JP2500150Y2 - 排気ブレ−キ弁のシ−ル装置 - Google Patents

排気ブレ−キ弁のシ−ル装置

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JP2500150Y2
JP2500150Y2 JP1986097680U JP9768086U JP2500150Y2 JP 2500150 Y2 JP2500150 Y2 JP 2500150Y2 JP 1986097680 U JP1986097680 U JP 1986097680U JP 9768086 U JP9768086 U JP 9768086U JP 2500150 Y2 JP2500150 Y2 JP 2500150Y2
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retainer
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seal
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寛明 森田
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は排気ブレーキ弁のシール装置に係り、特に弁
棒とこれを覆うハウジングとの間のシール性を高めるこ
とのできる排気ブレーキ弁のシール装置に関する。
[従来の技術] 内燃機関においては排気管に排気ブレーキ弁が設けら
れており、この排気ブレーキ弁は第10図に示すごとき構
成が採用されている。
図示するように、排ガス管内を開閉する円板状の弁体
aが設けられ、この弁体aはその両側に延出される弁棒
bを介してハウジングc内に開閉自在に設けられてい
る。
弁棒bはブッシュdを介してハウジングc内に回転自
在に支持されると共に、一方の弁棒eは弁体aを開閉さ
せるレバーfを有している。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、弁体aを閉成し排気ブレーキ力を高めるた
めには弁棒bとこれを覆うハウジングcとの間をシール
する必要があり、従来はこれらの間をラビリンスシール
していた。
すなわち、弁棒bとハウジングcとの間に相向い合わ
せて適宜間隔ごとにシールリングgが設けられ、これら
シールリングgは弁体aが閉成され弁体上流側の排気管
内圧力が弁棒bとハウジングcとの間に作用すると、互
いに密着し合ってシール性を発揮するものであるが、こ
れらシールリングgは互いに左右に移動する際に、内周
側および外周側に隙間を形成するために、これより排ガ
スがリークすることがあった。
したがって、排気ブレーキ力が充分に発揮できない問
題があった。また、排ガスがリークすることは汚損を招
くと共に騒音化をもたらす問題があった。
また、この種のシール装置として実開昭55-106343号
公報においては内燃機関用排気絞り装置が提案されてお
り、この提案は第11図に示すように、弁棒eを囲繞する
ブッシュdの両端に位置させて弁棒eに圧接するシール
リングhとハウジングcの内壁に圧接するシールリング
iとを設けたものであるが、これらシールリングh,iと
ブッシュdとの間のシール性が懸念される。
そこで、本考案はこれらの問題を有効に解決すべく創
案されたものであり、弁棒とこれを覆うハウジングとの
シール性を高め、排気ブレーキ力性能を向上させること
を可能にすると共に汚損、騒音を低減することのできる
排気ブレーキ弁のシール装置を提供することを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段と作用] 本考案は排気ブレーキ弁棒を覆うケーシングの端部に
弁棒側に折り返されるように設けられたプレートと、弁
棒とケーシングとの間隙内にプレート側に開放されるべ
く設けられたリテーナと、リテーナ内に互いに反対方向
に傾斜した接合摺動面で突き合わされる一対のブロック
を有し、プレート側のブロックに周方向に摺動自在に嵌
合する段付合せの合口部を有するシールブロックと、リ
テーナ内に保持されプレート側のブロックを拡径させて
これをリテーナおよびプレートに押し付けるスプリング
とから構成したのであり、スプリングの押圧力をシール
ブロックの接合傾斜面で分散させると共にプレート側の
ブロックを段付合せの合口部により拡径させてリテーナ
およびプレートに押し付けるようにしたものである。
[実施例] 以下本考案の一実施例を添付図面に従って詳述する。
第1図に示すように、排気ブレーキ弁の弁体1が開閉
自在に設けられると共に、この弁体1から延出されて弁
棒2が回転自在に設けられている。
弁棒2には弁体1を開閉させるレバー2aが設けられて
いる。
また、弁体1及びこれより延出される弁棒2を覆うよ
うにハウジング3が設けられている。
このハウジング3はブッシュ4を間に挟んで弁棒2を
覆うと共に、弁棒2との間に間隙Aを形成して内方に折
り返すようにプレート5を有している。
特に、このハウジング3と弁棒2との間隙Aをシール
するために、リング状のシールブロック6が設けられ
る。
このシールブロック6は第2図に示すように弁棒軸方
向に沿って互いに突き合わされてプレート5側の外側ブ
ロック7と内側ブロック8とから構成されている。
すなわち、第2図および第3図に示すように、これら
ブロック7,8は互いに反対方向に傾斜した接合摺動面6a
を有し、この摺動面6aが軸方向に付勢されるに従ってハ
ウジング3側および弁棒2側に摺動するようになってい
る。
外側ブロック7は第4図、第5図および第6図に示す
ようにブロック径を拡縮させる段付合せの合口部7aを有
すると共に、下面内周側に傾斜面7bを有している。その
傾斜面7bに内側ブロック8が係合して外側ブロック7と
内側ブロック8とが重ね合わされている。
また、シールブロック6の接合摺動面6aを付勢し、各
ブロック7,8をハウジング3側および弁棒2側に摺動さ
せるためのスプリング9が設けられる。
このスプリング9はプレート5側に臨んで断面コ字状
に開放されたリテーナ10に収納されるようになってい
る。そのリテーナ10は弁棒2に圧入されて弁棒2との間
をシールするようになっている。
第7図はシールブロック6のうちのプレート5側とな
る外側ブロック7を外側から見た斜視図であり、第8図
は外側ブロック7を強制的に拡径させたときに外側ブロ
ック7に設けられた段付合せの合口部7aを示した拡大斜
視図であり、第9図は合口部7aを設けたことによりスプ
リング9による押圧力がどのように変化するかを示した
ものである。
第7図に示すように、外側ブロック7には周方向に互
いに突き合わされてなる段付合せの合口部7aが形成され
ている。第8図において、7bは傾斜面であり、この傾斜
面7bは内側ブロック8に対する接合摺動面6aを形成す
る。また、第8図に示すように外側ブロック7を強制的
に拡径させると、合口部7aは切り離された一方の端部11
から周方向に延長された三角断面の延出部12を有すると
共に他方の端部13に延出部12に相当する部分だけ切除し
て延出部12を周方向に摺動自在に嵌合させる係合部14を
有する。
また、傾斜面7bに対向する平坦な面15はプレート5に
対する接触面であり、この面15は延出部12と係合部14と
が互いに噛み合って嵌合状態を保持している限り連続し
たリングを形成する。
そこで、第9図に示すように、外側ブロック7と内側
ブロック8とを弁棒軸方向に突き合わせてリテーナ10内
に格納すると、内側ブロック8を介して外側ブロック7
に作用するスプリングによる押圧力は外側ブロック7を
弁棒軸方向に沿ってプレート5に押し付ける力Pと接合
摺動面6aにより外側ブロック7を拡径させてリテーナ10
内の外周面に押し付ける力Qとに分散される。
したがって、外側ブロック7がリテーナ10とプレート
5との二方向に同時に押し付けられてリテーナ10とプレ
ート5との間がシールされることになる。特に、延出部
12と係合部14とが周方向に突き合わせて互いに嵌合して
いるので、段付合せの合口部7aによりブロック径が拡径
され、リテーナ10に対する外側ブロック7の押圧力を高
めることができる。また、リング径が拡径しても合口部
7aの嵌合状態が保持されているので、合口部7aで隙間が
生じることはなくガス漏れを発生することはない。
このように本考案はシールブロック6の接合摺動面6a
を押圧して弁棒2側、ハウジング3の内壁およびプレー
ト5の3方向に各ブロック7,8を押し付けることによ
り、弁棒2とこれを覆うハウジング3との間隙Aを確実
にシールすることができるので、排気ブレーキ力がガス
リークにより低下することがない。
また、シール性が確保されるために、ガスリークによ
る汚損および騒音を解消できる。
なお、外側ブロック7に形成される合口部7aは内側ブ
ロック8に形成されてもよいし、双方のブロック7,8に
形成してもよい。
[考案の効果] 以上要するに本考案よれば次のごとき優れた効果を発
揮する。
スプリングの押圧力をシールブロックの接合傾斜面で
プレート側とリテーナ側とに分散させると共にプレート
側のブロックを段付合せの合口部により拡径させてリテ
ーナおよびプレートに押し付けるようにしたので、リテ
ーナに対するブロックの押付力が強められ、リテーナと
プレートとの間のシール性を高めることができると共に
弁棒の円滑な動作を確保できる。
(2)シール性が確保されるために、ガスリークによる
汚損および騒音を解消できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る排気ブレーキ弁を示す概略断面
図、第2図は第1図の要部を示す拡大図、第3図はシー
ルブロックの要部を示す断面図、第4図は外側ブロック
を示す正面図、第5図は第4図のV−V線矢視図、第6
図は第5図のVI−VI線矢視図、第7図はプレート側とな
る外側ブロックを示す斜視図、第8図は外側ブロックの
段付合せの合口部を示す拡大斜視図、第9図はスプリン
グによる押圧力の変化を示す図、第10図および第11図は
排気ブレーキ弁の従来例を示す断面図である。 図中、2は弁棒、3はハウジング、6はシールブロッ
ク、9はスプリング、Aは間隙である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気ブレーキ弁棒を覆うケーシングの端部
    に弁棒側に折り返されるように設けられたプレートと、
    弁棒とケーシングとの間隙内にプレート側に開放される
    べく設けられたリテーナと、リテーナ内に互いに反対方
    向に傾斜した接合摺動面で突き合わされる一対のブロッ
    クを有し、プレート側のブロックに周方向に摺動自在に
    嵌合する段付合せの合口部を有するシールブロックと、
    リテーナ内に保持されプレート側のブロックを拡径させ
    てこれをリテーナおよびプレートに押し付けるスプリン
    グとを備えたことを特徴とする排気ブレーキ弁のシール
    装置。
JP1986097680U 1986-06-27 1986-06-27 排気ブレ−キ弁のシ−ル装置 Expired - Lifetime JP2500150Y2 (ja)

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JPS634342U JPS634342U (ja) 1988-01-12
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JPS6147171U (ja) * 1984-08-30 1986-03-29 日立金属株式会社 グランドパツキンを有するバルブ
JPS6174642U (ja) * 1984-10-24 1986-05-20

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