JP2501926Y2 - 連続アンロ―ダ - Google Patents

連続アンロ―ダ

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JP2501926Y2
JP2501926Y2 JP5292391U JP5292391U JP2501926Y2 JP 2501926 Y2 JP2501926 Y2 JP 2501926Y2 JP 5292391 U JP5292391 U JP 5292391U JP 5292391 U JP5292391 U JP 5292391U JP 2501926 Y2 JP2501926 Y2 JP 2501926Y2
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勲 宮澤
正義 原田
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石川島播磨重工業株式会社
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  • Ship Loading And Unloading (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は連続アンローダに係り、
特に、バケットコンベアの掻取部を水平方向に移動させ
ることのできる連続アンローダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、船舶に積荷される石炭などのバ
ラ物を荷役する連続アンローダは図7に示す如き構成が
採用されている。
【0003】図示するように、アンローダ1には埠頭2
を走行する走行部3が設けられ、この走行部3には旋回
自在にブーム4が設けられると共に、そのブーム4の先
端部にはトップ支持フレーム5が設けられている。この
トップ支持フレーム5にはケーシング6が鉛直方向に支
持されている。このケーシング6にはバラ物を掻き取っ
て移送するバケットコンベア7のエレベータ部8が収容
されている。ケーシング6の上部にはバケットコンベア
7を周回移動させる駆動装置9が設けられ、ケーシング
6の下端部にはバケットエレベータ5の掻取部11が露
出されている。掻取部11内にはこれを拡縮する伸縮自
在な伸縮フレーム12が設けられている。13はコンベ
アである。
【0004】したがって、埠頭2に接岸される船舶14
から荷役するにあってはハッチ15内にバケットコンベ
ア7を挿入して掻取部11でバラ物16を連続的に掻き
取り、その掻き取ったバラ物16をケーシング6に沿っ
て上昇移送させてコンベア13に沿って搬出することに
なる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、掻取部11
による荷役範囲を拡大するためには掻取部11を水平方
向に移動させることが有効である。この場合に、ケーシ
ング6の下端部と掻取部11との間に平行リンクを介在
させることも考えられるが、アンローダ1の大型化に伴
ってリンク機構も大型化し、重量の増大化コストアップ
を招く問題があった。また、リンク機構を採用すると、
掻取部11の揺動が不可能になり、船底が傾斜している
場合には掻残し量が増大する問題があった。
【0006】これを解決するために本出願人は先に実願
平3−25602号において「連続アンローダ」を提案
しており、本考案はこれを更に改良するものである。
【0007】本考案は掻取部を簡易に水平移動させるこ
とのできる連続アンローダを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は上下に分割され
ると共に支軸を介して互いに連結され、上下方向に周回
移動するバケットコンベアのエレベータ部を収容するケ
ーシングと、そのケーシングの下部ケーシングに沿って
昇降自在に案内される昇降ロッドと、そのロッドの下端
部に上下方向に揺動自在に支持され、下部ケーシングの
下部に露出されるバケットコンベアの掻取部を拡縮する
伸縮フレームと、上記下部ケーシングを上記上部ケーシ
ングを固定側として上記支軸を中心に揺動させるケーシ
ング揺動シリンダと、互いに給排油路で結ばれ、上記下
部ケーシングの揺動に追従して上記伸縮フレームを揺動
させる一対のフレーム揺動シリンダと、互いに給排油路
で結ばれ、上記下部ケーシングの揺動に追従して昇降ロ
ッドを昇降させる一対のロッド昇降シリンダとから構成
したものである。
【0009】
【作用】このように掻取部を水平方向に揺動させると共
にその揺動に追従させて掻取部を昇降させるので、掻取
部を同一の高さに保持しながら水平移動させることがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0011】図2に示すように、アンローダ21には図
示されない走行部側から延出される旋回かつ起伏自在な
ブーム22が設けられ、このブーム22の先端部にはト
ップ支持フレーム23が設けられ、このトップ支持触フ
レーム23には鉛直方向にケーシング24が支持されて
いる。このケーシング24には上下方向に周回移動する
バケットコンベア25のエレベータ部26が収容されて
いる。ケーシング24の下方にはバケットコンベア25
の掻取部27が露出され、ケーシング24の頂部にはバ
ケットコンベア25を駆動する駆動装置28が設けられ
ている。
【0012】バケットコンベア25は駆動チェーン29
にバケット31を等間隔に取り付けたものであり、この
バケットコンベア25を駆動するために、ケーシング2
4の頂部には駆動装置28を収容する機械室32が設け
られている。この機械室内32には駆動チェーン29を
移動させる駆動スプロケット33,駆動モータ34が収
容されている。スプロケット33の下方にはバケット3
1を反転させるバケット反転装置35が設けられてい
る。機械室32とケーシング24との間にはバケット3
1から荷を受けて排出するテーブルフィーダ36がケー
シング24の回りに旋回自在に設けられている。テーブ
ルフィーダ36には荷を搬出する搬送コンベア37が接
続されている。
【0013】ケーシング24は上下方向に2分割されて
互いに支軸41を介して連結される上部ケーシング42
と下部ケーシング43とから構成されており、上部ケー
シング42の下部には下部ケーシング43の上端部を覆
って収容する連結部44が形成され、下部ケーシング4
3の連結部45は上部ケーシング42の連結部44内に
支軸41を介して挿入されている。
【0014】下部ケーシング43にはこれに沿って昇降
自在に昇降ロッド46が設けられ、図1および図3に示
すように、この昇降ロッド46は下部ケーシング43に
取り付けられたガイドフレーム47に沿って案内され、
このガイドフレーム47には昇降ロッド46の昇降を案
内するガイドローラ48が取り付けられている。昇降ロ
ッド46の下端部には図1および図2に示すように掻取
部27を拡縮する伸縮フレーム49が支軸51を介して
上下方向に揺動自在に支持される。伸縮フレーム49の
両端部には掻取部27の駆動チェーン26に係合する従
動スプロケット52,53が取り付けられている。
【0015】ケーシング24の連結部44,45には下
部ケーシング43を水平方向に揺動させるケーシング揺
動シリンダ61が設けられている。図2に示すように、
このケーシング揺動シリンダ61は上端部が上部ケーシ
ング42に固定されて下端部が下部ケーシング43に固
定されている。したがって、ケーシング揺動シリンダ6
1の伸縮により下部ケーシング43が上部ケーシング4
2を固定側として支軸41を中心に水平方向に揺動する
ように構成されている。
【0016】また、伸縮フレーム49を支軸51を中心
に揺動させるために、一対のフレーム揺動シリンダ6
2,63が設けられる。このフレーム揺動シリンダ6
2,63は互いに給排油路64で連結された上部シリン
ダ62と下部シリンダ63とから構成されている。上部
シリンダ62は上部ケーシング42の連結部44に上端
部が固定されて下部ケーシング43に下端部が固定され
ている。下部シリンダ63は支持部65を介して昇降ロ
ッド46と伸縮フレーム49とを連結する。具体的には
図4に示すように、上部シリンダ62のピストン室66
と下部シリンダ63のピストン室67とが配管64aで
互いに接続され、上部シリンダ62のロッド室68と下
部シリンダ63のロッド室69とが配管64bで互いに
接続されている。各配管64a,64bには下部シリン
ダ43のみを作動させるべく開閉弁71,72が介設さ
れると共に配管73,74を介して油圧源75が接続さ
れている。
【0017】したがって、下部ケーシング43の揺動量
に応じて双方のシリンダ62,63間において給排油さ
れ、上部シリンダ62の伸縮と反対方向に下部シリンダ
63が伸縮移動することになる。また、開閉弁71,7
2が閉成し給油源75を作動させると、上部シリンダ6
2の伸縮作動とは無関係に下部シリンダ63を伸縮移動
させることが可能である。
【0018】また、図1および図5に示すように、下部
ケーシング43の揺動に追従して昇降ロッド46を昇降
させるべく、互いに給排油路76で接続された一対のロ
ッド昇降シリンダ77,78が設けられている。このロ
ッド昇降シリンダ77,78は下部ケーシング43の揺
動に追従して給排油する上部シリンダ77と、昇降ロッ
ド46を昇降させる下部シリンダ78とから構成されて
おり、上部シリンダ77は下端部が下部ケーシング43
に枢支され、上端部が支軸41から延出されるスイング
レバー79に支軸81を介して連結されている。スイン
グレバー79は下部ケーシング43と一体的に同一方向
に支軸41を中心に揺動するようになっている。下部シ
リンダ78は下部ケーシング43に上端部が固定される
と共に、昇降ロッド46に把持部82を介して下端部が
固定されている。
【0019】すなわち、図5に示すように、上部シリン
ダ77のピストン室83と下部シリンダ78のロッド室
84とが互いに配管76aで接続され、上部シリンダ7
7のロッド室85と下部シリンダ78のピストン室86
とが配管76bで接続されている。配管76bにはこれ
を通過する油量を増幅するための給油源87が介設され
ている。したがって、これらのシリンダ77,78間に
おいて下部ケーシング43の揺動量に見合った倍率の作
動油の給排がなされ、上部シリンダ77の伸縮と同じ方
向に下部シリンダ78が伸縮移動することになる。
【0020】次に上記実施例の作用について説明する。
【0021】図2に示すように、船艙内に挿入された掻
取部27を舷側部側に水平移動するにはケーシング揺動
シリンダ61を短縮させると、支軸41を中心に下部ケ
ーシング43が所定角度に揺動する。この下部ケーシン
グ43の揺動に伴ってフレーム揺動シリンダ62,63
のうちの上部シリンダ62が伸長して下部シリンダ63
が短縮するため、伸縮フレーム49は下部ケーシング4
3の揺動量と等しい角度αで揺動し水平の姿勢に保持さ
れることになる。
【0022】また、下部ケーシング43の揺動に伴って
ロッド昇降シリンダ77,78のうちの上部シリンダ7
7が伸長して下部シリンダ78も伸長するため、ロッド
46は下部ケーシング43に沿って下方に引き出される
ことになる。すなわち、図6に示すように、下部ケーシ
ング43の揺動に追従させて昇降ロッド49をLだけ降
下させて伸縮フレーム49の水平状態を保持しつつ水平
移動させることになる。したがって、バラ物は平坦に掻
き取られることになる。
【0023】なお、駆動チェーン29のチェーン長が不
変なので、昇降ロッド46の昇降移動量に追従させて伸
縮フレーム49の伸縮量を調整する。つまり、伸縮フレ
ーム49は掻取部27が鉛直方向下方に位置するときは
最大限に伸長され、これより水平方向に移動するに従っ
てその移動量に応じて短縮されることになる。
【0024】また、伸縮フレーム49を任意な角度に保
持することも可能でり、図4に示すように、給油源75
からフレーム揺動シリンダ62,63のうちの下部シリ
ンダ63のみに給油することにより、傾斜した船底に沿
って掻取部27を移動させることができる。
【0025】このように本考案にあっては一対のシリン
ダ62,63で掻取部27を水平に保持すると共に一対
のシリンダ77,78で掻取部27を昇降させるので、
簡単な構成で船底に沿ってバラ物を掻き取ることができ
ると共に、平行リンクを採用することに比べ、アンロー
ダの軽量化を達成できる。
【0026】
【考案の効果】以上要するに本考案によれば、一対のシ
リンダで掻取部を水平に保持すると共に一対のシリンダ
で掻取部を昇降させるので、簡単な構成で船底に沿って
移動させることができと共に、アンローダの軽量化を達
成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のアンローダを示す図である。
【図2】本考案のアンローダを示す図である。
【図3】図1の要部を示す平面図である。
【図4】フレーム揺動シリンダの油圧回路を示す図であ
る。
【図5】ロッド昇降シリンダを示す油圧回路を示す図で
ある。
【図6】揺動状態を示す図である。
【図7】従来のアンローダを示す図である。
【符号の説明】
24 ケーシング 25 バケットコンベア 26 エレベータ部 27 掻取部 41 支軸 42 上部ケーシング 43 下部ケーシング 46 昇降ロッド 49 伸縮フレーム 61 ケーシング揺動シリンダ 62,63 フレーム揺動シリンダ 64 給排油路 76 給排油路 77,78 ロッド昇降シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−64406(JP,A) 特開 昭58−78926(JP,A) 特開 昭61−217437(JP,A) 特開 昭61−101326(JP,A) 実開 昭62−41741(JP,U) 実開 昭62−153225(JP,U) 実公 平2−42675(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に分割されると共に支軸を介して互
    いに連結され、上下方向に周回移動するバケットコンベ
    アのエレベータ部を収容するケーシングと、該ケーシン
    グの下部ケーシングに沿って昇降自在に案内される昇降
    ロッドと、該ロッドの下端部に上下方向に揺動自在に支
    持され、下部ケーシングの下部に露出されるバケットコ
    ンベアの掻取部を拡縮する伸縮フレームと、上記下部ケ
    ーシングを上記上部ケーシングを固定側として上記支軸
    を中心に揺動させるケーシング揺動シリンダと、互いに
    給排油路で結ばれ、上記下部ケーシングの揺動に追従し
    て上記伸縮フレームを揺動させる一対のフレーム揺動シ
    リンダと、互いに給排油路で結ばれ、上記下部ケーシン
    グの揺動に追従して昇降ロッドを昇降させる一対のロッ
    ド昇降シリンダとを備えたことを特徴とする連続アンロ
    ーダ。
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