JP2502896Y2 - シ―ルド掘進機 - Google Patents
シ―ルド掘進機Info
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- JP2502896Y2 JP2502896Y2 JP1990094480U JP9448090U JP2502896Y2 JP 2502896 Y2 JP2502896 Y2 JP 2502896Y2 JP 1990094480 U JP1990094480 U JP 1990094480U JP 9448090 U JP9448090 U JP 9448090U JP 2502896 Y2 JP2502896 Y2 JP 2502896Y2
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- shield
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、シールド掘進機に関し、もつと詳しくは、
たとえば泥土圧シールド掘進機などにおけるカツタデイ
スクとバルクヘツドとの間に形成されるカツタチヤンバ
内で掘削土砂の撹拌を行うための構成に関する。
たとえば泥土圧シールド掘進機などにおけるカツタデイ
スクとバルクヘツドとの間に形成されるカツタチヤンバ
内で掘削土砂の撹拌を行うための構成に関する。
従来の技術 典型的な先行技術は、たとえば実公昭59−41272およ
び実公昭60−40703などに開示されている。このシール
ド掘進機では、シールド本体にそれと同心状に回転駆動
されるカツタデイスクを設け、このカツタデイスクの後
方には掘削土砂取込室を形成し、カツタデイスクには、
この掘削土砂取込室に突出する撹拌部材を取付けて構成
される。
び実公昭60−40703などに開示されている。このシール
ド掘進機では、シールド本体にそれと同心状に回転駆動
されるカツタデイスクを設け、このカツタデイスクの後
方には掘削土砂取込室を形成し、カツタデイスクには、
この掘削土砂取込室に突出する撹拌部材を取付けて構成
される。
このような先行技術では、撹拌部材は、シールド本体
の軸線まわりには、カツタデイスクと同一速度でしか回
転せず、したがつて撹拌部材の回転速度をもつと向上し
て、カツタチヤンバにおける掘削土砂の撹拌、さらには
掘削土砂と添加材との混合を充分に行うことが望まれ
る。
の軸線まわりには、カツタデイスクと同一速度でしか回
転せず、したがつて撹拌部材の回転速度をもつと向上し
て、カツタチヤンバにおける掘削土砂の撹拌、さらには
掘削土砂と添加材との混合を充分に行うことが望まれ
る。
他の先行技術は実開昭62−3896に開示されているシー
ルド掘進機である。この先行技術では、カツタデイスク
の中央にセンタシヤフトが固定され、このセンタシヤフ
トがシールド本体と同軸で回転自在に支持されており、
カツタデイスクの後方に形成されるカツタチヤンバには
撹拌羽根が設けられ、この撹拌羽根は、センタシヤフト
の半径方向外方で、シールド本体と同心状に支持されて
回転駆動される。これによつてセンタシヤフトおよびカ
ツタデイスクの回転駆動と、撹拌羽根の回転駆動とを、
シールド本体の軸線まわりに、個別的に行つて、撹拌羽
根によるカツタチヤンバ内での撹拌を充分に行うことが
可能である。
ルド掘進機である。この先行技術では、カツタデイスク
の中央にセンタシヤフトが固定され、このセンタシヤフ
トがシールド本体と同軸で回転自在に支持されており、
カツタデイスクの後方に形成されるカツタチヤンバには
撹拌羽根が設けられ、この撹拌羽根は、センタシヤフト
の半径方向外方で、シールド本体と同心状に支持されて
回転駆動される。これによつてセンタシヤフトおよびカ
ツタデイスクの回転駆動と、撹拌羽根の回転駆動とを、
シールド本体の軸線まわりに、個別的に行つて、撹拌羽
根によるカツタチヤンバ内での撹拌を充分に行うことが
可能である。
考案が解決すべき課題 このような先行技術では、カツタデイスクがセンタシ
ヤフトに固定され、このセンタシヤフトがシールド本体
に支持されているので、小口径の掘削孔を掘削するため
のシールド掘進機として実現は可能であるけれども、そ
れよりも大きい、いわゆる中口径および大口径の掘削孔
を掘削するためのシールド掘進機に関連して実施するこ
とは、カツタデイスクの支持強度などの観点から、不可
能である。
ヤフトに固定され、このセンタシヤフトがシールド本体
に支持されているので、小口径の掘削孔を掘削するため
のシールド掘進機として実現は可能であるけれども、そ
れよりも大きい、いわゆる中口径および大口径の掘削孔
を掘削するためのシールド掘進機に関連して実施するこ
とは、カツタデイスクの支持強度などの観点から、不可
能である。
本考案の目的は、カツタチヤンバにおける掘削土砂の
撹拌を充分に行うことができるとともに、特にいわゆる
中口径および大口径の掘削孔を掘削することができるよ
うにしたシールド掘進機を提供することである。
撹拌を充分に行うことができるとともに、特にいわゆる
中口径および大口径の掘削孔を掘削することができるよ
うにしたシールド掘進機を提供することである。
課題を解決するための手段 本考案は、カツタデイスク２と、そのカツタデイスク
２よりも後方でシールド本体１に固定されるバルクヘツ
ド３との間に、カツタチヤンバ４を形成し、カツタデイ
スク２を半径方向の大略的に中間の支持位置で支持する
シールド掘進機において、 カツタデイスク２の支持位置に対応する半径を有し、
シールド本体１と同心状に、バルクヘツド３に回転自在
に設けられる環状の第１支持体18と、 第１支持体18とカツタデイスク２との間に介在され、
カツタチヤンバ４内で周方向に間隔をあけて設けられる
複数の連結片19と、 第１支持体18の後部に固定される環状の外歯歯車20
と、 外歯歯車20に噛合う第１駆動歯車21と、 第１駆動歯車21を回転駆動し、シールド本体１の中央
よりも上方に配置される第１モータ22と、 第１支持体18よりも半径方向内方で、シールド本体１
と同心状にバルクヘツド３に回転自在に設けられる環状
の第２支持体23と、 第２支持体23に、カツタチヤンバ４内に突出して固定
される撹拌部材28と、 第２支持体23の後部に固定される環状の内歯歯車26
と、 内歯歯車26に噛合う第２駆動歯車26と、 第２駆動歯車26を、第２支持体23が第１支持体18より
も高速度となるように、かつ第１および第２支持体18,2
3の回転方向が相互に逆方向に、回転駆動し、シールド
本体１の中央よりも上方に配置される第２モータ27と、 第１支持体18よりも半径方向外方で、カツタデイスク
２およびバルクヘツド３に、カツタチヤンバ４内に突出
してそれぞれ固定される撹拌羽根32,33と、 第１支持体18よりも半径方向外方で、第１支持体18よ
りも半径方向外方におけるシールド本体１の下部でバル
クヘツド３からカツタチヤンバ４に臨んで設けられ、カ
ツタチヤンバ４内の土砂をシールド本体１の後方に排出
する第１排出手段５と、 第２支持体23よりも半径方向内方におけるバルクヘツ
ド３の下部で、カツタチヤンバ４に臨んで設けられ、カ
ツタチヤンバ４内の土砂をシールド本体１の後方に排出
する第２排出手段29と、 カツタデイスク16の中央に一端部が連結され、他端部
がバルクヘツド３よりも後方に延び、掘削土砂に粘性を
付与する添加材を注入する管路14とを含み、 管路14からの添加材を、カツタデイスク２の前方に臨
んで形成されている添加材吹出口15から吹出すことを特
徴とするシールド掘進機である。
２よりも後方でシールド本体１に固定されるバルクヘツ
ド３との間に、カツタチヤンバ４を形成し、カツタデイ
スク２を半径方向の大略的に中間の支持位置で支持する
シールド掘進機において、 カツタデイスク２の支持位置に対応する半径を有し、
シールド本体１と同心状に、バルクヘツド３に回転自在
に設けられる環状の第１支持体18と、 第１支持体18とカツタデイスク２との間に介在され、
カツタチヤンバ４内で周方向に間隔をあけて設けられる
複数の連結片19と、 第１支持体18の後部に固定される環状の外歯歯車20
と、 外歯歯車20に噛合う第１駆動歯車21と、 第１駆動歯車21を回転駆動し、シールド本体１の中央
よりも上方に配置される第１モータ22と、 第１支持体18よりも半径方向内方で、シールド本体１
と同心状にバルクヘツド３に回転自在に設けられる環状
の第２支持体23と、 第２支持体23に、カツタチヤンバ４内に突出して固定
される撹拌部材28と、 第２支持体23の後部に固定される環状の内歯歯車26
と、 内歯歯車26に噛合う第２駆動歯車26と、 第２駆動歯車26を、第２支持体23が第１支持体18より
も高速度となるように、かつ第１および第２支持体18,2
3の回転方向が相互に逆方向に、回転駆動し、シールド
本体１の中央よりも上方に配置される第２モータ27と、 第１支持体18よりも半径方向外方で、カツタデイスク
２およびバルクヘツド３に、カツタチヤンバ４内に突出
してそれぞれ固定される撹拌羽根32,33と、 第１支持体18よりも半径方向外方で、第１支持体18よ
りも半径方向外方におけるシールド本体１の下部でバル
クヘツド３からカツタチヤンバ４に臨んで設けられ、カ
ツタチヤンバ４内の土砂をシールド本体１の後方に排出
する第１排出手段５と、 第２支持体23よりも半径方向内方におけるバルクヘツ
ド３の下部で、カツタチヤンバ４に臨んで設けられ、カ
ツタチヤンバ４内の土砂をシールド本体１の後方に排出
する第２排出手段29と、 カツタデイスク16の中央に一端部が連結され、他端部
がバルクヘツド３よりも後方に延び、掘削土砂に粘性を
付与する添加材を注入する管路14とを含み、 管路14からの添加材を、カツタデイスク２の前方に臨
んで形成されている添加材吹出口15から吹出すことを特
徴とするシールド掘進機である。
作用 本考案に従えば、シールド本体１に同心状に環状の第
１支持体18を、第１支持体18の後部に固定される環状の
外歯歯車20を、第１モータ22によつて回転駆動される第
１駆動歯車21を用いて回転駆動されるように設ける。カ
ツタデイスク２は、大略的に半径方向の中間付近で支持
される。これによつて、中口径および大口径の掘削孔を
掘削する際に、充分な強度でカツタデイスク２を支持し
て回転駆動することができる。
１支持体18を、第１支持体18の後部に固定される環状の
外歯歯車20を、第１モータ22によつて回転駆動される第
１駆動歯車21を用いて回転駆動されるように設ける。カ
ツタデイスク２は、大略的に半径方向の中間付近で支持
される。これによつて、中口径および大口径の掘削孔を
掘削する際に、充分な強度でカツタデイスク２を支持し
て回転駆動することができる。
また、カツタデイスク２と第１支持体18との間には、
複数の連結片19が周方向に間隔をあけて介在される。連
結片19間には隙間が形成され、カツタチヤンバ４内の土
砂の撹拌作用に寄与する。第１支持体18より半径方向外
方には、撹拌羽根32,33も設けられ、カツタチヤンバ４
内に取込まれた土砂の撹拌を行う。連結片19および撹拌
羽根32,33は、第１モータ22によつて、カツタデイスク
２とともに回転駆動され、半径方向の中間部よりも外方
に存在するので、比較的低速で回転駆動する場合でもあ
る程度の周速がえられ、有効な撹拌作用を行わせること
ができる。
複数の連結片19が周方向に間隔をあけて介在される。連
結片19間には隙間が形成され、カツタチヤンバ４内の土
砂の撹拌作用に寄与する。第１支持体18より半径方向外
方には、撹拌羽根32,33も設けられ、カツタチヤンバ４
内に取込まれた土砂の撹拌を行う。連結片19および撹拌
羽根32,33は、第１モータ22によつて、カツタデイスク
２とともに回転駆動され、半径方向の中間部よりも外方
に存在するので、比較的低速で回転駆動する場合でもあ
る程度の周速がえられ、有効な撹拌作用を行わせること
ができる。
さらに、第１支持体18よりも半径方向内方には、環状
の第２支持体23が配置され、撹拌部材28をカツタチヤン
バ４内に突出させ、第２支持体23の後部には環状の内歯
歯車26が固定され、第２モータ27によつて回転駆動され
る第２駆動歯車26を用いて第１支持体18よりも高速度で
回転駆動することができる。これによつて、中央付近の
土砂は効率的に撹拌される。
の第２支持体23が配置され、撹拌部材28をカツタチヤン
バ４内に突出させ、第２支持体23の後部には環状の内歯
歯車26が固定され、第２モータ27によつて回転駆動され
る第２駆動歯車26を用いて第１支持体18よりも高速度で
回転駆動することができる。これによつて、中央付近の
土砂は効率的に撹拌される。
しかも本考案に従えば、第１および第２支持体18,23
の回転方向は相互に逆方向である。これによつてカツタ
デイスク２に固定されている撹拌羽根32と、第２支持体
23の撹拌部材28との相対的な速度を高くして、カツタチ
ヤンバ４内の土砂を充分に効率よく撹拌することが可能
になる。
の回転方向は相互に逆方向である。これによつてカツタ
デイスク２に固定されている撹拌羽根32と、第２支持体
23の撹拌部材28との相対的な速度を高くして、カツタチ
ヤンバ４内の土砂を充分に効率よく撹拌することが可能
になる。
さらにまた、第１支持体18よりも半径方向外方および
中央付近のバルクヘツド３には、第１および第２排出手
段がそれぞれ設けられ、撹拌された土砂を迅速にカツタ
チヤンバ４内から排出することができる。
中央付近のバルクヘツド３には、第１および第２排出手
段がそれぞれ設けられ、撹拌された土砂を迅速にカツタ
チヤンバ４内から排出することができる。
しかも第１排出手段５は、第１支持体18よりも半径方
向外方におけるシールド本体１の下部に設けられてお
り、カツタチヤンバ４内の土砂を迅速に排出することが
できるとともに、第２排出手段29は、第２支持体23より
も半径方向内方におけるバルクヘツド３の下部で設けら
れ、したがつてこのことによつてもまたカツタチヤンバ
４内の土砂を充分に効率よく迅速に排出することが可能
になる。
向外方におけるシールド本体１の下部に設けられてお
り、カツタチヤンバ４内の土砂を迅速に排出することが
できるとともに、第２排出手段29は、第２支持体23より
も半径方向内方におけるバルクヘツド３の下部で設けら
れ、したがつてこのことによつてもまたカツタチヤンバ
４内の土砂を充分に効率よく迅速に排出することが可能
になる。
さらに本考案に従えば、第１および第２支持体18,23
は環状であり、それらに外歯歯車20と内歯歯車26とがそ
れぞれ固定されて回転駆動されるように構成されている
ので、シールド本体１の軸線付近の中央空間を大きくす
ることができ、これによつて前述のように第２排出手段
29を設け、さらにまた添加材を注入する管路14を配置す
ることが可能になる。
は環状であり、それらに外歯歯車20と内歯歯車26とがそ
れぞれ固定されて回転駆動されるように構成されている
ので、シールド本体１の軸線付近の中央空間を大きくす
ることができ、これによつて前述のように第２排出手段
29を設け、さらにまた添加材を注入する管路14を配置す
ることが可能になる。
実施例 第１図は、本考案の一実施例の泥土圧シールド掘進機
の断面図である。直円筒状のシールド本体１の前部に
は、カツタデイスク２が設けられ、このカツタデイスク
２の後方にはシールド本体１に固定されたバルクヘツド
３が設けられる。カツタデイスク２とバルクヘツド３と
の間には、掘削土砂が取込まれるカツタチヤンバ４が形
成され、このカツタチヤンバ４の土砂は、第１支持体18
よりも半径方向外方におけるシールド本体１の下部で、
バルクヘツド３からカツタチヤンバ４に臨むスクリユコ
ンベアなどの土砂排出手段５によつて排出される。
の断面図である。直円筒状のシールド本体１の前部に
は、カツタデイスク２が設けられ、このカツタデイスク
２の後方にはシールド本体１に固定されたバルクヘツド
３が設けられる。カツタデイスク２とバルクヘツド３と
の間には、掘削土砂が取込まれるカツタチヤンバ４が形
成され、このカツタチヤンバ４の土砂は、第１支持体18
よりも半径方向外方におけるシールド本体１の下部で、
バルクヘツド３からカツタチヤンバ４に臨むスクリユコ
ンベアなどの土砂排出手段５によつて排出される。
第２図は本件泥土圧シールド掘進機のカツタデイスク
２から見た正面図であり、第３図は第１図の切断面線II
I−IIIから見た断面図である。カツタデイスク２は、半
径方向に延びる支持部材6,7,8と、周方向に延びる支持
部材9,10とを有し、支持部材6,7,8には多数のカツタビ
ツト11が固定される。カツタデイスク２には、掘削孔の
屈曲部などにおいて、周方向に掘削を行うコピーカツタ
12が、シリンダ13によつて半径方向に変位可能に設けら
れる。カツタデイスク２の中央には、管路14が接続さ
れ、この管路14からは掘削土砂である砂または砂礫など
に粘性を付与する添加材が注入され、この管路14からの
添加材は、カツタデイスク２の支持部材８に形成されて
いる添加材吹出口15から管路14は、第１図に明らかに示
されるように、その一端部がカツタデイスク16の中央に
連結され、他端部がバルクヘツド３よりも後方（第１図
の右方）に延びる。添加材吹出口15は、カツタデイスク
２の前方に臨んで形成されており、この構成は第１図か
ら明らかである。
２から見た正面図であり、第３図は第１図の切断面線II
I−IIIから見た断面図である。カツタデイスク２は、半
径方向に延びる支持部材6,7,8と、周方向に延びる支持
部材9,10とを有し、支持部材6,7,8には多数のカツタビ
ツト11が固定される。カツタデイスク２には、掘削孔の
屈曲部などにおいて、周方向に掘削を行うコピーカツタ
12が、シリンダ13によつて半径方向に変位可能に設けら
れる。カツタデイスク２の中央には、管路14が接続さ
れ、この管路14からは掘削土砂である砂または砂礫など
に粘性を付与する添加材が注入され、この管路14からの
添加材は、カツタデイスク２の支持部材８に形成されて
いる添加材吹出口15から管路14は、第１図に明らかに示
されるように、その一端部がカツタデイスク16の中央に
連結され、他端部がバルクヘツド３よりも後方（第１図
の右方）に延びる。添加材吹出口15は、カツタデイスク
２の前方に臨んで形成されており、この構成は第１図か
ら明らかである。
モータ22,27は、第１図から明らかなように、シール
ド本体１の軸線を通る中央よりも上方にそれぞれ配置さ
れる。
ド本体１の軸線を通る中央よりも上方にそれぞれ配置さ
れる。
カツタデイスク２よりも後方（第１図の右方）には、
前述のようにシールド本体１に固定されるバルクヘツド
３が設けられ、こうしてカツタデイスク２とバルクヘツ
ド３との間にカツタチヤンバ４が形成される。カツタデ
イスク２には、スリツト開口16が形成されており、切羽
の掘削土砂と添加材との混合物は、このカツタチヤンバ
４に取込まれる。シールド本体１には、バルクヘツド３
および軸受17,17aを介して、環状の第１支持体18が、シ
ールド本体１と同心状に回転自在に設けられる。この支
持体18にはまた、周方向に間隔をあけて設けられる複数
の連結片19によつてカツタデイスク２の支持部材８が固
定される。第１支持体18の後部（第１図の右方）には、
環状の外歯歯車20が固定されており、この外歯歯車20に
は歯車21が噛合う、歯車21は、バルクヘツド３に固定さ
れた第１駆動手段であるモータ22によつて回転駆動され
る。このモータ22は、電力によつて、または油圧によつ
て駆動される。こうして第１支持体18、したがつてカツ
タデイスク２が回転駆動される。
前述のようにシールド本体１に固定されるバルクヘツド
３が設けられ、こうしてカツタデイスク２とバルクヘツ
ド３との間にカツタチヤンバ４が形成される。カツタデ
イスク２には、スリツト開口16が形成されており、切羽
の掘削土砂と添加材との混合物は、このカツタチヤンバ
４に取込まれる。シールド本体１には、バルクヘツド３
および軸受17,17aを介して、環状の第１支持体18が、シ
ールド本体１と同心状に回転自在に設けられる。この支
持体18にはまた、周方向に間隔をあけて設けられる複数
の連結片19によつてカツタデイスク２の支持部材８が固
定される。第１支持体18の後部（第１図の右方）には、
環状の外歯歯車20が固定されており、この外歯歯車20に
は歯車21が噛合う、歯車21は、バルクヘツド３に固定さ
れた第１駆動手段であるモータ22によつて回転駆動され
る。このモータ22は、電力によつて、または油圧によつ
て駆動される。こうして第１支持体18、したがつてカツ
タデイスク２が回転駆動される。
バルクヘツド３にはまた、環状の第２支持体23が、シ
ールド本体１に同心状に、軸受24,24aによつて回転自在
に設けられる。この第２支持体23は、第１支持体18より
も半径方向内方に配置される。第２支持体23の後部（第
１図の右方）には、環状の内歯歯車25が固定され、この
内歯歯車25には歯車26が噛合う。歯車26は、第２駆動手
段であるモータ27によつて回転駆動される。モータ27は
前述のモータ22と同様に、電力によつて、または油圧に
よつて駆動される。第２支持体23には、カツタチヤンバ
４に突出する撹拌部材28が固着される。
ールド本体１に同心状に、軸受24,24aによつて回転自在
に設けられる。この第２支持体23は、第１支持体18より
も半径方向内方に配置される。第２支持体23の後部（第
１図の右方）には、環状の内歯歯車25が固定され、この
内歯歯車25には歯車26が噛合う。歯車26は、第２駆動手
段であるモータ27によつて回転駆動される。モータ27は
前述のモータ22と同様に、電力によつて、または油圧に
よつて駆動される。第２支持体23には、カツタチヤンバ
４に突出する撹拌部材28が固着される。
モータ22によるカツタデイスク２の外周部の周速はた
とえば15〜20m/分であり、このカツタデイスク２の外径
はたとえば10mである。モータ27によつて駆動される第
２支持体23、したがつて撹拌部材28の外周部の周速は、
たとえば30〜40m/分であり、撹拌部材28はカツタデイス
ク２よりも高速度でシールド本体１の軸線まわりに回転
駆動され、これによつてカツタチヤンバ４内における掘
削土砂の撹拌、さらには掘削土砂と添加材との混合物の
撹拌が充分に行われる。カツタデイスク２と撹拌部材28
との回転方向は、相互に逆方向であつてもよい。
とえば15〜20m/分であり、このカツタデイスク２の外径
はたとえば10mである。モータ27によつて駆動される第
２支持体23、したがつて撹拌部材28の外周部の周速は、
たとえば30〜40m/分であり、撹拌部材28はカツタデイス
ク２よりも高速度でシールド本体１の軸線まわりに回転
駆動され、これによつてカツタチヤンバ４内における掘
削土砂の撹拌、さらには掘削土砂と添加材との混合物の
撹拌が充分に行われる。カツタデイスク２と撹拌部材28
との回転方向は、相互に逆方向であつてもよい。
バルクヘツド３の中央付近には、第２支持体23よりも
半径方向内方におけるバルクヘツド３の下部で、参照符
29で示されるように掘削土砂などを排出するためのたと
えばスクリユコンベアなどの排出手段29がカツタチヤン
バ４に臨んで設けられる。土砂の土圧を一定に保持しつ
つ、排出手段5,29から排出して掘進し、切羽の崩壊を防
いで掘進を行う。
半径方向内方におけるバルクヘツド３の下部で、参照符
29で示されるように掘削土砂などを排出するためのたと
えばスクリユコンベアなどの排出手段29がカツタチヤン
バ４に臨んで設けられる。土砂の土圧を一定に保持しつ
つ、排出手段5,29から排出して掘進し、切羽の崩壊を防
いで掘進を行う。
カツタデイスク２とバルクヘツド３には、カツタチヤ
ンバ４に突出した撹拌羽根32,33が固定される。
ンバ４に突出した撹拌羽根32,33が固定される。
シールド本体１のバルクヘツド３よりも後方（第１図
の右方）には、セグメント30をつかんでライニングを行
うためのエレクタ31が備えられる。
の右方）には、セグメント30をつかんでライニングを行
うためのエレクタ31が備えられる。
上述の実施例では、シールド本体１にバルクヘツド３
を介して軸受17,17aによつて第１支持体18が回転自在に
設けられ、この支持体18に連結片19を介してカツタデイ
スク２の半径方向の中間位置が固定されるように構成さ
れている。
を介して軸受17,17aによつて第１支持体18が回転自在に
設けられ、この支持体18に連結片19を介してカツタデイ
スク２の半径方向の中間位置が固定されるように構成さ
れている。
本考案は泥土圧掘進機に関連して実施されるだけでな
く、その他の構成を有するシールド掘進機に関連しても
また実施することができる。
く、その他の構成を有するシールド掘進機に関連しても
また実施することができる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、カツタデイスク２を半
径方向の大略的に中間位置で支持するので、いわゆる中
口径および大口径の掘削孔を充分な強度で掘削すること
ができる。カツタデイスク２は、周方向に間隔をあけて
設けられる複数の連結片19を介して第１支持体18によつ
て支持され、第１モータ22によつて回転駆動される。ま
た第１支体18よりも半径方向外方にはカツタデイスク２
およびバルクヘツド３からカツタチヤンバ４に撹拌羽根
32,33がそれぞれ突出する。撹拌羽根32,33および連結片
19がカツタデイスク３とともに回転駆動されることによ
つて、半径方向外方のカツタチヤンバ４内の土砂の撹拌
が行われる。
径方向の大略的に中間位置で支持するので、いわゆる中
口径および大口径の掘削孔を充分な強度で掘削すること
ができる。カツタデイスク２は、周方向に間隔をあけて
設けられる複数の連結片19を介して第１支持体18によつ
て支持され、第１モータ22によつて回転駆動される。ま
た第１支体18よりも半径方向外方にはカツタデイスク２
およびバルクヘツド３からカツタチヤンバ４に撹拌羽根
32,33がそれぞれ突出する。撹拌羽根32,33および連結片
19がカツタデイスク３とともに回転駆動されることによ
つて、半径方向外方のカツタチヤンバ４内の土砂の撹拌
が行われる。
第１支持体18よりも半径方向内方に設けられる環状の
第２支持体23は、第２モータ27によつて第１支持体18よ
りも高速度で駆動され、カツタチヤンバ４内に突出する
撹拌部材28によつて土砂の撹拌を行う。これによつて、
半径方向内方のカツタチヤンバ４内の土砂の撹拌が充分
に行われる。さらに、第１および第２排出手段5,29によ
つて、撹拌されたカツタチヤンバ４内の土砂の排出が行
われる。
第２支持体23は、第２モータ27によつて第１支持体18よ
りも高速度で駆動され、カツタチヤンバ４内に突出する
撹拌部材28によつて土砂の撹拌を行う。これによつて、
半径方向内方のカツタチヤンバ４内の土砂の撹拌が充分
に行われる。さらに、第１および第２排出手段5,29によ
つて、撹拌されたカツタチヤンバ４内の土砂の排出が行
われる。
しかも本考案によれば、高速度で駆動されるのは、第
１支持体18よりも小形である第２支持体23であり、した
がつてこの第２支持体23を回転駆動するための第２モー
タ27を小形化することが容易である。
１支持体18よりも小形である第２支持体23であり、した
がつてこの第２支持体23を回転駆動するための第２モー
タ27を小形化することが容易である。
しかも第１および第２支持体18,23の回転方向が相互
に逆方向であり、これによつてカツタデイスク２に固定
されている撹拌羽根32と第２支持体23に固定されている
撹拌部材28との相対的な速度がさらに高くなり、これに
よつてカツタチヤンバ４内の土砂が充分に撹拌されるこ
とになる。
に逆方向であり、これによつてカツタデイスク２に固定
されている撹拌羽根32と第２支持体23に固定されている
撹拌部材28との相対的な速度がさらに高くなり、これに
よつてカツタチヤンバ４内の土砂が充分に撹拌されるこ
とになる。
しかもこのようにしてカツタデイスク２およびバルク
ヘツド３に、第１支持体18よりも半径方向外方でそれぞ
れ固定されている撹拌羽根32,33によつて上述のように
充分に撹拌された土砂は、第１支持体18よりも半径方向
外方におけるシールド本体１の下部でバルクヘツド３か
らカツタチヤンバ４に臨んで設けられている第１排出手
段５によつて円滑に迅速に排出されることが可能とな
る。
ヘツド３に、第１支持体18よりも半径方向外方でそれぞ
れ固定されている撹拌羽根32,33によつて上述のように
充分に撹拌された土砂は、第１支持体18よりも半径方向
外方におけるシールド本体１の下部でバルクヘツド３か
らカツタチヤンバ４に臨んで設けられている第１排出手
段５によつて円滑に迅速に排出されることが可能とな
る。
さらに本考案によれば、第１および第２支持体18,23
は環状であり、シールド本体１と同心状であり、環状の
外歯歯車20と環状の内歯歯車26とが、第１および第２支
持体18,23の後部にそれぞれ固定されており、したがつ
てシールド本体１の軸線付近の中央の空間を有効に活用
することが容易になる。本考案では、この第２の支持体
23よりも半径方向内方におけるバルクヘツド３の下部の
第２排出手段29を配置して、カツタチヤンバ４内の土砂
をシールド本体１の中央付近でもまた迅速に排出するこ
とを可能にしている。さらにこのシールド本体１の中央
に、管路14を配置して添加材を供給することが可能てあ
る。
は環状であり、シールド本体１と同心状であり、環状の
外歯歯車20と環状の内歯歯車26とが、第１および第２支
持体18,23の後部にそれぞれ固定されており、したがつ
てシールド本体１の軸線付近の中央の空間を有効に活用
することが容易になる。本考案では、この第２の支持体
23よりも半径方向内方におけるバルクヘツド３の下部の
第２排出手段29を配置して、カツタチヤンバ４内の土砂
をシールド本体１の中央付近でもまた迅速に排出するこ
とを可能にしている。さらにこのシールド本体１の中央
に、管路14を配置して添加材を供給することが可能てあ
る。
第１図は本考案の一実施例の泥土圧シールド掘進機の断
面図、第２図は第１図に示される実施例のカツタデイス
ク２側から見た正面図、第３図は第１図の切断面線III
−IIIから見た断面図である。 １…シールド本体、２…カツタデイスク、３…バルクヘ
ツド、４…カツタチヤンバ、11…カツタビツト、18…第
１支持体、19…連結片、22…第１駆動手段、23…第２支
持体、27…第２駆動手段、28…撹拌部材
面図、第２図は第１図に示される実施例のカツタデイス
ク２側から見た正面図、第３図は第１図の切断面線III
−IIIから見た断面図である。 １…シールド本体、２…カツタデイスク、３…バルクヘ
ツド、４…カツタチヤンバ、11…カツタビツト、18…第
１支持体、19…連結片、22…第１駆動手段、23…第２支
持体、27…第２駆動手段、28…撹拌部材
Claims (1)
- 【請求項１】カツタデイスク２と、そのカツタデイスク
２よりも後方でシールド本体１に固定されるバルクヘツ
ド３との間に、カツタチヤンバ４を形成し、カツタデイ
スク２を半径方向の大略的に中間の支持位置で支持する
シールド掘進機において、 カツタデイスク２の支持位置に対応する半径を有し、シ
ールド本体１と同心状に、バルクヘツド３に回転自在に
設けられる環状の第１支持体18と、 第１支持体18とカツタデイスク２との間に介在され、カ
ツタチヤンバ４内で周方向に間隔をあけて設けられる複
数の連結片19と、 第１支持体18の後部に固定される環状の外歯歯車20と、 外歯歯車20に噛合う第１駆動歯車21と、 第１駆動歯車21を回転駆動し、シールド本体１の中央よ
りも上方に配置される第１モータ22と、 第１支持体18よりも半径方向内方で、シールド本体１と
同心状にバルクヘツド３に回転自在に設けられる環状の
第２支持体23と、 第２支持体23に、カツタチヤンバ４内に突出して固定さ
れる撹拌部材28と、 第２支持体23の後部に固定される環状の内歯歯車26と、 内歯歯車26に噛合う第２駆動歯車26と、 第２駆動歯車26を、第２支持体23が第１支持体18よりも
高速度となるように、かつ第１および第２支持体18,23
の回転方向が相互に逆方向に、回転駆動し、シールド本
体１の中央よりも上方に配置される第２モータ27と、 第１支持体18よりも半径方向外方で、カツタデイスク２
およびバルクヘツド３に、カツタチヤンバ４内に突出し
てそれぞれ固定される撹拌羽根32,33と、 第１支持体18よりも半径方向外方で、第１支持体18より
も半径方向外方におけるシールド本体１の下部でバルク
ヘツド３からカツタチヤンバ４に臨んで設けられ、カツ
タチヤンバ４内の土砂をシールド本体１の後方に排出す
る第１排出手段５と、 第２支持体23よりも半径方向内方におけるバルクヘツド
３の下部で、カツタチヤンバ４に臨んで設けられ、カツ
タチヤンバ４内の土砂をシールド本体１の後方に排出す
る第２排出手段29と、 カツタデイスク16の中央に一端部が連結され、他端部が
バルクヘツド３よりも後方に延び、掘削土砂に粘性を付
与する添加材を注入する管路14とを含み、 管路14からの添加材を、カツタデイスク２の前方に臨ん
で形成されている添加材吹出口15から吹出すことを特徴
とするシールド掘進機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990094480U JP2502896Y2 (ja) | 1990-09-08 | 1990-09-08 | シ―ルド掘進機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990094480U JP2502896Y2 (ja) | 1990-09-08 | 1990-09-08 | シ―ルド掘進機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0453883U JPH0453883U (ja) | 1992-05-08 |
| JP2502896Y2 true JP2502896Y2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=31832464
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990094480U Expired - Lifetime JP2502896Y2 (ja) | 1990-09-08 | 1990-09-08 | シ―ルド掘進機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2502896Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5511063B2 (ja) * | 2010-03-31 | 2014-06-04 | 大成建設株式会社 | シールドマシンの発進方法 |
| JP5810008B2 (ja) * | 2012-03-01 | 2015-11-11 | 大成建設株式会社 | シールド掘削機 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6040703U (ja) * | 1983-08-27 | 1985-03-22 | 新日軽株式会社 | カ−ポ−ト、テラス等の屋根 |
| JPS623896U (ja) * | 1985-06-21 | 1987-01-10 |
-
1990
- 1990-09-08 JP JP1990094480U patent/JP2502896Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0453883U (ja) | 1992-05-08 |
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