JP2024076838A - ゲーム機の施錠装置 - Google Patents

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農史 中村
白 中村
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Abstract

【課題】キャビネットの前部に取り付けられた、手前・奥に開閉する構造の前扉を、高い安全性で施錠し、スムーズに施錠・解錠することができるゲーム機の施錠装置を提供する。【解決手段】前扉30の内側に取り付けられるとともに、1本の基枠体1の両端に設けられ、受け金具32,33の係止部に係止されるラッチ部材12,22を有した施錠部10,20と、基枠体の正面に、基枠体の長手方向に向けて取り付けられたシリンダ錠2と、シリンダ錠の錠軸2aに固定されたカム部材4と、が具備される。施錠部10,20は、基枠体の両端部に固定された取付枠11,21と、取付枠の内側に、回動可能に軸支されたラッチ部材12,22と、ラッチ部材に隣接して取付枠の内側に軸支された回動係止部材13,23と、ラッチ部材と回動係止部材間に掛けられたばね部材7と、を備える。【選択図】図8

Description

本発明は、ゲーム機の施錠装置に関し、特に、スロットマシンなどのゲーム機の前部に設けられ、手前・奥に開閉する構造の前扉を、施錠する施錠装置に関する。
例えば、スロットマシンは、通常、キャビネット内の上部に、回転して図柄を表示するリールを設けたリールユニットが配設され、その下部に、メダルを払い出すメダル払出装置が配設され、キャビネットの前面を、前扉により開閉可能に閉鎖するように構成される。前扉は、通常、左側部をヒンジ装置により開閉可能に支持され、前扉の前面には、スタートスイッチ、ストップスイッチなどのスイッチ類、装飾ランプなどが設けられる。また、前扉の右側部に、シリンダ錠を備えた施錠装置が取り付けられ、その施錠装置により前扉がキャビネットに対し施錠される。
一方、スロットマシンでは、点検時、メダル充填時などに、上部のリールユニットと下部のメダル払出装置とが、別々に調整し或いは点検することが行われるため、上部のリールユニットと下部のメダル払出装置とをキャビネットごとに分離し、それらに上前扉と下前扉を設け、別々に扉を開閉可能とした分離型のスロットマシンが下記特許文献1などで提案されている。
特開2003-250959号公報 特開2017-148197公報
上記スロットマシンは、営業中などに、メダルの払出装置にメダルを補充する際、前扉のみを開き、図柄を表示するリールを開かずに、メダルをメダル払出装置に補充することができる。
しかしながら、このスロットマシンの下前扉は、スイッチ類や装飾部などが前方に突出し、左側部にもうけたヒンジ装置を介して右開きを行うように構成されるため、下前扉を解放したとき、下前扉の前突出部がキャビネットの左側面からさらに左側に突出し、その下前扉の突出部分がホールの島に設置された隣接機器と干渉しやすいという不具合があった。
そこで、キャビネットに対し、下部ヒンジを介して、手前上下開きを行うように、下前扉を、手前上下開きの扉とすることが検討された。しかし、この扉内には、メダル払出し装置が内蔵されるため、手前上下開きの前扉にはそれを施錠する安全性の高い施錠装置が必要とされる。
従来のゲーム機の前扉を施錠する施錠装置は、種々の構造のものが製造されているが、ほとんどの施錠装置の扉がその左側部を、ヒンジ装置を介して横開き可能に取り付けられるため、ヒンジ装置と反対側の側部のみに施錠装置を設けて構成される。このため、従来の施錠装置をそのまま適用した場合、一方の片側側部のみが施錠され、他方の片側は無施錠となり、セキュリティ上問題が生じやすい。
そこで、本発明者らは、上記特許文献2により、下前扉の左右両側を施錠する構造の施錠装置を提案した。この施錠装置は、下前扉の左右両側部を確実に施錠することができるものの、施錠時、解錠時ともに、施錠部の施錠杆が上下に摺動して施錠・解錠が行われるため、施錠杆の摺動摩擦抵抗が施錠・解錠のスムーズな動作を阻害しやすいという課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、キャビネットの前部に取り付けられた、手前・奥に開閉する構造の前扉を、高い安全性で施錠し、スムーズに施錠・解錠することができるゲーム機の施錠装置を提供することを目的とする。
本発明に係るゲーム機の施錠装置は、
ゲーム機のキャビネットの前面に、手前・奥に開閉する前扉が下部ヒンジを介して取り付けられ、該前扉を、施錠するゲーム機の施錠装置において、
該キャビネット内の両側に取り付けられ、係止部を設けた受け金具と、
該前扉の内側に取り付けられるとともに、1本の基枠体の両端に設けられ、該受け金具の係止部に係止されるラッチ部材を有した施錠部と、
該基枠体の正面に錠取付枠を介して、該基枠体の長手方向に向けて取り付けられたシリンダ錠と、
該シリンダ錠の錠軸に固定されたカム部材と、
を具備し、
該施錠部は、
該基枠体の両端部に固定された取付枠と、該取付枠の内側に、回動可能に軸支された該ラッチ部材と、該ラッチ部材に隣接して該取付枠の内側に軸支された回動係止部材と、該ラッチ部材と該回動係止部材間に掛けられたばね部材と、を備え、
該両側の回動係止部材は、連結杆により相互に連結されるとともに、同期して回動可能に軸支され、該連結杆には係合レバーが該カム部材側に突出して取り付けられ、該ラッチ部材には、該回動係止部材に突設された係止ピンが進入して係止させるラッチ溝が設けられ、
該前扉を該キャビネットに対し閉じたとき、該受け金具の係止部が該ラッチ部材を押して回動させ、該ラッチ部材の回動に伴い該ラッチ溝に該係止ピンが係止されて該ラッチ部材をロックし、
該シリンダ錠の解錠操作時、該カム部材、該係合レバー及び該連結杆を介して、該両側の回動係止部材が解錠方向に回動し、該両側のラッチ部材の該ラッチ溝から該係止ピンが外れ、該ラッチ部材が解錠側に回動して、前記施錠部が解錠されることを特徴とする。
この発明のゲーム機の施錠装置によれば、前扉をキャビネットに対し閉じたとき、受け金具の係止部がラッチ部材を押して回動させ、ラッチ部材の回動に伴いラッチ溝に係止ピンが係止されてラッチ部材をロックし、シリンダ錠の解錠操作時、カム部材、係合レバー及び連結杆を介して、両側の回動係止部材が解錠方向に回動し、両側のラッチ部材のラッチ溝から係止ピンが外れ、ラッチ部材が解錠側に回動して、施錠部が解錠されるため、前扉を、高い安全性で施錠し、スムーズに施錠・解錠することができる。また、キャビネットの前扉は、手前・奥に開閉する構造のため、前扉の開放時、ホールの島に設置された隣接機器との干渉を回避することができる。
ここで、上記基枠体は、上記基枠体は、前扉の上部に、水平横方向に取り付けられ、基枠体の一部に開口部が設けられ、上記連結杆に取り付けられた係合レバーが該開口部を通して前面側に突出し、上記カム部材と係合するように構成することができる。また、上記施錠部の取付枠は、上記基枠体の背面側に直角に突出し、上記ラッチ部材と回動係止部材は、各々、上記シリンダ錠の錠軸とほぼ平行の支軸により、該取付枠の内側に軸支される構成とすることができる。
この発明のゲーム機の施錠装置によれば、キャビネットの前部に取り付けられた、手前・奥に開閉する構造の前扉を、高い安全性で施錠し、スムーズに施錠・解錠することができる。
本発明の一実施形態を示す施錠装置の正面図である。 同施錠装置の平面図である。 同施錠装置の右側面図である。 同施錠装置の左側面図である。 同施錠装置の左斜め上から見た斜視図である。 同施錠装置の右斜め下から見た斜視図である。 図1のVII-VII断面図である。 同施錠装置の分解斜視図である。 右側の施錠部の分解斜視図である。 図7に対応した施錠時の断面図である。 左側の施錠部における施錠時の内側から見た拡大斜視図である。 右側の施錠部における施錠時の内側から見た拡大斜視図である。 前扉に施錠装置を取り付けた状態の、施錠時の斜視図である。 前扉に施錠装置を取り付けた状態の、解錠時の斜視図である。 キャビネットと前扉に施錠装置を取り付けた状態の、施錠時の斜視図である。 キャビネットと前扉に施錠装置を取り付けた状態の、解錠時の斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1~図16に示すゲーム機の施錠装置は、例えばスロットマシンのキャビネットKの前面に、開閉可能に取り付けられた前扉30を、施錠する施錠装置である。図15,16に示すように、前扉30は、上部を手前に上下に開く構造であり、下部ヒンジ42,43がキャビネットKの前下部に取り付けられる。前扉30は、解錠時、下部ヒンジ42,43を介してその上部を手前に引いて開放される。
キャビネットK内の両側下部に、受け金具32,33が縦に取り付けられる。受け金具32,33は、左右対称形に形成され、各々、縦長の基枠34,35上に軸支部36,37が内側に突出して取り付けられる。軸支部36,37内には、係止ピン(係止部)38,39が、その係止ピン38,39の両端を、基枠34,35と軸支部36,37に軸支され、受け金具32,33内に、係止ピン38,39が、各々、水平横方向に取り付けられる。なお、係止ピン38,39は、この例ではピン型のシャフト状となっているが、その他の形状でも構わない。
施錠装置は、図5、図6、図8に示すように、1本の横長の基枠体1有し、その両端に設けた幅広部の内側(背面側)に、左右の施錠部10,20が取り付けられる。基枠体1は長尺の鋼板を、横断面略L字形に曲げて形成され、必要な強度を保持している。
施錠部10,20は、施錠時、受け金具32,33の係止ピン38,39を、ラッチ部材12,22の係止溝16,26で保持してロックする構造であり、両側の施錠部10、20は、図8に示すように、各々、左右対称形に形成されている。
図8に示す如く、基枠体1の正面に、シリンダ錠2が、錠取付枠3を介して、基枠体1の正面長手方向と平行に、横向きに取り付けられる。錠取付枠3は、鋼板を略コ字状に曲げて形成され、基枠体1の正面に固定される。シリンダ錠2は、その錠軸2aを錠取付枠3の内側に挿入するように取り付けられ、錠軸2aの先端にカム部材4が固定され、シリンダ錠2の解錠操作に応じて、カム部材4が回動する。錠軸2aを含むシリンダ錠2の軸C(図8)の軸方向は、基枠体1の長手方向と平行である。
一方、図8に示すように、基枠体1におけるカム部材4の近傍に、開口部1aが形成され、この開口部1aから、係合レバー6がカム部材4側に突出する。カム部材4は、一部が少し長いレバー状に形成され、解錠操作時、レバー状の先端で連結杆5側の係合レバー6を、押し下げて、回動係止部材13,23を回動させる。つまり、解錠操作時のカム部材4の回動力を、係合レバー6を介して連結杆5に伝達し、連結杆5をその長手方向の長軸を中心に回動させるように動作する。その長軸は上記シリンダ錠2のC軸とほぼ平行に配設される。なお、この図例では、長尺型のシリンダ錠2を使用しているが、通常の短尺型のシリンダ錠であっても構わない。また、連結杆5の長軸はC軸と不平行の場合もある。シリンダ錠2の錠取付枠3には、カム部材4を覆うようにカバー45が取り付けられる。
両側の施錠部10,20は、図8に示す如く、基枠体1の両端部に固定され、基枠体1の正面と直角に、背面側に突設された取付枠11,21と、取付枠11,21の内側に、支軸17、27を軸に回動可能に軸支されたラッチ部材12,22と、ラッチ部材12,22に隣接して取付枠11,21の内側に支軸18、28で軸支された回動係止部材13,23と、ラッチ部材12,22と回動係止部材13,23間に掛けられた1本のばね部材7と、を備える。
両側の施錠部10,20は、左右対称形に構成され、図9は、右側の施錠部10の分解斜視図を示している。左側の施錠部20は、右側の施錠部10と対称形であり、施錠部10と施錠部20の構造は、ほぼ同一である。
図8、図9に示すように、施錠部10の取付枠11は、基枠体1から背面側に直角に突出した部分に、支軸17と支軸18が、上記軸C(図8)と平行に軸支され、その支軸17にラッチ部材12が軸支され、支軸18に回動係止部材13が回動可能に軸支される。支軸17と支軸18は、シリンダ錠2の錠軸2aとほぼ平行に取り付けられる。
ラッチ部材12と回動係止部材13は、隣接して取付枠11の直角折り曲げ部に軸支され、ラッチ部材12には、ラッチ溝15と係止溝16が設けられる。回動係止部材13には、施錠時、ラッチ溝15に進入する係止ピン14が取り付けられる。係止溝16は、受け金具32の係止ピン38を導入してロックする部分である。取付枠11には係止ピン38を導入するための、開口部11bが背面側に開口して設けられる。
図9に示すように、回動係止部材13には、連結部13aが直角に曲げて設けられ、連結杆5の端部がこの連結部13aに連結される。また、ラッチ部材12と回動係止部材13間には、ばね部材(コイルばね)7が掛けられる。このばね部材7は、ラッチ部材12が、解錠時、図7に示すように、その係止溝16を、背面側(受け金具32の側)に露出させるように付勢する。また、施錠時、ばね部材7は、図10に示すように、ラッチ溝15に進入した係止ピン14を保持し、係止溝16内で、受け金具32の係止ピン(係止部)38を保持するように作用する。
解錠操作時には、シリンダ錠2のカム部材4の回動力が係合レバー6を介して連結杆5に伝達され、連結杆5の回動とともに、回動係止部材13が回動して係止ピン14がラッチ溝15から外れ、ばね部材7のばね力によりラッチ部材12が図10の矢印方向(時計方向)に回動し、解錠する。また、解錠時には、図7に示すように、回動係止部材13と係合レバー6は、ばね部材7のばね力により図7の状態となり、シリンダ錠2のカム部材4の先端部が係合レバー6に当接した状態となる。施錠部10の内側にはカバー10aが取り付けられる。
図8に示すように、左側の施錠部20の取付枠21は、基枠体1から背面側に直角に突出した部分に、支軸27と支軸28が、上記軸Cと平行に軸支され、その支軸27にラッチ部材22が軸支され、支軸28に回動係止部材23が回動可能に軸支される。ラッチ部材22と回動係止部材23は隣接して取付枠21の直角折り曲げ部に軸支され、ラッチ部材22には、ラッチ溝25と係止溝26が設けられる。回動係止部材23には、施錠時、ラッチ溝25に進入する係止ピン24が取り付けられる。施錠時、係止溝26は、受け金具33の係止ピン39を導入してロックする。
図8に示すように、回動係止部材23には、連結部23aが設けられ、連結杆5の端部がこの連結部23aに連結される。また、ラッチ部材22と回動係止部材23間に、ばね部材(コイルばね)7が掛けられる。このばね部材7は、ラッチ部材22が、解錠時、その係止溝26を、背面側(受け金具32の側)に露出させる。また、ばね部材7は、施錠時、ラッチ溝25に進入した係止ピン24を保持し、係止溝26内に、受け金具33の係止ピン(係止部)39を保持するように付勢する。
これにより、解錠操作時、シリンダ錠2のカム部材4の回動力が係合レバー6を介して連結杆5に伝達され、連結杆5が回動したとき、回動係止部材23が回動して係止ピン24がラッチ溝25から外れ、ばね部材7のばね力によりラッチ部材22が解錠位置まで回動し、解錠する構造である。また、解錠時、回動係止部材23と係合レバー6は、ばね部材7のばね力により、シリンダ錠2のカム部材4の先端部が係合レバー6に当接した状態となり、ラッチ部材22はその係止溝26を背面側に露出させ、受け金具33の係止ピン39を開放する。施錠部20の内側にはカバー20aが取り付けられる。基枠体1の内側にはカバー46が取り付けられ、施錠部20の内側にはカバー20aが取り付けられる。
次に、上記構成のゲーム機の施錠装置に使用形態と動作を説明する。施錠装置は、図15に示すように、ゲーム機の下部に 下部ヒンジ42,43を介して取り付けられた前扉30の上部内側に、横方向(ゲーム機の前から前扉30に向かって左右方向)に向けて取り付けられる。
シリンダ錠2は、図15に示すように、前扉30の側方右側を向く。前扉30の前面には、通常、装飾部が設けられるため、シリンダ錠2の先端鍵穴部分は、装飾部の右側面に露出することになる。前扉30は、その両側下部が下部ヒンジ42,43によって回動可能に支持され、その上部を手前に上下に引いて開放し、背面側に押して閉鎖する。受け金具32,33は、縦長の基枠34,35を有し、基枠34,35の内側には、係止ピン38,39が水平横方向に取り付けられる。係止ピン38,39は、基枠34,35に固定された受け部に、ピンの両端を保持させるように強固に取り付けられる。
このような受け金具32,33は、キャビネットKの内側下部両側に、縦に取り付けられ、その係止ピン38,39は水平横方向、つまり前扉30の閉鎖時、シリンダ錠2の錠軸2a、支軸17,27と平行となるように取り付けられる。
図14、図16に示すように、前扉30を開き、解錠した状態の施錠装置は、図7に示すように、ラッチ部材12がその係止溝16を開口部11b内で開いた位置で停止し、その状態を保持する。
この状態で、前扉30を閉じると、図7に示す如く、受け金具32,33の係止ピン38,39が相対的にラッチ部材12,22の係止溝16,26に進入し、ラッチ部材12,22が図7の矢印方向(反時計方向)に回動し、図10に示すように、係止溝16,26内に押し込まれる。
このとき、回動係止部材13,23は、ばね部材7に付勢されて、ラッチ部材12,22と同じ方向に回動するとともに、図10に示す位置まで回動する。このとき、回動係止部材13,23の係止ピン14,24が、ラッチ部材12,22のラッチ溝15,25に進入し、これにより、ラッチ部材12,22は、図10の位置でロックされ、受け金具32,33の係止ピン38,39が取付枠11,21の開口部11b、21b内で、係止溝16,26内に保持され、施錠状態となる。
解錠時、キーをシリンダ錠2に差し込み、右に回すと、カム部材4が、図10の反時計方向に回動し、その先端で係合レバー6を押し下げ、連結杆5を介して、両側の施錠部10,20の回動係止部材13,23を、図10の時計方向に回動させる。このとき、図10の矢印に示すように、回動係止部材13,23の係止ピン14,24がラッチ部材12,22のラッチ溝15,25から退出して外れ、ばね部材7のばね力により、ラッチ部材12,22が図10の時計方向に回動し、図7に示すように、受け金具32,33の係止ピン38,39を開放し、解錠状態となる。
このように、前扉30をキャビネットKに対し閉じたとき、受け金具32,33の係止ピン38、39がラッチ部材12,22を押して回動させ、ラッチ部材12,22の回動に伴いラッチ溝15,25に係止ピン14,24が係止されてラッチ部材12,22をロックし、シリンダ錠2の解錠操作時、カム部材4、係合レバー6及び連結杆5を介して、両側の回動係止部材13,23が解錠方向に回動する。これにより、両側のラッチ部材12,22のラッチ溝15,25から係止ピン14,24が外れ、ラッチ部材12,22が解錠側に回動して、施錠部10,20が解錠されるため、前扉30を、高い安全性で施錠し、スムーズに施錠・解錠することができる。
1 基枠体
1a 開口部
2 シリンダ錠
2a 錠軸
3 錠取付枠
4 カム部材
5 連結杆
6 係合レバー
7 ばね部材
10 施錠部
10a カバー
11 取付枠
11b 開口部
12 ラッチ部材
13 回動係止部材
13a 連結部
14 係止ピン
15 ラッチ溝
16 係止溝
17 支軸
18 支軸
20 施錠部
20a カバー
21 取付枠
22 ラッチ部材
23 回動係止部材
23a 連結部
24 係止ピン
25 ラッチ溝
26 係止溝
27 支軸
28 支軸
30 前扉
32 受け金具
33 受け金具
34 基枠
36 軸支部
38 係止ピン
39 係止ピン
42 下部ヒンジ
45 カバー
46 カバー

Claims (3)

  1. ゲーム機のキャビネットの前面に、手前・奥に開閉する前扉が下部ヒンジを介して取り付けられ、該前扉を、施錠するゲーム機の施錠装置において、
    該キャビネット内の両側に取り付けられ、係止部を設けた受け金具と、
    該前扉の内側に取り付けられるとともに、1本の基枠体の両端に設けられ、該受け金具の係止部に係止されるラッチ部材を有した施錠部と、
    該基枠体の正面に錠取付枠を介して、該基枠体の長手方向に向けて取り付けられたシリンダ錠と、
    該シリンダ錠の錠軸に固定されたカム部材と、
    を具備し、
    該施錠部は、
    該基枠体の両端部に固定された取付枠と、該取付枠の内側に、回動可能に軸支された該ラッチ部材と、該ラッチ部材に隣接して該取付枠の内側に軸支された回動係止部材と、該ラッチ部材と該回動係止部材間に掛けられたばね部材と、を備え、
    該両側の回動係止部材は、連結杆により相互に連結されるとともに、同期して回動可能に軸支され、該連結杆には係合レバーが該カム部材側に突出して取り付けられ、該ラッチ部材には、該回動係止部材に突設された係止ピンが進入して係止させるラッチ溝が設けられ、
    該前扉を該キャビネットに対し閉じたとき、該受け金具の係止部が該ラッチ部材を押して回動させ、該ラッチ部材の回動に伴い該ラッチ溝に該係止ピンが係止されて該ラッチ部材をロックし、
    該シリンダ錠の解錠操作時、該カム部材、該係合レバー及び該連結杆を介して、該両側の回動係止部材が解錠方向に回動し、該両側のラッチ部材の該ラッチ溝から該係止ピンが外れ、該ラッチ部材が解錠側に回動して、前記施錠部が解錠されることを特徴とするゲーム機の施錠装置。
  2. 前記基枠体は、前扉の上部に、水平横方向に取り付けられ、該基枠体の一部に開口部が設けられ、前記連結杆に取り付けられた係合レバーが該開口部を通して前面側に突出し、前記カム部材と係合することを特徴とする請求項1記載のゲーム機の施錠装置。
  3. 前記施錠部の取付枠は、前記基枠体の背面側に直角に突出し、前記ラッチ部材と回動係止部材は、各々、前記シリンダ錠の錠軸とほぼ平行の支軸により、該取付枠の内側に軸支されたことを特徴とする請求項1記載のゲーム機の施錠装置。


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