JP2501855B2 - 導電性モノフイラメントおよびその製造方法 - Google Patents

導電性モノフイラメントおよびその製造方法

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JP2501855B2 JP2624088A JP2624088A JP2501855B2 JP 2501855 B2 JP2501855 B2 JP 2501855B2 JP 2624088 A JP2624088 A JP 2624088A JP 2624088 A JP2624088 A JP 2624088A JP 2501855 B2 JP2501855 B2 JP 2501855B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,直径が0.1〜3.0mm,電気抵抗値が1×1010
Ω/cm以下,沸水収縮率が5%以下で,かつ耐加水分解
性に優れた導電性モノフイラメントおよびその製造方法
に関するものである。
〔従来の技術〕
熱可塑性重合体と導電性物質を含有する熱可塑性重合
体とからなる導電性繊維に関しては,繊維断面,導電性
物質,添加助剤や形態を規定したもの,あるいは製造方
法に関するもの等,従来より数多くの提案がなされてい
る。
そして,これらの導電性繊維においては,導電性を付
与するために導電性物質が添加されており,その導電性
物質としては,それ自体の導電性が良好であることだけ
でなく,分散性,熱安定性,均質性,粒子径,色目等を
考慮して選ばれている。
具体例としては,導電性カーボンブラツク,酸化チタ
ン,酸化亜鉛,酸化錫,沃化第一銅等が挙げられ,これ
らの中でも良好な導電性を示す導電性カーボンブラツク
が最もよく使用されている。
次に,導電性繊維を製造するに際しては,繊維横断面
形状や複合比もさることながら,延伸工程での延伸倍率
や延伸温度等の延伸条件,弛緩熱処理条件等に配慮がな
され,特に延伸工程で繊維中の導電性物質の連続性を保
つことに多大の努力がなされている。
例えば,特公昭52−31450号公報および特公昭57−256
47号公報には,熱可塑性重合体に導電性カーボンブラツ
クを組み合わせて細繊度の複合繊維を製造するに際し,
加熱状態で延伸することによって導電性の低下を防止す
る方法が提案されている。
しかし,この方法は細繊度糸に関してある程度有効で
あるが,直径が0.1mm以上の繊度の大きいモノフイラメ
ントに適用しても同様の効果を得ることはできない。
また,特開昭61−201008号公報には,導電性カーボン
ブラツクを含有した複合モノフイラメントを特定の条件
下で弛緩熱処理することにより,直径が0.1〜3.0mmで,
かつ体積固有抵抗値が1×107Ω・cm以下の導電性モノ
フイラメントを製造する方法が提案されており,得られ
たモノフイラメントは除電ブラシや導電性搬送ベルト用
基布織物等の用途に適していることが記載されている。
通常,基布織物に導電性モノフイラメントを一定割合
で打ち込み使用する場合,モノフイラメントの物性,特
に乾熱収縮率,沸水収縮率を主構成繊維の収縮率に合わ
せ,基布織物の物性を満足させる必要がある。さらに,
モノフイラメントがポリアミドからなる場合は,水分や
熱の影響に関しても考慮する必要がある。
例えば,抄紙装置用モノフイラメントは織物として使
用に供され,その使用環境は過酷な加水分解状況になっ
ている。従来,抄紙装置用モノフイラメントとしては,
ポリエチレンテレフタレートのようなポリエステル,ナ
イロン6やナイロン66のようなポリアミドからなるモノ
フイラメントが知られているが,ポリエステルの場合,
耐加水分解性が悪く,その改善方法としてカルボシル末
端基を種々の薬剤で封鎖することにより,耐加水分解性
の向上を図っている。
一方,従来からよく知られたナイロン6やナイロン66
のようなポリアミドの場合,湿熱処理後の直線強力およ
び引掛強力の保持率が低く,かつ加水分解による分子量
の低下を伴い,織物の交換周期が短くなるという問題が
あった。抄紙装置用モノフイラメント織物は,それ自体
搬送ベルトの働きをしており,とくにその接合部の引掛
強力の保持率が低下したり,使用時に発生する静電気に
よってゴミが付着する等の不都合が生じ,製品および工
程上問題であった。従って,十分な強力,導電性,耐加
水分解性および良好な寸法安定性を有する太繊度のモノ
フイラメントが当業界で強く望まれているのが実情であ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は,耐加水分解性に優れたナイロン46重合体か
らなり,優れた導電性と強力を有するとともに,良好な
寸法安定性を有する太繊度のモノフイラメントを提供し
ようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは,上記の問題点を解決するため鋭意検討
した結果,本発明を完成するに至った。
すなわち,本発明の要旨は次のとおりである。
(1)相対粘度が2.8以上のナイロン46重合体からなる
非導電性成分(A)と導電性物質を含有した熱可塑性重
合体からなる導電性成分(B)とから形成された直径0.
1〜3.0mmの導電性複合モノフイラメントであって,成分
(B)が成分(A)で包囲された横断面形状を有すると
ともに,下記(イ)および(ロ)の特性を有することを
特徴とする導電性モノフイラメント。
(イ)電気抵抗値 :1×1010Ω/cm以下 (ロ)沸水収縮率ΔS:5%以下 (2)相対粘度が2.8以上のナイロン46重合体からなる
非導電性成分(A)と導電性物質を含有した熱可塑性重
合体からなる導電性成分(B)とから形成されてなり,
成分(B)が成分(A)で包囲された横断面形状を有す
る導電性複合モノフイラメントを溶融紡糸後,160℃以上
の温度に保たれた1以上の液体浴を用いて延伸し,次い
で5〜15%の弛緩率で弛緩熱処理を行うことを特徴とす
る請求項1記載の導電性モノフイラメントの製造方法。
本発明において,成分(A)を構成するナイロン46重
合体とは,分子鎖の繰り返し単位としてテトラメチレン
アジパミドを70重量%以上含有する実質的にポリテトラ
メチレンアジパミドよりなるものであって,30重量%未
満のナイロン6,ナイロン66,ナイロン12,ナイロン610,ナ
イロン612等の成分を共重合した重合体あるいはブレン
ドした重合体をも含むものである。共重合割合あるいは
ブレンド割合が30重量%以上になると,得られる導電性
モノフイラメントの寸法安定性および耐加水分解性が低
下するので好ましくない。
また,本発明において,ナイロン46重合体の相対粘度
は96重量%の硫酸を溶媒として,温度25℃,濃度1g/dl
で測定した値を意味し,相対粘度が2.8以上のものを使
用することが,溶融紡糸性およびモノフイラメントの力
学的性能を確保する上で必要である。
本発明における導電性物質としては,導電性カーボン
ブラツク,例えばアセチレンブラツク,フアーネスブラ
ツクおよびチヤンネルブラツクが特に好ましく用いられ
るが,他に酸化チタン,酸化亜鉛,酸化錫,沃化第一銅
等の微粉末を用いることもできる。
本発明において,成分(B)構成する熱可塑性重合体
としては,ナイロン6,ナイロン66,ナイロン12,ナイロン
610,ナイロン612等が用いられるが,成分(A)を構成
するナイロン46重合体よりも融点の低い重合体を用いる
ことが好ましい。
成分(B)を構成する重合体組成物は,導電性物質を
上記重合体に添加し,通常の二軸スクリユ型押出機によ
り導電性物質を混練した後紡糸口金より吐出し,次いで
水冷,チツプ化した後乾燥工程を経て作製される。
本発明のモノフイラメントの複合形態は,成分(B)
が成分(A)に包囲された横断面構造からなる。
すなわち,海島構造,一重あるいは多重芯鞘構造等が
挙げられる。
成分(B)がモノフイラメントの表面に配置された横
断面構造であると,延伸時に成分(B)内の導電性物質
が脱落してローラ汚れを生じたり,また製品を汚したり
するので好ましくない。本発明においては,耐湿熱特性
に優れた重合体からなる成分(A)をモノフイラメント
の表面に配置するので,このような問題を生じることが
ない。
さらに,複合モノフイラメントを構成する成分(A)
と成分(B)の複合比率は,導電性物質の種類やモノフ
イラメントの横断面形状にもよるが,通常成分(B)が
モノフイラメント重量の2〜35重量%,好ましくは5〜
30重量%であり,かつモノフイラメントの電気抵抗値が
1×1010Ω/cm以下を満足するものであればよい。
また,必要に応じて,成分(A)および/または成分
(B)に導電性物質以外の添加剤,例えば耐熱剤,酸化
防止剤,耐光剤等を単独あるいは組み合わせて添加する
ことも可能である。とくに,成分(A)に耐熱剤とし
て,沃化第一銅よび沃化カリウムを添加することが好ま
しい。
本発明の導電性モノフイラメントは,以下の製造方法
により生産性よく製造することができる。
すなわち,上記成分(A)と成分(B)を各々通常の
スクリユ型押出機を用いて溶融し,通常の複合紡糸口金
装置に導入し,紡糸口金パツク内部または紡糸口金孔部
で複合化して紡出し,紡糸口金面直下に配設した雰囲気
温度が250〜400℃で,長さが50〜500mmの加熱筒を通し
た後,加熱筒の下方20cm以内に液面がある60℃以上の温
度の温水浴中に引取って一旦巻取り導電性複合未延伸モ
ノフイラメントを得た後,あるいは一旦巻取ることなく
連続して,特定の条件により2段以上の多段で延伸し,
次いで弛緩熱処理を施す方法である。
本発明方法の延伸は,160℃以上の温度に保たれた1以
上の液体浴を含む延伸手段を用い,2段以上の多段で全延
伸倍率が3.0〜6.0,好ましくは3.5〜5.0となるようにし
て実施する。
液体浴の液体としては,グリセリン,流動パラフイ
ン,シリコンオイル,ハイドロカーボン系オイル,ポリ
エチレングリコール,ジエチレングリコール等が用いら
れる。また,通常モノフイラメントの延伸手段として用
いられる乾熱空気浴,温・熱水浴,水蒸気浴等と組み合
わせて延伸工程を構成することも可能である。
2段以上の多段延伸は,通常の乾熱空気浴,温・熱水
浴,水蒸気浴,有機の液体浴等の延伸手段を用いて延伸
倍率2.5〜4.0で第1段の延伸をし,引き続いて第2段以
降の延伸に上記160℃以上の温度に保たれた1以上の液
体浴を用い,第2段以降の延伸倍率が1.1〜2.0程度とな
るようにして上記全延伸倍率で延伸をする。
上記160℃以上の温度に保たれた1以上の液体浴の長
さは,0.5m以上であることが好ましい。
なお,この延伸工程におけるモノフイラメントの上記
液体浴中に滞留時間は,0.5〜5秒間,好ましくは1〜2
秒間程度とするのがよい。
一般に,導電性モノフイラメントを延伸するに際して
は,延伸工程でモノフイラメントに実用上の力学的性能
を付与するとともに,目的とする電気抵抗値が確保でき
るようにすることが重要である。本発明の延伸方法で
は,延伸手段から延伸時の走行糸条に十分な熱量を与え
ることができ,しかもモノフイラメントの構成として成
分(A)が成分(B)を包囲する横断面構造を採用して
いるので,モノフイラメントの導電性を損なうことなく
延伸をすることができ,電気抵抗値が1×1010Ω/cm以
下の導電性モノフイラメントを得ることが可能となる。
本発明方法においては,延伸に引き続いて延伸モノフ
イラメントに,180℃以上の温度に保たれた乾熱空気浴ま
たは液体浴,80℃以上の温度に保たれた温,熱水浴,水
蒸気浴等を用いて,5〜15%の弛緩率で弛緩熱処理を施
す。
この弛緩熱処理工程におけるモノフイラメントの滞留
時間は,1〜5秒間,好ましくは1〜3秒間程度とするの
がよい。
本発明方法では,この弛緩熱処理によって,モノフイ
ラメントの沸水収縮率を5%以下とすることができる。
弛緩率が5%より小さいと,沸水収縮率を5%以下とす
ることが困難である。また,弛緩率が15%より大きい
と,走行中のモノフイラメントがたるんで張力が低くな
り,ローラに巻付く等のトラブルを生じて安定して連続
巻取をすることが困難である。
以上のように,本発明の導電性モノフイラメントはナ
イロン46重合体を用いているので耐加水分解性に優れ,
導電性,寸法安定性および強力に優れ,しかも導電性物
質が脱落して製品等を汚すことがなく,産業資材用途に
好適に使用することができる。そして,本発明の方法に
よれば,上記の特性を有する導電性モノフイラメントを
効率的に生産することができる。
〔実施例〕
以下,実施例に基づいて本発明を説明する。
実施例におけるモノフイラメントの引張強度,切断伸
度および沸水収縮率の各特性値は,JIS L1013「化学繊維
フイラメント糸試験法」に従って測定したものである。
また,モノフイラメントの電気抵抗値は,長さ1000mの
試料の中からランダムに10cmのモノフイラメントを合計
30回サンプリングし,各々について50Vの直流電圧を印
加したときに測定される抵抗値の内で最大の値を示した
ものである。
実施例1 相対粘度が3.0のナイロン6重合体に,平均粒径が0.0
5μmの導電性カーボンブラツクを30重量%の割合で均
一に混合し,次いで二軸スクリユ型押出機を用いて水中
に押出し,カツテイング工程を経た後乾燥し,導電性組
成物のチツプを作製した。
上記導電性組成物を成分(B)とし,5重量%のカプロ
ラクタムを共重合した相対粘度が3.7のナイロン46重合
体に沃化カリウムを0.15重量%および沃化第一銅を0.03
重量%添加した組成物を成分(A)として,各々通常の
スクリユ型押出機を用いて溶融し,モノフイラメントの
横断面形状が第1図に示したような形状になる複合紡糸
口金装置に導入し,紡糸温度を300℃,成分(A)と成
分(B)の複合比率を重量比率で7:1として紡出し,紡
糸口金面直下に配設した雰囲気温度が400℃で,長さが2
00mmの加熱筒を通した後,加熱筒の下方10cmに位置に液
面がある温度80℃の温水浴中で冷却固化させて引取り,
一旦巻取ることなく連続して延伸した。
延伸は2段で実施し,延伸手段として第1段延伸域に
温度250℃の乾熱空気浴を,第2段延伸域に加熱された
流動パラフイン浴を用い,延伸条件としては延伸速度を
50m/min,全延伸倍率を4.25,第2段の延伸倍率を1.15と
した。このとき,第2段延伸域の流動パラフイン浴の温
度を種々変更して延伸した。得られた延伸モノフイラメ
ントを最終延伸ローラと巻取装置との間に設けた温度90
℃の温水浴に通し,種々の弛緩率で弛緩熱処理を施した
後巻取り,直径0.48mmのモノフイラメントを得た。
結果を第1表に示す。なお,第1表において○印を付
した実験No.は実施例であり,他は比較例である。
本発明方法の要件を満足するNo.4,5,8および9では,
電気抵抗値が1×1010Ω/cm以下で,かつ沸水収縮率が
5%以下の導電性モノフイラメントを得ることができ
た。これに対し,第2延伸域の流動パラフイン浴の温度
が160℃未満のときは,得られたモノフイラメントは導
電性に劣るものであった。また,弛緩率が5%未満のと
きは,得られたモノフイラメントは沸水収縮率が5%を
超え,寸法安定性の点で好ましくないものであった。さ
らに,弛緩率が15%を超えたときは,最終延伸ローラと
巻取装置との間でモノフイラメントがたるんで最終延伸
ローラに巻付き,連続巻取をすることができなかった。
実施例2 平均粒径0.05μmの導電性カーボンブラツクを30重量
%含有した相対粘度が3.0のナイロン6重合体組成物を
成分(B)とし,沃化カリウムを0.15重量%および沃化
第一銅を0.03重量%含有し,5重量%のカプロラクタムを
共重合した相対粘度が3.7のナイロン46重合体組成物を
成分(A)として,モノフイラメントの横断面形状が第
2図に示したような形状になる複合紡糸口金を用いて,
紡糸温度を300℃,成分(A)と成分(B)の複合比率
を重量比率で14:1として紡出し,紡糸口金面直下に配設
した雰囲気温度が400℃で,長さが200mmの加熱筒を通し
た後,加熱筒の下方10cmの位置に液面がある温度80℃の
温水浴中で冷却固化させて引取り,温度250℃の乾熱延
伸浴を設けた第1段延伸域および温度160℃の流動パラ
フイン浴を設けた第2段延伸域を介して,実施例1と同
一の延伸速度,延伸倍率で延伸した。得られた延伸モノ
フイラメントを最終延伸ローラと巻取装置との間に設け
た加熱された乾熱空気浴に供給し,種々の温度と弛緩率
で弛緩熱処理を施した後巻取り,直径0.35mmのモノフイ
ラメントを得た。
結果を第2表に示す。なお,第2表において○印を付
した実験No.は実施例であり,他は比較例である。
本発明方法の要件を満足するNo.12,15および17では,
電気抵抗値が1×1010Ω/cm以下で,かつ沸水収縮率が
5%以下の導電性モノフイラメントを得ることができ
た。
〔発明の効果〕
本発明の導電性モノフイラメントは,電気抵抗値が1
×1010Ω/cm以下,沸水収縮率が5%以下の特性を有す
るとともに,耐加水分解性に優れ,モノフイラメント単
独で,あるいは織物として産業資材用途に好適に使用す
ることができる。そして,本発明の方法によれば,上記
の特性を有する導電性モノフイラメントを生産性よく製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は芯鞘型横断面形状を有する導電性モノフイラメ
ントの拡大断面図であり,第2図は海島横断面形状を有
する導電性モノフイラメントの拡大断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−299570(JP,A) 特開 昭56−169816(JP,A) 特開 昭60−224813(JP,A) 特開 昭62−90319(JP,A) 特開 昭61−113823(JP,A) 特公 昭52−31450(JP,B2) 特公 昭61−56334(JP,B2) 特公 昭53−44579(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対粘度が2.8以上のナイロン46重合体か
    らなる非導電性成分(A)と導電性物質を含有した熱可
    塑性重合体からなる導電性成分(B)とから形成された
    直径0.1〜3.0mmの導電性複合モノフイラメントであっ
    て,成分(B)が成分(A)で包囲された横断面形状を
    有するとともに,下記(イ)および(ロ)の特性を有す
    ることを特徴とする導電性モノフイラメント。 (イ)電気抵抗値 :1×1010Ω/cm以下 (ロ)沸水収縮率ΔS:5%以下
  2. 【請求項2】相対粘度が2.8以上のナイロン46重合体か
    らなる非導電性成分(A)と導電性物質を含有した熱可
    塑性重合体からなる導電性成分(B)とから形成されて
    なり,成分(B)が成分(A)で包囲された横断面形状
    を有する導電性複合モノフイラメントを溶融紡糸後,160
    ℃以上の温度に保たれた1以上の液体浴を用いて延伸
    し,次いで5〜15%の弛緩率で弛緩熱処理を行うことを
    特徴とする請求項1記載の導電性モノフイラメントの製
    造方法。
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