JP2501445Y2 - プリンタの紙送り機構 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はプリンタの紙送り機構に係り、特に、給紙ト
レイに収納された用紙を１枚ずつ所定の印字位置に供給
するためのプリンタの紙送り機構に関する。

〔従来の技術〕

従来から、内部に複数枚の用紙が収納された給紙トレ
イをプリンタに着脱自在に装着し、この給紙トレイの用
紙を１枚ずつ取出して所定の印字位置に搬送させるため
の紙送り機構が設けられたプリンタが知られている。

第６図はこのような従来の紙送り機構を示すものであ
り、複数枚の用紙1,1…を重積状に収納する給紙トレイ
２が図示しないプリンタに対して着脱自在に装着されて
おり、この給紙トレイ２の上方には、一部を平面により
削落してなる断面ほぼ半月状の給紙ローラ３が回転駆動
自在に配設されている。

そして、前述した従来の紙送り機構においては、前記
給紙ローラ３を回転駆動させることにより、この給紙ロ
ーラ３の円弧状部分が前記用紙１の上面に当接される
と、前記用紙１に対して給紙ローラ３が圧接され、この
給紙ローラ３の圧接による摩擦力により、前記給紙トレ
イ２内の最上位の用紙１が取出される。そして、この用
紙１は、図示しない紙送りローラにより所定の印字位置
に搬送されるようになっている。

また、前記給紙トレイ２を着脱する場合は、前記給紙
ローラ３をその平面部が用紙１に対向する位置に回転制
御して、前記給紙ローラ３と用紙１とを離隔させるよう
になっている。そして、この給紙ローラ３と用紙１とが
離隔した状態において、前記給紙トレイ２の着脱を行な
い、前記給紙トレイ２の着脱時に、給紙ローラ３に対す
る用紙１の引掛かり等を防止するようにしている。

〔考案が解決しようとする課題〕

しかしながら、前述した従来のプリンタの紙送り機構
においては、給紙トレイ２の着脱を行なう場合に、断面
ほぼ半月状の給紙ローラ３の平面部が用紙１に対向する
ように回転して給紙ローラ３を用紙１と離隔する状態に
位置させるようにしているので、前記給紙ローラ３の位
置決めの機構が必要であり、構造が複雑となるばかりで
なく、製造が煩雑となり、製造コストの増加を招いてし
まうという問題点を有している。

また、用紙１の搬送は、前記給紙ローラ３の断面円弧
状の曲面部のみにより行なわれるので、給紙ローラ３の
回転による用紙１の搬送が間欠的に行なわれることにな
り、給紙ローラ３が１回転することによる用紙１の搬送
量が少なく、給紙ローラ３の２回転以上の回転により用
紙１を搬送する場合に、給紙動作時間が極めて長くかか
ってしまうという問題点を有している。

本考案は、前述した点に鑑みてなされたもので、給紙
ローラの位置決め機構が不要で、容易かつ安価に製造す
ることができ、しかも、迅速に給紙動作を行なうことの
できるプリンタの紙送り機構を提供することを目的とす
る。

〔課題を解決するための手段〕

前述した目的を達成するため本考案に係るプリンタの
紙送り機構は、プリンタ本体に着脱自在に配設され複数
枚の用紙を積層して収納する給紙トレイと、回転駆動さ
れ前記給紙トレイの用紙を最上位から１枚ずつ取出す給
紙ローラと、回転駆動され前記給紙トレイから取出され
た用紙を印字位置に搬送する紙送りローラと、この紙送
りローラとの間に用紙を挟持して搬送するため紙送りロ
ーラに圧接自在に配設された回転自在な圧接ローラと、
回転駆動され印字後の用紙をプリンタ本体の外部に排出
する排紙ローラとを備えてなるプリンタの紙送り機構に
おいて、前記給紙ローラを上下に揺動自在とされた揺動
アームに取付け、前記給紙トレイの側部に、前記揺動ア
ームの先端部を当接させ前記給紙トレイの着脱時に前記
揺動アームを上方に揺動させる形状を有するカム部を形
成するとともに、前記用紙を印字位置に搬送する際には
前記圧接ローラを前記紙送りローラに圧接させ、かつ、
前記用紙を前記プリンタ本体の外部に排出する際には前
記圧接ローラを前記紙送りローラから離間させる圧接ロ
ーラ離接機構を設けたことを特徴としている。

〔作用〕

前述した構成からなる本考案によれば、給紙トレイを
プリンタ本体に挿入すると、給紙トレイのカム部の先端
部が揺動アームの先端部に当接し、このカム部により前
記揺動アームを上方に揺動させることにより、給紙ロー
ラを上方に移動させた状態で、給紙トレイがプリンタ本
体に挿入され、前記給紙トレイを所定の給紙位置に装着
した状態において、ローラが最上位の用紙に圧接され
る。したがって、給紙トレイを装着する際に、確実に給
紙ローラと用紙との圧接を解除させることができる。ま
た、用紙を外部に排出する際には圧接ローラを紙送りロ
ーラから離間させるので、紙送りローラと排紙ローラと
の同期がずれて用紙が弛んだり引張られてしまうおそれ
がなく、適正な用紙の搬送を行うことができる。

〔実施例〕

以下、本考案を第１図ないし第５図に示す実施例によ
り説明する。なお、第３図ないし第５図においては、駆
動伝達を分りやすくするため、前後方向において重積す
るギア等を両者とも実線で表示してある。

第１図および第２図は本考案に係る紙送り機構を適用
したプリンタの実施例を示すものであり、プリンタ４の
フレーム５には、平板状のプラテン６が配設されてお
り、このプラテン６の近傍には、ガイドシャフト７が前
記プラテン６と平行に配設されている。このガイドシャ
フト７には、キャリッジ８がこのガイドシャフト７に沿
って移動自在に取付けられており、このキャリッジ８に
は、サーマルヘッド等の印字ヘッド９が前記プラテン６
に対向するように装着されている。このキャリッジ８の
両側部には、キャリッジ駆動モータ10により回転駆動さ
れる回転ローラ11および複数のガイドローラ12,12…に
掛け渡された移送ベルト13の両端部が接続されており、
前記キャリッジ駆動モータ10を駆動させ、前記回転ロー
ラ11を回転駆動させることにより、前記移送ベルト13を
駆動させて前記キャリッジ８をガイドシャフト７に沿っ
て往復動できるようになっている。

前記プラテン６の後方には、手差し等により用紙１を
挿入するための用紙挿入口14が形成されており、この用
紙挿入口14には、前記手差し用紙１をプラテン６と印字
ヘッド９との間に案内する手差し紙ガイド15が形成され
ている。また、前記キャリッジ８の下方には、複数枚の
用紙1,1…を積層して収納する給紙トレイ２が着脱自在
に配設されており、この給紙トレイ２の先端部近傍に
は、前記給紙トレイ２の用紙１をプラテン６の印字ヘッ
ド９との間に案内する用紙ガイド16が配設されている。
さらに、前記手差し紙ガイド15および用紙ガイド16の中
間部には、それぞれ紙送りローラ17,18が回転駆動自在
に配設されており、前記プラテン６の上方には、排紙ロ
ーラ19が回転自在に配設されている。

前記各紙送りローラ17,18および排紙ローラ19には、
それぞれ圧接ローラ20,21,22が圧接されており、前記用
紙ガイド16の圧接ローラ21は、紙送りローラ18に対して
接離自在とされている。また、前記各紙送りローラ17,1
8および排紙ローラ19には、紙送り駆動モータ23が図示
しない駆動伝達機構を介して接続されており、前記紙送
り駆動モータ23を駆動することにより、前記各紙送りロ
ーラ17,18および排紙ローラ19を同期して回転駆動させ
ることができるようになっている。

さらに、第３図および第４図に示すように、前記フレ
ーム５の両側部には、揺動アーム24,24がそれぞれ図に
おいて右側端部を中心として揺動自在に取付けられてお
り、これらの各揺動アーム24の間には、外周部に複数の
給紙ローラ３が取付けられた回転軸25が配設されてい
る。このうち一方の揺動アーム24の近傍には、給紙駆動
モータ26が配設されており、この一方の揺動アーム24に
は、前記給紙駆動モータ26の出力ギア26aの回転駆動力
を前記回転軸25に伝達する歯車列27が取付けられてい
る。

そして、前記給紙駆動モータ26を駆動させることによ
り、歯車列27を介して回転軸25を回転させ、前記給紙ロ
ーラ３を回転駆動させるようになっており、前記給紙ロ
ーラ３は、クラッチ機構28により１方向（図において反
時計方向）に回転自在とされている。さらに、前記各揺
動アーム24の先端部の間には、当接バー29が取付けられ
ており、前記揺動アーム24には、この揺動アーム24を下
方に付勢するばね30が接続されている。

前記給紙トレイ２の内部には、複数枚の用紙１を積層
載置する底板31が上方に揺動自在に配設されており、こ
の底板31の先端両側部には、前記用紙１を１枚ずつ分離
させるための分離爪32が配設されている。

また、前記底板31の下面側には、前記底板31を上方に
付勢する付勢ばね33が取付けられており、この付勢ばね
33により、前記用紙１の最上位が前記給紙トレイ２の上
縁部内側に形成されたストッパ34に当接するまで底板31
を上昇させ、最上位の用紙１を常に一定の高さに位置さ
せるようになっている。

さらに、本実施例においては、前記給紙トレイ２の先
端側両側部の上面側には、前記揺動アーム24の当接バー
29が当接されるカム部35が形成されており、このカム部
35は、前記給紙トレイ２を挿入する際に前記給紙ローラ
３が最上位の用紙１に接触しない位置まで当接バー29を
上方に移動させるとともに、給紙トレイ２が給紙位置に
装着された状態において、給紙ローラ３が最上位の用紙
１に圧接させる位置まで前記当接バー29を下降させるよ
うな形状を有している。

また、前記給紙駆動モータ26の出力ギア26aには、歯
車列36を介して選択ギア37が接続されており、この選択
ギア37の近傍には、カム板38が一体に形成された駆動ギ
ア39が配設されている。前記選択ギア37には、図示しな
いアームに保持され前記選択ギア37の回転方向に応じて
前記駆動ギア39に選択的に噛合される圧接側ギア40およ
び離間側ギア41が噛合されており、前記選択ギア37に
は、回動板42が前記選択ギア37の回転軸37aを中心とし
て回動自在に取付けられている。この回動板42の一端部
には、前記カム板38の外周面に当接される当接突起43が
形成されており、この回動板42の他端部には、前記用紙
ガイド16の圧接ローラ21がばね44を介して取付けられて
いる。

さらに、前記駆動ギア39の外周部には、前記回動板42
が最も時計方向に回動されたときに前記圧接側ギア40の
噛合を解除する切欠き45と、回動板42が最も反時計方向
に回動されたときに前記離間側ギア41との噛合を解除す
る他の切欠き46が形成されている。そして、前記回動板
42がカム板38により最も時計方向に回動されたときに、
圧接ローラ21が紙送りローラ18に圧接されるとともに、
回動板42がカム板38により最も反時計方向に回動された
ときに、圧接ローラ21が紙送りローラ18から離間される
ようになっている。これらの紙送りローラ18に対し圧接
ローラ21を離接するための各構成要件は圧接ローラ離接
機構を構成している。

つぎに、前述した構成からなる本実施例の作用につい
て説明する。

まず、所定の用紙１が収容された給紙トレイ２をプリ
ンタ４に挿入すると、第４図（ａ）に示すように、給紙
トレイ２のカム部35の先端部が当接バー29に当接し、こ
のカム部35により前記当接バー29を上方に押上げる。こ
れにより、第４図（ｂ）に示すように、揺動アーム24が
ばね30の付勢力に抗して上方に揺動され、給紙ローラ３
が上方に移動される。そして、さらに給紙トレイ２を挿
入すると、カム部35により当接バー29が下降されて揺動
アーム24が下方に揺動され、第４図（ｃ）に示すよう
に、前記給紙トレイ２を所定の給紙位置に装着した状態
において、前記給紙ローラ３がばね30の付勢力により最
上位の用紙１に圧接されることになる。

ついで、所定の印字を行なう場合は、前記給紙駆動モ
ータ26を第４図において時計方向に回転させることによ
り、歯車列27を介して給紙ローラ３が反時計方向に回転
駆動され、前記給紙トレイ２の最上位の用紙１を取出す
ことができる。一方、前記給紙駆動モータ26が時計方向
に回転駆動されることにより、第５図（ａ）に示すよう
に、歯車列36を介して選択ギア37が反時計方向に回転さ
れ、この回転力により圧接側ギア40が駆動ギア39に噛合
される。これにより、駆動ギア39が反時計方向に回転さ
れ、この回転により、カム板38が回転され、前記回動板
42が時計方向に回動される。そして、前記回動板42が時
計方向に最も回動された位置で、前記圧接側ギア40が駆
動ギア39の切欠き45に係合され、駆動ギア39の回転が停
止され、この状態において、前記圧接ローラ21が紙送り
ローラ18に圧接される。

前記給紙トレイ２から取出された用紙１は、用紙ガイ
ド16に案内されて紙送りローラ18と圧接ローラ21との間
に挿入され、紙送り駆動モータ23を駆動させることによ
り、前記紙送りローラ18が回転駆動され、前記用紙１を
プラテン６と印字ヘッド９との間に搬送させる。この状
態において、前記キャリッジ駆動モータ10を駆動してキ
ャリッジ８をガイドシャフト７に沿って往復動させなが
ら、前記印字ヘッド９を所定の印字信号に基づいて駆動
することにより、前記用紙１に所望の印字を行なうこと
ができる。

そして、印字が行なわれて用紙１の先端部が排紙ロー
ラ19と圧接ローラ22との近傍に搬送されたことを図示し
ないセンサ等により検出したら、第５図（ｂ）に示すよ
うに、前記給紙駆動モータ26を反時計方向に回転駆動さ
せることにより、歯車列36を介して選択ギア37が時計方
向に回転駆動され、この回転力により離間側ギア41が駆
動ギア39に噛合される。この結果、駆動ギア39が時計方
向に回転され、この回転により、カム板38が回転され、
前記回動板42が反時計方向に回動される。そして、前記
回動板42が反時計方向に最も回動された位置で、前記離
間側ギア41が駆動ギア39の切欠き46に係合され、駆動ギ
ア39の回転が停止され、この状態において、前記圧接ロ
ーラ21が紙送りローラ18から離隔れる。

そして、印字終了後の用紙１は、排紙ローラ19および
圧接ローラ22のみにより搬送され、プリンタ４の外部に
排出される。

このように本実施例によれば、給紙トレイ２を装着す
る際に、揺動アーム24を揺動させて給紙ローラ３を上方
に位置させるようにしているので、前記給紙ローラ３の
形状を変化させることなく、確実に給紙ローラ３と用紙
１との圧接を解除させることができ、用紙１の引掛かり
等を防止して給紙トレイ２の適正な着脱を行なうことが
できる。しかも、給紙ローラ３が従来のように断面半月
状ではなく、完全な円柱形に形成されているので、用紙
１の搬送を連続して行なうことができ、１回転による用
紙１の搬送量を大きく確保することができ、給紙動作時
間を著しく短縮することができる。

また、前記印字終了後の用紙１を排出する場合に、紙
送りローラ18の圧接ローラ21を離間させて、排紙ローラ
19のみにより用紙１を排出するようにしているので、前
記紙送りローラ18と排紙ローラ19との同期がずれて用紙
１が弛んだり、あるいは、引張られてしまうことなどに
より、搬送異常が発生してしまうことを確実に防止する
ことができ、適正な用紙１の搬送を行なうことができ
る。

なお、本考案は、前述した実施例に限定されるもので
はなく、必要に応じて種々変更することができる。

〔考案の効果〕

以上説明したように本考案に係るプリンタの紙送り機
構は、給紙トレイを装着する際に、揺動アームを揺動さ
せて給紙ローラを上方に位置させるようにしているの
で、給紙ローラの形状を変化させることなく、確実に給
紙ローラと用紙との圧接を解除させることができ、用紙
の引掛かり等を防止して給紙トレイの適正な着脱を行な
うことができる。しかも、給紙ローラが従来のように断
面半月状ではなく、完全な円柱形に形成されているの
で、用紙の搬送を連続して行なうことができ、１回転に
よる用紙の搬送量を大きく確保することができ、給紙動
作時間を著しく短縮することができる。また、用紙を外
部に排出する際に圧接ローラを紙送りローラから離間さ
せるので、紙送りローラと排紙ローラとの同期がずれて
用紙が弛んだり引張られてしまうことによる搬送異常の
生ずるおそれがなく、適正な用紙の搬送を行うことがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る紙送り機構を適用したプリンタの
実施例を示す平面図、第２図は第１図の概略左側面図、
第３図は第１図の右側面図、第４図（ａ）は給紙トレイ
の挿入開始状態を示す要部の側面図、第４図（ｂ）は給
紙トレイの挿入途中状態を示す要部の側面図、第４図
（ｃ）は給紙トレイの装着状態を示す要部の側面図、第
５図（ａ）は圧接ローラの圧接状態を示す要部の側面
図、第５図（ｂ）は圧接ローラの離間状態を示す要部の
側面図、第６図は従来の紙送り機構を示す要部の側面図
である。 １…用紙、２…給紙トレイ、３…給紙ローラ、４…プリ
ンタ、10…キャリッジ駆動モータ、17,18…紙送りロー
ラ、19…排紙ローラ、20,21,22…圧接ローラ、24…揺動
アーム、26…給紙駆動モータ、29…当接バー、35…カム
部、37…選択ギア、38…カム板、39…駆動ギア、40…圧
接側ギア、41…離間側ギア、42…回動板。

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】プリンタ本体に着脱自在に配設され複数枚
   の用紙を積層して収納する給紙トレイと、回転駆動され
   前記給紙トレイの用紙を最上位から１枚ずつ取出す給紙
   ローラと、回転駆動され前記給紙トレイから取出された
   用紙を印字位置に搬送する紙送りローラと、この紙送り
   ローラとの間に用紙を挟持して搬送するため紙送りロー
   ラに圧接自在に配設された回転自在な圧接ローラと、回
   転駆動され印字後の用紙をプリンタ本体の外部に排出す
   る排紙ローラとを備えてなるプリンタの紙送り機構にお
   いて、前記給紙ローラを上下に揺動自在とされた揺動ア
   ームに取付け、前記給紙トレイの側部に、前記揺動アー
   ムの先端部を当接させ前記給紙トレイの着脱時に前記揺
   動アームを上方に揺動させる形状を有するカム部を形成
   するとともに、前記用紙を印字位置に搬送する際には前
   記圧接ローラを前記紙送りローラに圧接させ、かつ、前
   記用紙を前記プリンタ本体の外部に排出する際には前記
   圧接ローラを前記紙送りローラから離間させる圧接ロー
   ラ離接機構を設けたことを特徴とするプリンタの紙送り
   機構。