JPH11138295A - ステンレス鋼のエレクトロガスアーク溶接用フラックス入りワイヤ - Google Patents

ステンレス鋼のエレクトロガスアーク溶接用フラックス入りワイヤ

Info

Publication number
JPH11138295A
JPH11138295A JP32053097A JP32053097A JPH11138295A JP H11138295 A JPH11138295 A JP H11138295A JP 32053097 A JP32053097 A JP 32053097A JP 32053097 A JP32053097 A JP 32053097A JP H11138295 A JPH11138295 A JP H11138295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flux
wire
stainless steel
slag
arc welding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32053097A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Watanabe
大祐 渡邊
Satoyuki Miyake
聰之 三宅
Hajime Nagasaki
肇 長崎
Shinichi Kaneda
慎一 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd filed Critical Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Priority to JP32053097A priority Critical patent/JPH11138295A/ja
Publication of JPH11138295A publication Critical patent/JPH11138295A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arc Welding In General (AREA)
  • Nonmetallic Welding Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 立向姿勢において高能率、かつ、アンダーカ
ット、ピットの発生がなく、大入熱においても溶接金属
の機械的性能が良好なステンレス鋼のエレクトロガスア
ーク溶接用フラックス入りワイヤの提供。 【解決手段】 充填フラックス6中のスラグ剤成分とし
てワイヤ全重量に対して、TiO2:0.5〜2.5重
量%、SiO2:0.5〜3.0重量%、金属フッ化物
のF換算値:0.1〜1.5重量%を含有し、かつスラ
グ剤成分の合計が、2.0〜5.0重量%であり、或は
さらに外皮及び/または充填フラックス中のNまたは窒
化金属がワイヤ全重量に対してN換算値:0.05〜
0.16重量%、充填フラックス中のAlまたはAl合
金がワイヤ全重量に対してAl換算値:0.1〜1.6
重量%含有し、かつAl換算値≧7×N換算値−0.2
5の式を満足させ、そして、さらに所定の合金成分を含
有するワイヤ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学容器、水門、
LNG球形タンクの脚部等の大型構造物に適用されるス
テンレス鋼のエレクトロガスアーク溶接用フラックス入
りワイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化学容器、水門、LNG球形タン
クの脚部等の大型構造物に使用される板厚20mmを越
える様な厚板のステンレス鋼の立向溶接には、ソリッド
ワイヤ、フラックス入りワイヤを用いた半自動ガスシー
ルドアーク溶接による施工が行われている。
【0003】しかしながら、上記の様な溶接材料で立向
溶接を行うには、作業効率が悪く、溶接技量を必要とす
るばかりではなく、多層盛りとなるため層間に溶け込み
不良、スラグイン等の欠陥が発生する可能性があった。
そこで、厚板を立向姿勢において1パス溶接する高能率
かつ安定した溶込みが得られるエレクトロガスアーク溶
接方法のニーズが高まっており、軟鋼や高張力鋼を使用
する造船や橋梁などの大型構造物の溶接には、エレクト
ロガスアーク溶接方法が適用されている。しかし、ステ
ンレス鋼の分野では、特公平1−59079号公報に開
示されている様な従来のステンレス鋼用フラックス入り
ワイヤを用いて厚板ステンレス鋼のエレクトロガスアー
ク溶接を行った場合、スラグ量が過剰となりビード両端
部にアンダーカット(図1)、ビード表面にピット(図
2)等が発生し健全な溶接部が得られない。さらに、多
量のスパッタ発生とスラグ跳ねが起こり、溶接チップや
ガス供給口に付着し、ワイヤ送給不良、シールド不足等
溶接作業性を劣化させ、エレクトロガスアーク溶接に適
さないため、ステンレス鋼のエレクトロガスアーク溶接
用のフラックス入りワイヤの開発が要望されていた。ま
た、ステンレス鋼のエレクトロガスアーク溶接は、ガス
シールドアークアーク溶接の入熱(10〜30KJ/c
m:多層盛溶接)に対して、大入熱(60〜80KJ/
cm;1パス溶接)であるため、0.2%耐力が低下す
るという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述の問題点
に鑑み、立向姿勢において高能率かつアンダーカット、
ピットの発生がなく溶接作業性に優れ、エレクトロガス
アーク溶接による大入熱においても溶接金属の機械的性
能が良好なステンレス鋼のエレクトロガスアーク溶接用
フラックス入りワイヤの提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために、スラグ剤成分の組成と合計、脱酸剤、
金属成分の添加等について種々検討した。その結果、厚
板ステンレス鋼のエレクトロガスアーク溶接において、
アンダーカット、ピット等の発生がなく溶接作業性が優
れ、エレクトロガスアーク溶接による大入熱においても
良好な溶接金属の機械的性能が得られることの知見を得
た。
【0006】すなわち、本発明は、上記知見に基づいて
完成したもので、その発明の要旨は充填フラックス中の
スラグ剤成分としてワイヤ全重量に対して、TiO2
0.5〜2.5重量%、SiO2:0.5〜3.0重量
%、金属フッ化物のF換算値:0.1〜1.5重量%を
含有し、かつスラグ剤成分の合計が、2.0〜5.0重
量%であり、或はさらに外皮及び/または充填フラック
ス中のNまたは窒化金属がワイヤ全重量に対してN換算
値:0.05〜0.16重量%、充填フラックス中のA
lまたはAl合金がワイヤ全重量に対してAl換算値:
0.1〜1.6重量%含有し、かつAl換算値≧7×N
換算値−0.25の式を満足させ、さらに所定の合金成
分を含有することを特徴とするステンレス鋼のエレクト
ロガスアーク溶接用フラックス入りワイヤにある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のフラックス入りワイヤの
形状を図3に基づいて説明する。図3の(a)〜(d)
はフラックス入りワイヤの断面形状の例を示す図であ
る。図3の(a)〜(d)に示すように、フラックス入
りワイヤはフェライト系またはオーステナイト系のステ
ンレス鋼のパイプあるいは帯鋼から成る外皮5に、充填
フラックス6を被包したものであり、同図(a)に示す
様な継ぎ目(合わせ目)のないもの、あるいは同図
(b)〜(d)の如く継ぎ目7を有するものでもよい。
【0008】本発明は以下の実験結果に基づくものであ
る。まずフェライト系及びオーステナイト系ステンレス
鋼は表1に示す成分のパイプ及び帯鋼を用い、表2に示
すフラックスを充填して、JIS Z 3323のYF
−308とYF−316のワイヤ1.6mmφを製造し
た。なお、パイプは所定の充填率にフラックスが入る径
まで管引きした後、フラックスを充填させた。溶接試験
は、表1に示すSUS304鋼板及びSUS316鋼板
(20mmt)を用い、DCEP 350A、43V、
シールドガスはCO2:25 l/min、入熱約77
KJ/cm1パスの溶接条件にて、図4に示すルート間
隔5mm、表面間隔17mmのV開先を図5の溶接部縦
断面に示す方法により立向でエレクトロガスアーク溶接
を行い、溶接作業性に影響を及ぼす要因について検討し
た。
【0009】その結果、本発明の充填フラックス中の各
成分とその作用効果について説明する。
【0010】TiO2は、アークを安定にし、溶接金属
の被包性及びスラグの剥離性の良いスラグを形成する
が、0.5重量%未満ではその効果は発揮されず、2.
5重量%を超えるとスラグの流動性が劣化し、溶接金属
の被包性を確保するために必要なスラグ量が増大し、ス
パッタが発生しやすくなるばかりか、アンダーカット等
を発生し、ビード形状が劣化する。TiO2源として
は、ルチール、チタンスラグ、イルミナイト、さらには
チタン酸カリ、チタン酸ソーダ等を使用出来る。
【0011】SiO2は、スラグの流動性調整に必要な
成分で、ビード形状を良化させる成分であるが、0.5
重量%未満ではその効果は見られず、3.0重量%を超
えると、スラグの流動性が悪くなり溶接金属の被包性が
劣化し、スラグの焼き付きを生じ、スラグ剥離性が劣化
する。さらに、アンダーカット等を発生し、ビード形状
が劣化する。SiO2源としては、硅砂、硅石の他、カ
リ長石等を使用出来る。
【0012】金属フッ化物は、耐ピット性を向上させる
と共に、スラグの融点調整に必要であり、F換算値で
0.1重量%未満では耐ピット性が確保できず、逆に
1.5重量%を超えるとアーク状態が不安定になると共
に、フッ素ガス発生により、スパッタ及び溶接ヒューム
が発生しやすくなり、溶接作業性を劣化させる。金属フ
ッ化物は、フッ化ナトリウム、フッ化カルシウム、フッ
化ソーダ、フッ化リチウム、フッ化ジルコンカリ、硼フ
ッ化ナトリウム、硼フッ化カリウム、フッ化マグネシウ
ム等を使用出来る。
【0013】Nは、溶接金属の0.2%耐力の確保のた
めに添加するが、N量と0.2%耐力との関係について
は、図6に示す様に、N換算値で0.05重量%未満で
は、その効果は見られず、0.16重量%を越えるとピ
ット発生、スパッタ発生量の増加等、溶接作業性を劣化
させる。Nは、窒化金属マンガン、窒化フェロマンガン
等を使用出来る。
【0014】Alは、脱酸剤効果のために単体または合
金で添加するが、Al換算値で0.1重量%未満では脱
酸剤としての効果は見られず、溶接ビードにピットが発
生する。1.6重量%を超えると、アーク状態が不安定
となるため、スパッタ発生量が増加して、溶接作業性が
劣化すると共に、スラグの流動性が下がり、ビード形状
の劣化を招く。Alは、アルミニウム粉、フェロアルミ
ニウム、アルミマグネシウム粉等を使用出来る。
【0015】但し、Alは図7に示すように、直線の下
側ではピット発生が生じるので、直線の上側となる範囲
に該当するAl換算値≧7×N換算値−0.25の式を
満足させなければならない。式を満足した値ではピット
の発生がなく良好な溶接ビードを得ることが出来た。し
かし、式を満足しない値では、ビード表面にピットが発
生した。
【0016】これらフラックスのスラグ剤成分と金属成
分を規定することにより、スラグ物性を調整しビード形
状を良好にすると共に、溶接作業性をも良好にする。
【0017】また、充填フラックスには溶接金属成分調
整剤としてNi、Cr、Mn、Mo、Si、Nb、F
e、ステンレス粉等を用いることが出来る。さらに原材
料粒度、フラックス成分、充填方法等に応じて固着剤に
よって造粒して用いることもあるが、その場合には固着
剤からもたらされる成分、例えば水ガラスの場合では、
SiO2、Na2O、K2O等が増加することをあらかじ
め考慮してスラグ剤量が2.0〜5.0重量%になるよ
うに原料配合を行うことが必要である。
【0018】次に、スラグ剤成分の合計について従来の
ガスシールドアーク溶接用ワイヤについて検討した結
果、図8はスラグ剤成分合計量と溶接長500mmに対
する溶接ビードに発生したピットとアンダーカットの合
計長さの割合を示す図であるが、スラグ量の多少により
ビード端部にアンダーカット、ピット等の欠陥が発生
し、良好な溶接ビードを得ることができないことが判っ
た。さらに本発明者は、スラグ剤成分の検討を重ねた結
果、エレクトロガス溶接用、さらには金属フッ化物を添
加したスラグ剤成分量をワイヤ全重量に対して2.0〜
5.0重量%の範囲としたワイヤでは溶接ビードにアン
ダーカット、ピット等の欠陥が発生せず、良好な溶接作
業性が得られるという知見を見い出すに到った。これは
スラグ剤成分が2.0重量%未満であるとスラグ剤成分
量が少なくスラグのビード表面焼付きを発生したり、ブ
ローホールまたはピットの欠陥が発生する。一方、5.
0重量%を越えると、溶接金属と水冷銅板または裏当て
材との間のスラグが過剰となりビード両端部にアンダー
カットが発生する。また、溶融池からのスラグ跳ねが発
生するため、スラグが溶接トーチのチップやガス供給口
に付着し、ワイヤ送給不良、シールド不良を起こす。さ
らに、過剰なスラグにより溶融金属へのアーク熱の伝わ
りが悪く溶け込み不足となる。
【0019】
【実施例】フェライト系及びオーステナイト系ステンレ
ス鋼は表1に示す成分のパイプ及び帯鋼を用い、表2に
示すフラックスを19〜27重量%充填し、JIS Z
3323のYF−308とYF−316のワイヤ1.6
mmφを製造した。なお、パイプは所定の充填率にフラ
ックスが入る径まで管引きした後、フラックスを充填さ
せた。溶接試験は、表1に示すSUS304鋼板及びS
US316鋼板(20mmt)を用い、DCEP 35
0A、43V、シールドガスはCO2:25 l/mi
n、入熱約77KJ/cm1パスの溶接条件にて、図4
に示すルート間隔5mm、表面間隔17mmのV開先を
図5の溶接部縦断面に示す方法により立向でエレクトロ
ガスアーク溶接を行った。溶接作業性、ビード形成性の
調査結果を表3に示す。また、ビード外観の良好であっ
たワイヤの機械的性質、機械的性質に及ぼすAl、Nの
影響を調べた代表的なワイヤの溶接金属化学成分を表4
に示す。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】 表2においてワイヤNo.1〜13が本発明例のフラッ
クス入りワイヤ、No.14〜25が比較例である。
【0024】TiO2量が過剰なNo.14のワイヤ
は、スパッタが多発し、溶接作業性が劣化した。また、
TiO2量が不足したNo.15のワイヤは、アーク状
態が不安定で、溶接金属の被包性及び剥離性に問題が生
じた。
【0025】SiO2量が過剰なNo.16のワイヤ
は、スラグの焼付きを生じ、スラグ剥離性において問題
が生じた。さらに、アンダーカットビードになりビード
形状が劣化した。また、SiO2量が不足したNo.1
7のワイヤは、溶接金属の被包性に問題が発生しビード
形状が劣化した。
【0026】金属フッ化物量が過剰なNo.18のワイ
ヤは、フッ素ガス発生量が過剰となりスパッタの発生量
が多くなると共に、スラグの融点が下がりすぎビード形
状に問題が生じた。また、金属フッ素物量が不足したN
o.19のワイヤは、耐ピット性が劣化しピットが発生
した。
【0027】全スラグ剤成分量が過剰なNo.20のワ
イヤは、スラグ量が過剰となり、スラグイン、アンダー
カットを生じると共に、スラグ跳ねの発生、スパッタの
発生量が多くなり、問題を生じた。また、スラグ剤成分
量が不足したNo.21のワイヤは、溶接金属の被包性
が劣化し、スラグ焼き付き、ピットが発生した。
【0028】N換算値が過剰なNo.22のワイヤは、
ビードにピットを発生し、さらに、スパッタ発生量が増
加して溶接作業性が劣化した。また、N換算値が不足し
たNo.23のワイヤはステンレス協会規格AYF 3
08の0.2%耐力が275N/mm2以上に対して満
足しなかった。
【0029】Al換算値が過剰なNo.24のワイヤ
は、アーク状態が不安定となりスパッタの発生量が多く
なり、溶接作業性に問題を生じると共に、スラグの流動
性が下がり、ビード形状に問題が生じた。また、Al換
算値が不足したNo.25のワイヤは、ピットがビード
表面に発生した。
【0030】これらに対し、TiO2、SiO2、金属フ
ッ化物、Al、Nをフラックス中に適正量含有し、且つ
フラックス中のスラグ剤の総量が適正な本発明ワイヤ、
No.1〜13のワイヤは、溶接作業性において極めて
良好で、溶接金属の機械的性能も満足であった。
【0031】
【発明の効果】以上の様に本発明は、厚板ステンレス鋼
の立向姿勢において、高能率かつ安定した溶け込み溶接
が可能であり、さらに溶接作業性に優れ、溶接金属の機
械的性能が良好な、ステンレス鋼のエレクトロガスアー
ク溶接用フラックス入りワイヤである。前途ワイヤは、
産業上大きく貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】アンダカットビードを示す模式図である。
【図2】ピットを示す模式図である。
【図3】各種フラックス入りワイヤの断面形状を示す図
で、(a)、(b)、(c)、(d)は各種フラックス
入りワイヤの断面形状を示す模式図である。
【図4】開先形状を示す図である。
【図5】エレクトロガスアーク溶接の溶接縦断面を示す
図である。
【図6】N量と0.2%耐力の関係を示す図である。
【図7】N量とAl添加量の関係を示す図である。
【図8】スラグ剤成分合計量と欠陥発生率の関係を示す
図である。
【符号の説明】
1 ステンレス鋼板 2 アンダカット 3 裏当て金 4 ピット 5 外皮 6 充填フラックス 7 継ぎ目 8 摺動銅板 9 ワイヤ 10 溶接金属 11 溶接トーチ 12 ガス供給口 13 冷却水 14 シールドガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金田 慎一 東京都中央区築地三丁目5番4号 日鐵溶 接工業株式会社研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状に成形されたステンレス鋼製外皮内
    にフラックスを充填してなるステンレス鋼のエレクトロ
    ガスアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、充填
    フラックス中のスラグ剤成分がワイヤ全重量に対して TiO2 :0.5〜2.5重量% SiO2 :0.5〜3.0重量% 金属フッ化物のF換算値:0.1〜1.5重量% を含有し、かつスラグ剤成分の合計が、2.0〜5.0
    重量%であり、さらに所定の合金成分を含有することを
    特徴とするステンレス鋼のエレクトロガスアーク溶接用
    フラックス入りワイヤ。
  2. 【請求項2】 管状に成形されたステンレス鋼製外皮内
    にフラックスを充填してなるステンレス鋼のエレクトロ
    ガスアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、外皮
    及び/または充填フラックス中のNまたは窒化金属がワ
    イヤ全重量に対して N換算値 :0.05〜0.16重量% 充填フラックス中のAlまたはAl合金がワイヤ全重量
    に対して Al換算値:0.1〜1.6重量% かつAl換算値≧7×N換算値−0.25の式を満足
    し、さらに所定の合金成分を含有することを特徴とする
    請求項1のステンレス鋼のエレクトロガスアーク溶接用
    フラックス入りワイヤ。
JP32053097A 1997-11-07 1997-11-07 ステンレス鋼のエレクトロガスアーク溶接用フラックス入りワイヤ Pending JPH11138295A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32053097A JPH11138295A (ja) 1997-11-07 1997-11-07 ステンレス鋼のエレクトロガスアーク溶接用フラックス入りワイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32053097A JPH11138295A (ja) 1997-11-07 1997-11-07 ステンレス鋼のエレクトロガスアーク溶接用フラックス入りワイヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11138295A true JPH11138295A (ja) 1999-05-25

Family

ID=18122472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32053097A Pending JPH11138295A (ja) 1997-11-07 1997-11-07 ステンレス鋼のエレクトロガスアーク溶接用フラックス入りワイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11138295A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009291796A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Kobe Steel Ltd ステンレス鋼エレクトロガスアーク溶接用フラックス入りワイヤ
JP2012000662A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Nippon Steel Engineering Co Ltd ステンレス鋼板の溶接方法及び溶接継手
JP2015131328A (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 ステンレスクラッド鋼材の製造方法
WO2016013542A1 (ja) * 2014-07-25 2016-01-28 株式会社神戸製鋼所 エレクトロガスアーク溶接方法及びエレクトロガスアーク溶接装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009291796A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Kobe Steel Ltd ステンレス鋼エレクトロガスアーク溶接用フラックス入りワイヤ
JP2012000662A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Nippon Steel Engineering Co Ltd ステンレス鋼板の溶接方法及び溶接継手
JP2015131328A (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 ステンレスクラッド鋼材の製造方法
WO2016013542A1 (ja) * 2014-07-25 2016-01-28 株式会社神戸製鋼所 エレクトロガスアーク溶接方法及びエレクトロガスアーク溶接装置
JP2016030262A (ja) * 2014-07-25 2016-03-07 株式会社神戸製鋼所 エレクトロガスアーク溶接方法及びエレクトロガスアーク溶接装置
RU2669668C2 (ru) * 2014-07-25 2018-10-12 Кабусики Кайся Кобе Сейко Се (Кобе Стил,Лтд.) Способ электрогазовой дуговой сварки и устройство электрогазовой дуговой сварки

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4149063A (en) Flux cored wire for welding Ni-Cr-Fe alloys
JP2001314996A (ja) 耐熱鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ
JP2007160314A (ja) 高強度ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ
JP4300153B2 (ja) ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ
JP6453178B2 (ja) ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ
JPS5913955B2 (ja) ステンレス鋼溶接用複合ワイヤ
JP2008114264A (ja) 耐候性鋼用ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ
JP2711077B2 (ja) ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ
JP2614967B2 (ja) ガスシールドアーク溶接メタル系フラックス入りワイヤ
JPH11138295A (ja) ステンレス鋼のエレクトロガスアーク溶接用フラックス入りワイヤ
JP2565831B2 (ja) Ni基合金を外皮とするフラックス入りワイヤ
JP3339759B2 (ja) ガスシールドアーク溶接用チタニヤ系フラックス入りワイヤ
JP2001205483A (ja) ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ
JP2694034B2 (ja) 高電流密度ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ
JP3540894B2 (ja) ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ
JP2020131234A (ja) セルフシールドアーク溶接用ステンレス鋼フラックス入りワイヤ
JPH11151592A (ja) ガスシールドアーク溶接用メタル系フラックス入りワイヤ及び片面溶接方法
JPS62248593A (ja) ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ
JP3481146B2 (ja) ステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤ
JP7221742B2 (ja) パルスmag多層盛溶接方法
JP2628396B2 (ja) セルフシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ
JP3877843B2 (ja) 裏当て材を用いない片面溶接方法
JPH07276078A (ja) ガスシールドアーク溶接メタル系フラックス入りワイヤ
JPH0335034B2 (ja)
JP2022143059A (ja) ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ