JPH04124410U - 管内走行体の調芯装置 - Google Patents

管内走行体の調芯装置

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JPH04124410U
JPH04124410U JP2888591U JP2888591U JPH04124410U JP H04124410 U JPH04124410 U JP H04124410U JP 2888591 U JP2888591 U JP 2888591U JP 2888591 U JP2888591 U JP 2888591U JP H04124410 U JPH04124410 U JP H04124410U
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孝雄 川島
健彦 牧
昌克 荒金
光広 佐藤
誠一 山下
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中部電力株式会社
日立電線株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管内走行体の調芯装置における半径方向の厚
みを小さくして走行体と管内壁間のギャップが小さい場
合にも適用可能とする。 【構成】 断面形状が一様な3枚以上の山形状板バネ
を、筒体等に装着した固定リングと可動リング間を架橋
するよう該リング円周上に等分配置して固定し、これら
山形状板バネの中央部外側に回転ローラを取り付けた構
成とするか、又は、これら山形状板バネの中央部外側を
管壁に対する接触面とした構成とすることを特徴として
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、管内走行体の調芯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、管内走行体としては、例えば光ファイバジャイロを収納するプローグが あり、そのプローグ(筒体)の調芯装置は、図6に示すように構成されている。
【0003】 筒体7の外周に、リング状の固定金具即ち固定リング5,6を任意間隔で固定 すると共に、それらの間の固定リング6側に可動リング3を嵌装し、両リング6 ,3をこれに枢着したアーム2a,2b及び両アーム先端をローラ1のローラ軸 10にて折れ曲がるようにしたヒンジ構造にて連結し、他方の固定金具5側には アーム2bと固定金具5との間に圧縮スプリング4を設けて、可動リング3が固 定リング6から伸び縮みするようにしてある。尚、この固定リング6から可動リ ング3までの伸縮部8を構成するアーム2a,2b及びローラ1は、筒体7の外 周に3〜4本設けて使用することが多い。但し、スプリング4は共用である。
【0004】 伸縮部8に矢印で示す半径方向の力が働くと、可動側アーム2bは筒体7の軸 方向に矢印に沿って移動する。但し、この移動量は圧縮スプリング4によってフ レキシブルに、即ち径方向力の大小に対応できる構造である。
【0005】 一般に、内径がφ150mm以上の比較的口径の大きい管内を走行する移動台 車には、図6を基本形とした伸縮部8を、筒体7等の長手方向に2箇所,周方向 に3箇所以上設けるケースが多い。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の調芯装置においては次のような問題点がある。
【0007】 (1) アーム2a,2bは、その後端が固定リング6及び可動リング3に設けた 枢軸9a,9bの周りに回転し、先端がローラ1のローラ軸10の周りに回転す る構造である。即ち、アームにヒンジ部,ローラ部等の回転部があるため、調芯 装置が寸法的に大きくなり易い。従って、筒体と走行する管内壁間のギャップが 小さい場合には対応が難しい。
【0008】 (2) また調芯装置の構成部材も多くなる。
【0009】 (3) 更に、圧縮スプリング4を使用しているため、伸縮部8の必要長が長くな り易く、従って筒体7の長さも長くなる。従って、構造的に小型化を図り難い。
【0010】 本考案の目的は、従来技術の欠点を解消し、狭い間隙でも適用可能な調芯装置 を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案の管内走行体の調芯装置の第1の形態は、断面形状が一様な3枚以上の 山形状板バネを、筒体等に装着した固定リングと可動リング間を架橋するよう該 リング円周上に等分配置して固定し、これら山形状板バネの中央部外側に回転ロ ーラを取り付けた構成のものである。
【0012】 第2の形態は、断面形状が一様で少なくとも中央部が円弧状の3枚以上の山形 状板バネを、筒体等に装着した固定リングと可動リング間を架橋するよう該リン グ円周上に等分配置して固定し、これら山形状板バネの中央部外側を管壁に対す る接触面とした構成のものである。この場合、上記接触面は、上記山形状板バネ の中央部外側にその円弧形状に合わせて取り付けた耐摩耗性金属で構成すること が好ましい。また、山形状板バネはその形状を任意挾角の二等辺三角形とし且つ 前記三角形の一辺の剛性を他の辺より大きくすることが好ましい。
【0013】
【作用】 筒体を引張ロープ等によってパイプ内に移動させると、仮にパイプ内径に変動 があったときは、それに応じて板バネのパイプ半径方向の変位及び可動リングの パイプ軸方向の変位が生じ、常に回転ローラはパイプ内壁に内接し、調芯機能を 維持する。
【0014】 本考案は、従来例における剛体アームに板バネを用いたものであり、アームに 回転部が無いためパイプ半径方向の寸法が小さくなり、また従来の圧縮スプリン グが無いためパイプ軸方向の寸法も小さくなる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。
【0016】 図1及び図2において、調芯装置18は、図6の場合と同様に、筒体7の外周 上に装着した固定リング11及び軸方向移動可能な可動リング16を有する。こ れら固定リング11及び可動リング16間は、3枚以上、ここでは8枚の山形状 板バネ12で架橋されている。これらの山形状板バネ12は、断面形状が一様な 剛性を有する金属板等から成り、リング11,16の円周上に等分配置され、そ の端縁部12aはセグメント片としての板バネ押え材17又は環状の押え金具等 によって、固定リング11及び可動リング16の外周囲に固定されている。各板 バネ12の中央部外側には、ローラ支持材15を介して回転ローラ13が取り付 けられている。14はそのローラ軸を示す。
【0017】 板バネ材としては、基本的にバネ性を有するものであれば全て適用できるが、 バネ用ステンレス鋼,バネ鋼,焼き入れした炭素工具鋼(SK材)等が適当であ る。
【0018】 上記構成によれば、従来の図6におけるアーム2a,2の枢軸9a,9bやヒ ンジ部たるローラ軸10、更には圧縮スプリング4が無いため、構造が簡単で且 つ小型となり、筒体と走行する管内壁間の間隙が小さい場合でも適用できる。
【0019】 使用に際しては、予め組み上げた調芯装置18を筒体7の端末から挿入し、所 定の位置に決めた後、固定リング11をネジ等によって径方向に締め付け固定す る。調芯装置18の取り付けは以上で終了する。
【0020】 次に、調芯装置18を取り付けた筒体7をパイプ(内径φD)内に挿入する際 は、同装置の可動リング16を筒体7の長手方向に矢印A方向に引き、回転ロー ラ13の外接円の直径(φd)がφD>φdとなるように調整し、押し込む。そ の後は、筒体7を引張ロープ等によってパイプ内を移動させるが、仮にパイプ内 径に変動があっても、板バネ12の弾力性と可動リング16の変位に可能性とに より、常にローラ13はパイプ内壁に内接しているように矢印B方向に変位する ことになり、調芯機能を維持する。
【0021】 ところで、上記実施例の場合、回転ローラ13の部分の板バネ12の剛性は他 に比べて大きく、且つ板バネの一端は固定されていることから、板バネ12が均 等に変形しないことがあり得る。その一例を図5に示す。図5は、山形状板バネ 12の固定リング側の部分12bが曲線をもって撓んだ場合を示しており、山形 中央部12dの固定リング側からの距離が短くなっている。
【0022】 こうしたことを避け均等に変形させるには、板バネ12の形状を任意挾角の二 等辺三角形とし且つその三角形の一辺(固定リング11側)のバネの剛性を他の 辺(可動リング16側)より大きくし、更には板バネ中央に角折れ部等を設けな い構造とすることで対応できる。
【0023】 図3はその具体例を示したものであり、山形状板バネ12の固定リング11側 の部分12bの剛性を可動リング16側の部分12cより大きくするため、この 固定リング11側の部分12bに突起21を形成した構造としている。これによ り板バネ12は均等変形する。尚、板バネの剛性を高める手法としては、別の部 材を機械的に組み合わせてもよい。
【0024】 更に図3では、板バネ中央に角折れ部等を設けない構造とするため、山形状板 バネ12の中央部外側に回転ローラ13を設ける代わりに、山形状板バネ12の 中央部12dを円弧状に形成し、そこが管壁との接触面として機能するようにし ている。この場合、板バネ中央部12dは管内壁とこすれることから、図4に示 すように、その円弧形状に合わせて、ステンレス鋼等からなる円弧状の耐摩耗材 31を、板バネ中央12dの外側に付けることが好ましい。
【0025】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案よれば、少なくとも固定リングあるいは可動リング の厚さ程度にまで調芯装置を縮径化できるため、筒体とパイプ等の間隙を小さく することができる。また、圧縮スプリング等を使用しないのでその分長さも縮小 できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す管内走行体の調芯装置
の側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】本考案の他の実施例における均等変形する板バ
ネを示したもので、(a)は側面図、(b)は正面図、
(c)は斜視図である。
【図4】耐摩耗材を取り付けた板バネを示す部分側面図
である。
【図5】不均等変形した板バネを示す側面図である。
【図6】従来の管内走行体の調芯装置を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ローラ 2a,2d アーム 3 可動リング 4 圧縮スプリング 5,6 固定リング 7 筒体 8 伸縮部 11 固定リング 12 山形状板バネ 12a 端縁部 12b 固定リング側の部分 12c 可動リング側の部分 12d 板バネ中央部 13 回転ローラ 14 ローラ軸 15 ローラ取付け板 16 可動リング 17 板バネ押え材 18 調芯装置 21 突起 31 耐摩耗材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 荒金 昌克 愛知県名古屋市緑区大高町字北関山20−1 中部電力株式会社技術開発本部内 (72)考案者 佐藤 光広 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社電線研究所内 (72)考案者 山下 誠一 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社電線研究所内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面形状が一様な3枚以上の山形状板バ
    ネを、筒体等に装着した固定リングと可動リング間を架
    橋するよう該リング円周上に等分配置して固定し、これ
    ら山形状板バネの中央部外側に回転ローラを取り付けた
    ことを特徴とする管内走行体の調芯装置。
  2. 【請求項2】 断面形状が一様で少なくとも中央部が円
    弧状の3枚以上の山形状板バネを、筒体等に装着した固
    定リングと可動リング間を架橋するよう該リング円周上
    に等分配置して固定し、これら山形状板バネの中央部外
    側を管壁に対する接触面としたことを特徴とする管内走
    行体の調芯装置。
  3. 【請求項3】 上記接触面が、上記山形状板バネの中央
    部外側にその円弧形状に合わせて取り付けた耐摩耗性金
    属から成ることを特徴とする請求項2の管内走行体の調
    芯装置。
  4. 【請求項4】 上記山形状板バネの形状を任意挾角の二
    等辺三角形とし且つ前記三角形の一辺の剛性を他の辺よ
    り大きくしたことを特徴とする請求項2又は3の管内走
    行体の調芯装置。
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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013178195A (ja) * 2012-02-29 2013-09-09 Chemical Grouting Co Ltd 孔芯計測装置
JP2013231647A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Toa Harbor Works Co Ltd 削孔位置計測用プローブ

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