JP2500281Y2 - フィンヒ―タ― - Google Patents

フィンヒ―タ―

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Publication number
JP2500281Y2
JP2500281Y2 JP1023291U JP1023291U JP2500281Y2 JP 2500281 Y2 JP2500281 Y2 JP 2500281Y2 JP 1023291 U JP1023291 U JP 1023291U JP 1023291 U JP1023291 U JP 1023291U JP 2500281 Y2 JP2500281 Y2 JP 2500281Y2
Authority
JP
Japan
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temperature coefficient
heat
fin heater
positive temperature
electrode surfaces
Prior art date
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JP1023291U
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JPH04106889U (ja
Inventor
喜和 矢野
広治 渡辺
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Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Kasei Co Ltd
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Publication date
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  • Resistance Heating (AREA)
  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、正特性サーミスタを備
えると共に、主に、室内の暖房に供せられるフィンヒー
ターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱されたフィンに風を通し、温
風を室内に送り込む、例えば特公昭63−46547号
公報に開示されているようなフィンヒーターは、図2に
示すように、正特性サーミスタ(以下、PTC〔Positi
ve Temperature Coefficient Thermistor 〕と称する)
11を有している。このPTC11は、その上下の両面
に、アルミニウム溶射等により電極面11a・11bが
形成されており、これら各電極面11a・11bには、
各々、複数の小穴12a…・13a…が穿設された金属
板12・13が当接されると共に、各放熱部材16・1
7が耐熱性接着剤14・15により上記の小穴12a…
・13a…を通って貼着されている。そして、上記のよ
うなフィンヒーターは、PTC11に形成された各電極
面11a・11bが、金属板12・13を介して各放熱
部材16・17に導通されて形成されることにより、各
金属板12・13間、あるいは各放熱部材16・17間
に電圧が印加されると、金属板12・13間に挟装され
たPTC11が発熱し、この熱が各金属板12・13を
介して放熱部材16・17のフィン18…に伝達される
ようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
フィンヒーターでは、PTC11を発熱させるため、こ
のPTC11を挟装する各金属板12・13間、あるい
は各放熱部材16・17間に電圧を印加するようになっ
ていると共に、このように電圧を印加させるためのリー
ド線を各金属板12・13、あるいは各放熱部材16・
17に接続するようになっている。また、上記の各金属
板12・13、あるいは各放熱部材16・17と、リー
ド線との接続においては、熱伝導の点から半田付けによ
る接続が行えないようになっている。このため、各金属
板12・13、あるいは各放熱部材16・17と、リー
ド線との接続強度は、充分な強度を確保することができ
ず、最悪の場合には、断線が発生するという問題を有し
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案のフィンヒーター
は、上記の課題を解決するために、上下の両面にそれぞ
れ電極面を形成した正特性サーミスタを備えると共に、
この正特性サーミスタの両電極面間に電圧を印加するこ
とで、正特性サーミスタを発熱させるフィンヒーターに
おいて、以下の手段を講じている。
【0005】即ち、上記の正特性サーミスタの各電極面
には、金網部材が当接されて設けられており、これらの
金網部材の一端側の端末部は、各々、縒り集められてリ
ード線として形成されている。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、正特性サーミスタの各電
極面に、各々、金網部材を当接させた状態で設けると共
に、上記の金網部材の一端側の端末部を縒り集めてリー
ド線として形成することにより、これらの各リード線を
両電極面間に電圧を印加するための給電端子として活用
することができる。また、上記のリード線は、金網部材
の一端側の端末部が縒り集めて形成されているため、装
置上での接続強度は非常に高く、装置に外乱が付与され
るような場合であっても、確実に正特性サーミスタの両
電極間に電圧を印加することができる。
【0007】
【実施例】本考案の一実施例について図1に基づいて説
明すれば、以下の通りである。
【0008】本実施例に係るフィンヒーターは、図1に
示すように、長板状に形成されたPTC1と、金網部材
としての銅ネット2・3と、エポキシ系、あるいはシリ
コン系の樹脂からなり、電気的な絶縁性を備えると共
に、耐熱性に優れた耐熱性接着剤4・5と、複数のフィ
ン8…が並設された放熱部材6・7とから構成されてい
る。
【0009】そして、上記のフィンヒーターは、PTC
1の上下の両面に、アルミニウム溶射等により電極面1
a・1bが形成され、その後、これらの各電極面1a・
1bと各放熱部材6・7とが、各々、各銅ネット2・3
を挟装させた状態で、耐熱性接着剤4・5により貼着さ
れて形成されている。また、上記のように各電極面1a
・1bと各放熱部材6・7との間に挟装された銅ネット
2・3は、各々、一端側の端末部が縒り集められてリー
ド線2a・3aとして形成されている。
【0010】上記の構成において、本フィンヒーター
は、各リード線2a・3aを介して各銅ネット2・3間
に電圧を印加することにより、PTC1が発熱して、こ
の熱が放熱部材6・7に並設されたフィン8…に伝達さ
れるようになっている。そして、上記のフィンヒーター
は、加熱されたフィン8…に図示しないファンにより風
が送り込まれることで、上記の風を温風として送り出す
ようになっている。
【0011】以上のように、本実施例に係るフィンヒー
ターは、PTC1の上下の両面に形成された各電極面1
a・1bと、PTC1での発熱を外気に放熱するための
各放熱部材6・7との間に、銅ネット2・3をそれぞれ
挟装させると共に、これらの銅ネット2・3の一端側の
端末部を縒り集めることで、PTC1に電圧を印加する
ための各リード線2a・3aを形成するようになってい
る。このため、上記のようなリード線2a・3aの装置
上での接続が、強度的に向上され、装置に外乱が付与さ
れるような場合においても、リード線2a・3aは断線
することなく、PTC1に確実に電圧を印加するように
なっている。
【0012】尚、本実施例は、本考案を限定するもので
はなく、本考案の範囲内で種々の変更が可能である。例
えば、上記実施例中では、各電極面1a・1bと各放熱
部材6・7との間に、各銅ネット2・3が挟装されて配
されているが、特にこれに限定するものではなく、銅ネ
ット2・3とPTC1とを当接させた状態で、耐熱性接
着剤4・5の形成厚みを銅ネット2・3の厚みに比べて
大きな値で形成することにより、各銅ネット2・3と各
放熱部材6・7との導通を回避することも可能である。
【0013】
【考案の効果】本考案のフィンヒーターは、以上のよう
に、正特性サーミスタの各電極面には、金網部材が当接
されて設けられており、これらの金網部材の一端側の端
末部は、各々、縒り集められてリード線として形成され
ている構成である。
【0014】これにより、金網部材の一端側の端末部が
縒り集められて形成されたリード線を、正特性サーミス
タの両電極面間に電圧を印加するための給電端子として
活用することができ、さらには、上記のようなリード線
は、装置上での接続強度が非常に高いため、装置に外乱
が付与されるような場合であっても、断線することな
く、確実に正特性サーミスタの両電極間に電圧を印加す
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフィンヒーターを示す縦断面図であ
る。
【図2】従来例のフィンヒーターを示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 PTC(正特性サーミスタ) 1a・1b 電極面 2・3 銅ネット(金網部材) 2a・3a リード線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下の両面にそれぞれ電極面を形成した正
    特性サーミスタを備えると共に、この正特性サーミスタ
    の両電極面間に電圧を印加することで、正特性サーミス
    タを発熱させるフィンヒーターにおいて、上記の正特性
    サーミスタの各電極面には、金網部材が当接されて設け
    られており、これらの金網部材の一端側の端末部は、各
    々、縒り集められてリード線として形成されていること
    を特徴とするフィンヒーター。
JP1023291U 1991-02-28 1991-02-28 フィンヒ―タ― Expired - Lifetime JP2500281Y2 (ja)

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JP1023291U JP2500281Y2 (ja) 1991-02-28 1991-02-28 フィンヒ―タ―

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Publication Number Publication Date
JPH04106889U JPH04106889U (ja) 1992-09-16
JP2500281Y2 true JP2500281Y2 (ja) 1996-06-05

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ID=31900260

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101192451B1 (ko) * 2012-04-19 2012-10-18 권유진 난방 시스템을 위한 방열기

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KR101192451B1 (ko) * 2012-04-19 2012-10-18 권유진 난방 시스템을 위한 방열기

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JPH04106889U (ja) 1992-09-16

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