JPS6045105B2 - 交流エレベ−タの速度制御装置 - Google Patents

交流エレベ−タの速度制御装置

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JPS6045105B2
JPS6045105B2 JP53075719A JP7571978A JPS6045105B2 JP S6045105 B2 JPS6045105 B2 JP S6045105B2 JP 53075719 A JP53075719 A JP 53075719A JP 7571978 A JP7571978 A JP 7571978A JP S6045105 B2 JPS6045105 B2 JP S6045105B2
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speed signal
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富男 田辺
宗夫 西脇
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は交流エレベータの速度制御装置の改良に関す
るものである。
最近の交流エレベータは、起動から着床まで滑らかな速
度特性を得るために、駆動用三相誘導電動機の駆動トル
ク及ひ直流制動トルクを電源と三相誘導電動機間に接続
された制御整流素子等により、全範囲にわたつて速度帰
還制御している。
すなわち、加速時には時間の関数として増大する速度指
令とかごの実速度との偏差に応じて上記制御整流素子を
位相制御して、誘導電動機の駆動トルクを制御する。一
方、減速時には、位置の関数として減少する減速指令と
かごの実速度との偏差に応じて上記制御整流素子を位相
制御し、誘導電動機の直流制動トルクを制御するもので
ある。この制御においては、かごの実速度を検出するた
め、速度計用交流発電機(以下速度検出器と言う。)を
使用し、速度に比例して発生する交流電圧を得ている。
この交流電圧をダイオードにより構成された整流回路及
び抵抗器とコンデンサから構成されたフィルタにより平
滑化して得た直流電圧を、かごの実速度に比例した速度
信号として制御系への入力信号としている。しかし、こ
の速度信号は正確にはかごの実速度に比例した電圧とは
なつていない。
すなわち、交・流電圧を直流電圧に整流する整流回路に
使用されているダイオードは、その特性上順電圧降下以
上の電圧が印加されないと整流特性を示さないので、か
ごの速度が低く、速度検出器の発生する交流電圧がダイ
オードの順電圧降下以下の場合に・は、直流の速度電圧
が発生されないことになる。このため、起動の初期には
、かごが動いているのに速度信号が発生せす速度帰還信
号が零であるので、時間の関数として増大する速度指令
信号との偏差は徐々に大きくなる。その結果、誘導電動
機はかごの起動に必要とする以上の駆動トルクを発生す
るもので、大きな加速度がかごに与えられ、かごの乗心
地を悪くする。この発明は上記の欠点を解消するもので
、かごの動きより遅れて速度信号を発生する場合でも、
起動初期に乗心地の悪化が発生しない交流エレベータの
速度制御装置を提供することを目的とする。
以下、第1図〜第5図によりこの発明の一実施例を説明
する。
第1図中、1はエレベータの速度を指令する信号VPを
発する速度信号発生装置、2は速度指令信号■9と後述
する直流の速度信号■,DC)との差信号Vdを発する
加算器、3はエレベータの起動初期の速度を指令する信
号■を発する起動速度信号発生装置、4は速度信号■、
,DC)の値により差信号Vdか又は起動指令信号Vs
を出力とする速度信号切換回路、5は遅れ特性を持つ増
幅器、6は増幅器5の出力の値に応じて、サイリスタ装
置7の点弧角の制御を行い電動機に位相制御した電圧を
印加する点弧回路、8は差電圧■6の値に応じて減速時
にサイリスタ装置7の接点(図示しない)を切り換えて
、誘導電動機に印加される電圧を交流電圧から直流電圧
に変える電圧切換回路、9はエレベータ駆動用の誘導電
動機、10は電動機9により駆動される巻上機の綱車、
11は綱車10に巻き掛けられた主索、12,13は主
索11に連結されたかごとつり合いおもり、14は電動
機9に結合され、その回転数すなわちかご12.の速度
に比例する交流の速度信号■,AC)を発する速度計用
交流発電機からなる速度検出器、15は交流の速度信号
■ぃC)を整流し、平滑化し、直流の速度信号■、(D
c)を発する整流回路で、ダイオードからなる整流器及
びコンデンサと抵抗か.らなるフィルタによつて構成さ
れており、速度検出器14と組み合わされて速度信号発
生装置を構成している。
以上の各要素のうち、起動速度信号発生装置3、増幅器
5、点弧回路6およびサイリスタ装置・7により開ルー
プ制御のための制御回路が構成され、また速度指令発生
装置1、加算器2、増幅器5−、点弧回路6、サイリス
タ装置7、速度検出器14および整流回路15により閉
ループ制御のための制御回路が構成されている。
第2図中、1aは直流電源、1b〜1fは加減速リレー
接点で、加速時は速度信号切換回路4の指令により時間
に対応してこの順序で順次閉成し、減速時は位置に対応
して接点1b,1f〜1cの順序で順次開放する。
1g〜1hは抵抗、1rはダイオード、1s,1tはコ
ンデンサ、100,101は速度指令信号■pの出力端
子である。
l 第3図中、2a〜2dは抵抗、2eは演算増幅器、
101Aは速度信号■,DC)の入力端子、102は偏
差信号Vdの出力端子、3aは直流電源、3bは走行指
令が与えられると閉成する走行指令リレー接点、3c,
3dは抵抗、3eはコン・デンサ、3fは演算増幅器、
103は起動指令信号■の出力端子、4aは直流電源、
4b〜4eは抵抗、4fは演算増幅器、4gはダイオー
ド、4hは切換リレーて、4haはその常閉接点、4h
bは同じく常開接点、104は速度信号切換回゛路4の
出力端子である。
なお、第1図の増幅器5、点弧回路6、サイリスタ装置
7、電圧切換回路8、整流回路15等は周知であるから
、詳細は省略する。
次に、この実施例の動作を説明する。
今、かごは停止中で、上昇方向への起動指令が発せられ
ると、走行指令リレー接点3bは閉成し、電源3aの電
圧が積分された起動指令信号■8が発せられる。
このとき、速度信号■、,DC)はまだ発生していない
ので、切換リレー4hは付勢されず、接点4haは閉成
し、接点4hbは開放している。したがつて、起動指令
信号■が増幅器5へ入力され、所要の遅れをもつて点弧
回路6へ送られる。この信号Vsに応じてサイリスタ装
置7は制御され、電動機9には位相制御された交流電圧
が印加される。これにより、電動機9の駆動トノvクは
制御され、綱車10を介してかご12は上昇方向へ加速
する。速度検出器14は交流の速度信号■(AC)を発
し、これは整流回路15て整流されかつ平滑化されるが
、速度信号■、,AC)が整流回路15のダイオードの
順電圧降下を越えるまでは、直流の速度信号■,DC)
は出力されない。速度信号■、(0c)が増大し、上記
順電圧降下を越えると、速度信号■(DC)が出力され
、加算器2及ひ速度信号切換回路4へ入力される。そし
て、速度信号■(DC)が負で速度信号切換回路4の電
源4aによつて定まる検出レベル電圧■を越えると、切
換リレー4は付勢され、接点4haは開放し、接点4h
bは閉成する。一方、切換リレー4が付勢されると、速
度指令発生装置1の加減速リレー接点1b〜1fは順次
閉成し、これによつて電源1aの電圧が分割され、階段
状に増加する信号が得られる。
この信号は抵抗11〜1m1コンデンサ1s,1tで構
成されるフィルタを通して、端子101,100から滑
らかな速度指令信号■9が出力される。これで、速度信
号■、,0c)は加算器2で速度指令信号■,と比較さ
れ、その偏差信号■。が増幅器5へ入力されることにな
る。以後、この偏差信号■6によつて電動機9の駆動ト
ルクは制御される。そして、かご12が減速点に達する
と、速度指令発生装置1の加減速リレー接点1b,1f
〜1cは順次開放し、これによつて漸減する速度指令信
号■9が発せられる。このときの偏差信号■dの値によ
つて電圧切換回路8が動作して、サイリスタ装置7は直
流電圧を電動機9に印加し、以後偏差信号V,に応じて
電動機9の直流制動トルクが制御され、かご12は減速
し、階床に着床する。第4図により、かご起動時の各信
号の関係を説明する。
図中、V3(点線にて表示した部分)は起動速度信号発
生装置3の出力信号、Vp(一点鎖線にて表示した部分
)は速度指令発生装置1の出力信号、■、(DC)は直
流化された速度信号、■6は速度指令信号■9と速度信
号■、<。。,との偏差信号であり、加算器2の出力す
る信号である。なお、時間軸(横軸)上のtは速度信号
■、,DC)が出力される時刻を示している。このよう
に、電動機9を制御するための速度指令は、速度信号■
(DC)が発生するまでは信号■によつて与えられて、
開ループ制御され、■,00,発生後は速度指令信号■
2によつて与えられ、偏差信号■6にもとづいて制御(
閉ループ制御)される。
従つて、時刻t前後における速度制御を円滑に行うこと
ができ、滑らかな起動を実現できる。この実施例におい
ては、速度信号■(DO)=■o=0のときに速度信号
切換回路4が動作し、速度指令信号を■から■9に切り
換えているが、速度信号切換回路4の検出レベルは■。
半0であつてもよい。また、速度信号切換回路4の切換
動作を速度信号■(00)の検出ではなく、走行指令が
発せられてから一定時限後に動作するように構成しても
よい。
更に速度信号発生装置として速度計用交流発電機14と
整流回路15を用いるものとして説明したが、実際のか
ご12の動きよりも、遅れて速速度信号■、,。
。を発生する装置については、すべてこの発明を適用で
きる。以上説明したとおりこの発明は、かご駆動用の誘
導電動機の起動時、電動機の駆動トルクを開ループ制御
し、速度信号発生装置が速度信号を発生したという、あ
るいは起動後一定時間経過したという条件が成立すると
、速度指令信号を発生しこれとかごの速度信号との偏差
信号によつて電動機の駆動トルクを閉ループ制御するよ
うにしたものである。これにより、速度信号の発生がか
ごの起動時にかごの動きよりも遅れて発生したとしても
、それによる乗心地の悪化を防止することがてきる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による交流エレベータの速度制御装置
の一実施例を示すブロック線図、第2図は第1図の速度
指令発生装置の回路図、第3図は第1図の加算器、起動
信号発生装置及び速度信号l切換回路の回路図、第4図
は速度指令信号と速度信号の関係説明図である。 1・・・速度指令発生装置、2・・・加算器、3・・・
起動信号発生装置、3a・・・直流電源、3b・・・走
行指令リレー接点、3c,3d・・・抵抗、3e・・・
コンデンサ、3f・・・演算増幅器、4・・・速度信号
切換回路、4a・・・直流電源、4b〜4e・・・抵抗
、4f・・・演算増幅器、4g・・・ダイオード、4h
・・・切換リレー、6・・・点弧回路、7・・・サイリ
スタ装置、9・・・誘導電動機、12・・・かご、14
・・・速度計用交流発電機、フ15・・・整流回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(a)かご駆動用の電動機、 (b)かご起動初期の速度を指令する信号を発生する起
    動速度信号発生装置を有し、上記電動機の駆動トルクを
    開ループ制御する第1の制御回路、(c)かごの速度に
    対応する速度信号を発生すると共に上記かごの起動時は
    上記かごの動きよりも遅れて上記速度信号を発生する速
    度信号発生装置と、かごの走行時かごに対する速度指令
    信号を発する速度指令信号発生装置とを有し、上記速度
    指令信号と上記速度信号との偏差信号により上記電動機
    の駆動トルクを閉ループ制御する第2の制御回路、(d
    )上記かごの起動指令発生直後は上記第1の制御回路を
    有効とし、また上記かごの起動後上記速度信号発生装置
    が速度信号を発生すること及びかごの起動指令発生後所
    定時間経過したことのいずれかひとつを検出すると上記
    第1の制御回路にかわつて上記第2の制御回路を有効と
    するよう切換動作する切換回路、を備えてなる交流エレ
    ベータの速度制御装置。
JP53075719A 1978-06-22 1978-06-22 交流エレベ−タの速度制御装置 Expired JPS6045105B2 (ja)

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JP5143454B2 (ja) * 2007-03-22 2013-02-13 三菱電機株式会社 エレベータ用制御装置
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