JP2024064049A - モータ、モータ用のバスバーユニット、およびモータ用のバスバーユニットの製造方法 - Google Patents

モータ、モータ用のバスバーユニット、およびモータ用のバスバーユニットの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】モータ用のバスバーユニットにおいて、接続端子の高い位置精度を実現する。【解決手段】本願発明に係るバスバーユニット10の製造方法は、電源接続端子部材14を、インサート成形によって樹脂プレート12に一体的に成形する工程と、電源接続端子部材14にバスバーを電気的に接続するように取り付ける工程と、を備える。電源接続端子部材14は、モータ制御基板に接続される電源接続端子14aと、ステータのコイルと電気的に接続されるバスバーが取り付けられる取り付け部14bと、を有する。電源接続端子14aおよび取り付け部14bは、樹脂プレート12からそれぞれ独立して突出する。電源接続端子部材14の取り付け部14bが、バスバーの取り付け部に溶接される。【選択図】図6

Description

本発明は、モータ、モータ用のバスバーユニット、およびモータ用のバスバーユニットの製造方法に関し、特に、外部機器に接続される接続端子部材と、ステータのコイルと電気的に接続されるバスバーと、を有するモータ、モータ用のバスバーユニット、およびモータ用のバスバーユニットの製造方法に関する。
ステータのコイルと電気的に接続されるバスバーと、外部機器に接続される接続端子を有するモータが知られている(例えば、特許文献1および2参照)。この接続端子は、特許文献1および2の図からわかるように、外部機器側の端子に届くように長く延在している。
特開2019-170013号公報 特開2020-65358号公報
上記のように、接続端子は通常長く延在するため、接続端子が少しでも傾くと、先端部の位置精度が悪くなり、外部機器側の端子と結合しにくくなる。このため、上記特許文献1および2のように接続端子が一体となったバスバーを樹脂プレートにインサート成形することも考えられる。しかしながら、バスバーは比較的大きな部材であり、他の設計条件を満たしながらインサート成形することが困難な場合がある。一方、接続端子のみをインサート成形して、その後バスバーを接続端子に溶接などで結合することも考えられる。しかしながら、この場合、バスバーを接続端子に溶接などで結合するときに、接続端子の先端部の位置精度が低下する恐れがある。
そこで本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、モータ用のバスバーユニットにおいて、接続端子の高い位置精度を実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るモータ用のバスバーユニットの製造方法は、外部機器に接続される接続端子と、ステータのコイルと電気的に接続されるバスバーが取り付けられる取り付け部と、を有する接続端子部材を、インサート成形によって樹脂プレートに一体的に成形する工程であって、接続端子および取り付け部は、樹脂プレートからそれぞれ独立して突出する、工程と、バスバーを、樹脂プレートに取り付ける工程と、接続端子部材の取り付け部に、バスバーを電気的に接続するように取り付ける工程と、を備える。
この態様によれば、インサート成形によって接続端子を精度良く固定することができる。また、バスバーが取り付けられる取り付け部が接続端子と独立して突出しているため、バスバーを取り付け部に取り付けることによる接続端子の位置精度の低下を抑制することができる。
接続端子部材の取り付け部にバスバーを取り付ける工程では、接続端子部材の取り付け部に、バスバーを溶接してもよい。この態様によれば、接続端子部材とバスバーを確実に電気的に接続させることができる。逆に、溶接される取り付け部は接続端子と独立して突出しているため、接続端子部材とバスバーを溶接しても、接続端子の先端部の位置精度の低下を抑制することができる。ここで、「接続端子および取り付け部は、樹脂プレートからそれぞれ独立して突出する」とは、接続端子および取り付け部が樹脂プレートの表面で完全に分離している態様に限られるものではなく、取り付ける工程(溶接や圧入等)における接続端子への影響が抑制される限り、接続端子と取り付け部とを連結する部分の一部が樹脂プレート表面に露出していてもよい。
バスバーを樹脂プレートに取り付ける工程では、バスバーを樹脂プレートに圧入してもよい。この態様によれば、バスバーを樹脂プレートにインサート成形することを回避することができる。このため、接続端子部材をより簡易且つ適切に樹脂プレートにインサート成形することができる。
さらに、上記課題を解決するために、本発明に係るモータ用のバスバーユニットは、樹脂プレートと、樹脂プレートに一体的に成形された、外部機器に接続される接続端子部材と、樹脂プレートに取り付けられた、ステータのコイルと電気的に接続されるバスバーと、を備える。接続端子部材は、外部機器に接続される接続端子と、バスバーが取り付けられる取り付け部と、を有し、接続端子および取り付け部は、樹脂プレートからそれぞれ独立して突出している。バスバーは、接続端子部材の取り付け部に電気的に接続するように取り付けられている。
この態様によれば、バスバーが取り付けられる取り付け部が接続端子と独立して突出しているため、バスバーを取り付け部に取り付けたときの接続端子の位置精度の低下を抑制した、バスバーユニットを提供することができる。
本実施形態に係るバスバーユニットの斜視図である。 電源接続端子部材の斜視図である。 本実施形態に係る第1バスバーの斜視図である。 本実施形態に係る第2バスバーの斜視図である。 本実施形態に係る第3バスバーの斜視図である。 バスバーユニットを製造する過程で製造される半製品の斜視図である。
図1は、本実施形態に係るバスバーユニット10の斜視図である。バスバーユニット10は、樹脂プレート12、第1電源接続端子部材14A、第2電源接続端子部材14B、電源接続端子部材14C(以下、適宜「電源接続端子部材14」と総称する。)、第1バスバー20、第2バスバー22、第3バスバー24、および第4バスバー26を有する。バスバーユニット10は、モータの一部構成するユニットである。バスバーユニット10、モータハウジング(図示せず)、ロータ(図示せず)、ステータ(図示せず)、モータ回路基板(図示せず)によりモータが構成される。モータ回路基板は、モータを制御する電子制御ユニット(ECU)である。
第1電源接続端子部材14A、第2電源接続端子部材14B、および電源接続端子部材14Cは、モータ回路基板(外部機器)に接続される。モータ回路基板は、ステータへの供給電力を制御することによりモータの作動を制御するモータ制御ユニットとして機能する。第1バスバー20、第2バスバー22、第3バスバー24、および第4バスバー26は、ステータのコイルと電気的に接続される。本実施形態では、バスバーユニット10は3つの電源接続端子部材14と4つのバスバーを有しているが、電源接続端子部材14とバスバーの数がこれに限定されないことはもちろんである。
樹脂プレート12は、厚みのある円環状に形成されており、中央に開口12bを有する。電源接続端子部材14、第1バスバー20、第2バスバー22、第3バスバー24、および第4バスバー26は、樹脂プレート12の表面12aからその一部が突出するように樹脂プレート12に固定されている。第1電源接続端子部材14A、第2電源接続端子部材14B、および電源接続端子部材14Cは、共通の部材である。これにより、それぞれ異なる部材を用いる場合に比べてコストを抑制することができる。なお、第1電源接続端子部材14A、第2電源接続端子部材14B、および電源接続端子部材14Cがそれぞれ異なる形状に形成されていてもよい。
図2は、電源接続端子部材14の斜視図である。電源接続端子部材14は、電源接続端子14a、取り付け部14b、および接続部14cを有する。電源接続端子部材14は、板金を打ち抜きさらに折り曲げて形成されている。電源接続端子14aは、長さが幅の約5倍の細長い矩形のプレート状に形成されている。
この電源接続端子14aが、モータ回路基板に接続される。取り付け部14bは、長さが幅の約2倍の細長いプレート状に形成されている。この取り付け部14bが、バスバーの取り付け部に取り付けられる。電源接続端子14aおよび取り付け部14bは、先端の角部が面取りされており、さらに幅が先細りとなっている。接続部14cは、矩形のプレート状に形成されている。接続部14cは、電源接続端子14aと取り付け部14bとを電気的に接続するように中継する部分である。
電源接続端子14aの一側縁が取り付け部14bの一側縁と隣接しており、その隣接箇所を中心とした電源接続端子14aから取り付け部14bの成す角が90度となるように両者が配置されている。電源接続端子14aの底部および取り付け部14bの底部は、矩形の接続部14cの隣接する2辺にそれぞれ一体的に結合されている。なお、電源接続端子部材14がこのような形状に限定されないことはもちろんである。
図3は、本実施形態に係る第1バスバー20の斜視図である。第1バスバー20は、接続部20a、取り付け部20b、バスバー端子20c、およびバスバー端子20dを有する。第1バスバー20もまた、板金を打ち抜きさらに折り曲げて形成されている。
接続部20aは、長さが幅の10倍以上長い、細長い略矩形のプレート状に形成されている。接続部20aの長辺の一方を上端としたときに、その上端側から見て、接続部20aは、円環状の樹脂プレート12の外周に沿うように湾曲している。取り付け部14bは、長さが幅の約1.5倍の細長いプレート状に形成されている。バスバー端子20cおよび取り付け部20bは、細長い矩形のプレートを中央で折り曲げたU字状に形成されている。
取り付け部20bは、接続部20aの上端よりも上方に延在するように、その底部が接続部20aの上端に一体的に結合されている。バスバー端子20cおよびバスバー端子20dは、上方から見てU字状となり、且つ左側にそのU字が開口するように、それぞれの底部の一部が接続部20aの上端に一体的に結合されている。バスバー端子20cは接続部20aの右端の上端に、バスバー端子20dは接続部20aの左端の上端に、それぞれ結合されている。取り付け部20bおよびバスバー端子20cは、湾曲する接続部20aの系外向きにずらされて接続部20aに結合されている。
図4は、本実施形態に係る第2バスバー22の斜視図である。第2バスバー22は、接続部22a、取り付け部22b、バスバー端子22c、およびバスバー端子22dを有する。第2バスバー22もまた、板金を打ち抜きさらに折り曲げて形成されている。
接続部22aは、長さが幅の10倍以上長い、細長い略矩形のプレート状に形成されている。接続部22aの長辺の一方を上端としたときに、その上端側から見て、接続部22aは、円環状の樹脂プレート12の外周に沿うように湾曲している。取り付け部14bは、長さが幅の約1.5倍の細長いプレート状に形成されている。バスバー端子22cおよび取り付け部22bは、細長い矩形のプレートを中央で折り曲げたU字状に形成されている。
取り付け部22bは、接続部22aの上端よりも上方に延在するように、その底部が接続部22aの上端に一体的に結合されている。バスバー端子22cおよびバスバー端子22dは、上方から見てU字状となり、且つ左側にそのU字が開口するように、それぞれの底部の一部が接続部22aの上端に一体的に結合されている。バスバー端子22cは接続部22aの右端の上端に、バスバー端子22dは接続部22aの左端の上端に、それぞれ結合されている。取り付け部22b、バスバー端子22c、およびバスバー端子22cは、湾曲する接続部22aの系外向きにずらされて接続部22aに結合されている。
図5は、本実施形態に係る第3バスバー24の斜視図である。第3バスバー24は、接続部24a、取り付け部24b、バスバー端子24c、およびバスバー端子24dを有する。第3バスバー24もまた、板金を打ち抜きさらに折り曲げて形成されている。
接続部24aは、長さが幅の10倍以上長い、細長い略矩形のプレート状に形成されている。接続部24aの長辺の一方を上端としたときに、その上端側から見て、接続部24aは、円環状の樹脂プレート12の外周に沿うように湾曲している。取り付け部14bは、長さが幅の約1.5倍の細長いプレート状に形成されている。バスバー端子24cおよび取り付け部24bは、細長い矩形のプレートを中央で折り曲げたU字状に形成されている。
取り付け部24bは、接続部24aの上端よりも上方に延在するように、その底部が接続部24aの上端に一体的に結合されている。バスバー端子24cおよびバスバー端子24dは、上方から見てU字状となり、且つ左側にそのU字が開口するように、それぞれの底部の一部が接続部24aの上端に一体的に結合されている。バスバー端子24cは接続部24aの右端の上端に、バスバー端子24dは接続部24aの左端の上端に、それぞれ結合されている。取り付け部24b、バスバー端子24c、およびバスバー端子24cは、湾曲する接続部24aの系外向きにずらされて接続部24aに結合されている。
図6は、バスバーユニット10を製造する過程で製造される半製品30の斜視図である。本実施形態に係るバスバーユニット10の製造方法は、第1電源接続端子部材14A、第2電源接続端子部材14B、および電源接続端子部材14Cをインサート成形によって樹脂プレート12に一体的に成形する工程と、第1バスバー20、第2バスバー22、および第3バスバー24を樹脂プレート12に取り付ける工程と、第1電源接続端子部材14A、第2電源接続端子部材14B、および電源接続端子部材14Cを、第1バスバー20、第2バスバー22、および第3バスバー24にそれぞれ電気的に接続するように取り付ける工程と、を備える。以下、これらの工程について図6を用いて詳細に説明する。
まず、第1電源接続端子部材14A、第2電源接続端子部材14B、および電源接続端子部材14Cが、インサート成形によって樹脂プレート12に一体的に成形される。こうして、図6に示される半製品30がまず製造される。第1電源接続端子部材14A、第2電源接続端子部材14B、および電源接続端子部材14Cがインサート成形によって樹脂プレート12に一体的に成形されたとき、それぞれの電源接続端子14aおよび取り付け部14bは、樹脂プレート12からそれぞれ独立して突出する。
次に、第1バスバー20の接続部20aが、樹脂プレート12の第1溝12cに圧入される。また、第2バスバー22の接続部22aが、樹脂プレート12の第2溝12dに圧入される。また、第3バスバー24の接続部24aが、樹脂プレート12の第3溝12eに圧入される。さらに、第4バスバー26の接続部が、樹脂プレート12の第4溝12fに圧入される。なお、これらの圧入は、通常の圧入に比べて小さい力で圧入する軽圧入である。
次に、第1電源接続端子部材14Aの取り付け部14bに、第1バスバー20の取り付け部20bが溶接される。また、第2電源接続端子部材14Bの取り付け部14bに、第2バスバー22の取り付け部22bが溶接される。さらに、電源接続端子部材14Cの取り付け部14bに、第3バスバー24の取り付け部24bが溶接される。溶接として、本実施形態ではスポット溶接が用いられている。なお、プロジェクション溶接やアーク溶接など他の溶接方法が用いられてもよい。
また、本実施形態では、溶接に代えて他の取り付け方法により、電源接続端子部材14の取り付け部をバスバーの取り付け部に取り付けてもよい。例えば、ねじやリベットなどの締結具を用いて電源接続端子部材14の取り付け部をバスバーの取り付け部に取り付けてもよい。また、ろう接を用いて電源接続端子部材14の取り付け部をバスバーの取り付け部に取り付けてもよい。
バスバーユニット10を含むモータの製造方法は、さらに、第1バスバー20、第2バスバー22、第3バスバー24、および第4バスバー26の各々のバスバー端子を、ステータのマグネットコイルに溶接する工程と、モータ回路基板をバスバーユニット10の上方に装着することにより、モータ回路基板側の接続端子に、電源接続端子部材14の電源接続端子14aを接続させる工程と、をさらに有する。
このように、本実施形態に係るバスバーユニット10では、まず電源接続端子部材14をバスバーから分離し、電源接続端子部材14のみを樹脂プレート12にインサート成形している。これにより、電源接続端子部材14を樹脂プレート12に圧入する場合、または電源接続端子部材をバスバーに一体化してバスバーを樹脂プレート12に圧入する場合に比べ、電源接続端子部材またはバスバーと樹脂プレート12の溝との間のガタがなくなるため、電源接続端子部材14の電源接続端子14aの位置精度を高めることができる。
さらに、樹脂プレート12には、複数の覗き穴12gが形成されている。覗き穴12gは、バスバー端子をステータのマグネットコイルに溶接する工程において利用される。例えば、電源接続端子部材がバスバーと一体的に形成され、電源接続端子部材がバスバーと一緒に樹脂プレート12にインサート形成する場合、バスバーのバスバー端子の存在により、覗き穴12gの形成が困難となる。覗き穴12gが形成できなければ樹脂プレート12によるマグネットワイヤの位置出しおよび仮保持が行えないため、マグネットワイヤとバスバー端子との溶接作業性が低下する。さらに、体積が大きいバスバー全体をインサート成型するため、樹脂プレート12と金属製のバスバーとの線膨張係数の違いによる熱衝撃が生じる。したがって、この線膨張係数の違いによるクラックの発生防止なども考慮する必要が生じる。
これに対し、本実施形態では、このように電源接続端子部材14をバスバーから分離し、電源接続端子部材14のみを樹脂プレート12にインサート成形している。このため、まずバスバーがインサート成形されないため、覗き穴12gを適切に形成することができ、マグネットワイヤとバスバー端子との溶接作業性を確保することができる。また、線膨張係数の違いによるクラックの発生防止を考慮する必要性を低減することができる。
さらに、本実施形態では、電源接続端子部材14を樹脂プレート12にインサート成形したときに、電源接続端子14aと取り付け部14bとが独立して樹脂プレート12の表面12aから突出する。これにより、電源接続端子部材14の取り付け部14bをバスバーの取り付け部に溶接するときの電源接続端子14aの変形や倒れを抑制できる。このため、電源接続端子部材14の電源接続端子14aをバスバーの取り付け部に直接溶接する場合に比べ、電源接続端子14aの位置精度の低下を抑制することができる。したがって、モータ回路基板側のコネクタと電源接続端子14aとの適切な嵌合を実現することができる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の構成を適宜組み合わせたものや置換したものについても本発明に含まれるものである。また、当業者の知識に基づいて実施形態における組合せや処理の順番を適宜組み替えることや各種の設計変更等の変形を実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。
12 樹脂プレート,12a 表面,12b 開口,12c 第1溝,12d 第2溝,12e 第3溝,12g 覗き穴,14 電源接続端子部材,14a 電源接続端子,14b 取り付け部,14c 接続部,14A 第1電源接続端子部材,14B 第2電源接続端子部材,14C 電源接続端子部材,20 第1バスバー,20a 接続部,20b 取り付け部,20c バスバー端子,20d バスバー端子,22 第2バスバー,22a 接続部,22b 取り付け部,22c バスバー端子,22d バスバー端子,24 第3バスバー,24a 接続部,24b 取り付け部,24c バスバー端子,24d バスバー端子,30 半製品

Claims (5)

  1. 外部機器に接続される接続端子と、ステータのコイルと電気的に接続されるバスバーが取り付けられる取り付け部と、を有する接続端子部材を、インサート成形によって樹脂プレートに一体的に成形する工程であって、前記接続端子および前記取り付け部は、前記樹脂プレートからそれぞれ独立して突出する、工程と、
    前記バスバーを、前記樹脂プレートに取り付ける工程と、
    前記接続端子部材の前記取り付け部に、前記バスバーを電気的に接続するように取り付ける工程と、
    を備えることを特徴とする、モータ用のバスバーユニットの製造方法。
  2. 前記接続端子部材の前記取り付け部に前記バスバーを取り付ける工程では、前記接続端子部材の前記取り付け部に、前記バスバーを溶接することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記バスバーを前記樹脂プレートに取り付ける工程では、前記バスバーを前記樹脂プレートに圧入することを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 樹脂プレートと、
    前記樹脂プレートに一体的に成形された、外部機器に接続される接続端子部材と、
    前記樹脂プレートに取り付けられた、ステータのコイルと電気的に接続されるバスバーと、
    を備え、
    前記接続端子部材は、外部機器に接続される接続端子と、前記バスバーが取り付けられる取り付け部と、を有し、前記接続端子および前記取り付け部は、前記樹脂プレートからそれぞれ独立して突出しており、
    前記バスバーは、前記接続端子部材の前記取り付け部に電気的に接続するように取り付けられていることを特徴する、モータ用のバスバーユニット。
  5. 請求項4に記載のバスバーユニットを有することを特徴とする、モータ。
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