JP2502356Y2 - 交流エレベ−タの制御装置 - Google Patents

交流エレベ−タの制御装置

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JP2502356Y2
JP2502356Y2 JP1987070304U JP7030487U JP2502356Y2 JP 2502356 Y2 JP2502356 Y2 JP 2502356Y2 JP 1987070304 U JP1987070304 U JP 1987070304U JP 7030487 U JP7030487 U JP 7030487U JP 2502356 Y2 JP2502356 Y2 JP 2502356Y2
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speed
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elevator
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JP1987070304U
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Inventor
泰行 内山
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フジテック 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は交流エレベータの制御装置の改良に関するも
のである。
〔従来技術〕
従来、誘導電動機によりエレベータかごを駆動して運
転が行われる交流エレベータにおいては、制御装置は第
2図に示すような構成からなっており、この装置の動作
は次のとおりである。
即ち、まずエレベータかご1を加速しようとするとき
は接触器2を閉じ三相交流電源3から電磁ブレーキ4に
電力を供給してブレーキを開放すると同時に、逆並列接
続された両方向性サイリスタ装置5にも電圧を印加し、
理想的な速度パターン信号6aを発する速度パターン発生
器6とエレベータかご1の実際速度信号7aを発する速度
検出器7の実際速度信号7aとのつき合わせ後の速度偏差
信号に基づき、速度調節器9及び駆動用移相器10を介し
て両方向性サイリスタ装置5の位相制御を行い、エレベ
ータかご1の速度を駆動用誘導電動機11により速度パタ
ーン発生器6の速度パターン信号6aに追従するように徐
々に加速させて所定の速度に落ちつかせる。そして、エ
レベータかご1が減速点に到達すると、速度パターン発
生器6の速度パターン信号6aを漸減させ、これにより速
度検出器7の実際速度信号7aと速度パターン発生器6の
速度パターン信号6aとの速度偏差も漸減し、遂には極性
が反転し、これに応じて駆動用移相器10がオフ状態にな
る一方、制動用移相器12はオン状態となって制動用誘導
電動機13に直流を供給するサイリスタ整流装置14の位相
を制御して、エレベータかご1の実際速度が速度パター
ン発生器6の速度パターン信号6aに追従するように直流
制動による減速制御を行う。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このような従来装置では、特に上げ荷負荷の
場合には第3図に示すようにエレベータかご1が減速点
に到達して速度パターン信号6aが漸減しても、実際速度
信号7aの方が速度パターン信号6aよりも大きくならない
限り制動用移相器12が働かないため、減速指令が出てか
ら実際に直流制動がかかるのが遅れ、そのため減速開始
時に第3図の破線で示すような減速度となり乗心地が非
常に悪くなる問題があった。
本考案は上記の点に鑑みなされたもので、減速時の乗
心地を改善できる制御装置を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、理想的な速度パターン信号を発する速度パ
ターン発生器と、エレベータのかごの実際速度信号を発
する速度検出器とを備え、速度調節器に速度パターン信
号と実際速度信号とを入力して速度偏差により誘導電動
機を駆動,制動制御する交流エレベータにおいて、エレ
ベータの上げ荷負荷を判定しその上げ荷負荷に応じた上
げ荷信号を発する判別器と、エレベータかごの減速点通
過時に上げ荷信号に基づく減速促進指令を発する減速制
御器を設け、該上げ荷信号に基づく減速促進指令を前記
速度調節器に入力する構成を備えるものである。
〔作用〕
上述の如く構成すれば、上げ荷負荷の場合のみ、減速
制御器が有効に働いて速やかに減速動作を開始すること
になる。
〔実施例〕
以下、本考案について図面を用いて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す全体の構成図、第4
図は第1図の部分回路図であり、図中第2図と同一符号
のものは同一のものを示すが、19はエレベータかご1内
の荷重を検出して荷重信号19aを出力する周知の荷重検
出器、20は例えば荷重信号19aと運転方向信号20aからエ
レベータの負荷が上げ荷負荷かどうかを判定して上げ荷
であればそれに見合った信号,下げ荷であれば零信号の
上げ荷信号20bを出力する上げ荷判定器、21は上げ荷判
定器20の上げ荷信号20bに基づきエレベータかご1が減
速点通過時、後述する減速促進信号21aを速度調節器9
に入力する減速制御器、OP1,OP2は演算増幅器、C1,C2は
コンデンサ、R1〜R11は抵抗、VR1,VR2は可変抵抗、FET
1,FET2はスイッチング特性を利用したNチャンネル形電
界効果トランジスタ、RY1bはエレベータかご1が減速点
に到達すると開路し、エレベータかご1が停止すると閉
路する減速促進リレー(コイルは図示省略)の常閉接
点、RY1aはエレベータかご1が減速点に到達すると閉路
し、エレベータかご1が停止すると開路する減速促進リ
レー(コイルは図示省略)の常開接点、Pは正の電源電
圧、Nは負の電源電圧である。
次に本考案装置の動作について説明する。
まず、エレベータかご1が均衡負荷あるいは下げ荷負
荷の場合は、上げ荷判定器20の上げ荷信号20bが零のた
め、電界効果トランジスタFET1,FET2のON,OFF状態にか
かわらず減速制御器21の減速促進信号21aは常に零であ
るから、本考案による減速制御器21をもたない従来の制
御装置と同様の速度制御がなされる。
次に、エレベータかご1が上げ荷負荷の場合は上げ荷
判定器20の上げ荷信号20bは荷重信号19aに比例した正の
値であり、Nチャンネル形電界効果トランジスタFET1の
ゲートにはエレベータかご停止中は接点RY1b及び抵抗R3
を通じて正の電源電圧Pが印加されているため、電界効
果トランジスタFET1がON状態で、コンデンサC1に荷重信
号19aに比例した電圧が充電される。そして、演算増幅
器OP1の出力にもこの荷重信号19aに比例した電圧が生じ
ているが、エレベータかご1が減速点に到達するまで
は、Nチャンネル形電界効果トランジスタFET2のゲート
には抵抗R7,R6を通じて負の電源電圧が印加されている
ため、電界効果トランジスタFET2はOFF状態であること
から、エレベータかご1が減速点に到達するまでは、本
考案による減速制御器21をもたない従来の制御装置と同
様の速度制御がなされる。一方、エレベータかご1が減
速点に到達すれば接点RY1bは開路、接点RY1aは閉路する
ため、電界効果トランジスタFET1はゲートに抵抗R4,R3
を通じて負の電源電圧が印加されることからOFF状態、
電界効果トランジスタFET2はゲートに接点RY1a及び抵抗
R6を通じて正の電源電圧が印加されることからON状態に
なり、減速制御器21の減速促進信号21aとしては、コン
デンサC1から抵抗R2,可変抵抗VR1を通じて流れる放電電
流による第5図に示す負のパルス信号,即ち制動を指令
する信号が速度調節器9に入力されるので、速度パター
ン信号6aと実際速度信号7aの速度偏差8aが反転しなくて
も、第6図に示すように制動電流が流れ、速やかに減速
動作を開始して減速遅れに基づく減速ショックを軽減す
ることができる。
以上の説明では、エレベータの負荷状態をエレベータ
かご床下に設けられた周知の差動変圧器によるエレベー
タかご床下防振ゴムの変位にもとづくエレベータかご内
荷重の検出によっているが、これは、エレベータかご等
走行中の速度調節器の出力信号を検出してエレベータの
負荷を検出する場合であってもよく、又上げ荷負荷時に
のみ減速促進信号を速度調節器に入力して減速遅れをな
くすようにしているが、均衡負荷時あるいは下げ荷負荷
時にも負荷に応じた減速促進信号を入力するようにして
もよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、エレベータの負荷
に応じた減速促進指令をエレベータかごが減速点に到達
したときに速度調節器に入力するため、簡単な装置を追
加するだけで特にエレベータの負荷が上げ荷時のときに
は、実際速度信号が速度パターン信号を上回る状態にな
るまで待つまでもなく速やかに減速を開始して、規定の
制動電流が得られる速度パターン信号と実際速度信号と
の通常の速度偏差状態に緩やかに移行するので、減速時
の減速ショックを大幅に軽減させ乗心地を改善させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示す全体の構成図、第2図
は従来の制御装置の全体の構成図、第3図は従来装置の
問題点を説明するための説明図、第4図は第1図の部分
回路図、第5図は減速促進信号の波形を示す図、第6図
は本考案による効果を説明するための説明図である。 1……エレベータかご 3……三相電源 5……両方向性サイリスタ装置 7……速度検出器 7a……実際速度信号 6……速度パターン発生器 6a……速度パターン信号 9……速度調節器 10……駆動用移相器 12……制動用移相器 11,13……三相誘導電動機 14……サイリスタ整流装置 19……荷重検出器 19a……荷重信号 20……上げ荷判定器 21……減速制御器 21a……減速促進信号

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】理想的な速度パターン信号を発する速度パ
    ターン発生器と、エレベータのかごの実際速度信号を発
    する速度検出器とを備え、速度調節器に前記速度パター
    ン信号と前記実際速度信号とを入力して速度偏差により
    誘導電動機を駆動,制動制御する交流エレベータにおい
    て、 前記エレベータの上げ荷負荷を判定しその上げ荷負荷に
    応じた上げ荷信号を発する判別器と、前記エレベータか
    ごの減速点通過時に前記上げ荷信号に基づく減速促進指
    令を発する減速制御器を設け、該上げ荷信号に基づく減
    速促進指令を前記速度調節器に入力する構成を備えたこ
    とを特徴とする交流エレベータの制御装置。
  2. 【請求項2】前記減速促進指令はパルス状の信号である
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    交流エレベータの制御装置。
JP1987070304U 1987-05-11 1987-05-11 交流エレベ−タの制御装置 Expired - Lifetime JP2502356Y2 (ja)

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JPS63178267U JPS63178267U (ja) 1988-11-18
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JPS57117477A (en) * 1981-01-09 1982-07-21 Hitachi Ltd Controller for speed of alternating current elevator

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