JP5234459B2 - 電流センサ - Google Patents

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この発明は、被測定電流が印加されるU字型一次導体の、U字型形状部近傍において被測定電流を測定する、バイアス磁界発生部を備えた電流センサに関するものである。
従来の電流を測定するセンサとして、複数の磁気抵抗効果素子からなるブリッジ回路を、絶縁体を介し所定の間隔を離してU字型の一次導体近傍に配置したものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の磁気センサまたは磁気デバイスとして、2つのバイアス磁界発生部を有し、発生したバイアス磁界をバイアス磁界発生部の近傍に設置した磁気素子に印加するものがある(例えば、特許文献2または3参照)。
特開平8−211138公報 特開平6−148301公報 特開2007−309671公報
上記特許文献1に開示されている電流を測定するセンサの一次導体は、左右対称的なU字型構造で、磁気抵抗効果素子で構成するブリッジ回路の左右の各ハーフブリッジに逆方向磁界が印加され、一様な外部磁界を除去する利点がある。しかしながら、バイアス磁界発生部が設置されておらず、磁気抵抗効果素子を形成する磁性金属膜の内部磁化方向を容易軸方向に維持することが困難であり、ひいてはバルクハウゼンジャンプ、ヒステリシスの抑制等が困難なため、精度が低下するという問題点があった。
上記特許文献2に開示されている磁気センサは、硬質磁性膜よりなるバイアス磁界発生部と強磁性薄膜磁気抵抗効果素子とが同一チップ上に形成され、バイアス磁界を強磁性薄膜磁気抵抗効果素子に効率よく印加するとともに、強磁性薄膜磁気抵抗効果素子の内部磁化方向と、バイアス磁界発生部により発生したバイアス磁界方向の一致を図り、正負の磁界に対する対称性の改善を図っている。しかしながら、バイアス磁界発生部と強磁性薄膜磁気抵抗効果素子を同一チップ上にパターニングして作製し、位置精度を向上したとしても、内部磁化方向は成膜条件のパラメータ依存などもあり、必ずしも強磁性薄膜磁気抵抗効果素子の内部磁化方向とバイアス磁界発生部の磁界方向が完全に一致されるものではないという問題点があった。
また、上記特許文献3に開示されている磁気デバイスは、2つの面状に形成したスパイラルコイルにより発生する磁界を合成し、バイアス磁界として磁気センサに印加する構成であり、スパイラルコイルについて複数の構成例が示されている。しかしながら、磁気センサの面内における特定方向のバイアス磁界の大きさの可変は可能であるが、示されたどの構成例を選択しても、面内における方向を可変することは困難であるという問題点があった。
この発明は上記のような課題を鑑み、解決するためになされたもので、一様な外部磁界を除去するとともに、バイアス磁界の大きさ、および方向を容易に可変することで、高精度化、ならびに低コスト化できる電流センサを得ることを目的とする。
この発明に係る電流センサは、設置基板上に4つの磁気抵抗効果素子で、設置基板の中心線に対して分けられた一方の領域に第1のハーフブリッジ回路が配置されると共に、他方の領域に第2のハーフブリッジ回路が配置された電流検知デバイスと、少なくとも1つのU字型形状部を有する一次導体と、少なくとも2つのバイアス磁界発生部を有し、前記電流検知デバイスは複数の前記バイアス磁界発生部によって挟まれた領域内に、かつ前記電流検知デバイスの前記設置基板の中心線と前記一次導体のU字型形状の対称軸が略一致するように設置した構造をとるもので、少なくとも1つの前記バイアス磁界発生は、インダクタにて構成するものである。
1つの設置基板上に四つの磁気抵抗効果素子にて、設置基板上の中心線に対して分けられた一方の領域に第一のハーフブリッジ回路が配置されるとともに、他方の領域に第二のブリッジ回路が配置され、それぞれのハーフブリッジ回路に逆方向の磁界が印加される構造のため、一様な外部磁界を除去する効果がある。
また、磁気抵抗効果素子にバイアス磁界を印加し、磁気抵抗効果素子の内部磁化方向を容易軸方向に維持する構成のため、バルクハウゼンジャンプやヒステリシス等を抑制する効果がある。
また、少なくとも2つのバイアス磁界発生部を有し、前記電流検知デバイスは複数の前記バイアス磁界発生部によって挟まれた領域内に設置し、少なくとも1つの前記バイアス磁界発生部はインダクタにて構成するため、磁気抵抗効果素子に印加するバイアス磁界の、磁気抵抗効果素子の面内における方向を容易に可変できるため、磁気抵抗効果素子の内部磁化方向とバイアス磁界発生部の磁界方向を容易に精度良く一致することができ、正負の磁界検出が対称性良く、電流測定の精度向上の効果がある。
また、電流検知デバイスと一次導体間のセンサ基板内層にシールド層を設置することで、主に一次導体に起因した一次導体から電流検知デバイス方向への電界ノイズを、除去あるいは低減する効果がある。
さらにまた、磁性体をバイアス磁界発生部に挟まれた領域のセンサ基板上に付加した構成のため、電流検知デバイス部に付与するバイアス磁界の効率を向上する効果があり、ひいてはインダクタへの印加電流の低減、つまり電流センサとして低消費化の効果がある。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による電流センサの斜視図を示すもので、図2は図1の平面図、図3は図1および図2におけるAA’断面(XZ面)を示す断面図である。図において、電流センサ1は、2つのバイアス磁界発生部4、電流検知デバイス部6、センサ回路部7を有するセンサ基板2と、一次導体3により構成される。
本実施の形態1では、センサ基板2は多層プリント配線基板であり、一次導体3はセンサ基板2の裏面に設置した構造をとる。センサ基板2には、1つの電流検知デバイス部6とセンサ回路部7、2つのバイアス磁界発生部4を配置し、電流検知デバイス部6は2つのバイアス磁界発生部4に挟まれた領域に設置する。電流センサの外部端子8と一次導体3の端部は、センサ基板2の対向した2つの辺に分割して設置される。センサ基板2の内層には、シールド層5が設置される。
まず、電流検知デバイス部6の構成について説明する。
図6は電流検知デバイス部6の平面図を示すもので、設置基板14上において、設置基板14の中心線9によって2つの領域に分けられ、それぞれの領域に磁気抵抗効果素子11a、11b、磁気抵抗効果素子11c、11dが線対称に等しく配置される。ここで、磁気抵抗効果素子11の感磁方向はX方向とする。4つの磁気抵抗効果素子11a〜11dは、設置基板14の中心線9に対して相互に平行方向に配置され、磁気抵抗効果素子11a、11dは、互いに逆方向の磁界の増加に応じて抵抗値が共に増加する磁気抵抗効果特性を有するように、また、磁気抵抗効果素子11b、11cは、互いに逆方向の磁界の増加に応じて抵抗値が共に減少する磁気抵抗効果特性を有するように、図には省略したが、磁気抵抗効果素子上にはバーバーポール電極構造が形成されている。なお、4つの磁気抵抗効果素子11はそれぞれ1本で構成したが、クランク形状に複数の磁気抵抗効果素子を接続し、線路長を長く構成してもよい。また、中心線9上の中心点に対して点対称に配置する構成としてもよい。接続電流線12は、4つの磁気抵抗効果素子11間を接続することにより、ブリッジ回路15を構成するものであり、接続エリア13は、外部とブリッジ回路15の入出力用の端子部として用いる。
図7はこの発明の実施の形態1による電流センサ1の電流検知デバイス6を示す構成概略図であり、図7において、4つの磁気抵抗効果素子11間を接続電流線12で接続することにより、磁気抵抗効果素子11a、11bの直列接続からなるハーフブリッジ回路(第1のハーフブリッジ回路)16a、磁気抵抗効果素子11c、11dの直列接続からなるハーフブリッジ回路(第2のハーフブリッジ回路)16bの並列接続からなるブリッジ回路15を構成するものである。
接続エリア(第1の接続エリア)13aは、ブリッジ回路15の磁気抵抗効果素子11a、11c間の接続電流線12に接続され、もう一方の接続エリア(第2の接続エリア)13bは、ブリッジ回路15の磁気抵抗効果素子11b、11d間の接続電流線12に接続されており、接続エリア13a、13bからブリッジ回路15に電圧が供給されるものである。接続エリア(第3の接続エリア)13cは、ブリッジ回路15の磁気抵抗効果素子11a、11b間の接続電流線12に接続され、もう一方の接続エリア(第4の接続エリア)13dは、ブリッジ回路15の磁気抵抗効果素子11c、11d間の接続電流線12に接続されており、接続エリア13c、13dからブリッジ回路15の出力電圧が検出されるものである。
なお、図6および図7には示していないが、設置基板14上の4つの磁気抵抗効果素子11a〜11dの上方、または下方、またはその両方に絶縁層を介して補償導電線17を配置し、ブリッジ回路15の出力電圧に基づいて、それらの補償導電線17に4つの磁気抵抗効果素子11の近傍に発生する磁界を打ち消すような電流を供給する磁気平衡型の構成としてもよい。
次に、電流センサ1の全体構成について説明する。
図1または図2、図3に示すように、被測定電流を印加する一次導体3はセンサ基板2の裏面に設置されており、図2に破線で示したように、一次導体3の形状はZ方向から見てU字型となっている。一次導体3の設置方法は特に図示しないが、接着剤や樹脂モールド化等により行うものとし、ここでは接着剤で貼付した例を示した。なお本実施の形態1に示した図では、U字形状の底部の両脇部分が直角形状に構成されているが、電流検知デバイス部6にU字部の両側から安定して逆方向の磁界が印加される構造であれば丸みを帯びた形状などでもよく、これに限るものではないが、安定して逆方向の磁界を印加するためにはU字形状が少なくとも電流検知デバイス部6の近傍において左右対称であることが望ましい。また、一次導体3の断面積は、印加する被測定電流値に応じて決定される。このような一次導体3は、例えば銅などの金属による直線状のバー形状からの曲げ加工、または板材からの打ち抜き加工等により作製される。一次導体3のU字部間隔についても、印加する被測定電流値、ひいては磁気抵抗効果素子11に付与したい磁界の値に応じて決定される。
図1に示すように、破線で示したU字形状の一次導体3の対称軸、および電流検知デバイス部6の中心線9が略一致するように、センサ基板2上に電流検知デバイス部6は設置される。電流検知デバイス部6は、機械的な設置だけでなく、後述のセンサ回路部7と電気的に接続されるようにワイヤボンディングやバンプ等を用いて電気的にも接続される。電流検知デバイス部6の設置位置(特にZ方向)は、磁気抵抗効果素子11に付与したい磁界、つまりは被測定電流の大きさに応じて決定する。その決定された位置に応じて、センサ基板2の厚みを可変する等により設置位置を調整する。
図1または図2、図3に示すように、第1のバイアス磁界発生部4aと第2のバイアス磁界発生部4bは、電流検知デバイス部6を挟むように配置する。本実施の形態において、設置した2つのバイアス磁界発生部4は、図4に示すように内部に同一のインダクタ10を有する構造とし、電流を印加することでインダクタ10の近傍に磁界が発生し、電流検知デバイス部6にバイアス磁界を付与することが可能となる。それぞれのバイアス磁界発生部4に発生する磁界は、例えば図2の破線で示す楕円状となり、本実施の形態では電流検知デバイス部6に+Y方向のバイアス磁界を付与する構成とする。バイアス磁界発生部4は、機械的な設置だけでなく、後述のセンサ回路部7と電気的に接続されるようにセンサ基板2上のランドと半田やバンプ等を用いて電気的にも接続される。さらに本実施の形態では、2つのバイアス磁界発生部4は中心線9に対して線対称に、かつ中心線9の1点を対称の中心とした点対称に設置され、電流検知デバイス部6は、後述の理由により、対称の中心から離れた位置に設置される。インダクタ10の中心軸は中心線9と略平行であり、2つのバイアス磁界発生部4により生じるバイアス磁界は、2つのバイアス磁界発生部4に等しい電流を印加した場合は、磁気抵抗効果素子11の長手方向、つまり感磁方向に対して直角方向に付与される。
ここよりバイアス磁界の方向調整について述べる。磁気抵抗効果素子11の内部磁化方向が磁気抵抗効果素子11の長手方向と一致し、かつ2つのバイアス磁界発生部4が磁気抵抗効果素子11の長手方向にバイアス磁界を付与するように正確に設置された場合、2つのバイアス磁界発生部4には同一の電流を印加すればよい。しかしながら、磁気抵抗効果素子11の内部磁化方向が磁気抵抗効果素子11の長手方向と不一致、あるいは2つのバイアス磁界発生部4が磁気抵抗効果素子11の長手方向にバイアス磁界を付与するように設置されない場合、バイアス磁界の方向を調整して内部磁化方向と一致させる必要がある。本実施の形態では、2つのバイアス磁界発生部4に異なる電流を印加することで、容易にバイアス磁界の方向を調整することが可能である。図5(a)に電流検知デバイス部6を対称の中心に設置した場合、図5(b)に電流検知デバイス部6を対称の中心からずらして設置した場合のバイアス磁界方向の可変範囲を示す。どちらの図においても2つのバイアス磁界発生部4に印加する電流の可変量は等しいとする。図からわかるように、電流検知デバイス部6を対称の中心からずらして設置した場合のほうが、バイアス磁界方向の可変範囲が広くなる。よって本実施の形態では、バイアス磁界方向の可変範囲が広くとるために、電流検知デバイス部6を対称の中心からずらして設置した。なお、バイアス磁界方向の可変範囲が広くなることで、2つのバイアス磁界発生部4の設置精度がラフでよく、製造工程が簡略化され、低コスト化につながる効果を示す。本実施の形態では、2つのバイアス磁界発生部4は何れもインダクタにより構成したが、これに限るものではなく、例えばバイアス磁界発生部の一方を永久磁石として構成してもよく、1つのインダクタであってもバイアス磁界の方向を容易に可変できる効果は変わらない。ここでは、バイアス磁界の方向調整についてのみ述べたが、インダクタ10への電流の印加量によってバイアス磁界の大きさを調整することも可能であるため、磁気抵抗効果素子の感度調整も容易に行うことができる。
図1および図2に示したが、センサ基板2上には、電流検知デバイス部6、バイアス磁界発生部4とともにセンサ回路部7を配置する。センサ回路部7は、電流検知デバイス部6の接続エリア13a、13bにブリッジ回路15の電圧を供給すると共に、ブリッジ回路15の出力電圧を適度な増幅を施して出力し、かつバイアス磁界発生部4へ電流を印加する。電流センサ1と外部の入出力端を電気的に接続するには、外部端子8を利用する。本実施の形態においては、絶縁を確保するために、センサ基板2の対向する2辺に分けて外部端子6と一次導体3の接続部を設置した例を示したが、これに限るものではなく、絶縁を確保できる範囲で他辺に移動しても構わない。
図1、および図4の断面図にて明らかなように、センサ基板2の内層には、導電性を有する電界シールド層5を設置する。電界シールド層5は、電流センサとしての性能を低下させるノイズとして、主に一次導体3に起因して磁気抵抗効果素子11やセンサ回路部7へ印加される電界ノイズを、除去あるいは低減するためのもので、少なくとも磁気抵抗効果素子11やセンサ回路部7と一次導体3の間に設置するのが望ましい。電界シールド層5の材料は、導電性を有すればよく、例えば銅、アルミニウム等が考えられ、センサ基板2に設けた電気的なグランドと接続される。
なお図9に示すように、最終的にセンサ回路部7等を調整した後は、耐環境性向上等のためから、ケースカバー19をセンサ基板2の外部端子8と一次導体3(図には簡単のために省略)を除いた表面を覆うように設置するのが望ましい。ケースカバー19は、金属板の加工や樹脂成形等により作製されるが、これらの作製方法に限るものではない。樹脂成形で作製した場合は、さらに導電性シールドをケースカバー19の内壁等に設けるのが望ましい。ケースカバー19の固定方法は特に図示しないが、ねじ止めや接着剤、又は凹凸部による嵌合等を利用する。
次に、電流センサ1の動作について、図3により説明する。
一次導体3に被測定電流を印加すると、図3の破線に示すように中心線に対称に左回転及び右回転の磁界が、印加される被測定電流の大きさに応じて発生する。その結果、磁気抵抗効果素子11a、11bと磁気抵抗素子11c、11dとでは逆方向の磁界が加わる。磁気抵抗効果素子11a、11dでは、共に磁界の増加に応じて抵抗値が増加すると共に、磁界の減少に応じて抵抗値が減少する磁気抵抗効果特性を有するように、また磁気抵抗効果素子11b、11cでは、逆に磁界の増加に応じて抵抗値が減少すると共に、磁界の減少に応じて抵抗値が増加する磁気抵抗効果特性を有するように構成されている。よって、一次導体3に流れる電流の増加に応じて磁気抵抗効果素子11a、11dの抵抗値が増加すると共に、磁気抵抗効果素子11b、11cの抵抗値が減少し、一次導体3に流れる電流の減少に応じて磁気抵抗効果素子11a、11dの抵抗値が減少すると共に、磁気抵抗効果素子11b、11cの抵抗値が増加する。このように、一次導体3に印加される被測定電流の大きさに応じてブリッジ回路15の平衡が崩れ、これが電流検知デバイス部6のブリッジ回路15の出力となる。
さらに、電流センサ1の動作について、補償導電線17を有する場合について説明する。補償導電線17を配置した電流検知デバイス部6とセンサ回路部7の概略構成を図8に示す。
一次導体3に印加される被測定電流の大きさに応じてブリッジ回路15の平衡が崩れる。このとき、センサ回路部7に設置された増幅回路部(例えばオペアンプ18)では、電流検知デバイス部6の接続エリア13c、13dから検出される出力電圧に基づいて、磁気抵抗効果素子11a〜11d近傍に発生する磁界を打ち消すような電流(制御電流)を補償導電線17に供給する。具体的には接続エリア13c、13dの出力電圧が0になるように、制御電流の大きさを調整する。補償導電線17は、その制御電流の大きさに応じて4つの磁気抵抗効果素子11a〜11d近傍に発生する磁界、すなわち一次導体3に印加される被測定電流の大きさに応じた磁界を相殺するような磁界を発生する。
したがって、一次導体3に印加される被測定電流の大きさに応じたブリッジ回路15の平衡の崩れを、センサ回路部7から供給される制御電流により修復することができる。ゆえに、センサ回路部7から供給した制御電流の大きさが、一次導体3に印加される被測定電流の大きさに相関のある値として検出することができる。
なお、一次導体3以外において発生した外部磁界(外乱磁界)は、磁気抵抗効果素子11a、11bと磁気抵抗効果素子11c、11d(ブリッジ回路15の左右の各ハーフブリッジ回路16)に同相の影響となるため相殺され、測定精度に影響を与えない。
以上のように、この実施の形態1によれば、設置基板上に4つの磁気抵抗効果素子で、設置基板の中心線に対して分けられた一方の領域に第1のハーフブリッジ回路が配置されると共に、他方の領域に第2のハーフブリッジ回路が配置され、それぞれのハーフブリッジ回路に逆方向の磁界が印加される構造のため、一様な外部磁界を除去することができ、1つの設置基板上に全ての磁気抵抗効果素子を構成したため、製造工程の簡略化ならびに低コスト化の効果がある。
また、磁気抵抗効果素子にバイアス磁界を印加し、磁気抵抗効果素子の内部磁化方向を容易軸方向に維持する構成のため、バルクハウゼンジャンプやヒステリシス等を抑制するため、電流測定の精度向上の効果がある。
また、2つのバイアス磁界発生部を有し、電流検知デバイスは2つのバイアス磁界発生部によって挟まれた領域内に設置し、2つのバイアス磁界発生部はインダクタにて構成するため、インダクタに印加する電流を可変することで磁気抵抗効果素子に印加するバイアス磁界の、磁気抵抗効果素子の面内における方向を容易に可変できるため、磁気抵抗効果素子の内部磁化方向とバイアス磁界発生部により発生したバイアス磁界方向を容易に精度良く一致することができ、正負の磁界検出が対称性良く、電流測定の精度向上の効果がある。
また、2つのバイアス磁界発生部と電流検知デバイス部の設置位置構成を、バイアス磁界方向の可変範囲が広くなるようにしたことで、2つのバイアス磁界発生部の設置精度がラフでよく、製造工程が簡略化され、低コスト化につながる効果がある。
さらにまた、導電性を有するシールド層を、電流検知デバイスならびにセンサ回路部を含むセンサ基板の内層に設置したため、一次導体や外部からの電界ノイズを除去あるいは低減でき、測定精度を向上する効果がある。
実施の形態2.
図10は、この発明の実施の形態2による電流センサの平面図、図11は実施の形態1(図11(a))と、この発明の実施の形態2(図11(b))のそれぞれのバイアス磁界方向の可変範囲を示すものである。図において、電流センサ1は実施の形態1と同様に、一次導体3、バイアス磁界発生部4、電流検知デバイス部6、センサ回路部7を有するセンサ基板2により構成される。
本実施の形態2では、図10に示すように、第1のバイアス磁界発生部4aと第2のバイアス磁界発生部4bは、電流検知デバイス部6を挟むように配置し、さらに本実施の形態では、2つのバイアス磁界発生部4は中心線9の1点を対称の中心とした点対称に設置する。本実施の形態においても、設置した2つのバイアス磁界発生部4は、図4に示すように内部に同一のインダクタ10を有する構造とし、電流を印加することでインダクタ10の近傍に磁界が発生し、電流検知デバイス部6にバイアス磁界を付与する構成とする。また、電流検知デバイス部6は対称の中心から離れた位置に設置する。
実施の形態2は、2つのバイアス磁界発生部4が中心線9の1点を対称の中心とした点対称に設置された構成であり、その他の構成や動作で重複する部分は省略する。
実施の形態1では、2つのバイアス磁界発生部4は中心線9に対して線対称に、かつ中心線9の1点を対称の中心とした点対称に設置され、電流検知デバイス部6は、対称の中心から離れた位置に設置された。実施の形態1の構成により、図11(a)に示すように、バイアス磁界方向の可変範囲を広げる効果があった。本実施の形態2では、2つのバイアス磁界発生部4は中心線9の1点を対称の中心とした点対称に設置したものであり、それぞれのバイアス磁界発生部4に発生する磁界は、例えば図10の破線で示す楕円状となり、本実施の形態では電流検知デバイス部6に+Y方向のバイアス磁界を付与する構成となる。本実施の形態2の構成では、図11(b)に示すように、さらにバイアス磁界方向の可変範囲を広げる効果を有している。よって2つのバイアス磁界発生部の設置精度がさらにラフでよく、製造工程が簡略化され、さらに低コスト化につながる効果がある。なお図10のAA’断面(XZ面)を示す断面図は図3と同様のため省略した。また、本実施の形態では、2つのバイアス磁界発生部4は何れもインダクタにより構成したが、これに限るものではなく、例えばバイアス磁界発生部の一方を永久磁石として構成してもよく、1つのインダクタであってもバイアス磁界の方向を容易に可変できる効果は変わらない。
以上のように、この実施の形態2によれば、2つのバイアス磁界発生部と電流検知デバイス部の設置位置構成を、バイアス磁界方向の可変範囲がさらに広くなるようにしたことで、2つのバイアス磁界発生部の設置精度がさらにラフでよく、製造工程が簡略化され、さらに低コスト化につながる効果がある。
実施の形態3.
図12は、この発明の実施の形態3による電流センサの平面図を示すものである。図において、電流センサ1は、一次導体3、バイアス磁界発生部4、電流検知デバイス部6、センサ回路部7、磁性体20を有するセンサ基板2により構成される。
本実施の形態3では、図12に示すように、第1のバイアス磁界発生部4aと第2のバイアス磁界発生部4b、第3のバイアス磁界発生部4cは、電流検知デバイス部6を挟むように配置し、1つのバイアス磁界発生部4aを電流検知デバイス部6の一方の側に、2つのバイアス磁界発生部4b、4cを電流検知デバイス部6の他方の側に設置する。本実施の形態においては、設置した第1および第2の2つのバイアス磁界発生部4a、4bを永久磁石とし、第3のバイアス磁界発生部4cを図4に示すように内部にインダクタ10を有する構造とする。 また、バイアス磁界発生部4ならびに電流検知デバイス部6の近傍、かつセンサ基板2上に、磁性体20を付加した構造とする。
実施の形態3は、電流検知デバイス部6を挟むように、3つのバイアス磁界発生部4を配置し、そのうち2つのバイアス磁界発生部4を永久磁石、1つのバイアス磁界発生部をインダクタとし、さらに磁性体20を付加したものであり、その他の構成や動作で重複する部分は省略し、図12のAA’断面(XZ面)を示す断面図についても図3と同様のため省略した。
実施の形態3におけるバイアス磁界の付与構成について説明する。第1のバイアス磁界発生部4aおよび第2のバイアス磁界発生部4bは永久磁石であり、例えば図12の破線で示す楕円状の磁界を発生する。第3のバイアス磁界発生部4cはインダクタであり、電流を印加することでインダクタ10の近傍に磁界が発生し、図12の一点鎖線で示す楕円状の磁界を発生する。本実施の形態では、電流検知デバイス部6には、これらの磁界を合成した磁界がバイアス磁界として+Y方向に付与される構成となる。また、第1のバイアス磁界発生部4aおよび第2のバイアス磁界発生部4bにより発生する磁界は、永久磁石を用いたことで固定値であり、第3のバイアス磁界発生部4cにより発生する磁界は可変値であることから、本実施の形態におけるバイアス磁界の方向調整は、第3のバイアス磁界発生部4cを用いて行う。用いる永久磁石の種類や大きさにもよるが、ある程度の固定された磁界(例えば3mT程度)を付与した上で可変磁界を加える構成のため、可変磁界は他の実施の形態に比べて小さい値でよく、インダクタへの印加電流の低減、つまり電流センサとして低消費となる効果を示す。本実施の形態では、3つのバイアス磁界発生部4を用いて、そのうち1つをインダクタにより構成したが、これに限るものではなく、可変できるバイアス磁界発生部4を含む構成であれば組合せは問わず、1つ以上のインダクタであってもバイアス磁界の方向を容易に可変できる効果は変わらない。ただし低消費化には、インダクタが少ない方が望ましい。
また、本実施の形態では、磁性体20をバイアス磁界発生部4に挟まれた領域のセンサ基板2上に付加している。磁性体20としては、透磁率の高い材料が望ましく、パーマロイ、コバルト系アモルファス合金などがあるが、これらに限るものではない。磁性体20は集磁効果を有するため、バイアス磁界発生部4で発生した磁界を効率よく、電流検知デバイス部6に付与することが可能となる。本実施の形態においては、磁性体20を電流検知デバイス部6の上側1箇所に設置した例を示したが、電流検知デバイス部6の下側に設置してもよく、あるいは複数個設置してもよい。設置場所も中心線9上に限ったものではなく、可変する第3のバイアス磁界発生部4cにより発生する磁界の効率を上げるのであれば、第3のバイアス磁界発生部4c拠りに設置しても構わない。
以上のように、この実施の形態3によれば、電流検知デバイス部6を挟むように、3つのバイアス磁界発生部4を配置し、そのうち2つのバイアス磁界発生部を永久磁石、1つのバイアス磁界発生部をインダクタとした構造のため、インダクタへの印加電流の低減、つまり電流センサとして低消費化の効果がある。
また、磁性体20をバイアス磁界発生部4に挟まれた領域のセンサ基板2上に付加した構成のため、電流検知デバイス部6に付与するバイアス磁界の効率を向上する効果があり、ひいてはインダクタへの印加電流の低減、つまり電流センサとして低消費化の効果も有する。
この発明の実施形態1による電流センサの斜視図である。 この発明の実施形態1による電流センサの平面図である。 この発明の実施形態1による電流センサの断面図である。 この発明の実施形態1によるバイアス磁界発生部の斜視透視図である。 この発明の実施形態1によるバイアス磁界方向の可変範囲を示す図である。 この発明の実施形態1による電流センサの電流検知デバイス部を示す平面図である。 この発明の実施形態1による電流センサの電流検知デバイス部を示す構成概略図である。 この発明の実施形態1による電流センサの補償導電線を配置した構成図である。 この発明の実施形態1による電流センサにカバーを付与した斜視図である。 この発明の実施形態2による電流センサの平面図である。 この発明の実施形態2によるバイアス磁界方向の可変範囲を示す図である。 この発明の実施形態3による電流センサの平面図である。
1 電流センサ、2 センサ基板、3 一次導体、4 バイアス磁界発生部、5 シールド層、6 電流検知デバイス部、7 センサ回路部、8 外部端子、9 中心線、10 インダクタ、11 磁気抵抗効果素子、12 接続電流線、13 接続エリア、14 設置基板、15 ブリッジ回路、16 ハーフブリッジ回路、17 補償導電線、18 オペアンプ、19 ケースカバー、20 磁性体

Claims (7)

  1. 設置基板上に配置され、互いに逆方向の磁界の増加に応じて抵抗値が共に増加する磁気抵抗効果特性を有する第1および第4の磁気抵抗効果素子と、
    前記設置基板上に配置され、互いに逆方向の上記磁界の増加に応じて抵抗値が共に減少する磁気抵抗効果特性を有する第2および第3の磁気抵抗効果素子と、
    前記設置基板上に配置され、前記第1から第4の磁気抵抗効果素子を接続することにより、前記第1および第2の磁気抵抗効果素子による第1のハーフブリッジ回路、および前記第3および第4の磁気抵抗効果素子による第2のハーフブリッジ回路からなるブリッジ回路を構成する接続電流線とを備え、前記設置基板の中心線に対して分けられた一方の領域に前記第1のハーフブリッジ回路が配置されると共に、他方の領域に前記第2のハーフブリッジ回路が配置された電流検知デバイスと、少なくとも1つのU字型形状を有する一次導体と、少なくとも2つのバイアス磁界発生部を備え、前記バイアス磁界発生部の少なくとも1つが、発生する磁界強度を変化させる機能を有し、前記電流検知デバイス部は複数の前記バイアス磁界発生部によって挟まれた領域内に、かつ前記電流検知デバイス部の前記設置基板の中心線と前記一次導体のU字型形状の対称軸が略一致するように設置したことを特徴とする電流センサ。
  2. 少なくとも1つの前記電流検知デバイスは、センサ回路部、第1のバイアス磁界発生部、第2のバイアス磁界発生部、前記一次導体とともにセンサ基板に設置され、第1のバイアス磁界発生部と第2のバイアス磁界発生部は前記中心線に対し線対称に固定したことを特徴とする請求項1に記載の電流センサ。
  3. 少なくとも1つの前記電流検知デバイスは、センサ回路部、第1のバイアス磁界発生部、第2のバイアス磁界発生部、前記一次導体とともにセンサ基板に設置され、第1のバイアス磁界発生部と第2のバイアス磁界発生部は前記中心線上の1点を対称の中心とした点対称に固定したことを特徴とする請求項1に記載の電流センサ。
  4. 少なくとも1つの前記バイアス磁界発生部は、インダクタであることを特徴とする請求項1〜3に記載の電流センサ。
  5. 少なくとも1つの前記バイアス磁界発生部はインダクタであり、前記インダクタの中心軸の方向と前記磁気抵抗効果素子の長手方向が略一致することを特徴とする請求項4に記載の電流センサ。
  6. 複数の前記バイアス磁界発生部によって挟まれた領域を含む、前記バイアス磁界発生部近傍に、少なくとも1つの磁性材を付加したことを特徴とする請求項1〜3に記載の電流センサ。
  7. 上記センサ基板の少なくとも1つの内層面に導電性を有するシールド層を設置したことを特徴とする請求項2〜6に記載の電流センサ。
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