JPH029277Y2 - - Google Patents
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- JPH029277Y2 JPH029277Y2 JP14736485U JP14736485U JPH029277Y2 JP H029277 Y2 JPH029277 Y2 JP H029277Y2 JP 14736485 U JP14736485 U JP 14736485U JP 14736485 U JP14736485 U JP 14736485U JP H029277 Y2 JPH029277 Y2 JP H029277Y2
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- Japan
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- case
- stud bolt
- insulating sleeve
- heat exchanger
- mounting device
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、接触電気による腐食を防止できる
熱交換器のエレメント取付け装置に関連する。
熱交換器のエレメント取付け装置に関連する。
従来の技術
従来の熱交換器を示す第3図及び第4図につい
て説明する。これらの図面は多板式オイルクーラ
の例を示す。オイルクーラ10はカバー11を含
むケース12を有し、ケース12内には熱交換室
15が形成され、この室15内に熱交換エレメン
ト13及び冷却水が収容される。エレメント13
はスタツドボルト18によりケース12に固定さ
れる。第4図に詳細に示される通り、エレメント
13はスタツドボルト18に固定されたフランジ
22によりケース12のカバー11に固定され
る。スタツドボルト18はカバー11のボス11
aに穿設された貫通孔17を通りケース12の外
部に伸び出し、複数の座金20及びナツト21で
固定される。フランジ22とカバー11との間に
は絶縁性ガスケツト16が配置され、又貫通孔1
7内にはスタツドボルト18を包囲する絶縁性樹
脂パイプ19が設けられる。
て説明する。これらの図面は多板式オイルクーラ
の例を示す。オイルクーラ10はカバー11を含
むケース12を有し、ケース12内には熱交換室
15が形成され、この室15内に熱交換エレメン
ト13及び冷却水が収容される。エレメント13
はスタツドボルト18によりケース12に固定さ
れる。第4図に詳細に示される通り、エレメント
13はスタツドボルト18に固定されたフランジ
22によりケース12のカバー11に固定され
る。スタツドボルト18はカバー11のボス11
aに穿設された貫通孔17を通りケース12の外
部に伸び出し、複数の座金20及びナツト21で
固定される。フランジ22とカバー11との間に
は絶縁性ガスケツト16が配置され、又貫通孔1
7内にはスタツドボルト18を包囲する絶縁性樹
脂パイプ19が設けられる。
考案が解決しようとする問題点
上記オイルクーラでは、ケース12はアルミニ
ウムで作られ、エレメント13はステンレス鋼で
作られると共に、複数種のイオンを含む冷却水が
熱交換室15に収容される。ケース12はアルミ
ニウムで作られるため、ステンレスとの接触電位
差が大きくステンレスに電気的に接触された冷却
水と接触するとケース12のアルミニウム側が陽
極となり、冷却水中に溶出する。このような電気
化学的腐食によりケース12の湿食が進行し、ケ
ース12が損傷する。
ウムで作られ、エレメント13はステンレス鋼で
作られると共に、複数種のイオンを含む冷却水が
熱交換室15に収容される。ケース12はアルミ
ニウムで作られるため、ステンレスとの接触電位
差が大きくステンレスに電気的に接触された冷却
水と接触するとケース12のアルミニウム側が陽
極となり、冷却水中に溶出する。このような電気
化学的腐食によりケース12の湿食が進行し、ケ
ース12が損傷する。
上記冷却水は、通常LLC(ロングライフクーラ
ント)液と指称される添加剤を所定濃度(約30
%)で水(約70%)に混合して作られた防錆液が
使用され、このような冷却水が使用される限り、
上記アルミニウム電食は生じない。しかし冷却水
が劣化し防錆効果が低下したり、高塩素イオン濃
度の腐食水が使用される時、アルミニウムの電食
を防止することができない。このような欠点を解
消するためナツト21とカバー11との間に石綿
ジヨイントパツキン等の絶縁パツキンを配置する
提案をあるが、絶縁パツキンは取付け当初高い絶
縁抵抗を有するものの水分の吸着若しくは吸収に
より絶縁性能が経時的に著しく劣化する。従つて
この提案では特殊の防湿方法を更に考えなければ
ならない。
ント)液と指称される添加剤を所定濃度(約30
%)で水(約70%)に混合して作られた防錆液が
使用され、このような冷却水が使用される限り、
上記アルミニウム電食は生じない。しかし冷却水
が劣化し防錆効果が低下したり、高塩素イオン濃
度の腐食水が使用される時、アルミニウムの電食
を防止することができない。このような欠点を解
消するためナツト21とカバー11との間に石綿
ジヨイントパツキン等の絶縁パツキンを配置する
提案をあるが、絶縁パツキンは取付け当初高い絶
縁抵抗を有するものの水分の吸着若しくは吸収に
より絶縁性能が経時的に著しく劣化する。従つて
この提案では特殊の防湿方法を更に考えなければ
ならない。
問題点を解決するための手段
この考案では、セラミツク材で形成された絶縁
スリーブがスタツドボルトに装着され、かつスタ
ツドボルトとケースとの接触を阻止する位置でケ
ースに支持される。
スリーブがスタツドボルトに装着され、かつスタ
ツドボルトとケースとの接触を阻止する位置でケ
ースに支持される。
作 用
セラミツク製絶縁スリーブは水分の吸着、吸収
がなく、経時的に絶縁性能が劣化しない。
がなく、経時的に絶縁性能が劣化しない。
実施例
以下この考案の実施例を第1図について説明す
る。第1図では、第4図に示す部分と同一部分に
ついては同一符号を使用し、説明を省略する。
る。第1図では、第4図に示す部分と同一部分に
ついては同一符号を使用し、説明を省略する。
カバー11に形成された貫通孔17の出口部に
は環状凹部33が形成され、凹部33の周囲には
カバー11のボス11aから軸方向に突出する環
状山部34が設けられる。又貫通孔17のほぼ中
間に環状肩部35が形成される。第1図の例では
樹脂パイプ19は使用しない。この例ではナツト
21とボス11aとの間には絶縁スリーブ30が
配置される。この絶縁スリーブ30は、アルミ
ナ、ジルコニア又は炭化珪素等のセラミツク材で
形成されるが、高強度又は耐摩耗性を有するフア
インセラミツクを使用することもできる。絶縁ス
リーブ30は軸部32とこの軸部32に固着され
たフランジ部31とを有する。フランジ部31の
下面は前記凹部33と接触し、その側面は前記環
状山部34に包囲される。軸部32の下面は前記
環状肩部35と対向して配置される。
は環状凹部33が形成され、凹部33の周囲には
カバー11のボス11aから軸方向に突出する環
状山部34が設けられる。又貫通孔17のほぼ中
間に環状肩部35が形成される。第1図の例では
樹脂パイプ19は使用しない。この例ではナツト
21とボス11aとの間には絶縁スリーブ30が
配置される。この絶縁スリーブ30は、アルミ
ナ、ジルコニア又は炭化珪素等のセラミツク材で
形成されるが、高強度又は耐摩耗性を有するフア
インセラミツクを使用することもできる。絶縁ス
リーブ30は軸部32とこの軸部32に固着され
たフランジ部31とを有する。フランジ部31の
下面は前記凹部33と接触し、その側面は前記環
状山部34に包囲される。軸部32の下面は前記
環状肩部35と対向して配置される。
第2図はこの考案の他の実施例を示し、フラン
ジ部31と凹部33との間に弾性部材40が設け
られる。弾性部材40は従来の可撓性ガスケツト
材料を使用することができる。上記実施例では絶
縁スリーブ30をカバー11の形成後取付ける例
が示されるが、絶縁スリーブ30をインサート成
形によりボス11aにモールドして取付けてもよ
い。
ジ部31と凹部33との間に弾性部材40が設け
られる。弾性部材40は従来の可撓性ガスケツト
材料を使用することができる。上記実施例では絶
縁スリーブ30をカバー11の形成後取付ける例
が示されるが、絶縁スリーブ30をインサート成
形によりボス11aにモールドして取付けてもよ
い。
考案の効果
この考案では、セラミツク製絶縁スリーブでス
タツドボルトとカバーとを絶縁するので、絶縁ス
リーブに水分の吸着、吸収が発生せず絶縁性能が
劣化しない。又ナツトの締付け力による圧縮応力
の不均一分布は弾性部材により均一化される。
タツドボルトとカバーとを絶縁するので、絶縁ス
リーブに水分の吸着、吸収が発生せず絶縁性能が
劣化しない。又ナツトの締付け力による圧縮応力
の不均一分布は弾性部材により均一化される。
第1図は、この考案による熱交換器のエレメン
ト取付け装置の断面図;第2図は、他の実施例を
示す断面図;第3図は従来のオイルクーラの断面
図で、第4図は、従来のエレメント取付け装置の
断面図を示す。 11……カバー、17……貫通孔、18……ス
タツドボルト、20……座金、21……ナツト、
30……絶縁スリーブ、31……フランジ部、3
2……軸部、40……弾性部材。
ト取付け装置の断面図;第2図は、他の実施例を
示す断面図;第3図は従来のオイルクーラの断面
図で、第4図は、従来のエレメント取付け装置の
断面図を示す。 11……カバー、17……貫通孔、18……ス
タツドボルト、20……座金、21……ナツト、
30……絶縁スリーブ、31……フランジ部、3
2……軸部、40……弾性部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) カバーを含む熱交換器ケース内に熱交換エレ
メントが配置され、該エレメントを支持するフ
ランジにスタツドボルトが固定され、該スタツ
ドボルトが上記ケースの内部から外部に伸び出
すと共に、外部で固定手段により固定され、上
記ケース内に冷却水が供給され、上記スタツド
ボルトとケースとの間で接触電位差が生ずるエ
レメント取付け装置において、 上記スタツドボルトに絶縁スリーブが装着さ
れ、該絶縁スリーブは該スタツドボルトと上記
ケースとの接触を阻止する位置で該ケースに支
持されると共にセラミツク材で形成されること
を特徴とする熱交換器のエレメント取付け装
置。 (2) 上記絶縁スリーブは、上記ケースに形成され
た凹部に配置された弾性部材上で支持され、か
つ上記ケースから軸方向に突出する環状山部で
包囲される実用新案登録請求の範囲第(1)項記載
の熱交換器のエレメント取付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14736485U JPH029277Y2 (ja) | 1985-09-28 | 1985-09-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14736485U JPH029277Y2 (ja) | 1985-09-28 | 1985-09-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6256981U JPS6256981U (ja) | 1987-04-08 |
JPH029277Y2 true JPH029277Y2 (ja) | 1990-03-07 |
Family
ID=31060654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14736485U Expired JPH029277Y2 (ja) | 1985-09-28 | 1985-09-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH029277Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-09-28 JP JP14736485U patent/JPH029277Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6256981U (ja) | 1987-04-08 |
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