JP2500602B2 - マルチプロセッサシステムの冷却装置 - Google Patents

マルチプロセッサシステムの冷却装置

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JP2500602B2
JP2500602B2 JP5133059A JP13305993A JP2500602B2 JP 2500602 B2 JP2500602 B2 JP 2500602B2 JP 5133059 A JP5133059 A JP 5133059A JP 13305993 A JP13305993 A JP 13305993A JP 2500602 B2 JP2500602 B2 JP 2500602B2
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fan motor
processors
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power supply
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眞幸 安達
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Nippon Electric Co Ltd
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)
  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理装置の冷却装置
に関し、特にマルチプロセッサシステムの冷却装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、空冷式冷却装置における、冷却フ
ァン制御方法の1例は、特開平2−66792号に記載
されている。この公報記載の例では、装置内で特に問題
となる部分の温度を測定して、この測定結果により、冷
却ファンの回転数を制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、装置の温度
は、装置の発熱量が変化した後、暫くしないと変化しな
い。このため、上述のように温度測定結果により制御を
行う技術を、発熱量の変化の激しい装置に適用した場
合、制御が後手後手になってしまう、という問題があっ
た。また、特定の被冷却装置の中には、装置の発熱量の
変化が事前に予測できるものがある。したがって、この
予測結果を用いて事前に装置の冷却能率を変化すること
が望ましい。しかしながら、上述のような従来技術で
は、このような予測結果を制御に用いることはできず、
結局温度が変動するまで、長時間待った後に制御を開始
していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の欠点を解決するた
めに、本願発明のマルチプロセッサシステムの冷却装置
は、複数のプロセッサと、この複数のプロセッサの各々
に設けられ、該プロセッサの稼働状況を検出する第1の
稼働状況検出手段と、前記複数のプロセッサの各々に設
けられ該プロセッサへの電源の供給を制御する電源制御
手段と、前記複数のプロセッサを冷却するファンモータ
と、前記第1の稼働状況検出手段により検出された各プ
ロセッサの稼働状況を入力し、前記電源制御手段と、前
記ファンモータとを制御する制御手段(以下、制御部)
とを含むことを特徴とする。
【0005】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0006】図1を参照すると、本願発明の第1の実施
例は、n個のプロセッサ150−1〜150−nと、こ
のプロセッサ150−1〜150−nを空冷するm個の
ファンモータ160−1〜160−mと、プロセッサ1
50−1〜150−nに電源を供給する電源回路140
と、プロセッサ150−1〜150−nから送出される
状況報告信号S170−1〜S171−nをもとにプロ
セッサ150−1〜150−n、電源回路140および
ファンモータ160−1〜160−mを制御する制御部
100とを含む。ここで、プロセッサ側で電源制御を行
わせるのは、これによりプロセッサ毎に電源を用意する
必要がなくなり、電源の構成に柔軟性を与えることがで
きるためである。
【0007】さらに詳細に説明するならば、プロセッサ
150−1〜150−nは、自装置の稼働状況を検出し
状況報告信号S171−1〜S171−nを送出する稼
働状況検出部152−1〜152−nと、自装置への電
源供給を制御する電源制御部151−1〜151−nと
を有する。
【0008】電源回路140は、電源供給線174−1
〜174−nおよび電源制御部151−1〜151−n
を介して、各プロセッサ150−1〜150−nに電源
を供給する。
【0009】制御部100内のプロセッサ制御部110
は、信号線171−1〜171−nを介して状況報告信
号S171−1〜S171−nを受信し、プロセッサ制
御信号S172−1〜S172−nおよび電源制御信号
S175を送出する。また、プロセッサ制御部110
は、やはりプロセッサ制御部110内に設置されるファ
ン制御部120に対して稼働状況信号S170−1〜S
170−nを送出する。稼働状況信号S170−1〜S
170−nは、1ビットの信号線であり、対応する番号
のプロセッサ150−1〜150−nが稼働中の場合の
みハイレベルの電位に設定される。
【0010】一方、制御部100内のファン制御部12
0には、制御回路121が設けられ、プロセッサ制御部
110から稼働状況信号S170−1〜S170−nを
受信し、これをもとにメモリ122に保持されたテーブ
ルを参照して、ファンモータ制御信号S173−1〜S
173−nを生成し、ファンモータ160−1〜160
−mに送出する。
【0011】信号線173−1〜173−mを介してフ
ァンモータ制御信号S173−1〜S173−mを受信
するファンモータ160−1〜160−mは、ファンモ
ータ制御信号S173−1〜S173−mにより指示さ
れた回転数でファンを回転させる。
【0012】次に、本願発明の第1の実施例の動作につ
いて、図1を参照して詳細に説明する。
【0013】まず、プロセッサ制御部110の動作につ
いて説明する。
【0014】各プロセッサ150−1〜150−n内の
稼働状況検出部152−1〜152−nは、自装置の稼
働状況を計測し、プロセッサ制御部110に対して状況
報告信号S171−1〜S171−nを送出する。
【0015】制御部100内のプロセッサ制御部110
は、各プロセッサ150−1〜150−nから送出され
る稼働状況信号S170−1〜S170−nを信号線1
71−1〜171−nを介して受信し、これを常時監視
する。
【0016】プロセッサ150全体で実行されている処
理の量が一定値を下回ると、プロセッサ制御部110は
予め設定された手順に従って、処理の再配分を実行す
る。処理の再配分に際しては、使用されるプロセッサの
個数が最小とするように配分が行われる。すなわち、特
定のプロセッサが選択され、このプロセッサにおける処
理の実行が停止される。
【0017】ここでは、上述の再配分の結果、プロセッ
サ150−1における処理の停止が決定されたと仮定し
て説明を行う。また、このとき、ファンモータは160
−1、1つのみが設けられているとする。
【0018】再配分の結果、プロセッサ150−1にお
ける処理の停止が決定されると、プロセッサ制御部11
0からはプロセッサ制御信号S172−1が送出され
る。信号線172−1を介してプロセッサ制御信号S1
72−1を受信したプロセッサ150−1は、実行中の
処理を他のプロセッサに移動した後、電源制御部151
−1により自装置への電源の供給を停止する。
【0019】また、このとき、プロセッサ制御部110
から、ファン制御部120へは、信号線170−1〜1
70−nを介して、再配分後の各プロセッサの稼働状況
が報告される。このとき、再配分後に稼働し続けている
プロセッサに対応する信号線の電位はハイレベルに設定
され、再配分後に停止したプロセッサに対応する信号線
の電位はロウレベルに設定される。
【0020】信号線170−1〜170−nを介して通
知された各プロセッサの稼働状況を受けて、ファン制御
部120は、信号線173−1〜173−mにファンモ
ータを制御するための信号を送信する。ここで、信号線
173−1〜173−mに送出されるのは、ファンモー
タの回転数である。ここでは、再配分によって150−
1が停止されたので、ファン制御部120はファンモー
タ160−1の回転数を減少する信号を送信する。稼働
しているプロセッサが減るので、発熱量も減少するため
である。逆に、稼働中のプロセッサの数が増加するとき
には、ファン制御部120はファンモータ160−1の
回転数を増加する制御を行えば良い。
【0021】また、このとき、電源回路140に対して
も、電源制御信号S175が送出される。プロセッサの
稼働数が変化したことによる負荷の変動に対応するため
である。
【0022】上述した、第1の実施例によりもたらされ
る効果を、以下、説明する。
【0023】本願発明の第1の実施例によれば、被冷却
装置内の稼働状況が変化した場合、被冷却装置内の温度
変化を待つことなく、即時にファンモータの制御が行わ
れる。
【0024】次に、本願発明の第2の実施例を説明す
る。
【0025】第2の実施例の特徴は、第1の実施例で
は、プロセッサの再配分直後に実行されていたファンモ
ータの加速、減速のタイミングを、再配分時の前後に移
動させた点に特徴があり、その他の点については第1の
実施例の場合と何等変わるところはない。
【0026】再び、1つのファンモータ160−1を有
する装置において、プロセッサ150−1が停止される
場合について説明する。
【0027】このとき、プロセッサ制御部110は、信
号線170−1をロウレベルとすることにより、プロセ
ッサ150−1の停止をファン制御部120へ通知す
る。ところが、第1の実施例と異なり、本実施例では、
ファン制御部120は、所定時間だけ遅らせて、ファン
モータ160−1に回転数を減少する旨の制御信号を送
信する。こうすると、プロセッサ150−1が十分に冷
却されてからファンモータ160−1が減速するので、
プロセッサ150−1が加熱して障害を起こすことはな
い。
【0028】また、再配分によって、プロセッサ150
−1が再稼働する際の動作について説明する。このと
き、プロセッサ制御部110は各プロセッサから送信さ
れる稼働状況を監視することにより、プロセッサ150
−1が再稼働することを予測することができる。このと
き、プロセッサ制御部110は、プロセッサ150−1
が近い将来に再起動される旨を通知を、信号線170−
1〜170−nを介して、ファン制御部120に送信す
る。この通知を受信したファン制御部120は、プロセ
ッサ150−1の再稼働に先だって、ファンモータ16
0−1の回転数を増加する。こうすると、実際にプロセ
ッサ150−1が起動されたときには、プロセッサ15
0−1は、予め十分に冷却されており、冷却効率がよ
い。
【0029】上述した第2の実施例の効果をまとめる
と、以下のようになる。
【0030】第1に、プロセッサの停止の後、ファンモ
ータの減速制御を所定時間、遅延することにより、プロ
セッサの急激な加熱を防止することができる。
【0031】第2に、プロセッサの稼働を予測してファ
ンモータを加速制御し、予めプロセッサを冷却しておく
ことにより冷却効率を向上することができる。
【0032】次に、本願発明の第3の実施例について、
図2(a)および図2(b)を参照して説明する。
【0033】図2(a)を参照すると、第3の実施例の
構成上の特徴は、ファン制御部120内にテーブル保持
用のメモリ122を設置する点にあり、他の点について
は第1の実施例の場合と何等変わるところはない。そし
て、本願発明の動作上の特徴は、ファン制御部120
が、メモリ122内のテーブルを参照して、ファンモー
タの回転数を決定する点にあり、それ以外の点において
は第1の実施例の場合と何等変わるところはない。
【0034】本実施例では、プロセッサ制御部110か
ら各プロセッサの稼働状況を受信したファン制御部12
0は、現在稼働中のプロセッサの数を計算した上、メモ
リ122内のテーブルを参照する。テーブル122内の
テーブルの概略は図2(b)に示されている。図2
(b)を参照すると、稼働中のプロセッサの数に対応し
て、好適なファンモータの回転数が記されている。した
がって、現在稼働中のプロセッサの数に対応した行を参
照すれば、その場合の好適なファンモータの回転数を得
ることができる。ここで好適な回転数とは、プロセッサ
を許容温度以下に冷却できる最低限の回転数である。こ
れは、実験的もしくは理論的にあらかじめ求められ、メ
モリ122内に設定されるものであり、外気温度の変動
を考慮して若干の余裕を持って設定されるのが好まし
い。
【0035】上述した第3の実施例の効果をまとめる
と、以下のようになる。
【0036】テーブルにファンモータの好適な回転数を
保持しておき、これを参照してファンモータの回転数を
制御することによって、ファンモータの回転数を必要最
低限に押さえることができる。
【0037】また、本実施例では、テーブルを用いて好
適な回転数を得るような構成としたが、本発明はこのよ
うな構成に限定されるものではない。例えば、好適な回
転数が、駆動中のプロセッサ数の関数として与えられる
場合は、この関数を計算することにより好適な回転数を
得るようにしても良い。
【0038】次に、本願発明の第4の実施例について、
図3を参照して説明する。
【0039】第4の実施例の特徴は、処理の再配分の際
に、プロセッサ制御部110が冷却効率の高いプロセッ
サの処理を集中してゆく点にあり、この他の点に関して
は第1の実施例の場合と何等変わるところはない。
【0040】図3には、3つのファンモータ160−1
〜160−3と、9つのプロセッサを有する装置が示さ
れている。9つのプロセッサの中で、150−2、15
0−5、および150−8は、ともにプロセッサの直下
にあり、このために、冷却効率が高い。本実施例のプロ
セッサ制御部110では、再配分の際に、冷却効率の低
いプロセッサを停止させ、冷却効率の高いプロセッサに
処理を集中させる。図3でいえば、プロセッサ制御部1
10は、プロセッサを停止する必要があるときには、冷
却効率の高いプロセッサ150−2、150−5、およ
び150−8を除いたプロセッサから順に停止してゆ
き、処理をこの3つのプロセッサに集中させていく。
【0041】上述した第4の実施例の効果をまとめる
と、以下のようになる。
【0042】冷却効率の高いプロセッサに処理を集中す
るので、装置の冷却効率が向上する。
【0043】次に、本願発明の第5の実施例について、
図3および図4を参照して説明する。
【0044】第5の実施例の特徴は、ファンモータの回
転数の決定方法にあり、具体的には、複数のファンモー
タのそれぞれに担当の領域を設け、各ファンモータの回
転すは該担当領域内のプロセッサの稼働状況に応じて定
められる点に特徴がある。
【0045】図3を参照すれば、本実施例において、A
1がファンモータ160−1の担当領域、A2がファン
モータ160−2の担当領域、A3がファンモータ16
0−3の担当領域である。そして、本実施例において、
各ファンモータの回転数は、各担当領域内の稼働中のプ
ロセッサの数によって定められる。具体的には、担当領
域内の稼働プロセッサ数が3のとき2300rpm、2
のとき2200rpm、1のとき2100rpm、そし
て駆動中のプロセッサ数が0のときファンモータは停止
する。このような制御は、メモリ12内に図4に示され
るようなテーブルを保持しておき、プロセッサ制御部1
10から通知される各プロセッサの稼働状況により、こ
のテーブルを索引することにより実現できる。
【0046】上述した第5の実施例の効果をまとめる
と、以下のようになる。
【0047】各ファンモータに担当領域を設け、各ファ
ンモータの回転数はそのファンモータの担当領域内のプ
ロセッサの稼働状況により決定されるので、ファンモー
タの無駄な回転が防止され、低電力、低騒音が実現され
る。
【0048】また、本実施例では、ファンモータの回転
数をテーブルを索引することにより得るような構成とし
たが、本発明はこのような構成に限定されるものではな
い。例えば、適当な関数を計算してファンモータの回転
数を得るようにしても良い。
【0049】次に、本願発明の第6の実施例について、
図5を参照して説明する。
【0050】本実施例の特徴は、ファン制御部120に
温度センサ500−1〜500−1を設置した点にあ
り、この他の点については実施例3の場合と何等変わる
ところはない。
【0051】本実施例では、各プロセッサの稼働状況に
よりテーブル122を参照して得られたファンモータ回
転数に、温度センサ500−1〜500−1の温度測定
値に応じた補正を加えることによりファンモータの回転
数を決定している。ここで、温度センサが測定する温度
は、外気温、吸気温、排気温、プロセッサの特定部分の
温度、プロセッサを内蔵する筐体の特定部分の温度等が
考えられる。
【0052】上述した第6お実施例の効果をまとめる
と、以下のようになる。
【0053】本実施例によれば、プロセッサの稼働状況
により定められるファンモータの回転数に、外気温等に
応じた補正を行って、最終的なファンモータ回転数とし
ているので、実施例3と比べて、より効率的な温度制御
が可能である。
【0054】次に、本願発明の第7の実施例について、
図6を参照して説明する。
【0055】本実施例の特徴は、プロセッサの稼働状況
の他に、周辺装置の稼働状況をも考慮してファンモータ
160−1の回転数を定める点にあり、プロセッサ制御
部110に周辺装置800が接続され、また、プロセッ
サ制御部110とファン制御部120の間に信号線81
1が設けられている点を除いては、実施例3の場合と何
等変わるところはない。
【0056】本実施例において、周辺装置800は、そ
の内部に自装置の稼働状況を検出する稼働状況検出手段
801を有する。稼働状況検出手段801に送出する周
辺装置800の稼働状況に関する情報は、信号線81
0、プロセッサ制御部110、信号線811を介してフ
ァン制御部120に入力する。この情報を受信したファ
ン制御部120は、各プロセッサの稼働状況により求め
られたファンモータの好適回転数に、周辺装置800の
稼働状況により補正を加えて、最終的な好適回転数と
し、ファンモータ160−1〜160−mを制御する。
また、周辺装置800の稼働状況もを考慮にいれたテー
ブルをメモリ122に用意しても良い。
【0057】上述した第7の実施例の効果をまとめる
と、以下のようになる。
【0058】第1の、周辺装置800が各プロセッサと
同一筐体内に設けられているときは、周辺装置800の
発熱量をも考慮してファンモータを制御することができ
る。したがって、実施例3よりもより効率的な冷却動作
が可能である。
【0059】第2に、周辺装置800が各プロセッサと
は別の筐体内に設けられているときは、周辺装置800
に接続される入出力回路の発熱量をも考慮してファンモ
ータを制御することができる。周辺装置800に接続さ
れる入出力回路の発熱量は、周辺装置800の駆動率に
概ね比例するからである。したがって、実施例3よりも
より効率的な冷却動作が可能である。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によりマル
チプロセッサシステムの冷却装置では、以下のような効
果を奏することができる。
【0061】本願発明の第1の実施例によれば、被冷却
装置内の稼働状況が変化した場合、被冷却装置内の温度
変化を待つことなく、即時にファンモータの制御を行う
ことができる。
【0062】本願発明の第2の実施例によれば、プロセ
ッサの停止の後、ファンモータの減速制御を所定時間、
遅延することにより、プロセッサの急激な加熱を防止す
ることができる。
【0063】また、本願発明の第2の実施例によれば、
プロセッサの稼働を予測してファンモータを加速制御
し、予めプロセッサを冷却しておくことにより冷却効率
を向上することができる。
【0064】本願発明の第3の実施例によれば、テーブ
ルにファンモータの好適な回転数を保持しておき、これ
を参照してファンモータの回転数を制御するので、ファ
ンモータの回転数を必要最低限に押さえることができ
る。
【0065】本願発明の第4の実施例によれば、冷却効
率の高いプロセッサに処理を集中するので、装置の冷却
効率を向上することができる。
【0066】本願発明の第5の実施例によれば、各ファ
ンモータに担当領域を設け、各ファンモータの回転数は
そのファンモータの担当領域内プロセッサの稼働状況に
より決定されるので、ファンモータの無駄な回転が防止
され、低電力、低騒音が実現される。
【0067】本願発明の第6の実施例によれば、プロセ
ッサの稼働状況により定められるファンモータの回転数
に、外気温等に応じた補正を行って、最終的なファンモ
ータ回転数としているので、実施例3と比べて、より効
率的な温度制御が可能である。
【0068】本願発明の第7の実施例によれば、周辺装
置が各プロセッサと同一筐体内に設けられているとき
は、周辺装置の発熱量をも考慮してファンモータを制御
することができる。したがって、実施例3よりもより効
率的な冷却動作が可能となる。また、周辺装置が各プロ
セッサとは別の筐体内に設けられているときは、周辺装
置に接続される入出力回路の発熱量をも考慮してファン
モータを制御することができる。したがって、実施例3
よりもより効率的な冷却動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施例を示すブロック図。
【図2】(a)は本願発明の第3の実施例を示すブロッ
ク図。(b)はメモリ122に保持されるテーブルの一
例を示す図。
【図3】本願発明の第4の実施例を示す図。
【図4】メモリ122に保持されるテーブルの別の一例
を示す図。
【図5】本願発明の第6の実施例を示す図。
【図6】本願発明の第7の実施例を示す図。
【符号の説明】
100 制御部 110 プロセッサ制御部 120 ファン制御部 121 制御回路 122 メモリ 140 電源回路 150−1〜150−n プロセッサ 151−1〜151−n 電源制御部 152−1〜152−n 稼働状況検出部 160−1〜160−m ファンモータ 170−1〜170−n 信号線 171−1〜171−n 信号線 172−1〜172−n 信号線 173−1〜173−n 信号線 174−1〜174−n 電源供給線 175 信号線 176 信号線 500−1〜500−1 温度センサ 510−1〜510−1 信号線 800 周辺装置 801 稼働状況検出部 810 信号線 811 信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 23/19 G05D 23/19 G G12B 15/04 6947−2F G12B 15/04 H05K 7/20 H05K 7/20 H

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプロセッサと、 これら複数のプロセッサの各々に設けられ、該プロセッ
    サの稼働状況を検出する第1の稼働状況検出手段と、 前記複数のプロセッサへの各々に設けられ、該プロセッ
    サへの電源の供給を制御する電源制御手段と、 前記複数のプロセッサを冷却するファンモータと、 前記第1の稼働状況検出手段により検出された前記プロ
    セッサ各々の稼働状況を入力し、前記電源制御手段と前
    記ファンモータとを制御する制御手段とを含むことを特
    徴とするマルチプロセッサシステムの冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が、前記ファンモータの制
    御を前記電源制御手段の制御に遅延させて実行すること
    を特徴とした請求項1記載のマルチプロセッサシステム
    の冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が、前記ファンモータの制
    御を前記電源制御手段の制御に先だって実行することを
    特徴とした請求項1記載のマルチプロセッサシステムの
    冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記プロセッサの各々の稼働状況と前記
    ファンモータの回転数とを対照にしたテーブルを前記制
    御手段が参照することを特徴とした請求項1記載のマル
    チプロセッサシステムの冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記ファンモータの各々に前記プロセッ
    サが割り当てられており、前記ファンモータの回転数
    は、前記モータファンに割り当てられた前記プロセッサ
    の稼働状況によって定められることを特徴とした請求項
    1記載のマルチプロセッサシステムの冷却装置。
  6. 【請求項6】 前記プロセッサ周辺の温度を測定する温
    度測定手段を有し、 前記制御手段は、前記稼働状況検出手段により検出され
    た前記プロセッサの各々の稼働状況と前記温度測定手段
    により測定された温度とに基づいて、前記電源制御手段
    と前記ファンモータとを制御することを特徴とする請求
    項1記載のマルチプロセッサシステムの冷却装置。
  7. 【請求項7】 周辺装置と、 この周辺装置の稼働状況を検出する第2の稼働状況検出
    手段とを有し、 前記制御手段は、前記第1の稼働状況検出手段により検
    出された前記プロセッサ各々の稼働状況と前記第2の稼
    働状況検出手段により検出された前記周辺装置の稼働状
    況とに基づいて、前記電源制御手段と前記ファンモータ
    とを制御することを特徴とする請求項1記載のマルチプ
    ロセッサシステムの冷却装置。
  8. 【請求項8】 周辺装置と、 この周辺装置の稼働状況を検出する第2の稼働状況検出
    手段と、 前記プロセッサ周辺の温度を測定する温度測定手段とを
    有し、 前記制御手段は、前記第1の稼働状況検出手段により検
    出された前記プロセッサの各々の稼働状況と前記第2の
    稼働状況検出手段により検出された周辺装置の稼働状況
    と前記温度測定手段により測定された温度とに基づい
    て、前記電源制御手段と前記ファンモータとを制御する
    ことを特徴とする請求項1記載のマルチプロセッサシス
    テムの冷却構造。
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