JP4337974B2 - 継手接続管用止水栓と該止水栓を備えた継手接続管 - Google Patents

継手接続管用止水栓と該止水栓を備えた継手接続管 Download PDF

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Description

本発明は給水・給湯や床暖房等の設備機器に使用する、継手接続管用止水栓と該止水栓を備えた継手接続管に係り、特に、外部から供給された水などの液体、不凍液、流体熱媒または蒸気等の流体(以下流体という)を任意の配管に供給する継手接続管で、該配管内部の流体を管の外部に出すために設けられる継手接続管用止水栓と該止水栓を備えた継手接続管に関する。
寒冷時に各種の配管内に水などの流体が残留したまま放置されてしまうと、該配管内の流体が凍結して体積が膨張し、管を破損する恐れがある。流体の凍結を防止するため、また検査や修理の時に配管内部の流体を管の外部に出すために、配管には水抜き用の流体の出口と止水栓が備えられている。
従来の止水栓の取り付け方法は、止水栓とその取り付け部分に設けられたネジ部の螺合によるものが多く、これらの止水栓は、詳細は省略するが図9や図10、図11に示すような構造になっており、止水栓81を、継手接続管82の取り付け部分へ付け外しするには、継手接続管82側のネジ部84に止水栓81側のネジ部83を螺合させる必要があった。
また前記ネジ式以外の形状の止水栓は、止水栓または継手接続管の取り付け部分に設けられた段差部分とOリングやパッキン等の弾性部材とを密着嵌合させる方式のものがほとんどであった。(例えば、特許文献1参照)
特開平10−292442公報
上記の従来品である止水栓と継手接続管との取り付け部分の構造はネジ螺合方式であるため、製造が難しくコストがかかる。従来品が金属製であった場合、鋳型で外形を成形した後に本体内側に穴を掘って管を貫通させる金属加工を前提とした形状で、やはり手間とコストがかかる。
また、水を抜くために弁を開閉するにはネジ部分を何回も回さねばならず、作業に手間と時間がかかり面倒である。このような止水栓の弁を閉める場合、作業者が何回ネジを回せば良いかわかりづらいため、回しすぎてネジを壊してしまう可能性があった。また、止水栓の弁を開ける際、ネジを回しきると止水栓が継手接続管から外れてしまう。従来品(図11)の例では止水栓のネジ部分を全部回さずとも、少し回して継手接続管と止水栓との間に隙間をつくるだけで該管内部の流体は外部へと漏れ出すようになっているのだが、継手接続管内部の流体からの押圧力が強い場合、徐々にネジ部分が回ってしまい、継手接続管から止水栓が脱落してしまう可能性がある。止水栓の脱落や紛失を防止するためには、止水栓を継手接続管と繋いでおくための別部品が必要となり、部品の組み立ても必要になるため製造コストが上昇し、作業に手間がかかるという問題点があった。
そして、長期にわたり該従来品のネジ螺合式止水栓を使用した場合、継手接続管内部の流体からの押圧力によって止水栓のネジが徐々にゆるみ、水漏れがおきる可能性があり、加えて、部品の輸送中や取り付け作業中に継手接続管または止水栓のネジ山部分に傷をつけてしまうと、使い物にならなくなるという欠点があった。
上記のネジ螺合式従来品の問題点を解決するために、嵌め込む方法を採用したものがある。一例として前記、特開平10−292442公報(特許文献1)があげられる。(図12、図13、図14に示す)これは製作が容易な形状で、かつ止水栓の取り付け、取り外しの際の操作は簡単になった。しかしながら、接合円筒部92の内壁に設けられた溝に装着された弾性部材Oリング93と、止水栓外周に形成された段差部95との係合のみによって固定保持されているため、止水栓を保持する力が弱く、管体内を通る流体による止水栓を押す圧力が強くなった場合の保持力に不安が残る。また長期にわたって使用された場合、止水栓の取り付け、取り外しを繰り返すうちにOリング93が磨耗や変形によって劣化し、さらに保持力が弱まり栓の機能を果たさなくなるという難点がある。
つまり、本発明の止水栓は、操作ツマミ、弁部分、密閉性を高めるためのOリングと、止水栓本体から分岐した弾性係止爪を備えており、弾性係止爪の自由端には鉤状の係合部が設けられ、止水栓は内部が空洞の管状に形成されていて、通水孔と水抜き穴が形成されている。
つまり、本発明の止水栓は、操作ツマミ、弁部分、密閉性を高めるためのOリングと、止水栓本体から分岐した弾性係止爪を備えており、弾性係止爪の自由端には鉤状の係合部が設けられている。
止水栓を取り付ける継手接続管には、流体を通すための流入口と流出口が縦一本の管の両端に設けられ、その管の途中から水抜き流路の管が分岐して設けられていて、略Tの字を横にしたような形で一体に形成されている。加えて、水抜き流路の開放端には止水栓取り付け部分が、流出口には配管取り付け口が一体に形成されている。水抜き流路の外周には、前述の止水栓の弾性係止爪を係合させるためのリード溝が形成されている。
前述の止水栓と継手接続管は樹脂等の可撓性をもつ材料、Oリングは弾性をもつ材料(一例としてゴム等)を使用する。
本発明は上記のように構成されているので、次に記載する効果を奏する。
請求項1の発明によれば、本発明の継手接続管は、止水栓本体と弾性係止爪を樹脂等で一体に形成したので、従来の止水栓に比べ部品点数が少ないためコストダウンを実現できるとともに、樹脂の撓む性質を利用して、弾性係止爪を撓ませてワンタッチで止水栓を継手接続管に取り付けることができるので、特別な工具も不要で作業が簡単に短時間で済むという利点がある。さらに、継手接続管の水抜き流路外周には角型リード溝を形成してあるが、これに止水栓の弾性係止爪が係合するので、従来品のように、止水栓と管本体を接続させるのに両者に形成したネジ溝の山谷の螺合によって取り付ける必要がない。よって、取り付け作業時にネジ部分をぐるぐる回転させる手間が省け、ネジ山を栓や工具等で不用意に傷つけて止水栓が使えなくなるという危険性も排除できるさらに、精度を必要とするネジ溝を形成する必要がない。管の内側にネジ溝を切るのは製 作コストが比較的高額であるが、本発明の角型リード溝は形が簡単で射出成形でできるので、製作コストを大幅に下げることができる。
請求項2に記載の発明によれば、本発明の継手接続管には、水抜き流路の外側に角型リード溝が設けられ、かつ該角型リード溝のリード角を大きくとってあることから、継手接続管の止水栓を少し回転させるだけで止水栓の栓(つまり弁)位置を長距離移動可能なので、継手接続管内の弁の開閉作業が、従来品に比較して簡単できる。これにより、止水栓に何らかの装置を取り付け、遠隔操作にて止水栓の弁開閉を行う場合にも作業が簡単である。
請求項の発明によれば、略45度の螺旋状に形成された継手接続管の角型リード溝の両端には水抜き流路内の流体が通る方向に対して垂直方向に直線状に形成した係合部が設けてあり、角型リード溝内の溝終わり手前に凸部を設けてある。視水栓の操作ツマミを手でつまんで止水栓を回転させると、相対的に弾性係止爪も回転する。回転終了時に止水栓の係止爪の鉤状部がリード溝の凸部を乗り越え、直線状に形成した係合部に入ったことにより、止水栓の操作ツマミを持つ手にクリック感を感じさせるので作業者は回転終了を感じることができる。よって、止水栓の回しすぎによる破損を防ぐことができる。
請求項に記載の発明によれば、前記リード溝の係合部に弾性係止爪の鉤状部がはまりこみ係止し、前記リード溝の係合部は水抜き流路の流体が通る方向に対して垂直方向に直線状に形成してあるため、該弾性係止爪の鉤状部が前記リード溝の側壁にひっかかった状態になり、止水栓に水抜き流路内の流体からの押圧力がかかっても、容易な力では鉤状部は係合部から外れないので、管内部の流体からの押圧力による止水栓のゆるみや脱落とそれによる水漏れを防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、本発明の継手接続管に配設された止水栓の弾性係止爪の鉤状部が継手接続管のリード溝に係止しており、なおかつ止水栓には通水孔と水抜き穴が貫通しているため、水抜き作業中に該止水栓を継手接続管から外さないまま水抜き作業を行うことができる。水抜き作業をする際に止水栓を回しても、係止爪の鉤状部は該リード溝に常に引っかかっている状態であるため、流体による押圧力がかかったとしても該止水栓が該リード溝から外れないので、止水栓の脱落や紛失を防止することができる。また、流体が止水栓内を通過できるので、流体を止水栓の外側に通す従来品よりも水抜き流路の径を小さく形成することができる。
前記継手接続管と止水栓は樹脂等の材料にて成形するため、従来の金属部品と比べて安価で軽量のものを提供することができる。
次に、本発明の一実施例の形(以下、「実施例」という)について、図面に基づいて詳しく説明する。
図1は本発明実施例に係る止水栓1と、この止水栓を取り付ける継手接続管2を表す斜視図である。図2は図1に示した止水栓1と継手接続管2を表す正面図で、止水栓1は継手接続管2に取り付けられた状態である。図3は図2に示した継手接続管2の縦断面図である。(図を見やすくするため止水栓1は省略する。)
前記継手接続管2は、一本の管状で、その片方の端に水などの流体の入り口となる流入口3と、もう一方の端に流体の出口となる流出口4を備えている。そして該継手接続管2の流入口3と流出口4との途中に分岐部7があり、該分岐部7から管が分岐した形状になっている水抜き流路6を備えている。該水抜き流路6は水抜き作業の際に流体を継手接続管2の外部に出すための管であり、かつ止水栓1を保持するためのものである。また、水抜き流路6の管の外側表面部分には角型リード溝13が形成されている。リード溝13は図1、図2に示すように、水抜き流路6の管の外側に、水抜き孔8付近から略45度程度のゆるい螺旋を描いて設けられている。
図4は図1に示した止水栓1の正面図、図5は図4の断面図である。(図を見やすくするため、図5、図6上では弾性係止爪11は省略する。)該止水栓1は内部が空洞の管状に形成されていて、該管の片方の先端は塞がれており、もう一方の端は開放状態となっている、鉛筆のキャップのような形状に形成されている。塞がれている方の先端10の隣には管の外周にぐるりと周溝17が設けられている。この周溝17は図7にて示すOリング16を装着する部分である。周溝17に続いて通水孔19が貫通開口されている。先端10の反対側で管が開放状態となっている部分には水抜き穴18が形成されている。止水栓1にはこの他、作業者が止水栓1を回転操作する際につまむ部分である操作ツマミ12と、弾性係止爪11が一体に形成されている。図6は図4の右側面図である。
前記止水栓1に形成された弾性係止爪11先端の鉤状部15は、継手接続管2の角型リード溝13に引っかかるように形成されていて、図2に示すように鉤状部15が角型リード溝13に引っかかっている状態において、止水栓1の操作ツマミ12を回すことにより相対的に前述の鉤状部15が角型リード溝13内を移動する。これにより止水栓1本体は回転しながら水抜き流路6の管内を左右(図7や8で見た場合)に移動することになる。
前記角型リード溝13は略45度とリード角を大きく取ることにより、(従来のネジ螺合式のものに比べて)少ない回転で長い距離を移動することができる。この角型リード溝13は、本実施例においては180度間隔で2本設けられているが、円滑に移動するため2本以上設けることが望ましい。
角型リード溝13の溝終り部分には、水抜き流路6内部の流体の進行方向に対して垂直方向に直線状に係合部14が形成され、係合部14の手前には図15に示す凸部20が形成されている。角型リード溝13の底部は凸部20によってわずかに段差ができており、弾性係止爪11の鉤状部15がこの段差を乗り越えて係合部に入った時のクリック感が止水栓1の操作ツマミ12を持つ作業者の手指に伝わる。凸部20を乗り越えた先の、角型リード溝13の溝終り部分の係合部14に止水栓1の弾性係止爪11先端の鉤状部15が嵌まって係止した状態となる。
図3や図8に示すように、継手接続管2の水抜き流路6管内の、分岐部7に近い部分は、管の内径の中心方向へテーパーを施されているため、少しずつ管の内径が小さくなっていく形状となっている(テーパー部9)。止水栓1先端部10のOリング16はこの分岐部7のテーパー部9とぴったり合う形状に形成されていて、Oリング16はテーパー部9の内壁に密接するため、止水栓1の先端10が、水抜き流路6管内、継手接続管側のテーパー部9の部分まで入り込むと、水抜き流路6は塞がれ、継手接続管2内部の流体は水抜き流路6には流れず、全て流出口4へと流れる。
この際、流体から止水栓1の先端10に押圧力がかかり、止水栓1は後方(水抜き孔8方向)へと押されるが、前述した弾性係止爪11先端の鉤状部15が係合部14に係止して動かないため、止水栓1も移動せず、これにより止水栓1先端10のOリング16も継手接続管2の水抜き流路6に密接したまま動かない。以上により止水栓1は水抜き流路6を塞ぐ弁の役割を果たす。
前述の状態から止水栓1の操作ツマミ12を(止水栓1の水抜き穴側から見て)逆時計回りに回転させると、弾性係止爪11も同方向に動き、弾性係止爪11の鉤状部15は係合部14からはずれ、凸部20を乗り越えて角型リード溝13内を移動し、相対的に止水栓1は図7に示した位置から右方向へ(分岐部7側から水抜き孔8方向へと)回りながら移動する。この状態を表したものが図8である。
図8は、図2の縦断面図である。(図を見やすいように、弾性係止爪11を一部省略する。)弾性係止爪11が角型リード溝13内に係止しているため、止水栓1は落下せず継手接続部2の水抜き流路6に保持されているが、止水栓1の先端10と継手接続管2の分岐部7や水抜き流路6とは間隔があいている。この図8に示す状態の場合、継手接続管2内の流体は分岐部7から水抜き流路6内へと入り、止水栓1に予め貫通開口してある通水孔19を通り抜けて止水栓1の管内部に入り込み、水抜き穴18へと抜け、外部へ出る。以上により止水栓1の弁が開いた状態になったことになる。
本発明実施例の止水栓1を継手接続管2に取り付けるには、Oリング16を予め止水栓1の周溝17に装着しておき、止水栓1の先端10を継手接続管2の水抜き流路6の水抜き孔8から挿入し、止水栓1の弾性係止爪11を撓ませて継手接続管2の角型リード溝13に引っ掛ける。これで止水栓1は継手接続管2に取り付けられたことになる。そして、前述したように操作ツマミ12を手で持って止水栓1を回すと弾性係止爪11の鉤状部15が継手接続管2の角型リード溝13内を移動し、これにより相対的に止水栓1本体が回転しながら継手接続管2の水抜き流路6の管内を移動する。鉤状部15をリード溝13終りの係合部14に係止させると取り付けは完了し、止水栓の弁を閉じた状態となる。
本発明の継手接続管用止水栓と該止水栓を備えた継手接続管の、他の実施例を図に基づいて詳しく説明する。図16は本発明である継手接続管用止水栓62と、該止水栓62を備えた継手接続管50の正面図である。図17は図16の断面図である。
前記継手接続管50は、一本の管状で、その片方の端に水などの流体の入り口となる流入口51と、もう一方の端に流体の出口となる流出口56を備えている。そして該継手接続管50の流入口51と流出口56との途中に分岐部52があり、分岐部52を伸ばした先に水抜き流路53を備えている。該水抜き流路53は水抜き作業の際に流体を継手接続管50の外部に出すための管であり、かつ止水栓57を保持するためのものである。また、水抜き流路53の管の外側には一対の弾性係止爪54、54が継手接続管50と一体に形成され、弾性係止爪54、54の先端部には鉤状部55、55が設けられている。
前記止水栓57は内部が空洞の管状に形成されていて、該管の片方の先端は塞がれており、もう一方の端は開放状態となっている、鉛筆のキャップのような形状に形成されている。塞がれている方の先端付近には、管の外周にぐるりと周溝が設けられていて、この周溝にOリング63を装着する。周溝に続いて通水孔58が貫通開口されている。止水栓57のもう一方の端(図16、17の右側の端)で管が開放状態となっている部分には水抜き穴62が形成されている。止水栓57の中央表面部分には角型リード溝59が形成されている。角型リード溝59は図16に示すように、止水栓の管の外周にゆるい螺旋を描いて設けられている。
前記継手接続管50に形成された弾性係止爪54、54先端の鉤状部55、55は前記止水栓外周の角型リード溝59に引っかかるように形成されていて、鉤状部55、55が角型リード溝59に引っかかっている状態において、止水栓57を回すことにより相対的に前述の鉤状部55が角型リード溝59内を移動し、止水栓57本体は回転しながら水抜き流路53の管内を左右(図16や17で見た場合)に移動することになる。
止水栓57の角型リード溝59は略45度とリード角を大きく取ることにより、(従来のネジ螺合式のものに比べて)少ない回転で長い距離を移動することができる。この角型リード溝59は、この実施例においては180度間隔で2本設けられているが、円滑に移動するため2本以上設けることが望ましい。
角型リード溝59両端の溝終り部分には、前記止水栓57を継手接続管50の水抜き流路53に装着して使用している際に該水抜き流路53内を通る流体の進行方向に対して垂直方向に直線状に形成された係合部61が設けられており、この係合部61の手前には凸部60が形成されている。角型リード溝59の底部は凸部60によってわずかに段差ができており、弾性係止爪54の鉤状部55がこの段差を乗り越えて直線状に形成された係合部61に入った時のクリック感が止水栓57を持つ作業者の手指に伝わる。
前記角型リード溝59の溝終り部分の係合部61に継手接続管50の弾性係止爪54先端の鉤状部55が係止し、係合部61は水抜き流路53内を通る流体の進行方向に対して垂直方向に直線状に形成されているため、容易な力では鉤状部55は係合部61から外れない。よって水抜き流路53内の流体からの押圧力による止水栓57のゆるみや脱落とそれによる水漏れを防止することができる。
図17に示すように、継手接続管50の水抜き流路53管内の、分岐部52に近い部分は、管の内径の中心方向へテーパーを施されているため、少しずつ管の内径が小さくなっていく形状となっている。止水栓57の先端部分(図17で見た左側の端)はこの分岐部52手前のテーパーを施された部分とぴったり合う形状に形成されていて、止水栓57先端部分にあるOリング63は分岐部52手前のテーパーを施された部分の内壁に密接するため、止水栓57が、水抜き流路53管内、継手接続管側の奥まで入り込むと、水抜き流路53は止水栓57によって密封され、継手接続管50内部の流体は水抜き流路53へとは流れず、全て流出口56へと流れる。
この際、継手接続管内部の流体から止水栓57の先端に押圧力がかかり、止水栓57は後方(水抜き孔62方向)へと押されるが、前述した弾性係止爪54先端の鉤状部55が係合部61に係止して動かないため、止水栓57も移動せず、これにより止水栓57先端のOリング63も継手接続管50の水抜き流路53に密接したまま動かない。以上により止水栓57は水抜き流路53の分岐部52を塞ぐ弁の役割を果たす。
前述の状態から止水栓57を手でつまみ、止水栓57の水抜き穴側から見て逆時計回りに回転させると角型リード溝59も相対的に動き、継手接続管50の弾性係止爪54の鉤状部55は係合部61からはずれて凸部60を乗り越え、弾性係止爪54が角型リード溝59に引っかかったまま止水栓57は回転し、弾性係止爪54は角型リード59内を移動する。これにより止水栓57は継手接続管50の水抜き流路53内の分岐部52側から水抜き孔64方向へと移動し、止水栓57の先端のOリング63は水抜き流路53から離れ、継手接続管50の分岐部52と止水栓57先端のOリング63の間に間隔ができるが、弾性係止爪54は角型リード溝59内に引っかかっているため、止水栓57は落下せず継手接続管50の水抜き流路53に保持されている。以上のような状態で、継手接続管50内の流体は分岐部52から水抜き流路53内へと入り、止水栓57に予め貫通開口してある通水孔58を通り抜けて止水栓57の管内部に入り込み、水抜き穴62へと抜け外部へ出る。以上により水抜き流路53の弁が開いた状態になる。
以上により本発明実施例に係る継手接続管用止水栓と、該止水栓を備えた継手接続管は「発明の効果」欄に記した効果を得ることができる。
本発明に係る止水栓と、この止水栓を取り付ける継手接続管を表す斜視図である。 本発明に係る止水栓と、この止水栓を取り付ける継手接続管を表す正面図である。 本発明に係る止水栓を取り付ける継手接続管を表す縦断面図である。 本発明に係る止水栓を表す正面図である。 図4の断面図である。(一部省略してある) 図4の右側面図である。 本発明に係る止水栓と、この止水栓を取り付ける継手接続管を表す縦断面図である。分岐部7の弁は閉めた状態となっている。 本発明に係る止水栓と、この止水栓を取り付ける継手接続管を表す縦断面図である。分岐部7の弁は開いた状態となっている。弾性係止爪11は一部省略してある。 本発明に係る止水栓を取り付ける継手接続管を表す平面図である。 従来からある止水栓と継手接続管の斜視図である。 従来からある止水栓と継手接続管の断面図である。 特許文献1、特開平10−292442実施例の要部断面図である。(特開平10−292442公報中の図1である。) 図12の例の接合円筒部の断面図である。 図13のA−A矢視断面図である。 本発明に係る止水栓を表す斜視図である。 本発明の他の実施例に係る継手接続管と止水栓を表す正面図である。 図16の断面図である。
符号の説明
1 止水栓
2 継手接続管
3 流入口
4 流出口
5 配管取り付け口
6 水抜き流路
7 分岐部
8 水抜き孔
9 テーパー部
10 先端
11 弾性係止爪
12 操作ツマミ
13 角型リード溝
14 係合部
15 鉤状部
16 Oリング
17 周溝
18 水抜き穴
19 通水孔
20 凸部
50 継手接続管
52 分岐部
53 水抜き流路
54 弾性係止爪
55 鉤状部
57 止水栓
59 角型リード溝
60 凸部
61 係合部
81 止水栓
82 継手接続管
83 ネジ部
84 ネジ部
85 取り付け部分
91 止水栓
92 接合円筒部
93 Oリング(円管状弾性部材)
94 大径円筒部
95 段差部
96 小径円筒部
97 接合円筒部内周面
98 小突起
99 凹溝

Claims (7)

  1. 熱源機システム等に使用される、外部から供給される水や温水、不凍液、流体熱媒または蒸気等の流体を通す管と管とを接続する継手接続管に該管の内部の流体を外部へと出す目的で、該継手接続管と一体に形成された水抜き流路を設け、
    該水抜き流路の外周には角型リード溝を形成し、
    さらに、水抜き流路には止水栓を配設し、該止水栓には可撓性のある弾性係止爪を止水栓と一体に形成し、
    該弾性係止爪を角型リード溝に係止させることにより、該止水栓を該継手接続管内に保持することを特徴とする継手接続管
  2. 請求項1に記載の継手接続管であって、前記継手接続管に設けられた水抜き流路の外周に角型リード溝を設け、かつ該角型リード溝のリード角を大きくとり、角型リード溝に弾性係止爪によって係止している請求項1記載の止水栓が、小回転で移動でき前記継手接続管の水抜き流路を塞いだり開けたりして、前記継手接続管内の流体を該管外に出したり、該管外に留めたりできるようにしたことを特徴とする、請求項1に記載の継手接続管。
  3. 請求項1および2に記載の継手接続管であって、前記角型リード溝は溝終わりの部分を前記水抜き流路内の流体の進行方向に対して垂直方向に直線で形成した係合部が設けられ、
    溝終わり手前には凸部を設け、前記止水栓を手で持って回転させると、前記止水栓の弾性係止爪の鉤状部がリード溝の凸部を乗り越え直線部分に入った際、止水栓を持つ作業者の手にクリック感を感じさせるとともに、該鉤状部が該直線部分の位置に係止して留まる係合部を設けてある、請求項1および2に記載の継手接続管。
  4. 請求項1ないし3に記載の継手接続管であって、前記止水栓は通水孔と水抜き穴を形成し、前記継手接続管から完全に外さずとも、少し回転させて前記継手接続管の水抜き流路内部と前記止水栓との間に僅かな隙間をあけるだけで水抜きが可能であり、前記弾性係止爪の鉤状部が前記角型リード溝に係合しているため、流体による押圧力がかかっても止水栓が脱落しないことを特徴とした請求項1に記載の止水栓を備えた、請求項1ないし3に記載の継手接続管。
  5. 熱源機システム等に使用される、外部から供給される水や温水、不凍液、流体熱媒または蒸気等の流体を通す管と管とを接続する継手接続管に、継手接続管と一体に形成された水抜き流路の外周に該水抜き流路と一体でかつ枝分かれした形に作られる可撓性のある弾性係止爪を設け、該水抜き流路にはこれを塞いで内部の流体を保持するための止水栓を配設し、該止水栓の外周には、水抜き流路に形成されている弾性係止爪が係止するための角型リード溝を設け、該弾性係止爪が該止水栓の角型リード溝に係合することにより該止水栓が水抜き流路の外側を覆った状態で係止することを特徴とする継手接続管。
  6. 請求項5に記載の継手接続管の、前記水抜き流路を塞いで内部の流体を保持する止水栓には通水口と水抜き孔を形成し、さらに止水栓の外周に、請求項5記載の継手接続管の水抜き流路に形成されている弾性係止爪が係止するための角型リード溝を設け、かつ該角型リード溝のリード角を大きくとり、該止水栓が小回転で移動でき該止 水栓の弁を開閉できるようにしたことを特徴とする請求項5に記載の止水栓、および該止水栓を保持する継手接続管。
  7. 請求項5および6に記載の継手接続管で、該継手接続管に配設された止水栓の外周に形成された角型リード溝には、溝終わり手前には凸部を設け、溝終わり部分には止水栓内の流体の進行方向に対し垂直に形成した係合部が設けてあり、請求項7に記載の継手接続管の鉤状部が該凸部を乗り越え終わり係合部に入った際、止水栓を持つ作業者の手にクリック感を感じさせるとともに、該鉤状部が該係合部の位置に係止することを特徴とした、請求項5および6に記載の止水栓、および該止水栓を保持する継手接続管。
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