JPH0633149Y2 - シートの取付装置 - Google Patents

シートの取付装置

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JPH0633149Y2
JPH0633149Y2 JP5156289U JP5156289U JPH0633149Y2 JP H0633149 Y2 JPH0633149 Y2 JP H0633149Y2 JP 5156289 U JP5156289 U JP 5156289U JP 5156289 U JP5156289 U JP 5156289U JP H0633149 Y2 JPH0633149 Y2 JP H0633149Y2
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JP
Japan
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sheet
seat
mounting member
seat mounting
wood
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JP5156289U
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JPH02143465U (ja
Inventor
保 北村
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北海道技販株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はシートの取付装置に係り、木造の簡易建物にシ
ートを張設するために用いて特に有効なものである。
〔発明の概要〕
本考案は、シートが張設される枠組みの構成部材として
木材を用いるとともに、上記木材の長手方向に沿って合
成樹脂より成るシート取付用部材を埋設し、上記シート
と上記シート取付用部材とを固着して上記シートを上記
木材に取り付けるようにすることにより、シートを容易
にかつ安価にしかも確実に枠組みに取り付けることがで
きるようにしたシートの取付装置である。
〔従来の技術〕
屋根面や壁面にシートを張設してなる簡易式の建物が、
簡易倉庫やプール用簡易建物として利用されている。こ
のような建物に利用可能なシートは、高い強度とすぐれ
た耐久性を有する合成樹脂製のものが実用化されてい
る。したがって、このような合成樹脂製のシートを建物
の枠組みにしっかりと取り付けることにより、風雨に対
する耐力が大きい簡易建物が得られる。
シートと枠組みとを固着するには接着剤を用いて接着す
るのが最も簡単である。しかし、接着剤を用いて接着す
る場合、被着体の種類が同一または類似していると強固
に接着できるが、接着する物同志の種類が異なると強固
に接着することが困難である。
一般に、簡易建物の骨組みは鉄材が用いられ、シートは
合成樹脂が用いられているので、従来は枠組みとシート
とを接着剤によって強力に固着することができなかっ
た。
したがって従来は、構造が簡単で安価な建物において
は、ねじやボルト等を用いてシートを枠組みに直接固定
している。しかし、このようにして固定するとシートに
孔が明くので、そこから雨水が侵入したり、或いは孔の
部分から破れたりする不都合があった。
そこで、雨水侵入防止が特に求められる簡易建物では、
第7図のシートの取り付け説明図に示すように、シート
16の裏面に袋縫い部17を適宜設け、この袋縫い部1
7内に、簡易建物を構成する骨組み部材18を挿通する
か、または上記骨組み部材18に固着される部材を挿通
することにより、シート16を建物に取り付けたりする
複雑な取付構造を採用している。
〔考案が解決しようとする課題〕
袋縫い部17をシート16の裏面に形成するのに手間が
かかるので、このようにしてシートを取り付けるように
するとシート16の価格が高くなる。また、取り付け構
造が複雑なのでシートを建物に取り付けるのに手間がか
かり、工期や工費が多くなる不都合があった。
本考案は上述の問題点にかんがみ、シートを枠組みに容
易にかつ安価にしかも確実な取り付けることができるよ
うにすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のシートの取付装置は、シート2が張設される枠
組みを構成する木材1と、上記木材1の長手方向に沿っ
て形成された溝部3と、上記溝部3内に埋設された合成
樹脂製のシート取付部材4とを具備し、上記シート2を
上記シート取付用部材4に固着して上記シート2を上記
木材1に取り付けるようになっている。
〔作用〕
木材1に埋設されているシート取付用部材4の材質をシ
ート2と同一またはシート2との接着性がよいものにす
るのが可能なので、シート2をシート取付用部材4に強
く固着するのが容易である。一方、シート取付用部材4
を木材1に強固に取り付けるのは容易である。したがっ
て、シート取付用部材4を介して取り付けるようにする
と、シート2を木材1に容易にかつしかっりと取り付け
ることが可能になる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示す枠組みの斜視図、第2
図は本考案を適用する簡易建物の骨組みを示す斜視図で
ある。この簡易建物は骨組み部材として木材1が使用さ
れていて、この木材1に合成樹脂製のシート2を取り付
けて張設することにより、簡易建物の屋根や壁面が構成
される。シート2は、例えばキャンバス状に織られたポ
リエステル製の基布を塩化ビニル樹脂等でコーティング
したものであって、乳白色の半透明体から構成されてい
る。このようなシートは引張り強度が大きく、しかも、
太陽光線を透過させるとともに、内部の熱を外に逃がさ
ず、従って、簡易建物内の温度を高く維持するのに好適
なものである。
第1図に示すように、木材1の長手方向に沿って溝部3
が形成され、この溝部3に合成樹脂よりなるシート取付
用部材4が埋設されている。
溝部3の断面形状は木材1のシート取付面に開口する部
材が狭く底部に行くに従って次第に広くなるように、す
なわち例えば台形に形成されている。一方、シート取付
用部材4の断面形状も溝部3と同様な台形に形成されて
いて、シート取付用部材4が溝部3の開口部から脱落し
ないように保持されている。
シート取付用部材4を木材1に埋設する場合、溝部3と
同様な形状に形成したものを木材1の端面から挿し込ん
で嵌合させてもよい。また、液状の合成樹脂を溝部3内
に充填して硬化させるようにすることもできる。
シート取付用部材4として種々の高分子を使用すること
ができる。例えば、熱可塑性接着剤として用いられてい
る酢酸ビニル樹脂や酢酸ビニル−エチレン共重合樹脂の
ような鎖状高分子をシート取付用部材4として溝部3内
に配設することができる。
このような熱可塑性の合成樹脂をシート取付用部材4と
して埋設すると、熱溶融型接着(ホットメルト接着)を
行なうことができる。すなわち、シート張設時にシート
取付用部材4を加熱して溶融するだけでよく、他の部材
を何等用いることなくシート2を木材1に取り付けるこ
とができる。また、このような熱溶融型接着は冷却によ
って固化するので、接着に要する時間が極めて短い。し
たがって、シート2を建物に張設するのに要する作業時
間を大幅に短縮することができ、簡易建物を建設するた
めの工費や工期を大幅に削減することができる。更に、
シート2及びシート取付用部材4は両方共に合成樹脂で
あるので、これらの接着を強固に行なうことができる。
なお、シート取付用部材4の材質をシート2の材質に合
わせて選択することにより、極めて強い接着力が得られ
る。上記したように、シート取付用部材4は木材1に埋
設されて強固に取り付けられている。したがって、この
ように合成樹脂製のシート取付用部材4を介在させる
と、シート2を木材1にしっかりと取り付けることがで
きる。
また、このように接着して取り付けるので、木材1によ
って構成される枠組6にシート2を張設する際に、シー
ト2にテンションを与えて張設するのが容易である。し
たがって、小面積の枠組み6のそれぞれにテンションを
与えた状態でシート2を張設することにより、屋根や壁
面のような広い面積にわたって平均的なテンションが与
えられた状態でシート2を張設することができる。
シート2をシート取付用部材4に固着する場合、第4図
の断面図に示すようにシート取付用部材4とシート2と
の間に接着剤7を塗布し、接着剤7を介して固着するよ
うにしてもよい。このように接着剤7を使用する場合は
シート取付用部材4として熱溶融型接着剤を用いる必要
はなく、安価な任意の合成樹脂を使用することができ
る。なお、接着剤は被着体、すなわちシート取付用部材
4及びシート2の種類に応じて最適なものを選択する。
次に、釘10を用いてシート2をシート取付用部材4に
こ固着するようにした例を第5図の断面図に従って説明
する。この例の場合、シート取付用部材4に下穴12が
予めまたはシート2の張設時に形成され、この下穴12
を利用して釘10が打ち込まれる。
釘10は合成樹脂によって形成され、かつその表面には
接着剤12が塗布されている。したがって、釘10は接
着剤12を介してシート取付用部材4及びシート2の双
方にそれぞれ強固に接着するので、シート2がシート取
付用部材4にしっかりと固着される。なお、このように
釘10を打ち込むことによりシート2に孔が開くが、こ
の孔は釘10とシート2とが接着剤12で接着されるこ
とにより完全に塞がれるので問題はない。
釘10を使用してシート2を固着すると、接着剤が硬化
するまでシート2を接着面に押え付けておく手間を省略
することができるので、取付速度を向上させることがで
きる。なお、第3図〜第5図に示した各実施例の取付手
段をそれぞれ単独で用いても上記の如く十分な効果を得
ることができるが、必要に応じてこれらの複数を組み合
わせて用いるようにしてもよい。
また、シート取付用部材を、第6図の断面図に示すよう
に台形パイプ状にすれば、必要な合成樹脂の量を少なく
することができてコストダウンが可能になる。なお、溝
部3及びシート取付用部材4の断面形状は必ずしも台形
である必要はなく、他の形状でもよい。また、シート取
付用部材4はその一部が木材1から突出した状態で埋設
されてもよい。この場合、シート2との接触面積を広げ
るような態様で突出されるのが望ましい。
なお、上記は簡易建物用にシートを張設する例を示した
が、この他に、例えば工事中の建築物を囲うためにシー
トを張設する場合等種々に利用することができる。
〔考案の効果〕
本考案は上述したように、シートが張設される枠組みの
構成部材に木材を使用するとともに、上記木材の長手方
向に沿って合成樹脂より成るシート取付部材を埋設し、
上記シートを上記シート取付用部材に固着することによ
り上記シートを上記木材に取り付けるようにした。した
がって、枠組みを安価にしかも軽量にできるとともに、
シートを枠組みに容易にかつ確実に取り付けることがで
き、シートが張設される簡易建物等の工期や工費等を大
幅に減らすことができる。また、シートを枠組みに密着
させて取り付けることができるので、気密保持や雨水侵
入防止効果を高めることができる。また、適度なテンシ
ョンを与えた状態でシートを張設することが容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す枠組みの斜視図、第2
図は本考案を適用する簡易建物の骨組みを示す斜視図、
第3図〜第5図はシートを木材に固着する例を示す断面
図、第6図はシート取付用部材の変形例を示す断面図、
第7図は従来のシート取付構造を示す斜視図である。 なお図面に用いた符号において、 1……木材 2……シート 3……溝部 4……シート取付用部材 5……熱溶着部 6……枠組み 7……接着剤 10……釘 11……下穴 12……接着剤 である。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートが張設される枠組みを構成する木材
    と、上記木材の長手方向に沿って形成された溝部と、上
    記溝部内に埋設された合成樹脂製のシート取付用部材と
    を具備し、 上記シートを上記シート取付用部材に固着して上記木材
    に取り付けるようにしたことを特徴とするシートの取付
    装置。
  2. 【請求項2】上記シートと上記シート取付用部材との固
    着を熱溶融型接着により行なうようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載のシートの取付装置。
  3. 【請求項3】上記シートと上記シート取付用部材との固
    着を接着剤を塗布する接着により行なうようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載のシートの取付装置。
  4. 【請求項4】上記シートと上記シート取付用部材との固
    着を接着剤が塗布されている合成樹脂製の釘を打ち込ん
    で行なうようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    シートの取付装置。
JP5156289U 1989-04-28 1989-04-28 シートの取付装置 Expired - Lifetime JPH0633149Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH02143465U JPH02143465U (ja) 1990-12-05
JPH0633149Y2 true JPH0633149Y2 (ja) 1994-08-31

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