JP2501808Y2 - 通路切換用ダンパ - Google Patents

通路切換用ダンパ

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JP2501808Y2
JP2501808Y2 JP7709189U JP7709189U JP2501808Y2 JP 2501808 Y2 JP2501808 Y2 JP 2501808Y2 JP 7709189 U JP7709189 U JP 7709189U JP 7709189 U JP7709189 U JP 7709189U JP 2501808 Y2 JP2501808 Y2 JP 2501808Y2
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JP
Japan
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valve body
drive shaft
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damper
rotated
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信 笠原
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本考案は通路切換用ダンパに関するもので、自動車の
空調装置等に適用される通路切換用ダンパに関するもの
である。
b. 従来の技術 自動車の空調装置では、ファンによって装置内に取入
れた外気または内気を、そのまま又はヒータを通して圧
送し、その空気をヒータ吹出口、ベンチレータ吹出口、
デフロスタ吹出口等から室内へ送出させる。
c. 考案が解決しようとする課題 ところで、上記空調装置においては、装置内に取入れ
た空気の圧送通路をダンパによって適宜に選択してい
る。
このダンパは、平板状弁体の基部を駆動軸に固着し、
該駆動軸を回動させることによって弁体を作動させ、そ
れによって相隣り合う通路の開口の一方を選択的に閉塞
させている。
このようなダンパでは、閉塞状態において、圧送され
ている空気が弁体に当って、該弁体を常に閉塞方向に付
勢している。したがって、弁体を開成作動させるために
は、風圧に打勝って弁体を作動させなければならない。
特に自動車の空調装置では、室内に配装されたレバー
を手で操作することによって、ダンパを作動させるた
め、大きな操作力を必要とする空調装置は好ましくな
い。
本考案の目的は、小さな操作力で弁体を作動させるこ
とのできる通路切換用ダンパを提供することにある。
d. 課題を解決するための手段 本考案の通路切換用ダンパは、隣り合う開口間に、平
板状弁体の基端部を駆動軸によって回動可能に支持さ
せ、該弁体を回動させて上記両開口の一方を選択的に閉
塞させる通路切換用ダンパにおいて、上記弁体を上記駆
動軸に対して回動自在に支持させた主弁体と、該主弁体
に対して回動自在に支持させた補助弁体とによって構成
するとともに、該補助弁体を上記駆動軸に固着させたア
ームに係合させ、上記駆動軸を回動することによって、
上記アームを介して上記補助弁体のみを回動させて、閉
塞している開口の一部を開口させ、次いで上記補助弁体
を介して上記主弁体を回動させて、開口の全てを解放さ
せるようにしている。
e. 実施例 第1図は、本考案に係る通路切換用ダンパの一実施例
を示し、第2図はそのダンパが適用される自動車用空調
装置を示し、第3図乃至第7図はそのダンパの動作態様
を示し、第8図および第9図はダンパの他の実施例を示
している。
第2図に示した空調装置では、外気又は内気がファン
1によって装置内に取り入れられる。この空気はダンパ
Aが実線で示した状態にあるときは、ヒータ2を経るこ
となくそのまま圧送され、さらにダンパB,Cがそれぞれ
実線で示した状態にあるときは、太実線の矢印に沿って
圧送されてデフロスタ吹出口3へ送られる。また、ダン
パA,B,Cの各弁体が一点鎖線で示した位置にあるとき
は、ファン1によって装置内に取り入れられた空気は、
ヒータ2を通り、該ヒータ2で加熱され、一点鎖線の矢
印で示したように、ヒータ吹出口4、ベンチ・レータ吹
出口5へそれぞれ圧送される。
第1図には、このような空調装置で使用されるダンパ
を示している。
このダンパ10は、板状の弁体11を有している。この弁
体11は、それぞれ2枚の主弁体12と補助弁体13とによっ
て構成されており、補助弁体13の基端13aは主弁体12の
先端12aに、ピン14によって回動自在に支持されてい
る。そして、この弁体11は、それぞれの主弁体12の基端
12bが駆動軸15に対して回動自在に保持されている。ま
た、主弁体12,12の間にはアーム16が配置されている。
そして、このアーム16の基端16aは、駆動軸15に固着さ
れ、該アーム16の先端16bは、補助弁体13,13の先端13b,
13bに、ピン17によって連結されている。上記駆動軸15
は、2方に分岐する通路、例えばダンパBにおいては、
ヒータ吹出口4方向への通路Dと、デフロスタ吐出口3
およびベンチレータ吹出口5方向への通路Eとの間のハ
ウジング壁18に、回転自在に支持されている。そして、
この駆動軸15は、一端がハウジング壁18を貫いて外部ま
で延設され、その一端にレバー19が固着されている。こ
のレバー19には、図示しないワイヤーが連結され、該ワ
イヤーを介して室内のコントロールレバー等に接続され
ている。したがって、コントロールレバーを操作する
と、ワイヤを介してレバー19が作動され、それによって
駆動軸15が回動される。
以下に、上記ダンパBの作動を第3図乃至第7図に基
づいて説明する。第3図では、弁体11が通路Dの開口を
閉塞している。したがってダンパAを経て通路Fへ圧送
された空気は、通路Eへ送られ、そしてダンパCを経て
デフロスタ吹出口3またはベンチレータ吹出口5へ送ら
れる。その間、弁体11は通路E,F側の圧力と通路D側の
圧力との差圧によって、通路Dの開口周縁に圧接されて
いる。
ここで、駆動軸15が第3図において反時計方向へ回動
されると、第4図に示したように、該軸15と一体にアー
ム16が上方へ回動される。このアーム16が上動される
と、該アーム16に伴い、ピン17を介して、補助弁体13が
ピン14を中心にして反時計方向へ回動される。すると、
通路Dの開口は第4図に示したように、その一部が開口
され、その開口を経て通路Fの空気の一部が通路Dへ流
入する。したがって、弁体11に作用していた差圧は解消
される。
駆動軸15がさらに回動されると、第5図に示した状態
を維持しながら、弁体11が回動され、遂には、第6図に
示したように、アーム16が通路Eの開口に達する。する
と、通路Eの開口がほぼ閉塞される。したがって、通路
Fの空気は、殆ど通路Dへ流れる。また、それによっ
て、弁体11には、その下面に通路F,D側の圧力が作用
し、弁体11の主弁体12と補助弁体13が第7図に示したよ
うに通路Eの開口周縁に圧接され、該開口を完全に閉塞
する。
また、第7図の状態から、駆動軸15が時計方向へ回動
されると、該軸15と一体にアーム16が時計方向に回動さ
れ、それに伴って、まず補助弁体13がピン14を中心に回
動されて通路Eの開口の一部を開成する。さらに駆動軸
15が時計方向へ回動されると、主弁体12も回動され、通
路Eの開口を完全に開成する。そして、さらに駆動軸15
が回動されると、遂には第3図に示したように、通路D
の開口を閉塞する。
上記したように、第1図、第3図乃至第7図で示した
ダンパ10では、弁体11の先端部全体を補助弁体13として
いるが、第8図に示したように、先端部の一部を補助弁
体13としてもよい。また、上記実施例のダンパ10は、補
助弁体13がピン14によって主弁体12に回動自在に支持さ
れているが、第9図に示したように、弁体11の先端部に
薄肉部20を形成し、該部20によって主弁体12と補助弁体
13とを画成し、該部20によって補助弁体13を回動可能に
してもよい。
なお、上記各実施例では、例えば第3図に示した状態
からアーム16を回動させることによって、第4図に示し
たように補助弁体13のみを回動させるため、補助弁体13
におけるピン14またはピン17の挿通孔を長孔にしてい
る。しかし、本考案では、アーム16の回動に伴って補助
弁体13が通路Dの開口を僅かに開口すれば十分である。
したがって、上記長孔の長径は十分な長さを必要とせ
ず、長孔に代えてピンの径に対して少し大きな径の孔で
もよい。
f. 考案の効果 上記したように、本考案に係る通路切換用ダンパは、
弁体の開成に際して、該弁体の一部がまず開成されて、
弁体に作用している差圧が解消される。即ち、本考案に
係るダンパでは、弁体の開成初期において、弁体の一部
のみを該部に作用している差圧に抗して回動させればよ
く、したがって大きな駆動力を必要とせず、スムースに
弁体を開成させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る通路切換用ダンパの一実施例を示
した斜視図、第2図はそのダンパが適用される空調装置
を概念的に示した図、第3図乃至第7図は第1図に示し
たダンパの動作態様を示した断面図、第8図および第9
図は本考案に係る通路切換用ダンパのそれぞれ他の実施
例を示した斜視図である。 10……ダンパ、11……弁体、12……主弁体、12a……先
端、12b……基端、13……補助弁体、13a……基端、13b
……先端、14……ピン、15……駆動軸、16……アーム、
16a……基端、16b……先端、17……ピン、18……ハウジ
ング壁、19……レバー、20……薄肉部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣り合う開口間に、平板状弁体の基端部を
    駆動軸によって回動可能に支持させ、該弁体を回動させ
    て上記両開口の一方を選択的に閉塞させる通路切換用ダ
    ンパにおいて、上記弁体を上記駆動軸に対して回動自在
    に支持させた主弁体と、該主弁体に対して回動自在に支
    持させた補助弁体とによって構成するとともに、該補助
    弁体を上記駆動軸に固着させたアームに係合させ、上記
    駆動軸を回動することによって、上記アームを介して上
    記補助弁体のみを回動させて、閉塞している開口の一部
    を開口させ、次いで上記補助弁体を介して上記主弁体を
    回動させて、開口の全てを解放させるようにしたことを
    特徴とする通路切換用ダンパ。
JP7709189U 1989-06-30 1989-06-30 通路切換用ダンパ Expired - Lifetime JP2501808Y2 (ja)

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JPH0315711U JPH0315711U (ja) 1991-02-18
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