JP2502844Y2 - ドレン装置 - Google Patents

ドレン装置

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JP2502844Y2
JP2502844Y2 JP1989075168U JP7516889U JP2502844Y2 JP 2502844 Y2 JP2502844 Y2 JP 2502844Y2 JP 1989075168 U JP1989075168 U JP 1989075168U JP 7516889 U JP7516889 U JP 7516889U JP 2502844 Y2 JP2502844 Y2 JP 2502844Y2
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drain
tank
drain device
cooling liquid
drain cock
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JP1989075168U
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将次 田坂
隆生 藤本
茂之 郷津
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カルソニック株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば、エンジンのヒータ回路を含むエン
ジン冷却系の冷却液を排出するために、ラジエータ等の
熱交換器のタンクに配置されるドレン装置に関する。
〔従来の技術〕 従来、例えば、ラジエータ等の熱交換器のタンクに
は、例えば、実開昭60−72920号公報に開示されるよう
なドレン装置が配置されている。
第6図は、この公報に開示されるドレン装置を示すも
ので、図において符号11は、例えば、アルミニュウムか
らなるタンク本体を示している。
タンク本体11には、円筒状の突部13が内側に向けて突
設されており、この突部13の内面には、例えば、アルミ
ニュウムからなるシート部材15がろう付けにより固着さ
れている。
シート部材15の中心には、螺子孔17が形成され、この
螺子孔17には、ドレンコック19の雄螺子部21が螺合され
ている。
そして、ドレンコック19の大径部23とシート部材15と
の間には、O−リング25が介装されている。
なお、図において符号27は、シート部材15に開口する
排出パイプを、符号29は、摘み部を示している。
このようなドレン装置では、例えば、防錆効果の低下
した古い冷却液の交換時等に、摘み部23を回転し、ドレ
ンコック19をシート部材15から取り外すことにより、タ
ンク本体11内部からエンジンの冷却水系回路の冷却液が
外部に排出される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のドレン装置では、ド
レン装置は、ドレンコック19の開放により、エンジンの
冷却水系のラジエータキャップで閉じられた冷却液を外
部に排出することに使用されているが、冷却液の抜けに
くい部分には、外部に排出することができないという問
題があった。
また、一般に自動車には、冷却液を収容するリザーブ
タンク等の容器が配置されており、エンジン冷却系の冷
却液を排出する時に、リザーブタンク内の冷却液をも同
時に排出交換することが望ましいが、従来、タンク本体
11内からエンジン冷却系の冷却液の排出と、リザーブタ
ンク内の冷却液の排出とを別々に行なう必要があり、冷
却液の排出作業に多大な時間が必要になるという問題が
あった。
本考案はかかる従来の問題を解決するためになされた
もので、エンジン冷却水系の冷却液をタンク本体内から
排出すると同時に、他のエンジン冷却水系の冷却液の抜
けにくい部位あるいは他の容器内等の冷却液をも排出す
ることのできるドレン装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案にかかわるドレン装置は、タンク本体内に開口
する筒状の突出部に、ドレンコックの本体部を螺合する
とともにドレンコックの本体部に設けたシール部材を突
出部に設けた止水部に水密に装着されるドレン装置にお
いて、前記突出部には、タンク本体の根本部と止水部と
の間に、分岐パイプが設けられていることを特徴とする
ものである。
〔作用〕
本考案においては、ドレンコックの突出部への螺合時
には、冷却液の排出は阻止される。
一方、ドレンコックの突出部への螺合が解除される
と、タンク本体内からの冷却液および分岐パイプ側から
の冷却液が同時に排出される。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例について説
明する。
第1図および第2図は、エンジン冷却回路の冷却液と
図示しないリザーブタンクの冷却液を同時に排出する本
考案のドレン装置の一実施例を示すもので、図において
符号31は、ラジエータのタンク本体を示しており、この
タンク本体31は、樹脂材料により形成されている。
タンク本体31には、その根本部32から円筒状の突出部
33が一体形成されており、この突出部33の先端には、円
筒状の筒状部材35が嵌合固着されている。
この筒状部材35の外周下部には、冷却液を排出するた
めの排出パイプ37が開口部されている。
そして、筒状部材35および突出部33には、摘み部39と
本体部41とからなるドレンコック43の本体部41が挿入さ
れている。
ドレンコック43の本体部41は、第3図に示すように、
筒状部材35に嵌挿される大径部45と、突出部33の内面に
形成される雌螺子部47に螺合される雄螺子部49とを有し
ている。
そして、この実施例では、本体部41の先端部、およ
び、雄螺子部49と大径部45との間には、環状溝51,53が
形成され、これ等の環状溝51,53には、O−リングから
なる先側シール55および後側シール57が配置されてい
る。そして、突出部33の先端には、後側シール57を水密
に装着させるための環状凹部からなる止水部34が形成さ
れている。
一方、突出部33には、ドレンコック43の本体部41の突
出部33への螺合時に、先側シール55と後側シール57との
間となる位置に分岐パイプ59が開口されている。
この分岐パイプ59は、突出部33に一体形成され、リザ
ーブタンクに一端を接続されるチューブの他端が接続さ
れている。
なお、この実施例では、ドレンコック43が完全に抜け
てしまうのを防止するため、ドレンコック43の大径部45
先端には、環状凸部61が形成され、一方、筒状部材35の
後端には、抜け止め突起63が形成されている。
また、大径部45には、案内溝65が形成されている。
なお、図において符号67は座板を、符号69はチューブ
を示している。
以上のように構成されたドレン装置では、ドレンコッ
ク43の突出部33への螺合時には、第1図に示したよう
に、タンク本体31内の液体の流出は先側シール55により
阻止され、分岐パイプ59側からの液体の流出は後側シー
ル57により阻止される。
一方、ドレンコック43の突出部33への螺合が解除され
ると、第4図に示すように、先側シール55および後側シ
ール57の液密性が解除され、タンク本体31内の液体およ
び分岐パイプ59側からの冷却液が同時に排出される。
しかして、以上のように構成されたドレン装置では、
ドレンコック43の本体部41の軸長方向に所定間隔をおい
て先側シール55および後側シール57を配置するととも
に、このドレンコック43の本体部41の突出部33への螺合
時に、先側シール55と後側シール57との間となる突出部
33の位置に分岐パイプ59を開口したので、ドレンコック
43の突出部33への螺合が解除されると、先側シール55お
よび後側シール57の液密性が解除され、タンク本体31内
からエンジン冷却回路の冷却液および分岐パイプ59側か
らの冷却液が同時に排出されることとなるため、タンク
本体31内エンジン冷却回路の冷却液と同時に、他の容
器、リザーブタンク内の冷却液をも排出することが可能
となる。
第5図は、本考案のドレン装置の他の実施例を示すも
ので、この実施例では、第1図に示した実施例のドレン
装置から、先側シール55および先端部56が除去されてい
る。
すなわち、このドレン装置では、分岐パイプ59は、例
えば、エンジン冷却回路の冷却液の排出しにくい場所に
接続されるが、この場所には、エンジン冷却回路内同士
のため、分岐パイプ59側とタンク本体31側とは、殆ど同
一圧力のため、分岐パイプ59側を密閉する先側シール55
は不要となる。
なお、以上述べた実施例では、タンク本体31および突
出部33を樹脂により一体形成した例について述べたが、
本考案は、かかる実施例に限定されるものではなく、タ
ンク本体と突出部とを別体に形成しても良く、また、タ
ンク本体および突出部がアルミニウム等の金属であって
も良いことは勿論である。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案では、タンク本体内に開口
する筒状の突出部に、ドレンコックの本体部を螺合する
とともにドレンコックの本体部に設けたシール部材を突
出部に設けた止水部に水密に装着されるドレン装置にお
いて、突出部には、タンク本体の根本部と止水部との間
に、分岐パイプが設けられているのでドレンコックの突
出部への螺合が解除されると、タンク本体内の冷却液お
よび分岐パイプ側からの冷却液が同時に排出されること
となるため、エンジン冷却水系の冷却液をタンク本体内
から排出すると同時に、他のエンジン冷却水系の冷却液
の抜けにくい部位あるいは他の容器内等の冷却液をも排
出することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のドレン装置の一実施例を示す縦断面図
である。 第2図は第1図のII−II線に沿う横断面図である。 第3図は第1図のドレンコックを示す側面図である。 第4図は第1図のドレン装置を開いた状態を示す縦断面
図である。 第5図は本考案のドレン装置の他の実施例を示す縦断面
図である。 第6図は従来のドレン装置を示す縦断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 31……タンク本体 33……突出部 41……本体部 43……ドレンコック 55……先側シール 57……後側シール 59……分岐パイプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 郷津 茂之 東京都中野区南台5丁目24番15号 カル ソニック株式会社内 (56)参考文献 実開 昭64−21217(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンク本体(31)内に開口する筒状の突出
    部(33)に、ドレンコック(43)の本体部(41)を螺合
    するとともにドレンコック(43)の本体部(41)に設け
    たシール部材(57)を突出部(33)に設けた止水部(3
    4)に水密に装着されるドレン装置において、前記突出
    部(33)には、タンク本体(31)の根本部(32)と止水
    部(34)との間に、分岐パイプ(59)が設けられている
    ことを特徴とするドレン装置。
JP1989075168U 1989-06-27 1989-06-27 ドレン装置 Expired - Lifetime JP2502844Y2 (ja)

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JPH0317136U JPH0317136U (ja) 1991-02-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103485880A (zh) * 2013-09-05 2014-01-01 安徽汇展热交换系统有限公司 一种车用散热器放水阀芯总成

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