JP2024061430A - 電流センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】磁電変換素子が検出する磁束密度量を増加させることで、磁電変換素子の出力した検出信号の増幅率をさげ、また被検出電流が交流電流の際、高周波領域における周波数特性を任意に調整することが可能な電流センサを提供する。【解決手段】貫通スリット2で分岐された電流路3、4を囲むように磁性体コア5、6を配置し、1対の磁電変換素子8A、8Bは、貫通スリット2の空隙部を挟んで対向し、かつ、磁性体コア5、6のY方向の外形高さ寸法と磁性体コア5、6のZ方向の外形厚み寸法と貫通スリット2のX方向の幅長の寸法線内に配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、磁電変換素子を用いた電流センサに関する。
従来のモーター駆動用インバータなどで使用される電流センサは、被検出電流が流れる電流路を挟み込むように、2つの磁電変換素子を配置し、検出信号を差動演算することで、周囲の外部磁界の影響をキャンセルし、被検出電流を正確に検出する、差動検出型の電流センサが知られている。
例えば、特許文献1には、1つ以上の中抜部(貫通スリット)を有する、直線状に形成されている導体に被検出電流を印加して、差動場測定装置(磁電変換素子と差動演算部)を用いて、磁場勾配(磁電変換素子の位置による磁束密度量)を検出することによって、導体に印加される電流量を検出することを特徴とする電流センサが示されている。
また特許文献2には、空隙(貫通スリット)を有し、その貫通スリットに対して2本の電流路が線対称に配置されている、断面が矩形形状の導体に、被検出電流を印加することで発生する磁束を、貫通スリット空隙外部、かつ、導体を挟み込むように1対の磁電変換素子を配置し、検出信号を差動演算することで、周囲の磁場の影響をキャンセルし、被検出電流を検出する電流センサが示されている。
特表2002-523751号公報 特許第6144597号公報
しかしながら、いずれの特許文献においても、磁電変換素子は被検出電流が印加されることにより生じる磁束を直接検出するため、磁電変換素子が検出できる磁束密度量は非常に小さく、磁気抵抗効果素子等の検出感度の高い磁電変換素子が用いられて、検出した磁束密度量に応じた出力信号が出力されるが、検出する磁束密度量が非常に小さいことから、出力された出力信号も小さく、出力信号の増幅率を高くする必要がある。
出力信号の増幅率を高くすると、微量の磁束密度量の変化でも大きく影響を受けてしまうため、電流センサの外部磁界環境下に対して、差動演算による外部磁界キャンセル機能を有していても、微量の磁束密度量を検出してしまい、その影響は大きく出てしまう。
本発明では上記問題を鑑み、磁電変換素子が検出する磁束密度を増加させ、磁電変換素子から出力される出力信号の増幅率を下げることが可能な電流センサを提案するものである。
本発明における電流センサは、被検出電流が印加され、貫通スリットで分岐される第1の電流路と第2の電流路を有する導体と、2つの端面をそれぞれ有する略U字型形状の第1及び第2の磁性体コアと、前記貫通スリットを挟んで対向配置され、前記被検出電流から発生する磁束の所定の感磁軸方向の磁束密度をそれぞれ検出して前記磁束密度に応じた出力信号を出力する1対の磁電変換素子と、を備え、第1の磁性体コアは、第1の電流路の周囲であって貫通スリットの一方側の側壁をなす部分以外の周囲の少なくとも一部を囲むように配置され、第2の磁性体コアは、第2の電流路の周囲であって貫通スリットの他方側の側壁をなす部分以外の周囲の少なくとも一部を囲むように配置され、第1及び第2の磁性体コアは、2つの端面同士がそれぞれ対向する姿勢で配置され、対向する2つの端面同士の間には、コアギャップがそれぞれ形成されるものである。
本発明によれば、磁電変換素子が検出する磁束密度を増加させ、磁電変換素子から出力される出力信号の増幅率を下げることが可能な電流センサを提供するものである。
本発明の実施の形態1に関わる電流センサの概略図であり、図1(a)は電流センサの斜視図で、図1(b)は電流センサの平面視図で、図1(c)は断面図である。 図1に示した電流センサの貫通スリットの位置、および電流路の断面積を変えた構成例を示す図である。 図1に示した電流センサの磁性体コアを変えた構成例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に関わる電流センサに被検出電流を印加した場合の磁束経路を示す概略図で、図4(a)は磁性体コアとコアギャップを通過する磁束経路を示す図で、図4(b)は磁性体コアに集磁されない磁束経路を示す図である。 本発明の実施の形態1に関わる電流センサの貫通スリットとコアギャップ、磁電変換素子の配置変化の構成例を示す図である。 図5に示した構成例(a)~(d)において、各周波数における磁束密度変化率の解析値を示した表である。 図1に示した電流センサの貫通スリット、磁電変換素子の位置変化例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に関わる電流センサの導体と別の態様を持つ導体を有する電流センサの斜視図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に関わる電流センサ100の概略図であり、図1(a)は実施の形態1に関わる電流センサ100の斜視図で、図1(b)は実施の形態1に関わる電流センサ100の平面視図で、図1(c)は図1(b)における断面A―Aの断面図である。また本発明では特に説明しない場合、被検出電流が流れる導体の幅方向をX方向、導体の厚み方向をY方向、導体の延伸方向をZ方向とし、図示矢印の方向を+(正)方向とし、実施の形態1については、各方向を同様に定義する。
図1において、本発明の実施の形態1に関わる電流センサ100は、被検出電流が印加され、X方向の幅寸法が幅長W1の貫通スリット2を有する導体1と、貫通スリット2によって形成される電流路3と電流路4と、電流路3の周囲であって貫通スリット2の一方側の側壁をなす部分以外の周囲を取り囲んで配置された、Y方向に高さ寸法W3とZ方向に厚み寸法W4を有するU字型形状の磁性体コア5と、電流路4の周囲であって貫通スリット2の他方側の側壁をなす部分以外の周囲を取り囲んで配置された、磁性体コア5と同形状のU字型形状の磁性体コア6と、磁性体コア5と磁性体コア6の対面する端面間の空隙で形成され、X方向の幅が幅長W2の2つのコアギャップ7と、磁束を検出する検出素子である磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bとを有し、コアギャップ7は図1(c)に示すように、貫通スリット2の幅長W1がコアギャップ7の幅長W2と重なるように形成され、磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bは貫通スリット2の空隙2Aを挟んで対向して配置され、かつ、X方向は幅長W1又は幅長W2寸法線内、Y方向は高さ寸法W3の寸法線内、Z方向は厚み寸法W4の寸法線内に配置され、感磁軸がX方向となる姿勢で構成される。
また電流センサ100は図示しない樹脂筐体と、図示しない磁気検出手段と図示しないコネクタが実装された図示しないプリント基板を有し、プリント基板、導体1、磁性体コア5と磁性体コア6は樹脂筐体に固定され、磁電変換素子8A、8Bは磁気検出手段内に構成される。
磁気検出手段は、磁電変換素子8A、磁電変換素子8Bが検出した磁束密度量に応じてそれぞれ出力する出力信号を増幅し、増幅された2つの出力信号を差動演算して、その差動演算値を出力する図示しない差動演算部を有し、その差動演算値はコネクタを介して電流センサ100の外部に出力される。
導体1は、非磁性材料の銅材もしくはアルミ材等で、単一もしくは複数の材料で形成され、平板状の矩形形状断面を有する。
貫通スリット2は、本実施形態においては、導体1のX方向の幅寸法に対して中央に配置されており、電流路3と電流路4は同一断面積(XY面)を有する。電流路3の一部は貫通スリット2の一方側の側壁をなし、電流路4の一部は貫通スリット2の他方側の側壁をなす。
磁性体コア5と磁性体コア6は、磁性材料の珪素鋼板・フェライト・パーマロイ等で、単一もしくは複数の磁性材料で形成された、積層コアや巻きコア、鋳造コアであり、本実施形態においては、単一の磁性体で形成された、同形状(U字断面形状)の磁性体コアを端面同士が対面する姿勢で2つ配置される。
磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bは、X方向に同極性の感磁軸を持ち、導体1を流れる被検出電流が発生する磁束のX方向の磁束密度成分を検出している。
また磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bは、本実施形態では2つの検出素子として構成されているが、1つの検出素子を持つIC等の磁気センサを2つ用いてもよいし、2つの検出素子を持つ磁気センサを1つ用いてもよい。検出素子は、ホール効果素子や磁気抵抗効果素子等、磁束を検出し出力を行うことができる検出素子であれば、その種類を問わず、好適には、2つの検出素子を有する磁気センサを1つ用いると、2つの磁気センサを用いるよりも電流センサの部品点数が削減でき、コストメリットも生じる。
図2、3は別の形状の導体、磁性体コアを図1(b)A-A断面図に相当する図で示すもので、図2は、図1に示した電流センサ100の貫通スリット2の位置、および電流路3と電流路4の断面積を変えた構成例を示す図で、図3は、図1に示した電流センサ100の磁性体コア5と磁性体コア6を変えた構成例を示す図である。
本実施形態においては、貫通スリット2は、導体1のX方向の幅寸法に対して中央に配置されており、電流路3と電流路4は同一断面積(XY面)を有するが、その限りではなく、図2に示すように、貫通スリット2aは導体1aのX方向の幅寸法に対して中央に配置されなくてもよく、電流路3aと電流路4aは不同一断面積でも良い。
また、本実施形態において磁性体コア5、磁性体コア6は、単一の磁性体で形成された、同形状(U字断面形状)の磁性体コアを2つ対面配置したが、その限りではなく、図3(a)に示すように、磁性体5a1と磁性体5a2で磁性体コア5aを形成するように、複数の磁性体で形成されたU字形状の磁性体コアでもよい。また図3(b)に示すように、磁性体コア5と磁性体コア6は同形状でなくてもよく、例えば磁性体コア6はX方向が長い磁性体コア6aでもよい。加えて、磁性体コアの形状は、貫通スリット2以外の各電流路の周囲を取り囲む形状で略U字型の形状部を有していれば、凸部や凹部を有していてもよい。図3に示した磁性体コアの形状と構成は、本実施形態における形状例であり、本発明の構成を限定するものではない。
前記のように構成された実施の形態1に関わる電流センサ100は、導体1に被検出電流を印加した場合、電流路3と電流路4に分流して電流が流れる。この時、電流路3と電流路4に流れる電流量の総和は、導体1の被検出電流量と等しい。
ここでは電流路3と電流路4に流れる電流により生じる磁束について説明する。図4は、電流センサ100に被検出電流を印加した場合の磁束経路を図1(b)A-A断面図で示す概略図であり、図4(a)は磁性体コア5、磁性体コア6とコアギャップ7を通過する磁束経路を示す図で、図4(b)は磁性体コア5、磁性体コア6に集磁されない磁束経路を示す図である。
導体1に被検出電流としてZ+方向の直流電流を印加した場合、図4(a)に示すように、電流路3と電流路4に分流して流れる電流量に応じて各電流路から磁束が発生するが、磁性体コア5と磁性体コア6が電流路3と電流路4の周囲を囲い込むように配置されていることにより、各電流路に流れる電流から発生した磁束は合成され磁性体コア5と磁性体コア6に集磁されるため、発生した磁束の大部分が磁束経路9のように磁性体コア5と磁性体コア6内を図示矢印方向に通過する。その際、コアギャップ7の磁束の経路は、磁束9Aのような磁束経路を形成する。
また電流路3と電流路4を流れる電流から発生した磁束は、磁性体コア5、磁性体コア6に集磁されない磁束も存在し、図4(b)に示すように、磁束9Bも併せて存在する。
磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bは、磁束9Aと磁束9Bの磁束を合成して検出しており、検出した磁束密度量に応じて磁電変換素子8A、磁電変換素子8Bから出力される出力信号は、図示しない差動演算部で差動演算された後に、図示しないコネクタを介して外部出力される。
特に磁束9Aは、電流路3、電流路4を流れる電流から生じる大部分の磁束を、合成して磁性体コア5と磁性体コア6が集磁していることから、その磁束密度は大きく、従来技術のように、磁性体コア5と磁性体コア6を除いた場合の、導体1のみから生じる磁束と比較すると、磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bは非常に大きな磁束密度量を検出することが可能であり、その大きな磁束密度量を基に電流路3と電流路4を流れる電流量の総和を検出することができる。
図4(a)において、図示上側の磁束9AはX+方向の磁束であり、図示下側の磁束9Aは逆のX-方向の磁束であり、磁電変換素子8A、磁電変換素子8Bの感磁軸はX方向で感磁極性はX+方向が+となる姿勢で配置されているので、磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bの出力を差動演算すると、両者が加算され2倍の磁束密度量が検出できる。そのため、出力信号の増幅率も下げることが可能であり、電流センサの外部磁界環境下において、差動演算によりキャンセルされた後に、微小の磁束密度量が生じても、その影響を受けにくくすることができる。
一方、磁性体コア5と磁性体コア6の外側に磁束発生源を持つ外部磁界は、近接している磁電変換素子8A、磁電変換素子8Bにとって同方向同極性の磁束が主であり、磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bの出力を差動演算することで、両者は相殺され差動演算出力は小さくなる。さらに磁性体コア5と磁性体コア6がシールドとなって、その出力は極めて小さくなり外部磁界の影響を抑制できる。
また本発明における電流センサは、磁電変換素子8A、8Bの配置、貫通スリット2の幅寸法W1、コアギャップ7の幅寸法W2をそれぞれ調整することにより、被検出電流に高周波交流電流成分が含まれている場合、表皮効果による磁束密度量の変化を調整することができる。(例えばモーター駆動用インバータ回路の電流には多くの高周波交流電流成分が含まれており、従来の電流センサにおいては、表皮効果によって導体表面に電流が集中して磁束分布に変化が生じ、含まれる周波数の高さに応じて磁電変換素子の検出する磁束密度量に変化が生じる。)
ここでは被検出電流に含まれる高周波交流電流の影響について述べる。被検出電流が例えば1000Hz程度以上の高周波交流電流を含む場合は、その周波数に応じて電流路3と電流路4に流れる電流の電流密度は、表皮効果により各電流路のX+方向とX-方向の両端に集中し、磁束の分布も同様に追従して変化するが、磁性体コア5と磁性体コア6が電流路3と電流路4の周囲を囲い込むように配置されていることにより、電流路を流れる電流から発生した磁束は磁性体コア5と磁性体コア6に集磁され、被検出電流が直流電流である場合と同様に、発生した大部分の磁束は磁束経路9を形成する。
また電流路3と電流路4を流れる電流から発生する磁束には、磁性体コア5、磁性体コア6に集磁されない磁束も存在し、直流電流印加時の場合と同様に、磁束9Bも併せて存在している。
しかしながら、高周波交流電流印加時は磁性体コア5と磁性体コア6に発生する鉄損が大きくなることから、直流電流印加時と比較すると、磁束9Aは減衰し、逆に電流路3と電流路4を流れる電流は、表皮効果の影響で各電流路のX方向両端に集中しているため、貫通スリット2側に集中した電流の影響で磁束9Bは増加している。
この時、貫通スリット2とコアギャップ7、磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bの配置を、変化させ表皮効果による磁束分布状態を変化させると、磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bが検出する、磁束9Aと磁束9Bの磁束密度量を任意に調整することが可能となり、例えば、減少する磁束9Aと増加する磁束9Bとで合成磁束密度量の変化量を相殺したり、逆に変化量を増減したりすることも可能となる。
ここでは代表的な構成例での磁束9Aと磁束9Bの磁束密度量の変化についてシミュレーションを用いて説明する。図5は、本実施形態の貫通スリット2とコアギャップ7、磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bの配置の構成例を図1(b)A-A断面図に相当する図で示すもので、図5(a)は構成例(a)を示す図で、幅長W1と幅長W2が同寸法で、Y方向から見た際2つの幅長が完全に重なる構成、かつ、磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bが配置領域R1(配置領域R1については後述する)に配置された構成例で、図5(b)は構成例(b)を示す図で、導体1bの幅長W1bが幅長W2よりも大きく、Y方向から見た際に幅長W2が幅長W1bの中に重なる構成、かつ、磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bが配置領域R1に配置された構成例で、図5(c)は構成例(c)を示す図で、導体1bの幅長W1bが幅長W2よりも大きく、Y方向から見た際に幅長W2が幅長W1bの範囲の中に重なる構成、かつ、磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bがコアギャップ7内に配置された構成例で、図5(d)は構成例(d)を示す図で、幅長W1と幅長W2が同寸法で、Y方向から見た際2つの幅長が完全に重なる構成、かつ、磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bがコアギャップ7内に配置された構成例である。また配置領域R1は、図5(a)(b)に示すように、磁性体コア5、6のY方向内側高さ寸法W8の寸法線内とコアギャップ7の幅長W2の寸法線内と、厚み寸法W4の寸法線内(図1(b)参照)で、かつ、貫通スリット2の空隙2Aの外部の範囲である。
図6は、図5に示した構成例(a)~(d)において、周波数1000Hz、2000Hz、5000Hzでの、直流電流に対する各周波数における磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bで検出する磁束密度変化率のシミュレーション結果を示した表である。
本シミュレーションは有限要素法電磁場解析ソフトを用いて行い、印加電流を500Aとし、直流電流と周波数が1000Hz、2000Hz、5000Hzの交流電流での条件下で、磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bの配置点におけるX+方向の磁束密度量をシミュレートした後、両者の差分の磁束密度量を算出し、直流電流条件での結果を基準として、各周波数の交流電流条件の結果と比較し、磁束密度量の変化の割合を示す磁束密度変化率を算出した。
また本シミュレーションにおいて、図5に示すように磁性体コア5と磁性体コア6は、Y方向外側の高さ寸法W3は10.5mm、X方向外側寸法W5は13.0mm、X方向内側寸法W6は9.5mm、Y方向外側内側間寸法W7は3.0mm、Y方向内側寸法W8は4.5mmであり、コアギャップ7の幅長W2は4.0mmで、厚さ0.5mmのU字形状の無方向性ケイ素鋼板を、Z方向に6枚積層して構成された磁性体コア(Z方向の厚み寸法W4は3.0mm。図1(b)参照。)を用い、U字形状の無方向性ケイ素鋼板同士の積層時の接触箇所は、絶縁設定とし、導体1、1bは、X方向外側寸法W9は20.0mm、Y方向寸法W10は1.5mm、導体1の貫通スリット2の幅長W1は4.0mm、導体1bの貫通スリット2bの幅長W1bは7.0mmとし、磁電変換素子8A、8Bは寸法W10の中心線を中心とした線対称配置で、構成例(a)(b)では、磁電変換素子8A、8Bはコアギャップ7の幅長W2と厚み寸法W4(図1(b)参照。)の中心線上、かつ、磁電変換素子8A、8Bの距離は2.6mmの配置で、構成例(c)(d)では、磁電変換素子8A、8Bは、コアギャップ7の幅長W2と厚み寸法W4(図1(b)参照。)の中心線上、かつ、磁電変換素子間の距離は7.5mmの配置で、シミュレーションを行った。
構成例(a)は、図5(a)で示すように、磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bが導体1の電流路3や電流路4の貫通スリット2側端面に近いため、表皮効果により電流が磁電変換素子8A、8Bに近づき、磁束9B(図4参照)が増加することで、磁性体コア5、6の鉄損によって減衰する磁束9A(図4参照)の低下量よりも、磁束9Bでの増加量の方が大きくなり、磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bの合成検出する磁束密度量は、直流電流印加時より増加する。よって、図6に示すように、直流電流印加時と磁束密度量を比較した磁束密度変化率は、5000Hz交流電流印加時では+3.25%となる。
構成例(b)は、図5(b)示すように、磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bが導体1bの電流路3bや電流路4bの貫通スリット2b側端面から遠いため、電流路3bと電流路4bを流れる電流との距離が離れ、表皮効果による磁束9B(図4参照)増加が抑制され、磁性体コア5、6の鉄損による磁束9A(図4参照)の減衰がより支配的となる。よって、図6に示すように、直流電流印加時と磁束密度量を比較した磁束密度変化率は、5000Hz交流電流印加時では-1.85%となる。
構成例(c)は、図5(c)で示すように、磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bがコアギャップ7内部の領域に配置されており、構成例(b)よりさらに導体1bの電流路3bや電流路4bの貫通スリット2b側端面から遠いため、表皮効果による磁束9B(図4参照)増加はさらに抑制され、磁性体コアの鉄損による磁束9A(図4参照)の減衰がさらに支配的となる。よって、図6に示すように、直流電流印加時と磁束密度量を比較した磁束密度変化率は、5000Hz交流電流印加時では-2.69%となり、構成例(b)よりも磁束密度変化率は大きい。
構成例(d)は、図5(d)で示すように、構成例(c)と同様に磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bがコアギャップ7内部の領域に配置されているが、構成例(c)と比べて導体1の電流路3や電流路4の貫通スリット2側端面に近いため、表皮効果による磁束9B(図4参照)増加抑制は緩和される。よって図6に示すように、直流電流印加時と磁束密度量を比較した磁束密度変化率は、5000Hz交流電流印加時では-1.93%となり、構成例(c)よりも磁束密度変化率が小さい。
構成例(a)~(d)のように貫通スリット2とコアギャップ7、磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bの配置を変化させることで、交流電流印加時の磁束密度の変化量を調整することが可能であり、磁束密度量の変化量を抑制することや、助長することが可能である。
構成例(a)(b)に関しては、磁束密度変化率の正負が逆転しており、幅長W1、W1bと幅長W2の構成の適正化を行うことで、被検出電流の周波数による検出磁束密度量の変化を最小限に抑制することが可能である。また構成例(c)(d)に関しては、幅長W1、W1bを幅長W2に近づけることで、磁性体コアの鉄損による磁束9Aの減衰を抑制すること可能で、幅長W1、W1bを幅長W2以下とすることで、さらにその変化を最小限に抑制することが可能である。
以上より、磁性体コアの鉄損による磁束9Aの減衰と表皮効果による磁束9Bの増加を考慮し、設計毎に貫通スリット2とコアギャップ7と磁電変換素子8A、8Bの配置を調整することで、電流検出特性における適正な周波数特性設計が可能となる。
また構成例(c)(d)は、両者とも高周波交流電流印加時の検出磁束密度量は直流電流印加時に比べマイナスであったが、磁電変換素子8A、8Bがコアギャップ7内に配置されていることで、磁束9Aから検出できる磁束密度量が大きく、構成例(a)(b)よりもより大きな磁束密度量を検出することが可能である。よって構成例(a)(b)よりも、構成例(c)(d)の方が、磁束密度量を検出した際に出力される出力信号の増幅率を下げることが可能となり、外部磁界環境下などで、磁束の変化に対して影響をより抑制することが可能である。
ここでは、貫通スリット2の幅長W1とコアギャップ7の幅長W2の構成に関して説明を行う。図7は、貫通スリット2とコアギャップ7の構成例を示す図1(b)A-A断面図に相当する図で示すものであり、図7(a)は幅長W1cが幅長W2よりも小さい寸法で、Y方向から見た際に幅長W1cが幅長W2の範囲に重なる構成で、図7(b)は幅長W1dと幅長W2が違う寸法で、Y方向から見た際に幅長W1dと幅長W2の一部が重なる構成である。また図7(a)(b)は、幅長W1c、W1dと幅長W2の構成例を示すものであり、磁電変換素子8A、8Bの配置は特に言及を行わない。
図5(a)~(d)で示した構成例(a)~(d)は、幅長W1、W1bが幅長W2の寸法以上の構成となっているが、その限りではなく、図7(a)で示すように、幅長W1cが幅長W2の寸法以下となっていてもよく、また図5(a)~(d)では貫通スリット2、2bとコアギャップ7が導体1、1bのX方向の幅の中心線に対して線対称の構成となっているが、その限りではなく、図7(b)で示すように、幅長W1dと幅長W2が、Y方向から見た際、少なくともその一部が重なる構成であれば、磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bが合成検出する磁束密度量を調整することが可能である。なお、図7(a)(b)では図5(a)(b)と同様に、磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bが前述の配置領域R1内に配置された場合の貫通スリット2c、2dの幅長W1c、W1d及びコアギャップ7の幅長W2の例を示したが、図5(c)(d)と同様に、磁電変換素子8Aと磁電変換素子8Bがコアギャップ7内に配置された場合にも適用できる。
ここでは導体1の別の態様について説明を行う。図8は、本実施形態における導体1と別の態様を持つ導体を有する電流センサの斜視図である。図8(a)に示すように、電流センサ101の導体1eは電流路3eと電流路4eが同一平面上に構成されなくても、同様に高周波領域における周波数特性の調整が可能である。
また図8(b)(c)に示すように、電流センサ102、103は貫通スリット2f、2gをそれぞれ含む部分において、導体1f、1gを屈折(90度曲げ)したもので、導体1fのように1回屈する形状でも良いし、導体1gのように複数回数(例えば2回)屈折する形状でもよく、屈することで磁性体コア5、6に導体1f、1gが近づくことから、磁性体コア5、6が集磁する磁束が増加するため、磁束9A(図4参照)が増加し、磁電変換素子8A、8Bの検出する磁束密度量が増加し、磁電変換素子8A、8Bから出力される出力信号の増幅率を下げることができる。また、特に図8(c)の構成例において、磁性体コア5、6のY方向の外形寸法が、Z方向の外形寸法より小さい場合は、本実施形態における図1(a)の構成や、図8(a)の構成例に比べ、Y方向において低背化が可能である。
以上説明した本発明の一実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)電流センサ100~103は、被検出電流が印加され、貫通スリット2、2a~2gで分岐される電流路3、3a~3gと電流路4、4a~4gを有する導体1、1a~1gと、2つの端面をそれぞれ有する略U字型形状の磁性体コア5、5a及び磁性体コア6、6aと、貫通スリット2、2a~2gを挟んで対向配置され、被検出電流が発生する磁束の所定の感磁軸方向の磁束密度をそれぞれ検出して磁束密度に応じた出力信号を出力する1対の磁電変換素子8A、8Bと、を備える。磁性体コア5、5aは、電流路3、3a~3gの周囲であって貫通スリット2、2a~2gの一方側の側壁をなす部分以外の周囲の少なくとも一部を囲むように配置され、磁性体コア6、6aは、電流路4、4a~4gの周囲であって貫通スリット2、2a~2gの他方側の側壁をなす部分以外の周囲の少なくとも一部を囲むように配置される。磁性体コア5、5a及び磁性体コア6、6aは、2つの端面同士がそれぞれ対向する姿勢で配置され、対向する2つの端面同士の間には、コアギャップ7がそれぞれ形成される。このようにしたので、磁電変換素子8A、8Bが検出する磁束密度を増加させ、磁電変換素子8A、8Bから出力される出力信号の増幅率を下げることが可能な電流センサ100~103を提供できる。
(2)貫通スリット2、2a~2gの貫通方向(Y方向)から見た時に、貫通スリット2、2a~2gとコアギャップ7とは、導体1、1a~1gの幅方向(X方向)において少なくとも互いの一部が重なるように形成される。このようにしたので、1対の磁電変換素子8A、8Bの配置及び感磁軸の方向と、貫通スリット2、2a~2gの幅寸法W1、W1b~W1dと、コアギャップ7の幅寸法W2とをそれぞれ任意に調整することで、磁電変換素子8A、8Bが検出する磁束密度を増加させつつ、適宜調整することができる。
(3)例えば図5(a)、(b)に示すように、1対の磁電変換素子8A、8Bは、磁性体コア5及び磁性体コア6の内側高さ寸法W8及び厚み寸法W4と、コアギャップ7の幅寸法W2とで区切られた配置領域R1内に配置され、導体1、1bの幅方向と水平な方向(X方向)に感磁軸を有することとしてよい。このとき、図5(a)、図7(a)に示すように、貫通スリット2、2cの幅寸法W1、W1cはコアギャップ7の幅寸法W2以下としてもよいし、図5(b)に示すように、貫通スリット2bの幅寸法W1bはコアギャップ7の幅寸法W2よりも長いこととしてもよい。また、図5(c)、(d)に示すように、1対の磁電変換素子8A、8Bは、コアギャップ7内に配置され、導体1、1bの幅方向と水平な方向(X方向)に感磁軸を有することとしてよい。このとき、図5(c)に示すように、貫通スリット2bの幅寸法W1bはコアギャップ7の幅寸法W2よりも長いこととしてもよいし、図5(d)、図7(a)に示すように、貫通スリット2、2cの幅寸法W1、W1cはコアギャップ7の幅寸法W2以下としてもよい。これにより、1対の磁電変換素子8A、8Bの配置及び感磁軸の方向と、貫通スリット2、2cの幅寸法W1、W1cと、コアギャップ7の幅寸法W2とを調整することで、高周波交流電流を含む被検出電流が印加される場合に磁電変換素子8A、8Bが検出する磁束密度が所望の値となるように調整できる。
本発明では上記のように、1対の磁電変換素子8A、8Bの配置及び感磁軸の方向と、貫通スリット2、2a~2gの幅寸法W1、W1b~W1dと、コアギャップ7の幅寸法W2とをそれぞれ調整することで、磁電変換素子8A、8Bが検出する磁束密度を適宜調整し、交流電流印加時の周波数特性を任意に調整できる。そのため、従来の電流センサのような問題を生じることなく、交流電流印加時にも安定した電流検出が可能な電流センサ100~103を提供できる。
(4)導体1f、1gは、貫通スリット2f、2gを含む部分において、1回以上の屈折する形状を有する。このようにしたので、電流センサ102、103を低背化することができる。
なお、本発明は上記の実施形態や変形例に限定されるものではない。例えば、貫通スリット2、2a~2gで分岐される電流路3、3a~3gと電流路4、4a~4gを、図1~図8に示したような平板状ではなく、円筒状などの他の形状としてもよい。また、1つの貫通スリット2、2a~2gに対して磁性体コア5、6や磁電変換素子8A、8Bを2対以上配置してもよいし、導体1、1a~1gにおいて貫通スリット2、2a~2gを2箇所以上形成してもよい。本発明の特徴を損なわない限り、本発明の技術思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。また、上述の複数の実施形態を組み合わせた構成としてもよい。
1 導体
1a 導体
1b 導体
1c 導体
1d 導体
1e 導体
1f 導体
1g 導体
2 貫通スリット
2a 貫通スリット
2b 貫通スリット
2c 貫通スリット
2d 貫通スリット
2e 貫通スリット
2f 貫通スリット
2g 貫通スリット
2A 空隙部
2bA 空隙部
3 電流路
3a 電流路
3b 電流路
3c 電流路
3d 電流路
3e 電流路
3f 電流路
3g 電流路
4 電流路
4a 電流路
4b 電流路
4c 電流路
4d 電流路
4e 電流路
4f 電流路
4g 電流路
5 磁性体コア
5a 磁性体コア
5a1 磁性体コア
5a2 磁性体コア
6 磁性体コア
6a 磁性体コア
7 コアギャップ
8A 磁電変換素子
8B 磁電変換素子
9 磁束経路
9A 磁束
9B 磁束
W1 幅長
W1b 幅長
W1c 幅長
W1d 幅長
W2 幅長
W3 高さ寸法
W4 厚み寸法
W5 外側寸法
W6 内側寸法
W7 内側間寸法
W8 内側高さ寸法
W9 外側寸法
W10 寸法
R1 配置領域

Claims (9)

  1. 被検出電流が印加され、貫通スリットで分岐される第1の電流路と第2の電流路を有する導体と、
    2つの端面をそれぞれ有する略U字型形状の第1及び第2の磁性体コアと、
    前記貫通スリットを挟んで対向配置され、前記被検出電流から発生する磁束の所定の感磁軸方向の磁束密度をそれぞれ検出して前記磁束密度に応じた出力信号を出力する1対の磁電変換素子と、を備える電流センサであって、
    前記第1の磁性体コアは、前記第1の電流路の周囲であって前記貫通スリットの一方側の側壁をなす部分以外の周囲の少なくとも一部を囲むように配置され、
    前記第2の磁性体コアは、前記第2の電流路の周囲であって前記貫通スリットの他方側の側壁をなす部分以外の周囲の少なくとも一部を囲むように配置され、
    前記第1及び第2の磁性体コアは、前記2つの端面同士がそれぞれ対向する姿勢で配置され、
    対向する前記2つの端面同士の間には、コアギャップがそれぞれ形成されることを特徴とする電流センサ。
  2. 前記貫通スリットの貫通方向から見た時に、前記貫通スリットと前記コアギャップとは、前記導体の幅方向において少なくとも互いの一部が重なるように形成されることを特徴とする請求項1に記載の電流センサ。
  3. 前記1対の磁電変換素子は、前記第1及び第2の磁性体コアの内側高さ寸法及び厚み寸法と、前記コアギャップの幅寸法とで区切られた配置領域内に配置され、前記導体の幅方向と水平な方向に前記感磁軸を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電流センサ。
  4. 前記貫通スリットの幅寸法は前記コアギャップの幅寸法以下であることを特徴とする請求項3に記載の電流センサ。
  5. 前記貫通スリットの幅寸法は前記コアギャップの幅寸法よりも長いことを特徴とする請求項3に記載の電流センサ。
  6. 前記1対の磁電変換素子は、前記コアギャップ内に配置され、前記導体の幅方向と水平な方向に前記感磁軸を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電流センサ。
  7. 前記貫通スリットの幅寸法は前記コアギャップの幅寸法よりも長いことを特徴とする請求項6に記載の電流センサ。
  8. 前記貫通スリットの幅寸法は前記コアギャップの幅寸法以下であることを特徴とする請求項6に記載の電流センサ。
  9. 前記導体は、前記貫通スリットを含む部分において、1回以上の屈折する形状を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電流センサ。
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