JP2502652B2 - 換気扇のシャッタ開閉装置 - Google Patents

換気扇のシャッタ開閉装置

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JP2502652B2
JP2502652B2 JP3317088A JP3317088A JP2502652B2 JP 2502652 B2 JP2502652 B2 JP 2502652B2 JP 3317088 A JP3317088 A JP 3317088A JP 3317088 A JP3317088 A JP 3317088A JP 2502652 B2 JP2502652 B2 JP 2502652B2
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JP
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shutter
plate
connecting plate
wire
ventilation fan
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憲一 岸之上
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
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Matsushita Seiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は家屋の壁面に取付け、スイッチの引きひも操
作によりモータの入切およびシャッタの開閉を行なう換
気扇に関する。
従来の技術 従来、この種の換気扇のシャッタ開閉装置は、第3図
および第4図に示すような構成であった。図において、
換気扇の枠体101の室外側開口部に開閉自在に装着され
た複数枚のシャッタ102と、このシャッタ102と可動的に
連結されシャッタ102の開閉に連動して変位する連結板1
05と、この連結板105を下方に引き下げてシャッタ102を
開くために一端を連結板105の一部に設けた孔に引掛
け、他端を引きひも連動式のスイッチ108に引掛けた連
結ワイヤ106と、一端を枠体101に設けた切起こし部に引
掛け、他端を連結板105に引掛けてシャッタ102の閉じる
方向に付勢してなるスプリング111と、連結板105が垂直
下方向に移動しようとすると連結板105の一部が当接す
るように設けたロック板112で構成されていた。このよ
うな構成において、スイッチ108の引きひも操作により
連結ワイヤ106に下方に引き下げられ、それとともに連
結板105も下に引き下げられ、シャッタ102が開く。その
際スイッチ108の連結ワイヤ106の引掛け位置は、連結板
105の連結ワイヤ106の引掛け位置よりも枠体の内側に位
置しているために、スイッチ108の引きひも操作により
まず左斜め下に移動した後(第4図の矢印)、下方に
動く(第4図の矢印)。一方、シャッタ102に閉時に
外風によって、開く方向の力が作用すると、連結板105
は垂直下方に下がるため、ロック板112に当接しシャッ
タ102は開かない。すなわちシャッタ102閉鎖時には外風
によるシャッタ102のバタツキを防ぎ、シャッタ102を開
くとき、つまり引きひもスイッチ108操作時においては
連結板105はロック板112を避けて動くものであった。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成において、連結板105は最初左
斜め下に移動する際にロック板112に触れてはいけない
わけではあるが、部品の組立ばらつき、寸法ばらつきに
よって連結板105とロック板112との距離Lが小さくなり
すぎると(通常2.5mm以下)スイッチ108の引きひも操作
時に連結板105がロック板112に当ってシャッタ102が開
かなくなったり、逆に距離Lが大きくなりすぎると(通
常5mm以上)シャッタ102のあそびが大きくなり外風によ
るバタツキを生じるようになる。また、シャッタ102両
端に折曲形成した耳部102aが内側に倒れていると、連結
板105も内側に倒れ、連結板105が垂直下方に動いてもロ
ック板106に当らずシャッタバタツキ防止にならなくな
る。逆にシャッタ102の耳部102aが外側に倒れていると
ロック板112に連結板105が引掛かるようになりシャッタ
102は開かなくなるなどの課題があった。
本発明はこのような課題を解決するもので、連結板と
ロック板との距離Lのバラツキまたはシャッタ耳部の倒
れなどによるシャッタのバタツキやシャッタを開く際の
引掛りを防止する換気扇のシャッタ開閉装置を提供する
ことを目的とするものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、室内側と室外側
に開口した枠体と、この枠体の室外側開口部に開閉自在
に装着された複数枚のシャッタと、このシャッタと可動
的に連結され前記シャッタの開閉に連動して変位する連
結板と、この連結板の一部分に上端を引掛け、下端を引
きひも連動式スイッチに引掛けた連結ワイヤと、この連
結ワイヤの前記上端と下端を結ぶ直線よりその先端が内
側に位置する突起板と、一端を上記枠体に引掛け、他端
を上記連結板に引掛け、前記シャッタを閉鎖方向にかつ
前記連結板を外側に付勢するスプリングと、前記枠体か
ら前記連結板の垂直下方に突設したロック板とからなる
換気扇のシャッタ開閉装置を構成したものである。
作用 この構成により、スイッチの引きひもを引き下げる
と、まず連結ワイヤの上方部は突起板の先端を支点とし
てほぼ横方向に動かされ、その後垂直下方に引き下げら
れるので連結板はロック板には引掛からずにシャッタは
開き、一方、シャッタ閉時に外風によりシャッタに開放
方向の力が作用すると、連結板は垂直下方向に移動して
ロック板に当接しそれ以上動かなくなりシャッタは開か
ないのでバタツキがなくなる。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図および第2図にもと
づき説明する。図において、換気扇の枠体1の室外側開
口部に複数枚のシャッタ2が開閉自在に装着され、この
複数枚のシャッタ2とプラスチックリベット3によって
連結板5が可動的に連結されている。連結板5はシャッ
タ2の開閉に連動して上下方向に変位する。そして、連
結板5を下方に引き下げてシャッタ2を支点ピン4を支
点として開くために、連結ワイヤ6の一端を連結板5の
上方に設けた切起こし部の穴7に引掛け、他端を枠体1
の下方に設けた引きひも連動式のスイッチ8に引掛けて
いる。連結ワイヤ6は連結板側のワイヤA6aとスイッチ
側のワイヤB6bとの2個のワイヤによって構成されてお
り、この2個のワイヤA6a,B6bは互いに連結部9で回動
自在に連結され、この連結部9は枠体に設けたくの字状
の突起板10の先端近傍に位置している。また、突起板10
の先端はR状に形成され、かつワイヤA6aの上端とワイ
ヤB6bの下端を結ぶ直線より枠体1の″側に位置してい
る。そして、連結板5にはスプリング11が枠体1との間
に引掛けられており、常にシャッタ2を閉鎖方向に、か
つ連結板5を枠体1の外側に付勢している。また、枠体
1からは連結板5の垂直下方に切り起こしたロック板12
が突設され、連結板5が垂直下方向に移動しようとする
動きを阻止するように形成されている。
上記構成において、シャッタ2を開くべくスイッチ8
の引きひもを引き下げると、ワイヤA6aはワイヤB6bによ
って下方向に力を加えられるが、連結部9のわずか上方
にワイヤA6aに接した突起板10が存在しているために、
突起板10の先端を支点としてワイヤA6aは作用を受け、
連結板5はほぼ横方向に動き(第2図の矢印),ワイ
ヤA6aが垂直方向を向いた位置で垂直下方向の動きを開
始する(第2図の矢印)。つまり、第2図の矢印の
ロック解除の動きと矢印のシャッタ2を開く動きの2
つの動きに分けられるため、ロック板12を連結板5は引
掛かるおそれがなくなる。一方、シャッタ2の閉時に外
風によりシャッタ2が開く方向に力を受けると、連結板
5はスプリング11によって枠体1の外側方向に押されて
いるため枠体1の側板内側に接触したまま垂直下方向に
移動してロック板12に当接してそれ以上動かなくなり、
シャッタ2は開かずバタツキもしない。なお、本実施例
における連結ワイヤ6は2個のワイヤにより構成されて
いるが、1本のワイヤをくの字形に形成しても同様の効
果を発揮するものである。
発明の効果 以上の実施例の説明より明らかなように本発明によれ
ば、連結ワイヤの上端と下端を結ぶ直線よりその先端が
内側に突設した突起板に当接させて連結ワイヤを引き下
げ操作するので、ロック解除とシャッタ開放の2つの動
きが順序だてて行われ、連結板とロック板との接触はな
くなり、そのために、連結板とロック板との距離がばら
ついてもごくわずかな距離があれば引掛かりがなくな
り、また、シャッタの両端部に折曲形成した耳部が内
側,外側のどちらかに倒れていてもシャッタのロックが
きかなかったり、連結板とロック板が引掛かったりしな
くなり、確実な作動を行うシャッタ開閉装置を提供する
ことができ、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による換気扇のシャッタ開閉
装置を示す斜視図、第2図は同主要部動作説明図、第3
図は従来の換気扇のシャッタ開閉装置の斜視図、第4図
は同主要部動作説明図である。 1……枠体、2……シャッタ、5……連結板、6……連
結ワイヤ、10……突起板、11……スプリング、12……ロ
ック板。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内側と室外側に開口した枠体と、この枠
    体の室外側開口部に開閉自在に装着された複数枚のシャ
    ッタと、このシャッタと可動的に連結され前記シャッタ
    の開閉に連動して変位する連結板と、この連結板の一部
    分に上端を引掛け、下端を引きひも連動式スイッチに引
    掛けた連結ワイヤと、この連結ワイヤの前記上端と下端
    を結ぶ直線よりその先端が内側に位置する突起板と、一
    端を上記枠体に引掛け、他端を上記連結板に引掛け、前
    記シャッタを閉鎖方向にかつ前記連結板を外側に付勢す
    るスプリングと、前記枠体から前記連結板の垂直下方向
    に突設したロック板とからなる換気扇のシャッタ開閉装
    置。
  2. 【請求項2】連結ワイヤは複数個のワイヤが互いに連結
    部で回動自在に連結され、シャッタ閉鎖時前記連結部の
    1個が突起板の先端近傍に位置してなる特許請求の範囲
    第1項記載の換気扇のシャッタ開閉装置。
JP3317088A 1988-02-16 1988-02-16 換気扇のシャッタ開閉装置 Expired - Lifetime JP2502652B2 (ja)

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