JP2007051736A - 配管接続装置ならびに配管接続方法 - Google Patents
配管接続装置ならびに配管接続方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】内部に検査流体を導通する接続具本体2と、接続具本体2の流体通路を形成する少なくも一側壁に、段付きの開口部を有した配管挿入口4Aを備え、段付きの開口部に嵌合する移動体3との間に環状の弾性体5を挟装し、移動体3を環状の弾性体5の圧縮方向に駆動させる駆動体8とを備えた配管接続装置1を用い、配管挿入口4Aに、製品6の製品供給配管6Aを、製品駆動体7の駆動によって挿入させ、駆動体8の駆動により、環状の弾性体5の縦変形を横変形に変換し、内周面緊縛力を発生させ、製品6の製品供給配管6Aの外周面に十分なシール圧を発生させることによって、確実な製品6の特性検査を実施する。
【選択図】図1
Description
従来の配管接続装置は、恒久的な配管接続では、互いの接続端部のねじ締結による結合シールをするものと、結合・分離を繰返す一時的な配管接続では、一方端部に他方端部を押し当てて接合シールをするものがある。例えば、図3に示すような、製品に検査流体を供給し特性検査するための、製品と配管挿入口との配管接続は、検査のためだけのシール維持である後者の一時的な配管接続に属するものである。
しかし、製品の製品供給配管の端面に十分な厚み(面積)を有する場合は確実にシールした接合が可能であるとともに、シール寿命も十分確保できたが、製品供給配管の端面に十分な厚み(面積)が少ない場合、過度に面圧が高まって、へたりを促進させたり、弾性体の内周面に製品供給配管の端面が喰込み残留変形等を起こしたりして、シール寿命が短くなり、交換が多くなるという問題と、これ以外にも、製品供給配管の芯ずれが発生した場合には、シール箇所がずれて弾性体の剥れが発生し、製品の中に混入して不良品にしてしまう恐れもあった。
なお、先行技術文献情報の記載はしない。
本発明では、内部に検査流体を導通する接続具本体と、接続具本体の流体通路を形成する少なくとも一側壁に、段付きの開口部を有した配管挿入口を備え、配管挿入口の前記段付きの開口部には、環状の弾性体と、環状の弾性体を挟装し、段付きの開口部に嵌合する移動体と、移動体を環状の弾性体の圧縮方向に駆動させる駆動体とを備え、特性検査に供する製品の製品供給配管を、配管挿入口に挿入させる製品駆動体を備えた配管接続装置において、環状の弾性体と、製品の製品供給配管の外周面とを当接させたことを特徴としている。
請求項1に記載の配管接続装置を用いて、製品の製品供給配管と配管挿入口とを接続する配管接続方法において、駆動体の駆動により、環状の弾性体の縦圧縮変形を横膨張変形に変えて、環状の弾性体の内周面緊縛力を発生させ、製品の製品供給配管の外周面にシール圧を発生させて、接続することを特徴とする配管接続方法を採用している。
図1(a)は、本実施例における配管接続装置の、製品接続前の配置構成図であり、同図(b)は、配管接続装置の製品接続後の配置構成図である。
そして、次々に、連続して何度でも製品6の特性検査を続けることができる。
実施例1の配管接続装置1の作用を以下に説明する。
被検査物である製品6を製品駆動体7の上に置く。この製品駆動体7を作動させて、製品6の製品供給配管6Aを配管接続装置1の配管挿入口4Aに挿入する。十分な深さ、つまり製品供給配管6Aの先端が弾性体5の内周を経由して、接続具本体2の検査流体供給孔4の最奥部まで到達して後、製品駆動体7を停止し、併せ駆動体8を作動して移動体3を軸方向へ移動させる。移動体3の移動により弾性体5を押圧変形させ、環状の弾性体5と製品6の製品供給配管6Aの外周部に締付け可能な緊縛力を発生させ、シール圧を確保する。そして、接続具本体2内より検査流体を製品6に供給して特性検査を実施する。特性検査後は、移動体3を戻し、弾性体5の弾性変形を回復させると、環状の弾性体5の内径は復元し、製品6の製品供給配管6Aの配管外径より大きくなって、弾性体5を傷つけることなく取外しが可能となる。
本実施例では、製品6の製品供給配管6Aを、配管接続装置1の配管挿入口4Aに自在に挿入して後、移動体3の軸方向への移動により弾性体5を押圧変形させ、環状の弾性体5と製品6の製品供給配管6Aの外周部に締付け可能な緊縛力を発生させ、シール圧を確保する構成ならびに方法を採用している。これにより、製品供給配管6Aの端面に十分な厚み(面積)がない場合でも確実なシール性が確保でき、また、シールの使用寿命が延長できる配管接続装置が得られる。また、コンパクトなシール機構が可能となって、小型で耐久性の優れた配管接続装置が得られるとともに、使用が簡単で信頼性の高い製品の特性検査が実施できる。
なお、実施例1では、環状の弾性体5を接続部本体2の検査流体供給孔4に設けた段差部4Bに挟装し、これを移動体3の嵌合部4Cの端部の平坦面で押圧し、圧縮による大きな縦変形を発生することにより内径側に大きな横変形を生じさせ、これにより内周面に緊縛力を構成して、製品6の製品供給配管6Aの外周部にシール圧を発生させているが、これに限ることなく、嵌合部4Cの端部の平坦面に代えて、嵌合部4Cの端部をテーパ面に形成して、押圧しても構わない。
つまり、製品6の製品供給配管6Aの外周形状に合わせた弾性体5の内周形状や断面形状が選択可能であり、この弾性体5の形状に合わせた移動体3の駆動力変換機構の採用を任意に選択できることとなる。
2 接続具本体
3 移動体
4 検査流体供給孔
4A 配管挿入口
4B 段差部
4C 嵌合部
5 弾性体
6 製品
6A 製品供給配管
7 製品駆動体
8 駆動体
Claims (2)
- 内部に検査流体を導通する接続具本体と、
該接続具本体の流体通路を形成する少なくとも一側壁に、
段付きの開口部を有した配管挿入口を備え、
該配管挿入口の前記段付きの開口部には、環状の弾性体と、
該環状の弾性体を挟装し、前記段付きの開口部に嵌合する移動体と、
該移動体を前記環状の弾性体の圧縮方向に駆動させる駆動体とを備え、
特性検査に供する製品の製品供給配管を、前記配管挿入口に挿入させる製品駆動体を備えた配管接続装置において、
前記環状の弾性体と、前記製品の製品供給配管の外周面とを当接させたことを特徴とする配管接続装置。 - 請求項1に記載の配管接続装置を用いて、
前記製品の製品供給配管と前記配管挿入口とを接続する配管接続方法において、
前記駆動体の駆動により、
前記環状の弾性体の縦圧縮変形を横膨張変形に変えて、
前記環状の弾性体の内周面緊縛力を発生させ、
前記製品の製品供給配管の外周面にシール圧を発生させて、接続することを特徴とする配管接続方法。
Priority Applications (1)
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JP2005238480A JP2007051736A (ja) | 2005-08-19 | 2005-08-19 | 配管接続装置ならびに配管接続方法 |
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Family Applications (1)
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2005
- 2005-08-19 JP JP2005238480A patent/JP2007051736A/ja active Pending
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