JPH0229103Y2 - - Google Patents

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JPH0229103Y2
JPH0229103Y2 JP1984199155U JP19915584U JPH0229103Y2 JP H0229103 Y2 JPH0229103 Y2 JP H0229103Y2 JP 1984199155 U JP1984199155 U JP 1984199155U JP 19915584 U JP19915584 U JP 19915584U JP H0229103 Y2 JPH0229103 Y2 JP H0229103Y2
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elevator
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、交流エレベータの起動時の乗心地
の改善に関するものである。
〔従来の技術及び問題点〕
交流エレベータにおいては、速度指令と実際速
度の偏差に応じて駆動装置或いは制御装置を制御
する速度帰還制御方式が一般に用いられている。
この速度帰還制御方式において、エレベータの起
動時、従来は運転指令と同時に速度指令を立ち上
げていたが、これによるとガイドシユー等による
静摩擦から動摩擦への移行時に負荷トルクの変動
が大きいために、振動や起動シヨツクが生じて乗
心地が悪化するという問題点があつた。このた
め、速度指令を起動時に滑らかに立ち上げること
も行なわれているが、やはり起動の瞬間に速度指
令と実際速度との偏差が急激に変化するため、制
御系の応答が追従できずシヨツクが生じるという
問題点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決するためになされた
もので、エレベータの運転指令から所定時間或い
はエレベータが所定速度に達するまで起動指令を
発生する起動器を設けてこの間は開ループ制御と
し、一方、この間に速度指令を実際速度指令に一
致させておき、その後所定のパターンで速度指令
を立ち上げて閉ループ制御とするものである。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
なお、本考案はエレベータの起動時に関するも
ので、制動側の制御については直接関係がないた
め、以下は駆動側の構成についてのみ説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す全体構成図
で、10は商用電源、11はサイリスタ等で構成
され駆動トルクを制御する駆動装置、12はエレ
ベータのかご(図示省略)を駆動する誘導電動
機、13はエレベータの実際速度信号13aを出
力する速度検出器、14は後述の起動指令14a
を発生する起動器、15は速度パターン回路16
と切換スイツチ17からなり後述の速度指令15
aを出力する速度指令発生器、18は速度指令1
5aと実際速度信号13aとの偏差を増幅し出力
する速度調節器、19は駆動装置11内のサイリ
スタの位相制御を行なう移相器である。
第2図a,b,cは、それぞれ起動指令14
a、速度指令15a、実際速度信号13aを、横
軸に時間を縦軸に電圧をとつて示したものであ
る。
次に動作を説明する。
エレベータの運転指令が時刻t0に発せられると
同時に、所定時間後の時刻t1まで起動指令を徐々
に立ち上げ、その後所定時間後の時刻t2までフラ
ツトとし、以後減少させる。
一方、時刻t2までは切換スイツチ17をB側に
接続しておくと、実際速度信号13aがそのまま
速度指令15aとして出力される。従つてこの間
の速度偏差は零、すなわち速度調節器18の出力
も零となり、時刻t0〜t2間は移相器19を介して
起動指令14aに応じて駆動装置11が制御され
る。
この起動指令の立ち上がりの傾きを適切に設定
すると、エレベータは時刻t0〜t1の間に起動し、
時刻t1〜t2の間は微速度で運転される。
時刻t2に達すると切換スイツチ17がA側に接
続され、以後は速度パターン回路から発せられる
所定の速度パターンを速度指令15aとし、これ
と実際速度信号13aとの偏差に応じて駆動装置
11が制御される。なお、実際速度信号13aを
速度パターン回路に入力し、時刻t2における速度
パターンの初期値を実際速度信号と一致させる。
この結果、エレベータの運転指令から所定時間
後の時刻t2までは起動指令による開ループ制御と
なり、時刻t2以後は時刻t2における実際速度を初
期値とした速度パターンにより速度帰還制御が行
なわれる。
なお、上記実施例に限らず、例えば起動指令1
4aの立ち上がりの傾きをエレベータかご内の負
荷状態に応じて変えるようにすれば、運転指令か
らエレベータが起動するまでの時間をかご内の負
荷状態に拘らずほぼ一定とすることができ、また
起動指令をフラツトにするタイミングも運転指令
から所定時間後ではなく、エレベータが起動した
時点からとすることもできる。
また、開ループ制御から速度帰還制御への切り
換えも運転指令から所定時間後ではなく、エレベ
ータの速度が所定値に達したとき(エレベータの
起動と同時も含む)に行なうようにしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、エレベータの起動時にのみ開
ループ制御とし、その後速度指令を実際速度から
立ち上げるようにしたので、起動時の静摩擦から
動摩擦への移行時のトルク変化等による外乱的要
素の影響をなくすことができ、エレベータの起動
時における乗りごこちを大きく改善することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体構成図、
第2図aは本考案による起動指令を示す図、第2
図bは本考案による速度指令を示す図、第2図c
は本考案によるエレベータの実際速度信号を示す
図である。 10……商用電源、11……駆動装置、12…
…誘導電動機、13……速度検出器、13a……
実際速度信号、14……起動器、14a……起動
指令、15……速度指令発生器、15a……速度
指令、16……速度パターン回路、17……切換
スイツチ、18……速度調節器、19……移相
器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) エレベータ駆動用の誘導電動機、該誘導電動
    機が発生する駆動トルクを制御する駆動装置、
    エレベータの実際速度信号を発生する速度検出
    器、エレベータの運転指令から所定条件が終了
    するまで起動指令を発生する起動器、エレベー
    タの運転指令から上記所定条件が終了するまで
    はエレベータの実際速度を速度指令とし、その
    後はその時点の実際速度を初期値とした所定の
    速度パターンに切換えて速度指令を発生する速
    度指令発生器、前記速度指令と前記実際速度信
    号の偏差を増幅し出力する速度調節器を備え、
    エレベータの駆動時は前記起動器と前記速度調
    節器の出力に応じて前記駆動装置を制御するこ
    とを特徴とするエレベータの制御装置。 (2) エレベータの運転指令から所定時間経過した
    ことを所定条件とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のエレベータの制御装置。 (3) エレベータの運転指令後にエレベータの速度
    が所定値に達したことを所定条件とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のエレベータの制
    御装置。
JP1984199155U 1984-12-25 1984-12-25 Expired JPH0229103Y2 (ja)

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