JP2004353695A - バタフライ弁 - Google Patents

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Noriyuki Usami
昇志 宇佐美
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Taiho Kogyo Co Ltd
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Taiho Kogyo Co Ltd
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Abstract

【解決手段】円筒状の軸受4をハウジング2の貫通孔2Aに圧入することで、上記軸受4における内方側の端面4Aとその隣接位置の貫通孔2Aとによって環状凹部9を形成する。
上記環状凹部9に環状シール部材からなるシール手段11を装着している。このシール手段11は、弁軸5における大径部5Aの段部端面5Bと、上記軸受4の端面4Aとで挟持している。
【効果】従来と比較すると、製造コストが低く、かつシール性が良好なシール手段11を提供することができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば排気ブレーキ装置に用いて好適なバタフライ弁に関し、より詳しくは、その弁軸とハウジングの貫通孔との間に設けたシール手段の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、排気ブレーキ装置に用いられるバタフライ弁として次のような構成を備えたものは知られている。すなわち、ガスが流通するガス通路およびこのガス通路と交差する方向に穿設した貫通孔とを有するハウジングと、上記ハウジングのガス通路内に設けた弁体と、上記ハウジングの貫通孔に嵌合した軸受と、上記軸受によって回転自在に軸支されて、内方側の端部を上記弁体に連結した弁軸と、上記弁軸と上記ハウジングの貫通孔との間のシールを維持するシール手段とを備えたバタフライ弁は知られている(例えば特許文献1)。
従来一般に、排気ブレーキ装置に用いられるバタフライ弁は排気ガスの熱によって高温となるので、焼き付き防止のために軸受の外周面とハウジングの貫通孔との間、および軸受と弁軸との間には僅かな隙間を維持するようにしている。
図3に示すように、上記特許文献1におけるシール手段11は、大小2組の環状シール部材からなり、それら大小2組の環状シール部材を軸受4の外方側の端面とブラケット7との間に配置している。そして、排気ガスGの圧力によって弁体3およびそれに連結した弁軸5が外方へ付勢されると、上記軸受4が貫通孔2A内で外方側へ僅かに移動して、該軸受4の外方側の端面と上記ブラケット7との間で大小2組の環状シール部材が強く挟持されるようになっていたものである。それによって、ハウジング2の貫通孔2Aと弁軸5との間のシールが維持されるようになっている。
さらに、その他の従来のバタフライ弁として、特許文献2、特許文献3、特許文献4が知られている。
【特許文献1】
実開昭55−1905号公報
【特許文献2】
特開2002−181203号公報
【特許文献3】
特開平10−47498号公報
【特許文献4】
特開平6−117551号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した特許文献1のシール手段においては、大小2組の環状シール部材を用いて、それらを軸受の外方側の端面と上記ブラケットとの間で挟持させるように構成している。
つまり、図3に示すように、軸受4の隣接外方側となる貫通孔に上記シール手段11を設けていたので、上記ハウジング2の貫通孔2Aの内周面と軸受4の外周面との間の隙間内に排気ガスGが侵入していたものである。このように、貫通孔2Aと軸受4の外周面との隙間に排気ガスのすすや錆びなどが侵入することで、上記隙間が埋まってしまう結果となり、軸受4の軸方向外方側への移動が阻害されることになる。これにより、ブラケット7と軸受4の外方側の端面とによるシール手段11の挟持力が弱くなる。そのため、シール手段11によるシールの維持が不良となるという欠点があった。
さらに、上記特許文献2〜4のバタフライ弁においては、弁体と軸受の内方側の端面との間で環状シール部材を強く挟持することで、シール手段のシール性を向上させている。しかしながら、上記特許文献2および3ではシール部材にゴム等の弾性部材が使用されているため耐久性が低く、上記特許文献4では軸受5をシールリング10に密着させるために弾性部材9を設けてあり、構成が複雑であった。従って、これらの特許文献のシール手段では、耐久性が劣ったり構成が複雑で製造コストが高くなるという欠点があった。
そこで、本発明の目的は、製造コストが低く、かつシール性も良好なバタフライ弁のシール手段を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、ガスが流通するガス通路およびこのガス通路と交差する方向に穿設した貫通孔とを有するハウジングと、上記ハウジングのガス通路内に設けた弁体と、上記ハウジングの貫通孔に嵌合した軸受と、上記軸受によって回転自在に軸支されて、内方側の端部を上記弁体に連結した弁軸と、上記弁軸と上記ハウジングの貫通孔との間のシールを維持するシール手段とを備えたバタフライ弁において、
上記軸受を上記ハウジングの貫通孔に圧入して、該軸受の内方側の端面とその隣接位置となるハウジングの貫通孔とによって環状凹部を形成し、上記シール手段としての環状シール部材を上記環状凹部に装着するとともに、上記環状シール部材を上記軸受の内方側の端面と上記弁軸に設けた段部端面とによって挟持したものである。
このような構成によれば、軸受と弁軸の外周部との間に僅かに隙間が有ったとしても、その隙間へ排気ガスが侵入することを抑制することが可能となる。したがって、従来と比較して製造コストが低く、しかもシール性が良好なバタフライ弁を提供することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下図示実施例について本発明を説明すると、図1ないし図2において、1は排気ブレーキ装置のバタフライ弁であり、図示しない排気管の途中に配置されている。
このバタフライ弁1により所要時に排気管を開閉することで、従来公知の排気ブレーキ作用を得ることが出来る。
上記バタフライ弁1は、上記排気管の途中に設けたハウジング2と、このハウジング2内に配置した円板状の弁体3と、ハウジング2における半径方向の貫通孔2に嵌合した軸受4と、この軸受4により軸支されて内方側の端部を上記弁体3に連結した弁軸5とを備えている。上記弁軸5の外方側の端部は、図示しないアクチュエータに連結してあり、このアクチュエータにより弁軸5を介して弁体3をハウジング2のガス通路6内で回転させることで、このガス通路6を開閉できるようになっている。
【0006】
ハウジング2には、上記弁体3を収納した大径の軸方向孔を形成してあり、これを上記ガス通路6としている。このガス通路6を図示しない排気管に接続している。
ハウジング2には、上記ガス通路6まで到達する半径方向の貫通孔2Aを水平に穿設してあり、この貫通孔2Aを設けた位置のハウジング2の側面を固定フレームのブラケット7に重合させて、ボルト8により連結している。
このブラケット7には、ハウジング2の貫通孔2Aの位置に合わせて貫通孔7Aを穿設している。そして、ブラケット7の貫通孔7A、ハウジング2の貫通孔2Aおよび軸受4に弁軸5を貫通させて設けている。この弁軸5の内方側の端部とその隣接箇所は段付の大径部5Aとしてあり、この大径部5Aを弁体3の外周部に連結している。これにより、弁体3はハウジング2のガス通路6内で上記弁軸5によって回転されるようになっている。
【0007】
しかして、本実施例は、従来のものとは異なり、軸受4をハウジング2の貫通孔2Aに圧入することで、貫通孔2A内の所定位置に軸受4を嵌着している。これにより、軸受4の内方側の端面4Aを、僅かに貫通孔7Aの内方側の端部よりもこの貫通孔2Aの内方側に退没させている。また、このように軸受4を貫通孔2Aに圧入することで、軸受4の外周面と貫通孔2Aとの間のシールを維持している。
そして、内方側の端面4Aの隣接位置に、該内方側の端面4Aと貫通孔2Aとによる環状凹部9を形成し、この環状凹部9にシール手段11を装着している。このシール手段11により、貫通孔2Aと弁軸5の外周面との間のシールを維持するようにしている。
なお、軸受4の隣接外方側には環状シール部材は配置しておらず、環状の空間部となっている。つまり軸受4の外方側の端面とブラケット7の端面との間は離隔させている。なお、上記軸受4の外方側の端面を上記ブラケット7の端面に当接させても良い。
【0008】
上記シール手段11は、ステンレス製で単一の環状シール部材からなり、このシール手段11の内径は、弁軸5の外径よりも僅かに大きな寸法に設定してあり、シール手段11の外径はハウジング2の貫通孔2Aの内径よりも小さな寸法に設定している。なお、上記シール手段11としては、ステンレスを窒化処理したもの、あるいは、アルミ青銅合金を用いても良い。
本実施例では、弁軸5にシール手段11を装着し、その後ハウジング2の貫通孔2Aに軸受4を圧入により嵌着している。そして、上記軸受4の内方側の端面4Aと上記弁軸5の段部端面5Bとによってシール手段11を挟持するようにしている。
この状態において、シール手段11の内周部は弁軸5の外周面との間に僅かな隙間をもってそこに近接しており、またシール手段11の外周部は貫通孔2Aとの間に僅かな隙間をもってそこに近接している。また、シール手段11の外方側の端面(図面上での左方側の端面)は、軸受4の内方側の端面4Aに密着するとともに、シール手段11の内方側の端面(図面上での右方側の端面)は、上記弁軸5の大径部5Aの段部端面5Bに密着している。
なお、本実施例においても、弁軸5の外周面と軸受4との間には、僅かに間隙を維持している。これにより、排気ガスGの熱によって、軸受4と弁軸5が焼き付くのを防止するようにしている。
【0009】
以上のように本実施例は、従来一般のシール手段11と比較すると、軸受4を設けた箇所から洩れる排気ガスGの洩れ量を減少させることが可能である。
図4は、本実施例のバタフライ弁1と、上記特許文献1及び図3に示した従来のバタフライ弁1について、排気ガスGが軸受4の内周部及び外周部の隙間を介して外部へ洩れる際の洩れ量を検出する実験結果を示したものである。
この実験においては、排気ガスGとしてガス通路内に100Kpaの排気ガスを流通させて、軸受4の外方側への排気ガスGの洩れ量を検出したものである。
【0010】
この図4に示すように、従来品の排気ガスGの洩れ量に対して本実施例は半分以下の洩れ量となっており、良好なシール性を備えていることが明らかである。
また、シール手段11は、軸受4の内方側の端面を塞ぐ状態で環状凹部9に設けてあるので、弁軸5の外周面と軸受4との間の微小な隙間に排気ガスGのすすが詰まり難くなっている(図2参照)。そのため、長期間にわたって弁軸5の作動信頼性が良好である。
さらに、本実施例によれば、シール手段11としての環状シール部材は、少なくとも一枚だけ設ければ良いので、複数の環状シール部材を設けていた図3の従来品と比較すると、本実施例におけるシール手段11は製造コストを低下させることが出来る。
なお、上記実施例は、本発明を排気ブレーキ装置のバタフライ弁1に適用した場合を説明したが、上記本実施例のバタフライ弁1は、排気ガス再循環装置(EGR)の流量制御弁にも用いることが出来る。
【0011】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、従来と比較してシール性が良好なシール手段を提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】図1の要部の拡大図。
【図3】従来技術を示す断面図。
【図4】本実施例と従来品とについてガス洩れ量を検出した実験結果を示す図。
【符号の説明】
1…バタフライ弁 7…ブラケット
2…ハウジング 3…弁体
5…弁軸 2A…貫通孔
11…シール手段

Claims (3)

  1. ガスが流通するガス通路およびこのガス通路と交差する方向に穿設した貫通孔とを有するハウジングと、上記ハウジングのガス通路内に設けた弁体と、上記ハウジングの貫通孔に嵌合した軸受と、上記軸受によって回転自在に軸支されて、内方側の端部を上記弁体に連結した弁軸と、上記弁軸と上記ハウジングの貫通孔との間のシールを維持するシール手段とを備えたバタフライ弁において、
    上記軸受を上記ハウジングの貫通孔に圧入して、該軸受の内方側の端面とその隣接位置となるハウジングの貫通孔とによって環状凹部を形成し、上記シール手段としての環状シール部材を上記環状凹部に装着するとともに、上記環状シール部材を上記軸受の内方側の端面と上記弁軸に設けた段部端面とによって挟持したことを特徴とするバタフライ弁。
  2. 上記環状シール部材の外周部は上記環状凹部を構成する貫通孔の内周面に近接させてあり、また、上記環状シール部材の内周部は上記弁軸の外周面に近接させてあることを特徴とする請求項1に記載のバタフライ弁。
  3. 上記弁軸は、上記内方側の端部としての大径部を備えており、その大径部の端面が上記段部端面を構成することを特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載のバタフライ弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013241966A (ja) * 2012-05-18 2013-12-05 Calsonic Kansei Corp 流路切替機構

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