JPS62164910A - 軟弱地盤改良装置の攪拌翼構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）　産業上の利用分野 この発明は軟弱地盤改良装置の撹拌習構造に関するもの
である。

（ロ）　従来の技術 従来、軟弱地盤に掘削孔を穿設し、同孔中の掘削上と、
同孔中に注入した硬化剤とを、回転軸に連設した撹拌翼
等で混練して、同混練物の硬化により軟弱地盤を硬化改
良する装置があった。

（ハ）　発明が解決しようとする問題点しかしながら、
掘削上が撹拌翼と一体的に回転するいわゆる共廻り現象
が生起して、混練が充分性われず、硬化剤の混合に粗密
を生じ、粗なる部分を保償するために硬化剤の過剰注入
を招来し、更に、工事の信頼性を低下させるという欠点
があり、この欠点を解消するために、回転軸を二重反転
軸に構成し、それぞれに連設した撹拌翼を相互に反転せ
しめることにより上記の共廻り現τ２を防止して充分な
混練を行うように構成したものがあるが、これは充分な
混練を行うことができるものの二重反転のための機構を
要して構造が複雑となり、装置の製造コストがかさむと
いう欠点があった。

（ニ）　問題点を解決するための手段 この発明では、地中に穿設した掘削孔中の掘削土と、同
掘削孔中に注入した硬化剤とを、回転軸に連設した撹拌
翼にて混練寸べく構成した軟弱地盤改良装置において、
同軸の下端に複数の撹拌翼を連設し、しかも、複数の撹
拌翼の回動速度を異にしてなる軟弱地盤改良装置の撹拌
翼構造を提供せんとするものである。

（ホ）　作　用 この発明では、多手軸に連設した複数の撹拌翼のうち少
なくとも１個の撹拌翼が回転停止状態を保持しているの
で、各撹拌翼間に回転速度差を生じて共廻り現象が防止
され、二重反転機構を設けずとも充分な混練が行われる
ものである。

（へ）　効　果 この発明によれば、簡単な構造でありながら掘削上と硬
化剤の混線が充分に行われることにより、硬化剤の過剰
注入を要せず、また、工事の信頼性を向上し、しかも装
置の製作コストを低減するという効果がある。

（ト）　実施例 この発明の実施例を図面にもとずき詳説すれば、（△）
は軟弱地盤改良装置を示し、クローラ型の走行装置（１
）にて移動自在のベースマシン（２）の前部に支柱（３
）を立設し、同支杜（３）の前側面にてモーター（４）
及び減速機（５）よりなる駆動機構（６）を昇降自在に
支持せしめ、駆動機１？４　（６）の下端には回転軸（
７）の上端を連設し、同軸（７）の下端に掘削刃体（８
）、同刃体（８）の上方に撹拌翼（９）をそれぞれ連設
し、回転軸（７）の回動により軟弱地盤（Ｇ）を掘削し
て略円形断面の掘削孔（ト」）を穿設し、掘削孔（Ｈ）
中の掘削上と、ポンプユニット（１０）からの硬化剤と
を撹拌！ＸＩ＜９＞にて撹拌混練し、掘削刃体（８）及
び撹拌翼（９）抜去後の同混練物の硬化により軟弱地盤
を硬化改良すべく構成している。

回転軸（７）は、筒状の外軸（１１）及び外軸（１１）
内部を挿通した内軸（１２）とで二唄軸を構成しており
、外軸（１１）は駆動機構（６）の外側ケースに連設固
定されて回動せず、内袖（１２）は駆動機構（６）の出
力軸と連動連結して回動するものである。

内袖（１２）の下端には、軟弱地盤（Ｇ）を掘削するた
めの掘削刃体（８）を連設しており、内袖（１２）の回
動により、同地盤（Ｇ）に略円形断面の掘削孔（１−１
＞を穿設するものであり、同刃体の上方の同刃体（８）
の近接位置に撹拌翼（９）を３ｆｆｉ設している。

撹拌翼（９）は、内部、中部、外部撹拌翼（９）−１，
（９）−２，（９）−３よりなり、各撹拌翼（９）−１
，（９）−２，（９）−３はそれぞれ略半円弧形状であ
り、中部撹拌１（９）−２は内部撹拌ｖＪ（９’）−１
の外部を、外部撹拌翼（９）−３は中部撹拌Ｈ（９）−
２の外部をそれぞ囲繞しており、内部撹拌１Ｘ（９）−
１の上下端は内軸（１２）の外周面に連設され、中部撹
拌’Ｘ１（９）−２の上端は外軸（１１）の下端に、同
撹拌翼（９）−２の下端は内袖（１２）に遊嵌した下部
軸受（１３）に連設されている。外部撹拌翼（９）−３
の下端は内袖（１２）に連設され、同上端は外軸（１１
）下端に遊嵌した上部軸受（１４）に連設され、同軸受
（１４）を介し外軸（１１〉軸支されている。

また、内袖（１２）には薬剤送入札（１５）が穿設され
ており、回礼（１５）を介してボンブユニッ１−（１０
）からの硬化剤がノズル（１６）に圧送され、同ノズル
（１Ｇ）から掘削孔（Ｈ）中に注入される。

この発明の実施例は上記のように構成されており、軟弱
地盤改良作業に際しては、まず、内袖（１２）を駆動ｍ
構（６）で回転さ往つつ、回転軸（７）を降下させて掘
削刃体（８）にて略円形断面の掘削孔（１１）を穿設す
るのであるが、この際掘削土の排出は行わず掘削刃体（
８）及び撹拌翼を掘削土中に埋没した状態とする。

次いでポンプユニット（１０）を作動させて硬化剤をノ
ズル（１６）から掘削」−中に注入しつつ徐々に回転軸
（７）を上昇させると、掘削孔（１」）中の掘削土は下
方から順次撹拌翼により硬化剤と混練されて行き、掘削
刃体（８）及び撹拌翼（９）の抜去後に、この混線物が
硬化して軟弱地盤中に略円柱状の硬化地盤を造成するも
のであり、かかる一連の作業を繰返すことにより広範囲
の地盤改良作業を行うものである。

上記の撹拌作業に際し、内部及び外部撹拌翼（９）−１
，（９）−３は内軸（１２）と共に回転し、中部撹拌Ｖ
Ａ（９）−２は外軸（１１）に固定されて回転しないの
で、各撹拌Ｒ（９）−１゜（９）−２，（９）−３の間
に回転速度の差を生じ掘削土と硬化剤とが充分な混練作
用を受けるものであり、硬化剤は粗密なく充分に撹拌混
合されて硬化剤の過剰注入を要せず、造成された硬化地
盤は一様な強度を有して工事の信頼性を向上するもので
ある。

第３図には、外軸（１７）を回動させ、内袖（１８）を
固定したものを示し、半円弧状撹拌翼を５重に配設した
ちのを示す。

第４図は、単一回転軸（２ｏ）に中部撹拌翼（２１）を
連設し、外部及び内部撹拌翼（２２）。

（２３）を連結して同軸（２０）と遊嵌したもので、外
部及び内部撹拌翼（２２）、（２３）は掘削土の抵抗に
より、回転軸（２０）にて強制回動される中部撹拌Ｍ（
２１）よりも回転速度が遅くなり各撹Ｊ″Ｙ翼間の回転
速度に差を生じて混練作用を促すものである。

第５図は外軸（２４）に連設した外撹拌Ｆｌ（２５）か
ら下方向に連設した下向翼体（２６）と、内軸（２７）
に連設した内撹拌翼（２８）に連設した下向翼体（２９
）とを交互に配設したもの、第６図は外軸（３０）に連
設した外撹拌Ｈ（３１）に連設した内向製体（３２）と
、内軸（３３）に連設した外向翼体（３４）とを交互に
配設したもの、第７図は、外撹拌翼（３５）を内軸（３
６）に連設し外向、内向翼体（３７）、（３８）を交互
に配設し同翼体（３７）、（３８）の間隙にジグザグ状
の中間翼体（３９）を配設して同中間買体（３９）を外
軸（４０）に連設したものを示す。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明構造の撹拌翼を有する軟弱地盤改良装
置の全体側面図 第２図は、同要部側面図（一部切欠） 第３図〜第７図は、他実施例 （Ａ）：軟弱地盤改良装置 （Ｈ）：掘削孔 （７）：回転軸 くっ）：撹拌翼 （９）−１：内部撹拌翼 （９）−２重中部撹拌翼 （９）−３：外部撹拌翼

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）地中に穿設した掘削孔（Ｈ）中の掘削土と、同掘削
   孔（Ｈ）中に注入した硬化剤とを、回転軸（７）に連設
   した撹拌翼（９）にて混練すべく構成した軟弱地盤改良
   装置（Ａ）において、同軸（７）の下端に複数の撹拌翼
   （９）を連設し、しかも、複数の撹拌翼（９）の回動速
   度を異にしてなる軟弱地盤改良装置の撹拌翼構造。