JPH0729218Y2 - オイルクーラ取付構造 - Google Patents

オイルクーラ取付構造

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JPH0729218Y2
JPH0729218Y2 JP1989137054U JP13705489U JPH0729218Y2 JP H0729218 Y2 JPH0729218 Y2 JP H0729218Y2 JP 1989137054 U JP1989137054 U JP 1989137054U JP 13705489 U JP13705489 U JP 13705489U JP H0729218 Y2 JPH0729218 Y2 JP H0729218Y2
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JP
Japan
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oil cooler
resin tank
washer
sheet member
mounting structure
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JP1989137054U
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JPH0377029U (ja
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正巳 山本
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カルソニック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、オイルクーラ取付構造に係わり、特に、ラジ
エータの樹脂製タンクに、オイルクーラ本体に固定され
たアルミニウム製のシート部材を、鉄製のワッシャを介
してナットにより螺着するオイルクーラ取付構造に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、オイルクーラは、ラジエータ用のタンク内に収容
されており、タンク内を流通する冷却水により熱交換が
行なわれている。
そして、このようなオイルクーラは、従来、オイルを流
通するシート部材がラジエータの樹脂製タンクを挿通し
ており、このシート部材にナットを螺合することによ
り、樹脂製タンクに固定されている。
このようなオイルクーラのラジエータ用タンクへの取付
構造としては、例えば、実開昭55-3140号公報等に開示
されるようなものが知られている。
第4図乃至第6図は、このようなオイルクーラ取付構造
を示すもので、第4図において、符号11は、車両に搭載
されるラジエータを示している。
このラジエータ11は、コア部13の上下に樹脂製タンク15
を配置して構成されている。
そして、下側の樹脂製タンク15内には、第5図に示すよ
うに、オイルクーラ本体17が収容されており、このオイ
ルクーラ本体17には外周に螺子が形成されたアルミニウ
ム製のシート部材19が2個所定間隔を置いて固定されて
いる。これらのシート部材19はその内部をオイルが流通
可能とされており、その先端にはオイルの流通管21が固
定されている。
また、樹脂製タンク15には所定間隔を置いて2個の取付
孔23が形成されており、これらの取付孔23にはシート部
材19が内側からそれぞれ挿入され、樹脂製タンク15から
外部に突出されている。
そして、第6図に示すように、樹脂製タンク15から外部
に突出したシート部材19には、鉄製のスプリングワッシ
ャ27と鉄製の平ワッシャ29が外嵌され、さらに、これら
のワッシャ27,29の上からナット31が螺合されている。
また、シート部材19の座部32には、樹脂製タンク15側の
面にO−リング33が配置され、シート部材19と樹脂製タ
ンク15との間からの冷却水の漏出が防止されている。
このようなオイルクーラ取付構造では、オイルクーラ本
体17を、樹脂製タンク15内にシート部材19を介してナッ
ト31により固定することができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このようなオイルクーラ取付構造では、
アルミニウム製のシート部材19に、鉄製のワッシャ27,2
9を外嵌していたため、シート部材19とワッシャ27,29と
が接触して取り付けられ電気的に導通する虞があり、そ
の電位差によりシート部材19が腐食する虞があった。
即ち、例えば、雨天時の走行により泥水がシート部材19
近傍に付着したり、エンジンを停止した場合等の冷却水
温度の低下により水分がシート部材19近傍に付着し、シ
ート部材19とワッシャ27,29が電気的に導通し、その電
位差によりシート部材19が腐食し、これにより、シート
部材19内のオイルや樹脂製タンク15内の冷却水が漏出す
る虞があった。
本考案は上記のような問題点を解決するためになされた
もので、シート部材の電位差による腐食を従来よりも大
幅に低減することができるオイルクーラ取付構造を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のオイルクーラ取付構造は、ラジエータの樹脂製
タンク内に、オイルクーラ本体を収容するとともに、こ
のオイルクーラ本体に固定されオイルが流通するアルミ
ニウム製のシート部材を、前記樹脂製タンクに形成され
る取付孔に前記樹脂製タンクの内側から挿入し、さら
に、前記樹脂製タンクから外部に突出した前記シート部
材に鉄製のワッシャを外嵌し、前記シート部材にナット
を螺合してなるオイルクーラ取付構造において、前記ワ
ッシャを鉄製の平ワッシャとスプリングワッシャとで構
成し、前記樹脂製タンクに、アルミニウム製の前記ナッ
ト側に突出するとともに前記平ワッシャの厚さより高く
平ワッシャとスプリングワッシャとの合計の厚さより低
い突出部を前記取付孔の回りに一体に形成し、前記ワッ
シャと前記シート部材との間に前記突出部を位置せしめ
てなるものである。
〔作用〕
本考案のオイルクーラ取付構造では、ワッシャを鉄製の
平ワッシャとスプリングワッシャとで構成し、樹脂製タ
ンクに、アルミニウム製のナット側に突出するとともに
平ワッシャの厚さより高く平ワッシャとスプリングワッ
シャとの合計の厚さより低い突出部を取付孔の回りに一
体に形成し、ワッシャとシート部材との間に突出部を位
置せしめたので、鉄製のワッシャとアルミニウム製のシ
ート部材との直接的な接触が、樹脂製タンクに形成され
た突出部により阻止され、電気的な導通が抑制される。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例について説明
する。
第1図乃至第3図は、本考案のオイルクーラ取付構造の
一実施例を示すもので、第1図および第2図において、
符号35は、ラジエータの樹脂製タンクを示している。
この樹脂製タンク35内にはオイルクーラ本体37が収容さ
れており、このオイルクーラ本体37は、アルミニウムか
らなる芯材(例えば、JIS3003)の両側に、ろう材層
(例えば、JIS4343)を形成して構成されている。
オイルクーラ本体37には、外周に螺子が形成されたアル
ミニウム製(例えば、JIS7072)のシート部材39が固定
されている。このシート部材39はオイルが流通可能とさ
れており、その先端にはオイルの流通管41が固定されて
いる。
また、樹脂製タンク35には取付孔43が形成されており、
この取付孔43には、シート部材39が樹脂製タンク35の内
側から挿入され、樹脂製タンク35から外部に突出されて
いる。
さらに、樹脂製タンク35から外部に突出したシート部材
39には、鉄製のスプリングワッシャ47と鉄製の平ワッシ
ャ49が外嵌され、これらのワッシャ47,49の上から、ア
ルミニウム製(例えば、JIS7072)のナット51が螺合さ
れている。ナット51とスプリングワッシャ47との間に
は、図示しないフィルム状の絶縁部材が介装されてい
る。
また、シート部材39の座部52には、樹脂製タンク35側の
面にO−リング53が配置され、シート部材39と樹脂製タ
ンク35との間からの冷却水の漏出が防止されている。
そして、樹脂製タンク35には、第3図に示すように、ナ
ット51側に突出する環状の突出部55が取付孔43の回りに
一体に形成され、この突出部55が、第1図および第2図
に示したように、ワッシャ47,49とシート部材39との間
に位置されている。突出部55は、ナット51に接触しない
程度の間隔を置いて、即ち、スプリングワッシャ47と平
ワッシャ49の板厚をプラスした寸法より低い寸法でタン
ク35の面よりナット51側に突出されている。
以上のように構成されたオイルクーラ取付構造では、オ
イルクーラ本体37を、樹脂製タンク35内にシート部材39
を介してナット51により固定することができる。
そして、以上のように構成されたオイルクーラ取付構造
では、樹脂製タンク35に形成された突出部55により、鉄
製のワッシャ47,49とアルミニウム製のシート部材39と
の直接的な接触が阻止され、電気的な導通が抑制され
る。
しかして、以上のように構成されたオイルクーラ取付構
造では、樹脂製タンク35に、ナット51側に突出する突出
部55を取付孔43の回りに一体に形成し、ワッシャ47,49
とシート部材39との間に突出部55を位置したので、鉄製
のワッシャ47,49とアルミニウム製のシート部材39との
直接的な接触が、樹脂製タンク35に形成された突出部55
により阻止され、水分がシート部材39近傍に付着した場
合でもシート部材39とワッシャ47,49との電気的な導通
が抑制され、これにより、シート部材39の電位差による
腐食を従来よりも大幅に低減することができる。
尚、上記実施例では、樹脂製タンク35に形成される突出
部55を環状に形成した例について説明したが、本考案は
上記実施例に限定されるものではなく、樹脂製タンクの
取付孔の回りに、所定間隔を置いて複数の突出部を形成
しても、上記実施例とほぼ同様の効果を得ることができ
る。
また、上記実施例では、2枚のワッシャ47,49をシート
部材39に外嵌した例について説明したが、本考案は上記
実施例に限定されるものではなく、1枚のワッシャをシ
ート部材に外嵌しても良く、また、3枚以上のワッシャ
をシート部材に外嵌しても良いことは勿論である。
〔考案の効果〕
本考案のオイルクーラ取付構造では、ワッシャを鉄製の
平ワッシャとスプリングワッシャとで構成し、樹脂製タ
ンクに、アルミニウム製のナット側に突出するとともに
平ワッシャの厚さより高く平ワッシャとスプリングワッ
シャとの合計の厚さより低い突出部を取付孔の回りに一
体に形成し、ワッシャとシート部材との間に突出部を位
置したので、鉄製のワッシャとアルミニウム製のシート
部材との直接的な接触が、樹脂製タンクに形成された突
出部により阻止され、電気的な導通が抑制され、シート
部材の電位差による腐食を従来よりも大幅に低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のオイルクーラ取付構造の一実施例を示
す縦断面図である。 第2図は第1図のシート部材およびその近傍を拡大して
示す縦断面図である。 第3図は第1図の樹脂製タンクを示す縦断面図である。 第4図は従来のオイルクーラが取り付けられたラジエー
タを示す側面図である。 第5図は従来のオイルクーラ取付構造を示す縦断面図で
ある。 第6図は第5図のシート部材およびその近傍を拡大して
示す縦断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 35……樹脂製タンク 37……オイルクーラ本体 39……シート部材 43……取付孔 47……スプリングワッシャ 49……平ワッシャ 51……ナット 55……突出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラジエータの樹脂製タンク内に、オイルク
    ーラ本体を収容するとともに、このオイルクーラ本体に
    固定されオイルが流通するアルミニウム製のシート部材
    を、前記樹脂製タンクに形成される取付孔に前記樹脂製
    タンクの内側から挿入し、さらに、前記樹脂製タンクか
    ら外部に突出した前記シート部材に鉄製のワッシャを外
    嵌し、前記シート部材にナットを螺合してなるオイルク
    ーラ取付構造において、前記ワッシャを鉄製の平ワッシ
    ャとスプリングワッシャとで構成し、前記樹脂製タンク
    に、アルミニウム製の前記ナット側に突出するとともに
    前記平ワッシャの厚さより高く平ワッシャとスプリング
    ワッシャとの合計の厚さより低い突出部を前記取付孔の
    回りに一体に形成し、前記ワッシャと前記シート部材と
    の間に、前記突出部を位置してなることを特徴とするオ
    イルクーラ取付構造。
JP1989137054U 1989-11-27 1989-11-27 オイルクーラ取付構造 Expired - Lifetime JPH0729218Y2 (ja)

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JPH0377029U JPH0377029U (ja) 1991-08-01
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS618794U (ja) * 1984-06-15 1986-01-20 カルソニックカンセイ株式会社 オイルク−ラ付き熱交換器に於けるオイル循環用パイプの取付構造
JPS6272432U (ja) * 1985-10-25 1987-05-09

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JPH0377029U (ja) 1991-08-01

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