JP2502286Y2 - 面ファスナ―製留め具 - Google Patents
面ファスナ―製留め具Info
- Publication number
- JP2502286Y2 JP2502286Y2 JP5190990U JP5190990U JP2502286Y2 JP 2502286 Y2 JP2502286 Y2 JP 2502286Y2 JP 5190990 U JP5190990 U JP 5190990U JP 5190990 U JP5190990 U JP 5190990U JP 2502286 Y2 JP2502286 Y2 JP 2502286Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fastener
- surface fastener
- hook
- fasteners
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
本考案は電気配線、金属製細管あるいはプラスチツク
ス細管などの配管などを束ねたり、それらを支持体面な
どに係留、固定するのに使用する面フアスナー製留め具
に関するものである。
ス細管などの配管などを束ねたり、それらを支持体面な
どに係留、固定するのに使用する面フアスナー製留め具
に関するものである。
従来、同一基材に所定の間隔をおいて面フアスナーの
フック部とループ部を配置し、その中間に被係留物を係
止する屈折部を設けた係止具が一般に使用されている。
例えば、係止具用のテープが実開昭51-104105号公報、
実開昭54-54405号公報に、ベルトの留め具が実開昭49-2
3122号公報に、係合バンドが実公昭63-4439号公報、実
開昭61-88515号公報、実開昭63-93811号公報、実開平1-
121352号公報に、蝶番が実開昭63-161513号公報に、カ
ーテン連結具が実開昭62-197982号公報に、小物掛けが
実開昭59-28378号公報など多くの提案がある。
フック部とループ部を配置し、その中間に被係留物を係
止する屈折部を設けた係止具が一般に使用されている。
例えば、係止具用のテープが実開昭51-104105号公報、
実開昭54-54405号公報に、ベルトの留め具が実開昭49-2
3122号公報に、係合バンドが実公昭63-4439号公報、実
開昭61-88515号公報、実開昭63-93811号公報、実開平1-
121352号公報に、蝶番が実開昭63-161513号公報に、カ
ーテン連結具が実開昭62-197982号公報に、小物掛けが
実開昭59-28378号公報など多くの提案がある。
【考案が解決しようとする課題】 従来の製織基布からなる面フアスナーは、ベルトやバ
ンドあるいは通常の係止などの使用状態では、係止に特
に支障がないが、ある程度以上の荷重あるいは張力が掛
かる物の係留あるいは係留物を壁面や支柱などの支持体
に固定する場合、例えば、電気配線、配管などを束ねる
とか、あるいはそれらを壁面や天井面あるいは金属板な
どの支持体面に固定する場合、面フアスナーと支持体面
との固定が十分にできないなどの問題があった。 本考案は高い係合力を有し、更に、支持体面への接着
固定の優れた面フアスナー製留め具を提供するにある。
ンドあるいは通常の係止などの使用状態では、係止に特
に支障がないが、ある程度以上の荷重あるいは張力が掛
かる物の係留あるいは係留物を壁面や支柱などの支持体
に固定する場合、例えば、電気配線、配管などを束ねる
とか、あるいはそれらを壁面や天井面あるいは金属板な
どの支持体面に固定する場合、面フアスナーと支持体面
との固定が十分にできないなどの問題があった。 本考案は高い係合力を有し、更に、支持体面への接着
固定の優れた面フアスナー製留め具を提供するにある。
本考案は、膨頭状あるいはフック状の係合素子を有す
る面フアスナーと、該面フアスナーと係合する係合素子
を有し、かつ該面フアスナーと長さの異なる面フアスナ
ーとが互いに係合する状態で重ね合わされ、その一方の
端部あるいは中間部において上記2種類の面フアスナー
が接合されて、該2種類の面フアスナー間に配置された
係留物を固定するように構成したことを特徴とする面フ
アスナー製留め具である。 また、本考案は、上記2種類の面フアスナーのうち長
さの短い面フアスナーの裏面に接着剤が付与されている
ことを特徴とする面フアスナー製留め具である。
る面フアスナーと、該面フアスナーと係合する係合素子
を有し、かつ該面フアスナーと長さの異なる面フアスナ
ーとが互いに係合する状態で重ね合わされ、その一方の
端部あるいは中間部において上記2種類の面フアスナー
が接合されて、該2種類の面フアスナー間に配置された
係留物を固定するように構成したことを特徴とする面フ
アスナー製留め具である。 また、本考案は、上記2種類の面フアスナーのうち長
さの短い面フアスナーの裏面に接着剤が付与されている
ことを特徴とする面フアスナー製留め具である。
本考案の面フアスナー製留め具は、一方の面フアスナ
ーに、熱可塑性で可撓性重合体を成型して得た膨頭状の
係合素子を有する成型面フアスナー、あるいはフック状
係合素子を有する製織面フアスナーなどを用い、他方、
該面フアスナーと長さが異なり、かつ該面フアスナーと
係合するループ状あるいは膨頭状の係合素子を有する面
フアスナーを重ね合わせて、一方の端部あるいは中間部
で接合したことで高い係合力であって係留物の形態に適
合させて安定した係止をさせるようにした。 更に、面フアスナーの裏面に粘着剤あるいはホツトメ
ルト接着剤を付与しておくことにより、支持体面への固
定が容易であると共に、強力で安定した係止ができる。
ーに、熱可塑性で可撓性重合体を成型して得た膨頭状の
係合素子を有する成型面フアスナー、あるいはフック状
係合素子を有する製織面フアスナーなどを用い、他方、
該面フアスナーと長さが異なり、かつ該面フアスナーと
係合するループ状あるいは膨頭状の係合素子を有する面
フアスナーを重ね合わせて、一方の端部あるいは中間部
で接合したことで高い係合力であって係留物の形態に適
合させて安定した係止をさせるようにした。 更に、面フアスナーの裏面に粘着剤あるいはホツトメ
ルト接着剤を付与しておくことにより、支持体面への固
定が容易であると共に、強力で安定した係止ができる。
次に、本考案の面フアスナー製留め具の実施例を図面
で説明する。 第1図は可撓性重合体で成るフック状係合素子を有す
る成型面フアスナーとループ状係合素子を有する製織面
フアスナーから成る面フアスナー製留め具の斜視的模式
図で、1は面フアスナー製留め具、2はフック状(また
は膨頭状)の係合素子を有する面フアスナー、3は面フ
アスナーの基材、4はフック状(または膨頭状)の係合
素子、5はループ状係合素子を有する製織面フアスナ
ー、6はループ状係合素子、7は両面フアスナーの接着
部、8は面フアスナー基材に付与された接着剤、9は接
着剤を保護する剥離紙である。 すなわち、面フアスナー2としては、ポリエステル、
ポリアミド、ポリオレフイン、塩化ビニル系重合体、ポ
リウレタン、ポリエステルエラストマーなどの熱可塑性
で可撓性重合体を溶融成型あるいはモールド成型して、
基材3の一面に支柱の先端がフック状または膨頭状の係
合素子4を多数有する係合面とした成型面フアスナーあ
るいはフック状係合素子を有する製織面フアスナーであ
る。通常、成型面フアスナーが好ましく用いられる。ま
た、面フアスナー5は、通常の繊維を製編織した基布の
一面に、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフイン、
塩化ビニル系重合体などのフイラメント糸をループ状に
成形したループ状係合素子6を多数有する係合面とし、
必要に応じて柔軟なバインダー樹脂を付与して製編織組
織を固定した製織面フアスナーあるいは膨頭状の係合素
子を有する成型面フアスナーである。通常、型添え性の
良い製織面フアスナーが好んで用いられる。次いで、面
フアスナー2と面フアスナー5とは、面フアスナー5の
長さを長くして相互に係合する状態で重ね合わせ、その
一方の端部あるいは中間部を、例えば、超音波法、高周
波法、加熱法などで処理して溶融接着するか、または接
着剤、溶剤で処理して係合し、両面フアスナーを接着固
定して留め具を構成する。 更に、面フアスナー製留め具を壁面、天井面、パネル
面、支柱などの支持体に固定するものにあつては、面フ
アスナー基材3の裏面に通常使用される粘着剤あるいは
ホツトメルト接着剤を付与して接着剤層8を形成し、更
に該接着剤を保護する剥離紙9を付与した構成とする
と、面フアスナーで束ねた係留物を容易に支持体に固定
することができる。 第2図は本考案の面フアスナー製留め具のうち、2連
型の留め具の斜視的模式図で、A部は被係留物を係留し
た状態、B部は未係留状態にある面フアスナー製留め具
を示した模式図である。10は面フアスナーに係留した被
係留物である。
で説明する。 第1図は可撓性重合体で成るフック状係合素子を有す
る成型面フアスナーとループ状係合素子を有する製織面
フアスナーから成る面フアスナー製留め具の斜視的模式
図で、1は面フアスナー製留め具、2はフック状(また
は膨頭状)の係合素子を有する面フアスナー、3は面フ
アスナーの基材、4はフック状(または膨頭状)の係合
素子、5はループ状係合素子を有する製織面フアスナ
ー、6はループ状係合素子、7は両面フアスナーの接着
部、8は面フアスナー基材に付与された接着剤、9は接
着剤を保護する剥離紙である。 すなわち、面フアスナー2としては、ポリエステル、
ポリアミド、ポリオレフイン、塩化ビニル系重合体、ポ
リウレタン、ポリエステルエラストマーなどの熱可塑性
で可撓性重合体を溶融成型あるいはモールド成型して、
基材3の一面に支柱の先端がフック状または膨頭状の係
合素子4を多数有する係合面とした成型面フアスナーあ
るいはフック状係合素子を有する製織面フアスナーであ
る。通常、成型面フアスナーが好ましく用いられる。ま
た、面フアスナー5は、通常の繊維を製編織した基布の
一面に、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフイン、
塩化ビニル系重合体などのフイラメント糸をループ状に
成形したループ状係合素子6を多数有する係合面とし、
必要に応じて柔軟なバインダー樹脂を付与して製編織組
織を固定した製織面フアスナーあるいは膨頭状の係合素
子を有する成型面フアスナーである。通常、型添え性の
良い製織面フアスナーが好んで用いられる。次いで、面
フアスナー2と面フアスナー5とは、面フアスナー5の
長さを長くして相互に係合する状態で重ね合わせ、その
一方の端部あるいは中間部を、例えば、超音波法、高周
波法、加熱法などで処理して溶融接着するか、または接
着剤、溶剤で処理して係合し、両面フアスナーを接着固
定して留め具を構成する。 更に、面フアスナー製留め具を壁面、天井面、パネル
面、支柱などの支持体に固定するものにあつては、面フ
アスナー基材3の裏面に通常使用される粘着剤あるいは
ホツトメルト接着剤を付与して接着剤層8を形成し、更
に該接着剤を保護する剥離紙9を付与した構成とする
と、面フアスナーで束ねた係留物を容易に支持体に固定
することができる。 第2図は本考案の面フアスナー製留め具のうち、2連
型の留め具の斜視的模式図で、A部は被係留物を係留し
た状態、B部は未係留状態にある面フアスナー製留め具
を示した模式図である。10は面フアスナーに係留した被
係留物である。
本考案の面フアスナー製留め具は、例えば、屋内、プ
ラント、コントロール室(パネル)あるいは自動車など
の電気配線、金属製細管、プラスチツクス製細管などの
配管などを束ねたり、それらを支持体面などに係留、固
定するのに使用して、高い係合力と、支持体に対して優
れた固定効果が得られる。
ラント、コントロール室(パネル)あるいは自動車など
の電気配線、金属製細管、プラスチツクス製細管などの
配管などを束ねたり、それらを支持体面などに係留、固
定するのに使用して、高い係合力と、支持体に対して優
れた固定効果が得られる。
第1図は本考案の面フアスナー製留め具の斜視的模式
図、第2図は本考案の面フアスナー製留め具のうち、2
連型の留め具の斜視的模式図である。 1…面フアスナー製留め具、2…面フアスナー、3…成
型面フアスナー基材、4…フック状係合素子、5…面フ
アスナー、6…ループ状係合素子、7…接合部、8…接
着剤、9…剥離紙、10…被係留物。
図、第2図は本考案の面フアスナー製留め具のうち、2
連型の留め具の斜視的模式図である。 1…面フアスナー製留め具、2…面フアスナー、3…成
型面フアスナー基材、4…フック状係合素子、5…面フ
アスナー、6…ループ状係合素子、7…接合部、8…接
着剤、9…剥離紙、10…被係留物。
Claims (2)
- 【請求項1】膨頭状あるいはフック状の係合素子を有す
る面フアスナーと、該面フアスナーと係合する係合素子
を有し、かつ該面フアスナーと長さの異なる面フアスナ
ーとが互いに係合する状態で重ね合わされ、その一方の
端部あるいは中間部において上記2種類の面フアスナー
が接合されて、該2種類の面フアスナー間に配置された
係留物を固定するように構成したことを特徴とする面フ
アスナー製留め具。 - 【請求項2】上記2種類の面フアスナーのうち長さの短
い面フアスナーの裏面に接着剤が付与されている請求項
1記載の面フアスナー製留め具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5190990U JP2502286Y2 (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 面ファスナ―製留め具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5190990U JP2502286Y2 (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 面ファスナ―製留め具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0410710U JPH0410710U (ja) | 1992-01-29 |
JP2502286Y2 true JP2502286Y2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=31571761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5190990U Expired - Fee Related JP2502286Y2 (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 面ファスナ―製留め具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2502286Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8381370B2 (en) * | 2007-10-23 | 2013-02-26 | Kuraray Fastening Co., Ltd. | Fusion-bondable hook-and-loop fastener |
-
1990
- 1990-05-17 JP JP5190990U patent/JP2502286Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0410710U (ja) | 1992-01-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5058245A (en) | Fastening device and method for fixing adherend by using the same | |
US5662305A (en) | Securing device | |
US7678318B2 (en) | Touch fastener products | |
US6476323B2 (en) | Rigidized protective sleeving | |
US4554194A (en) | Self-adhesive floor covering | |
IL31784A (en) | Fastening apparatus | |
JP5175857B2 (ja) | 融着性面ファスナー | |
JP2502286Y2 (ja) | 面ファスナ―製留め具 | |
KR940001870Y1 (ko) | 판모양 내장재 고정용 표면 파스너 | |
KR101828745B1 (ko) | 굴절형 파스너 테이프 | |
JPS633805A (ja) | 周縁仮り止め層付きのファスナ組立体 | |
JPH0711621Y2 (ja) | 留め部材 | |
US3810596A (en) | Flexible base for cable tie | |
JP3403519B2 (ja) | 形材の連結固定機構 | |
JPH0637712Y2 (ja) | 留め部材 | |
US3467999A (en) | Means and system for tie-down | |
US5798163A (en) | Temporary tarp-like barrier assembly, kit and method therefor | |
JP2585367Y2 (ja) | 固定具 | |
JPH04133711U (ja) | 雄面フアスナー及び雄面フアスナー部材 | |
JP2546187Y2 (ja) | 面ファスナー係合製品 | |
JP2546430Y2 (ja) | 成形面ファスナー | |
JP3928184B2 (ja) | フレキシブルコンテナ袋の接合構造 | |
JPH044700Y2 (ja) | ||
JPH081055Y2 (ja) | モールド成形用面フアスナー | |
JPH0633149Y2 (ja) | シートの取付装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |