JP3021100U - 樹脂製タンクのドレンコック - Google Patents

樹脂製タンクのドレンコック

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JP3021100U
JP3021100U JP1995008773U JP877395U JP3021100U JP 3021100 U JP3021100 U JP 3021100U JP 1995008773 U JP1995008773 U JP 1995008773U JP 877395 U JP877395 U JP 877395U JP 3021100 U JP3021100 U JP 3021100U
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JP
Japan
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cock
resin tank
rubber packing
seat
annular rising
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JP1995008773U
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Inventor
昌彦 大塚
Original Assignee
東洋ラジエーター株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換器等の樹脂製タンクであって、そのド
レンコックにゴムパッキンを使用する場合に、ゴムパッ
キンの装着忘れによる弊害を防止すること。 【解決手段】 コックシート2のゴムパッキン5の着座
面の半径方向縁部から外周縁まで欠切部6を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主として自動車用熱交換器の樹脂製タンクの底部に設けるドレンコ ックに関し、ゴムパッキンによりシール性を確保するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は自動車用熱交換器の樹脂製タンク1に取付けられた従来型ドレンコック の分解斜視図であり、樹脂製タンク1の底部にはドレン用のコックシートが一体 的に形成され、そしてそのコックシート2の内ネジ3にコック5がゴムパッキン 4を介して液密に着脱自在に螺着される。 このコックシート2の先端外周縁は僅かに立ち上げられて環状の立ち上げ部11 を形成し、その内側にゴムパッキン4の嵌着座部が形成される。そして、コック シート2内面には内ネジ3が螺着されている。コック5は、合成樹脂材または金 属材で形成され、蝶形のつまみ部10とその先端に直交して設けた円板部9と、円 板部9の中心に突出されたネジ付き軸部8とを有する。そして円板部9に接触し てゴムパッキン4が軸部8に被嵌され、軸部8をコックシート2に螺着締結する ことにより、ゴムパッキン4を介してコックシート2とコック5との液密性を保 つものである。なお、樹脂製タンク1は箱状に形成され、その開口にチューブプ レートが図示しないOリングを介してカシメ固定される。そのチューブプレート には多数のチューブが並列され、それらの間にフィンがろう付け等の手段で固定 されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このゴムパッキン4を装着し忘れたとしても、図5の如く一時的に は円板部9とコックシート2の環状の立ち上げ部11とが密着し、気密性が保たれ てしまうことがある。 すると、ゴムパッキン4の装着し忘れに気がつかず、自動車を走行させてしま い、走行時に樹脂製タンクに内圧が加わると、エンジン冷却水が樹脂製タンクの 底から漏洩する虞がある。 そこで本考案は、ドレンコックのゴムパッキンの取付け忘れを確実に防止し、 運転中の液漏れを防ぐことを目的とするものである。その目的達成のために次の 構成をとる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の樹脂製タンクのドレンコックは、樹脂製タンク1の底部内に連通し、 その外面に一体的に筒状に突設されて、その内周面に内ネジが形成されたコック シートと、 その本体の開口端面の外縁に形成された環状の立ち上げ部と、 その環状の立ち上げ部の内直径よりも大なる直径の円板部を有し、その円板部 の一方の面側の中心に前記内ネジに螺着されるネジ付きの軸部が突設されると共 に、他方の面側に螺回用ツマミ部が突設されたコックと、 前記環状の立ち上げ部の一部に設けられた欠切部または孔部等の液体流出手段 と、を具備し、 通常は前記環状の立ち上げ部内に位置する防水用ゴムパッキンを介して、前記 コックが前記コックシートに螺着締結されるものである。
【0005】
【作用・効果】
本考案の樹脂製タンクのドレンコックは、そのコックシート2の環状の立ち上 げ部11に欠切部6を設けるか、そこに孔部を設けているので、ゴムパッキン4を 取付けることなくコック5をコックシート2に螺着締結すると、それらの欠切部 6等から液漏れが生じ、運転前にゴムパッキン4が存在しないことを発見できる 。それにより、運転中の液漏れ事故を防止できる。
【0006】
【考案の実施の形態】
次に、図面に基づいて本考案の実施の形態を説明する。なお、従来型ドレンコ ックと同一部品には同一の符号が付してある。 図1は本考案のドレンコックのコックシート2の分解斜視図、図2は同実施例 のドレンコックの縦断面図、図3は同実施例においてゴムパッキンが存在しない 場合の縦断面図である。 この実施例は図1に示す如く、その箱状の樹脂製タンク1に一体成形により内 ネジ3を有するコックシート2がその下部側面に突設形成され、その先端面の外 周縁に環状の立ち上げ部11が設けられている。そして、その環状の立ち上げ部11 に一対の欠切部6が互いに180°離間して形成されている。欠切部6の高さは 、環状の立ち上げ部11のそれに等しい。
【0007】 そして本来の使用状態においては、図2に示す如く、円板部9に接触するよう にゴムパッキン4が軸部8に被嵌され、その軸部8がコックシート2に螺着締結 される。すると、ゴムパッキン4がコックシート2の先端面と円板部9との間に 挟持され液密性が保たれる。 しかしながら、ゴムパッキン4を軸部8に被嵌することなく、コック5をコッ クシート2に螺着締結すると、コックシート2の欠切部6を介して、樹脂製タン ク1の内外面の液密性が破れる。即ち、図3の如く樹脂製タンク1内の液7は矢 印の如く、コックシート2の内ネジ3とコック5の軸部8との隙間を通り、欠切 部6から外部に漏洩する。それにより、コック5にはゴムパッキンが存在しない ことを樹脂製タンクの使用前に発見することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のドレンコックの分解斜視図。
【図2】同実施例の縦断面図。
【図3】同実施例でゴムパッキンが存在しないときの説
明図。
【図4】従来型のドレンコックの分解斜視図。
【図5】同実施例において軸部8にゴムパッキン4を設
けない場合の縦断面図。
【符号の説明】
1 樹脂製タンク 2 コックシート 3 内ネジ 4 ゴムパッキン 5 コック 6 欠切部 7 液 8 軸部 9 円板部 10 つまみ部 11 立ち上げ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製タンク1の底部内に連通し、その
    外面に一体的に筒状に突設されて、その内周面に内ネジ
    3が形成されたコックシート2と、 その本体の開口端面の外縁に形成された環状の立ち上げ
    部11と、 その環状の立ち上げ部11の内直径よりも大なる直径の円
    板部9を有し、その円板部9の一方の面側の中心に前記
    内ネジに螺着されるネジ付きの軸部8が突設されると共
    に、他方の面側に螺回用ツマミ部10が突設されたコック
    5と、 前記環状の立ち上げ部11の一部に設けられた欠切部6ま
    たは孔部等の液体漏洩手段と、を具備し、 通常は前記環状の立ち上げ部11内に位置する防水用ゴム
    パッキン4を介して、前記コック5が前記コックシート
    2に螺着締結される樹脂製タンクのドレンコック。
JP1995008773U 1995-07-28 1995-07-28 樹脂製タンクのドレンコック Expired - Lifetime JP3021100U (ja)

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