配置されており、連れ回
り防止ブレーキBのブレーキケース31・32も、クラ
ッチハンジング14の軸受壁30の全面に固設されてい
る。そして該ブレーキケース31の内部にクラッチ軸1
2が突出し、該ブレーキケース31は油路受継ケースを
も兼ねている。
が配置されており、該固定ギア23は、入力軸11の外
周に遊嵌軸受された主軸15に固設された高速油圧クラ
ッチHのクラッチギア24と噛合している。また入力軸
11の後端にはカップリング29を介して、PTO動力
伝達軸13が連設されている。該PTO動力伝達軸13
の外周に筒軸状に構成された主軸15が遊嵌され、別回
転可能とされている。クラッチハンジング14の後面に
はミッションケース16が固定されている。本発明の要
部である連れ回り防止ブレーキBは、該クラッチ軸12
がクラッチハンジング14の軸受壁30により軸受支持
されて、前方に突出した部分に配置されており、連れ回
り防止ブレーキBのブレーキケース31・32も、クラ
ッチハンジング14の軸受壁30の全面に固設されてい
る。そして該ブレーキケース31の内部にクラッチ軸1
2が突出し、該ブレーキケース31は油路受継ケースを
も兼ねている。
【0009】該ブレーキケース31・32の内部に制動
アクチュエータ33が嵌入されており、該制動アクチュ
エータ33が制動摩擦板34を押圧することにより、ク
ラッチ軸12の回転に制動が加えられる。また該クラッ
チ軸12の後端は固定ギア23を介してクラッチギア2
4と噛合しているので、主軸15の回転も同時に制動を
受けるのである。該主軸15はミッションケース16内
の主変速と副変速を介して、車軸と車輪の回転を駆動し
ているのであるから、該油圧クラッチL・R・Hの作動
油の粘度の上昇に伴い、主クラッチを切断した状態で、
エンジンと入力軸11からの回転力により、クラッチ軸
12や入力軸11が連れ回りするのを阻止している。
アクチュエータ33が嵌入されており、該制動アクチュ
エータ33が制動摩擦板34を押圧することにより、ク
ラッチ軸12の回転に制動が加えられる。また該クラッ
チ軸12の後端は固定ギア23を介してクラッチギア2
4と噛合しているので、主軸15の回転も同時に制動を
受けるのである。該主軸15はミッションケース16内
の主変速と副変速を介して、車軸と車輪の回転を駆動し
ているのであるから、該油圧クラッチL・R・Hの作動
油の粘度の上昇に伴い、主クラッチを切断した状態で、
エンジンと入力軸11からの回転力により、クラッチ軸
12や入力軸11が連れ回りするのを阻止している。
【0010】エンジンの回転を車輪に伝達しない主クラ
ッチの切断状態は、3個の油圧クラッチL・R・Hの全
てがOFFの状態で発生する。この3個の油圧クラッチ
L・R・Hが共に、連れ回りをしないことが主クラッチ
切断の状態であるから、どの油圧クラッチL・R・Hも
連れ回りをしないことが必要となり、本発明の如く、作
動油温度検出センサーCとからの温度信号に基づいて比
例的に開閉する比例電磁減圧弁9が必要となるのである
。該作動油温度検出センサーCはクラッチハンジング1
4の上部に配置されており、比例電磁減圧弁9は別に配
置されている。該クラッチハンジング14の内部で行わ
れる操作は、該主クラッチの断接と、高速・低速・後進
の3段の変速である。高速段の場合には、入力軸11の
か回転が高速油圧クラッチHの接続により、クラッチケ
ース26からクラッチギア24に伝達されて、入力軸1
1と主軸15が直結状態となり、主変速装置と副変速装
置を介して車輪に伝達される。
ッチの切断状態は、3個の油圧クラッチL・R・Hの全
てがOFFの状態で発生する。この3個の油圧クラッチ
L・R・Hが共に、連れ回りをしないことが主クラッチ
切断の状態であるから、どの油圧クラッチL・R・Hも
連れ回りをしないことが必要となり、本発明の如く、作
動油温度検出センサーCとからの温度信号に基づいて比
例的に開閉する比例電磁減圧弁9が必要となるのである
。該作動油温度検出センサーCはクラッチハンジング1
4の上部に配置されており、比例電磁減圧弁9は別に配
置されている。該クラッチハンジング14の内部で行わ
れる操作は、該主クラッチの断接と、高速・低速・後進
の3段の変速である。高速段の場合には、入力軸11の
か回転が高速油圧クラッチHの接続により、クラッチケ
ース26からクラッチギア24に伝達されて、入力軸1
1と主軸15が直結状態となり、主変速装置と副変速装
置を介して車輪に伝達される。
【0011】また低速段は、入力軸11の固設ギア18
より、クラッチ軸12のクラッチギア20に動力が伝達
されて、該低速油圧クラッチLの接合により、クラッチ
ギア20からクラッチケース27に動力が伝達される。 次にクラッチケース27からクラッチ軸12が回転され
て、クラッチ軸12の後端の固定ギア23から、主軸1
5のクラッチギア24に動力が伝達される。また後進段
の変速は、入力軸11の上の固設筒軸25に固設した固
設ギア19より、リバースギア22を介してクラッチギ
ア21に動力伝達され、後進油圧クラッチRの結合によ
り、クラッチギア21からクラッチケース28を介して
クラッチ軸12が駆動される。該クラッチ軸12から固
定ギア23とクラッチギア24を介して、主軸15が駆
動されるのである。
より、クラッチ軸12のクラッチギア20に動力が伝達
されて、該低速油圧クラッチLの接合により、クラッチ
ギア20からクラッチケース27に動力が伝達される。 次にクラッチケース27からクラッチ軸12が回転され
て、クラッチ軸12の後端の固定ギア23から、主軸1
5のクラッチギア24に動力が伝達される。また後進段
の変速は、入力軸11の上の固設筒軸25に固設した固
設ギア19より、リバースギア22を介してクラッチギ
ア21に動力伝達され、後進油圧クラッチRの結合によ
り、クラッチギア21からクラッチケース28を介して
クラッチ軸12が駆動される。該クラッチ軸12から固
定ギア23とクラッチギア24を介して、主軸15が駆
動されるのである。
【0012】図4においては、本発明の作業車輌の動力
伝動装置の油圧回路が示されている。エンジンに付設さ
れた油圧ポンプからの圧力が、PTO電磁比例弁5と、
後進電磁比例弁4と、低速電磁比例弁3と、高速電磁比
例弁2と、比例電磁減圧弁9に供給されている。それぞ
れの電磁比例弁5・4・3・2は、操作レバーの部分に
設けられた操作スイッチの操作により、圧力を徐々にバ
ランスを取った状態で供給すべく構成されている。該比
例電磁減圧弁9は、後進電磁比例弁4と低速電磁比例弁
3と高速電磁比例弁2がOFFの場合において、ONと
されるように構成されている。そして該比例電磁減圧弁
9には、前述の作動油温度検出センサーCの検出値が送
信されており、作動油の温度に応じて、比例電磁減圧弁
9が開閉されているのである。1は高速緊急操作弁であ
り、緊急事態の発生した場合において、高速油圧クラッ
チHを中立に戻すものである。6はこの油圧クラッチL
・R・Hの回路の為のリリーフバルブである。
伝動装置の油圧回路が示されている。エンジンに付設さ
れた油圧ポンプからの圧力が、PTO電磁比例弁5と、
後進電磁比例弁4と、低速電磁比例弁3と、高速電磁比
例弁2と、比例電磁減圧弁9に供給されている。それぞ
れの電磁比例弁5・4・3・2は、操作レバーの部分に
設けられた操作スイッチの操作により、圧力を徐々にバ
ランスを取った状態で供給すべく構成されている。該比
例電磁減圧弁9は、後進電磁比例弁4と低速電磁比例弁
3と高速電磁比例弁2がOFFの場合において、ONと
されるように構成されている。そして該比例電磁減圧弁
9には、前述の作動油温度検出センサーCの検出値が送
信されており、作動油の温度に応じて、比例電磁減圧弁
9が開閉されているのである。1は高速緊急操作弁であ
り、緊急事態の発生した場合において、高速油圧クラッ
チHを中立に戻すものである。6はこの油圧クラッチL
・R・Hの回路の為のリリーフバルブである。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く構
成したので、寒冷地に於ける低温時において、摩擦板の
間に残留している作動油の粘度が高くなり、油圧クラッ
チL・R・HをOFFとしている時でも、エンジンの回
転が車輪に伝達される恐れがあるが、本発明においては
、該作動油温度検出センサーCにより作動油の温度を検
出して、比例電磁減圧弁9を閉じ、作動油圧力を上昇さ
せることにより、連れ回り防止ブレーキBの制動力を大
にし、連れ回りを回避することが出来るのである。また
、請求項2の如く構成したので、連れ回り防止ブレーキ
Bが1個しか配置されていないが、クラッチ軸12と主
軸15のどちらの連れ回りをも制動することが可能とな
ったのである。また該連れ回り防止ブレーキBをクラッ
チ軸12の前端に配置したことにより、油路をクラッチ
軸12に集中することが出来るという効果を発揮するの
である。
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く構
成したので、寒冷地に於ける低温時において、摩擦板の
間に残留している作動油の粘度が高くなり、油圧クラッ
チL・R・HをOFFとしている時でも、エンジンの回
転が車輪に伝達される恐れがあるが、本発明においては
、該作動油温度検出センサーCにより作動油の温度を検
出して、比例電磁減圧弁9を閉じ、作動油圧力を上昇さ
せることにより、連れ回り防止ブレーキBの制動力を大
にし、連れ回りを回避することが出来るのである。また
、請求項2の如く構成したので、連れ回り防止ブレーキ
Bが1個しか配置されていないが、クラッチ軸12と主
軸15のどちらの連れ回りをも制動することが可能とな
ったのである。また該連れ回り防止ブレーキBをクラッ
チ軸12の前端に配置したことにより、油路をクラッチ
軸12に集中することが出来るという効果を発揮するの
である。
【図1】本発明の作業車輌の動力伝動装置の側面断面図
である。
である。
【図2】クラッチ軸12と連れ回り防止ブレーキBの部
分の拡大側面断面図である。
分の拡大側面断面図である。
【図3】高速油圧クラッチHと主軸15の部分の拡大側
面断面図である。
面断面図である。
【図4】本発明の作業車輌の動力伝動装置の油圧回路図
である。
である。
【図5】制御ブロック線図である。
【図6】油圧制御を示す図面である。
【符号の説明】
B 連れ回り防止ブレーキ
L 低速油圧クラッチ
R 後進油圧クラッチ
H 高速油圧クラッチ
2 高速電磁比例弁
3 低速電磁比例弁
4 後進電磁比例弁
5 PTO電磁比例弁
9 比例電磁減圧弁
11 入力軸
12 クラッチ軸
13 PTO動力伝達軸
14 クラッチハンジング
15 主軸
16 ミッションケース
17 フライホイール
Claims (2)
- 【請求項1】 伝動軸上に配設した油圧式クラッチか
ら構成される動力伝動装置において、油圧クラッチの中
立時に伝動軸を制御する連れ回り防止ブレーキを設け、
該連れ回り防止ブレーキへの油圧を、作動油温度検出結
果に基づいて制御し、低温時には連れ回り防止ブレーキ
の制動力を大とし、高温時には連れ回り防止ブレーキの
制動力を小としたことを特徴とする作業車輌の動力伝動
装置。 - 【請求項2】 請求項1において、クラッチ軸と主軸
の上に、油圧クラッチL・R・Hを配置すると共に、ク
ラッチ軸12の先端に連れ回り防止ブレーキを配置した
ことを特徴とする作業車輌の動力伝動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3037474A JP2818037B2 (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | 作業車輌の動力伝動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3037474A JP2818037B2 (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | 作業車輌の動力伝動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04277373A true JPH04277373A (ja) | 1992-10-02 |
JP2818037B2 JP2818037B2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=12498522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3037474A Expired - Fee Related JP2818037B2 (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | 作業車輌の動力伝動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2818037B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006056859A1 (en) * | 2004-11-24 | 2006-06-01 | Comex S.P.A. | Automatic transmission device |
WO2007063639A1 (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-07 | Aisin Aw Co., Ltd. | 自動変速機 |
JP2008051254A (ja) * | 2006-08-25 | 2008-03-06 | Toyota Motor Corp | 自動変速機の制御装置 |
EP1990561A1 (de) * | 2007-05-10 | 2008-11-12 | Zf Friedrichshafen Ag | Verfahren zum Schalten eines Neutralzustandes eines automatisierten Stufengetriebes |
-
1991
- 1991-03-04 JP JP3037474A patent/JP2818037B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
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