JP2500674B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JP2500674B2 JP2500674B2 JP28301694A JP28301694A JP2500674B2 JP 2500674 B2 JP2500674 B2 JP 2500674B2 JP 28301694 A JP28301694 A JP 28301694A JP 28301694 A JP28301694 A JP 28301694A JP 2500674 B2 JP2500674 B2 JP 2500674B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- magnetic
- group
- vinyl
- reaction formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性粉を含んだ磁性層
を有する磁気テープ等の磁気記録媒体に係るものであ
る。
を有する磁気テープ等の磁気記録媒体に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録媒体用のバインダとし
て、塩ビ−酢ビ共重合体、塩ビ−プロピオン酸ビニル共
重合体、塩ビ−酢ビ−ビニルアルコール共重合体等の塩
ビ系バインダが使用されている。特に塩ビ−酢ビ−ビニ
ルアルコール共重合体は、ビニルアルコールのOHが磁
性粉の分散に寄与することと、OHの活性水素がイソシ
アネート化合物と反応して架橋構造を塗膜に形成するこ
とにより、特に広く利用されている。
て、塩ビ−酢ビ共重合体、塩ビ−プロピオン酸ビニル共
重合体、塩ビ−酢ビ−ビニルアルコール共重合体等の塩
ビ系バインダが使用されている。特に塩ビ−酢ビ−ビニ
ルアルコール共重合体は、ビニルアルコールのOHが磁
性粉の分散に寄与することと、OHの活性水素がイソシ
アネート化合物と反応して架橋構造を塗膜に形成するこ
とにより、特に広く利用されている。
【0003】
【発明の目的及び構成】本発明は、上記共重合体のビニ
ルアルコールのOH基に分散性を向上させる目的で、−
SO3 M、−COOM、−OSO3 M又は−PO(O
M′)2 を含む親水性基団を導入し、これによって磁性
粉の分散性を向上させて、磁気特性、電磁変換特性(周
波数特性、S/N、C/N)を向上させると共に、磁性
粉が親水性基団によりバインダと強固に結合するために
磁性粉の脱離が少なくなり、レベル変動、出力減衰、ク
ロッギング等の粉落ちに起因する媒体の耐久性が著しく
改善される。
ルアルコールのOH基に分散性を向上させる目的で、−
SO3 M、−COOM、−OSO3 M又は−PO(O
M′)2 を含む親水性基団を導入し、これによって磁性
粉の分散性を向上させて、磁気特性、電磁変換特性(周
波数特性、S/N、C/N)を向上させると共に、磁性
粉が親水性基団によりバインダと強固に結合するために
磁性粉の脱離が少なくなり、レベル変動、出力減衰、ク
ロッギング等の粉落ちに起因する媒体の耐久性が著しく
改善される。
【0004】即ち、本発明で使用するバインダは、次の
一般式で表わされるものである。
一般式で表わされるものである。
【化2】 〔但し、Rは−CH3 又は−CH2 CH3 ;R′は−C
n H2n−(アルキレン基)又は−CONH−R″−CO
NH−O−Cn H2n−(R″は2官能イソシアネート化
合物から誘導される有機基);Xは−SO3 M、−CO
OM、−OSO3M又は−PO(OM′)2 (MはH、
Li、Na又はK、M′はH、Li、Na、K又はアル
キル基Cn H2n+1、nは好ましくは23以下)から成る
グループから選ばれる親水性基;i=200〜800、
j=0〜200、k=1〜199、l(エル)=1〜1
99、k+l(エル)≦200であり、上記化合物の上
記官能基X1個当りの分子量は200〜5万である。〕
n H2n−(アルキレン基)又は−CONH−R″−CO
NH−O−Cn H2n−(R″は2官能イソシアネート化
合物から誘導される有機基);Xは−SO3 M、−CO
OM、−OSO3M又は−PO(OM′)2 (MはH、
Li、Na又はK、M′はH、Li、Na、K又はアル
キル基Cn H2n+1、nは好ましくは23以下)から成る
グループから選ばれる親水性基;i=200〜800、
j=0〜200、k=1〜199、l(エル)=1〜1
99、k+l(エル)≦200であり、上記化合物の上
記官能基X1個当りの分子量は200〜5万である。〕
【0005】このバインダにおいて、上記の優れた作用
効果を得る上で、塩ビ成分は、媒体の強度に寄与してお
り、このためにi=200〜800とすべきである。i
が200未満であると強度が小さくなりすぎ、800を
越えると溶剤への溶解性が悪くなる。酢ビ成分は、塩ビ
成分の溶解性を高め、柔軟性を向上させるためのもので
あって、必ずしもなくてもよいが、jが200を越える
と逆に強度が低下するので、j=0〜200とする必要
がある。また、ビニルアルコール成分は、その親水性の
故に磁性粉の分散性に寄与しているが、この分散性を更
に高めるために上記のようにOHの一部をOR′Xで置
換することが極めて重要である。この置換量として、k
=1〜199、l(エル)=1〜199、k+l(エ
ル)≦200とすべきである。l(エル)が0では効果
がなく、また200を越えると却って耐湿性が悪くな
る。また、kが0では架橋性が悪くてバインダが充分に
架橋しないために、磁性粉とバインダとの強固な結合が
期待できず、しかも分散性の向上もそれ程期待できず、
また200以上となっても分散性向上の効果が従来の域
を出ず、耐湿性も悪くなる。また、官能基X1個当りの
当量(分子量)は200〜5万とすべきである。当量が
200未満では親水性が強くなりすぎて他に混合するバ
インダとの相溶性や耐湿性の点で問題があり、5万を越
えるとその効果が不十分となるからである。なお、この
他のバインダとしては、柔軟性を付与する従来公知のポ
リウレタン樹脂、AB樹脂、ポリエステル樹脂などを使
用してよい。
効果を得る上で、塩ビ成分は、媒体の強度に寄与してお
り、このためにi=200〜800とすべきである。i
が200未満であると強度が小さくなりすぎ、800を
越えると溶剤への溶解性が悪くなる。酢ビ成分は、塩ビ
成分の溶解性を高め、柔軟性を向上させるためのもので
あって、必ずしもなくてもよいが、jが200を越える
と逆に強度が低下するので、j=0〜200とする必要
がある。また、ビニルアルコール成分は、その親水性の
故に磁性粉の分散性に寄与しているが、この分散性を更
に高めるために上記のようにOHの一部をOR′Xで置
換することが極めて重要である。この置換量として、k
=1〜199、l(エル)=1〜199、k+l(エ
ル)≦200とすべきである。l(エル)が0では効果
がなく、また200を越えると却って耐湿性が悪くな
る。また、kが0では架橋性が悪くてバインダが充分に
架橋しないために、磁性粉とバインダとの強固な結合が
期待できず、しかも分散性の向上もそれ程期待できず、
また200以上となっても分散性向上の効果が従来の域
を出ず、耐湿性も悪くなる。また、官能基X1個当りの
当量(分子量)は200〜5万とすべきである。当量が
200未満では親水性が強くなりすぎて他に混合するバ
インダとの相溶性や耐湿性の点で問題があり、5万を越
えるとその効果が不十分となるからである。なお、この
他のバインダとしては、柔軟性を付与する従来公知のポ
リウレタン樹脂、AB樹脂、ポリエステル樹脂などを使
用してよい。
【0006】本発明における上記バインダの出発原料と
しては、塩ビ−酢ビ−ビニルアルコール共重合体をはじ
め、塩ビ−プロピオン酸ビニル−ビニルアルコール、塩
ビ−酢ビ−プロピオン酸ビニル−ビニルアルコールの共
重合体が挙げられる。この場合、ビニルアルコールの割
合が0.5重量%〜20重量%程度のものが好ましい。
合成方法としては、ビニルアルコールのOHとClCH
2 CH2 OSO3 M、ClCH2 CH2 SO3 M、Cl
CH2 COOM、ClCH2 PO(OM)2 などとを、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどの溶
剤の存在下でピリジン、ピコリン、トリエチルアミンな
どのアミン類、エチレンオキサイド、プロピレンオキサ
イドなどのエポキシ化合物などの脱塩酸剤により反応さ
せて、下記の様な化合物を生成させる。 反応式I−(1):
しては、塩ビ−酢ビ−ビニルアルコール共重合体をはじ
め、塩ビ−プロピオン酸ビニル−ビニルアルコール、塩
ビ−酢ビ−プロピオン酸ビニル−ビニルアルコールの共
重合体が挙げられる。この場合、ビニルアルコールの割
合が0.5重量%〜20重量%程度のものが好ましい。
合成方法としては、ビニルアルコールのOHとClCH
2 CH2 OSO3 M、ClCH2 CH2 SO3 M、Cl
CH2 COOM、ClCH2 PO(OM)2 などとを、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどの溶
剤の存在下でピリジン、ピコリン、トリエチルアミンな
どのアミン類、エチレンオキサイド、プロピレンオキサ
イドなどのエポキシ化合物などの脱塩酸剤により反応さ
せて、下記の様な化合物を生成させる。 反応式I−(1):
【化3】 反応式I−(2):
【化4】 反応式I−(3):
【化5】 反応式I−(4):
【化6】
【0007】これらの反応では、若干の副生成物が生じ
るが、次の方法でも合成可能である。即ち、HOCH2
CH2 OSO3 M、HOCH2 CH2 SO3 M、HOC
H2COOM、HOCH2 PO(OM′)2 と、ジメチ
ルホルムアミド又はジメチルスルホキシド中で2官能イ
ソシアネート化合物(例えば、4,4′−ジフェニルメ
タンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート)とを等モル反応させ、
ジイソシアネートの一方のイソシアネート基と上記分子
中のOHとの反応による反応生成物を得る。次に、上記
共重合体のOHと残留している−NCO基とを反応させ
れば、本発明で使用可能なバインダが得られる。反応式
を示せば、次の通りである。反応式II−(1):
るが、次の方法でも合成可能である。即ち、HOCH2
CH2 OSO3 M、HOCH2 CH2 SO3 M、HOC
H2COOM、HOCH2 PO(OM′)2 と、ジメチ
ルホルムアミド又はジメチルスルホキシド中で2官能イ
ソシアネート化合物(例えば、4,4′−ジフェニルメ
タンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート)とを等モル反応させ、
ジイソシアネートの一方のイソシアネート基と上記分子
中のOHとの反応による反応生成物を得る。次に、上記
共重合体のOHと残留している−NCO基とを反応させ
れば、本発明で使用可能なバインダが得られる。反応式
を示せば、次の通りである。反応式II−(1):
【化7】
【化8】 反応式II−(2):
【化9】
【化10】 反応式II−(3):
【化11】
【化12】 反応式II−(4):
【化13】
【化14】
【0008】これらの反応において、R″は上記に例示
したようなジイソシアネート化合物(すなわち2官能イ
ソシアネート化合物から誘導される有機基)である。
したようなジイソシアネート化合物(すなわち2官能イ
ソシアネート化合物から誘導される有機基)である。
【0009】本発明において、磁性層に使用可能な磁性
粉は、γ−Fe2 O3 、γ−Fe2O3 とFe3 O4 と
の混晶、コバルトをドープしたγ−Fe2 O3 又はFe
3 O4 、CrO2 、バリウムフェライト、他の強磁性合
金粉末(例えば、Fe−Co、Co−Ni、Fe−Co
−Ni、Fe−Co−B、Fe−Co−Cr−B、Mn
−Bi、Mn−Al、Fe−Co−V)、窒化鉄などが
挙げられる。磁性層にはまた、酸化アルミニウム、酸化
クロム、シリコン酸化物を強化剤として添加したり、滑
剤としてのスクワラン、帯電防止剤としてのカーボンブ
ラックや分散剤としてのレシチンも添加可能である。ま
た磁性層の構成材料は有機溶剤に溶かして磁性塗料を調
製し、これをベース上に塗布するが、その磁性塗料の溶
剤としては、ケトン(例えば、アセトン、メチルエルケ
トン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン)、
アルコール(例えば、メタノール、エタノール、プロパ
ノール、プタノール)、エステル(例えば、メチルアセ
テート、エチルアセテート、ブチルアセテート、エチル
ラクテート、グリコールアセテート、モノエチルエーテ
ル)、グリコールエーテル(例えば、エチレングリコー
ルジメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル)、ジオキサン、芳香族炭化水素(例えば、ベン
ゼン、トルエン、キシレン)、脂肪族炭化水素(例え
ば、ヘキサン、ヘプタン)、ニトロプロパンなどが挙げ
られる。この磁性塗料を塗布するベースは非磁性であっ
て、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレー
ト)、ポリオレフイン(例えば、ポリプロピレン)、セ
ルロース誘導体(例えば、セルローストリアセテート、
セルロースジアセテート)、ポリカーボネート、ポリ塩
化ビニル、ポリイミド、ポリアミド、ポリヒドラジド
類、金属(例えば、アルミニウム、銅)、紙などからな
っていてよい。
粉は、γ−Fe2 O3 、γ−Fe2O3 とFe3 O4 と
の混晶、コバルトをドープしたγ−Fe2 O3 又はFe
3 O4 、CrO2 、バリウムフェライト、他の強磁性合
金粉末(例えば、Fe−Co、Co−Ni、Fe−Co
−Ni、Fe−Co−B、Fe−Co−Cr−B、Mn
−Bi、Mn−Al、Fe−Co−V)、窒化鉄などが
挙げられる。磁性層にはまた、酸化アルミニウム、酸化
クロム、シリコン酸化物を強化剤として添加したり、滑
剤としてのスクワラン、帯電防止剤としてのカーボンブ
ラックや分散剤としてのレシチンも添加可能である。ま
た磁性層の構成材料は有機溶剤に溶かして磁性塗料を調
製し、これをベース上に塗布するが、その磁性塗料の溶
剤としては、ケトン(例えば、アセトン、メチルエルケ
トン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン)、
アルコール(例えば、メタノール、エタノール、プロパ
ノール、プタノール)、エステル(例えば、メチルアセ
テート、エチルアセテート、ブチルアセテート、エチル
ラクテート、グリコールアセテート、モノエチルエーテ
ル)、グリコールエーテル(例えば、エチレングリコー
ルジメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル)、ジオキサン、芳香族炭化水素(例えば、ベン
ゼン、トルエン、キシレン)、脂肪族炭化水素(例え
ば、ヘキサン、ヘプタン)、ニトロプロパンなどが挙げ
られる。この磁性塗料を塗布するベースは非磁性であっ
て、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレー
ト)、ポリオレフイン(例えば、ポリプロピレン)、セ
ルロース誘導体(例えば、セルローストリアセテート、
セルロースジアセテート)、ポリカーボネート、ポリ塩
化ビニル、ポリイミド、ポリアミド、ポリヒドラジド
類、金属(例えば、アルミニウム、銅)、紙などからな
っていてよい。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を述べる。実施例1 上記反応式I−(1)により下記の化合物Aを合成し
た。 化合物A:
た。 化合物A:
【化15】
【0011】次に下記の組成でテープを試作した。 γ−Fe2 O3 100部 化合物A 17.5部 ポリウレタン(日本ポリマー社製2304) 7.5部 ジメチルシリコン 1部 メチルエチルケトン 100部 メチルイソブチルケトン 50部 トルエン 50部
【0012】上記組成物をボールミルで48時間混合
し、3μフィルターでろ過した後、12μ厚のポリエス
テルフィルムに6μの厚さにコーティングしてから、ス
ーパーカレンダー処理で表面処理し、次に3.81mm
幅に裁断した。
し、3μフィルターでろ過した後、12μ厚のポリエス
テルフィルムに6μの厚さにコーティングしてから、ス
ーパーカレンダー処理で表面処理し、次に3.81mm
幅に裁断した。
【0013】実施例2 上記反応式I−(3)で下記の化合物Bを合成した。 化合物B:
【化16】
【0014】次に、下記の組成で磁性塗料を作成し、こ
れを用いてテープを試作した。 γ−Fe2 O3 100部 化合物B 10部 ニトロセルロース 5部 ポリウレタン(日本ポリマー社製2304) 10部 ジメチルシリコン 1部 メチルエチルケトン 100部 メチルイソブチルケトン 50部 トルエン 50部
れを用いてテープを試作した。 γ−Fe2 O3 100部 化合物B 10部 ニトロセルロース 5部 ポリウレタン(日本ポリマー社製2304) 10部 ジメチルシリコン 1部 メチルエチルケトン 100部 メチルイソブチルケトン 50部 トルエン 50部
【0015】上記組成物をボールミルで48時間混合
し、3μフィルターでろ過した後、デスモジュールLを
5部添加し、攪拌した後、12μ厚のポリエステルフィ
ルムに6μの厚さに塗布した。その後、スーパーカレン
ダーにて表面処理し、3.81mm幅に裁断した。
し、3μフィルターでろ過した後、デスモジュールLを
5部添加し、攪拌した後、12μ厚のポリエステルフィ
ルムに6μの厚さに塗布した。その後、スーパーカレン
ダーにて表面処理し、3.81mm幅に裁断した。
【0016】実施例3 上記反応式II−(2)で下記の組成物Cを合成した。 化合物C:
【化17】
【0017】次に、実施例1の化合物Aの代わりに化合
物Cを使用し、実施例1の工程でテープを試作した。
物Cを使用し、実施例1の工程でテープを試作した。
【0018】実施例4 上記反応式I−(4)に従い、下記の化合物Dを合成し
た。 化合物D:
た。 化合物D:
【化18】
【0019】次に、実施例1の化合物Aの代わりに化合
物Dを使用し、実施例1の組成でテープを試作した。
物Dを使用し、実施例1の組成でテープを試作した。
【0020】比較例1 実施例1の化合物Aに代えて次の化合物Eを使用し、実
施例1の組成及び工程でテープを試作した。 化合物E:
施例1の組成及び工程でテープを試作した。 化合物E:
【化19】
【0021】以上の各例のテープについて得られた実験
データを次表に示したが、本例ではすべての点で特性が
良好となることが分る。 *粉落ちは、カセット内での走行後の粉落ち状態を減点
法(−5点〜0点)で表示した。
データを次表に示したが、本例ではすべての点で特性が
良好となることが分る。 *粉落ちは、カセット内での走行後の粉落ち状態を減点
法(−5点〜0点)で表示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 218/04 MLF C08F 218/04 MLF
Claims (1)
- 【請求項1】下記の一般式で表わされる化合物と磁性粉
とを含有した磁性層を具備する磁気記録媒体。 【化1】 〔但し、Rは−CH3 又は−CH2 CH3 ;R′は−C
n H2n−又は−CONH−R″−CONH−O−Cn H
2n−(R″は2官能イソシアネート化合物から誘導され
る有機基);Xは−SO3 M、−COOM、−OSO3
M又は−PO(OM′)2 (MはH、Li、Na又は
K、M′はH、Li、Na、K又はアルキル基Cn H
2n+1)から成るグループから選ばれる親水性基;i=2
00〜800、j=0〜200、k=1〜199、l
(エル)=1〜199、k+l(エル)≦200であ
り、上記化合物の上記官能基X1個当りの分子量は20
0〜5万である。〕
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28301694A JP2500674B2 (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28301694A JP2500674B2 (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 磁気記録媒体 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12020580A Division JPS5744227A (en) | 1980-08-30 | 1980-08-30 | Magnetic recording medium |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07201034A JPH07201034A (ja) | 1995-08-04 |
JP2500674B2 true JP2500674B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=17660140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28301694A Expired - Lifetime JP2500674B2 (ja) | 1994-10-21 | 1994-10-21 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2500674B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5544981A (en) | 1993-03-01 | 1996-08-13 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Capsule for use in fixing an anchor bolt |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN118103413A (zh) * | 2021-10-22 | 2024-05-28 | 国立大学法人福井大学 | 聚合物及其制造方法 |
-
1994
- 1994-10-21 JP JP28301694A patent/JP2500674B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5544981A (en) | 1993-03-01 | 1996-08-13 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Capsule for use in fixing an anchor bolt |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07201034A (ja) | 1995-08-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS639296B2 (ja) | ||
US4734330A (en) | Magnetic recording medium | |
US4368238A (en) | Magnetic recording media | |
JPS6190327A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPS6346884B2 (ja) | ||
JPS6346886B2 (ja) | ||
JPH0379764B2 (ja) | ||
US4469750A (en) | Magnetic recording media comprising fluorinated organosilicones in a magnetic layer thereof | |
JP2500674B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH0785305B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
US4501800A (en) | Magnetic recording media comprising organosilicones in a magnetic layer thereof | |
JPH0379765B2 (ja) | ||
US5057373A (en) | Magnetic recording medium | |
JPH0673171B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
US5030481A (en) | Process of producing magnetic recording medium | |
JP2500672B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP2995741B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP2705123B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH077501B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP2606238B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
JPH0419608B2 (ja) | ||
JPH0472288B2 (ja) | ||
JPH0481250B2 (ja) | ||
KR920004246B1 (ko) | 자기기록매체 | |
JPH0738253B2 (ja) | 磁気記録媒体 |