JP2547342Y2 - 壁付け水栓の取付け構造 - Google Patents

壁付け水栓の取付け構造

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JP2547342Y2
JP2547342Y2 JP6088591U JP6088591U JP2547342Y2 JP 2547342 Y2 JP2547342 Y2 JP 2547342Y2 JP 6088591 U JP6088591 U JP 6088591U JP 6088591 U JP6088591 U JP 6088591U JP 2547342 Y2 JP2547342 Y2 JP 2547342Y2
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八平 渡辺
潤一 中島
有子 神田
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建屋の壁に配管した供
給管に直結して固定する壁固定型の水栓の取付け構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】壁固定型の水栓は、たとえばキッチンや
洗面所等の建屋の壁に配管した供給管に本体を直結する
と同時に壁に固定するものが最も一般的である。そし
て、供給管への接続構造は、供給管の先端に雌ネジを刻
んだソケットを設けておき、水栓の本体の背部に設けた
雄ネジ付きの短管をこのソケットにねじ込むというもの
である。このような接続の他に、供給管側及び水栓の本
体側にフランジを設けておき、これらのフランジをボル
ト,ナットによって連結するものもある。
【0003】図5は前者の場合の典型的な例を示す接合
部分の要部の縦断面図である。
【0004】図において、水栓の本体50の背部には雄
ネジ51aを刻んだ接続管51を一体に設け、この接続
管51を壁60の中に予め配管した供給管61にねじ込
んで連結している。このような本体50と供給管61の
接続は一般的な単水栓にも採用され、その最も簡単な構
造は接続管51と本体50との境目にフランジを設け、
このフランジが壁60に突き当たるまで接続管51を供
給管61にねじ込むことによって、供給管61との接続
部を隠すようにしている。
【0005】このようなフランジを備えた水栓では、こ
のフランジを壁60に当てることになるので、供給管6
1は壁60の中に埋まったものに限られる。これに対
し、図示の例のように、供給管61が壁60の表面より
も外に突き出るものでは、接続管51と供給管61とを
隠すためにカバー52を設けることになる。
【0006】カバー52を設ける場合、本体50と壁6
0との間の距離が施工誤差によって変化することを予測
し、本体50の背部を円筒状としてその周面に雄ネジ5
0aを設けておき、これにカバー52の雌ネジ52aを
ねじ接合する。したがって、本体50を供給管61に連
結した後に、カバー52を回してその背部が壁60に突
き当たるようにすれば、接続管51と供給管61との継
ぎ目部分が見えず、壁60との隙間もなくなる施工体が
得られる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところが、円筒状のカ
バー52を本体50の背部の外周にネジ接合によって設
けるとき、カバー52は図においてその左端から本体5
0に被せることになる。一方、本体50はその雄ネジ5
0aが外周面から突き出るため、カバー52をこの本体
50に被せるには、カバー52の前端部まで雌ネジ52
aを切った全ネジとするか、図示のように内径を大きく
した盗み52bを設ける必要がある。
【0008】このような盗み52bがあると、正面から
みて環状の隙間ができることになるので、外観面で劣る
ほか、埃等も詰まりやすく衛生設備用の器具としては適
切でない。また、全ネジとした場合でも、同様な問題が
生じる。
【0009】更に、カバー52の長さは、本体50の背
部面と壁60との距離に加えて雄ネジ50aとの掛り代
を含めたものが最小限必要となる。このため、本体50
の背部面と壁60との間の隙間だけを隠せればよいの
に、掛り代の分が余計に大きくなり、カバー52の壁6
0からの突き出しもこれに伴って長くなる。したがっ
て、コンパクト感がなくなり、水栓の形状や大きさとも
マッチしなくなってしまうこともある。
【0010】このように、本体の背部にネジ接合したカ
バーによって供給管との継ぎ目部分を隠すものでは、外
観の面で障害があり、カバーに刻む雌ネジも長くなるの
で加工性の面でも難点がある。
【0011】本考案において解決すべき課題は、水栓の
本体と供給管との継ぎ目部分を隠すカバーを外観良く組
み込めると同時に、カバーの製作も簡単にできるように
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案は、建屋の壁に配
管した供給管に、水栓の本体の背部に突き出した雄ネジ
付きの接続管をねじ込んで流路を接続し同時に前記壁に
固定する水栓の取付け構造であって、前記接続管の雄ネ
ジに、前記水栓本体の背部端の外径よりも大きな外径を
持つ連接リングを回転自在に接合し、該連接リングの外
周面に刻んだ雄ネジに化粧カバーを回転自在に接合し、
該化粧カバーはその前端に前記本体の背部端の外径にほ
ぼ等しい内径を持つフランジを中心側に向けて備えてい
ることを特徴とする。
【0013】
【作用】水栓の本体の接続管にねじ接合した連接リング
は、これを回転させることによってそれ自体が軸線方向
に動く。また、連接リングの外周にねじ接合した化粧カ
バーも、これを回転させることによって軸線方向に動
く。このため、水栓の本体に対して、化粧カバーは連接
リングの動きと化粧カバー自身の動きを合成した軸線方
向の移動量となり、化粧カバーが短くても、壁との隙間
や接続管と供給管との継ぎ目部分を隠すことができる。
また、化粧カバーのフランジが水栓の本体が外周面にき
っちり嵌まるので、正面から見たとき本体と化粧カバー
との間の隙間も無くなる。
【0014】
【実施例】図1は浄水器を水栓の例とした場合の本考案
の取付け構造を示す切欠側面図である。
【0015】図において、浄水器の本体1はその背部に
接続管2を突き出し、この接続管2を壁60に配管した
供給管61に連結している。浄水器はその本体1の内部
に交換可能なフィルタを備えたもので、図示しないハン
ドル操作によって内部流路を開閉可能とし、ろ過した浄
水を吐水管1aから吐出する構成を持つ。また、接続管
2には連接リング3を回転自在にネジ接合し、この連接
リング3には化粧カバー4を同様にネジ接合によって一
体化している。
【0016】図2及び図3は接続管2と供給管61の接
続を示す要部の縦断面図であって、図2は仮粧カバー4
を仮固定したとき及び図3はこれを本締めしたときをそ
れぞれ示す。
【0017】本体1の背部側は円筒状の形状を持ち、そ
の軸線をほぼ壁60と直交させる姿勢として供給管61
に接続管2を結合する。接続管2は本体1の背部と同軸
上に形成され、その外周面には雄ネジ2aを全ネジとし
て刻み込んでいる。一方、この接続管2が結合される供
給管61は、図示の例では壁60から少し前に突き出る
ように配管され、その先端の内周に刻んだ雌ネジ61a
に接続管2の雄ネジ2aを螺合することによって、本体
1を供給管61に結合すると共に内部流路を連通させ
る。なお、接続管2の雄ネジ2aはストレートネジであ
り、供給管61の雌ネジ61aはテーパを持つ管用ネジ
である。
【0018】連接リング3は、接続管2の雄ネジ2aに
螺合する雌ネジ3aを形成し、外周面には化粧カバー4
を連接するための雄ネジ3bを設けている。そして、雌
ネジ3aは、本体1の背面に連接リング3の前面が当た
るまで移動できるように、接続管2と本体1との境目部
分の非ネジ部に対して自由となるように盗み3cを設け
るものとする。また、雄ネジ3bの谷の径は本体1の背
部の外径よりも大きくしておく。
【0019】化粧カバー4は連接リング3の雄ネジ3b
に螺合する雌ネジ4aをその内周に形成し、前端には連
接リング3の前面に当たるフランジ4bを設けている。
このフランジ4bは、図示のように本体1の背部側の外
周面にきっちりと嵌まり込んで隙間ができない程度の内
径を持つ。
【0020】本体1の供給管61への接続作業は次の要
領で行う。
【0021】まず、図2に示すように、連接リング3に
化粧カバー4を一体化したものを本体1の背部に取り付
ける。このとき、連接リング3の前面が本体1の背部面
1bに当たるまで接続管2にねじ込み、化粧カバー4の
フランジ4bのみが本体1の背部面1b周りの外周に被
さるようにする。次いで、本体1の接続管2の雄ネジ2
aを供給管61の雌ネジ61aにねじ込み、本体1が正
しい位置を向く姿勢にして固定する。
【0022】以上の作業によって、図2のように本体1
が供給管61に結合される。そして、このときには、化
粧カバー4の背部端と壁60との間に隙間があるので、
これを埋めるめに化粧カバー4を指先で回転させる。こ
の化粧カバー4の回転方向は、図2において左から見た
とき時計方向であって、接続管2から連接リング3を緩
める方向である。この方向であれば、化粧カバー4の雌
ネジ4aと連接リング3の雄ネジ3bとは締め上げられ
る方向となる。
【0023】このような化粧カバー4の回転によって、
連接リング3は接続管2の周りを回転しながら壁60側
へ移動し、化粧カバー4も連接リング3との間の位置関
係を変えることなく一体的に壁60側に動く。したがっ
て、図3に示すように、化粧カバー4の背部端が壁60
にぴったりと突き当たり、隙間のない施工体が得られ
る。そして、化粧カバー4のフランジ4bの前面が本体
1の背部面1bと同じ面又はこれよりも少し前に出るよ
うな化粧カバー4の長さとしておけば、接続管2や連接
リング3等が剥き出しになることもない。
【0024】図4は供給管61の先端が壁60の中に埋
まっている場合の例である。
【0025】接続管2を供給管61にねじ込む前に、連
接リング3を本体1の背部面1bに当たる位置としてお
き、化粧カバー4もその背部端が連接リング3の背面と
同じか又は少し前側にくるように位置を合わせる。そし
て、接続管2を供給管61にねじ込んでいき、本体1の
壁60からの突き出し量になったときに本体1の姿勢を
正しくして固定する。図示の例では、連接リング3の背
面が壁60に当たるまで接続管2を供給管61にねじ込
んでいるが、連接リング3と壁60との間に隙間ができ
る施工とすることも無論起こり得る。
【0026】本体1の固定の後、もし連接リング4と壁
60との間に隙間があれば、図3の例と同様に化粧カバ
ー4を回して壁60側に動かし、この隙間を隠すように
する。図4の例では、連接リング3と壁60との間に隙
間がないが、化粧カバー4の背部端を壁60に突き当て
ることによって、隙間を無くすと同時に連接リング3も
隠すことができる。そして、本体1の背部側の周面は、
化粧カバー4のフランジ4bがきっちりと嵌まっている
ので、本体1と化粧カバー4との一体感が醸し出され、
外観もすっきりしたものとなる。
【0027】このように、接続管2に連接リング3を回
転自在にねじ込み、この連接リング3の外周には化粧カ
バー4を同様に回転自在にねじ込む構造とすることによ
って、連接リング3及び化粧カバー4のそれぞれの軸線
方向の移動量を合成した化粧カバー4の動きが得られ
る。このため、化粧カバー4の長さを短くしても、本体
1の背部と壁60との隙間を無くすと同時にフランジ4
bによって本体1の周面に隙間ができたり接合部分が剥
き出しになることがない。したがって、化粧カバー4の
加工が簡単になるほか、壁60からの突き出しも抑えら
れ、本体1と一体感のあるコンパクトな施工が可能とな
る。
【0028】なお、実施例では浄水器を壁の配管に接続
する例としたが、これ以外の各種の壁付け型の単水栓や
その他の水栓器具であっても、本考案の取付け構造によ
る施工が行える。
【0029】
【考案の効果】本考案では、水栓の接続管にねじ込んだ
連接リングとこの連接リングの外周にねじ接合した化粧
カバーのそれぞれの軸線方向の移動量を合成した化粧カ
バーの動きとすることができる。このため、化粧カバー
を従来構造に比べて短くでき、その加工が簡単になる。
また、化粧カバーの前端に設けたフランジが本体の背部
の周面にきっちり嵌まるので、本体と化粧カバーとの間
に隙間ができたり接合部分が剥き出しになることもな
い。したがって、壁と本体との隙間を無くすだけでな
く、本体と化粧カバーとの一体感も向上し、コンパクト
な施工体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の取付け構造によって浄水器を壁に配管
した供給管に接続した例を示す切欠側面図である。
【図2】本体と供給管との接続構造の要部を示す縦断面
図である。
【図3】化粧カバーによって壁との間の隙間を無くした
施工完了時を示す要部の縦断面図である。
【図4】供給管が壁の中に埋まっている場合の接続状態
を示す要部の縦断面図である。
【図5】従来のカバーを用いた接続構造を示す要部の縦
断面図である。
【符号の説明】
1 本体 1a 吐水管 1b 背部面 2 接続管 2a 雄ネジ 3 連接リング 3a 雌ネジ 3b 雄ネジ 3c 盗み 4 化粧カバー 4a 雄ネジ 4b フランジ 60 壁 61 供給管

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋の壁に配管した供給管に、水栓の本
    体の背部に突き出した雄ネジ付きの接続管をねじ込んで
    流路を接続し同時に前記壁に固定する水栓の取付け構造
    であって、前記接続管の雄ネジに、前記水栓本体の背部
    端の外径よりも大きな外径を持つ連接リングを回転自在
    に接合し、該連接リングの外周面に刻んだ雄ネジに化粧
    カバーを回転自在に接合し、該化粧カバーはその前端に
    前記本体の背部端の外径にほぼ等しい内径を持つフラン
    ジを中心側に向けて備えていることを特徴とする壁付け
    水栓の取付け構造。
JP6088591U 1991-08-01 1991-08-01 壁付け水栓の取付け構造 Expired - Fee Related JP2547342Y2 (ja)

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