JPH041413Y2 - - Google Patents

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JPH041413Y2
JPH041413Y2 JP17765187U JP17765187U JPH041413Y2 JP H041413 Y2 JPH041413 Y2 JP H041413Y2 JP 17765187 U JP17765187 U JP 17765187U JP 17765187 U JP17765187 U JP 17765187U JP H041413 Y2 JPH041413 Y2 JP H041413Y2
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plate
valve body
flow path
cylindrical valve
upstream
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は上流側流路を形成する筒状弁箱と、下
流側流路を形成する筒状弁箱とを設け、流路に沿
う軸芯周りでの揺動により上流側と下流側との前
記筒状弁箱の端面間に挿入して流路を閉じる板状
弁体を設けたカツトバルブに関する。
〔従来の技術〕
従来、上記の如きカツトバルブにおいては、第
4図及び第5図に示すように、板状弁体3に流路
を閉塞するためのブラインド部分3aと上流側及
び下流側流路を連通させるための流路孔3bとを
形成し、板状弁体3を揺動により、ブラインド部
分3aが上流側及び下流側の筒状弁箱1,2間に
位置する状態と流路孔3bが筒状弁箱1,2間に
位置する状態とに切換えることで流路を開閉する
構成となつていた。又、そのような板状弁体3の
表裏面に対して上流側及び下流側の筒状弁箱1,
2の端面(シール面)を常時接触させることによ
りシールする構成となつていた(特開昭62−9071
号公報参照)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、従来のものでは、ブラインド部分と流
路孔とを並べて形成するために板状弁体が面積的
に大きなものとなり、そのために、弁の設置に大
きなスペースを要し、他の管類が集合配置される
共同ピツト等の狭所への設置が難しい問題があつ
た。
又、板状弁体を両筒状弁箱の端面シール面に常
時摺接させながら揺動させるために、揺動操作力
に大きな力が必要となると共に、摺接部の摩損が
激しい問題もあり、更には、摺接させながらの揺
動を許すために板状弁体と両筒状弁箱の端面シー
ル面との接触シール面圧をあまり高くできないこ
とからシール性の面でも信頼性に欠ける問題があ
つた。
本考案の目的は、合理的な改良により上述種々
の問題を解消する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によるカツトバルブの特徴構成は、上流
側流路を形成する筒状弁箱と、下流側流路を形成
する筒状弁箱とを設け、流路に沿う軸芯周りでの
揺動により上流側と下流側との前記筒状弁箱の端
面間に挿入して流路を閉じる板状弁体を設ける構
成において、少なくとも一方の前記筒状弁箱に環
状シート部材を、流路方向に摺動自在に嵌合させ
た状態で付設し、前記環状シート部材を揺動過程
にある前記板状弁体の板面との間に隙間を形成す
る引退位置、流路閉じ状態にある前記板状弁体の
板面に対して接触シール作用させる第1シール位
置、及び、前記板状弁体が上流側と下流側との前
記筒状弁箱の端面間から外れた流路開き状態にお
いて他方の前記筒状弁箱の側のシール面に接触シ
ール作用させる第2シール位置にわたつて摺動操
作する操作機構を設けたことにあり、その作用・
効果は次の通りである。
〔作用〕
つまり、流路開き状態においては、板状弁体を
両筒状弁箱の間から外れた位置に位置させ、そし
て、環状シート部材を第2シール位置への摺動操
作により対向する反対側の筒状弁箱のシール面に
接触シール作用させることで、上流側及び下流側
流路を連通させると共に両筒状弁箱の間をシール
するから、板状弁体には、流路閉塞用のブライン
ド部分だけを備えさせれば良く、従前の如く流路
連通用の流路孔をブラインド部分と並べて形成す
る必要がない。
又、板状弁体の揺動操作時には、環状シート部
材を引退位置まで摺動操作して、環状シート部材
と板状弁体の板面との間に隙間を形成するから、
板状弁体3の揺動操作に要する操作力が小さなも
のですむ。
しかも、隙間を形成することで板状弁体と環状
シート部材との間での摺接摩損は回避され、又、
他方の筒状弁箱のシール面を板状弁体に対する固
定の接触シール面とするしても、環状シート部材
の側で隙間を形成することにより固定接触シール
面の側での摺接摩損も効果的に抑制される。
その上、そのように板状弁体の揺動操作時には
環状シート部材を引退位置へ摺動操作して板状弁
体の揺動を許すようにするから、流路閉じ状態に
おいて環状シート部材を第1シール位置に位置さ
せて板状弁体に接触シール作用させる際に、従前
のように板状弁体の摺接揺動を許すために接触シ
ール面圧を制限する必要がなく、環状シート部材
を流路閉じ状態にある板状弁体に強く押圧して板
状弁体の表裏面夫々で大きな接触シール面圧を生
じさせることができ、又、同様に、流路開き状態
において環状シート部材を第2シール位置に位置
させて他方の筒状弁箱の側のシール面に接触シー
ル作用させる際にも、環状シート部材を他方の筒
状弁箱の側のシール面に強く押圧して大きな接触
シール面圧を生じさせることができる。
〔考案の効果〕
その結果、板状弁体をブラインド部分だけを備
える小さなものにできることから、弁の全体構成
を従前に比してかなり小型にできて必要設置スペ
ースを小さくでき、狭所への設置も容易に行える
ようになつた。
又、板状弁体の揺動操作に要する操作力を小さ
くできたことで、弁体操作用駆動装置を能力的に
小型なものですませることができたり、人為操作
の場合には操作を楽に能率良く行えるようになつ
た。
更に、摺接摩損を大巾に軽減し得たことでバル
ブの寿命を長くすることができると共に、シール
部での摺接摩損の軽減と、接触シール面圧を大き
くできることとが相埃つてシール性を従前に比し
て大巾に向上でき、以上、従来のものに比して全
体的に優れたカツトバルブとすることができた。
〔実施例〕
次に実施例を説明する。
第1図及び第2図は、真空ゴミ輸送の管路等に
介装するカツトバルブを示し、上流側流路f1を形
成する筒状弁箱1と下流側流路f2を形成する筒状
弁箱2とを同軸上に配置し、流路f1,f2に沿う軸
芯P周りでの揺動により上流側及び下流側の筒状
弁箱1,2の対向端面間に挿入して流路f1,f2
遮断する円板状の弁体3を設けてある。
4は、弁体3を両筒状弁箱1,2の対向端面間
に位置する流路閉じ位置と、両筒状弁箱1,2の
対向端面間から外れた流路開き位置とにわたつて
揺動操作する開閉操作用駆動シリンダであり、こ
の駆動シリンダ4の動作端部は弁体3の揺動軸5
から延設した操作アーム5aに連結してある。
第1図ないし第3図に示すように、下流側筒状
弁箱2における弁体側端面は弁体3に対する固定
シール面6としてあり、その固定シール面6には
弁体3に対して接触シール作用させる環状の弾性
パツキン7を付設してある。
一方、上流側筒状弁箱1における弁体側端部に
は、弁体側端面をシール面8とする環状シート部
材9を流路方向に摺動自在に外嵌させてあり、そ
の環状シート部材9の内周面と上流側筒状弁箱1
の外周面との間は、それら両面夫々に付設した環
状弾性パツキン10,11により環状シート部材
9の摺動を許す状態でシールしてある。
そして、環状シート部材9を、その端面シール
面8との揺動過程にある弁体3の板面との間に隙
間を形成する引退位置(第3図イに示す状態)、
端面シール面8を流路閉じ位置にある弁体3の板
面に対して押圧接触させてシール作用させる第1
シール位置(第3図ロに示す状態)、及び、弁体
3が両筒状弁箱1,2の対向端面間から外れた流
路開き状態において端面シール面8を下流側筒状
弁箱2の側の固定シール面6に対して押圧接触さ
せてシール作用させる第2シール位置(第3図ハ
に示す状態)の夫々にわたつて摺動操作すると共
に、第1及び第2シール位置にある環状シート部
材9を弁体3の板面及び下流側筒状弁箱2の固定
シール面6に対して押圧操作するシート操作用の
駆動シリンダ12を設けてある。
シート操作用の駆動シリンダ12は一対を流路
に対して対称な位置に配置してあり、それら駆動
シリンダ12の動作端部は環状シート部材9に付
設した腕部13に連結してある。
又、環状シート部材9の端面シール面8には、
弁体3の板面、及び、下流側筒状弁箱2の固定シ
ール面6に対して接触シール作用させる環状弾性
パツキン14を付設してある。
図中15は両筒状弁箱1,2を、それらの対向
端面間に所定寸法の間隙を形成する状態で連結す
るボルトであり、又、16は開閉操作用駆動シリ
ンダ4を支持するステー、17はシート操作用駆
動シリンダ12を支持するステーである。
又、両筒状弁箱1,2夫々の外側端部は管路接
続用のフランジとしてある。
〔別実施例〕
次に別実施例を列記する。
(イ) 環状シート部材を下流側の筒状弁箱に付設し
ても良い。
(ロ) 環状シート部材を上流側及び下流側筒状弁箱
の夫々に付設しても良い。尚、この場合、流路
開き状態においては、両環状シート部材の端面
シール面どうしを突合せ状に押圧接触させる
か、あるいは、両環状シート部材を内外嵌状態
にして、それらの端面シール面の夫々を対向す
る筒状弁箱に形成した固定シール面に対し押圧
接触させるようにする。
(ハ) 環状シート部材を筒状弁箱に内嵌する状態で
付設しても良い。
(ニ) 環状シート部材を摺動操作するための機種は
種々の改良が可能であり、それら機構を総称し
て操作機構と称する。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にするために符号を記すが、該記入によ
り本考案は添付図面の構造に限定されるものでは
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示し、
第1図は一部破断図、第2図は第1図における
−線矢視図、第3図イ,ロ,ハは夫々操作状態
を示す拡大断面図である。第4図及び第5図は従
来構造を示す概略正面図と概略断面図である。 1,2……筒状弁箱、3……板状弁体、6……
シール面、9……環状シート部材、12……操作
機構、f1,f2……流路、P……軸芯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上流側流路f1を形成する筒状弁箱1と、下流側
    流路f2を形成する筒状弁箱2とを設け、流路f1
    f2に沿う軸芯P周りでの揺動により上流側と下流
    側との前記筒状弁箱1,2の端面間に挿入して流
    路f1,f2を閉じる板状弁体3を設けたカツトバル
    ブであつて、少なくとも一方の前記筒状弁箱1に
    環状シート部材9を、流路方向に摺動自在に嵌合
    させた状態で付設し、前記環状シート部材9を揺
    動過程にある前記板状弁体3の板面との間に隙間
    を形成する引退位置、流路閉じ状態にある前記板
    状弁体3の板面に対して接触シール作用させる第
    1シール位置、及び、前記板状弁体3が上流側と
    下流側との前記筒状弁箱1,2の端面間から外れ
    た流路開き状態において他方の前記筒状弁箱2の
    側のシール面6に接触シール作用させる第2シー
    ル位置にわたつて摺動操作する操作機構12を設
    けたカツトバルブ。
JP17765187U 1987-11-20 1987-11-20 Expired JPH041413Y2 (ja)

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JPH0182378U JPH0182378U (ja) 1989-06-01
JPH041413Y2 true JPH041413Y2 (ja) 1992-01-17

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