JP2024060726A - クローラクレーンの分解方法、クローラクレーン - Google Patents

クローラクレーンの分解方法、クローラクレーン Download PDF

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聖 須永
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Abstract

Figure 2024060726000001
【課題】作業者等の負担を低減させることが可能な、クローラクレーンの分解方法、クローラクレーンを提供する。
【解決手段】機台フレーム4が、ブーム61を起伏させる起伏シリンダ43を備え、起伏シリンダ43が、ウインチ42に基端が固定されたワイヤロープWの先端に取り付けられるワイヤソケット12を取り付け可能なソケット取り付け部3を取り付け可能であるクローラクレーン1において、ブーム装置6を機台フレーム4に取り付けた状態で、ワイヤロープWをブーム61から取り外し、ソケット取り付け部3を起伏シリンダ43に取り付け、さらに、ウインチ42によりワイヤロープWを弛緩させた状態で、ワイヤソケット12をソケット取り付け部3に取り付けた後、ウインチ42によりワイヤロープWを緊張させた状態で、起伏シリンダをブームから取り外す。
【選択図】図19

Description

本発明は、組立及び分解が可能なクローラクレーンの分解方法と、クローラクレーンに関する。
組立及び分解が可能なクローラクレーンとしては、例えば、特許文献1に開示されている構成のクローラクレーンがある。特許文献1に開示されているクローラクレーンは、走行部と、機台フレーム、ブーム装置と、アウトリガ装置を備える。そして、搬入するための道路が存在しない山中等の工事現場で使用する場合には、走行部と、機台フレームと、ブーム装置と、アウトリガ装置に分解され、ヘリコプター等で工事現場まで運搬される。
特許第4263301号公報
特許文献1に開示されている構成では、ブーム装置を分解する際に、機台フレームが備えており、ブーム装置が備えるブームを起伏させる起伏シリンダを、落下を防止するために人力で保持する必要がある。このため、作業者等の負担が増加するという問題がある。
本発明は、上述した問題点を鑑み、作業者等の負担を低減させることが可能な、クローラクレーンの分解方法、クローラクレーンを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るクローラクレーンの分解方法は、走行部と、機台フレームと、ブーム装置と、アウトリガ装置を備え、走行部と、機台フレームと、ブーム装置と、アウトリガ装置に分解することが可能なクローラクレーンのうち、機台フレームとブーム装置を分解するクローラクレーンの分解方法である。走行部は、走行用のクローラユニット及びクローラユニットを駆動する駆動装置を有する。機台フレームは、走行部の上に配置され且つ上面にコラムの基端部が旋回自在に取り付けられている。ブーム装置は、コラムの先端部に取り付けられる。アウトリガ装置は、機台フレームへの着脱が可能である。そして、ブーム装置は、コラムに対して起伏が可能なブームと、コラムが備えるウインチに基端が固定され且つブームから突出するワイヤロープの先端に取り付けられるフックを備える。また、フックは、荷役の対象物を保持するフック本体部と、ワイヤロープの先端に取り付けられ且つフック本体部を接続可能なワイヤソケットを含む。また、機台フレームは、一端がコラムに連結され且つ他端がブームに取り付けられてブームを起伏させる起伏シリンダを備える。そして、ブーム装置を機台フレームに取り付けた状態で、フック本体部が未接続のワイヤソケットを取り付けたワイヤロープをブームから取り外し、フック本体部が未接続のワイヤソケットを取り付け可能なソケット取り付け部を起伏シリンダに取り付け、さらに、ウインチによりワイヤロープを弛緩させた状態で、フック本体部を取り外したワイヤソケットをソケット取り付け部に取り付けた後、ウインチによりワイヤロープを緊張させた状態で、起伏シリンダをブームから取り外す。
また、本発明の一態様に係るクローラクレーンは、走行部と、機台フレームと、ブーム装置と、アウトリガ装置を備え、走行部と、機台フレームと、ブーム装置と、アウトリガ装置と、に分解することが可能なクローラクレーンである。走行部は、走行用のクローラユニット及びクローラユニットを駆動する駆動装置を有する。機台フレームは、走行部の上に配置され且つ上面にコラムの基端部が旋回自在に取り付けられている。ブーム装置は、コラムの先端部に取り付けられる。アウトリガ装置は、機台フレームへの着脱が可能である。そして、ブーム装置は、コラムに対して起伏が可能なブームと、コラムが備えるウインチに基端が固定され且つブームから突出するワイヤロープの先端に取り付けられるフックを備える。また、フックは、荷役の対象物を保持するフック本体部と、ワイヤロープの先端に取り付けられ且つフック本体部を接続可能なワイヤソケットを含む。また、機台フレームは、一端がコラムに連結され且つ他端がブームに取り付けられてブームを起伏させる起伏シリンダを備える。これに加え、起伏シリンダは、ブームから取り外した状態であるワイヤロープの先端に取り付けられ且つフック本体部が未接続のワイヤソケットを取り付け可能なソケット取り付け部を取り付け可能である。
本発明によれば、作業者等の負担を低減させることが可能な、クローラクレーンの分解方法、クローラクレーンを提供することが可能となる。
クローラクレーンの構成を示す側面図であり、クローラクレーンが走行姿勢である状態を示す図である。 クローラクレーンの構成を示す側面図であり、クローラクレーンが作業姿勢である状態を示す図である。 走行部の構成を示す側面図であり、走行部を輸送する状態を示す図である。 フックの構成を示す分解図である。 ワイヤソケットの側面図である。 図5のVI線矢視図である。 図5のVII線矢視図である。 起伏シリンダの構成を示す側面図である。 支持ブラケット部の構成を示す図である。 図9のX線矢視図である。 図9のXI線矢視図である。 連結ブラケット部の構成を示す図である。 図12のXIII線矢視図である。 図12のXIV線矢視図である。 ソケット固定部材の構成を示す図である。 図15のXVI線矢視図である。 クローラクレーンの分解方法を説明する図である。 クローラクレーンの分解方法を説明する図である。 クローラクレーンの分解方法を説明する図である。
以下、本発明に係るクローラクレーンの分解方法と、クローラクレーンについて、図面を適宜参照しつつ説明する。なお、図面は模式的なものである。そのため、厚さと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なる場合があることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。
(実施形態)
(構成)
図1及び図2に示すように、クローラクレーン1は、走行部2と、機台フレーム4と、ブーム装置6と、四つのアウトリガ装置8を備える。また、クローラクレーン1は、走行部2と、機台フレーム4と、ブーム装置6と、四つのアウトリガ装置8に分解することが可能である。
なお、図1及び図2では、走行部2、機台フレーム4、ブーム装置6及びアウトリガ装置8の構成について、簡略化して図示している部分がある。
なお、以降の説明及び図面では、クローラクレーン1が前進して走行する方向を、「前方」と記載する場合がある。同様に、以降の説明及び図面では、クローラクレーン1が後退して走行する方向を、「後方」と記載する場合がある。
また、以降の説明及び図面では、クローラクレーン1の運転者が運転席に座っているときの左手側を「左側」と示し、運転者が運転席に座っているときの右手側を「右側」と示す。したがって、以降の説明及び図面では、クローラクレーン1を左側から見た視点を「左側面視」とし、クローラクレーン1を右側から見た視点を「右側面視」とする。また、以降の説明では、「左側面視」と「右側面視」とをまとめて、「側面視」と記載する場合がある。
クローラクレーン1は、図1に示す走行姿勢で、走行用のクローラユニット21によって走行して作業場所へ移動した後、作業場所で走行部2を分離させ、前後左右のアウトリガ装置8を張り出して機台フレーム4の安定を確保し、図2に示す作業姿勢となる。そして、ブーム装置6を起立・伸長させた後、ブーム装置6が備えるフック10で荷を吊り、荷役作業を行う。
また、クローラクレーン1は、搬入するための道路が存在しない山中等の工事現場で使用する場合には、走行部2と、機台フレーム4と、ブーム装置6と、四つのアウトリガ装置8に分解した状態で、ヘリコプター等により吊り下げて工事現場へ運搬される。
<走行部>
走行部2は、クローラユニット21と、駆動ユニット22を有する。
クローラユニット21は、図3に示すように、クローラフレーム21aと、履帯21bと、駆動輪21cと、従動輪21dを備えており、駆動輪21c及び従動輪21dの回転によって履帯21bを移動(回転)させることで、クローラクレーン1を走行させる。
なお、クローラユニット21には、吊り下げ用の線状部材TR(以降の説明では、「線状部材TR」と記載する)を取り付ける複数箇所のクローラユニット吊り下げ部23が形成されている。さらに、クローラユニット21には、機台フレーム4をクローラユニット21に取り付ける際に、位置決めのガイドとなるフレームピン24が固定されている。
線状部材TRは、例えば、ワイヤロープを用いて形成されている。
駆動ユニット22は、クローラユニット21よりも上方(鉛直方向で上方)に配置されており、油圧モータ(図示略)と、油圧ポンプ(図示略)と、駆動装置(図示略)と、運転席22aと、フレーム部22bを含む。すなわち、駆動装置は、クローラユニット21を駆動する装置である。
なお、駆動ユニット22とクローラユニット21とを接続するホース(油圧ホース)は、カプラー(図示略)を介して、着脱自在に接続される。
油圧モータは、クローラユニット21(駆動輪21c)を駆動するモータである。油圧ポンプは、油圧モータに圧油を供給するポンプである。駆動装置は、油圧ポンプを駆動する装置である。
運転席22aは、クローラクレーン1の操縦者が座る座席である。
フレーム部22bは、クローラユニット21よりも上方に配置されており、駆動装置を下方(鉛直方向で下方)から支持する。
<機台フレーム>
機台フレーム4は、クローラクレーン1が備えるクレーン部の機台を形成している。
また、機台フレーム4の上面には、コラム41の基端部が、機台フレーム4に対して旋回自在に配置されている。
コラム41は、ウインチ42を備えている。
コラム41の先端部には、ブーム装置6が取り付けられている。
また、コラム41とブーム装置6との間には、後述するブーム61を起伏させるための起伏シリンダ43(デリックシリンダ)が取り付けられている。
起伏シリンダ43は、ブーム61の下方に配置されている。
起伏シリンダ43の一端は、コラム41の前面(図1では、右側の面)に連結されている。
起伏シリンダ43の他端は、ブーム取り付けピン63を用いて、ブーム61の下面(図1では、下側の面)に取り付けられている。そして、起伏シリンダ43は、伸長することで機台フレーム4の上面に対するブーム61の角度を増加させ、収縮することで機台フレーム4の上面に対するブーム61の角度を減少させる。
ブーム取り付けピン63は、起伏シリンダ43の他端をブーム61の下面に取り付けている状態では、起伏シリンダ43の他端とブーム61とを貫通している。
なお、機台フレーム4には、線状部材TRを取り付けるために、複数箇所の機台側吊り下げ部44が形成されている。
<ブーム装置>
ブーム装置6は、伸縮可能であり、また、コラム41に対して起伏可能なブーム61を備えており、コラム41の先端部に取り付けられている。
また、ブーム装置6は、滑車(図示略)を備える。
滑車は、ウインチ42に基端が固定されているワイヤロープWが巻き付けられている。ワイヤロープWの先端には、フック10が取り付けられている。
なお、ブーム61には、線状部材TRを取り付けるために、複数箇所のブーム側吊り下げ部62が形成されている。
<アウトリガ装置>
四つのアウトリガ装置8は、それぞれ、機台フレーム4に形成された四箇所のアウトリガ取付ブラケット45に対し、着脱自在に取り付けられている。四箇所のアウトリガ取付ブラケット45は、それぞれ、平面視で、機台フレーム4のうち、クローラクレーン1の前後方向及び車幅方向に沿った四隅に配置されている。
なお、アウトリガ装置8には、線状部材TRを取り付けるために、複数箇所のアウトリガ側吊り下げ部81が形成されている。
また、四つのアウトリガ装置8は、機台フレーム4の周囲へ、自在に展開、且つ張り出しが可能である。
<フック>
フック10は、ブーム装置6に取り付けられ、ブーム61の先端から突出したワイヤロープWの先端に取り付けられている。
また、フック10は、図4に示すように、フック本体部11と、ワイヤソケット12を含む。
フック本体部11は、鉤爪状に形成されている部分を有しており、荷役の対象物(吊荷等)を保持する。
また、フック本体部11は、本体側ピン挿入部11aを備える。
本体側ピン挿入部11aは、板状に形成されており、ワイヤソケット12との連結に用いる連結ピン(図示略)を挿入可能な本体側孔部11bを有する。
連結ピンは、ワイヤソケット12にフック本体部11を接続した状態で、フック本体部11の一部とワイヤソケット12の一部とを貫通するピンである。
ワイヤソケット12は、ワイヤロープWの先端に取り付けられており、フック本体部11を接続可能である。なお、図5から図7には、ワイヤソケット12の詳細な構成を示す。
具体的に、ワイヤソケット12は、筒部12aと、ソケット側ピン挿入部12bを備える。
筒部12aの内部には、空間が形成されている。筒部12aに形成されている空間の内部では、ワイヤロープWがU字状に折り返されている。
また、例えば、図4に示すように、ワイヤロープWのうち、筒部12aに形成されている空間の内部へ挿入される部分と、筒部12aに形成されている空間の内部で折り返されて筒部12aから突出した部分とは、ワイヤクランプ等を用いて固定される。
ソケット側ピン挿入部12bは、本体側ピン挿入部11aを挟む二枚の板材を組み合わせて形成されており、ソケット側孔部12cを有する。
ソケット側孔部12cは、連結ピンを挿入可能な孔である。
また、ソケット側孔部12cは、連結ピンとは異なるピンであるソケット固定ピン(後述)を挿入可能な孔である。
また、ソケット側ピン挿入部12bを形成する二枚の板材のうち一方には、ソケット側保持孔部12dが形成されている。
ソケット側保持孔部12dは、後述するソケット保持部材SBを挿入可能な孔である。
<起伏シリンダ>
以下、図1から図7を参照しつつ、図8を用いて、起伏シリンダ43の詳細な構成について説明する。なお、図8では、起伏シリンダ43の構成を、一部省略して図示している。
図8に示すように、起伏シリンダ43は、ソケット取り付け部3を取り付け可能である。
ソケット取り付け部3は、支持ブラケット部31と、連結ブラケット部32とを、ボルト等を用いて組み合わせて形成されている。支持ブラケット部31と連結ブラケット部32の具体的な構成は、後述する。
また、ソケット取り付け部3は、ブーム61から取り外した状態であるワイヤロープWの先端に取り付けられた状態であるとともに、フック本体部11が未接続の状態であるワイヤソケット12を取り付け可能である。なお、図8では、説明のために、ワイヤロープWの図示を省略している。
また、ソケット取り付け部3は、起伏シリンダ43の外周面に取り付け可能である。
ソケット取り付け部3にワイヤソケット12を取り付ける際には、ソケット固定部材5を用いる。ソケット固定部材5の具体的な構成は、後述する。
また、ソケット固定部材5は、ソケット保持部材SBを用いて、ワイヤソケット12に取り付ける。
ソケット保持部材SBは、例えば、ボルト等を用いて形成されている。
また、ソケット保持部材SBの先端は、ソケット固定部材5をワイヤソケット12に取り付けた状態で、ソケット側保持孔部12dに挿入されている。
<支持ブラケット部>
以下、図1から図8を参照しつつ、図9から図11を用いて、支持ブラケット部31の構成について説明する。なお、図9は、支持ブラケット部31を、起伏シリンダ43の他端側(図8における左側の端部側)から見た図である。
支持ブラケット部31は、板材を折り曲げて形成されており、起伏シリンダ43の外周面に対し、下方から取り付けられる。
また、支持ブラケット部31は、支持側本体部31aと、支持側第一フランジ部31bと、支持側第二フランジ部31cを備える。
支持側本体部31aは、支持ブラケット部31のうち、起伏シリンダ43の外周面と対向する部分を形成する。
支持側第一フランジ部31bは、支持側本体部31aのうち、起伏シリンダ43の周方向に沿った一方の端部(図9では、左側の端部)を形成している。また、支持側第一フランジ部31bには、図10に示すように、ボルト等を挿入可能な、二箇所の支持側第一挿入孔31dが形成されている。
支持側第二フランジ部31cは、支持側本体部31aのうち、起伏シリンダ43の周方向に沿った他方の端部(図9では、右側の端部)を形成している。また、支持側第二フランジ部31cには、図10に示すように、ボルト等を挿入可能な、二箇所の支持側第二挿入孔31eが形成されている。
<連結ブラケット部>
以下、図1から図11を参照しつつ、図12から図14を用いて、連結ブラケット部32の構成について説明する。なお、図12は、連結ブラケット部32を、起伏シリンダ43の他端側(図8における左側の端部側)から見た図である。
連結ブラケット部32は、連結側本体部32aと、連結側第一フランジ部32bと、連結側第二フランジ部32cと、取り付け部側ピン挿入部32dを備える。
連結側本体部32aは、板材を折り曲げて形成されており、起伏シリンダ43の外周面に対し、上方から取り付けられる。
連結側第一フランジ部32bは、連結側本体部32aのうち、起伏シリンダ43の周方向に沿った一方の端部(図12では、左側の端部)を形成している。また、連結側第一フランジ部32bには、図13に示すように、ボルト等を挿入可能な、二箇所の連結側第一挿入孔32eが形成されている。
二箇所の連結側第一挿入孔32eは、それぞれ、支持ブラケット部31と連結ブラケット部32とを組み合わせた状態(図8を参照)で、支持側第一挿入孔31dと重なる位置に配置されている。
なお、支持ブラケット部31と連結ブラケット部32とを組み合わせる際には、支持側第一フランジ部31bと連結側第一フランジ部32bとを重ねるとともに、支持側第二フランジ部31cと連結側第二フランジ部32cとを重ねる。
連結側第二フランジ部32cは、連結側本体部32aのうち、起伏シリンダ43の周方向に沿った他方の端部(図12では、右側の端部)を形成している。また、連結側第二フランジ部32cには、図13に示すように、ボルト等を挿入可能な、二箇所の連結側第二挿入孔32fが形成されている。
二箇所の連結側第二挿入孔32fは、それぞれ、支持ブラケット部31と連結ブラケット部32とを組み合わせた状態(図8を参照)で、支持側第二挿入孔31eと重なる位置に配置されている。
取り付け部側ピン挿入部32dは、連結側本体部32aの起伏シリンダ43と対向する面と反対側の面から突出する板状に形成されている。
また、取り付け部側ピン挿入部32dは、図14に示すように、取り付け部側孔部33を有する。
取り付け部側孔部33は、取り付け部側ピン挿入部32dを貫通しており、ソケット固定ピン(後述)を挿入可能な円形の孔である。
<ソケット固定部材>
以下、図1から図14を参照しつつ、図15及び図16を用いて、ソケット固定部材5の構成について説明する。なお、図15は、ソケット固定部材5を、図8における紙面の方向から見た図である。
ソケット固定部材5は、固定部材本体部51と、ソケット固定ピン52を備える。
固定部材本体部51は、板状に形成されており、固定部材側保持孔部51aを有する。
固定部材側保持孔部51aは、固定部材本体部51を貫通しており、ソケット保持部材SBを挿入可能な楕円形の孔である。また、固定部材側保持孔部51aの開口面積は、ソケット側保持孔部12dの開口面積よりも大きい。
ソケット固定ピン52は、円筒状に形成されている。また、ソケット固定ピン52は、ソケット側孔部12cと、取り付け部側孔部33に挿入可能な形状に形成されている。
<クローラクレーンの分解方法>
次に、図1から図16を参照しつつ、図17から図19を用いて、クローラクレーン1の分解方法について説明する。
クローラクレーン1は、輸送する前に、工場等において、クローラクレーン1を、走行部2と、機台フレーム4と、ブーム装置6と、四つのアウトリガ装置8に分解される。
分解した走行部2は、図3に示すように、複数の線状部材TRを、フレーム部22bとクローラ側吊り下げ部23に取り付け、ヘリコプター等により吊り下げて工事現場へ輸送する。
機台フレーム4とブーム装置6を分解する際には、まず、図17に示すように、ブーム装置6を機台フレーム4に取り付けた状態で、コラム41を旋回させる。そして、ブーム装置6のうち起伏シリンダ43の他端が接続されている部分が、側面視で機台フレーム4から突出した状態とする。
次に、図示を省略するが、ワイヤソケット12からフック本体部11を取り外し、ワイヤソケット12の状態を、ワイヤロープWに取り付けられているとともに、フック本体部11が未接続の状態とする。なお、ワイヤソケット12から取り外したフック本体部11は、例えば、機台フレーム4の平坦な位置に固定する。
また、図18に示すように、起伏シリンダ43の外周面に、ソケット取り付け部3を取り付ける。なお、図18では、説明のために、ブーム装置6の一部と、機台フレーム4の一部を省略して図示している。
起伏シリンダ43にソケット取り付け部3を取り付ける際には、まず、起伏シリンダ43の外周面を挟んだ状態で、支持ブラケット部31と連結ブラケット部32とを組み合わせる。その後、二箇所の支持側第一挿入孔31d及び連結側第一挿入孔32eと、二箇所の支持側第二挿入孔31e及び連結側第二挿入孔32fに、それぞれ、ボルト等を挿入する。
さらに、フック本体部11が未接続のワイヤソケット12を取り付けたワイヤロープWをブーム61から取り外す。その後、ウインチ42を作動させてワイヤロープWを弛緩させた状態で、フック本体部11を取り外したワイヤソケット12を、ソケット取り付け部3に取り付ける。
なお、起伏シリンダ43へソケット取り付け部3を取り付ける作業と、フック本体部11が未接続のワイヤソケット12を取り付けたワイヤロープWをブーム61から取り外す作業とは、どちらの作業を先に行ってもよく、同時に行ってもよい。
フック本体部11を取り外したワイヤソケット12をソケット取り付け部3に取り付ける際には、ソケット側ピン挿入部12bを形成する二枚の板材の間に、取り付け部側ピン挿入部32dを配置する。さらに、ソケット側孔部12cと取り付け部側孔部33とを重ねた状態で、ソケット側孔部12cと取り付け部側孔部33にソケット固定ピン52を挿入する。
これに加え、ソケット側保持孔部12dと固定部材側保持孔部51aとを重ねた状態で、ソケット側保持孔部12dと固定部材側保持孔部51aにソケット保持部材SBを挿入する。
したがって、クローラクレーン1の分解方法では、ソケット側孔部12cと取り付け部側孔部33とを重ねた状態で、ソケット側孔部12cと取り付け部側孔部33とにソケット固定ピン52を挿入する。これにより、フック本体部11が未接続のワイヤソケット12を、ソケット取り付け部3に取り付ける。
ここで、固定部材側保持孔部51aの開口面積は、ソケット側保持孔部12dの開口面積よりも大きい。
このため、ソケット側保持孔部12dと固定部材側保持孔部51aにソケット保持部材SBを挿入する際には、ソケット側保持孔部12dと固定部材側保持孔部51aとの位置決めが容易となる。
その後、ウインチ42を作動させてワイヤロープWを緊張させた状態で、図19に示すように、起伏シリンダ43(起伏シリンダ43の他端)をブーム61から取り外す。なお、図19では、説明のために、ブーム装置6の一部と、機台フレーム4の一部を省略して図示している。
起伏シリンダ43をブーム61から取り外す際には、起伏シリンダ43の他端とブーム61とを貫通しているブーム取り付けピン63を抜き取る。
さらに、機台フレーム4からブーム装置6を取り外して、機台フレーム4とブーム装置6を分解する。
分解した機台フレーム4は、例えば、機台側吊り下げ部44に線状部材TRを取り付け、ヘリコプター等により吊り下げて工事現場へ輸送する。
分解したブーム装置6は、ブーム側吊り下げ部62に線状部材TRを取り付け、ヘリコプター等により吊り下げて工事現場へ輸送する。
分解したアウトリガ装置8は、アウトリガ側吊り下げ部81に線状部材TRを取り付け、ヘリコプター等により吊り下げて工事現場へ輸送する。
以上説明したように、クローラクレーン1の分解方法では、ブーム装置6を機台フレーム4に取り付けた状態で、ソケット取り付け部3を、起伏シリンダ43に取り付ける。
さらに、ウインチ42によりワイヤロープWを弛緩させた状態で、フック本体部11を取り外したワイヤソケット12をソケット取り付け部3に取り付ける。その後、ウインチ42によりワイヤロープWを緊張させた状態で、起伏シリンダ43をブーム61から取り外す。
<実施形態の作用及び効果>
実施形態のクローラクレーン1の分解方法であれば、以下の作用及び効果を奏することが可能である。
(1)ブーム装置6を機台フレーム4に取り付けた状態で、フック本体部11が未接続のワイヤソケット12を取り付けたワイヤロープWをブーム61から取り外す。その後、フック本体部11が未接続のワイヤソケット12を取り付け可能なソケット取り付け部3を起伏シリンダ43に取り付ける。さらに、ウインチ42によりワイヤロープWを弛緩させた状態で、フック本体部11を取り外したワイヤソケット12をソケット取り付け部3に取り付ける。その後、ウインチ42によりワイヤロープWを緊張させた状態で、起伏シリンダ43をブーム61から取り外す。
その結果、機台フレーム4からブーム装置6を取り外す際に、ウインチ42により緊張させた状態のワイヤロープWによって、ワイヤソケット12及びソケット取り付け部3を介し、起伏シリンダ43が保持される。
これにより、ブーム装置6を分解する際に、起伏シリンダ43を人力で保持する必要が無いため、作業者等の負担を低減させることが可能な、クローラクレーン1の分解方法を提供することが可能となる。
また、ワイヤロープWを緊張させた状態でウインチ42を作動させることで、起伏シリンダ43の角度を変化させることが可能となり、作業の効率を向上させることが可能となる。
さらに、機台フレーム4を輸送する際には、ワイヤロープWを緊張させた状態でウインチ42を作動させることで、例えば、起伏シリンダ43の軸方向を垂直に近い状態とすることが可能となり、輸送の効率を向上させることが可能となる。
これに加え、クローラクレーン1に既存の構成である、ワイヤロープWとウインチ42を用いて、起伏シリンダ43を保持することが可能となるため、新規の構成を追加することなく、作業者等の負担を低減させることが可能となる。
また、機台フレーム4とブーム装置6を分解した後に、ワイヤロープWの位置がウインチ42とワイヤソケット12との間に保持されるため、ワイヤロープWの管理が容易となる。
(2)ソケット取り付け部3を、起伏シリンダ43の外周面に取り付ける。
その結果、起伏シリンダ43の外周側の空間を、ワイヤロープWを配置・保持する空間として用いることが可能となる。
(3)ソケット側孔部12cと取り付け部側孔部33とを重ねた状態で、ソケット側孔部12cと取り付け部側孔部33とにソケット固定ピン52を挿入することで、フック本体部11が未接続のワイヤソケット12をソケット取り付け部3に取り付ける。
その結果、ソケット固定ピン52の抜き差しにより、ワイヤソケット12のソケット取り付け部3への着脱が可能となり、作業を簡素化することが可能となる。
実施形態のクローラクレーン1であれば、以下の作用及び効果を奏することが可能である。
(4)ブーム装置6は、コラム41に対して起伏が可能なブーム61と、コラム41が備えるウインチ42に基端が固定され且つブーム61の先端から突出するワイヤロープWの先端に取り付けられるフック10を備える。フック10は、荷役の対象物を保持するフック本体部11と、ワイヤロープWの先端に取り付けられ且つフック本体部11を接続可能なワイヤソケット12を含む。機台フレーム4は、一端がコラムに連結され且つ他端がブーム61に取り付けられてブーム61を起伏させる起伏シリンダ43を備える。起伏シリンダ43は、ブーム61から取り外した状態であるワイヤロープWの先端に取り付けられ且つフック本体部11が未接続のワイヤソケット12を取り付け可能なソケット取り付け部3を取り付け可能である。
その結果、機台フレーム4からブーム装置6を取り外す際に、ウインチ42により緊張させた状態のワイヤロープWによって、ワイヤソケット12及びソケット取り付け部3を介し、起伏シリンダ43が保持される。
これにより、ブーム装置6を分解する際に、起伏シリンダ43を人力で保持する必要が無いため、作業者等の負担を低減させることが可能な、クローラクレーン1を提供することが可能となる。
また、ワイヤロープWを緊張させた状態でウインチ42を作動させることで、起伏シリンダ43の角度を変化させることが可能となり、作業の効率を向上させることが可能となる。
さらに、機台フレーム4を輸送する際には、ワイヤロープWを緊張させた状態でウインチ42を作動させることで、例えば、起伏シリンダ43の軸方向を垂直に近い状態とすることが可能となり、輸送の効率を向上させることが可能となる。
これに加え、クローラクレーン1に既存の構成である、ワイヤロープWとウインチ42を用いて、起伏シリンダ43を保持することが可能となるため、新規の構成を追加することなく、作業者等の負担を低減させることが可能となる。
また、機台フレーム4とブーム装置6を分解した後に、ワイヤロープWの位置がウインチ42とワイヤソケット12との間に保持されるため、ワイヤロープWの管理が容易となる。
(5)ソケット取り付け部3は、起伏シリンダ43の外周面に取り付け可能である。
その結果、起伏シリンダ43の外周側の空間を、ワイヤロープWを配置・保持する空間として用いることが可能となる。
(6)ワイヤソケット12は、ワイヤソケット12にフック本体部11を接続した状態でフック本体部11の一部とワイヤソケット12の一部とを貫通する連結ピンを挿入可能なソケット側孔部12cを有する。また、ソケット側孔部12cは、連結ピンとは異なるピンであるソケット固定ピン52を挿入可能であり、ソケット取り付け部3は、ソケット固定ピン52を挿入可能な取り付け部側孔部33を有する。
その結果、ソケット固定ピン52の抜き差しにより、ワイヤソケット12のソケット取り付け部3への着脱が可能となり、作業を簡素化することが可能となる。
<変形例>
(1)実施形態では、クローラクレーン1を分解する際に、ソケット取り付け部3を起伏シリンダ43に取り付ける構成としたが、これに限定するものではない。すなわち、ソケット取り付け部3が、常に起伏シリンダ43に取り付けられている構成としてもよい。この場合、クローラクレーン1の構成は、ソケット取り付け部3を備える構成となる。
(2)実施形態では、ソケット側孔部12cと取り付け部側孔部33とにソケット固定ピン52を挿入することで、ワイヤソケット12をソケット取り付け部3に取り付ける構成としたが、これに限定するものではない。すなわち、例えば、フック本体部11とワイヤソケット12との連結に用いる連結ピンを、ソケット側孔部12cと取り付け部側孔部33とに挿入することで、ワイヤソケット12をソケット取り付け部3に取り付ける構成としてもよい。
なお、本技術は、以下のような構成を取ることが可能である。
(1)
走行用のクローラユニット及び前記クローラユニットを駆動する駆動装置を有する走行部と、前記走行部の上に配置され且つ上面にコラムの基端部が旋回自在に取り付けられた機台フレームと、前記コラムの先端部に取り付けられるブーム装置と、前記機台フレームへの着脱が可能なアウトリガ装置と、を備え、前記走行部と、前記機台フレームと、前記ブーム装置と、前記アウトリガ装置と、に分解することが可能なクローラクレーンのうち、前記機台フレームと前記ブーム装置を分解するクローラクレーンの分解方法であって、
前記ブーム装置は、前記コラムに対して起伏が可能なブームと、前記コラムが備えるウインチに基端が固定され且つ前記ブームから突出するワイヤロープの先端に取り付けられるフックと、を備え、
前記フックは、荷役の対象物を保持するフック本体部と、前記ワイヤロープの先端に取り付けられ且つ前記フック本体部を接続可能なワイヤソケットと、を含み、
前記機台フレームは、一端が前記コラムに連結され且つ他端が前記ブームに取り付けられてブームを起伏させる起伏シリンダを備え、
前記ブーム装置を前記機台フレームに取り付けた状態で、前記フック本体部が未接続の前記ワイヤソケットを取り付けた前記ワイヤロープを前記ブームから取り外し、前記フック本体部が未接続の前記ワイヤソケットを取り付け可能なソケット取り付け部を前記起伏シリンダに取り付け、さらに、前記ウインチにより前記ワイヤロープを弛緩させた状態で、前記フック本体部を取り外した前記ワイヤソケットを前記ソケット取り付け部に取り付けた後、前記ウインチにより前記ワイヤロープを緊張させた状態で、前記起伏シリンダを前記ブームから取り外すクローラクレーンの分解方法。
(2)
前記ソケット取り付け部を、前記起伏シリンダの外周面に取り付ける前記(1)に記載したクローラクレーンの分解方法。
(3)
前記ワイヤソケットは、前記ワイヤソケットに前記フック本体部を接続した状態でフック本体部の一部とワイヤソケットの一部とを貫通する連結ピンを挿入可能なソケット側孔部を有し、
前記ソケット側孔部は、前記連結ピンとは異なるピンであるソケット固定ピンを挿入可能であり、
前記ソケット取り付け部は、前記ソケット固定ピンを挿入可能な取り付け部側孔部を有し、
前記ソケット側孔部と前記取り付け部側孔部とを重ねた状態でソケット側孔部と取り付け部側孔部とに前記ソケット固定ピンを挿入することで、前記フック本体部を未接続の前記ワイヤソケットを前記ソケット取り付け部に取り付ける前記(1)又は(2)に記載したクローラクレーンの分解方法。
(4)
走行用のクローラユニット及び前記クローラユニットを駆動する駆動装置を有する走行部と、前記走行部の上に配置され且つ上面にコラムの基端部が旋回自在に取り付けられた機台フレームと、前記コラムの先端部に取り付けられるブーム装置と、前記機台フレームへの着脱が可能なアウトリガ装置と、を備え、前記走行部と、前記機台フレームと、前記ブーム装置と、前記アウトリガ装置と、に分解することが可能なクローラクレーンであって、
前記ブーム装置は、前記コラムに対して起伏が可能なブームと、前記コラムが備えるウインチに基端が固定され且つ前記ブームから突出するワイヤロープの先端に取り付けられるフックと、を備え、
前記フックは、荷役の対象物を保持するフック本体部と、前記ワイヤロープの先端に取り付けられ且つ前記フック本体部を接続可能なワイヤソケットと、を含み、
前記機台フレームは、一端が前記コラムに連結され且つ他端が前記ブームに取り付けられてブームを起伏させる起伏シリンダを備え、
前記起伏シリンダは、前記ブームから取り外した状態である前記ワイヤロープの先端に取り付けられ且つ前記フック本体部が未接続の前記ワイヤソケットを取り付け可能なソケット取り付け部を取り付け可能であるクローラクレーン。
(5)
前記ソケット取り付け部は、前記起伏シリンダの外周面に取り付け可能である前記(4)に記載したクローラクレーン。
(6)
前記ワイヤソケットは、前記ワイヤソケットに前記フック本体部を接続した状態でフック本体部の一部とワイヤソケットの一部とを貫通する連結ピンを挿入可能なソケット側孔部を有し、
前記ソケット側孔部は、前記連結ピンとは異なるピンであるソケット固定ピンを挿入可能であり、
前記ソケット取り付け部は、前記ソケット固定ピンを挿入可能な取り付け部側孔部を有する前記(4)又は(5)に記載したクローラクレーン。
1 クローラクレーン
2 走行部
21 クローラユニット
21a クローラフレーム
21b 履帯
21c 駆動輪
21d 従動輪
22 駆動ユニット
22a 運転席
22b フレーム部
23 クローラユニット吊り下げ部
3 ソケット取り付け部
31 支持ブラケット部
31a 支持側本体部
31b 支持側第一フランジ部
31c 支持側第二フランジ部
31d 支持側第一挿入孔
31e 支持側第二挿入孔
32 連結ブラケット部
32a 連結側本体部
32b 連結側第一フランジ部
32c 連結側第二フランジ部
32d 取り付け部側ピン挿入部
32e 連結側第一挿入孔
32f 連結側第二挿入孔
33 取り付け部側孔部
4 機台フレーム
41 コラム
42 ウインチ
43 起伏シリンダ
44 機台側吊り下げ部
45 アウトリガ取付ブラケット
5 ソケット固定部材
51 固定部材本体部
51a 固定部材側保持孔部
52 ソケット固定ピン
6 ブーム装置
61 ブーム
62 ブーム側吊り下げ部
63 ブーム取り付けピン
8 アウトリガ装置
81 アウトリガ側吊り下げ部
10 フック
11 フック本体部
11a 本体側ピン挿入部
11b 本体側孔部
12 ワイヤソケット
12a 筒部
12b ソケット側ピン挿入部
12c ソケット側孔部
12d ソケット側保持孔部
TR 線状部材
W ワイヤロープ
SB ソケット保持部材

Claims (6)

  1. 走行用のクローラユニット及び前記クローラユニットを駆動する駆動装置を有する走行部と、前記走行部の上に配置され且つ上面にコラムの基端部が旋回自在に取り付けられた機台フレームと、前記コラムの先端部に取り付けられるブーム装置と、前記機台フレームへの着脱が可能なアウトリガ装置と、を備え、前記走行部と、前記機台フレームと、前記ブーム装置と、前記アウトリガ装置と、に分解することが可能なクローラクレーンのうち、前記機台フレームと前記ブーム装置を分解するクローラクレーンの分解方法であって、
    前記ブーム装置は、前記コラムに対して起伏が可能なブームと、前記コラムが備えるウインチに基端が固定され且つ前記ブームから突出するワイヤロープの先端に取り付けられるフックと、を備え、
    前記フックは、荷役の対象物を保持するフック本体部と、前記ワイヤロープの先端に取り付けられ且つ前記フック本体部を接続可能なワイヤソケットと、を含み、
    前記機台フレームは、一端が前記コラムに連結され且つ他端が前記ブームに取り付けられてブームを起伏させる起伏シリンダを備え、
    前記ブーム装置を前記機台フレームに取り付けた状態で、前記フック本体部が未接続の前記ワイヤソケットを取り付けた前記ワイヤロープを前記ブームから取り外し、前記フック本体部が未接続の前記ワイヤソケットを取り付け可能なソケット取り付け部を前記起伏シリンダに取り付け、さらに、前記ウインチにより前記ワイヤロープを弛緩させた状態で、前記フック本体部を取り外した前記ワイヤソケットを前記ソケット取り付け部に取り付けた後、前記ウインチにより前記ワイヤロープを緊張させた状態で、前記起伏シリンダを前記ブームから取り外すクローラクレーンの分解方法。
  2. 前記ソケット取り付け部を、前記起伏シリンダの外周面に取り付ける請求項1に記載したクローラクレーンの分解方法。
  3. 前記ワイヤソケットは、前記ワイヤソケットに前記フック本体部を接続した状態でフック本体部の一部とワイヤソケットの一部とを貫通する連結ピンを挿入可能なソケット側孔部を有し、
    前記ソケット側孔部は、前記連結ピンとは異なるピンであるソケット固定ピンを挿入可能であり、
    前記ソケット取り付け部は、前記ソケット固定ピンを挿入可能な取り付け部側孔部を有し、
    前記ソケット側孔部と前記取り付け部側孔部とを重ねた状態でソケット側孔部と取り付け部側孔部とに前記ソケット固定ピンを挿入することで、前記フック本体部が未接続の前記ワイヤソケットを前記ソケット取り付け部に取り付ける請求項1に記載したクローラクレーンの分解方法。
  4. 走行用のクローラユニット及び前記クローラユニットを駆動する駆動装置を有する走行部と、前記走行部の上に配置され且つ上面にコラムの基端部が旋回自在に取り付けられた機台フレームと、前記コラムの先端部に取り付けられるブーム装置と、前記機台フレームへの着脱が可能なアウトリガ装置と、を備え、前記走行部と、前記機台フレームと、前記ブーム装置と、前記アウトリガ装置と、に分解することが可能なクローラクレーンであって、
    前記ブーム装置は、前記コラムに対して起伏が可能なブームと、前記コラムが備えるウインチに基端が固定され且つ前記ブームから突出するワイヤロープの先端に取り付けられるフックと、を備え、
    前記フックは、荷役の対象物を保持するフック本体部と、前記ワイヤロープの先端に取り付けられ且つ前記フック本体部を接続可能なワイヤソケットと、を含み、
    前記機台フレームは、一端が前記コラムに連結され且つ他端が前記ブームに取り付けられてブームを起伏させる起伏シリンダを備え、
    前記起伏シリンダは、前記ブームから取り外した状態である前記ワイヤロープの先端に取り付けられ且つ前記フック本体部が未接続の前記ワイヤソケットを取り付け可能なソケット取り付け部を取り付け可能であるクローラクレーン。
  5. 前記ソケット取り付け部は、前記起伏シリンダの外周面に取り付け可能である請求項4に記載したクローラクレーン。
  6. 前記ワイヤソケットは、前記ワイヤソケットに前記フック本体部を接続した状態でフック本体部の一部とワイヤソケットの一部とを貫通する連結ピンを挿入可能なソケット側孔部を有し、
    前記ソケット側孔部は、前記連結ピンとは異なるピンであるソケット固定ピンを挿入可能であり、
    前記ソケット取り付け部は、前記ソケット固定ピンを挿入可能な取り付け部側孔部を有する請求項4に記載したクローラクレーン。
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