JP3753664B2 - 液剤注入部構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばボイラ用水処理・空調用や工業用の冷却水処理・工業排水処理・遊泳用プールの水処理・浴場の水処理等の水処理を行う水処理設備等における、プールの水・空調用の水・冷却用の水・ボイラー水・海水等の液体が流れている配管内に、各種水処理用の液剤(例えば殺菌剤や防藻剤等の薬液)を注入するための液剤注入部構造に関し、さらに詳しくは、配管の管壁に開口を設けると共に、前記開口に連通する分岐部を立設して、前記配管内に液剤を注入するための注入パイプを挿通可能なパイプ挿通路を形成するとともに、前記パイプ挿通路を開閉自在な開閉バルブを前記分岐部に設け、前記開閉バルブが開かれた状態にて前記パイプ挿通路に挿通される前記注入パイプを固定するための固定継手を、前記分岐部に螺着してある液剤注入部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の液剤注入部構造では、前記固定継手を設けるにあたり、その内側に、ゴム等の合成樹脂からなる筒状の弾性シール材(例えばOリング材等)を設け、その内側に注入パイプを挿通した状態で、前記弾性シール材をナット等により後方から締め付けて圧縮させ、弾性シール材の内周面を注入パイプの外周面に密着させることで、液漏れを防止するように構成する一方で、その挿通された注入パイプが抜け外れてしまうのを防止するために、固定継手の外側に、ボルトやナットや板体等を用いて前記注入パイプを固定する注入パイプ抜け止め機構を設けるものが、提案されている(例えば登録実用新案公報第3044901号等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の液剤注入部構造によれば、固定継手の内側に、液漏れを防止するための弾性シール材を設けるとともに、固定継手の外側に、ボルトやナットや板体等からなる注入パイプ抜け止め機構を設ける必要があるため、複雑な構造となるという問題がある。また、例えば、メンテナンスの際、挿通された注入パイプを取り外す時には、注入パイプ抜け止め機構を解除する作業と弾性シール材によるシールを解除する作業との各々の作業が別途必要となり、取り扱いが面倒であるという問題もある。
【0004】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、簡易な構造で液漏れを防止し且つ注入パイプの抜け外れを防止することができるとともに、メンテナンスを行い易くすることもできる液剤注入部構造を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の特徴構成は、図1,2,3に例示するごとく、配管1の管壁Bに開口2を設けると共に、前記開口2に連通する分岐部3を立設して、前記配管1内に液剤を注入するための注入パイプPを挿通可能なパイプ挿通路4を形成するとともに、前記パイプ挿通路4を開閉自在な開閉バルブVを前記分岐部3に設け、前記開閉バルブVが開かれた状態にて前記パイプ挿通路4に挿通される前記注入パイプPを固定するための固定継手10を、前記分岐部3に螺着してある液剤注入部構造であって、
前記固定継手10を構成するに、
内側に前記注入パイプPを挿通可能な継手管本体11を設け、前記継手管本体11の先端側に、前記分岐部3に螺着する螺合部12を形成し、前記継手管本体11の後端部の内周面を、後端側ほど径が次第に大きくなるテーパー部16に形成するとともに、
前記テーパー部16に内嵌する締め付けリング具20を設け、前記締め付けリング具20に挿通される前記注入パイプPに接当可能な接当部23を、前記締め付けリング具20の内周部の周方向にわたって形成し、前記締め付けリング具20を前記継手管本体11の先端側に押圧すべく、前記注入パイプPを挿通可能な挿通孔41を有する袋ナット具40を、前記継手管本体11の前記後端部に螺着して構成してあり、
前記締め付けリング具20を設けるに、
前記テーパー部16に内嵌し、且つ、前記接当部23を備える本体リング材21を設け、前記本体リング材21の後端部の内周面を、後端側ほど径が次第に大きくなる本体テーパー部25に形成するとともに、
前記本体テーパー部25に内嵌する補助リング材22を設け、前記補助リング材22に挿通される前記注入パイプPに接当可能な補助接当部27を、前記補助リング材22の内周部の周方向にわたって形成し、前記補助リング材22の後端側に、前記袋ナット具40により押圧可能な被押圧部28を形成してあるところにある。
【0006】
〔作用及び効果〕
本構成によれば、継手管本体の螺合部を分岐部に螺着させ、継手管本体の内側に注入パイプを挿通した状態にて、締め付けリング具を介して、継手管本体の後端部に袋ナット具を螺着してある簡易な構成で、液漏れを防止すると共に注入パイプが抜け外れてしまうのを防止することが可能となる。
つまり、継手管本体の後端部の内周面を、後端側ほど径が次第に大きくなるテーパー部に形成してあり、そのテーパー部に締め付けリング具を内嵌させて、袋ナット具によって、継手管本体の先端側に押圧してあるので、テーパー部に内嵌される締め付けリング具は、袋ナット具による押圧により、テーパー部の先端側に向かって押し込まれ、そのテーパー部の先端側ほど径が次第に小さくなる形状にしたがって、その先端側から縮径するようになる。すると、締め付けリング具の内周部の周方向にわたって設けられた接当部は、かかる締め付けリング具の縮径にともなって、注入パイプに接当した状態からその注入パイプの外周を締め付け、その外周に食い込んだ密着接当状態となるのである。また、この締め付けリングは前記テーパー部に内嵌され密着している。
つまり、袋ナット具により被押圧部を介して押圧される補助リング材を介して、本体リング材が継手管本体の先端側に押圧される。すると、テーパー部に内嵌される本体リング材は、袋ナット具による押圧により、テーパー部の先端側に向かって押し込まれ、そのテーパー部の先端側ほど径が次第に小さくなる形状にしたがって、その先端側から縮径するようになり、本体リング材の接当部が、かかる本体リング材の縮径にともなって、注入パイプに接当した状態からその注入パイプの外周を締め付け、その外周に食い込んだ密着接当状態となる。
一方、この本体リング材の本体テーパー部に内嵌される補助リング材も、袋ナット具による押圧により、本体テーパー部の先端側に向かって押し込まれ、その本体テーパー部の先端側ほど径が次第に小さくなる形状にしたがって、その先端側から縮径するようになる。すると、補助リング材の内周部の周方向にわたって設けられた補助接当部も、かかる補助リング材の縮径にともなって、注入パイプに接当した状態からその注入パイプの外周を締め付け、その外周に食い込んだ密着接当状態となるのである。
よって、簡易な構造でありながら、本体リング材の接当部のみならず補助リング材の補助接当部も、注入パイプの外周に食い込んだ密着接当状態を確保した2重構造にて、一層確実に、液漏れを防止すると共に注入パイプが抜け外れてしまうのを防止することが可能となる。
【0007】
また、このような本構成によれば、袋ナット具の継手管本体の後端部への螺着を調節する操作だけで、容易に注入パイプと締め付けリング具との固定状態を解除して、パイプ挿通路に挿通固定された注入パイプを取り外したり、また、パイプ挿通路に注入パイプを挿通し固定することができるため、メンテナンスを行い易くもなる。
【0008】
従って、簡易な構造で液漏れを防止し且つ注入パイプの抜け外れを防止することができるとともに、メンテナンスを行い易くすることもできる。
【0009】
請求項2記載の発明の特徴構成は、上記請求項1記載の特徴構成に加えて、図2,3に例示するごとく、前記締め付けリング具20の外周面を、先端側ほど径が次第に小さくなる内嵌テーパー部24に形成してあるところにある。
【0010】
〔作用及び効果〕
締め付けリング具の外周面を、先端側ほど径が次第に小さくなる内嵌テーパー部に形成してあるので、上述のように、かかる内嵌テーパー部を、継手管本体のテーパー部に嵌合させて、袋ナット具により押圧してあるので、締め付けリング具の先端側から円滑に縮径するようになり易い。このため、締め付けリング具の内周部の周方向にわたって設けられた接当部は、かかる締め付けリング具の円滑な縮径にともなって、注入パイプに接当した状態からその注入パイプの外周を締め付け、その外周に食い込んだ密着接当状態と円滑になり易くなる。
よって、より確実に、液漏れを防止すると共に注入パイプが抜け外れてしまうのを防止することが可能となるとともに、より円滑に、メンテナンス作業を行うことが可能ともなる。
【0011】
請求項3記載の発明の特徴構成は、上記請求項2の特徴構成に加えて、前記締め付けリング具が金属製であり、且つ、前記継手管本体が金属製であるところにある。
【0012】
〔作用及び効果〕
締め付けリング具が金属製であり、且つ、継手管本体が金属製であるので、締め付けリング具が、継手管本体のテーパー部に一層密着するように、袋ナット具により押圧することが可能となる。よって、高耐圧性を期待することができ、例えば、液剤を注入される配管内にて、10〜15kg/cm2 程度の圧力にて液体が流動していたとしても、確実に、液漏れを防止すると共に注入パイプが抜け外れてしまうのを防止できる。その上、耐熱性も期待できる。
【0013】
請求項4記載の発明の特徴構成は、上記請求項3記載の特徴構成に加えて、前記締め付けリング具の硬度が、前記注入パイプよりも、高いところにある。
【0014】
〔作用及び効果〕
締め付けリング具の硬度が、注入パイプよりも高いので、袋ナット具の押圧による締め付けリング具の縮径にともなって、締め付けリング具の接当部が、注入パイプの外周により食い込み易くなり、一層密着した接当状態を確保することが可能となる。よって、液漏れ防止性を一層向上させることが可能となる。
【0018】
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に本発明に係る液剤注入部構造の一部切り欠き断面図を、図2に(イ)その要部分解断面図(ロ)その要部断面図を、図3にその要部分解斜視図を示す。
【0020】
前記配管1は、各種水処理設備における配管系のうちの一つであり、その内部には、プールの水や空調用の水、冷却用の水、ボイラー水、海水等の液体が流れている。そして、パイプ挿通路4より管壁Bに設けられた開口2を介して配管1内に挿通される注入パイプPを、固定継手10により固定し、配管1内に殺菌剤や脱酸素剤や防藻剤等の薬液からなる液剤を注入可能となるように、構成してある。このように構成される液剤注入部構造について、以下、図1〜3を参照しながら詳細に説明する。
【0021】
図1に示すように、前記開口2に連通するほぼ管状の分岐路3を配管1に立設し、その分岐路3内に開口2よりほぼ水平方向に沿う筒状のパイプ挿通路4を形成し、そのパイプ挿通路4に前記注入パイプPを挿通可能にしてある。さらに、前記分岐路3には開閉バルブVを設け、前記パイプ挿通路4を開閉自在にしてあり、例えば、前記注入パイプPをパイプ挿通路4内に挿入したり、また、パイプ挿通路4内から取り出す際に、開閉バルブVを閉じ配管1内の液体が漏れ出し難いようにしてある。この開閉バルブVとしては、ボールバルブやゲートバルブ等の各種バルブを用いればよいが、図中には、一例として、ハンドル6を介し弁棒7をまわすことによって、弁板8を弁座9に平行に移動しパイプ挿通路4を開閉するゲートバルブ形式のものを示してある。
【0022】
そして、分岐部3の端部のうち、開口2のほぼ水平方向延長上に位置する箇所に、固定継手10を螺着固定して、前記開閉バルブVが開かれた状態にてパイプ挿通路4に挿通された注入パイプPを固定可能にしてある。
【0023】
前記固定継手10は、図2,3に詳しく示すように、先端側を分岐部3に螺着固定し且つ内側に注入パイプPを挿通可能な継手管本体11と、この継手管本体11の後端側に内嵌される締め付けリング具20と、この締め付けリング具20を継手管本体11の先端側に押圧する袋ナット具40とを備えてなる。
【0024】
前記継手管本体11は、ステンレス等の金属からなるほぼ筒状のもので、その先端部の外周に分岐部3の端部に螺着するための雄ねじを設け螺合部12とし、その後端部の外周に袋ナット具40を螺着するための雄ねじ17を形成し、そして、その先端部と後端部との中間部には、継手管本体11をレンチ等の操作具により分岐部3に螺着操作する突部11Aを周方向にわたって形成してある。継手管本体11は、内周側が注入パイプPの外径よりも少し径の大きなほぼ筒状に形成すると共に、その後端部の内周面が、後端側ほど径が次第に大きくなるテーパー部16に形成してある。
【0025】
そして、前記締め付けリング具20は前記テーパー部16に内嵌するように設けあり、本実施形態では、図2,3に示すように、本体リング材21と補助リング材22とからなる。
【0026】
前記本体リング材21は、その内周側は前記継手管本体11と同径の、注入パイプPの外径よりも少し径の大きなほぼ筒状に形成してあり、そして、本実施形態では、その外周面全体を先端側ほど径が次第に小さくなる内嵌テーパー部24にその先端縁にかけて形成し、そして、その先端縁側の内周面の周方向全周にわたる部分を、注入パイプPに接当可能な接当部23としてある。このため、後説する前記袋ナット具40の押圧により、前記本体リング材21は先端縁側から円滑に縮径するようになり、前記接当部23は挿通された注入パイプPと接当した状態から、本体リング材21の縮径にともなって、円滑に且つ確実に、注入パイプPの外周に食い込んだ密着接当状態となり易く、より円滑且つ確実に、液漏れを防止すると共に注入パイプPが抜け外れてしまうのを防止することが可能となる。
【0027】
さらに、本実施形態では、前記本体リング材21の後端部の内周面をも、後端側ほど径が次第に大きくなる本体テーパー部25に形成してあり、その本体テーパー部25に前記補助リング材22が内嵌するようにしてある。
【0028】
つまり、前記補助リング材22を設けるにあたり、その先端部の外周面形状を、先端側ほど径が次第に小さくなる補助テーパー部26にその先端縁にかけて形成し、そして、その先端縁側の内周面の周方向全周にわたる部分を、注入パイプPに接当可能な補助接当部27としてある。尚、補助リング剤22の内周側は前記継手管本体11と同径の、注入パイプPの外径よりも少し径の大きなほぼ筒状に形成してある。
よって、本実施形態では、本体リング材21の接当部23だけでなく、補助リング材22の補助接当部27も、後説する前記袋ナット具40の押圧により、前記本体テーパー部25の形状にしたがって、補助リング材22はその先端縁側から円滑に縮径するようになり、補助接当部27は挿通された注入パイプPと接当した状態から、補助リング材22の先端縁側からの縮径にともなって、円滑に且つ確実に、注入パイプPの外周に食い込んだ密着接当状態となり易く、より円滑且つ確実に、液漏れを防止すると共に注入パイプPが抜け外れてしまうのを防止することが可能ともなる。
従って、本実施形態では、接当部23と補助接当部27とにより、2重に液漏れ防止と注入パイプPの抜け止め防止が行わ、一層の確実性が確保されるのである。
【0029】
因みに、図2に示すように、前記補助テーパ部26のテーパー形状は、前記内嵌テーパー部24のテーパー形状に比べ、先端側にかけての径の窄まり具合を大きくし、後説する袋ナット具40による押圧力を本体リング材21に確実に且つ効率的に伝達するようにしてある。
【0030】
また、補助リング材22の後端部はその外径を拡径し、袋ナット具40により押圧可能な被押圧部28を形成してある。
【0031】
因みに、以上のように構成される本体リング材21や補助リング材22は、ステンレス等の金属製のものでも硬質の合成樹脂製のものでもよいが、金属製のものであれば、継手管本体11と一層密着固定させて、高耐圧性を期待することができ、例えば、液剤を注入される前記配管内にて、10〜15kg/cm2 程度の圧力にて液体が流動していたとしても、確実に、液漏れを防止すると共に注入パイプが抜け外れてしまうのを防止でき、好適である。
【0032】
そして、本体リング材21や補助リング材22が、金属製の場合には、注入パイプPよりも硬い材質のものほど、前記接当部23や前記補助接当部27が注入パイプPの外周に食い込み易くなり、好適であるが、例えば、本体リング材21や補助リング材22をステンレス製にし、注入パイプPをチタン製にすればよい。尚、注入パイプPがチタン製の場合には、非常に耐腐食性が高いため、配管1内に挿入した状態を長期間維持することもできる。
【0033】
前記袋ナット具40は、図2,3に示すように、断面視にてほぼコの字状のステンレス等の金属からなるもので、その後端側に注入パイプPを挿通可能な挿通孔41を形成し、その先端部の内側には前記雄ねじ17に螺合する雌ネジ42を設けてあり、雄ねじ17に対してねじ込むにしたがって、締め付けリング具20を継手管本体11の先端側にむけて押圧可能に構成してある。
【0034】
そして、このように構成される固定継手10により注入パイプPを挿通状態にて固定することができ、例えば、図1に示すように、注入パイプPを、ボールバルブ等の各種バルブ46を備える液剤注入装置47に装着し、注入パイプPから配管1内に液剤を注入することができる。
【0035】
また、本発明に係る液剤注入部構造はこのように簡易な構造であるため、前記配管内に液が流動している状態のままでも、例えば、袋ナット具40の継手管本体11に対する螺着具合を調整したり、注入パイプPの抜き差しにともない開閉バルブVの開閉を行うなどといった比較的簡易な操作で、その液をあまり流出させることなく、注入パイプPをパイプ挿通路4から配管1内に挿通させて固定したり、又は、パイプ挿通路4から配管1内に挿通された注入パイプPを取り外すことができ、メンテナンスも行い易い。
【0036】
〔別実施形態〕
以下に他の実施形態を説明する。
〈1〉 先の実施形態では、接当部23や補助接当部27を、本体リング材21や補助リング材22の先端縁側に設ける例を示したが、接当部23や補助接当部27は、本体リング材21や補助リング材22の袋ナット具40の押圧による先端部側の縮径にともなって、注入パイプPの外周に食い込み締め付けることが可能となるように、本体リング材21や補助リング材22各々の内周部の周方向にわたって設けてあればよく、本体リング材21や補助リング材22各々の先端縁や先端縁近傍の内周部に設けてあってもよいし、先端部と後端部との中間部の内周部に設けてあってもよい。
〈2〉 そして、先の実施形態では、締め付けリング具20が本体リング材21と補助リング材22からなるものを例示したが、そのようなものに限らず、締め付けリング具20は、テーパー部16に内嵌し、接当部23を備え、袋ナット具40により継手管本体11の先端側に押圧可能に構成されるものであれば如何なるものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液剤注入部構造を示す断面説明図
【図2】固定継手を示す要部断面説明図
【図3】固定継手を示す要部分解斜視図
【符号の説明】
1 配管
2 開口
3 分岐部
4 パイプ挿通路
10 固定継手
11 継手管本体
12 螺合部
16 テーパー部
20 締め付けリング具
21 本体リング材
22 補助リング材
23 接当部
24 内嵌テーパー部
25 本体テーパー部
27 補助接当部
40 袋ナット具
41 挿通孔
B 管壁
V 開閉バルブ
P 注入パイプ

Claims (4)

  1. 配管の管壁に開口を設けると共に、前記開口に連通する分岐部を立設して、前記配管内に液剤を注入するための注入パイプを挿通可能なパイプ挿通路を形成するとともに、前記パイプ挿通路を開閉自在な開閉バルブを前記分岐部に設け、前記開閉バルブが開かれた状態にて前記パイプ挿通路に挿通される前記注入パイプを固定するための固定継手を、前記分岐部に螺着してある液剤注入部構造であって、
    前記固定継手を構成するに、
    内側に前記注入パイプを挿通可能な継手管本体を設け、前記継手管本体の先端側に、前記分岐部に螺着する螺合部を形成し、前記継手管本体の後端部の内周面を、後端側ほど径が次第に大きくなるテーパー部に形成するとともに、
    前記テーパー部に内嵌する締め付けリング具を設け、前記締め付けリング具に挿通される前記注入パイプに接当可能な接当部を、前記締め付けリング具の内周部の周方向にわたって形成し、前記締め付けリング具を前記継手管本体の先端側に押圧すべく、前記注入パイプを挿通可能な挿通孔を有する袋ナット具を、前記継手管本体の前記後端部に螺着して構成してあり、
    前記締め付けリング具を設けるに、
    前記テーパー部に内嵌し、且つ、前記接当部を備える本体リング材を設け、前記本体リング材の後端部の内周面を、後端側ほど径が次第に大きくなる本体テーパー部に形成するとともに、
    前記本体テーパー部に内嵌する補助リング材を設け、前記補助リング材に挿通される前記注入パイプに接当可能な補助接当部を、前記補助リング材の内周部の周方向にわたって形成し、前記補助リング材の後端側に、前記袋ナット具により押圧可能な被押圧部を形成してある液剤注入部構造。
  2. 前記締め付けリング具の外周面を、先端側ほど径が次第に小さくなる内嵌テーパー部に形成してある請求項1記載の液剤注入部構造。
  3. 前記締め付けリング具が金属製であり、且つ、前記継手管本体が金属製である請求項2記載の液剤注入部構造。
  4. 前記締め付けリング具の硬度が、前記注入パイプよりも、高い請求項3記載の液剤注入部構造。
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