JP2502036C - - Google Patents

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JP2502036C
JP2502036C JP2502036C JP 2502036 C JP2502036 C JP 2502036C JP 2502036 C JP2502036 C JP 2502036C
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JP
Japan
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exhaust
pressure pump
engine
soundproof
silencer
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English (en)
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ヤンマーディーゼル株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本発明は防音ケース内に、高圧ポンプを配置して高圧圧力水を吐出する防音形
高圧洗浄機のレイアウトに関する技術である。 【0002】 【従来の技術】 従来から、防音ケースの内部にエンジンと高圧ポンプとを配置した防音形高圧
洗浄機に関する技術は公知とされているのである。例えば、実開平5−1263
6号公報や、実開昭62−144592号公報や、実開昭63−19046号公
報や、実開平2−70779号公報や、実開平3−95039号公報に開示の技
術の如くである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 しかし、上記従来技術において、実開平5−12636号公報に記載の技術に
おいては、排気消音器を防音ケースの内部に配置して、防音を図っているが、消
音器冷却通路とエンジンと高圧ポンプが直列に配置されでいるので、防音形高圧
洗浄機の全長が長くなり、洗浄機セット全体が大型になって搬送性に劣り、また
車輌への搭載性にも劣るという不具合があったのである。またエンジンのクラン ク軸と高圧ポンプとを直結しているので、クランク軸の回転が早過ぎるので、減
速ミッションケースを介して減速する必要があり、該減速ミッションケースの分
だけ全長が長くなり、防音形高圧洗浄機が大きくなるという不具合があったので
ある。また、消音器冷却通路の内部を冷却する為に別に、排気消音器を冷却する
為の冷却ファンを設ける必要があったのである。 また、実開昭62−144592号公報に記載の技術においては、エンジンと
高圧ポンプを接続し、これらを防音ケース内に配置する技術は開示されているが
、排気消音器は防音ケース内の上部に配置されており、しかも本発明の排風ダク
トに相当するダクトが設けられていないのである。 従って、全高が高くなって洗浄機セット全体が大型となり、また防音性が低下
するのである。 また、実開平3−95039号公報に記載の技術においては、エンジンと作業
機の間をベルトにより駆動するベルト駆動方式を取っている為に、エンジンと高
圧ポンプの両プーリーとの間の距離を大きく取る必要があり、一方が横方向に出
っ張り、防音ケースの全体の幅が広がって洗浄機セット全体が大型になるという
不具合があったのである。 また、排気消音器のスペースを、防音ケースの内部の上方に配置しているので
、防音ケースの全高が高くなるという不具合があったのである。 本発明は、エンジンEの冷却風を通過する為の排風ダクトを使って、該排風ダ
クトの内部に排気消音器を配置することにより、冷却ファンを無くし、また、エ
ンジンと高圧ポンプをカム軸の部分で直結して直列に配置し、該高圧ポンプと排
風ダクトを並列に配置し、防音形高圧洗浄機の全体構成を小型にコンパクトに構
成したものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】 本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為
の手段を説明する。即ち、エンジンのカム軸と高圧ポンプを防音ケース内にて直
結配置し、エンジンのカム軸より高圧ポンプを駆動して高圧洗浄水を吐出するよ
うに構成すると共に、高圧ポンプの側部でポンプ軸線方向と略同方向に延長して エンジンの排風ダクトを設置し、該排風ダクト内に排気消音器を設置し、排風ダ
クトと排気消音器の間に消音器冷却通路を構成し、排風ダクトの高圧ポンプ側の
壁部に凹部を設け、該凹部に高圧ポンプの一部を突入させたものである。 【0005】 【作用】 次に作用を説明する。即ち、エンジンEと高圧ポンプ1をカム軸31部分にて
直列連結配置し、その側方に排風ダクト6を配置し、該排風ダクト6の内部に排
気消音器2を配置したことにより、防音形高圧洗浄機のレイアウトを、空間を有
効に利用した構成とすることができて、コンパクトな防音形高圧洗浄機とするこ
とが出来る。また、排風ダクト6の内部に排気消音器2を配置したことにより、
従来技術の如く、別に排気消音器2を冷却する為の冷却ファンを設ける必要がな
くなり、また排気消音器2は防音ケースCの内部で、更に排風ダクト6の内部に
配置されでいるので、防音遮蔽効果を向上することが出来たので、防音性能を向
上し、防音形高圧洗浄機の低騒音化を図ることが出来る。また、エンジンEのカ
ム軸31より高圧ポンプ1を駆動すべく直結する構成としたので、該カム軸31
の回転数はクランク軸の回転数の半分であるので、減速ミッションケースを介在
することなく、低回転により高圧ポンプ1を駆動することが出来るのである。こ
れにより、減速ミッションケースが必要ないので、エンジンEと高圧ポンプ1を
直結した状態の全長を短く構成することができ、防音形高圧洗浄機の全体をコン
パクトに構成することが出来る。 【0006】 【実施例】 次に実施例を説明する。図1は、本発明の防音形高圧洗浄機の排風カバー8側
の側面図、図2は同じく本発明の防音形高圧洗浄機の平面図、図3は同じく本発
明の防音形高圧洗浄機の正面図である。 【0007】 図1・図2・図3において説明する。防音ケースCは内部に防音材を貼設し、
周囲を必要部以外は密閉した防音形に構成している。該防音ケースCの上部に吊
下げフック23と、燃料タンク13の給油口24が突設されている。またエンジ ンE側の側面に把手17と操作パネルPが配置され、排風カバー8の側の側面に
把手18が配置されている。該把手13の下部に、防音ケースCから突出した状
態で排風カバー8が配置されており、該排風カバー8の内部には排気消音器2の
先端部分と、排気消音器2の排気尾管5が配置されている。該排気尾管5は消音
効果を向上させる為に、図2の如く、防音ケースCの側方で、前部から後部まで
直角に曲げた状態で配置されている。 【0008】 そして、該排気尾管5の最終端部が、排風カバー8から下向きに突出されてい
る。また防音ケースCの下部にはキャスター輪15が4個配置されており、移動
を容易にしている。該防音ケースCの下部のキャスター輪により支持された機体
フレームAの上に、エンジンEと高圧ポンプ1が防振ゴムにより支持されて載置
されている。該エンジンEと高圧ポンプ1とはベルトによる駆動ではなく、また
クランク軸32の部分の直結でもなく、カム軸31の部分で直結された駆動機構
としている。 【0009】 図3の正面図において、エンジンEが向かって右側に配置されており、高圧ポ
ンプ1が向かって左側に配置されている。該エンジンEには、ロープ式のリコイ
ルスタータ19と、起動モータ26の両方が設けられており、バッテリーが放電
してしまった場合には、リコイルスタータ19により起動を可能としている。ま
た、エンジンEと高圧ポンプ1とは、クランク軸32ではなく、カム軸31にお
いて直結して直列に配置されている。該カム軸31はクランク軸32の回転数の
半分であり、減速ミッションケースを介装することなく、低回転により高圧ポン
プ1を駆動することが出来るのである。該高圧ポンプ1から後方に向かって、吸
水口12と余水口11と吐水口10が上下に直列に配置されている。吐水口10
が最も上方で吸水口12が最下方に配置されている。また余水口11には吐出圧
を調整するアンローダバルブ14が配置されでいる。7はエアクリーナ、20は
キャブレータである。 【0010】 そして、エンジンEの冷却ファンFからの冷却風が、機体フレームAのシリン ダーヘッドHの部分を通過した位置に、集風ダクト30を設け、該集風ダクト3
0はエンジンEのシリンダーヘッドH側から、前部の方へ直交方向に排風を案内
し、次に排風ダクト6に連通している。該排風ダクト6は、防音ケースCの前面
側に平行に配置されている。該集風ダクト30は、シリンダーヘッドHの部分の
排風を集めるものであり、図1に示す如く、高圧ポンプ1の上方に位置している
ので、集風ダクト30と高圧ポンプ1とは、干渉しないで空間を分けて配置して
いる。しかし、高圧ポンプ1の前方側が突出するので、この高圧ポンプ1の突出
部分1aが、排風ダクト6と干渉しないで重複状態で配置されるべく、排風ダク
ト6に凹部9を設けている。 【0011】 該凹部9は排風ダクト6の後部側を凹ませた構成となっており、該凹部9によ
り、高圧ポンプ1の突出部分1aの部分が、排風ダクト6と空間を分け合ってい
るのである。そして本発明は、該排風ダクト6の内部を消音器冷却通路3に構成
し、該排風により排気消音器2を冷却するのである。これにより、従来の如く冷
却ファンを別に設ける必要がないのである。そして図1に示す如く、前記凹部9
の部分は、排風ダクト6の内部に突出しており、該部分にエンジンEの排気を消
音すべく、エンジンEに基部を固設された排気消音器2が配置されている。該排
気消音器2と凹部9との間に、狭小部4が出来ている。該狭小部4が構成されて
いることにより、排風ダクト6の内部の排風の流速が増速されて、該排気消音器
2を冷却する冷却効果を向上しているのである。該狭小部4の部分により冷却効
果が向上したことにより、排気消音器2の高温化を阻止することができて、排気
消音器2の内部で発生していたアフターバーンを解消することが出来たのである
。 【0012】 また、該排風ダクト6の内部に排気消音器2が入り切れずに、その先端部分が
防音ケースCから突出されるので、該部分には排風カバー8を被覆している。該
排風カバー8も防音材を貼設している。そして該排気消音器2からの排気は、高
圧ポンプ1の周囲をU字形に往復沿設されて、更に排風カバー8の内部で前部か
ら後部まで延長された排気尾管5により、消音されて、排風カバー8の後部の孔 から、大気に吐出されるように構成している。 【0013】 【発明の効果】 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。即ち、
第1に、エンジンEと高圧ポンプ1をカム軸31において直列連結配置し、その
側方に排風ダクト6を配置し、該排風ダクト6の内部に排気消音器2を配置した
ことにより、防音形高圧洗浄機のレイアウトを、空間を有効に利用した構成とす
ることができて、コンパクトな防音形高圧洗浄機とすることが出来たのである。 【0014】 第2に、排風ダクト6の内部に排気消音器2を配置したことにより、従来技術
の如く、別に排気消音器2を冷却する為の冷却ファンを設ける必要がなくなり、
また排気消音器2は防音ケースCの内部で、更に排風ダクト6の内部に配置され
ているので、防音遮蔽効果を向上することが出来たので、防音性能を向上し、防
音形高圧洗浄機の低騒音化を図ることが出来たのである。 【0015】 第3に、エンジンEのカム軸31より高圧ポンプ1を駆動すべく直結する構成
としたので、該カム軸の回転数はクランク軸32の回転数の半分であるので、減
速ミッションケースを介在することなく、低回転により高圧ポンプ1を駆動する
ことが出来るのである。これにより、減速ミッションケースが必要ないので、エ
ンジンEと高圧ポンプ1を直結した状態の全長を短く構成することができ、防音
形高圧洗浄機の全体をコンパクトに構成することが出来たのである。 第4に、排風ダクトの高圧ポンプ側の壁部に凹部を設け、該凹部に高圧ポンプ
の一部を突入させたので、排気消音器2と凹部9との間に、狭小部4が構成され
、該狭小部4が構成されていることにより、排風ダクト6の内部の排風の流速が
増速されて、該排気消音器2を冷却する冷却効果を向上しているのである。 また、狭小部4が構成され、排風ダクト6の内部の排風の流速が増速されるこ
とにより、高温の排気消音器に隣接配置している、冷却ファンを具備していない
高圧ポンプの冷却効果をも向上しているのである。 また、該狭小部4の部分により冷却効果が向上したことにより、排気消音器2 の高温化を阻止することができて、排気消音器2の内部で発生していたアフター
バーンを解消することが出来たのである。また、該狭小部4の部分により冷却効果が向上したことにより、排気消音器2
の高温化を阻止することができて、排気消音器2の内部で発生していたアフター
バーンを解消することが出来たのである。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の防音形高圧洗浄機の排風カバー8側の側面図。 【図2】 同じく本発明の防音形高圧洗浄機の平面図。 【図3】 同じく本発明の防音形高圧洗浄機の正面図。 【符号の説明】 A 機体フレーム C 防音ケース E エンジン F 冷却ファン 1 高圧ポンプ 2 排気消音器 3 消音器冷却通路 4 狭小部 5 排気尾管 6 排風ダクト 8 排風カバー 9 凹部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 エンジンのカム軸と高圧ポンプを防音ケース内にて直結配置し
    、エンジンのカム軸より高圧ポンプを駆動して高圧洗浄水を吐出するように構成
    すると共に、高圧ポンプの側部でポンプ軸線方向と略同方向に延長してエンジン
    の排風ダクトを設置し、該排風ダクト内に排気消音器を設置し、排風ダクトと排
    気消音器の間に消音器冷却通路を構成し、排風ダクトの高圧ポンプ側の壁部に凹
    部を設け、該凹部に高圧ポンプの一部を突入させたことを特徴とする防音形高圧
    洗浄機。

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