JP2501864Y2 - 電磁石ブロック - Google Patents
電磁石ブロックInfo
- Publication number
- JP2501864Y2 JP2501864Y2 JP1989061036U JP6103689U JP2501864Y2 JP 2501864 Y2 JP2501864 Y2 JP 2501864Y2 JP 1989061036 U JP1989061036 U JP 1989061036U JP 6103689 U JP6103689 U JP 6103689U JP 2501864 Y2 JP2501864 Y2 JP 2501864Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable iron
- iron piece
- electromagnet block
- abutment
- yoke
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electromagnets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の分野〕 この考案は電磁継電器に適用される電磁石ブロックに
関する。
関する。
第3図はこの種の電磁継電器に使用される電磁石ブロ
ツクの一例を示す概略的な斜視図である。
ツクの一例を示す概略的な斜視図である。
図において、Aは電磁石ブロツクで、この電磁石ブロ
ツクAは電磁コイル6が巻回された電気絶縁性のコイル
スプール5の軸部に鉄心7が挿通され、かつ上記電磁コ
イル6の外側にヨーク8が配設されて構成されている。
上記ヨーク8はその基部8aが曲折されて鉄心7の基端部
にかしめ止めされ、その先端は鉄心7の先端部の側方に
おいてコイルスプール5のつば部5aの側方に当接してい
る。
ツクAは電磁コイル6が巻回された電気絶縁性のコイル
スプール5の軸部に鉄心7が挿通され、かつ上記電磁コ
イル6の外側にヨーク8が配設されて構成されている。
上記ヨーク8はその基部8aが曲折されて鉄心7の基端部
にかしめ止めされ、その先端は鉄心7の先端部の側方に
おいてコイルスプール5のつば部5aの側方に当接してい
る。
4は上記ヨーク8の先端縁にヒンジ支持されたほぼL
字形の可動鉄片で、この可動鉄片4はそのヒンジ部4aに
おいて、その外側からヨーク8に取り付けたヒンジばね
9で押圧されて回動自在に保持されている。なお、図
中、10は電気絶縁性の端子台、12はこの端子台10に植設
されたコイル端子である。
字形の可動鉄片で、この可動鉄片4はそのヒンジ部4aに
おいて、その外側からヨーク8に取り付けたヒンジばね
9で押圧されて回動自在に保持されている。なお、図
中、10は電気絶縁性の端子台、12はこの端子台10に植設
されたコイル端子である。
上記構成において、電磁コイル6が励磁されると、鉄
心7が磁化されて可動鉄片4を吸引し、この可動鉄片4
をヒンジ部4aを支点として回動する。この回動動作に連
動して、たとえば電磁継電器においては、図示しない接
点ブロツクの可動接触片を変移させて、接点の開閉動作
が行なわれるようになされている。
心7が磁化されて可動鉄片4を吸引し、この可動鉄片4
をヒンジ部4aを支点として回動する。この回動動作に連
動して、たとえば電磁継電器においては、図示しない接
点ブロツクの可動接触片を変移させて、接点の開閉動作
が行なわれるようになされている。
ところが、上記可動鉄片4は、回動軸Zが実装面Sに
ほぼ垂直に配置されて下方へ常時重力を受けているとと
もに、ヒンジばね9でもって弾性的かつ変位可能な当接
状態でヨーク8に保持されているため、強い衝撃や振動
などが付勢されると、正規の装着位置からずれ落ちたり
離脱して、電磁コイルの励磁に応答しないなどのおそれ
がある。
ほぼ垂直に配置されて下方へ常時重力を受けているとと
もに、ヒンジばね9でもって弾性的かつ変位可能な当接
状態でヨーク8に保持されているため、強い衝撃や振動
などが付勢されると、正規の装着位置からずれ落ちたり
離脱して、電磁コイルの励磁に応答しないなどのおそれ
がある。
このことは、実開昭62-202743号公報に開示されてい
る電磁石装置や、特開昭64-89129号公報に開示されてい
る電磁継電器の電磁石装置において、可動鉄片がその回
動軸を実装面にほぼ垂直に設定して組み込まれた場合で
も、ほぼ同様の課題がある。
る電磁石装置や、特開昭64-89129号公報に開示されてい
る電磁継電器の電磁石装置において、可動鉄片がその回
動軸を実装面にほぼ垂直に設定して組み込まれた場合で
も、ほぼ同様の課題がある。
この考案は上記課題を解消するためになされたもの
で、強い衝撃や振動などが付勢されても、正規の装着位
置からずれ落ちたり離脱するおそれがなく、簡単な構成
でもって安定した動作を達成することができる信頼性の
高い電磁石ブロックを提供することを目的とする。
で、強い衝撃や振動などが付勢されても、正規の装着位
置からずれ落ちたり離脱するおそれがなく、簡単な構成
でもって安定した動作を達成することができる信頼性の
高い電磁石ブロックを提供することを目的とする。
〈考案の構成と効果〉 この考案による電磁石ブロックは、可動鉄片を実装面
にほぼ垂直な回動軸まわりに回動可能に設定し、ヒンジ
部の近傍に位置して上記可動鉄片の下辺に突出部を突設
するととにも、上記突出部を摺動可能に支持する支台を
コイルスプールのつば部に突設し、この支台における上
記突出部の摺動面を実装面にほぼ平行に形成したことを
特徴とする。
にほぼ垂直な回動軸まわりに回動可能に設定し、ヒンジ
部の近傍に位置して上記可動鉄片の下辺に突出部を突設
するととにも、上記突出部を摺動可能に支持する支台を
コイルスプールのつば部に突設し、この支台における上
記突出部の摺動面を実装面にほぼ平行に形成したことを
特徴とする。
上記構成によれば、可動鉄片がヒンジ部においてヒン
ジばねでヨークに押圧保持されるとともに、ヒンジ部近
傍の下辺において、その突出部が支台に保持されている
ので、衝撃や振動などが付勢されても、可動鉄片が位置
ずれを生じたり、ヒンジばねから離脱したりするのを有
効に防止することができる。
ジばねでヨークに押圧保持されるとともに、ヒンジ部近
傍の下辺において、その突出部が支台に保持されている
ので、衝撃や振動などが付勢されても、可動鉄片が位置
ずれを生じたり、ヒンジばねから離脱したりするのを有
効に防止することができる。
また、可動鉄片は電磁コイルの励磁と励磁解除によつ
て、鉄心に吸脱着される際、突出部を可撓性支台の面上
を摺動するものであるから、可動鉄片の下辺が支台の面
上に直接に摺動する場合に比較して、その摺動抵抗が小
さく、上記可動鉄片の回動動作を円滑に行なうことがで
きる。
て、鉄心に吸脱着される際、突出部を可撓性支台の面上
を摺動するものであるから、可動鉄片の下辺が支台の面
上に直接に摺動する場合に比較して、その摺動抵抗が小
さく、上記可動鉄片の回動動作を円滑に行なうことがで
きる。
〔実施例の説明〕 以下、この考案の一実施例を図面にしたがつて説明す
る。
る。
第1図はこの考案による電磁石ブロックを電磁継電器
に適用して示す分解斜視図、第2図は電磁石ブロツクの
側面図である。同図中、第3図と同一部分には同一の符
号を付してその詳しい説明を省略する。
に適用して示す分解斜視図、第2図は電磁石ブロツクの
側面図である。同図中、第3図と同一部分には同一の符
号を付してその詳しい説明を省略する。
第1図において、1は電気絶縁性のベースで、このベ
ース1には固定接片2と可動接片3が対設して装着さ
れ、接点ブロツクBが構成される。また、上記ベース1
は接点ブロツクBと並んで電磁石ブロツクAが装着され
るように構成され、電磁石ブロツクAと接点ブロツクB
との間にはL字形の可動鉄片4が介在される。
ース1には固定接片2と可動接片3が対設して装着さ
れ、接点ブロツクBが構成される。また、上記ベース1
は接点ブロツクBと並んで電磁石ブロツクAが装着され
るように構成され、電磁石ブロツクAと接点ブロツクB
との間にはL字形の可動鉄片4が介在される。
上記電磁石ブロツクAが第3図で示したものと相違す
る点は、可動鉄片4のヒンジ部4aの近傍の下辺4cに突出
部4bが設けられるとともに、コイルスプール5のつば部
5aに上記突出部4bの下端を摺動可能に保持する支台11が
設けられている点である。なお、図中、13はケースであ
る。
る点は、可動鉄片4のヒンジ部4aの近傍の下辺4cに突出
部4bが設けられるとともに、コイルスプール5のつば部
5aに上記突出部4bの下端を摺動可能に保持する支台11が
設けられている点である。なお、図中、13はケースであ
る。
上記構成によれば、可動電磁片4がヒンジ部4aにおい
てヒンジばね9でヨーク8に押圧保持されるとともに、
ヒンジ部4aの近傍の下片4cにおいて、その突出部4bが支
台11に保持されているので、衝撃や振動などが付勢され
ても、可動鉄片4が位置ずれを生じたり、ヒンジばね9
から離脱したりするおそれがない。
てヒンジばね9でヨーク8に押圧保持されるとともに、
ヒンジ部4aの近傍の下片4cにおいて、その突出部4bが支
台11に保持されているので、衝撃や振動などが付勢され
ても、可動鉄片4が位置ずれを生じたり、ヒンジばね9
から離脱したりするおそれがない。
また、可動鉄片4は電磁コイルおの励磁と励磁解除に
よつて、鉄心7に吸脱着される際、突出部4bを介してほ
ぼ水平に配設される実装面Sにほぼ平行な支台11の摺動
面11aを摺動するものであるから、可動鉄片4の下辺4c
が支台11の面上に直接に摺動する場合に比較して、その
摺動抵抗が小さく、上記可動鉄片4の回動動作を円滑に
行なうことができる。
よつて、鉄心7に吸脱着される際、突出部4bを介してほ
ぼ水平に配設される実装面Sにほぼ平行な支台11の摺動
面11aを摺動するものであるから、可動鉄片4の下辺4c
が支台11の面上に直接に摺動する場合に比較して、その
摺動抵抗が小さく、上記可動鉄片4の回動動作を円滑に
行なうことができる。
なお、上記支台11は可動鉄片4の下辺のみならず上辺
にも対向させて設け、上記可動鉄片4の両辺に上記突出
部4bを対設してもよいことはいうまでもない。
にも対向させて設け、上記可動鉄片4の両辺に上記突出
部4bを対設してもよいことはいうまでもない。
また、可動鉄片4の突出部4bの設定位置は、ヒンジ部
4aに近いほど、可動鉄片4の回動時における摺動抵抗が
小さいことはいうまでもない。
4aに近いほど、可動鉄片4の回動時における摺動抵抗が
小さいことはいうまでもない。
第1図はこの3による電磁石ブロックを電磁継電器に適
用して示す分解斜視図、第2図は第1図における電磁石
ブロツクの側面図、第3図は従来例による電磁石ブロツ
クの斜視図である。 A……電磁石ブロック、4……可動鉄片、4a……ヒンジ
部、4b……突出部、4c……下辺、5……コイルスプー
ル、5a……つば部、6……電磁コイル、8……ヨーク、
9……ヒンジばね、11……支台、11a……摺動面、S…
…実装面、Z……回動軸。
用して示す分解斜視図、第2図は第1図における電磁石
ブロツクの側面図、第3図は従来例による電磁石ブロツ
クの斜視図である。 A……電磁石ブロック、4……可動鉄片、4a……ヒンジ
部、4b……突出部、4c……下辺、5……コイルスプー
ル、5a……つば部、6……電磁コイル、8……ヨーク、
9……ヒンジばね、11……支台、11a……摺動面、S…
…実装面、Z……回動軸。
Claims (1)
- 【請求項1】電磁コイルを巻装したコイルスプールにヨ
ークを装着し、このヨークに可動鉄片を回動可能にヒン
ジ支持してヒンジばねで保持するとともに、上記可動鉄
片の回動軸を実装面にほぼ垂直に配置してなる電磁石ブ
ロックにおいて、ヒンジ部の近傍に位置して上記可動鉄
片の下辺に突設された突出部と、上記コイルスプールの
つば部に突設されて上記突出部を摺動可能に支持する支
台とを具備し、この支台における上記突出部の摺動面を
上記実装面にほぼ平行に形成したことを特徴とする電磁
石ブロック。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989061036U JP2501864Y2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 電磁石ブロック |
US07/528,889 US5070315A (en) | 1989-05-26 | 1990-05-29 | Electromagnetic relay |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989061036U JP2501864Y2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 電磁石ブロック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0324238U JPH0324238U (ja) | 1991-03-13 |
JP2501864Y2 true JP2501864Y2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=31588927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989061036U Expired - Lifetime JP2501864Y2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 電磁石ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2501864Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62202743U (ja) * | 1986-06-14 | 1987-12-24 | ||
JPS6489129A (en) * | 1987-09-30 | 1989-04-03 | Anritsu Corp | Electromagnetic relay |
-
1989
- 1989-05-26 JP JP1989061036U patent/JP2501864Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0324238U (ja) | 1991-03-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |