JP2501049B2 - 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法 - Google Patents

室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法

Info

Publication number
JP2501049B2
JP2501049B2 JP15538791A JP15538791A JP2501049B2 JP 2501049 B2 JP2501049 B2 JP 2501049B2 JP 15538791 A JP15538791 A JP 15538791A JP 15538791 A JP15538791 A JP 15538791A JP 2501049 B2 JP2501049 B2 JP 2501049B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
weight
composition
unsubstituted
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15538791A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04353565A (ja
Inventor
正俊 荒井
一俊 藤岡
欣 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP15538791A priority Critical patent/JP2501049B2/ja
Publication of JPH04353565A publication Critical patent/JPH04353565A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2501049B2 publication Critical patent/JP2501049B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は室温硬化性オルガノポリ
シロキサン組成物の製造方法、特には湿気の存在下で容
易に硬化してゴム弾性体となり、コンパウンド状態では
スランプがなく、しかも透明性、保存性および耐ムーブ
メントクラック性のすぐれた室温硬化性オルガノポリシ
ロキサンの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】湿気の存在下で容易に硬化してゴム弾性
体となる室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、
従来から接着剤、コーティング剤、電気絶縁シール材、
建築用シーリング材などに広く用いられているが、工業
用あるいは建築用のシーリング材として用いる場合に
は、未硬化時においてスランプのないことが重要な特性
とされている。そのため、この種の組成物については通
常スランプ防止剤が添加されており、このスランプ防止
剤としてはフェニル基を含有するポリシロキサン(米国
特許第4,100,129号明細書参照)、ポリオキシ
アルキレン化合物(特開昭56−853号公報参照)、
末端に加水分解性の有機けい素基を有するポリオキシア
ルキレン化合物(特開昭62−135560号公報参
照)などが知られている。
【0003】しかし、これらの化合物は組成物のベース
ポリマーであるオルガノポリシロキサンとの相溶性が悪
いために組成物の透明性を著しく低下させるという問題
点があるし、またこれについては充填剤としてのシリカ
微粒子もこれを無処理のまま使用するとスランプ防止効
果が極めて少なくなるので、このシリカはジメチルジク
ロロシランなどの有機けい素化合物で表面処理しておく
ことが必要であるという不利もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため、この室温硬
化性オルガノポリシロキサン組成物については、スラン
プ防止剤を添加しないでスランプのない組成物を得る方
法も提案されており、これは水酸基を有するオルガノポ
リシロキサンと架橋剤とを予め混合し、その後に微粉末
シリカなどを添加するというもの(特開平2−4136
1号公報参照)であるが、この方法ではタックフリータ
イムが短くなるために作業性がわるいという不利がある
ほか、これにはムーブメントに対して良好に追随する性
能(耐ムーブメントクラック性)がわるいという欠点も
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不利
を解決した室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の
製造方法に関するもので、これは(A)一般式HO−
(SiR1 2O)n −H(ここにR1 は同一または異種の
非置換または置換の1価炭化水素基、nは正の整数)で
示されるオルガノポリシロキサン100重量部,(B)
一般式R2 4-aSi(ON=CR3 2a または
【0006】
【化2】 (ここにR2 ,R3 は同一または異種の非置換または置
換の1価炭化水素基、R4 は非置換または置換の2価炭
化水素基、aは2、3または4)で示される有機けい素
化合物0.1〜15重量部,(C)一般式R5 3SiO−
(SiR6 2O)m−H(ここにR5 ,R6 は同一または
異種の非置換または置換の1価炭化水素基、mは0から
30の数)で示される有機けい素化合物0.01〜5重
量部を混合し、ついでこの混合物に(D)比表面積が5
0m2/g以上で吸着水分が0.5%以下であるシリカ微
粒子1〜50重量部と、(E)縮合触媒0〜10重量部
とを混合することを特徴とするものである。
【0007】すなわち、本発明者らはスランプがなく、
耐ムーブメントクラック性の改良された室温硬化性オル
ガノポリシロキサン組成物を開発すべく種々検討した結
果、分子鎖両末端にヒドロキシ基を有するオルガノポリ
シロキサンに脱オキシムタイプの硬化剤と一分子中にヒ
ドロキシ基を1個有する有機けい素化合物を予め混合し
たのち、この混合物に吸着している水分をカットしたシ
リカ微粒子と縮合触媒を混合すると、このようにして得
られた室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物はタッ
クフリータイムが長く作業性が良好で、耐ムーブメント
クラック性が格段に向上したものとなり、さらにはスラ
ンプ防止剤を用いなくてもスランプのないものになると
いうことを見出し、ここに使用する各成分の種類、配合
量などについての研究を行ない本発明を完成させた。以
下にこれをさらに詳述する。
【0008】
【作用】本発明はスランプがなく、耐ムーブメントクラ
ック性の改良された室温硬化性オルガノポリシロキサン
組成物に関するものであり、これは上記したように分子
鎖両末端にヒドロキシ基を有するオルガノポリシロキサ
ンに脱オキシムタイプの硬化剤と一分子中にヒドロキシ
基を1個有する有機化合物を添加して混合し、ついでこ
の混合物に充填剤としてのシリカ微粒子と縮合触媒を混
合することを特徴とするものである。
【0009】本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサ
ン組成物を構成する(A)成分としてのオルガノポリシ
ロキサンは、本発明の組成物のベースポリマーとされる
ものであるが、このものは一般式 HO−(SiR1 2O)n −H で示され、このR1 はメチル基、エチル基、プロピル基
などのアルキル基、ビニル基、アリル基などのアルケニ
ル基、フェニル基、トリル基などのアリール基、シクロ
ヘキシル基などのシクロアルキル基、ベンジル基、フェ
ニルエチル基などのアラルキル基またはこれらの基の炭
素原子に結合している水素原子の一部または全部をハロ
ゲン原子、シアノ基などで置換したクロロメチル基、ト
リフルオロプロピル基、シアノエチル基などから選択さ
れる、同一または異種の通常炭素数1〜10、好ましく
は炭素数1〜8の非置換または置換の1価炭化水素基、
nはこのものの粘度や作業性から50〜2,000が好
ましいものとされる正の整数であるものとされるが、こ
れにはHO−[Si(CH32 O]n −H,HO−
[Si(C652 O]n 1−[Si(CH32 O]
n 2−H,HO−[Si(CH2 CH2 CF32 O]n
−Hなどが例示される。
【0010】つぎに本発明に使用される(B)成分とし
てのケトオキシミノシランは本発明の組成物において架
橋剤として作動するものであるが、このものは一般式 R2 4-aSi(ON=CR3 2a または
【0011】
【化3】 で示され、このR2 ,R3 は上記したR1 と同様の通常
炭素数1〜10、好ましくは炭素数1〜6の同一または
異種の非置換または置換の1価炭化水素基、R4はエチ
レン基、プロピレン基、テトラメチレン基、ペンタメチ
レン基、ヘキサメチレン基などのアルキレン基、または
これらの基の炭素原子に結合している水素原子の一部ま
たは全部をハロゲン原子、シアノ基などで置換したテト
ラフルオロエチレン基などから選択される、非置換また
は置換の2価炭化水素基で、aは2、3または4である
ものとされるが、これにはSi−[ON=C(CH3
(C25 )]4 ,CH3 Si−[ON=C(CH3
(C25 )]3 ,CH2 =CHSi−[ON=C(C
2523 ,(C652 Si−[ON=C(C
2 CH2 CF3 )]2 ,ClCH2 Si−[ON−C
(CH322
【0012】
【化4】 などが例示される。
【0013】なお、この(B)成分の配合量は上記した
(A)成分としてのオルガノポリシロキサン100重量
部に対して、0.1重量部未満では少なすぎてこの組成
物が十分に硬化せず、15重量部より多くすると得られ
る硬化物の硬化物性に悪影響が出るので、0.1〜15
重量部の範囲とすることが必要とされるが、このものは
使用に際して1種類に限定する必要はなく、2種または
それ以上の混合物として使用してもよい。
【0014】また、本発明に使用される(C)成分とし
ての有機けい素化合物は、本発明の組成物に耐ムーブメ
ントクラック性を付与するために添加されるものである
が、このものは一般式 R5 3SiO−(SiR6 2O)m −H で示され、このR5 ,R6 は前記したR1 と同様の同一
または異種の通常炭素数1〜10、好ましくは炭素数1
〜8の非置換または置換の1価炭化水素基、mが0〜3
0の整数である、一分子中にヒドロキシ基を1個有する
ものとされるが、これには(CH33SiOH,(C2
53 SiOH,(CH3)2 (CH2 =CH)Si
OH,(CH3)(C65)2 SiOH,(CH32
(ClCH2 )CH2 CH2 SiOH,(CH32
(CH2 CH2 CF3 )SiOH,(CH33 SiO
−[Si(CH32 O]m −Hなどが例示される。
【0015】なお、この(C)成分の配合量は上記した
(A)成分としてのオルガノポリシロキサン100重量
部に対して、0.01重量部未満では少なすぎてこの組
成物が耐ムーブメントクラック性の損なわれたものとな
るし、5重量部より多くするとこの組成物の硬化特性や
保存性に悪影響が生じるので、これは0.01〜5重量
部の範囲とすることが必要とされるが、このものは使用
に際して1種類に限定する必要はなく、2種またはそれ
以上の混合物として使用してもよい。
【0016】また、本発明において使用される(D)成
分としてのシリカ微粒子は、本発明の組成物を硬化して
得られるゴム弾性体に機械的強度を与えるための補強用
の充填剤であるが、この比表面積が小さすぎると十分な
補強効果が発現されないため、このものは比表面積が5
0m2/g以上、好ましくは70m2/g以上のものとされ
る。このような充填剤としては乾式シリカ、湿式シリ
カ、焼成シリカおよびこれらの表面をオルガノクロロシ
ラン類、ポリオルガノシロキサン類、オルガノシラザン
などで疎水化処理したものなどが例示されるが、このシ
リカ微粒子は吸着水分が多いとこの組成物の保存性が損
なわれるので、この水分をカットして水分が0.5%以
下のものとすることが必要とされる。
【0017】なお、この(D)成分の配合量は上記した
(A)成分としてのオルガノポリシロキサン100重量
部に対して、1重量部未満では少なすぎて、この組成物
から得られる硬化物が機械的強度の弱いものとなるし、
50重量部より多くするとこれを添加したコンパウンド
の流動性が極端に悪くなり、シーリング剤としての使用
が困難となるので、1〜50重量部の範囲とする必要が
あるが、この使用は1種類に限定されるものではなく、
2種またはそれ以上の混合物として使用してもよい。
【0018】なお、この組成物において使用される
(E)成分としての縮合触媒は本発明の組成物の硬化を
促進させるためのものであるが、これは公知のものでよ
く、これにはジブチルすずジメトキサイド、ジブチルす
ずジアセテート、ジブチルすずジオクトエート、ジブチ
ルすずジラウレート、ジメチルすずジメトキサイド、ジ
メチルすずジアセテートなどの有機すず化合物、テトラ
プロピルチタネート、テトラブチルチタネート、テトラ
−2−エチルヘキシルチタネート、ジメトキシチタンジ
アセチルアセトナートなどの有機チタン化合物、ヘキシ
ルアミン、2−アミノプロピルトリメトキシシラン、テ
トラメチルグアニジルプロピルトリメトキシシランなど
のアミン化合物およびその塩などが例示される。
【0019】なお、この(E)成分は本発明の組成物に
おいて必須成分とされるものではなく、これは上記した
(A)〜(D)成分からなるものがすぐれた硬化性をも
つものであるときには必ずしも添加する必要はないが、
上記した(A)成分としてのオルガノポリシロキサンに
対して10重量部より多く添加するとこの組成物が却っ
て硬化不良を起こし、シール材として十分な性能を示さ
なくなるので、この配合量は0〜10重量部とすること
が必要とされるが、この添加は1種類に限定されず、こ
れはその2種あるいはそれ以上の混合物として使用され
てもよい。
【0020】本発明の室温硬化性オルガノポリシロキサ
ン組成物は上記した(A)〜(D)成分または(A)〜
(E)成分の所定量を均一に混合することによって得る
ことができるが、しかしこれらの成分を一度に混合して
撹拌すると、組成物が保存安定性に欠けるものなった
り、あるいは得られる硬化物がム−ブメントクラック性
に欠けるものとなり、所期の物性をもつ組成物を得るこ
とができない。
【0021】したがって、本発明の室温硬化性オルガノ
ポリシロキサン組成物を製造するためには、まずこの
(A)成分としてのオルガノポリシロキサンに、(B)
成分としてのケトオキシイミノシランからなる硬化剤と
(C)成分としてのヒドロキシ基含有有機けい素化合物
からなる耐ムーブメントクラック性改良剤とを添加し湿
気遮断下に予め混合し、ついでこの混合物に(D)成分
としてのシリカ微粒子と(E)成分としての縮合触媒を
添加し、湿気遮断下に混合することが必要とされるが、
これによれば耐ムーブメントクラック性改良剤がベ−ス
ポリマ−中に均一に分散することから目的とする耐ムー
ブメントクラック性がすぐれており、スランプもなく、
しかも透明性、保存性がよく、作業性もよい組成物を容
易に得ることができるという有利性が与えられる。
【0022】なお、このようにして得られた室温硬化性
オルガノポリシロキサン組成物に必要に応じシリカ以外
の各種充填剤、顔料、染料、接着性付与剤、防錆剤、防
カビ剤、耐熱性向上剤、難燃剤、撥水剤などを添加する
ことは任意とされる。
【0023】
【実施例】つぎに本発明の実施例、比較例をあげるが、
例中の部は重量部を示したものである。 (実施例1,比較例1)粘度20,000cSのα,ω
−ジヒドロキシジメチルポリシロキサン(以下オイルA
と略記する)1,500g、メチルトリスメチルエチル
ケトオキシミノシラン120gおよびトリメチルシラノ
ール15gを湿気を遮断した万能混合機中で、10mm
Hgに減圧しながら15分間混合した。ついでこの混合
物に比表面積が150m2/gで、その表面をジメチルジ
クロロシランで処理した、吸着水分量が0.1 重量%(以
下単に%と記す)である乾式シリカ微粒子(シリカAと
略記する)150gを添加し、減圧下に混合したのち、
これにジブチルすずジオクトエート1.5gとアミノプ
ロピルトリメトキシシラン15gを添加し、減圧下に混
合して後記したよう、表1に示したような組成物1を作
製した。
【0024】また、比較のために上記におけるトリメチ
ルシラノールを添加しなかったほかは上記と同様に処理
して後記した表1に示した組成物2を作り、この組成物
1,2についてJIS−A−5758に準じてそれらの
スランプ試験とムーブメントクラック試験を行なうと共
に、これらの組成物から厚さ2mmのシートを成形し、
20℃,55%RHで7日間放置して硬化させ、この硬
化物のゴム物性をJIS−K−6301に準拠して測定
し、さらにこの組成物の一部を密封状態の70℃の乾燥
器中に7日間放置してその劣化をしらべたのち、上記の
同様の方法でそのゴム物性を測定して保存性を調べ、ま
た、この厚さ2mmの硬化物についてはそのものの40
0nmにおける光透過率を自記分光光度計で測定したと
ころ、後記する表2に示した通りの結果が得られた。
【0025】(実施例2,比較例2)前記したオイルA
1,500g、ビニルトリスメチルエチルケトオキシミ
ノシラン120gおよびビニルジメチルシラノール10
gを湿気を遮断した万能混合機で、10mmHgに減圧
しながら15分間混合したのち、この混合物に比表面積
が150m2/gでその表面をヘキサメチルジシロキサン
で処理した、吸着水分量が0.1 %である乾式シリカ微粒
子(シリカBと略記する)150gを添加し減圧下に混
合し、これにさらにジブチルすずジオクトエート5gを
添加し、減圧下に混合して後記する表1に示した組成物
3を作製した。
【0026】また、比較のために上記におけるビニルジ
メチルシラノールを添加しなかったほかは上記と同様に
処理して後記する表1に示した組成物4を作り、このよ
うにして得た組成物3,4について実施例1と同様の方
法でそのスランプ性、耐ムーブメントクラック性、ゴム
物性、保存性および透明性を測定したところ、後記する
表2に示した通りの結果が得られた。
【0027】(実施例3,比較例3)前記したオイルA
1,500g、メチルトリスメチルエチルケトオキシミ
ノシラン150gおよび1−フェニル−7−ヒドロキシ
オクタメチルテトラシロキサン45gを湿気を遮断した
万能混合機で、10mmHgに減圧しながら15分間混
合したのち、この混合物に比表面積が150m2/gであ
り、表面処理はしていないが吸着水分量が0.1 %である
乾式シリカ微粒子(シリカCと略記する)120gを添
加して減圧下に混合し、さらにジブチルすずジオクトエ
ート1.5gを添加し、減圧下に混合して表1に示した
組成物5を作製した。
【0028】また、比較のために上記における1−フェ
ニル−7−ヒドロキシオクタメチルテトラシロキサンを
添加しなかったほかは上記と同様に処理して表1に示し
た組成物6を作り、この組成物5,6について実施例1
と同様の方法でそのスランプ性、耐ムーブメントクラッ
ク性、ゴム物性、保存性および透明性を測定したとこ
ろ、下記の表2に示した通りの結果が得られた。
【0029】
【表1】
【表2】
【0030】
【発明の効果】本発明は室温硬化性オルガノポリシロキ
サンの製造方法に関するものであり、これは前記したよ
うに(A)一般式HO−(SiR1 2O)n −H(ここに
1 は同一または異種の非置換または置換の1価炭化水
素基、nは正の整数)で示されるオルガノポリシロキサ
ン100重量部,(B)一般式R2 4-aSi(ON=CR
3 2a または
【0031】
【化5】 (ここにR2 ,R3 は同一または異種の非置換または置
換の1価炭化水素基、R4 は非置換または置換の2価炭
化水素基、aは2、3または4)で示される有機けい素
化合物0.1〜15重量部,(C)一般式R5 3SiO−
(SiR6 2O)m−H(ここにR5 ,R6 は同一または
異種の非置換または置換の1価炭化水素基、mは0から
30の数)で示される有機けい素化合物0.01〜5重
量部を混合し、ついでこの混合物に(D)比表面積が5
0m2/g以上で吸着水分が0.5%以下であるシリカ微
粒子1〜50重量部と、(E)縮合触媒0〜10重量部
とを混合することを特徴とするものである。
【0032】しかして、これによればここに得られる組
成物が上記した(A)〜(C)成分を予め混合し、これ
に(D),(E)成分が添加されるので、このものはス
ランプ性がなく、耐ムーブメントクラック性もすぐれた
もので、透明性、保存性、作業性もよいものになるとい
う有利性が与えられる。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)一般式 HO−(SiR1 2O)n −H (ここにR1 は同一または異種の非置換または置換の1価炭化水素基、nは正 の整数)で示されるオルガノポリシロキサン 100重量部, (B)一般式R2 4-aSi(ON=CR3 2a または 【化1】 (ここにR2 ,R3 は同一または異種の非置換または置換の1価炭化水素基、 R4 は非置換または置換の2価炭化水素基、aは2、3または4)で示される 有機けい素化合物 0.1〜15重量部, (C)一般式R5 3SiO−(SiR6 2O)m −H (ここにR5 ,R6 は同一または異種の非置換または置換の1価炭化水素基、 mは0から30の数)で示される有機けい素化合物 0.01〜5重量部 を混合し、ついでこの混合物に (D)比表面積が50m2/g以上で吸着水分が0.5%以下であるシリカ微粒子 1〜50重量部 と、 (E)縮合触媒 0〜10重量部 とを混合することを特徴とする室温硬化性オルガノポリ
    シロキサン組成物の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の方法により得られる室温
    硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP15538791A 1991-05-31 1991-05-31 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法 Expired - Fee Related JP2501049B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15538791A JP2501049B2 (ja) 1991-05-31 1991-05-31 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15538791A JP2501049B2 (ja) 1991-05-31 1991-05-31 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04353565A JPH04353565A (ja) 1992-12-08
JP2501049B2 true JP2501049B2 (ja) 1996-05-29

Family

ID=15604843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15538791A Expired - Fee Related JP2501049B2 (ja) 1991-05-31 1991-05-31 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2501049B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3457075B2 (ja) * 1994-11-24 2003-10-14 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 1液型室温硬化性シリコーンエラストマー組成物の製造方法
JP4554036B2 (ja) * 2000-06-30 2010-09-29 信越化学工業株式会社 室温速硬化型シリコーン組成物
JP4744972B2 (ja) * 2005-08-01 2011-08-10 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 建築用硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP2008163143A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Momentive Performance Materials Japan Kk 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04353565A (ja) 1992-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0438221B1 (en) Improved adhesion of silicone sealants
EP0438222B1 (en) Low modulus silicone sealants
JP2610305B2 (ja) 硬化性組成物
CA1331069C (en) Clear, non-slumping silicone sealants
EP0371666B1 (en) Silicone sealants having reduced color
JPH02133490A (ja) シリコーンシーラント製造方法
JPS62207369A (ja) シリコ−ン・シ−ラント組成物
JPS6296562A (ja) シリコ−ン組成物
US5266631A (en) Process of producing room temperature curable organopolysiloxane composition
JP5545717B2 (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
KR0140083B1 (ko) 실리콘 밀봉제
JP2000129130A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法
JP2613446B2 (ja) 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物の製造方法
KR910000146B1 (ko) 실온 경화성 조성물
JP2501049B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法
US4477606A (en) Water resistant room temperature vulcanizable polyorganosiloxane compositions and method for preparing same
JPH07166065A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JPH0520455B2 (ja)
JP2582685B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法
JPH07207161A (ja) 自己融着性シリコーンゴム組成物
JPH0686574B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JPH09263639A (ja) 室温硬化性組成物
JP2622216B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法
JPH0211659A (ja) シーリング用組成物
EP0604086B1 (en) Room temperature curable organopolysiloxane composition having excellent shelf stability

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080313

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100313

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100313

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110313

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees