JP2024510682A - 自動車用途の為の電動駆動装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、電気モータ(1)と、この電気モータ(1)と相互作用し、カム外形部(5)を有する駆動ホィール(3)、特にウォームホィール(3)と、このカム外形部(5)に衝突可能なレバー(8)とを備えた自動車用途の電動駆動装置に関する。このカム外形部(5)は、レバー(8)に衝突するために全回転(360°)を完了する。本発明によれば、このカム外形部(5)は、全回転を超える回転(>360°)を行うように設計されている。【選択図】 図2A
Description
[0001]本発明は、自動車用途の電気モータ駆動装置に関するが、この駆動装置は、電気モータを有し、更に駆動ホィール、特にウォームホィールを有し、電気モータと相互作用し且つカム外形部を有し、且つカム外形部によって作用可能なレバーを有し、カム外形部がレバーに作用するために全回転(360°)を完了する。
[0002]自動車用途の電気モータ駆動装置は、堅牢な設計と、典型的には12Vまたは24VのDCの低電圧で動作する可能性によって特徴付けられる。その結果、電力消費作動を実現するために、電気モータの回転運動の伝達に特別な手段がしばしば必要とされる。このような比は通常、電気モータがその出力シャフト上に置かれるるウォームとウォームホィールの外歯と噛み合うことによって提供される。さらに、カム外形部は典型的には螺旋状縁部を有しており、これにより、カム外形部の螺旋状縁部の助けを借りて作用することができ、増加するトルクをカム外形部に当接しているレバーに加えることができる。
[0003]これは基本的に成功していることが証明されており、そのため、一般的なDE 197 02 420 C5に記載されているように、たとえばシャッタを制御するために、そのような電動駆動装置が使用される。実際、このようにして実現された制御要素またはアクチュエータは、0°または360°、90°、180°および最終的に270°のウォームホィールの回転運動に対応する機能位置「開」、「ロック」、「盗難防止」および最終的に「幼児安全」を実現することができる。これは原理的に証明されている。
[0004]さらに、最近では、電気またはハイブリッド自動車に接続された充電装置におけるロックアクチュエータの作動に関連して、同等の電動駆動装置が使用されている。このような電動駆動装置の他の使用例は、窓ガラスの昇降運動、ミラー調整、さらにはシート調整を提供することである。蓋の解錠・施錠にも使用できる。さらに、そのような電気モータ駆動装置は、自動車のラッチ内側で、またはプル/オープン駆動装置として使用される。これらの駆動装置は、常に高速の電気モータによって特徴付けられ、その高い回転数は、対照的に、増加した力または増加したトルクを伴う比較的遅い運動、その結果、大きな伝達比で変換される。
[0005]この文脈で中間ギアボックスを提供することができるのは事実である。しかしながら、これらは技術的な努力と摩擦を増加させ、その結果、通常は回避され、目標指向とは考えられない。それにもかかわらず、既に提供された並進運動を増加させるための努力は、依然として不変である。現在、これに対して利用可能な建設的に単純で費用対効果の高い解決策はない。本発明は全体としてこれを改善しようとするものである。
[0006]本発明は、伝達比を増加させることが可能であると同時に、設計が単純かつ費用効果的であるように、自動車用途の為に、そのような電気モータ駆動装置を更に開発するという技術的課題に基づいている。
[0007]この技術的問題を解決するために、本発明は、自動車の技術的用途のための一般的な電気モータ駆動装置において、カム外形部が全回転超(>360°)を実現するように構成されることを提案する。
[0008]駆動ホィール、特にウォームホィールの全回転を超える回転(>360°)を実現して変換することができるようにするために、レバーは少なくとも1つの第1のレバーストッパを備え、駆動ホィール、特にウォームホィールは、両方のストッパが位置に依存して相互作用するホィールストッパを備える。即ち、レバーストッパは、カム外形部によって作用されるレバー上に配置されているが、ホィールストッパは駆動ホィール、特にウォームホィール上に見出される。駆動ホィール、特にウォームホィールの運動、従ってカム外形部の運動、及び一般にこれによって生成されるレバーの旋回運動の結果として、両方のストッパは位置に依存して相互作用することができる。ほとんどの場合、第1のレバーストッパは、駆動ホィール、特にウォームホィールが全回転した後に、エンドストップとしてホィールストッパと相互作用する。
[0009]有利に、したがって、特に好ましくは、駆動ホィールはウォームホィールとして設計される。しかしながら、駆動ギアを歯付きホィール等として設計することも考えられる。
[0010]全体として、本発明は、レバーおよびそれと共に第1のレバーストッパが、駆動ホィール、特にウォームホィールの横断運動中にカム外形部の一部への衝撃によって旋回されるという知識に基づいている。駆動ホィール、特にウォームホィールが全回転を超えて完了するとすぐに、第1のレバーストッパがホィールストッパと係合し、前述の相互作用が観察される。従って、駆動ホィール、特にウォームホィールのこの全回転よりも後に、第1のレバーストッパ及びホィールストッパは一緒にエンドストップとして作用し、それによって駆動ホィール、特にウォームホィールは減速されて「オーバーラン運動」を行わない。
[0011]DE 199 48 052 A1又はDE 103 61 168 A1による従来技術では、ストッパはこの文脈で既に説明されているが、位置に依存して相互作用する第1のレバーストッパおよびホィールストッパの組合せでは説明されていない。
[0012]本発明は、カム外形部の一部に全回転を超える回転を実現することは、カム外形部を利用して、従来技術よりも更に高い伝達比をレバーに伝達することができるように、使用または携わる(employed)ことができるという更なる実現に基づいている。その結果、レバーは、従来技術に比べて大きなトルクで所望の位置決め運動を行うことができる。これは、レバーによって作動することができる用途および可能な制御要素の幾つかの実施例を挙げると、自動車用ラッチ内側の機能状態の代表、自動車用ドアの開閉運動、自動車の窓の上昇または下降などを含むことができる。
[0013]それにもかかわらず、電動駆動装置が、関連する位置決め運動の完了後に減速され停止され、その結果、上述の「オーバーラン運動」が観察されないようにするために、駆動ホィールの全回転を超える回転の終わりに、第1のレバーストッパが、ホィールストッパと共にエンドストップとして作用し、そのようなストッパを共同して画定することが生じる。この処理は、レバーの旋回運動、したがって第1のレバーストッパの旋回運動を使用するので、レバーの旋回運動の前およびその間に第1のレバーストッパがホィールストッパに衝突する可能性はなく、また駆動ホィールの回転運動もない。むしろ、第1のレバーストッパは、レバーがその最終的な旋回位置に到達するまで、駆動ホィールの外周上のホィールストッパの典型的な円形経路内に旋回しない。これは、駆動ホィールが全回転した後の場合である。この目的のために、第1のレバーストッパは、典型的には、軸から離れたレバーの端部に配置される。
[0014]レバーは、通常、第1のアームおよび第2のアームを有する2アーム付きレバーである。第1のアームには、通常、端部に第1のレバーストッパが備えられている。対照的に、第2のアームは制御要素に働く。これは、直接的または間接的に行うことができる。2つのアームは、中心軸または回転軸と等しい長さまたは異なる長さとすることができる。
[0015]第1のレバーストッパがエンドストップとしてホィールストッパと相互作用する可能性に加えて、レバーの完全な作動運動が完了した後、すなわち駆動ホィールの全回転よりも後に、第1のレバーストッパは、更にエンドストップとしてカム外形部と相互作用することもできる。この場合、このエンドストップは、行程運動の開始時に規則的に画定され実現される。この目的のために、カム外形部は、典型的には、好ましくは軸に近い、レバー用の凹部を有する。
[0016]その結果、レバーは駆動ホィールの作動運動の開始時に凹部に入り、従ってカム外形部に入ることができる。このようにして、凹部が、駆動ホィールの回転運動の開始時に、更なるエンドストップとして第1のレバーストッパと相互作用するように設計されることが有利である。第1のレバーストッパが凹部内にある状態でのレバー又はその第1のアームの位置決めから始めて、駆動ホィールの回転運動は、カム外形部の助けによって、通常は駆動ホィールの軸に対して半径方向外に、レバーを次第に旋回させる。この旋回運動は、カム外形部によるレバーの適用が終了するまで続き、駆動ホィールが全回転を超えて完了したときに終了し、次いで、第1のレバーストッパがエンドストップとして駆動ホィール上のホィールストッパと相互作用する。
[0017]しかしながら、独立した有意性を有する別の変形例の範囲内で、レバーは別の第2のレバーストッパを備えることもできる。さらに、第2のレバーストッパは、第1のレバーストッパ及びホィールストッパの場合と同様に、位置に依存してホィールストッパと相互作用するように設計されている。
[0018]ほとんどの場合、第1のレバーストッパは、前と同様にエンドストップとして駆動ホィールの全回転よりも後にホィールストッパと相互作用し、さらに、第2のレバーストッパは、この変形例における更なるエンドストップとして駆動ホィールの回転運動の開始時にホィールストッパと相互作用する。即ち、駆動ホィールの回転運動の開始時に、第2のレバーストッパを画定する。両方の変形例における駆動ホィールの回転運動の終了において、第1のレバーストッパとホィールストッパは、更なるエンドストップとして相互作用する。その結果、2つのエンドストップ間の駆動ホィールの回転運動が機械的に固定されるので、レバーに負荷がかかったときや電動駆動装置が逆転したときのオーバーラン運動の心配がない。このようにして、レバーによって作動される制御要素を特に正確に移動させることができる。
[0019]その結果、自動車用途の電動駆動装置が提供されるが、この電動駆動装置は、全回転を超える回転を実現するカム外形部の可能性により、電気モータから出発して駆動ホィールおよびカム外形部を介して所望の制御要素に作用するためのレバーに、特に高い伝達比を伝達することができる。たとえば、レバーを自動車ドア用ラッチのキャッチに直接または間接的に接続して、牽引動作の意味でラッチを作動させて、関連する自動車ドアを引くことができる。もちろん、導入部で既に説明した他の用途も考えられる。
[0020]したがって、本発明の追加の主題は、自動車用ラッチ、特に、このような電動駆動装置を備えた自動車ドア用ラッチである。この場合、アクチュエータを使用して、当該自動車用ラッチを電気的に開けることができる。これは、解除レバーを作動させることによって間接的に、または直接爪部に圧力を加えることによって直接的に達成される。さらに、幼児安全ロック、盗難防止装置、中央ロックシステムなどのロック機能は、個別に、または関連するドライブの助けを借りて組み合わせて挿入および実装することができる。
[0021]駆動ホィールは、通常、射出成形部品として設計されるので、カム外形部を含む駆動ホィールを特に容易にかつ費用効果的に生産することができる。金属またはプラスチックで作られた実施形態は、ここでそれらの価値を証明している。少なくとも1つの追加のレバーストッパまたは2つのレバーストッパに関連して、特に単純な設計が提供される。実際、レバー自体もプラスチックまたは金属で作ることができる。その結果、低い製造コストしか観測されなかった。ここに本質的な利点がある。
[0022]以下、1つの例示的な実施形態のみを示す図面を参照して、より詳細に本発明を説明する。
図1Aは、駆動ホィールの回転運動を示す本発明の第1の変形例を示す。
図1Bは、駆動ホィールの回転運動を示す本発明の第1の変形例を示す。
図2Aは、修正された実施形態の第2の変形例を示す。
図2Bは、修正された実施形態の第2の変形例を示す。
[0023]図は、自動車用途のための電動駆動装置の代表例を示す。この目的のために、当該駆動装置は、例えば12V、24Vまたは48Vの低いDC電圧で動作する電気モータ1を有する。電気モータ1の出力シャフトには、ウォームホィール3の外歯に噛み合う出力ウォーム2が配置されている。これにより、ウォームホィール3は、特に図1Aおよび図1Bに示すように、その軸4を中心に反時計回りの運動を行うことができる。図1Aおよび図2Aに従ってそれぞれのホーム位置または休止位置から開始するこの反時計回りの運動の過程で、ウォームホィール3は、例示的な実施形態に従って全回転を超える回転(>360°)を完了する。これは特に図1Bから理解することができ、それに従ってウォームホィール3及びその上に又ははそこに配置されたカム外形部5は、図1Aから図1Bへ、または図2Aから図2Bへの移行時に全回転を完了し、その後、約35°の更なる角度がこの実施例の場合に掃引される。すなわち、ウォームホィール3とそれと共にカム外形部5は、2つの例示的な実施形態において合計ほぼ400°の角度、すなわち360°+約35°を完了する。もちろん、これは実施例としてのみ適用され、制限的なものではない。
[0024]図示の軸4を中心とした反時計回りの移動という意味での電動駆動装置の位置決め運動、ひいてはウォームホィール3の位置決め運動は、ウォームホィール3上のカム外形部5がプラスチックまたは金属製のレバー8に作用することに対応する。このため、カム外形部5には、軸に近いカム外形部5の凹部6から始まる螺旋状縁部7が備えられている。すなわち、ウォームホィール3は、一方の軸の近くに凹部6を有し、他方の端部に螺旋状縁部7を有する螺旋状カム外形部5を備えている。螺旋状縁部7は、凹部6から始まり、軸4に対して作動方向または反時計回りに増加する半径によって特徴付けられ、その結果、カム外形部5によって作用されて螺旋状縁部7に沿って摺動するレバー8は、増加するトルクを受ける。
[0025]実際、レバー8は2アーム付きレバーであり、本実施形態によると、中心軸9を中心にハウジングに回転可能に装着されている。ハウジングは、自動車ラッチまたはプル駆動装置、ウインドウレギュレータ駆動装置、フラップ駆動装置などのハウジングとすることができる。レバー8は、間接的にまたは直接的に制御要素10上で動作する。実際に、図1Aから図1Bへ、および図2Aから図2Bへ移動するときに理解されるように、レバー8の運動は、その軸9を中心とした時計回り方向で制御要素10に伝達される。
[0026]プルオープン駆動装置の場合、制御要素10は、明示的には示されていないが、既に述べた自動車ドア用ラッチのキャッチ部であってもよい。しかしながら、原理的には、制御要素10は、昇降可能な窓ガラス、自動車用ドア、自動車用フラップ等であってもよい。この目的のために、レバー8は、トルクを増加させながら、その軸9を中心に時計回り方向に、それぞれ図1Bおよび図2Bに示す位置決め運動を完了する。
[0027]既に説明したように、本発明の装置によれば、カム外形部5は、本実施形態によると、全回転を超える回転(>360°)を実現するように構成され、約400°の回転運動を行うことができる。レバー8は、第1のアーム8aと第2のアーム8bとを備えた2アーム付きレバーとして装備されている。さらなる第2のアーム8bは、制御要素10と相互作用する。対照的に、第1のアーム8aはカム外形部5またはその螺旋状縁部7に当接し、ウォームホィール3の反時計回りの運動によって、その軸9を中心に時計回りに旋回される。
[0028]この目的のために、2アーム付きレバー8は、図1Aおよび図2Aに従った基本位置において、1つの第1アーム8aと共にカムホィール5の凹部6に落ち込む。図1Aおよび図2Aに従ったこの基本位置およびカム外形部5、したがってウォームホィール3に対する0°の関連する設定角度から開始して、ウォームホィール3、したがってカム外形部5の軸4を中心とした反時計回り方向への回転運動が、カム外形部5の螺旋状縁部7をレバー8のアーム8aに対して移動させる。図示の実施例において、カム外形部5、したがって螺旋状縁部7は、ウォームホィール3に平行な平面内に延びている。ウォームホィール3の軸4から螺旋状縁部7の距離が増加するにつれて、レバー8のアーム8aは軸9を中心にして、すなわち時計回り方向にますます回転し、従って制御要素10は所望の負荷を受ける。
[0029]カム外形部5がこの処理中に360°を超える全回転を超える回転を完了するという事実の結果として、電気モータ1によって提供される全体の伝達比を増加させることができ、これによってレバー8が最終的に作用される。それにもかかわらず、この運動の最後に電気モータ1を正確に減速して停止させることができるようにする為に、レバー8には少なくとも1つの第1のレバーストッパ11が備えられ、ウォームホィール3はホィールストッパ12を備えており、両ストッパ11,12は位置に依存して相互作用する。位置独立相互作用とは、一方ではウォームホィール3と、他方ではレバー8の位置に応じて、両ストッパ11,12が相互作用するか否かを意味し、本実施形態に係る第1のレバーストッパ11とホィールストッパ12との相互作用は、例示的な場合にウォームホィール3が約400°の全回転を超える回転を完了したときにのみ生じる。すなわち、第1のレバーストッパ11は、ウォームホィール3の全回転よりも後に、エンドストップ11、12としてホィールストッパ12と相互作用する。この状況を図1Bおよび図2Bに示す。
[0030]実際には、図に示すウォームホィール3の上側又は前側のカム外形部5と同様に、ホィールストッパ12が先ずウォームホィール3の外周側に装着されていることが分かる。その結果、ホィールストッパ12は、図1Aおよび図2Aに従った基本位置から開始して軸4を中心に反時計回りの運動を行い、例示的なケースでは、約400°の設定運動の終了時に図1Bまたは図2Bに従った位置に達する。第1のレバーストッパ11は、ウォームホィール3の軸4のすぐ近くの凹部6の内側で、図1Aおよび図2Aによる基本位置に見出される。ウォームホィール3が反時計回りに回転することによって、螺旋状縁部7がレバー8のアーム8aまたは第1のレバーストッパ11上に置かれ、アーム8aが螺旋状縁部7上に置かれたときに、アーム8aが軸4に対して径方向外に次第に旋回されるようにする。その結果、レバー8は、図1Bおよび図2Bにそれぞれ示される時計回りの運動を完了し、レバー8のさらに別の第2のアーム8bは、制御要素10が作用されることを確実にする。
[0031]螺旋状縁部7の端部においてのみ、第1のレバーストッパ11は、ホィールストッパ12の影響範囲内に入るか、またはウォームホィール3の外周側でその経路内に旋回し、ホィールストッパ12が第1のレバーストッパ11に対して移動または移動した後にその運動経路内に旋回するので、ウォームホィール3のさらに反時計回りの回転運動が減速される。従って、ウォームホィール3が完全に回転した後に、第1のレバーストッパ11とホィールストッパ12とが一緒になってエンドストップ11、12として作用する。
[0032]このため、本実施形態において、第1レバーストッパ11は、レバー8の軸から離れた端部に配置されている。さらに、図1Aおよび図1Bに示す第1の例示的な実施形態に関連して、設計は、第1のレバーストッパ11が更なるエンドストップとしてカム外形部5と相互作用するようなものである。この目的のために、カム外形部5は、レバー8の軸の近くに凹部6を有し、当該凹部6は、ウォームホィール3の回転運動の開始時に第1のレバーストッパ11と相互作用し、更なるエンドストップ6、11として作用する。これは図1Aに示されており、ウォームホィール3の回転運動の開始時に、レバー8またはその第1のレバーアーム8aがカム外形部5の凹部6に入ることが分かる。レバー8の端部、または軸から離れた第1レバーアーム8aの端部に配置された第1レバーストッパ11は、図1Aに従って凹部6に対して、この基本位置で駆動し、その結果、第1のレバーストッパ11と共に更なるエンドストップ6,11を画定する。
[0033]図2Aおよび図2Bにおいて、図2Bが明確に示すように、第1のレバーストッパ11が依然として実装され、ウォームホィール3の2回以上の全回転の後でもエンドストップ11,12としてホィールストッパ12と相互作用する変形例が示されている。しかしながら、ウォームホィール3の回転運動開始時の状況は異なり、この場合、図2Aにおいて、第1のレバーストッパ11は、凹部6または凹部6の端部に対して移動せず、むしろ離間している。それにもかかわらず、機械的に定義され固定位置を実現するために、図2Aおよび図2Bによる例示的な実施形態において、レバー8には、さらに別の第2のレバーストッパ13が備えられている。第1のレバーストッパ11と同様に、第2のレバーストッパ13もまた、位置の関数としてホィールストッパ12と相互作用する。実際に、図2Aにおけるウォームホィール3の回転運動の開始時に、更なる第2のレバーストッパ13とホィールストッパ12との相互作用が観察され、一方、第1のレバーストッパ11は、ウォームホィール3の回転運動の終了時に、通常のように、ホィールストッパ12とエンドストップ11,12として相互作用する。
[0034]実際、第2のレバーストッパ13およびホィールストッパ12は、ウォームホィール3の回転運動の開始時に、別のエンドストップ13、12を画定する。これは図2Aに示されており、直接理解することができる。
[0035]このため、ホィールストッパ12は、ウォームホィール3の前側または上側の外周側に配置されるとともに、ウォームホィール3の軸4に対して半径方向に延びる隆起型(ridge-type)ストッパ12である。このように、隆起型ホィールストッパ12は、隆起に対して対向する2つの停止面12a,12bを有している。停止面12aは、隆起型ストッパ12の運動の方向(反時計回り)の前方に実装されて設けられるが、更なる第2の停止面12bは後方に配置されている。同様の結果は、第1の例示的実施形態にも適用される。その結果、図2Aによる表現の範囲内の回転運動の開始時に、ストッパ12は、停止面12bとともに、レバー8の第2のレバーストッパ13に対して静止する。
[0036]ここで、図2Aによるこの基本位置から開始して、ウォームホィール3がその軸4を中心に反時計回りに移動され、ストッパ12が図2Bによる位置に来るまで、ストッパ12が第2のレバーストッパ13から離れる。この機能位置において、レバー8は、カム外形部5によって図2Bに示される位置まで半径方向外に枢動されているので、第1のレバーストッパ11はストッパ12の経路内に入り、ストッパ12はその前方の停止面12aを第1のレバーストッパ11に対して移動する。いずれの場合も、電動駆動装置は機械的に停止、減速される。
[0037]カム外形部5が面内方向の螺旋状縁部7を有さず、その代わりに弦巻状に延びる螺旋状外形部を備えている可能性は示されていない。この場合、カム外形部5と相互作用するレバー8のアーム8aは、たとえば、カム外形部5のヘリカル螺旋状外形部に空間的に追従するローラを備えることができる。従って、2アーム付きレバー8は、その軸9を中心とした旋回運動を完了するのではなく、むしろ図面平面内にある軸を中心として上方に移動され、その結果、他方のアーム8bは下方運動を完了し、これは制御要素10に伝達できる。
1…電気モータ、
2…出力ウォーム、
3…駆動ホィール/ウォームホィール、
4…軸、
5…カム外形部、
6…(軸に近い)凹部、
7…螺旋状縁部、
8…レバー、
9…中間軸、
10…制御要素、
11…第1のレバーストッパ、
12…ホィールストッパ、
11, 12…エンドストップ、
12a、12b…停止面、
13…第2のレバーストッパ、
13, 12…更なるエンドストップ。
2…出力ウォーム、
3…駆動ホィール/ウォームホィール、
4…軸、
5…カム外形部、
6…(軸に近い)凹部、
7…螺旋状縁部、
8…レバー、
9…中間軸、
10…制御要素、
11…第1のレバーストッパ、
12…ホィールストッパ、
11, 12…エンドストップ、
12a、12b…停止面、
13…第2のレバーストッパ、
13, 12…更なるエンドストップ。
Claims (11)
- 電気モータ(1)と、
前記電気モータ(1)と相互作用し、カム外形部(5)を有する駆動ホィール(3)、特にウォームホィール(3)と、
前記カム外形部(5)に作用可能なレバー(8)と、
を備えた自動車用途の電動駆動装置であって、
前記レバー(8)に作用する為に前記カム外形部(5)が全回転(360°)を完了し、前記カム外形部(5)が全回転以上(>360°)を実現するように構成されていることを特徴とする、駆動装置。 - 前記レバー(8)には、少なくも1つの第1のレバーストッパ(11)を備えられ、前記駆動ホィール(3)、特にウォームホィール(3)には、ホィールストッパ(12)が備えられ、両方の前記ストッパ(11,12)は位置依存的に相互作用することを特徴とする、請求項1に記載の駆動装置。
- 前記第1のレバーストッパ(11)は、前記駆動ホィール(3)、特にウォームホィール(3)の全回転を超える回転の後に、エンドストップ(11,12)として前記ホィールストッパ(12)と相互作用することを特徴とする、請求項2に記載の駆動装置。
- 前記第1のレバーストッパ(11)は、前記レバー(8)の軸から離れた端部に配置されていることを特徴とする、請求項2又は3に記載の駆動装置。
- 前記第1のレバーストッパ(11)は、更なるエンドストップとして前記カム外形部(5)と相互作用することを特徴とする、請求項2~4のいずれか一項に記載の駆動装置。
- 前記カム外形部(5)は、前記レバー(8)に対して、好ましくは前記軸に近い凹部(6)を有することを特徴とする、請求項5に記載の駆動装置。
- 前記凹部(6)は、前記駆動ホィール(3)、特にウォームホィール(3)の回転運動の開始時に、更なるエンドストップ(6,11)として前記第1のレバーストッパ(11)と相互作用することを特徴とする、請求項6に記載の駆動装置。
- 前記レバー(8)には、更なる第2のレバーストッパ(13)が備えられていることを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の駆動装置。
- 前記第2のレバーストッパ(13)は、前記ホィールストッパ(12)と位置依存的に相互作用することを特徴とする、請求項8に記載の駆動装置。
- 前記第1のレバーストッパ(11)は、前記駆動ホィール(3)、特にウォームホィール(3)の全回転を超える回転後に、前記エンドストッパ(11,12)として前記ホィールストッパ(12)と相互作用し、前記第2のレバーストッパ(13)は、前記駆動ホィール(3)、特にウォームホィール(3)の回転運動の開始時に、更なるエンドストッパ(13,12)として前記ホィールストッパ(12)と相互作用することを特徴とする、請求項8又はは9に記載の駆動装置。
- 請求項1~10のいずれか一項に記載の電動駆動装置を特徴とする、自動車用ラッチ、特に自動車ドア用ラッチ。
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