JP2500282Y2 - 管内走行体の調芯装置 - Google Patents

管内走行体の調芯装置

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JP2500282Y2
JP2500282Y2 JP1991028885U JP2888591U JP2500282Y2 JP 2500282 Y2 JP2500282 Y2 JP 2500282Y2 JP 1991028885 U JP1991028885 U JP 1991028885U JP 2888591 U JP2888591 U JP 2888591U JP 2500282 Y2 JP2500282 Y2 JP 2500282Y2
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孝雄 川島
健彦 牧
昌克 荒金
光広 佐藤
誠一 山下
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Chubu Electric Power Co Inc
Hitachi Cable Ltd
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Chubu Electric Power Co Inc
Hitachi Cable Ltd
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  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、管内走行体の調芯装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、管内走行体としては、例えば光フ
ァイバジャイロを収納するプローグがあり、そのプロー
グ(筒体)の調芯装置は、図6に示すように構成されて
いる。
【0003】筒体7の外周に、リング状の固定金具即ち
固定リング5,6を任意間隔で固定すると共に、それら
の間の固定リング6側に可動リング3を嵌装し、両リン
グ6,3をこれに枢着したアーム2a,2b及び両アー
ム先端をローラ1のローラ軸10にて折れ曲がるように
したヒンジ構造にて連結し、他方の固定金具5側にはア
ーム2bと固定金具5との間に圧縮スプリング4を設け
て、可動リング3が固定リング6から伸び縮みするよう
にしてある。尚、この固定リング6から可動リング3ま
での伸縮部8を構成するアーム2a,2b及びローラ1
は、筒体7の外周に3〜4本設けて使用することが多
い。但し、スプリング4は共用である。
【0004】伸縮部8に矢印で示す半径方向の力が働く
と、可動側アーム2bは筒体7の軸方向に矢印に沿って
移動する。但し、この移動量は圧縮スプリング4によっ
てフレキシブルに、即ち径方向力の大小に対応できる構
造である。
【0005】一般に、内径がφ150mm以上の比較的
口径の大きい管内を走行する移動台車には、図6を基本
形とした伸縮部8を、筒体7等の長手方向に2箇所,周
方向に3箇所以上設けるケースが多い。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の調芯装置においては次のような問題点がある。
【0007】(1) アーム2a,2bは、その後端が固定
リング6及び可動リング3に設けた枢軸9a,9bの周
りに回転し、先端がローラ1のローラ軸10の周りに回
転する構造である。即ち、アームにヒンジ部,ローラ部
等の回転部があるため、調芯装置が寸法的に大きくなり
易い。従って、筒体と走行する管内壁間のギャップが小
さい場合には対応が難しい。
【0008】(2) また調芯装置の構成部材も多くなる。
【0009】(3) 更に、圧縮スプリング4を使用してい
るため、伸縮部8の必要長が長くなり易く、従って筒体
7の長さも長くなる。従って、構造的に小型化を図り難
い。
【0010】本考案の目的は、従来技術の欠点を解消
し、狭い間隙でも適用可能な調芯装置を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案の管内走行体の調
芯装置の第1の形態は、断面形状が一様な3枚以上の山
形状板バネを、筒体等に装着した固定リングと可動リン
グ間を架橋するよう該リング円周上に等分配置して固定
し、これら山形状板バネの中央部外側に回転ローラを取
り付けた構成のものである。
【0012】第2の形態は、断面形状が一様で少なくと
も中央部が円弧状の3枚以上の山形状板バネを、筒体等
に装着した固定リングと可動リング間を架橋するよう該
リング円周上に等分配置して固定し、これら山形状板バ
ネの中央部外側を管壁に対する接触面とした構成のもの
である。この場合、上記接触面は、上記山形状板バネの
中央部外側にその円弧形状に合わせて取り付けた耐摩耗
性金属で構成することが好ましい。また、山形状板バネ
はその形状を任意挾角の二等辺三角形とし且つ前記三角
形の一辺の剛性を他の辺より大きくすることが好まし
い。
【0013】
【作用】筒体を引張ロープ等によってパイプ内に移動さ
せると、仮にパイプ内径に変動があったときは、それに
応じて板バネのパイプ半径方向の変位及び可動リングの
パイプ軸方向の変位が生じ、常に回転ローラはパイプ内
壁に内接し、調芯機能を維持する。
【0014】本考案は、従来例における剛体アームに板
バネを用いたものであり、アームに回転部が無いためパ
イプ半径方向の寸法が小さくなり、また従来の圧縮スプ
リングが無いためパイプ軸方向の寸法も小さくなる。
【0015】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0016】図1及び図2において、調芯装置18は、
図6の場合と同様に、筒体7の外周上に装着した固定リ
ング11及び軸方向移動可能な可動リング16を有す
る。これら固定リング11及び可動リング16間は、3
枚以上、ここでは8枚の山形状板バネ12で架橋されて
いる。これらの山形状板バネ12は、断面形状が一様な
剛性を有する金属板等から成り、リング11,16の円
周上に等分配置され、その端縁部12aはセグメント片
としての板バネ押え材17又は環状の押え金具等によっ
て、固定リング11及び可動リング16の外周囲に固定
されている。各板バネ12の中央部外側には、ローラ支
持材15を介して回転ローラ13が取り付けられてい
る。14はそのローラ軸を示す。
【0017】板バネ材としては、基本的にバネ性を有す
るものであれば全て適用できるが、バネ用ステンレス
鋼,バネ鋼,焼き入れした炭素工具鋼(SK材)等が適
当である。
【0018】上記構成によれば、従来の図6におけるア
ーム2a,2の枢軸9a,9bやヒンジ部たるローラ軸
10、更には圧縮スプリング4が無いため、構造が簡単
で且つ小型となり、筒体と走行する管内壁間の間隙が小
さい場合でも適用できる。
【0019】使用に際しては、予め組み上げた調芯装置
18を筒体7の端末から挿入し、所定の位置に決めた
後、固定リング11をネジ等によって径方向に締め付け
固定する。調芯装置18の取り付けは以上で終了する。
【0020】次に、調芯装置18を取り付けた筒体7を
パイプ(内径φD)内に挿入する際は、同装置の可動リ
ング16を筒体7の長手方向に矢印A方向に引き、回転
ローラ13の外接円の直径(φd)がφD>φdとなる
ように調整し、押し込む。その後は、筒体7を引張ロー
プ等によってパイプ内を移動させるが、仮にパイプ内径
に変動があっても、板バネ12の弾力性と可動リング1
6の変位に可能性とにより、常にローラ13はパイプ内
壁に内接しているように矢印B方向に変位することにな
り、調芯機能を維持する。
【0021】ところで、上記実施例の場合、回転ローラ
13の部分の板バネ12の剛性は他に比べて大きく、且
つ板バネの一端は固定されていることから、板バネ12
が均等に変形しないことがあり得る。その一例を図5に
示す。図5は、山形状板バネ12の固定リング側の部分
12bが曲線をもって撓んだ場合を示しており、山形中
央部12dの固定リング側からの距離が短くなってい
る。
【0022】こうしたことを避け均等に変形させるに
は、板バネ12の形状を任意挾角の二等辺三角形とし且
つその三角形の一辺(固定リング11側)のバネの剛性
を他の辺(可動リング16側)より大きくし、更には板
バネ中央に角折れ部等を設けない構造とすることで対応
できる。
【0023】図3はその具体例を示したものであり、山
形状板バネ12の固定リング11側の部分12bの剛性
を可動リング16側の部分12cより大きくするため、
この固定リング11側の部分12bに突起21を形成し
た構造としている。これにより板バネ12は均等変形す
る。尚、板バネの剛性を高める手法としては、別の部材
を機械的に組み合わせてもよい。
【0024】更に図3では、板バネ中央に角折れ部等を
設けない構造とするため、山形状板バネ12の中央部外
側に回転ローラ13を設ける代わりに、山形状板バネ1
2の中央部12dを円弧状に形成し、そこが管壁との接
触面として機能するようにしている。この場合、板バネ
中央部12dは管内壁とこすれることから、図4に示す
ように、その円弧形状に合わせて、ステンレス鋼等から
なる円弧状の耐摩耗材31を、板バネ中央12dの外側
に付けることが好ましい。
【0025】
【考案の効果】以上述べたように、本考案よれば、少な
くとも固定リングあるいは可動リングの厚さ程度にまで
調芯装置を縮径化できるため、筒体とパイプ等の間隙を
小さくすることができる。また、圧縮スプリング等を使
用しないのでその分長さも縮小できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す管内走行体の調芯装置
の側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】本考案の他の実施例における均等変形する板バ
ネを示したもので、(a)は側面図、(b)は正面図、
(c)は斜視図である。
【図4】耐摩耗材を取り付けた板バネを示す部分側面図
である。
【図5】不均等変形した板バネを示す側面図である。
【図6】従来の管内走行体の調芯装置を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ローラ 2a,2d アーム 3 可動リング 4 圧縮スプリング 5,6 固定リング 7 筒体 8 伸縮部 11 固定リング 12 山形状板バネ 12a 端縁部 12b 固定リング側の部分 12c 可動リング側の部分 12d 板バネ中央部 13 回転ローラ 14 ローラ軸 15 ローラ取付け板 16 可動リング 17 板バネ押え材 18 調芯装置 21 突起 31 耐摩耗材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 荒金 昌克 愛知県名古屋市緑区大高町字北関山20− 1 中部電力株式会社 技術開発本部内 (72)考案者 佐藤 光広 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社電線研究所内 (72)考案者 山下 誠一 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社電線研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−115003(JP,A) 特開 昭57−175207(JP,A) 特開 昭55−12377(JP,A)

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面形状が一様な3枚以上の山形状板バ
    ネを、筒体等に装着した固定リングと可動リング間を架
    橋するよう該リング円周上に等分配置して固定し、これ
    ら山形状板バネの中央部外側に回転ローラを取り付けた
    ことを特徴とする管内走行体の調芯装置。
  2. 【請求項2】 断面形状が一様で少なくとも中央部が円
    弧状の3枚以上の山形状板バネを、筒体等に装着した固
    定リングと可動リング間を架橋するよう該リング円周上
    に等分配置して固定し、これら山形状板バネの中央部外
    側を管壁に対する接触面としたことを特徴とする管内走
    行体の調芯装置。
  3. 【請求項3】 上記接触面が、上記山形状板バネの中央
    部外側にその円弧形状に合わせて取り付けた耐摩耗性金
    属から成ることを特徴とする請求項2の管内走行体の調
    芯装置。
  4. 【請求項4】 上記山形状板バネの形状を任意挾角の二
    等辺三角形とし且つ前記三角形の一辺の剛性を他の辺よ
    り大きくしたことを特徴とする請求項2又は3の管内走
    行体の調芯装置。
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JP6080367B2 (ja) * 2012-02-29 2017-02-15 ケミカルグラウト株式会社 孔芯計測装置
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