JP2500190Y2 - 産業車両の分割式ヘッドガ―ド - Google Patents

産業車両の分割式ヘッドガ―ド

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JP2500190Y2
JP2500190Y2 JP9931589U JP9931589U JP2500190Y2 JP 2500190 Y2 JP2500190 Y2 JP 2500190Y2 JP 9931589 U JP9931589 U JP 9931589U JP 9931589 U JP9931589 U JP 9931589U JP 2500190 Y2 JP2500190 Y2 JP 2500190Y2
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pillar
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head guard
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弘二 西井
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、フォークリフト等のような産業車両の分割
式ヘッドガードに関する。
(従来の技術) フォークリフトのヘッドガードは、標準仕様の場合に
はピラーと格子状ヘッドとを溶接によって結合した一体
構造のものが普通となっているが、このほかユーザーの
要望に応じて標準仕様とは寸法の異なるもの、つまり標
準仕様に比較して、背丈の異なるもの又はヘッド幅の異
なるものを特別仕様として生産する場合がある。
ところで、フォークリフトの生産に当り、前記ヘッド
ガードは機台に各種ユニットや部品を組付ける組立てラ
インに流す前の段階で車体フレームに溶接等によって固
定される。これは、組立てラインが機台の移送をハンガ
ーによって吊り下げて移動するトロリー方式、つまりヘ
ッドガードをハンガーによって吊下げる方式を採用して
いるからである。そして、組立てラインは標準仕様の場
合にのみ対応できる専用ラインの形態で構成されている
のが普通であり、そのため、背丈の異なるあるいはヘッ
ド幅の異なる特別仕様のヘッドガードの場合にはライン
設備を改造しないと適用することができなかった。
このようなことから、従来は特別仕様のヘッドガード
付きフォークリフトを生産する場合には、第7図〜第9
図に示すようにヘッドガード2をピラー部分においてフ
レーム側ピラー3と、ヘッド側ピラー4とに上下2分割
とするとともに、これをボルト・ナット5によって結合
する構成を採用し、そしてその生産過程である組立てラ
インでは予め準備された標準仕様と同寸法の仮想線で示
すヘッド側ピラー4′を治具として使用し、組立て完了
後においてそれを実線で示す特別仕様のヘッド側ピラー
4と組替えることによって対応している。すなわち、生
産過程の段階では、車体フレーム1に溶接等によって固
定されたフレーム側ピラー3に治具としてのヘッド側ピ
ラー4′を取付け、そして生産過程の最終段階におい
て、治具としてのヘッド側ピラー4′を外し特別仕様の
ヘッド側ピラー4を取付けて出荷するという方式を採用
している。
(考案が解決しようとする課題) ところで、労働安全衛生規則によれば、フォークリフ
トを荷物の落下のおそれのない荷役作業に使用する例外
的な場合を除いてはヘッドガードの装着を義務づけてい
る。従って、本来はヘッドガードを装着した状態で荷役
作業を行なうべきものであるが、上述のように、従来の
特別仕様のヘッドガードは、ボルト・ナットによって結
合された2分割式の構造であることから、ユーザー側に
おいてヘッドガードを外した状態で荷役作業を行なうお
それがあり、仮にそのような状態で荷役作業を行なった
ときは危険を伴うことになる。
そこで本考案は、以上の問題に鑑み、生産過程では必
要に応じて取り外すことができ、出荷後にあっては取外
すことができないように改良された産業車両の分割式ヘ
ッドガードを提供することを、その目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決するために次のように構成
している。
すなわち、本考案の産業車両の分割式ヘッドガード
は、ピラー部分において上下方向に関して2つに分割さ
れるとともに、ヘッド側ピラーとフレーム側ピラーとの
結合端部の重合部がボルト・ナットによって結合されて
いる。そして、ピラー重合部にはロック装置が内蔵され
ており、このロック装置は重合部の一側に形成された横
向きのロック孔と、他側に設けられて同ロック孔に嵌合
し得るようにばね付勢されたロックピンとにより構成さ
れている。
(作用) 上述のように構成された本考案の分割式ヘッドガード
によれば、フレーム側ピラーとヘッド側ピラーとはボル
ト・ナットによる結合を解除したとしてもその両ピラー
の重合部分に内蔵されたロック装置によって離脱が阻止
される。つまり、上下のピラーを結合するときに、一旦
ロック装置を組付けてしまうとフレーム側ピラーとヘッ
ド側ピラーとは完全なロック状態となり、その後の離脱
は不可能となるが、ロック装置を組付けずにボルト・ナ
ットのみで結合した状態ではその脱着が自由である。
従って、生産過程では、ボルト・ナットのみによる結
合として標準仕様の生産体勢に対応させる、つまり標準
仕様と同寸法の治具的な役割のヘッド側ピラーを取付け
て組立てラインに流すことができ、その後において上下
治具的なヘッド側ピラーを特別仕様のヘッド側ピラーに
組替えるときにピラー間にロック装置を組込むことによ
って特別仕様の離脱不能のヘッドガード付き産業車両を
提供することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。
(実施例1) まず、第1図〜第3図に基づいて実施例1を説明す
る。特別仕様のヘッドガード2がピラー部分においてフ
レーム側ピラー3とヘッド側ピラー4とに分割されると
ともに、その重合部分においてボルト・ナット5によっ
て結合される点の構成については従来と同一である。す
なわち、前後左右の4本の各ピラーはフレーム側ピラー
3の上端部に形成されたほぼL字状の段差部に、ヘッド
側ピラー4の下端部に形成された逆L字状の段差部を掛
合状に重合した状態でボルト・ナット5によって結合す
る構成となっている。なお、本実施例ではフレーム側ピ
ラー3及びヘッド側ピラー4は共にコ字形断面のチャン
ネル材3a,4aの開放部側に平板3b,4bを溶接によって固着
した中空構造であり、重合部分ではヘッド側ピラー4の
平板4bは、フレーム側ピラー3の平板3bの厚み分だけ中
へ入り込んだ状態に設定されている。
つぎに、フレーム側ピラー3とヘッド側ピラー4との
重合部分に内蔵されるロック装置6について説明する。
ロック装置6はロック孔7と、ばね8によって付勢され
てロック孔7に嵌入可能なロックピン9とにより主体部
が構成されている。本実施例ではロック孔7はフレーム
側ピラー3の平板3bの内面側に横向き(水平)に形成さ
れた行き止まり状(袋状)の円形孔であり、これに対向
するようにしてロックピン9がヘッド側ピラー4に設置
されている。すなわち、ロックピン9はヘッド側ピラー
4に設けられた横向き円筒状のピンガイド10内に摺動可
能に嵌入されるとともに、ピンガイド10内に収容された
ばね8によっ前記ロック孔7側に向けて突出するよう付
勢されている。
本実施例のロック装置6は上述のように構成したもの
であり、ピラーへの組付けは生産過程での最終段階にお
いて行なわれ、途中の段階では組付けない。すなわち、
生産過程では標準仕様の組立てラインに対応すべくフレ
ーム側ピラー3に対して予め治具として準備された標準
仕様と同寸法のヘッド側ピラー4′が結合される。この
治具的なヘッド側ピラー4′はロック装置6の構成部材
であるロックピン9、ばね8、ピンガイド10を備えてお
らず、従ってフレーム側ピラー3に対する結合は第3図
に示すようにボルト・ナット5のみによる結合となり、
このような状態で標準仕様の組立てラインに流され、機
台に対する各種ユニットや部品の組付けが行なわれる。
しかして、組立てラインでの組立て作業の完了後にお
いて、ボルト・ナット5を外して治具としてのヘッド側
ピラー4′をフレーム側ピラー3から離脱し、これに代
えて本来の特別仕様のヘッド側ピラー4を組付けるが、
この組付けに際し、ピラー間にロック装置6を組付け
る、つまりピンガイド10内にロックピン9及びばね8を
収容したもとでヘッド側ピラー4をフレーム側ピラー3
に重合すれば、ばね8にて突出方向に付勢されたロック
ピン9がロック孔7内に突入され、両ピラー3,4はロッ
クされる。その後、ボルト・ナット5によって両ピラー
3,4を締着固定し、この状態で出荷する。
このようにして組込まれたロック装置6はピラー内部
に内蔵され、外部からその存在箇所を知り得ない。従っ
て、ユーザーにしてヘッドガードを自由に離脱すること
を阻止して安全作業に寄与することができる。
(実施例) つぎに、本考案の実施例2を第4図〜第6図を参照し
て説明する。この実施例2はフレーム側ピラー3とヘッ
ド側ピラー4との結合に関して実施例1の掛合方式から
嵌合方式に変更し、ロック装置6を内蔵したものであ
る。
すなわち、フレーム側ピラー3の角孔11内にヘッド側
ピラー4の下端部に形成した角柱部12を嵌合してボルト
・ナット5により結合する構成とし、そして両ピラーの
重合部において、フレーム側ピラー3の内面には横向き
のロック孔7を形成し、角柱部12にはピン孔12aを形成
するとともに、このピン孔12aにロックピン9と、この
ロックピン9をロック孔7に向けて付勢するばね8とを
収容したものである。なお、図示はしないが治具的なヘ
ッド側ピラーは実施例1と同様にロック装置6の構成部
材を備えていない。
従って、この実施例2の場合も実施例1と同様にフレ
ーム側ピラー3に治具的なヘッド側ピラーを結合すると
きはボルト・ナット5のみによる結合となり、特別仕様
のヘッド側ピラー4を結合するときは図示の如きロック
装置6とボルト・ナット5とによる結合となり、ヘッド
側ピラー4はフレーム側ピラー3から離脱できなくな
る。
なお、図示例ではロックピン9をヘッド側ピラー4
に、ロック孔7をフレーム側ピラー3に設ける構成とし
たが、この位置関係は逆であっても差支えない。また、
ロック装置6は必ずしも全ピラーに組付ける必要はな
く、少なくとも1本に組付けてあれば足りる。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案の特別仕様の分割式ヘッ
ドガードは、生産過程では従前通りヘッド側ピラーをフ
レーム側ピラーに対して脱着可能な分割式として取扱う
ことができるが、最終的な出荷状態ではヘッド側ピラー
をフレーム側ピラーから分離し得ない一体式とし、ユー
ザーがヘッド側ピラーを外した危険状態で荷役作業をす
ることを確実に防止することができる。また、本考案で
はロック装置をピラーに内蔵する構成を採用したので、
ロック装置の組付け位置を外部から知ることができず、
従って一旦組付けられたロック装置は外すことが不可能
であり、安全性はすこぶる高いものと言える。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例1を示し、第1図は縦
断面図、第2図は第1図のII-II線断面図、第3図はフ
レーム側ピラーに治具的なヘッド側ピラーを取付けた状
態を示す縦断面図、第4図〜第6図は本考案の実施例2
を示し、第4図は組付前の斜視図、第5図は組付けた状
態の縦断面図、第6図は第5図のVI-VI線断面図、第7
図は従来の結合構造を示す縦断面図、第8図は分割式ヘ
ッドガードの側面図、第9図は同じく正面図である。 1……車体フレーム、2……ヘッドガード 3……フレーム側ピラー、4……ヘッド側ピラー 5……ボルト・ナット、6……ロック装置 7……ロック孔、8……ばね 9……ロックピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向に関して2つに分割されたヘッド
    側ピラーとフレーム側ピラーとの接合端部の重合部をボ
    ルト・ナットによって結合する分割式ヘッドガードであ
    って、前記重合部における一側に形成された横向きのロ
    ック孔と、他側に設けられて同ロック孔に嵌合し得るよ
    うにばね付勢されたロックピンとにより構成したロック
    装置をピラーに内蔵してなる産業車両の分割式ヘッドガ
    ード。
JP9931589U 1989-08-25 1989-08-25 産業車両の分割式ヘッドガ―ド Expired - Lifetime JP2500190Y2 (ja)

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