JP2500008B2 - ステンレス鋼継手部のガスシ―ルドア―ク溶接方法 - Google Patents

ステンレス鋼継手部のガスシ―ルドア―ク溶接方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステンレス鋼の薄板等
のガスシールドアーク溶接方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車排気系用部材には、エンジ
ンの高出力化や燃費向上のため、耐食性、高温強度に優
れた薄板ステンレス鋼がパイプ状、プレート状に加工さ
れ、数多く適用されている。これらの溶接方法として、
ソリッドワイヤやフラックス入りワイヤを用いたガスシ
ールドアーク溶接方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のソリッ
ドワイヤ及びフラックス入りワイヤを用いたガスシール
ドアーク溶接方法は、多くの欠点を有している。すなわ
ち、薄板ステンレス鋼の加工時に付着する機械油や、加
工や据え付けの精度不良により生じる継手の隙間によっ
て、割れや溶落ちなどの溶接欠陥がしばしば発生してい
る。これら溶接欠陥の発生原因を完全に取り除くことは
極めて困難であり、溶接材料を含め、施工面からの解決
方法が望まれている。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、隣り合う母材間に最大5mmの隙間を有す
る複数のステンレス鋼薄板等から構成される継手部の溶
接において、裏当材を使用しないで、健全な溶接部を得
ることができるガスシールドアーク溶接方法を提供する
ことを目的とする。なお、ガスシールドアーク溶接と
は、JIS Z 3001−1988の参考 溶接方法
の分類に記載されているガスシールドアーク溶接を指す
ものであり、更に具体的にはマグ(MAG)溶接、ミグ
(MIG)溶接を示している。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明者は、薄板ステンレス鋼のガスシールドアー
ク溶接に当たり種々検討を行った結果、溶接材料の化学
成分と溶接入熱量を規定することにより、上述の問題点
を解決できることを見い出した。
【0006】すなわち、本発明は、板厚が1〜3mmの
隣り合う母材間に最大5mmの隙間を有する複数のステ
ンレス鋼薄板又はパイプから構成される継手部を裏当材
を使用せずにガスシールドアーク溶接する方法におい
て、該ステンレス鋼はCr:10.5〜27wt%を含
有し、該溶接材料として、ワイヤ全重量当たり、Cr:
10.5%以上20%未満、Si:0.05%以上2.
0%未満、Ti:0.05%を超え2.0%以下、A
l:0.07〜1.0%を含有し、更にNb、Zr及び
Vのうちの1種又は2種以上の合計:2%以下、N:
0.035〜0.1%及びS:0.01〜0.07%を
含有するソリッドワイヤ又はフラックス入りワイヤを用
い、溶接時の入熱量を1000〜6000J/cmとす
ることを特徴とするステンレス鋼継手部のガスシールド
アーク溶接方法を要旨とするものである。以下に本発明
を更に詳細に説明する。
【0007】
【作用】本願発明者等は、隣り合う母材間に最大5mm
の隙間を有する複数のステンレス鋼薄板又はパイプ(板
厚1〜3mm)から構成される継手部の溶接に際し、健
全な溶接部を得るという課題を解決すべく、種々実験研
究を重ねた結果、本願発明の特許請求の範囲に規定した
溶接材料の組成及び入熱量の組み合わせにより、裏当材
を使用せずにガスシールドアーク溶接することにより、
この課題を解決できることを見出し、本願発明を完成す
るに至ったものである。先ず、母材(ステンレス鋼の薄
板又はパイプ)については、自動車排気系の素材である
ことから、耐食性、耐酸化性の点から、最低10.5w
t%のCr含有量が必要である。しかし、27wt%を
超えて添加すると、加工性が劣化するので、母材は少な
くともCrを10.5〜27wt%含有する組成の鋼と
する。なお、他の元素は特に制限されるものではない。
薄板は通常は1〜3mmであり、概ね6mm以下のもの
であり、パイプは薄板から成形される。表面処理したス
テンレス鋼板も可能である。本願発明においては、裏当
材は使用しない。これは図4に示すように、パイプとプ
レートとの突き合わせ溶接の場合に、特に有効であり、
このように裏当材を使用できない場合に本願発明の実用
性は高い。
【0008】次に、本発明に用いられる溶接材料の化学
成分の限定理由を示す。なお、各成分の含有量はワイヤ
全重量当たりの%である。
【0009】Cr:Crは、溶接金属の耐食性、耐酸化
性を母材と同等以上に維持するために不可欠な元素であ
り、多いほど望ましく、10.5%以上が必要である。
しかし、20%以上あるとσ相の析出により脆化を引き
起こすことがある。したがって、Cr量は10.5%以
上20%未満の範囲とする。
【0010】Siは溶接金属の粘性を下げて流動性を改
善する重要な元素であり、そのためには0.05%以上
が必要である。しかし、2.0%以上に添加すると溶接
時のスパッタ発生量を増加させるので好ましくない。し
たがって、Si量は0.05以上2.0%未満の範囲と
する。なお、Siをフラックスから添加する場合は、金
属Siのほか、Fe−Si,Al−Si,Ni−Siな
どのSi合金(Si化合物が挙げられ、Si化合物の場
合の上記Si量はSi換算量である。
【0011】Tiは、溶接金属の結晶粒の微細化を促進
するため、またアーク安定性を保つために必要な元素で
ある。そのためには0.05%を超える量が必要であ
る。しかし、2.0%より過剰に添加するとスラグ発生
量が増加し、実用上好ましくない。したがって、Ti量
は0.05%を超え2.0%以下の範囲とする。なお、
Tiをフラックスから添加する場合は、Fe−Ti,N
i−TiなどのTi合金や、TiN,TiCなどの窒化
物、炭化物などのTi化合物が挙げられ、この場合の上
記Ti量はTi換算量である。
【0012】Alは、Tiと同様、溶接金属の結晶粒の微
細化に必要不可欠な元素である。また、溶滴の形成を速
やかに、かつ、周期的に行う作用がある。しかし、これ
らの効果は0.07%未満では認められず、一方、1.0
%より過剰に添加すると溶接時に大粒のスパッタが発生
して溶接作業性が劣化する。したがつて、Al量は0.0
7〜1.0%の範囲とする。なお、Alをフラックスから
添加する場合は、金属Alのほか、Fe−Al、Al−Mg
などのAl合金が挙げられ、Al合金の場合の上記Al量
はAl換算量である。
【0013】Nb、Zr、Vは、Al、Tiと同様に溶接金
属の結晶粒の微細化を促進すると共に、耐孔食性を著し
く改善する。しかし、過剰に添加するとアークの安全性
を損なう。この傾向は各成分を単独に添加しても、或い
は2種類以上を同時に添加しても同様であることから、
Nb、Zr、Vの1種又は2種以上の合計で2%以下とす
る。なお、フラックスから添加する場合は、金属Nb、
金属Zr、金属VやFe −Nb、Fe−Zr、Fe−Vなど
の合金が挙げられ、合金の場合の上記量は金属成分の換
算量である。
【0014】Nは、Ti、Al、Nb、Zr、V等と窒化物
を作り、溶接金属の結晶粒の微細化を促進する。この効
果は0.035%未満では不十分であり、また0.1%を
超える過剰な添加は溶接時のスパッタ発生量を増やすこ
とになる。したがって、N量は0.035〜0.1%の範
囲とする。なおNをフラックスから添加する場合は、T
iN、N−Cr、Mn−Nなどの金属窒化物が挙げられ、
この場合の上記N量はN換算量である。
【0015】なお、溶接材料がソリッドワイヤの場合
は、上記各成分の残部はFe及び不純物である。また、
フラックス入りワイヤの場合は、上記各成分の残部は鋼
外皮の他の成分とフラックス中の他の成分の含有量から
なるものである。
【0016】ここで、フラックス入りワイヤの場合は、
ソリッドワイヤと同等程度の少ないスラグ発生量で、か
つ、ソリッドワイヤに比べてフラックス入りワイヤの利
点である適正溶接条件範囲の広さと、溶落ちの発生しに
くさを兼備したフラックス入りワイヤであることが好ま
しい。その一例を以下に示す。
【0017】まず、フラックス充填率は5〜30%が望
ましい。また、スラグ発生量を減少させるには、ワイヤ
中のスラグ造滓剤を減らすことが不可欠で、具体的に
は、ワイヤ全重量に対するスラグ造滓剤の重量の合計が
2%を超えると、実施工上支障を来たすことから、その
添加量は2%以下とするのが好ましい。ここで、スラグ
造滓剤とは、フラックス中の金属粉末以外の成分を指
し、例えばTiO2、SiO2、Na2O、K2O、CaO、A
l23、Li2O、MnO、MgOなどの酸化物、LiF、N
aF、CaF2、KF、AlF3などの弗化物が挙げられ
る。
【0018】弗素は、アーク中において電子を取り込ん
で安定した一価の陰イオンとなることから、アークの安
定性と集中性を向上させる効果がある。この効果はワイ
ヤ全重量に対してフラックス中の金属弗化物の合計がF
換算で0.003%以上になると明確になる。しかし、
0.5%を超えると却ってアークの安定性が劣化し、ス
パッタが増加する。したがって、ワイヤ全重量に対して
フラックス中の金属弗化物の合計をF換算で0.003
〜0.5%の範囲とするのが好ましい。ここで、金属弗
化物としては、LiF、NaF、BaF、CaF2、AlF3
などが挙げられる。
【0019】アルカリ金属はイオン化し易く、特に低電
流域でのアークの集中性を良くし、スパッタの発生量を
低減する効果があるので、必要に応じて添加することが
できる。添加する場合、この効果が現れるのはワイヤ全
重量に対してフラックス中のアルカリ金属の合計が0.
002%以上の場合であるが、0.3%を超えると却っ
てアークが不安定となり、スパッタが増加する。したが
って、ワイヤ全重量に対してフラックス中のアルカリ金
属の合計を0.002〜0.3%の範囲とするのが好まし
い。ここで、アルカリ金属としては、アルカリ金属単体
又はLi2O、Na2O、K2Oなどの酸化物やLi2CO3
どの炭酸塩、Liフェライトなどの合金類が挙げられ
る。
【0020】Sは、特に低電流域において溶滴粒度を細
かくし、均一な溶滴移行を促進する。しかし、ワイヤ全
重量に対して0.01%未満では明確な効果は認められ
ず、また0.07%を超える高温割れの危険が生じる。
したがって、ワイヤ全重量に対するS量は0.01〜
0.07%範囲とする。ここで、Sとは、金属外皮又は
フラックスのいずれか一方若しくは両方から添加される
ものであり、フラックスから添加する場合は、S単体の
ほか、Fe−S,Cu−SなどのS化合物が挙げられ、
S化合物の場合の上記S量はS換算値である。
【0021】次に、溶接条件について説明する。ガスシ
ールドアーク溶接方法の条件は、少なくとも入熱量を1
000〜6000J/cmの範囲とする必要がある。入
熱量が1000J/cm未満の場合、溶接金属と母材の
なじみが悪く、溶接ビード形状が著しく劣化する。一
方、6000J/cmを超える過大な入熱量の場合、溶
落ちが発生し易くなり、実用上好ましくない。特に、本
願発明は板厚が1〜3mmと薄く、また裏当材を使用し
ないため、入熱量は6000J/cm以下と従来よりも
比較的少ないものにする必要がある。
【0022】他の溶接条件は特に制限されるものではな
い。例えば、フラックス入りワイヤの断面形状は図1に
例示されるような種々の形状が可能であり、ワイヤ径な
ども特に制限がない。また、母材は薄板又はパイプ材
で、その継手部も図2〜図4に例示するように種々の形
状が可能であるが、母材間の隙間は最大5mmが許容限度
である。なお、図2は突合せ個所又は重ね個所に隙間が
存在する場合である。図3はパイプ等の配置において隙
間が存在する場合で、特に2本の異径のパイプの場合に
は隙間を設けざるを得ない。図4はパイプとプレートの
場合である。次に本発明の実施例を示す。
【0023】
【実施例】
【表1】 に示す化学成分の金属外皮を用いてフラックス入りワイ
ヤを製造すると共に、
【表2】 に示す化学成分の金属心線(ソリッドワイヤ)も製造し
た。ワイヤ径は1.2mm径とし、フラックス入りワイヤ
については、ワイヤ断面形状は図1(D)に示す形状とし
た。次いで、
【表3】
【表4】 に示す溶接条件にて溶接試験を行い、耐割れ性、アーク
の安定性、スパッタ発生量、ビード形状及び溶落ちの程
度を調査した。その結果を表4に示す。
【0024】なお、耐割れ性は図5(a)、(b)、(c)に
示すように、2つの母材(板厚1.5mmのSUS430L
X相当ステンレス鋼板)を拘束板に拘束溶接し、これを
C型拘束治具で拘束した状態で試験ビードを置き、溶接
終了後5分保持した後、液体浸透探傷試験にて割れの有
無を確認した。そして、割れ発生ありの場合を×、割れ
発生なしの場合を○とした。アークの安定性は非常に良
好な場合を◎、良好な場合を○、やや劣る場合を△、不
良の場合を×とした。スパッタ発生量は、その発生量が
1分間に2g以下のものを◎、2gを超え3g以下のも
のを○、3gを超えるものを×とした。ビード形状は板
厚3mmのSUS304ステンレス鋼板を用いて表3及び
表4に示す溶接条件で溶接試験を行い、非常に良好なも
のを◎、良好なものを○、不良のものを×とした。また
同時に溶落ち程度については、ビード長さ150mm中の
溶落ちが発生しなかったものを○、溶落ちが発生したも
のを×とした。
【0025】表4より以下の如く考察される。試験No.
1〜No.9は本発明例であり、試験No.10〜No.18
は比較例である。本発明例はいずれも、アークの安定
性、スパッタ発生量、ビード形状、耐割れ性、溶落ちの
程度が優れていることがわかる。
【0026】一方、比較例No.10は、ワイヤ中のSi
量が少ないためにスパッタが3g/分を超えて発生し、
実用的ではなかった。比較例No.11は、ワイヤ中のT
i量が過剰なために作業性が劣化している。比較例No.
12は、ワイヤ中のAl量が過剰なために作業性が劣化
している。比較例No.13〜No.15は、溶接金属の結
晶粒の微細化に必要な元素(No.13はNb、No.14は
Al、No.15はTi)が少ないため、結晶粒が微細化せ
ず、溶接金属に割れが発生している。また、No.13に
ついては、Nが過剰なため、No.15については、アー
クの安定性を改善するTiが少ないために、アークが不
安定となり、スパッタも3g/分を超えて発生してい
る。比較例No.14はAlが少ないため、微細化せず、
ビード形状が不良となっている。比較例No.16とNo.
17は、ワイヤ中の成分はいずれも適量含有している
が、入熱量が過大なため、溶落ちが発生している。一
方、比較例No.18は、ワイヤ中に適量の成分を含有し
ているものの、入熱量が少なすぎるため、ビード形状が
不良となっている。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
隣り合う母材間に最大5mmの隙間を有するステンレス鋼
薄板又はパイプから構成される継手部の溶接において、
健全な溶接部を得ることができ、また溶接作業性も優れ
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(D)はそれぞれフラックス入りワイヤの
ワイヤ断面形状の一例を示す断面図である。
【図2】(a)〜(e)はそれぞれ継手部の形状例を示し、
母材が板の場合である。
【図3】(a)〜(c)はそれぞれ継手部の形状例を示し、
母材がパイプ等の場合である。
【図4】継手部の形状例を示し、母材がパイプとプレー
トの場合である。
【図5】割れ試験の要領を説明する図で、(a)は2枚重
ねの母材を拘束板に拘束溶接ビードを置いて状態、(b)
はC型拘束治具で拘束している状態、(c)は拘束状態で
溶接ビードを置いた状態を示している。
【符号の説明】
1 母材 2 拘束溶接ビード 3 C型拘束治具 4 溶接トーチ 5 溶接ビード M 金属外皮 F フラックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−61590(JP,A) 特開 昭63−13692(JP,A) 特開 昭62−134196(JP,A) 特公 平2−53158(JP,B2) 大森仁平ら著「現代溶接技術大系第26 巻」(昭55−1−23)、産報出版、第70 −76頁、第92、93頁 渡辺正紀ら著「ステンレス鋼の溶接 (初版9刷)」(昭56−2−20)、日刊 工業新聞社、第84−94頁、第102−106頁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板厚が1〜3mmの隣り合う母材間に最大
    5mmの隙間を有する複数のステンレス鋼薄板又はパイ
    プから構成される継手部を裏当材を使用せずにガスシー
    ルドアーク溶接する方法において、該ステンレス鋼はC
    r:10.5〜27wt%を含有し、該溶接材料とし
    て、ワイヤ全重量当たり、Cr:10.5%以上20%
    未満、Si:0.05%以上2.0%未満、Ti:0.
    05%を超え2.0%以下、Al:0.07〜1.0%
    を含有し、更にNb、Zr及びVのうちの1種又は2種
    以上の合計:2%以下、N:0.035〜0.1%及び
    S:0.01〜0.07%を含有するソリッドワイヤ又
    はフラックス入りワイヤを用い、溶接時の入熱量を10
    00〜6000J/cmとすることを特徴とするステン
    レス鋼継手部のガスシールドアーク溶接方法。
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