JP2501145B2 - 連鋳鋳込設備 - Google Patents

連鋳鋳込設備

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JP2501145B2
JP2501145B2 JP12594991A JP12594991A JP2501145B2 JP 2501145 B2 JP2501145 B2 JP 2501145B2 JP 12594991 A JP12594991 A JP 12594991A JP 12594991 A JP12594991 A JP 12594991A JP 2501145 B2 JP2501145 B2 JP 2501145B2
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転炉等から出鋼される
溶鋼を連続鋳造する鋳込設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、従来より知られてい
る転炉から出鋼する溶鋼を連続鋳造するのに用いる鋳込
設備を改善し、その設備のコンパクト化、操作の効率
化、溶湯温度の適性制御を可能とした鋳込設備の発明を
行いこれを出願した。〔特開昭63- 220951号公報(特願
昭62-51125号)参照〕
【0003】上記公報に示す連鋳鋳込設備は図9乃至図
13に亘って示す如く構成されている。すなわち、架構 2
17の一側上面に取鍋交換装置 201が立設され、同装置 2
01は少なくとも2個のアーム201aを独立旋回可能に備
え、従来より知られている取鍋交換装置と同様に取鍋 2
03を着脱可能に保持するようになっている。
【0004】前記架構 217の上面他側に取鍋交換装置 2
01と平行して設置される走行路 211は、平行する一対の
レール211aと同レール211aを支持する架台211bとからな
り、走行台車 202はその底面に走行車輪 218を有すると
ともに、両側のガイド車輪 219が前記レール211aに架装
され、走行駆動源(図示せず)により、走行路 211に沿
って直線的に鋳型 208と架構 217に設けた排滓部 210と
の間を進退する。
【0005】鋳型 208は連鋳鋳込設備に従来より用いら
れているそれと同様であり、排滓部210は架構 217に設
けた上下貫通の切欠空間であって、排滓物収容ポット 2
15を備えている。
【0006】走行台車 202は、図11および図12に示すよ
うに、台車 202の略中央部にカバー214aを開閉可能に備
えた排滓窓孔 214が貫通状に設けられるとともに、台車
202の前部に水平旋回可能な旋回フレーム202bが設けら
れ、同フレーム202bの上面に一対の枢支軸部212, 212を
介して略樋形断面を持つ傾動フレーム202aを台車 202の
前端より突出状に、かつ枢支軸部 212を支点として上下
方向に傾動可能に設けられている。その傾動のためには
旋回フレーム202b側に枢支した傾動用シリンダ220のピ
ストンロッド220aを傾動フレーム202aに連結することに
より行い、傾動フレーム202a内にタンディッシュ 204を
ピン軸 221を介して着脱交換可能に支持させるのであ
る。
【0007】前記傾動フレーム202aの前端にはフレーム
222が架設され、同フレーム 222に加熱装置202cがその
位置可調整に取付けられる。この加熱装置202cは例えば
既知のプラズマ加熱装置や誘導加熱装置を適宜使用でき
る。
【0008】タンディッシュ 204の底部前端側には注湯
用バルブ口 205が設けられるが、同バルブ口 205のバル
ブはスライドバルブ等を用い、注湯用ノズル 209が同バ
ルブ口 205に着脱可能に付設される。また取鍋 203の底
部には同じくスライドバルブ等を用いた排湯用バルブ口
206が設けられ、排湯用ノズル 207が着脱可能とされる
が、このさい取鍋 203における排湯用バルブ口 206は、
図9および図10において示すように、取鍋 203がタンデ
ィッシュ 204上にアーム201aを介して旋回した時、タン
ディッシュ 204における旋回支点位置(旋回フレーム20
2bの旋回中心位置)と正対する位置に設定することによ
り、タンディッシュ 204が待機位置(ロ)から鋳込位置
(イ)に亘る旋回工程の全工程において、その取鍋 203
における排湯位置は一定不変であり、タンディッシュ 2
04における溶湯受口は変動しないので、溶湯を受けなが
らの旋回も容易に可能となり、またタンディッシュ 204
の注湯バルブ口 205と反対側の側壁面には図13において
示すように地金や滓等の排滓物排出のための排滓口 213
が開設されている。
【0009】上記構成からなる連鋳鋳込設備は、連続鋳
造に際して次の如く使用される。取鍋交換装置 201にお
けるアーム201aは走行路 211外側に退避させて置き、図
示位置に停止させた走行台車 202上のタンディッシュ 2
04を旋回フレーム202bを介して二点鎖線で示すように、
走行路 211と直角の待機位置(ロ)に旋回させ、注湯用
バルブ口 205、排滓口 213の整備、補修を行うととも
に、加熱装置202cの整備、同装置202cによるタンディッ
シュ 204の加熱等の鋳造準備作業を実施する。これと並
行して取鍋交換装置 201の空アーム201aに溶湯入りの取
鍋 203を積載し、前記取鍋 203をアーム201aを介して準
備作業の終了したタンディッシュ 204上に旋回させ、タ
ンディッシュ 204と取鍋 203の排湯用バルブ口 206との
間に排湯用ノズル 207をセットしてシールし、排湯用バ
ルブ口 206のバルブを開けて取鍋 203内の溶湯をタンデ
ィッシュ 204内に注湯し、タンディッシュ 204内に所定
量の溶湯が溜まれば、排湯用バルブ口 206のバルブを極
力絞りつつ、加熱装置202cによる溶湯の加熱を開始し、
続いて待機位置(ロ)にあるタンディッシュ 204を、取
鍋 203より最低流量の溶湯を受けながら、かつ加熱装置
202cによる加熱を続行しながら、鋳込位置(イ)に旋回
移動させ、鋳込位置(イ)に旋回が終わればタンディッ
シュ 204の注湯用バルブ口 205と鋳型 208との間に注湯
用ノズル 209をセットしてシールし、同タンディッシュ
204の注湯用バルブ口 205のバルブを開いて、連続鋳造
を開始するのである。この鋳造中、連々鋳時は、前記取
鍋 203内の全溶湯の鋳造終了とともに、その排湯用ノズ
ル 207を切離し、空の取鍋 203を旋回退避させ、他の空
アーム201aに既に積載した溶湯入り取鍋 203を旋回させ
て、タンディッシュ 204内に排湯用ノズル 207の接続を
介し排湯させて、引き続き鋳造を連続することができ
る。
【0010】鋳造終了時には取鍋 203の排湯用バルブ口
206のバルブを閉じ、タンディッシュ 204内の溶湯残量
を監視し、鋳造終了時にその注湯用バルブ口 205のバル
ブを閉じることによって鋳造作業は完了する。次いで取
鍋 203を旋回してタンディッシュ 204の上面から移動さ
せるとともに、タンディッシュ 204内に残存する地金、
滓等を加熱装置202cにより加熱溶融状態とし、図13にお
いて示すように走行台車 202を排滓位置(ハ)へ走行移
動させ、枢支軸部 212を支点とする傾動フレーム202aの
傾斜、台車 202における排滓窓孔 214の開放を介し、タ
ンディッシュ 204の排滓口 213より溶融排滓物を排滓部
210の収容ポット 215内に排出、収容するのである。排
出が終われば傾動フレーム202aの復動によるタンディッ
シュ 204の水平復帰、走行台車 202を再び鋳込位置
(イ)側に向かって走行停止させ、タンディッシュ 204
を待機位置(ロ)に旋回させ、次の鋳造準備作業を行う
ことになる。またタンディッシュ 204そのものの交換に
当たっては、図11に例示するようにタンディッシュ 204
を直接支持している傾動フレーム202aにおけるクランプ
216を外して、クレーン等で搬出して交換する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した連鋳鋳込設備
によれば、従来より使用されているレードルターレット
等による1基の取鍋交換装置 201、1台のタンディッシ
ュ走行台車 202、同台車202上に旋回兼傾動自在かつ加
熱装置202cを具備した1個のタンディッシュ 204という
簡単かつコンパクトな構成の設備によって、連鋳乃至連
々鋳、更には異鋼種連鋳等を、きわめて効率的に行える
反面、次の如き問題点を有している。
【0012】:走行台車 202上の前部に旋回機構を具
備する水平旋回可能な旋回フレーム202bを積載し、更に
同フレーム202bの上面に傾動機構を具備する略樋形断面
を持つ傾動フレーム202aを設けて構成されているため、
走行台車 202が全体として高さの高いものになり、しか
も、台車 202の前端より突出状に設けた傾動フレーム20
2bに鋳型 208の上に突出してタンディッシュ 204を支持
しなければならない上、その状態で旋回しなければなら
ないため、走行台車 202が転倒しやすく、かつ台車 202
の前輪に高負荷がかかることになる。ところで上記従来
設備では、走行台車 202の転倒を防止するため、走行台
車 202の両側にガイド車輪 219を設け、これを断面逆L
字状の架台211bに設けたレール211aに架装する構成と
し、また高負荷に耐えるため、前輪を大径および/また
は広幅なものにする等の工夫がなされているが、これら
の構成では、自ずと限界があり、特に大断面鋳片の連続
鋳造用の大容量のタンディッシュ 204の場合は、走行台
車 202が全体として大きくなりすぎ、またそれらの負荷
に耐えうる走行車輪 218も無く、更に上記転倒防止のた
めの構成も大型となる上、鋳造作業の安全が問題となり
実用的でなくなる。
【0013】:また鋳造完了後のタンディッシュ 204
内に残存する地金、滓等は、走行台車 202を排滓位置
(ハ)へ走行移動させ、枢支軸部 212を支点とする傾動
フレーム202aの傾斜により、台車 202における排滓窓孔
214の開放を介し、タンディッシュ 204の排滓口 213よ
り溶融排滓物を排滓部 210の収容ポット 215内に排出、
収容するようにしているが、傾動フレーム202aの傾斜
は、旋回フレーム202b側に枢支した傾動用シリンダ 220
のピストンロッド220aを傾動フレーム202aに連結して行
う構造であり、しかもタンディッシュ 204が傾動フレー
ム202a内にピン軸 221により固定されているだけなの
で、特に大断面鋳片の連続鋳造用の大容量のタンディッ
シュ 204の場合は、その安全を考慮して最大でも45度程
度しか傾斜し得ないため、タンディッシュ 204内の地
金、滓等を完全に流し出すことができない。また排滓口
213から収容ポット 215までの間隔が広いため、地金、
滓等が飛散し易い。
【0014】本発明は、上記の事情によりなされたもの
で、その目的は、連続鋳造の幅広い鋳造容量に適用し得
るとともに、鋳造作業が安全に行い得る連鋳鋳込設備を
提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係わる連鋳鋳込設備は、取鍋 (2)から溶湯
が注湯されるとともに鋳型 (3)に溶湯を注湯するタンデ
ィッシュ (6)と、このタンディッシュ (6)を積載して、
鋳型 (3)の位置する鋳型部とタンディッシュ (6)内の溶
滓を排出する排滓部との間を走行する走行台車 (5)と、
タンディッシュ(6)を走行台車 (5)に積載した状態で走
行台車 (5)ごと傾動させることによりタンディッシュ
(6)内の溶滓を排出させる、排滓部に設けられた傾動装
置 (7)と、を含んで構成される連鋳鋳込設備であって、
前記鋳型部と排滓部との間には走行台車 (5)が走行する
走行レール (8)が敷設され、また前記傾動装置 (7)に
は、上面に走行レール(77)が敷設され走行台車 (5)を積
載し得る傾動テーブル(73)と、この傾動テーブル(73)を
傾動させる傾動機構とを備えるとともに、傾動装置 (7)
により走行台車 (5)を傾動せしめる際に走行台車 (5)を
傾動テーブル(73)上に係止する係止手段を傾動テーブル
(73)に備えてなるものである。
【0016】
【作用】上記構成からなる本発明によれば、タンディッ
シュが走行台車上で回動および傾動することが無くな
り、走行台車上でのタンディッシュまでの高さが低くで
き、且つタンディッシュの重心位置が走行台車上で殆ど
変わらないので、タンディッシュを走行台車上に安定し
て、且つ車輪に平均的に負荷がかかるように載設でき、
しかもこれにより走行台車の転倒を心配する必要がなく
なる。
【0017】そしてこのようにタンディッシュを走行台
車上に安定に載設した状態で回動装置の回動テーブル上
に積載し、待機位置, 鋳込位置等にタンディッシュを回
動し得るので、待機位置でのタンディッシュの整備、鋳
込位置での鋳込準備および鋳込作業等が安全に行える。
また同状態で傾動装置の傾動テーブル上に積載し、傾動
テーブル上の係止手段により走行台車の転動を十分に防
止して傾動することができるので、安全に垂直状態に傾
動することができ、タンディッシュの地金、滓等を完全
に排出できる。また排滓口から排滓収容容器までの間隔
を狭くでき、地金、滓等を極力飛散させることなく排滓
し得る。さらに、このように鋳込準備作業および鋳込作
業が安全に行えることから、連続鋳造の効率も良くなり
連続鋳造の生産性が向上する。
【0018】
【実施例】本発明設備の適切な実施例を図1乃至図8に
亘って説示する。図1aは、本発明設備の全体配置を示
す平面図である。図において、 1は取鍋交換装置、 2は
取鍋、 3は鋳型、 4は回動装置、 5は走行台車、 6はタ
ンディッシュ、 7は傾動装置、 8は走行台車 5の走行レ
ール、 9は加熱バーナ装置、10は浸漬ノズルのハンドリ
ング装置、11はプラズマ加熱装置、12および13は排滓後
のタンディッシュ整備作業用デッキを示す。そして取鍋
交換装置 1、鋳型 3、回動装置 4、傾動装置7、加熱バ
ーナ装置 9等は、床面(FL)上に設けた架構14上に設けら
れている。
【0019】取鍋交換装置 1は、架構14の上面に立設さ
れ、少なくとも2個のアーム15を独立旋回可能に備え、
従来より知られている取鍋交換装置と同様にアーム15に
取鍋2を着脱可能に保持するようになっている。
【0020】回動装置 4は、鋳型 3の側方に立設され、
詳細を図1b乃至cに示す如く、円筒基台16と、この円
筒基台16に回動可能に設けられた回動軸17と、この回動
軸17に嵌合固定された歯車18と、この歯車18と噛合し駆
動モータ19に減速機20, 電磁ブレーキ21を介して連結さ
れたピニオン22と、回動軸17の上部に固定され且つその
上面に走行レール 8の一部であるレール23が敷設された
回動テーブル24とで構成され、回動テーブル24は、駆動
モータ19により走行位置(ニ)、鋳込位置(イ)および
待機位置(ロ)に亘って回動するとともに、各位置でロ
ック機構25により固定するようになっている。このロッ
ク機構25は、回動テーブル24の下部外周壁に各位置に対
応して固設した回動ロックウェッジ26と、円筒基台16の
側壁にシリンダ27により揺動可能に設けられた揺動アー
ム28とで構成され、揺動アーム28の先端部の孔に回動ロ
ックウェッジ26を装脱して位置固定するようになってい
る。
【0021】走行台車 5は、図2a乃至bに示す如く、
鋳型 3側(前側)の底面が切欠かれた底29を有する略舟
型状の本体30と、その左右側壁の外面下部に設けた一対
の前輪31および後輪32と、左右側壁の上部切欠部33に計
重可能に設けられたタンディッシュ載置装置34と、同左
右側壁の後方寄りの上部に設けられたシールパイプ昇降
装置35とで構成されている。そして走行台車 5を自走さ
せるために、前記前輪31はギア36付のものが使用され、
このギア36にアイドラ37、およびを走行台車 5の側壁の
外方に突出して設けた台38上のピニオン39が噛合され、
台38上に設けた減速機40, 電磁ブレーキ41, 駆動モータ
42よりなる駆動装置をピニオン39に接続してある。台38
の下面に設けられた角穴43を有する部材44は、詳細を後
述するが、走行台車 5が傾動装置 7に乗った時に走行台
車 5を傾動装置 7に係止するためのものである。
【0022】タンディッシュ載置装置34は、詳細を図3
a乃至bに示す如く、上部切欠部33の前後壁面に設けた
溝45に計重フレーム46の前後の端面に突設した突出部47
をチェックロッド48を介して装入するとともに、上部切
欠部33の上面と計重フレーム46の下面間にロードセル49
を設け、前記溝45の上面に計重フレーム46の突出部47の
押え板50をボルトにより固定し、計重フレーム46を上部
切欠部33に浮動状態に支持して構成されている。また計
重フレーム46の上面にはタンディッシュ 6のトラニオン
51の受溝52が前後に所定間隔を開けて設けられ、且つ前
後の受溝52の間の壁内にはトラニオン51の係止孔53に係
合するロッド54とこのロッド54を出入り駆動するための
パワーシリンダ55とが設けられている。また後方の溝45
内の後端に設けたチェックロッド48は、後述するように
タンディッシュ 6を載置して傾動装置 7により傾動した
際タンディッシュ 6の負荷を、計重フレーム46の後端面
と上部切欠部33の側面とが当接して受けるように、上部
切欠部33の側面に設けたサラバネ56を具備するプッシュ
ロッド57により支持されている。
【0023】シールパイプ昇降装置35は、図2a乃至b
に示す如く、本体30の左右側壁に埋設した電動スクリュ
ージャッキ58のスクリュー軸59の先端部にシールパイプ
支持フレーム60が、軸59の先端部に設けたフランジとコ
ッタとによって着脱可能に挟持して設けられるととも
に、フレーム60の中央部にはシールパイプ61が装備され
て構成されている。
【0024】タンディッシュ 6は、図4a乃至bに示す
如く、タンディッシュ本体62とタンディッシュ蓋63とで
構成され、タンディッシュ蓋63はタンディッシュ本体62
の側壁上端面に後端の溶滓排出口64を残して気密的に着
脱可能にボルトにより固設されている。タンディッシュ
本体62の左右外側面には吊り上げのための板状のトラニ
オン51が設けられ、トラニオン51の下部には、走行台車
5の計重フレーム46の受溝52に載せ置いた際、計重フレ
ーム46に設けたロッド54に係合する係止孔53が設けられ
ている。またタンディッシュ本体62の底部前方には注湯
口 65aが設けられている。一方タンディッシュ蓋63に
は、前記注湯口 65aに対向する位置に注湯口等の整備用
開口65、後部に取鍋 2からの受湯口66が設けられ、これ
ら開口65と66の間の前後に乾燥加熱バーナ用開口67, 68
が、また中央部の左右にプラズマトーチ用開口69がそれ
ぞれ設けられ、開口65, 67, 68, 69には必要時以外は蓋
が設けられている。
【0025】傾動装置 7は、図1b乃至cに示す如く、
上面の後端に立設フレーム70を有するとともに、左右端
に傾動軸71が固着された立設フレーム72を有する傾動テ
ーブル73と、この傾動テーブル73が設けられる大きく形
成された排滓溝74内の左右の架構14上に前記傾動軸71を
保持する軸受75および傾動軸71を傾動駆動する駆動装置
76とで構成され、さらに傾動テーブル73の上面には、走
行レール 8の一部であるレール77が敷設されるとともに
レール77と立設フレーム72との間に前記走行台車 5が乗
った時に走行台車 5の台38の下面に設けられた部材44の
角穴43に係合して走行台車 5を係止する係止装置78が設
けられている。また傾動テーブル73の下面には、傾動テ
ーブル73を傾動した時その傾動状態を保持するために、
排滓溝74内の左右の架構壁に設けた固定装置80に係合す
る固定具81と、傾動テーブル73を傾動した際タンディッ
シュ 6の下面の整備をするための整備デッキ79が設けら
れている。
【0026】前記係止装置78は、図5a乃至bに示す如
く、傾動テーブル73上に設けた軸受82にアーム83を軸支
するとともに、アーム83の後端に傾動テーブル73と係わ
るロッド84を設け、ロッド84をアーム83の後端に係合さ
せるとともにアーム83の後端が傾動テーブル73上面方向
に付勢するようにバネ85を設ける一方、傾動テーブル73
に設けた油圧式ロータリーアクチュエータ86はスクリュ
ージャッキ87の下端に設置されスクリュージャッキ87を
駆動する。またスクリュージャッキ87の上端はアーム83
の後端側の下面に当接させて構成され、走行台車 5の台
38の下面に設けられた部材44の角穴43と装脱する時は、
アーム83をバネ85とスクリュージャッキ87とにより水平
に保持し、走行台車 5を乗せて傾動する時は、油圧式ロ
ータリーアクチュエータ86を駆動しスクリュージャッキ
87をバネ85のバネ力に抗して突き出し、アーム83の先端
側を角穴43の下面に押し当て走行台車 5を傾動テーブル
73に保持するようにしている。
【0027】走行レール 8は、図1b乃至cに示す如
く、前記回動装置 4の回動テーブル24上に敷設されたレ
ール23と、前記傾動装置 7の傾動テーブル73上に敷設さ
れたレール77と、回動装置 4と傾動装置 7との間の中間
フレーム88(架構14の一部に当たる)上に敷設されたレ
ール89とでなり、レール23とレール89が走行状態になっ
た時、中間フレーム88に水平に設けられたシリンダ90の
ロッド91を突き出し、回動テーブル24に設けた受孔92に
差し入れ、回動テーブル24を水平に保持すると共にレー
ル23とレール89とを水平状態に保持するようにしてい
る。また同様にレール77とレール89が走行状態になった
時は、中間フレーム88に水平に設けられたシリンダ93の
ロッド94を突き出し、傾動テーブル73に設けた受孔95に
差し入れ、傾動テーブル73を水平に保持すると共にレー
ル77とレール89とを水平状態に保持するようにしてい
る。
【0028】加熱バーナ装置 9は、図6a乃至bに示す
如く、進退走行する自走台車96と台車96上の加熱バーナ
97とでなり、傾動装置 7の傾動テーブル73がタンディッ
シュ6を載設した走行台車 5を積載して傾動した際、加
熱バーナ97の先端がタンディッシュ 6の受湯口66に対向
する位置になるようにして排滓溝74の後方に立設する排
滓後のタンディッシュ整備作業用デッキ12上に設けられ
ている。尚、図中、98は保護ゲートで、駆動装置99によ
り上下方向に移動し、排滓時、加熱バーナ装置9を排滓
地金等の熱から保護するものである。また 100はデッキ
12上に旋回可能に設けられた排気ダクトで、旋回してタ
ンディッシュ 6の乾燥加熱バーナ用開口67に接続するよ
うになっている。また 101は排滓容器である。さらにこ
の図に示す如く、傾動テーブル73が略垂直に傾動するこ
とにより傾動テーブル73の下面に設けた整備デッキ79が
水平に位置するので、側方に設けられている排滓後のタ
ンディッシュ整備作業用デッキ13を接続し、これより作
業者が整備デッキ79に乗り込み、タンディッシュ 6の下
面側の整備をすることができるようになる。
【0029】浸漬ノズルのハンドリング装置10は、図7
a乃至bに示す如く、旋回且つ上下動可能なアーム 102
と加熱ポット 103を走行台車 104上に設けて構成したも
ので、アーム 102の先端部には凹型フレーム 105を、二
本のスライド用ガイド106aにより水平に支持するととも
に、シリンダ 106により進退可能に設け、さらに凹型フ
レーム 105の平行部には、シリンダロッドに傾動用ロー
タリーアクチュエータ107を具備したシリンダ 108が設
けられ浸漬ノズル 109を挟持するようになっている。そ
して通常は加熱ポット 103で浸漬ノズル 109を加熱しな
がら待機位置で待機し、鋳造を開始する直前に鋳造位置
に自走する。この位置で、アーム 102を上昇した状態で
凹型フレーム 105を加熱ポット 103上に旋回し下降して
加熱中の浸漬ノズル 109をシリンダ 108によって挟持す
る。続いてアーム 102を上昇させると共に旋回しなが
ら、且つ傾動用ロータリーアクチュエータ 107を駆動し
て浸漬ノズル 109を垂直に立てながら鋳型 3内に装入す
ると共に、鋳型 3の上方に位置するタンディッシュ 6の
下面の注湯口 65aに浸漬ノズル 109を固定して設ける。
【0030】プラズマ加熱装置11は、図8a乃至bに示
す如く、回動テーブル24の回動中心を中心とする円弧状
の軌道 110上に軌道 110の上面および側面を転動する車
輪を具備する自走台車 111を設け、自走台車 111に回動
中心に向けてアーム 112を設け、アーム 112の先端部に
プラズマトーチ 113を装備して構成され、タンディッシ
ュ 6が回動テーブル24上に走行台車 5と共に載せられ、
待機位置(ロ)に有る時タンディッシュ 6内を予熱した
り、待機位置(ロ)で溶鋼を取鍋 2から受湯口66で受湯
し待機している間、およびその後鋳込位置(イ)へ移動
する間タンディッシュ 6内の溶鋼を加熱したり、さらに
鋳造中、必要によりタンディッシュ 6内の溶鋼を保熱す
るのに使用される。
【0031】上述した構成からなる連鋳鋳込設備は連続
鋳造に際して、例えば次の如く使用される。 A)図外のタンディッシュ予熱場で予熱されたタンディ
ッシュ 6を図外のクレーンにて吊り上げ走行レール 8上
の走行台車 5のタンディッシュ載置装置34上に載置し、
タンディッシュ 6のトラニオン51の係止孔53に載置装置
34のロッド54を装入してタンディッシュ 6を走行台車 5
に固定するとともに、タンディッシュ 6の受湯口66の上
にシールパイプ昇降装置35のスクリュー軸59の先端部を
介してシールパイプ支持フレーム60を固定する。
【0032】B)走行台車 5を、水平に保持され走行状
態にある傾動装置 7の傾動テーブル73上に走行レール 8
上を自走させて後端が立設フレーム70に当接するように
して乗せるとともに、走行台車 5の台38の下面に設けら
れた部材44の角穴43を係止装置78のアーム83に係合させ
て固定し、傾動テーブル73を、駆動装置76を駆動して傾
動軸71を中心にして垂直状態に傾動させ、傾動後、タン
ディッシュ 6が走行台車 5へ載置する間に降温している
ので、これを回復させるため、排滓後のタンディッシュ
整備作業用デッキ12上に設けられている加熱バーナ装置
9の保護ゲート98を開け、加熱バーナ97を前進させて先
端をタンディッシュ 6の受湯口66に臨ませるとともに、
デッキ12上に旋回可能に設けられた排気ダクト 100を旋
回してタンディッシュ 6の乾燥加熱バーナ用開口67に接
続させタンディッシュ 6内を加熱する。この時、排滓後
のタンディッシュ整備作業用デッキ12上から、および排
滓後のタンディッシュ整備作業用デッキ13に接続された
傾動テーブル73の下面に設けた整備デッキ79からタンデ
ィッシュ 6の上面および底面等に必要な整備ができる。
タンディッシュ 6内が所定温度に加熱され鋳造準備が整
ったら、加熱バーナ97、排気ダクト 100をタンディッシ
ュ 6から外し加熱バーナ装置 9を元通りに納めるととも
に、傾動テーブル73を水平状態に復帰させ、係止装置78
のアーム83による走行台車 5の固定を解除する。
【0033】C)走行台車 5を、傾動装置 7の傾動テー
ブル73上より走行レール 8上を自走させて、走行位置
(ニ)に保持されている回動装置 4の回動テーブル24上
に乗せ、タンディッシュ 6の受湯口66の中心が回動テー
ブル24の回動中心に位置したところで、自走用の駆動モ
ータ19を止め電磁ブレーキ21をかけて固定する。
【0034】D)この後、回動テーブル24を回動させ待
機位置(ロ)に位置させこの位置に固定する。この位置
にある時、鋳型 3の整備およびダミーバ(図示せず)の
装入を行い、さらに必要によりタンディッシュ 6の底部
の注湯口 65a等の整備、補修、およびタンディッシュ 6
内の加熱等の鋳造準備作業を行う。これと並行して取鍋
交換装置 1のアーム15に溶湯入りの取鍋 2を積載し、同
取鍋 2をアーム15を介して準備作業の終了したタンディ
ッシュ 6上に旋回させ、タンディッシュ 6と取鍋 2の排
湯用バルブ口との間に排湯用ノズルをセットするととも
に、シールパイプ昇降装置35によりシールパイプ61を上
昇させてシールし、排湯用バルブ口のバルブを開けて取
鍋 2内の溶湯をタンディッシュ 6内に注湯し、タンディ
ッシュ 6内に所定量の溶湯が溜まれば、プラズマ加熱装
置11のプラズマトーチ 113を装備して溶湯を加熱する。
【0035】E)この後、待機位置(ロ)にあるタンデ
ィッシュ 6を、取鍋 2より最低流量の溶湯を受けなが
ら、且つプラズマ加熱装置11による加熱を続行しながら
鋳込位置(イ)に回動させ、鋳込位置(イ)に回動した
らタンディッシュ 6の注湯用バルブ口と鋳型 3との間
に、浸漬ノズルのハンドリング装置10により同装置10の
加熱ポット 103で加熱した浸漬ノズル 109をセットして
シールし、同タンディッシュ 6の注湯用バルブ口のバル
ブを開いて、連続鋳造を開始するのである。この鋳造
中、連々鋳時は、前記取鍋 2内の全溶湯の鋳造終了とと
もに、その排湯用ノズルを切離し、空の取鍋 2を旋回退
避させ、他の空アーム15に既に積載した溶湯入り取鍋 2
を旋回させて、タンディッシュ 6内に排湯用ノズルの接
続を介し排湯させて、引き続き鋳造を連続することがで
きる。
【0036】鋳造終了時には取鍋 2の排湯用バルブ口の
バルブを閉じ、タンディッシュ 6内の溶湯残量を、走行
台車 5のタンディッシュ載置装置34の計重フレーム46お
よびロードセル49により監視し、鋳造終了時にその注湯
用バルブ口のバルブを閉じることによって鋳造作業は完
了する。
【0037】F)鋳造作業は完了後は、取鍋 2を旋回し
てタンディッシュ 6の上面から移動させるとともに、回
動装置 4の回動テーブル24を鋳込位置(イ)から走行位
置(ニ)に回動させ、走行台車 5を、回動装置 4の回動
テーブル24上より走行レール8上を自走させて、水平に
保持され走行状態にある傾動装置 7の傾動テーブル73上
に、上記B)で説明したと同じ状態に乗せるとともに、
同様に傾動させてタンディッシュ 6内に残存する地金、
滓等を排滓容器 101に排滓し、必要により加熱バーナ装
置 9によりタンディッシュ 6内を加熱し固化状態の地
金、滓等を加熱溶融して排滓することができる。排滓が
終われば、加熱バーナ装置 9を元通りに納めるととも
に、傾動テーブル73を水平状態に復帰させ、係止装置78
のアーム83による走行台車 5の固定を解除し、上記C)
〜F)の動作を繰り返し行うことができる。
【0038】G)タンディッシュ 6を交換する場合は、
上記A)と逆の作業を行って、クレーンによって走行台
車 5上より搬出する。
【0039】このように、本発明によれば、走行台車 5
の走行レール 8の側方に溶湯取鍋 2を装脱兼旋回可能に
支持する取鍋交換装置 1を配設し、連鋳用鋳型 3の側方
に前記レール 8の一部を敷設する回動装置 4を、排滓部
に前記レール 8の一部を敷設する傾動装置 7を配設して
いるので、走行台車 5上に注湯用タンディッシュ 6を装
脱可能に載設するだけなので、走行台車 5上でタンディ
ッシュ 6の鋳込位置(イ)等への回動が安定して行える
とともに、排滓時の傾動も安全に行える。
【0040】また、傾動装置 (7)により走行台車 (5)を
傾動せしめる際、走行台車 (5)を、走行レール(77)の両
側部に設けた係止装置(78)および傾動テーブル(73)の後
端部の立設フレーム(70)により、転動することなく固定
状態に係止し得るので、排滓作業が安全に行える。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる連
鋳鋳込設備によれば、走行台車上でのタンディッシュま
での高さが低くできるとともに、タンディッシュの重心
位置が走行台車上で殆ど変わらないので、タンディッシ
ュを走行台車上に安定して、且つ車輪に平均的に負荷が
かかるように載設でき、これにより走行台車の転倒の心
配が無くなる。
【0042】また、このようにタンディッシュを走行台
車上に安定に載設した状態で回動装置の回動テーブル上
に積載し、待機位置, 鋳込位置等にタンディッシュを回
動し得るので、待機位置でのタンディッシュの整備、鋳
込位置での鋳込準備および鋳込作業等が安全に行える。
また、同状態で傾動装置の傾動テーブル上に積載し、傾
動テーブル上の係止手段により走行台車の転動を十分に
防止して傾動することができるので、安全に垂直状態に
傾動することができ、従って、タンディッシュの地金、
滓等を完全に排出でき、また排滓口から排滓収容容器ま
での間隔を狭くできるので、地金、滓等を極力飛散させ
ることなく排滓できる。
【0043】さらに、このように鋳込準備作業および鋳
込作業が安全に行えることから、連続鋳造の効率も良く
なり連続鋳造の生産性が向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明設備の説明図で、(a)は全体配置を示
す平面図、(b)は回動装置、傾動装置、走行レールの
配置を示す正面図、(c)は(b)の上面図である。
【図2】(a)は本発明設備の走行台車の正面図、
(b)はその側面図である。
【図3】(a)は本発明設備のタンディッシュ載置装置
の正面図、(b)はその上面図である。
【図4】(a)は本発明設備のタンディッシュの正面
図、(b)はその側面図である。
【図5】(a)は本発明設備の傾動装置における走行台
車の係止装置の正面図、(b)はその上面図である。
【図6】(a)は本発明設備の排滓部の説明のための正
面図、(b)はその側面図である。
【図7】(a)は本発明設備の浸漬ノズルのハンドリン
グ装置の正面図、(b)はその側面図である。
【図8】(a)は本発明設備のプラズマ加熱装置の正面
図、(b)はその側面図である。
【図9】従来技術の説明図である。
【図10】従来技術の説明図である。
【図11】従来技術の説明図である。
【図12】従来技術の説明図である。
【図13】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1:取鍋交換装置 2:取鍋
3:鋳型 4:回動装置 5:走行台車
6:タンディッシュ 7:傾動装置 8:走行レール
9:加熱バーナ装置 10:浸漬ノズルのハンドリング装置 1
1:プラズマ加熱装置 12, 13:タンディッシュ整備作業用デッキ 1
4:架構 23,77:レール 24:回動テー
ブル 34:タンディッシュ載置装置 35:シールパ
イプ昇降装置 62:タンディッシュ本体 63:タンディ
ッシュ蓋 64:溶滓排出口 65a :注湯口 6
6:受湯口 73:傾動テーブル 74:排滓溝 7
8:係止装置 101 :排滓容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 皆川 耕児 兵庫県神戸市東灘区北青木2−10−6 (72)発明者 石原 義信 大阪府高槻市安岡寺町2−33−17 (72)発明者 高橋 克典 兵庫県神戸市須磨区桜木町2−4−17 (56)参考文献 実開 昭58−38356(JP,U) 特公 昭54−39248(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取鍋 (2)から溶湯が注湯されるとともに
    鋳型 (3)に溶湯を注湯するタンディッシュ (6)と、この
    タンディッシュ (6)を積載して、鋳型 (3)の位置する鋳
    型部とタンディッシュ (6)内の溶滓を排出する排滓部と
    の間を走行する走行台車 (5)と、タンディッシュ (6)を
    走行台車 (5)に積載した状態で走行台車 (5)ごと傾動さ
    せることによりタンディッシュ (6)内の溶滓を排出させ
    る、排滓部に設けられた傾動装置 (7)と、を含んで構成
    される連鋳鋳込設備であって、前記鋳型部と排滓部との
    間には走行台車 (5)が走行する走行レール (8)が敷設さ
    れ、また前記傾動装置 (7)には、上面に走行レール(77)
    が敷設され走行台車 (5)を積載し得る傾動テーブル(73)
    と、この傾動テーブル(73)を傾動させる傾動機構とを備
    えるとともに、傾動装置 (7)により走行台車 (5)を傾動
    せしめる際に走行台車 (5)を傾動テーブル(73)上に係止
    する係止手段を傾動テーブル(73)に備えてなることを特
    徴とする連鋳鋳込設備。
  2. 【請求項2】 傾動装置 (7)により走行台車 (5)を傾動
    せしめる際に走行台車 (5)を傾動テーブル(73)上に係止
    する係止手段が、走行レール(77)の両側部に設けられ走
    行台車 (5)に係合する係止装置(78)と、傾動テーブル(7
    3)の後端部に立設された立設フレーム(70)とを含む構成
    からなるとともに、前記傾動テーブル(73)が、前記傾動
    機構により走行レール(77)と直交する軸を回転中心とし
    て傾動する請求項1記載の連鋳鋳込設備。
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