JP2594145Y2 - 吐水口の接続構造 - Google Patents

吐水口の接続構造

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JP2594145Y2
JP2594145Y2 JP1992087234U JP8723492U JP2594145Y2 JP 2594145 Y2 JP2594145 Y2 JP 2594145Y2 JP 1992087234 U JP1992087234 U JP 1992087234U JP 8723492 U JP8723492 U JP 8723492U JP 2594145 Y2 JP2594145 Y2 JP 2594145Y2
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tube
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cylinder
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義弘 松村
啓之 佐伯
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株式会社ケーブイケー
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、浴槽,流し,洗面ボー
ル等に水を吐出する吐水口の接続構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】湯・水を吐出する吐水口本体を浴槽の上
縁面に回転自在に設ける構造として従来から実公昭59
−385号公報に記載されたものがある。
【0003】これは図3に概略を示したように、外周面
に雄ねじaが刻設された円筒状の接続筒bを浴槽上縁面
cより突出させ、上端に吐水具本体dが固着された回転
軸筒eを該接続筒b内に回転自在なるように挿入すると
共に、上方開口端部に掛止爪片fが形成された円筒状の
カバー具gを前記雄ねじaに螺合し、該掛止爪片fを回
転軸筒eの外周に形成された鍔hに係合させてなるもの
であった。なお、iは回転軸筒eの回転角を制限するた
め接続筒b内に突設されたストッパ、jは回転軸筒eの
外周にされた水封用のOリングである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし上記回転軸筒e
は接続筒bの内周面を基準に回転し、カバー具gは接続
筒b外周の雄ねじaを基準に固着されるので、それらの
軸心に少しでもずれがあると掛止爪片fの内周縁が回転
軸筒eの外周面に干渉し該回転軸筒eが該掛止爪片fに
より一方向に押されOリングjのシールを不完全にし漏
水させたり干渉部において、作動が重くなり易い欠点が
ある。なおこのように心ずれを見込んで掛止爪片fの内
径を大きくすればガタが大きくなるという不具合があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の吐水口の接続構
造は上記課題を解決しようとするもので、水栓部に連通
する基部を取付面の背面側に配設し、該基部より円筒状
の接続筒を該取付面に突出させ、該接続筒の外周には途
中まで雄ねじを形成しそのねじ部分より上方はやや小径
としてシール用の平滑面を形成し、連結筒の基端部内周
に前記平滑面に水密に摺接するシール部および前記雄ね
じに対応する雌ねじを形成してこれを螺合締付該連結
筒の基端部端面を前記接続筒周囲の取付面に圧着させ
ことにより該接続筒を該連結筒により隠蔽し、さらに該
接続筒とは非接触なる吐出管を該連結筒の先端に水密で
しかも回転自在なるように連結してなることを特徴とし
たものである。
【0006】
【作用】吐出管と接続筒とは連結筒の介在により直接接
触することなく構成されるので、吐出管回転の軸心と連
結筒螺合の軸心とは一致しないでも干渉等の作動上の支
障が一切生じない。
【0007】
【実施例】次に図1に従い本考案の一実施例を説明す
る。この実施例の吐水口の接続構造は、湯水混合水栓に
適用したもので、1は浴槽等の取付面、2は給湯栓、3
は給水栓である。給湯栓2および給水栓3は夫々下方に
入口4が形成され該入口4外周に袋ナット5を螺合し熱
湯供給管6および冷水供給管7を接続している。
【0008】給湯栓2内および給水栓3内にはスピンド
ル8が螺合され、該スピンドル8の上方突出端にハンド
ル9が設けられ、該スピンドル8の下端には弁体10が
保持されその側方には出口11が形成されている。12
は給湯栓2と給水栓3の各出口を継ぎ湯・水を混合させ
ると共に中間に一体に円筒状の接続筒13を形成してな
る基部である。
【0009】14は給湯栓2,給水栓3の外周に一体に
形成されたフランジ、15は接続筒13の基部外周に一
体に形成されたフランジである。該フランジ14,15
上に夫々パッキン16,17を介在させ、取付面1に開
設された取付穴に下方より該給湯栓2,給水栓3および
接続筒13を貫挿し該取付面1上に突出した給湯栓2,
給水栓3の外周にパッキン18を介在させ夫々フランジ
ナット19を螺合締付することにより該給湯栓2,給水
栓3を取付面1に固定している。
【0010】接続筒13の外周には途中まで雄ねじ20
が形成され、このねじ部分より上方はやや小径となって
いてシール用の平滑面21が形成されている。
【0011】22は連結筒で、その内周に前記平滑面2
1に水密に摺接するOリングからなるシール部23が設
けられていると共に前記雄ねじ20に対応する雌ねじ2
4が形成され、該雄ねじ20に雌ねじ24を螺合締付す
ることにより該連結筒22の下端面をパッキン25を介
して接続筒13周囲の取付面1に圧着している。
【0012】連結筒22の上部31は少し小径に形成さ
れその周囲に環状溝26が形成されていると共にOリン
グからなるシール部27が巻着されている。
【0013】28は先端に吐出口29が形成された吐出
管で、該吐出管28は基端部に一体に環状体30が固着
され該環状体30を連結筒22の上部31に回転自在に
外嵌している。32は環状体30の下端面の摺動を円滑
ならしめるため介挿したスリップ板である。また、33
は環状体30に螺止したビスで該ビス33の先端部を環
状溝26に遊嵌することにより該環状体30の抜脱を防
いでいる。こうして取付られた吐出管28は連結筒22
の下端面が取付面1に圧着していることから取付面1か
ら吐出口29を常に一定高さに保持できる。
【0014】図2には吐出管28を連結筒22の一端に
回転自在に連結する別の実施例を示す。同図に示した吐
出管28は基端部に環状溝34が形成され、該環状溝3
4に外嵌するリング35を連結筒22に螺合締付した袋
ナット36が包持している。37は水封用Uパッキンを
示す。吐出管28を連結筒22に水密状でかつ回転自在
に連結するにはこの図2に示したような構成を採ること
もできる。
【0015】なお上記実施例では給湯栓2,給水栓3の
ボデーと基部12,接続筒13を一体に形成したが、接
続筒13とこの給湯栓2および給水栓3とはこのように
一体にしても別体に形成されていてもよい。また、本考
案はこの実施例のような湯水混合水栓以外の混合水栓、
或いは単水栓の吐水口にも適用可能である。またこの実
施例ではフランジ14,フランジ15が形成され取付面
1の板厚をフランジナット19および連結筒22により
挟着するようにしたが、従来例において図示したような
基部12を取付面1内に埋設させたものにも本考案を適
用できることは言うまでもない。
【0016】
【考案の効果】このように本考案の吐水口の接続構造
は、吐水管が連結筒の一端に回転自在に連結されていて
取付面前面から突出している接続管とは軸心が一致しな
くてもその回転に支障がないので、いわゆる心合わせの
必要がなく製作精度をさほど要しないでも水密性を保持
でき回転操作も滑らかになり品質も向上するなど有益な
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る吐水口の接続構造の一実施例を示
す湯水混合水栓の部分断面図。
【図2】本考案の他の実施例を示す吐水口の接続構造の
一部の縦断面図。
【図3】従来の吐水口の接続構造を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 取付面 2 給湯栓 3 給水栓 12 基部 13 接続筒 20 雄ねじ 21 平滑面 22 連結筒 23 シール部 24 雌ねじ 25 パッキン 26 環状溝 27 シール部 28 吐水管 29 吐出口 30 環状溝 33 ビス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水栓部に連通する基部を取付面の背面側
    に配設し、該基部より円筒状の接続筒を該取付面に突出
    させ、該接続筒の外周には途中まで雄ねじを形成しその
    ねじ部分より上方はやや小径としてシール用の平滑面を
    形成し、連結筒の基端部内周に前記平滑面に水密に摺接
    するシール部および前記雄ねじに対応する雌ねじを形成
    してこれを螺合締付該連結筒の基端部端面を前記接続
    筒周囲の取付面に圧着させることにより該接続筒を該連
    結筒により隠蔽し、さらに該接続筒とは非接触なる吐出
    管を該連結筒の先端に水密でしかも回転自在なるように
    連結してなることを特徴とした吐水口の接続構造。
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JPH0646059U JPH0646059U (ja) 1994-06-24
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