JP2501534B2 - 水解紙 - Google Patents

水解紙

Info

Publication number
JP2501534B2
JP2501534B2 JP5214220A JP21422093A JP2501534B2 JP 2501534 B2 JP2501534 B2 JP 2501534B2 JP 5214220 A JP5214220 A JP 5214220A JP 21422093 A JP21422093 A JP 21422093A JP 2501534 B2 JP2501534 B2 JP 2501534B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
paper
hydrolyzed
weight
hydrolyzed paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5214220A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06184984A (ja
Inventor
秀介 垣内
聖子 生駒
信 石井
篤男 中栄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from JP1047534A external-priority patent/JP2584508B2/ja
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP5214220A priority Critical patent/JP2501534B2/ja
Publication of JPH06184984A publication Critical patent/JPH06184984A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2501534B2 publication Critical patent/JP2501534B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水解紙に関し、詳しくは
洗浄剤と併用することにより、リビング及びトイレの
床、壁、家具、便座、便器等を清掃、殺菌したり、或い
は、おしりを清拭するのに適し、かつトイレ等で、容易
に水洗できる水解紙に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来よりトイレ周辺の清掃
或いはおしりを拭い清める用品として、使用後トイレに
流すことができるように、水解紙或いはこれに薬剤を担
持させた清浄用品が使用されている。これら水解紙に
は、水解性を阻害することなく、かつ乾燥状態でのシー
ト強度を向上させる剤として、ポリビニルアルコール、
カルボキシメチルセルロース、カチオン澱粉などの乾燥
紙力増強剤が使われている。
【0003】しかしながら、乾燥紙力増強剤を含有する
シートに水を含浸すると強度の著しい低下を招いてしま
う。それ故、水解紙と洗浄剤を併用してリビング及びト
イレの床、壁、家具、便座、便器等を清掃、殺菌した
り、或いはおしりを拭いたりする場合、用いられる洗浄
剤は水を含有しない液状物質や水分含量の極めて低い薬
剤に限定されていた。
【0004】水分含量が高い洗浄剤を使用する場合には
使用直前に洗浄剤を泡状とし、水解紙にスプレーするこ
とで水解紙への水の吸収を押さえ、水解紙の強度低下を
防止する必要があり、スプレー直後に使用しなければな
らないという欠点があった。
【0005】ポリアクリルアミドの様な乾燥紙力増強剤
を用いれば少量の水を含浸した状態でも清掃作業に耐え
得るような強度を可能にするが、ともするとシートの水
解性を不良にしてしまう。
【0006】このように、従来の乾燥紙力増強剤では、
水分含量の高い洗浄剤と併用した状態で清掃作業に耐え
得る強度と良好な水解性をバランスよく両立するような
シート物性を得ることができなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の様
な問題を生じない水解紙を得るべく種々検討を重ねた結
果、水分散性繊維からなるウェブに、分子内混合塩を形
成した特定のカルボキシル基を有する水溶性バインダー
を含有させればよいことを見出し、本発明を完成するに
至った。
【0008】すなわち本発明は、水分散性繊維からなる
ウェブに、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエ
チルセルロース及びカルボキシメチル化澱粉からなる群
から選ばれるカルボキシル基を有する水溶性バインダー
を含有させてなる水解紙において、該バインダーのカル
ボキシル基が、(a) アルカリ金属及び、(b) アルカリ土
類金属、マンガン、亜鉛、コバルト及びニッケルからな
る群から選ばれた1種又は2種以上の多価金属と分子内
混合塩を形成していることを特徴とする水解紙を提供す
るものである。
【0009】本発明に使用される水解紙の主構成素材で
ある水分散性繊維については、本質的に水への分散性能
を有する繊維素材であればよく、特に限定されない。具
体的には、木材パルプ繊維、非木材系植物繊維、レーヨ
ン繊維、ポリエステル繊維等の合成繊維等を挙げること
ができる。
【0010】本発明では水溶性バインダーとしてカルボ
キシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース又
はカルボキシメチル化澱粉が使用されるが、これらの中
でもカルボキシメチルセルロースが特に好ましい。該バ
インダーのカルボキシル基は、(a) アルカリ金属及び
(b) アルカリ土類金属、マンガン、亜鉛、コバルト及び
ニッケルからなる群から選ばれた1種又は2種以上の多
価金属と分子内混合塩を形成している。(b) 以外の多価
金属との分子内混合塩では清掃作業に耐え得る強度を有
する水解紙は得られない。 (a)/(b)のモル比は1/0.0
1〜1/10、好ましくは1/0.05〜1/3である。水溶
性バインダーは乾燥ウェブに対し 0.1〜30重量%、好ま
しくは1〜15重量%の範囲で使用される。
【0011】本発明における水解紙の製法は特に限定さ
れず、従来公知の湿式、乾式法を用いれば良い。例え
ば、水分散性繊維の水分散液に上記本発明の分子内混合
塩を形成したカルボキシル基を有する水溶性バインダー
を加え、抄紙することによって、又は水分散性繊維から
なるウェブに上記本発明の分子内混合塩を形成したカル
ボキシル基を有する水溶性バインダー溶液を噴霧又は塗
工して乾燥することによって得られる。
【0012】尚、従来抄紙可能な材料と称して、繊維状
のカルボキシメチルセルロース(CMC−H)、カルボ
キシエチルセルロース(CEC−H)あるいは夫々のア
ルミニウム塩、バリウム塩、亜鉛塩、錫塩、マンガン塩
を含有してなる速分散性(水解)紙が提案されている
(特公昭48−27605号公報参照)。しかし上記の
繊維状のカルボキシメチルセルロース(CMC−H)、
CEC−H、及びその金属塩は水不溶性であり、このよ
うな材料を使用して抄紙した紙においては、大きなバイ
ンダー機能が発現しない。
【0013】これに対し本発明のような水溶性のカルボ
キシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース又
はカルボキシメチル化澱粉(乾燥状態では粉末状)で
は、それを溶解した水溶液をスプレーあるいは塗工等に
よって紙に添加した後、その紙を乾燥した場合には、バ
インダーは繊維同士の交点に多く集まり、繊維同士を接
着するというバインダー機能を発現する。この様な違い
を実証する実験結果を以下に示す。尚、以下のポリオキ
シエチレンドデシルエーテルにおいて、pはエチレンオ
キサイドの平均付加モル数を示す。
【0014】<実験1>2d×5mmの湿式抄紙用レーヨ
ン繊維(ダイワボウレーヨン(株)製、SBtype、2d
×5mm)100 %の抄紙原料から、手漉き抄紙機により秤
量50g/m2のシート(湿紙)を調製した。シートは電気
乾燥機で 105℃、1時間乾燥した。調製したシートに対
し、粉末状CMC−Na(山陽国策パルプ製:FT−3
(D.S.=0.88) )を1%に溶解した水溶液を5重量%、
10重量%になるようにスプレーした。更に電気乾燥機で
105℃、1時間乾燥して2種類のCMC含有紙を得た。
得られたCMC含有紙に対し、ポリオキシエチレンドデ
シルエーテル(p=12)/エタノール/水=1/19/80
(wt/wt)の混合溶液に1%になるようにZnSO4
溶解した洗浄剤をシート重量に対し、 2.0倍量含浸し
た。かくして得られた洗浄剤含浸物品について、湿潤引
張強度及び水解性を下記の方法で測定した。その結果を
表1に示す。
【0015】<湿潤引張強度>得られた洗浄剤含浸物品
を幅25mm、長さ100mm の短冊状に裁断した後、速やかに
万能圧縮引張試験機(オリエンティック社製、RTM−
25)を用いて、引張速度300mm/min 、試験片つかみ間
隔50mmの条件で破断時の強度を測定した。
【0016】<水解性>1リットルビーカーに 600mlの
水を入れ、スターラーで450rpmに攪拌する。洗浄剤含浸
物品を50×50mmに裁断し、それを攪拌液中に投入して崩
壊するまでの時間を測定した。
【0017】<実験2>3d×5mmの湿式用ポリエステ
ル繊維(帝人(株)製、テピルス)50%と針葉樹晒クラ
フトパルプ(CSF(カナディアン・スタンダード・フ
リーネス)=740ml) )50%からなる混合抄紙原料より、
手漉き抄紙機を用いて、秤量50g/m2のシート(湿紙)
を調製した。このシートは電気乾燥機で 105℃、1時間
乾燥した。その後、実験1と同様にCMC−Na(山陽
国策パルプ製:FT−3(D.S.=0.88)の1%水溶液を
シート重量に対し、5重量%、10重量%になるようにス
プレーし、105 ℃、1時間電気乾燥機にて乾燥した。得
られたCMC含有紙に実験1で用いた洗浄剤を 2.0倍量
含浸した。かくして得られた洗浄剤含浸物品について、
実験1と同様に湿潤引張強度、水解性を測定した。その
結果を表1に示す。
【0018】<比較実験1>(特開昭48−27605
号の速分散紙の連続製造法) D.S.=0.44の繊維状CMC−H(山陽国策パルプ製)か
ら調製した繊維状CMC−Zn 50%及び針葉樹晒クラ
フトパルプ(CSF=740ml)からなる混合抄紙原料よ
り、手漉き抄紙機を用いて秤量50g/m2のシート(湿
紙)を調製した。シートは、電気乾燥機で 105℃、1時
間乾燥した。得られた繊維状CMC−Zn含有紙に、ポ
リオキシエチレンドデシルエーテル(p=12)/エタノ
ール/水=1/19/80(wt/wt)からなる洗浄剤をシー
ト重量に対し、2.0 倍量含浸した。かくして得られた洗
浄剤含浸物品について、実験1と同様に湿潤引張強度、
水解性を測定した。その結果を表1に示す。
【0019】尚、繊維状CMC−Znは、D.S.=0.44の
繊維状CMC−Hのカルボキシル基のモル数に対して5
倍モル量の水酸化亜鉛(Zn(OH)2) 水溶液を添加し
て中和した後、十分に水洗いして調製した。
【0020】<比較実験2>比較実験1で得られた繊維
状CMC−Zn含有紙に対し、ポリオキシエチレンドデ
シルエーテル(p=12)/エタノール/水=1/19/80
(wt/wt)の混合溶液に1%になるように硫酸亜鉛(Z
nSO4)を溶解した洗浄剤をシート重量に対し 2.0倍量
含浸した。かくして得られた洗浄剤含浸物品について、
実験1と同様に湿潤引張強度と水解性を測定した。その
結果を表1に示す。
【0021】<比較実験3>比較実験1で得られた繊維
状CMC−Zn含有紙に対し、3%のNaOHを含有す
る50%メチルアルコール水溶液を噴霧器を使用して、シ
ートのpHが 8.9になるようにスプレーした。更に電気
乾燥器で 105℃、1時間乾燥して繊維状CMC−Na含
有紙を得た。得られた繊維状CMC−Na含有紙に対
し、ポリオキシエチレンドデシルエーテル(p=12)/
エタノール/水=1/19/80(wt/wt)の混合溶液に1
%になるように硫酸亜鉛(ZnSO4)を溶解した洗浄剤
をシート重量に対し、2.0 倍量含浸した。かくして得ら
れた洗浄剤含浸物品について、実験1と同様に湿潤引張
強度と水解性を測定した。その結果を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】表1に示す如く、比較実験1,2では十分
な湿潤強度が発現していない。これは繊維状のカルボキ
シメチルセルロースの亜鉛塩(CMC−Zn)を50%混
抄したシートに、界面活性剤及び溶剤を20%含む洗浄剤
あるいは亜鉛イオンと溶剤を含む洗浄剤を含浸しても、
繊維状CMC−Znがバインダーとして働いていないた
めと考えられる。
【0024】以上のことから、特公昭48−27605
号記載のような繊維状のCMCを原料として抄紙した紙
と水溶性のCMCを溶解して水溶液の形態でスプレーあ
るいは塗工等により本来トイレットペーパーのように水
解性能を有する紙に添加し、乾燥して作成した紙とは、
その性質が全く異なっていることがわかる。
【0025】
【発明の効果】本発明の水解紙は、水分含量の高い洗浄
剤と併用した場合、清掃作業に耐え得る強度と良好な水
解性をバランスよく両立させたシート物性を有し、清掃
用品に使用して大きな効果を奏する。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳しく説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
【0027】実施例1 製紙用NBKP(針葉樹クラフトパルプ)100重量部に対
して水溶性カルボキシメチルセルロース〔ナトリウム:
カルシウム=1/1(モル比)、ダイセル化学製〕10重
量部を含有する抄紙用原料を調製し、円網−ヤンキーマ
シンを使用して秤量25g/m2でクレープ率が15%の水解
紙を製造した。得られた水解紙に、界面活性剤・エタノ
ール・水よりなる洗浄剤を水解紙に対して 1.7倍重量含
浸させ、湿潤引張強度、紙粉の発生状態及び水解性につ
いて下記の方法で評価した。
【0028】<湿潤引張強度>洗浄薬剤水溶液を含浸さ
せた水解紙を幅25mm、長さ 100mmの短冊状に裁断した
後、速やかに万能圧縮引張試験機(オリエンティック社
製RTM−25)を用いて引張速度 300mm/min 、試験
片つかみ間隔50mmの条件で破断時の強度を測定した。
【0029】<紙粉発生状態>黒いタイル面(目地入
り)を5分間拭った際の紙粉の発生状態を下記の判定基
準に基づいて目視評価した。 ○:紙粉の発生がほとんど認められない。 ×:紙粉の発生が認められる。
【0030】<水解性>1リットルビーカーに 500mlの
水を入れ、スターラーで300rpmに撹拌する。水解紙を50
×50mmに裁断し、それを撹拌液中に投入して90秒後の崩
壊状態を評価した。なお、分散性評価においては、市販
のトイレットペーパーを分散性良好なシートの基準とし
た。この時の判定基準は以下のとおりである。 ○: 分散性良好 △: 分散性やや不良 ×: 分散性不良 これらの評価結果を表2に示す。
【0031】比較例1 製紙用NBKP 100重量部に対して水溶性カルボキシメ
チルセルロースのナトリウム塩 (ダイセル化学製) 10重
量部を含有する抄紙用原料を調製し、円網−ヤンキーマ
シンを使用して秤量25g/m2でクレープ率が15%の水解
紙を製造した。この水解紙に実施例1に記載の洗浄剤を
含浸させ実施例1と同様の評価を行った。これらの評価
結果を表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】実施例2 NBKP 70重量部、LBKP(広葉樹クラフトパル
プ)30重量部からなる抄紙用原料を調製し、円網−ヤン
キーマシンを使用して秤量20g/m2のトイレットぺーパ
ー様クレープ紙(クレープ率10%)を製造した。クレー
プ紙にグラビアコーターで水溶性カルボキシメチルセル
ロース〔ナトリウム:亜鉛=10/1(モル比)、ダイセ
ル化学製〕をクレープ紙重量に対して3%になるように
塗工・乾燥して水解紙を得た。得られた水解紙に界面活
性剤・プロピレングリコール・水よりなる洗浄剤を水解
紙に対して2.0 倍重量含浸させ、湿潤引張強度、紙粉の
発生状態及び水解性について評価した。これらの結果を
表3に示す。
【0034】比較例2 実施例2に記載のクレープ紙にグラビアコーターで水溶
性カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩(ダイセ
ル化学製)をクレープ紙重量に対して3%になるように
塗工・乾燥して水解紙を得た。得られた水解紙に実施例
2に記載の洗浄剤を含浸させ実施例2と同様の評価を行
った。これらの結果を表3に示す。
【0035】実施例3 実施例2に記載のクレープ紙にグラビアコーターで水溶
性カルボキシメチルセルロース〔ナトリウム:カルシウ
ム=1/3(モル比)、ダイセル化学製〕をクレープ紙
重量に対して3%になるように塗工・乾燥して水解紙を
得た。得られた水解紙に界面活性剤・プロピレングリコ
ール・水よりなる洗浄剤を水解紙に対して2.0 倍重量含
浸させ、湿潤引張強度、紙粉の発生状態及び水解性につ
いて評価した。これらの結果を表3に示す
【0036】
【表3】
【0037】実施例4 解繊・積繊された針葉樹フラッフパルプのウェブ(秤量
40g/m2)に水溶性カルボキシメチルセルロース〔ナト
リウム:カルシウム=1/1(モル比) 〕をウェブ重量
に対して10%になるように噴霧・乾燥して水解紙を得
た。得られた水解紙に界面活性剤・エチレングリコール
・水よりなる洗浄剤を水解紙に対して3倍重量含浸させ
湿潤引張強度、紙粉の発生状態及び水解性について評価
した。これらの結果を表4に示す。
【0038】比較例3 実施例4に記載のウェブに水溶性カルボキシメチルセル
ロースのナトリウム塩をウェブ重量に対して10%になる
ように噴霧・乾燥して水解紙を得た。得られた水解紙に
実施例4に記載の洗浄剤を含浸させ実施例4と同様の評
価を行った。これらの結果を表4に示す。
【0039】
【表4】
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−154095(JP,A) 米国特許2766137(US,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水分散性繊維からなるウェブに、カルボ
    キシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース及
    びカルボキシメチル化澱粉からなる群から選ばれるカル
    ボキシル基を有する水溶性バインダーを含有させてなる
    水解紙において、該バインダーのカルボキシル基が、 (a) アルカリ金属及び、 (b) アルカリ土類金属、マンガン、亜鉛、コバルト及び
    ニッケルからなる群から選ばれた1種又は2種以上の多
    価金属と分子内混合塩を形成していることを特徴とする
    水解紙。
  2. 【請求項2】 (a) アルカリ金属/(b) アルカリ土類金
    属、マンガン、亜鉛、コバルト及びニッケルからなる群
    から選ばれた1種又は2種以上の多価金属のモル比が1
    /0.01〜1/10の範囲にある請求項1記載の水解紙。
  3. 【請求項3】 ウェブの乾燥重量に対して、カルボキシ
    ル基を有する水溶性バインダーを 0.1〜30重量%含有す
    る請求項1記載の水解紙。
  4. 【請求項4】 カルボキシル基を有する水溶性バインダ
    ーがカルボキシメチルセルロースである請求項1記載の
    水解紙。
JP5214220A 1989-02-28 1993-08-30 水解紙 Expired - Fee Related JP2501534B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5214220A JP2501534B2 (ja) 1989-02-28 1993-08-30 水解紙

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1047534A JP2584508B2 (ja) 1989-02-28 1989-02-28 清掃用品用水解紙
JP5214220A JP2501534B2 (ja) 1989-02-28 1993-08-30 水解紙

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1047534A Division JP2584508B2 (ja) 1988-11-30 1989-02-28 清掃用品用水解紙

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06184984A JPH06184984A (ja) 1994-07-05
JP2501534B2 true JP2501534B2 (ja) 1996-05-29

Family

ID=26387709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5214220A Expired - Fee Related JP2501534B2 (ja) 1989-02-28 1993-08-30 水解紙

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2501534B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6602386B1 (en) 1999-01-29 2003-08-05 Uni-Charm Corporation Fibrillated rayon-containing, water-decomposable fibrous sheet

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2883298B2 (ja) 1995-08-09 1999-04-19 三島製紙株式会社 たばこ用水分散性シート並びにこれを用いたたばこ
JP2947735B2 (ja) * 1995-08-09 1999-09-13 三島製紙株式会社 水分散性シート並びにこれを用いたたばこ
JP3553348B2 (ja) * 1997-12-26 2004-08-11 ユニ・チャーム株式会社 アルキルセルロースを用いた水解性の繊維シート
JP3594835B2 (ja) * 1999-04-20 2004-12-02 ユニ・チャーム株式会社 水解性の清浄用物品及びその製造方法
JP4753544B2 (ja) * 2004-03-31 2011-08-24 大王製紙株式会社 ティシュペーパー及びティシュペーパーの製造方法
JP4301996B2 (ja) * 2004-05-06 2009-07-22 花王株式会社 水解紙の製造方法
JP2006002277A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Kao Corp 水解紙
JP5642936B2 (ja) * 2009-02-27 2014-12-17 花王株式会社 肛門又は陰部周辺清浄用シート
EP2599914B1 (en) 2010-07-28 2016-10-26 Nippon Paper Papylia Co., Ltd. Water-dispersible paper
JP6423307B2 (ja) * 2015-03-31 2018-11-14 大王製紙株式会社 水解性シートの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6602386B1 (en) 1999-01-29 2003-08-05 Uni-Charm Corporation Fibrillated rayon-containing, water-decomposable fibrous sheet

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06184984A (ja) 1994-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0372388B1 (en) Water-disintegrable cleaning sheet
US6372361B1 (en) Coating for paper products
JPH0724636B2 (ja) 水解性清掃物品
US5281306A (en) Water-disintegrable cleaning sheet
US6361651B1 (en) Chemically modified pulp fiber
EP1090983B1 (en) Water-decomposable fibrous sheet containing gel compound
KR100582043B1 (ko) 변성폴리비닐알콜을함유하는수분해성섬유시이트
EP0900878B1 (en) Water-disintegrable fibrous sheet
JPH11206611A (ja) 水解性ティッシュ
JP2501534B2 (ja) 水解紙
JP4733070B2 (ja) 水解性物品
JPH1150389A (ja) 水解性の繊維シート
US6547927B1 (en) Water-decomposable fibrous sheet containing water-insoluble carboxymethyl cellulose
JP2584508B2 (ja) 清掃用品用水解紙
WO1997016597A1 (fr) Procede de fabrication d'une feuille hydrolysable
JP3296989B2 (ja) 水解性シート及びその製造方法
JP2869096B2 (ja) 水解性清掃物品
WO2018180011A1 (ja) 水分散紙
JP6596331B2 (ja) 水解紙ワイパー
JP2549159B2 (ja) 水解紙
JP3243066B2 (ja) 水分散性シートの製造方法
JPH038897A (ja) 水解性・吸収性シート状体およびその製造方法
JP2004313486A (ja) 水解性清掃物品
JP4219267B2 (ja) 水解紙の製造方法及び水解性清掃物品
JPH09132896A (ja) 水解シートの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees