JP2024059898A - 動物用組成物及びその使用 - Google Patents

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Abstract

【課題】家畜動物の感染の機会及び重症度を低下させるための組成物を提供する。【解決手段】-ギ酸又はその薬学的に許容される塩と、-グリセロールと-1種以上の酪酸グリセリド及び任意選択で酪酸とを含む組成物であって、a)ギ酸、グリセロール及び1種以上の酪酸グリセリドは、相乗量で存在する、及び/又はb)グリセロールと全酪酸グリセリドとの重量比は、1:10~10:1である、及び/又はc)ギ酸と、酪酸グリセリド及びグリセロールの合計との重量比は、1:15~20:1である、及び/又はd)ギ酸、グリセロール及び酪酸グリセリドの合計の総量は、全組成物の10重量%~100重量%である、組成物。【選択図】なし

Description

本発明は一般に、動物、特にヒトの栄養を目的とした動物、例えば、畜産業及び水産養殖に使用される動物のケアに関し、また、特にペット動物のケアにも関する。この関連において、本発明は、寄生性又は病原性微生物による感染の予防、治療及び/又は改善のための組成物、特に飼料組成物(feed compositions)、動物用製剤(veterinary formulations)及び抗菌性組成物に関する。本発明はまた、動物を飼育又は処置するための、このような組成物の使用、給餌法(feeding regimes)及び方法を提供する。本発明はまた、農業形質及び動物の健康パラメーターを改善するための組成物及びその使用に関する。
発明の背景
微生物による感染は、陸上畜産農業及び水産養殖における収益性の主要な原因である。特に、原虫及び/又は細菌に起因する腸疾患が蔓延しており、予防及び治療の両方が困難である。このような疾病の多くは、農産物、特に肉及び卵を介して、また堆肥及びオファル(offal)のような農業廃棄物を介して、病原体の貯蔵所として機能する野生動物に伝染する。特に懸念されるのは、ヒトに伝播可能な疾患である。これらの中で、例えばカンピロバクター(Campylobacter)は世界中で食物媒介下痢性疾患の主要な原因として認識されている。
動物病原体の潜在的保菌動物が多様であるため、家畜動物の感染を予防することは困難である。特に、飼料及び飲料水は、家畜動物の全生涯にわたって病原体フリーを保つことが困難である。しかし、この感染経路を管理することができたとしても、病原体を保有する野生動物によって産生される感染物質、例えば鳥の糞などと家畜動物との接触によって、依然として感染が可能である。よって、病原体感染に対する動物の耐性を高めることが試みられている。しかし、病原体における抗生物質耐性の蓄積を防ぐために、予防措置としての抗生物質の適用は広く禁止されてきた。従って、回復力の促進を含む、家畜動物における感染症に対する予防及び治療のための有効な組成物を提供する必要がある。さらに、家畜動物の感染の機会及び重症度を低下させるための飼育方法を提供する必要がある。
この関連において、EP1314358B1は、腸内病原体の処置のための組成物を開示する。組成物は、中鎖脂肪酸(MCFA)成分と、有機酸、無機酸、動物飼料抗生物質、従来の成長促進剤及び植物抽出物から選択されるいわゆる成長促進成分とを含む。中鎖脂肪酸成分は、6~14個の炭素原子を有する中鎖脂肪酸、及びそれらの塩又は誘導体又は混合物から本質的になる。中鎖飽和脂肪酸、特にカプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸又はミリスチン酸飽和脂肪酸が特に好ましい。MCFA誘導物は、モノグリセリド、ジグリセリド及びトリグリセリドを含むことができる。成長促進成分が単一の有機酸又は有機酸の混合物を含む場合、有機酸は例えば、置換又は非置換形態のC1~8カルボン酸であり得る。この文献はいずれの組成物中にもグリセロールが存在することを開示しておらず、同様に、グリセロールの存在によって達成されるいずれの有益な効果も開示していない。
EP1314358B1
しかし、本発明は、寄生虫による動物感染の予防又は治療に限定されない。本発明はまた、販売に有効な動物パラメーター、特に寄生虫感染がない場合でさえ、動物の成長及び肥育に関連するパラメーターを改善することに関する。
発明の概要
従って、本発明は、
- ギ酸又はその薬学的に許容される塩と、
- グリセロールと
- 1種以上の酪酸グリセリド及び任意選択で酪酸と
を含む組成物であって、
a) ギ酸、グリセロール及び1種以上の酪酸グリセリドは、相乗量で存在する、及び/又は
b) グリセロールと全酪酸グリセリドとの重量比は、1:10~10:1である、及び/又は c) ギ酸と、酪酸グリセリド及びグリセロールの合計との重量比は、1:15~20:1である、及び/又は
d) ギ酸、グリセロール及び酪酸グリセリドの合計の総量は、全組成物の10重量%~100重量%である、組成物を提供する。
本発明による組成物は好ましくは飼料添加物であり、動物飼料組成物として使用されるか、又は動物飼料組成物に含まれる。
さらに好ましくは、本発明による組成物、特に本発明の飼料組成物は、好ましくは動物における微生物感染又は微生物感染に関連する障害の治療又は予防に使用するためのものである。従って、本発明は好ましくは、医薬、好ましくは動物用医薬(veterinary medicament)として使用するための組成物を提供する。例えば飼料添加物及び飼料組成物を含む本発明による組成物は、好ましくは動物を治療するための抗菌性組成物である。
本発明はまた、給餌法、動物への本発明の組成物の投与を含む動物の飼育及び/又は肥育のための方法、並びに動物投与のためのそのような組成物の調製を提供する。この関連において、本発明はまた、本発明の組成物の使用を提供する。
発明の詳細な説明
ギ酸及び/又はその薬学的に許容される塩は、グリセロール及び酪酸のグリセリドと相乗的に組み合わせることができることが見出された。このような組成物は、予想外の種々の動物において、本明細書中に記載されるような有益な効果を提供する。
本発明の目的のために、用語「動物」は分類学的ランク左右相称動物(Bilateria)の任意の非ヒトメンバーを指す。以下の実施例に示されるように、本発明の組成物の、例えばエビ、ニワトリ及びブタのような多様な動物の飼料への適用は、厳しい曝露(challenging)条件下でさえ、動物の健康パラメーターの顕著な改善をもたらした。従って、本発明の関連における用語「動物」は、分類学的界の古細菌(Archaea)及び細菌(Bacteria)のメンバーを除外し、そして真核生物の中では、例えば、アルベオラータ(Alveolata)、菌界(Fungi)及び緑色植物亜界(Viridiplantae)を除外する。特に、用語「動物」は本発明によれば、好ましくは単胃動物を示すと理解される。本発明による反芻動物は、動物がセルロース系植物材料のみで生きることができるほど消化器系がまだ完全に発達していない場合にのみ含まれることが好ましい。従って、本発明による用語「動物」は好ましくは若齢の反芻動物、特に、子牛、子羊、子ヤギなどの乳獣を含む。
本発明による動物は、好ましくは最終的なヒトの食用のために飼育養殖される動物及びペット動物である。本発明による好ましい動物は下記のとおりである:
i) 魚類(finfish)及び貝類(shellfish)などの水性動物、好ましくはスケトウダラ(Alaskan pollock)、アメリカンシャッド(American shad)、ホッキョクイワナ(Arctic char)、マトウダイ(John Dory)、アンチョビー(anchovy)、バラクーダ(barracuda)、バス(bass)、アミア・カルヴァ(bowfin)、コイ(carp)、ナマズ(catfish)、ナマズ(catfish)、スギ(cobia)、タラ(cod)、コイチ(croaker)、カスク(cusk)、イール(eel)、ヒラメ、カレイ(flounder)、淡水ドラム(freshwater drum)、ハタ(grouper)、コダラ(haddock)、メルルーサ(hake)、オヒョウ(halibut)、へリング(herring)、ホキ(hoki)、キンクリップ(kingklip)、シロマス(lake whitefish)、キンムツ(lingcod)、サバ(mackerel)、シイラ(mahi)、アオザメ(mako shark)、カジキ(marlin)、モイ(moi)、アンコウ(monkfish)、ボラ(mullet)、アカマンボウ(opah)、オレンジラフィー(orange roughy)、パーチ(perch)、パーチ(perch)、ポンパノ(pompano)、ギンダラ(sablefish)、サケ(salmon)、タイ(sea bream)、ガンギエイ(skate)、スメルト(smelt)、フエダイ(snapper)、チョウザメ(sturgeon)、メカジキ(swordfish)、ティラピア(tilapia)、アマダイ(tilefish)、マグロ(tuna)、ターボット(turbot)、ワフー(wahoo)、ウォールアイ(walleye)、ウルフィッシュ(wolfish)、アワビ(abalone)、フジツボ(barnacles)、ハマグリ(clams)、サルガイ(cockles)、ホラガイ(conchs)、カイアシ(copepods)、カニ(crab)、ザリガニ(crayfish)、ロブスター(lobster)、イガイ(mussel)、タコ(octopus)、カキ(oysters)、ロックスネイル(rock snails)、シュリンプ(shrimp)、イカ(squid)、及びウェルク(whelks)、さらにより好ましくは、
i-i) 魚類(finfish)として:コイ(carp)、例えばコイ(common carp)、アジアコイ(Asian carp)、インドコイ(Indian carp)、マゴイ(black carp)、ソウギョ(grass carp)、ハクレン(silver carp)及びコクレン(bighead carp)、ナマズ(catfish)、例えば、アメリカナマズ(channel catfish)、プレコ(armoured suckermouth catfish)、バンジョーキャットフィッシュ(banjo catfish)、バサ(basa)、ブルーキャットフィッシュ(blue catfish)、コリドラス(Corydoras)、ロングウィスカードキャットフィッシュ(long-whiskered catfish)、シャークキャットフィッシュ(shark catfish)、ソーニキャットフィッシュ(thorny catfish)及びヒレナマズ(walking catfish)、タイ(sea bream)、例えばヨーロッパヘダイ(gilt-head bream)、マダイ(red sea bream)、ソースレイポーギー(Saucereye porgies)、スカップ(scup)、シープスヘッド(sheepshead)及びオーストラリアキヌチ(yellowfin bream)、サケ(salmon)、例えば大西洋サケ(Atlantic salmon)、 マスノスケ(chinook salmon)、チャムサケ(chum salmon)、ギンザケ(coho salmon)、サクラマス(masu salmon)、カラフトマス(pink salmon)及びベニザケ(sockeye salmon)、ティラピア(tilapia)、例えばアオティラピア(blue tilapia)、モザンビークティラピア(Mozambique tilapia)、ナイルティラピア(Nile tilapia)及びティラピンシクリッド(tilapiine cichlids);
i-ii) 貝類(shellfish)として:シュリンプ(shrimp)又はエビ(prawn)、例えばコウライエビ(Chinese white shrimp)、アキアミ(Akiami paste shrimp)、バナナエビ(banana prawn)、ウシエビ(black tiger shrimp)、コウライエビ(fleshy prawn)、淡水エビ(freshwater shrimp)、大型トラエビ(giant tiger shrimp)、ガルフシュリンプ(gulf shrimp)、ノーザンプローン(Northern prawn)、バナメイエビ(Pacific white shrimp)、アマエビ(pink shrimp)、ロックシュリンプ(rock shrimp)、サルエビ(Southern rough shrimp)、バナメイエビ(whiteleg shrimp)、イガイ(mussel)、例えばミドリイガイ(Asian green mussel)、バルトイガイ(Baltic mussel)、ヨーロッパイガイ(blue mussel)、淡水イガイ(freshwater mussel)、ミドリイガイ(green-lipped mussel)、ムラサキイガイ(Mediterranean mussel)、カキ(oysters)、例えばヨーロッパヒラガキ(European flat oyster)、マガキ(Pacific oyster)、ポルトガルガキ(Portuguese oyster)、イワガキ(rock oyster)、ハマグリ(clam)及びホタテガイ(scallops)、例えばアキペクトン・オペルクラリス(Aequipecten opercularis)、アキペクトン・テフエルカス(Aequipecten tehuelchus)、アムシウム・バロチ(Amusium balloti)、アムシウム・プレウロネクテス(Amusium pleuronectes)、アルゴペクテン・イラディアンス(Argopecten irradians)、アルゴペクテン・オペルクラリス(Argopecten opercularis)、アルゴペクテン・プルプラツス(Argopecten purpuratus)、アルゴペクテン・ヴェントリコサス(Argopecten ventricosus)、クラミス・フェレリ(Chlamys farreri)、クラミス・アイスランディカ(Chlamys islandica)、クラミス・アイスランディカ(Chlamys islandica)、クラミス・アイスランディカ(Chlamys islandica)、クラミス・ノビリス(Chlamys nobilis)、クラミス・ヴァリア(Chlamys varia)、クラセドマ・ギガンテウム(Crassedoma giganteum)、ユーヴォラ・ヴォグデシ(Euvola vogdesi)、ユーヴォラ・ジクザク(Euvola ziczac)、ユーヴォラ・ジクザク(Euvola ziczac)、フレクソペクテン・フレクソサス(Flexopecten flexosus)、ミズホペクテン・イエセンシス(Mizuhopecten yessoensis)、ノジペクテン・ノドサス(Nodipecten nodosus)、ノジペクテン・ノドサス(Nodipecten nodosus)、ノジペクテン・サブノドサス(Nodipecten subnodosus)、パチノペクテン・カウリヌス(Patinopecten caurinus)、パチノペクテン・イエセンシス(Patinopecten yessoensis)、ペクテン・フマツス(Pecten fumatus)、ペクテン・マキシムス(Pecten maximus)、ペクテン・マキシムス(Pecten maximus)、プラコペクテン・メゲラニカス(Placopecten magellanicus)、アワビ(abalone)、例えばハリオティス・アシニナ(Haliotis asinina)、ハリオティス・ディスカス(Haliotis discus)、ハリオティス・ディスカス・ハナイ(Haliotis discus hannai)、ハリオティス・ディベルシカラー・スーペルテクスタ(Haliotis diversicolor supertexta)、ハリオティス・フルゲンス(Haliotis fulgens)、ハリオティス・イリス(Haliotis iris)、ハリオティス・カムチャッカナ(Haliotis kamtschatkana)、ハリオティス・レヴィガタ(Haliotis laevigata)、ハリオティス・レヴィガタ(Haliotis laevigata)、ハリオティス・ミダエ(Haliotis midae)、ハリオティス・ルブラ(Haliotis rubra)、ハリオティス・ルブラ(Haliotis rubra)、ハリオティス・ルフェセンス(Haliotis rufescens)及びハリオティス・ツベルキュラータ(Haliotis tuberculata);
ii) 陸生動物、例えば家畜、家禽、猟鳥獣類(game)及びペット、好ましくはダマジカ(Fallow deer)、トナカイ、アダックス、アルパカ、バリウシ(Bali cattle)、ラクダ、畜牛(cattle)、乳牛(cows)、ロバ、エランド、ガヤル、ヤギ、モルモット、ウマ、ラマ、ムース、ラバ、ジャコウウシ、ブタ、ウサギ、オリックス、ヒツジ、シカ(Sika deer)、水牛、ヤク、ホウギュウ、バイソン、カピバラ、クビワペッカリー、シカ(deer)、ヘラジカ(elk)、アフリカアシネズミ(greater cane rat)、クーズー(greater kudu)、クチジロジカ(Thorold's deer)、オジロジカ(white-tailed deer)、ニワトリ、アヒル、エジプトガン(Egyptian goose)、エミュー(emu)、キンケイ(golden pheasant)、ガン(goose)、レア(greater rhea)、シマシャコ(grey francolin)、ホロホロチョウ(Guineafowl)、インドクジャク(Indian peafowl)、コブハクチョウ(mute swan)、ダチョウ、ヤマウズラ(partridge)、キジ、ハト(pigeon)、ウズラ、コバシシギダチョウ(small-billed tinamou)及びシチメンチョウ、ネコ、イヌ、齧歯動物及びコンパニオンパロット(companion parrot)、ハト(pigeon)、ハト(dove)及びスズメ目(passerine)、さらにより好ましくは、
ii-i) 反芻動物、特に離乳の終わりまで:好ましくは、ラクダ、畜牛(cattle)、乳牛(cows)、ロバ、ヤギ、ラマ、ムース、トナカイ及びヒツジ;
ii-ii) 他の肉産生哺乳動物:好ましくはウマ、ブタ又はウサギ
ii-iii) 家禽:好ましくはニワトリ、アヒル、ガン(goose)、シチメンチョウ、エミュー、ダチョウ、キジ及びハト
ii-iv) ペット(他のカテゴリーに記載のない限り):ネコ、イヌ、ラット、マウス、ハムスター、モルモット、アレチネズミ、チンチラ、インコ、オカメインコ、ハト(pigeon)、ハト(dove)及びカナリア。
本発明は組成物を提供する。組成物は、
- ギ酸又はその薬学的に許容される塩と、
- グリセロールと、
- 1種以上の酪酸グリセリド及び任意選択で酪酸と
を含む。
本発明との関連において、用語「酪酸」はn-酪酸を示す。
酪酸グリセリド及びグリセロールを含む組成物は、例えばEP2410871B1から公知である。この文献は、微生物病原体感染に対する動物の耐性を改善するための特定の有効性は、グリセロールと酪酸モノグリセリドとの混合物に起因するものであると考えている。しかしながら、本発明は、酪酸モノグリセリドだけでなく、他のグリセリドも、本発明によって提供され、本明細書に記載される有益な効果を得るために有用であるという知見も利用する。
従って、本発明の組成物は、グリセロールと、酪酸1-モノグリセリド、酪酸2-モノグリセリド、酪酸1,2-ジグリセリド、酪酸1,3-ジグリセリド及び酪酸トリグリセリドから選択される1種以上の酪酸グリセリドとを含む組成物を提供する。好ましくは、本発明による組成物中の酪酸グリセリドは、
全酪酸グリセリド及びグリセロールの合計に対して、合計25~57重量%、より好ましくは30~60重量%、さらにより好ましくは38~52重量%の酪酸モノグリセリドを含み、及び/又は
全酪酸グリセリド及びグリセロールの合計に対して、合計8~22重量%、より好ましくは10~20重量%、さらにより好ましくは11~15重量%の酪酸ジグリセリドを含み、及び/又は
全酪酸グリセリド及びグリセロールの合計に対して、合計25~57重量%、より好ましくは30~60重量%、さらにより好ましくは34~51重量%の酪酸1-モノグリセリドを含み、及び/又は
全酪酸グリセリド及びグリセロールの合計に対して、合計0~12重量%、より好ましくは1~8重量%、さらにより好ましくは3~6重量%の酪酸2-モノグリセリドを含み、及び/又は
全酪酸グリセリド及びグリセロールの合計に対して、合計20~60重量%、より好ましくは30~52重量%、さらにより好ましくは35~45重量%のグリセロールを含み、及び/又は 全酪酸モノグリセリドとグリセロールとを10:1~1:10、より好ましくは2:1~1:2、さらにより好ましくは1.5:1~1:1.5の比で含み、及び/又は
全酪酸モノグリセリドと全酪酸ジグリセリドとを1:5~15:1、より好ましくは1:1~10:1、さらにより好ましくは1:2~1:4の比で含み、及び/又は
全酪酸モノグリセリドと全酪酸ジ及びトリグリセリドとを1:5~15:1、より好ましくは1:1~10:1、さらにより好ましくは1:2~1:4の比で含み、及び/又は
酪酸1-モノグリセリドと酪酸2-モノグリセリドとを、14:1~1:2、より好ましくは11:1~2:1、さらにより好ましくは9:1~6:1の比で含み、及び/又は
酪酸1-モノグリセリドとグリセロールとを、10:1~1:10、より好ましくは2:1~1:2、さらにより好ましくは1.5:1~1:1.5の比で含む。
好ましくは、本発明の組成物は、遊離酪酸を、全ての酪酸グリセリド、グリセロール及びギ酸の合計に対して、0~10重量%、さらにより好ましくは0~5重量%、さらにより好ましくは0~2重量%の量で含む。
本発明による組成物はギ酸を含む。ギ酸は、遊離酸及び/又はその薬学的に許容される塩の形態であり得る。薬学的に許容される塩としては、無機カチオンとともに形成された塩(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化アンモニウム、水酸化カルシウム又は水酸化第二鉄)、及び有機カチオンとともに形成された塩(例えば、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、2-アミノエタノール、ヒスチジン、プロカインなど)が挙げられる。
好ましくは、ギ酸及びその薬学的に許容される塩と、酪酸グリセリド及びグリセロールの合計との重量比は、1:15~20:1、さらにより好ましくは1:10~15:1、さらにより好ましくは1:5~10:1、さらにより好ましくは1:1~5:1である。
本発明による組成物において、ギ酸及びその薬学的に許容される塩、グリセロール及び酪酸グリセリドの合計量は、組成物全体の10重量%~100重量%、より好ましくは15~100%、さらにより好ましくは少なくとも30%である。
好ましくは、ギ酸の濃度は、本発明の全組成物1kgあたり1~15g、好ましくは3~8g/kgであり、及び/又はグリセロール及び酪酸グリセリドの合計の濃度は全組成物1kgあたり0.5~30g、好ましくは0.8~20g/kgである。
本発明はまた、動物に与えるための飼料組成物を提供し、ここで、飼料組成物は、本発明による組成物を含む。好ましい動物は上記に列挙され、そして示されたように、魚類(finfish)、貝類(shellfish)、家畜、家禽、猟鳥獣類(game)及びペットを含む。本発明による最も好ましい組成物は、サケ、シュリンプ(shrimp)又はエビ(prawn)、子牛、ニワトリ、イヌ、ネコ、ウマ、ハムスター、モルモット及びカナリアに与えるための飼料組成物である。
本発明による飼料組成物は、液体、半固体又は固体の形態であり得る。本発明による液体飼料組成物は、水と、上記のような、ギ酸又はその薬学的に許容される塩、グリセロール、及び1種以上の酪酸グリセリド、並びに任意選択で酪酸を含む本発明による組成物とを含む。本発明による液体飼料において、水含有量は、好ましくは全液体飼料に対して30~99.999重量%である。本発明の組成物は、非常に低い投与量でも有効であることが特に利点である。好ましくは、ギ酸、グリセロール及び酪酸グリセリドの合計は総液体飼料1000g当たり1g、さらにより好ましくは1000g当たり1.5~30g、さらにより好ましくは1000g当たり2~20g、さらにより好ましくは総液体飼料1000g当たり2~10gである。本発明による固体又は半固体飼料組成物は、給餌に許容される固体又は半固体の担体と、上記に示したように、ギ酸又はその薬学的に許容される塩、グリセロール及び1つ以上の酪酸グリセリド、並びに任意選択で酪酸を含む本発明による組成物とを含む。好ましくはギ酸、グリセロール及び酪酸グリセリドの合計は、全飼料(固体又は半固体)1000gあたり1g、さらにより好ましくは1000gあたり1.5~30g、さらにより好ましくは1000gあたり2~20g、さらにより好ましくは全飼料1000gあたり2~10gである。
好ましくは、本発明による飼料組成物は、炭水化物、脂質、タンパク質、アミノ酸、塩(ギ酸塩以外)及びミネラル、ビタミン、プレバイオティクス及びプロバイオティクス、例えば、魚粉、魚油、血粉、羽毛粉、鳥肉粉(poultry meal)、鶏肉粉及び/又は他の食肉処理場からの廃棄物から生成される他の種類の粉末、動物性脂肪、例えば家禽油、ベジタブルミール、例えばダイズミール、ルピンミール、ビーンミール、ナタネミール、カメリナミール及び/又はヒマワリミール、植物性油、例えばナタネ油、ダイズ油、アマニ油、パーム油、ラード、グルテン、例えばコムギグルテン又はトウモロコシグルテン、アミノ酸、例えばリジン、メチオニン、トレオニン、システイン、アルギニン、トリプトファン、ビタミン、例えばビタミンA、C、E、B12、D3、葉酸、D-ビオチン、シアノコバラミン、ナイアシンアミド、チアミン、リボフラビン、ピリドキシン、メナジオン、パントテン酸カルシウム、コリン及びカロテノイド、例えば、β-カロテン、ミネラル、例えば、リン酸塩、亜鉛、セレン、及びそれらの無機又は有機塩、ならびにプレバイオティクス又はプロバイオティクス から選択される1種以上の添加物又は担体を含む。。当業者は、発達の異なる段階における異なる動物の摂食要件に対処するための製剤を知っている。
本発明との関連において、「プレバイオティクス」という用語は、1つ又は限られた数の有益な細菌の増殖及び/又は活性を選択的に刺激することによって宿主に有益に影響を及ぼす非消化性食品成分を意味する。好ましいプレバイオティクスは、植物繊維製品及び酵母含有醸造副産物である。本明細書で使用される「プロバイオティクス」という用語は、生きた微生物又はその部分を意味し、これは、例えば、十分な数で摂取されるか、又は局所的に適用される場合、動物に明白な健康上の利益を与える。好ましいプロバイオティクスは、アスペルギルス属(Aspergillus)、バチルス属(Bacillus)、ビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium)、クロストリジウム属(Clostridium)、デバリオマイセス属(Debaryomyces)、エンテロコッカス属(Enterococcus)、ハンセニアスポラ属(Hanseniaspora)、クリベロマイセス属(Kluyveromyces)、ラクトバチルス属(Lactobacillus)、ラクトコッカス属(Lactococcus)、メガスフェラ属(Megasphaera)、ペディオコッカス属(Pediococcus)、ピキア属(Pichia)、プロピオニバクテリウム属(Propionibacterium)及びサッカロマイセス属(Saccharomyces)の微生物であり、さらにより好ましくは、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、バチルス・セレウス(Bacillus cereus)、バチルス・リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)、ビフィドバクテリウム・アニマリス(Bifidobacterium animalis)、ビフィドバクテリウム・ビフィダム(Bifidobacterium bifidum)、クロストリジウム・ブチリカム(Clostridium butyricum)、エンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium)、クルイベロマイセス・ラクティス(Kluyveromyces lactis)、ラクトバチルス アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバチルス・ロイテリ(Lactobacillus reuteri)、ラクトバチルス・ラムノサス(Lactobacillus rhamnosus)、ラクトバチルス・サリバリウス(Lactobacillus salivarius)、ラクトコッカス・ラクティス(Lactococcus lactis)、ペディオコッカス・アシディラクティシ(Pediococcus acidilactici)及びサッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)のいずれかであり、最も好ましくは、バチルス・エスピー(Bacillus sp.)、ラクトコッカス・ラクティス(Lactococcus lactis)、ラクトバチルス・エスピー(Lactobacillus sp.)及びクロストリジウム・ブチリカム(Clostridium butyricum)である。
本発明による固体飼料組成物は、粉末、ミール又は顆粒形態であることができ、又は押出してペレットを形成することができる。押出されたペレットの特性、特に形状及びコンシステンシーは、押出機のスクリュー速度及びバレルプロフィール、押出温度、ならびに押出機に入れられる飼料材料の組成及び水分含有量によって影響される。本発明の特定の利点は、本発明の組成物及び飼料の有効性(本明細書に記載されるような動物の健康上の有益な特性に関して)が典型的な混合及び押出条件によって実質的に影響されないことである。例えば、固体飼料、好ましくは魚類又は貝類飼料を製造するために、ギ酸(又はその薬学的に許容される塩)、グリセロール及び1種以上の酪酸グリセリドを含む本発明の組成物を大豆及び魚粉の担体と混合し、混合物を95℃までの温度に予備調整して、水蒸気を添加して、全飼料組成物に対して5~30重量%の水分含量を達成し、続いて固体又は多孔質ペレットに一軸又は二軸スクリュー押出成形することができる。押出機ダイヘッドにおいて、押出された塊は、100℃を超える温度、例えば130℃までの温度、及び周囲圧力を超える圧力を有することができる。押し出される塊の水分含量が高い場合、押出機ダイヘッドを離れた直後に、水分のいくらかが蒸発し、押し出された生成物は多孔質になる。ストリングは、回転ナイフによってペレットに切断される。押出製品は、例えば、貯蔵安定性及び/又はおいしさをさらに改善するために、コーティング、例えば、真空コーティングすることができる。
本発明の特定の利点は、そのままの飼料(固体、半固体又は液体)が酪酸エステルのその含有量にもかかわらず、動物にとってすでにおいしいので、おいしさの改善については、本発明の組成物以外のさらなる飼料成分によって引き起こされるおいしさの問題の責任を多かれ少なかれ負うだけでよいことである。
本発明はまた、特別な飼料組成物を提供する。例えば、本発明によれば、1~8g/kgの濃度のギ酸(好ましくはそのNa塩の形態)と、グリセロール及び酪酸グリセリドとを含むスターター(starter)飼料組成物であって、ギ酸と、グリセロール及び酪酸グリセリドの合計との比が1:10~10:1であり、及び/又はグリセロール及び酪酸グリセリドの合計濃度が1~8g/kgであるスターター飼料組成物が提供される。このような飼料組成物は、家禽の給餌のための、最も好ましくはニワトリの給餌のための給餌法(feeding regimen)において特に有用である。ニワトリに給餌する場合、スターター飼料の総代謝可能エネルギーは、好ましくは3000~3200kcal/kg(飼料)、より好ましくは3000~3100kcal/kg(飼料)である。
また、本発明によれば、1~6g/kgの濃度のギ酸(好ましくはそのNa塩の形態)と、グリセロール及び酪酸グリセリドを含むグロワー(grower)飼料組成物であって、ギ酸と、グリセロール及び酪酸グリセリドの合計との比が1:10~10:1であり、及び/又はグリセロール及び酪酸グリセリドの合計濃度が0.1~6g/kgでグロワー飼料組成物が提供される。このような飼料組成物はまた、家禽の給餌のための、最も好ましくはニワトリの給餌のための給餌法において特に有用である。ニワトリに給餌する場合、グロワー飼料の総代謝可能エネルギーは、好ましくは3100~3200kcal/kg(飼料)、より好ましくは3100~3180kcal/kg(飼料)である。
また、本発明によれば、1~4g/kgの濃度のギ酸(好ましくはそのNa塩の形態)と、グリセロール及び酪酸グリセリドとを含むフィニッシャー(finisher)飼料組成物であって、ギ酸と、グリセロール及び酪酸グリセリドの合計との比が1:10~10:1であり、及び/又はグリセロール及び酪酸グリセリドの合計濃度が0.1~4g/kgであるフィニッシャー飼料組成物が提供される。このような飼料組成物はまた、家禽の給餌のための、最も好ましくはニワトリの給餌のための給餌法において特に有用である。ニワトリに給餌する場合、フィニッシャー飼料の総代謝可能エネルギーは、好ましくは3000~3400kcal/kg(飼料)、より好ましくは3180~3300kcal/kg(飼料)である。
それに対応して、本発明は、
a) 第1の期間のための本発明によるスターター飼料組成物、その後の第2の期間のための本発明によるグロワー飼料組成物、
b) 第1の期間のための本発明によるスターター飼料組成物、その後の第2の期間のための本発明によるフィニッシャー飼料組成物、
c) 第1の期間のための本発明によるスターター飼料組成物、その後の第2の期間のための本発明によるグロワー飼料組成物、その後の第3の期間のための本発明によるフィニッシャー飼料組成物、
d) 第1の期間のための本発明によるグロワー飼料組成物、その後の第2の期間のための本発明によるフィニッシャー飼料組成物、又は
e) 第1の期間のための本発明によるスターター飼料組成物、その後任意選択でプロバイオティック飼料
を動物に投与する工程を含む、給餌法を提供する。
家禽、特にニワトリのための好ましい給餌法において、上記に示されるようなスターター組成物は、孵化後21日の(第1の)期間にわたって投与され;その後、給餌は、孵化後35日まで及び孵化後35日を含む期間(すなわち、第2の期間:22~35日)にわたって上記に示されるようなグロワー組成物の投与によって継続される。次いで、特に雄ニワトリの生産のためにニワトリを屠殺することができる。残りの動物については、上記のフィニッシャー組成物を、35日後からニワトリの捕獲日(典型的には42日目)まで、給餌することができる。
本発明による給餌法は、動物の生存期間の間の健康問題のあらゆる進展に反応するのに特に適しており、給餌法はまた、それぞれの成長段階における異なる栄養要求に有益に適合される。例えば、スターター飼料の代謝可能エネルギー(kcal/kg(飼料)として表される)はグロワー飼料の代謝可能エネルギーよりも低くすることができ、グロワー飼料の代謝可能エネルギーは、フィニッシャー飼料の代謝可能エネルギーよりも低くすることができる。
本発明は、有効量のギ酸又はその薬学的塩、グリセロール、及び1種以上の酪酸グリセリド、及び任意選択で酪酸を含む動物用製剤を提供するという特定の有利がある。特に、本発明による動物用製剤は、例えば、本明細書に記載されるような飼料組成物の形態で、本発明による組成物を含むことができるか、又は当該組成物からなることができる。従って、医薬、好ましくは動物用医薬として使用するための本発明による組成物が提供される。
特に、本発明は、動物における微生物感染又は微生物感染に関連する障害の治療又は予防に使用するための本発明による組成物を提供する。処置される好ましい動物は、上記に記載される。
本発明との関連における「微生物感染」という用語は動物上又は動物中、例えば、皮膚、歯、肉、骨、血又は腸内容物上又はその中の任意の形態のコロニー形成又はその他の存在を意味する。本発明による感染に関与する微生物は任意の微生物、特にグラム陰性又はグラム陽性微生物又はアピコンプレクサ門(phylum Apicomplexa)のメンバーであってもよい。本発明との関連において、上記に列挙した動物に感染し、疾患の症状を誘発することができる微生物は、「寄生虫」又は「病原体」とも呼ばれる。
本発明は、特に、アルベオラータ(alveolate)感染症、好ましくは無コノイド綱(Aconoidasida)又はコノイド綱(Conoidasida)の綱の微生物、さらにより好ましくは住血胞子虫目(Haemosporida)若しくはピロプラズマ目(Piroplasmida)又はコクシジウム亜綱(Coccidia)若しくはグレガリナ亜綱(Gregarinasina)の微生物、さらにより好ましくはアガモコクシジウム目(Agamococcidiorida)若しくはコクシジウム目(Eucoccidiorida)の微生物又はエクソスキゾン目(Archigregarinorida)、グレガリナ目(Eugregarinorida)、ネマトプシス(Nematopsis)又はカウレリエラ目(Neogregarinorida)の微生物による感染症の予防又は治療のための動物用組成物を含む組成物を提供する。好ましくは、組成物、動物用組成物又は飼料は、クリプトスポリジウム科(Cryptosporidiidae)、肉胞子虫科(Sarcocystidae)又はアイメリア科(Eimeriidae)の微生物、さらにより好ましくは、genus クリプトスポリジウム属(Cryptosporidium)、ベスノイチア属(Besnoitia)、シストイソスポーラ属(Cystoisospora)、フレンケリア属(Frenkelia)、ハモンディア属(Hammondia)、ヒアロクロシア属(Hyaloklossia)、ネオスポラ属(Neospora)、ネフロイソスポラ属(Nephroisospora)、サルコシスティス属(Sarcocystis)、トキソプラズマ属(Toxoplasma)、アクロエイメリア属(Acroeimeria)、アトクプラズマ属(Atoxoplasma)、カリオスポラ属(Caryospora)、コレエイメリア属(Choleoeimeria)、サイクロスポラ属(Cyclospora)、エイメリア属(Eimeria)、グシア属(Goussia)、イソスポラ属(Isospora)又はマルゴリシエラ属(Margolisiella)の微生物、さらにより好ましくはクリプトスポリジウム属(Cryptosporidium)、サイクロスポラ属(Cyclospora)又はエイメリア属(Eimeria)の微生物による感染症の症状を予防、治療又は改善するために使用され、用意される。
本発明は特に、エンテロバクター目(Enterobacterales)、ビブリオ目(Vibrionales)、デスルホビブリオ目(Desulfovibrionales)、シュードモナス目(Pseudomonadales)、バークホルデリア目(Burkholderiales)及びカンピロバクター目(Campylobacterales)の(一般にグラム陰性)微生物、
さらにより好ましくは、ブドビシア科(Budviciaceae)、エンテロバクター科(Enterobacteriaceae)、エルウィニア科(Erwiniaceae)、ハフニア科(Hafniaceae)、モルガネラ科(Morganellaceae)、ペクトバクテリア科(Pectobacteriaceae)、ソーセリア科(Thorselliaceae)、エルシニア科(Yersiniaceae)、ビブリオ科(Vibrionaceae)、デスルホハロビア科(Desulfohalobiaceae)、デスルホマイクロビア科(Desulfomicrobiaceae)、デスルホナトロ科(Desulfonatronaceae)、デスルホビブリオ科(Desulfovibrionaceae)、モラクセラ科(Moraxellaceae)、シュードモナス科(Pseudomonadaceae)、ベントシモナス科(Ventosimonadaceae)、アルカリゲネス科(Alcaligenaceae)、バークホルデリア科(Burkholderiaceae)、コマモナス科(Comamonadaceae)、オキサロバクタ―科(Oxalobacteraceae)、ステレラ科(Sutterellaceae)、カンピロバクター科(Campylobacteraceae)、ヘリコバクター科(Helicobacteraceae)及びヒドロゲニモナス科(Hydrogenimonaceae)から選択される科の微生物、
さらにより好ましくは、ブドビシア属(Budvicia)、レミノレラ属(Leminorella)、プラジア属(Pragia)、アトランティバクター属(Atlantibacter)、ビオストラチコラ属(Biostraticola)、ブチオークセラ属(Buttiauxella)、セデセア属(Cedecea)、シトロバクター属(Citrobacter)、クロノバクター属(Cronobacter)、エンテロバチルス属(Enterobacillus)、エンテロバクター属(Enterobacter)、エシェリキア属(Escherichia)、フランコニバクタ―属(Franconibacter)、ジベシエラ属(Gibbsiella)、イザキエラ属(Izhakiella)、クレブシエラ属(Klebsiella)、クライベラ属(Kluyvera)、コサコニア属(Kosakonia)、レクレルシア属(Leclercia)、レリオチア属(Lelliottia)、リムノバカラム属(Limnobaculum)、マングロビバクター属(Mangrovibacter)、メタコサコニア属(Metakosakonia)、プルラリバクター属(Pluralibacter)、シュードエシェリキア属(Pseudescherichia)、シュードシトロバクター属(Pseudocitrobacter)、ラオウルテラ属(Raoultella)、ローゼンベルギエラ属(Rosenbergiella)、サルモネラ属(Salmonella)、シゲラ属(Shigella)、シムウェリア属(Shimwellia)、シッチバクター属(Siccibacter)、トラブルシエラ属(Trabulsiella)、ヨケネラ属(Yokenella)、ブクネラ属(Buchnera)、エルウィニア属(Erwinia)、パントエ属(Pantoea)、ファセオリバクター属(Phaseolibacter)、タツメラ属(Tatumella)、ウィグレスウォルティア属(Wigglesworthia)、エドワードシエラ属(Edwardsiella)、ハフニア属(Hafnia)、オベスムバクテリウム属(Obesumbacterium)、アルセノフォヌス属(Arsenophonus)、コセンザエ属(Cosenzaea)、モエレレラ属(Moellerella)、モルガネラ属(Morganella)、フォトラブヅス属(Photorhabdus)、プロテウス属(Proteus)、プロヴィデンシア属(Providencia)、キセノラブヅス属(Xenorhabdus)、ブレネリア属(Brenneria)、ディケヤ属(Dickeya)、ロンスダレ属(Lonsdalea)、ペクトバクテリウム属(Pectobacterium)、ソダリス属(Sodalis)、コエツゼア属(Coetzeea)、トルセリア属(Thorsellia)、カニア属(Chania)、エウィンゲラ属(Ewingella)、ニッサバクター属(Nissabacter)、ラネラ属(Rahnella)、ロウキシエラ属(Rouxiella)、サムソニア属(Samsonia)、セラチア属(Serratia)、エルシニア属(Yersinia)、アリイビブリオ属(Aliivibrio)、アロモナス属(Allomonas)、カテノコッカス属(Catenococcus)、エキニモナス属(Echinimonas)、エンテロビブリオ属(Enterovibrio)、グリモンチア属(Grimontia)、パラフォトバクテリウム属(Paraphotobacterium)、フォトバクテリウム属(Photobacterium)、フォトコッカス属(Photococcus)、サリニビブリオ属(Salinivibrio)、タウマシオビブリオ属(Thaumasiovibrio)、ビブリオ属(Vibrio)、
デスルホハロビウム属(Desulfohalobium)、デスルホハロフィラス属(Desulfohalophilus)、デスルホナトロノスピラ(Desulfonatronospira)、デスルホナトロノビブリオ属(Desulfonatronovibrio)、デスルホナウティクス属(Desulfonauticus)、デスルホテルムス属(Desulfothermus)、デスルホベルミクルス(Desulfovermiculus)、デスルホミクロビウム属(Desulfomicrobium)、デスルホプラネス属(Desulfoplanes)、デスルホナトロヌム属(Desulfonatronum)、ビロフィラ属(Bilophila)、デスルホバクルム属(Desulfobaculum)、デスルホクルブス属(Desulfocurvus)、デスルホビブリオ属(Desulfovibrio)、ハロデスルホビブリオ属(Halodesulfovibrio)、ラウソニア属(Lawsonia)、マイヘラ属(Mailhella)、シュードデスルホビブリオ属(Pseudodesulfovibrio)、アシネトバクター属(Acinetobacter)、アルカニンディゲス属(Alkanindiges)、カビセラ属(Cavicella)、ファウシコラ属(Faucicola)、フルビイコッカス属(Fluviicoccus)、モラクセラ属(Moraxella)、パラペルシジバカ属(Paraperlucidibaca)、ペルルシジバカ(Perlucidibaca)、サイクロバクター属(Psychrobacter)、アゾトバクター属(Azotobacter group)、メソフィロバクター属(Mesophilobacter)、オブリティモナス属(Oblitimonas)、ペルミアニバクター属(Permianibacter)、シュードモナス属(Pseudomonas)、ルガモナス属(Rugamonas)、チオシュードモナス属(Thiopseudomonas)、ベントシモナス属(Ventosimonas)、アクロモバクター属(Achromobacter)、アドベネラ属(Advenella)、アルカリゲネス属(Alcaligenes)、アムプリモナス属(Ampullimonas)、アゾヒドロモナス属(Azohydromonas)、バシエラ属(Basilea)、ボルデテラ属(Bordetella)、ブラキエラ属(Brackiella)、カエニミクロビウム属(Caenimicrobium)、カンディディモナス属(Candidimonas)、カステラニエラ属(Castellaniella)、デルキシア属(Derxia)、エオエトボエシア属(Eoetvoesia)、ケルステルシア属(Kerstersia)、オリゲラ属(Oligella)、オレッラ属(Orrella)、パエナルカリゲネス属(Paenalcaligenes)、パラカンディディモナス属(Paracandidimonas)、パラルカリゲネス属(Paralcaligenes)、パラプシリモナス属(Parapusillimonas)、パルビビウム属(Parvibium)、ペリステガ属(Pelistega)、ピグメンチファガ属(Pigmentiphaga)、プシリモナス属(Pusillimonas)、サッカレデンス属(Saccharedens)、テイロレラ属(Taylorella)、ベルティシエラ属(Verticiella)、バークホルデリア属(Burkholderia)、カバレロニア属(Caballeronia)、キチニモナス属(Chitinimonas)、クプリアビヅス属(Cupriavidus)、ホルモシモナス属(Formosimonas)、ヒドロモナス属(Hydromonas)、ラウトロピア属(Lautropia)、リムノバクター属(Limnobacter)、マイコアビヅス属(Mycoavidus)、パンドラエア属(Pandoraea)、パラバークホルデリア属(Paraburkholderia)、パウシモナス属(Paucimonas)、ポリヌクレオバクター属(Polynucleobacter)、クイスクイリイバクテリウム属(Quisquiliibacterium)、ラルストニア属(Ralstonia)、ロブシア属(Robbsia)、サーモスリックス属(Thermothrix)、アシドボラクッス属(Acidovorax)、アリシクリフィルス属(Alicycliphilus)、ブラキモナス属(Brachymonas)、カエニモナス属(Caenimonas)、カルディモナス属(Caldimonas)、コマモナス属(Comamonas)、
コルティシバクター属(Corticibacter)、クルビバクター属(Curvibacter)、デルフチア属(Delftia)、ディアフォロバクター属(Diaphorobacter)、ドオワニエラ属(Doohwaniella)、エクステンシモナス属(Extensimonas)、ジエスベルゲリア属(Giesbergeria)、ヒドロゲノファガ属(Hydrogenophaga)、ヒレモネラ属(Hylemonella)、キネレティア属(Kinneretia)、ラムプロペディア属(Lampropedia)、リムノハビタンス属(Limnohabitans)、マクロモナス属(Macromonas)、マリキア属(Malikia)、メラミニボラ属(Melaminivora)、オリジソリバクター属(Oryzisolibacter)、オットウィア属(Ottowia)、ペロモナス属(Pelomonas)、ポラロモナス属(Polaromonas)、シュードアシドボラックス属(Pseudacidovorax)、シュードロドフェラックス属(Pseudorhodoferax)、ラムリバクター属(Ramlibacter)、ロドフェラックス属(Rhodoferax)、シレゲレラ属(Schlegelella)、シンプリシスピラ属(Simplicispira)、チベチコラ属(Tibeticola)、バリオボラックス属(Variovorax)、ベルミネフロバクター属(Verminephrobacter)、キセノフィルス属(Xenophilus)、ジゾンゲエラ属(Zhizhongheella)、アクチミクロビウム属(Actimicrobium)、カンディダツス・ジンデリア(Candidatus Zinderia)、コリモナス属(Collimonas)、デュガネラ属(Duganella)、グラチイモナス属(Glaciimonas)、ヘルバスピリラム(Herbaspirillum)、ヘルミニイモナス属(Herminiimonas)、ジャンチノバクテリウム(Janthinobacterium)、マシリア属(Massilia)、ノビヘルバスピリラム属(Noviherbaspirillum)、オキサリシバクテリウム属(Oxalicibacterium)、オキサロバクタ―属(Oxalobacter)、パラヘルバスピリラム属(Paraherbaspirillum)、シュードヅガネラ属(Pseudoduganella)、テルリア属(Telluria)、ウンディバクテリウム属(Undibacterium)、ダカレラ属(Dakarella)、デュオデニバチルス属(Duodenibacillus)、パラステレラ属(Parasutterella)、ステレラ属(Sutterella)、ツリチモナス属(Turicimonas)、アクロバクター属(Arcobacter)、カンピロバクター属(Campylobacter)、スルフロスピリラム属(Sulfurospirillum)、フレキシスピラ属(Flexispira)、ヘリコバクター属(Helicobacter)、スルフリクルブム(Sulfuricurvum)、スルフリモナス属(Sulfurimonas)、チオブルム属(Thiovulum)、ウォリネラ属(Wolinella)、ヒドロゲニモナス属(Hydrogenimonas)、ニトラティフラクター属(Nitratifractor)及びチオフラクター属(Thiofractor)から選択される属由来の微生物、
さらにより好ましくは、エシェリキア属(Escherichia)、サルモネラ属(Salmonella)、エルシニア属(Yersinia)、ビブリオ属(Vibrio)、ラウソニア属(Lawsonia)、アシネトバクター属(Acinetobacter)、シュードモナス属(Pseudomonas)、バークホルデリア属(Burkholderia)、カンピロバクター属(Campylobacter)及びヘリコバクター属(Helicobacter)から選択される属由来の微生物、
そして最も好ましくは、サルモネラ属(Salmonella)、カンピロバクター属(Campylobacter)及びビブリオ属(Vibrio)から選択される属由来の微生物の予防又は治療のための動物用組成物を含む組成物を提供する。
そして、本発明は、クロストリジウム目(Clostridiales)、バチルス目(Bacillales)及びラクトバチルス目(Lactobacillales)の(一般にグラム陽性)微生物、
より好ましくは、カルディコプロバクタ―科(Caldicoprobacteraceae)、カタバクター科(Catabacteriaceae)、クリステンセネラ科(Christensenellaceae)、クロストリジウム科(Clostridiaceae)、デフルビイタレア科(Defluviitaleaceae)、ユーバクテリア科(Eubacteriaceae)、グラシリバクター科(Gracilibacteraceae)、ヘリオバクテリア科(Heliobacteriaceae)、ラクノスピラ科(Lachnospiraceae)、オシロスピラ科(Oscillospiraceae)、ペプトコッカス科(Peptococcaceae)、ペプトストレプトコッカス科(Peptostreptococcaceae)、プロテイニボラックス科(Proteinivoraceae)、ルミノコッカス科(Ruminococcaceae)、シンビオバクテリア科(Symbiobacteriaceae)、シントロフォモナス科(Syntrophomonadaceae)、アリサイクロバチルス科(Alicyclobacillaceae)、バチルス科(Bacillaceae)、リステリア科(Listeriaceae)、パエニバシラス科(Paenibacillaceae)、パステウリア科(Pasteuriaceae)、プラノコッカス科(Planococcaceae)、スポロラクトバチルス科(Sporolactobacillaceae)、スタフィロコッカス科(Staphylococcaceae)、サーモアクティノマイセス科(Thermoactinomycetaceae)、アエロコッカス科(Aerococcaceae)、カルノバクテリア科(Carnobacteriaceae)、エンテロコッカス科(Enterococcaceae)、ラクトバチルス科(Lactobacillaceae)、ロイコノストック科(Leuconostocaceae)、ストレプトコッカス科(Streptococcaceae)から選択される分類学上の科の微生物、
さらにより好ましくは、カルディコプロバクタ―属(Caldicoprobacter)、カタバクター属(Catabacter)、ベヅイニバクテリウム属(Beduinibacterium)、クリステンセネラ属(Christensenella)、アルカリフィルス属(Alkaliphilus)、アナエロミクロビウム属(Anaeromicrobium)、アナエロソリバクター属(Anaerosolibacter)、アノキシナトロヌム属(Anoxynatronum)、ベヅイニ属(Beduini)、ブラシチバクター属(Brassicibacter)、ブチリシコッカス属(Butyricicoccus)、カルダナエロセラ属(Caldanaerocella)、カルディサリニバクター属(Caldisalinibacter)、カロラマトール属(Caloramator)、カロラネアロバクター属(Caloranaerobacter)、カミニセラ属(Caminicella)、セルロシバクター属(Cellulosibacter)、クロストリジイサリバクター属(Clostridiisalibacter)、クロストリジウム属(Clostridium)、クラサミニセラ属(Crassaminicella)、デスヌエシエラ属(Desnuesiella)、ファルカチモナス属(Falcatimonas)、フェルビジセラ属(Fervidicella)、フォンチセラ属(Fonticella)、ゲオスポロバクター属(Geosporobacter)、ハロインパチエンス属(Haloimpatiens)、ハテワヤ属(Hathewaya)、フンガテラ属(Hungatella)、イネディイバクテリウム属(Inediibacterium)、カラティニバクルム属(Keratinibaculum)、ケライフィエラ属(Khelaifiella)、ラクトニファクトール属(Lactonifactor)、リンミンジア属(Linmingia)、ルティスポラ属(Lutispora)、マレディビバクター属(Maledivibacter)、マリニスポロバクター属(Marinisporobacter)、マシリオクロストリジウム属(Massilioclostridium)、モルダヴェラ属(Mordavella)、ナトロニンコラ属(Natronincola)、オセアニラブヅス属(Oceanirhabdus)、オキソバクター属(Oxobacter)、パラマレジビバクター属(Paramaledivibacter)、プロテイニクラスチカム属(Proteiniclasticum)、サリメソフィロバクター属(Salimesophilobacter)、サルシナ属(Sarcina)、セネガリア属(Senegalia)、セルペンチニセラ属(Serpentinicella)、スポロサリバクテリウム属(Sporosalibacterium)、サーモブラキウム属(Thermobrachium)、サーモハロバクター属(Thermohalobacter)、サーモタレア属(Thermotalea)、チンダリア属(Tindallia)、ウコンギバクター属(Wukongibacter)、ヨウンギイバクター属(Youngiibacter)、デフルビイタレア属(Defluviitalea)、バリタレア属(Vallitalea)、アセトバクテリウム属(Acetobacterium)、アルカリバクター属(Alkalibacter)、アルカリバクルム属(Alkalibaculum)、アミニセラ属(Aminicella)、アナエロフスチス属(Anaerofustis)、ユーバクテリウム属(Eubacterium)、ガルシエラ属(Garciella)、インテスチニバチルス属(Intestinibacillus)、イレグラリバクター属(Irregularibacter)、シュードラミバクター属(Pseudoramibacter)、ラブダナエロビウム属(Rhabdanaerobium)、
グラシリバクター属(Gracilibacter)、ヘリオバチルス属(Heliobacillus)、ヘリオバクテリウム属(Heliobacterium)、ヘリオフィルム属(Heliophilum)、ヘリオレスチス属(Heliorestis)、アビシヴィルガ属(Abyssivirga)、アセタチファクトール属(Acetatifactor)、アセチトマクルム属(Acetitomaculum)、アガトバクター属(Agathobacter)、アナエロビウム属(Anaerobium)、アナエロコルムナ属(Anaerocolumna)、アナエロスポロバクター属(Anaerosporobacter)、アナエロスチペス属(Anaerostipes)、アナエロタエニア属(Anaerotaenia)、アナエロチグヌム属(Anaerotignum)、バリアトリクス属(Bariatricus)、ブラウチア属(Blautia)、ブチリビブリオ属(Butyrivibrio)、カエシバクテリウム属(Caecibacterium)、カトネラ属(Catonella)、セルロシリチクム属(Cellulosilyticum)、コプロコッカス属(Coprococcus)、クネアチバクター属(Cuneatibacter)、ドレア属(Dorea)、エイセンベルギエラ属(Eisenbergiella)、エクスチバクター属(Extibacter)、ファエカリカテナ属(Faecalicatena)、ファエカリモナス属(Faecalimonas)、フリシンギコッカス属(Frisingicoccus)、フシカテニバクター属(Fusicatenibacter)、グルセラバクター属(Glucerabacter)、ヘルビニクス属(Herbinix)、ヘスペリア属(Hespellia)、ジョンソネラ属(Johnsonella)、キネオトリックス属(Kineothrix)、ラクノアナエロバクルム属(Lachnoanaerobaculum)、
ラクノバクテリウム属(Lachnobacterium)、ラクノクロストリジウム属(Lachnoclostridium)、ラクノスピラ属(Lachnospira)、ラクノタレア属(Lachnotalea)、マルビンブリアンチア属(Marvinbryantia)、メルディモナス属(Merdimonas)、モビリスポロバクター属(Mobilisporobacter)、モビリタレア属(Mobilitalea)、モリエラ属(Moryella)、ムリコメス属(Muricomes)、ムリモナス属(Murimonas)、ニアメイバクター属(Niameybacter)、オリバクテリウム属(Oribacterium)、パラスポロバクテリウム属(Parasporobacterium)、シュードブチリビブリオ属(Pseudobutyrivibrio)、ロビンソニエラ属(Robinsoniella)、ロセブリア属(Roseburia)、セリモナス属(Sellimonas)、シュトレウォルチア属(Shuttleworthia)、スポロバクテリウム属(Sporobacterium)、ストマトバクルム属(Stomatobaculum)、シントロフォコッカス属(Syntrophococcus)、チゼレラ属(Tyzzerella)、マルセイリバクター属(Marseillibacter)、オシリバクター属(Oscillibacter)、クリプタナエロバクター属(Cryptanaerobacter)、デハロバクター属(Dehalobacter)、デハロバクテリウム属(Dehalobacterium)、デスルフィチバクター属(Desulfitibacter)、デスルフィチスポラ属(Desulfitispora)、デスルフィトバクテリウム属(Desulfitobacterium)、デスルホククミス属(Desulfocucumis)、デスルホニスポラ属(Desulfonispora)、デスルホスポロシヌス属(Desulfosporosinus)、デスルホトマクルム属(Desulfotomaculum)、デスルフリスポラ属(Desulfurispora)、ペロトマクルム属(Pelotomaculum)、ペプトコッカス属(Peptococcus)、スポロトマクルム属(Sporotomaculum)、シントロフォボツルス属(Syntrophobotulus)、テルミンコラ属(Thermincola)、アセトアナエロビウム属(Acetoanaerobium)、アサカロスポラ属(Asaccharospora)、クロストリディオイデス属(Clostridioides)、クリイバクテリウム属(Criibacterium)、フィリファクトール属(Filifactor)、インテスチンバクター属(Intestinibacterパエニクロストリジウム)、属(Paeniclostridium)、パラクロストリジウム属(Paraclostridium)、ペプトアナエロバクター属(Peptoanaerobacter)、ペプトクロストリジウム属(Peptoclostridium)、ペプトストレプトコッカス属(Peptostreptococcus)、プロテオカテラ属(Proteocatella)、ロンボウツシア属(Romboutsia)、スポラセチゲニウム属(Sporacetigenium)、テピジバクター属(Tepidibacter)、テリスポロバクター属(Terrisporobacter)、アナエロブランカ属(Anaerobranca)、pロテイニボラックス属(Proteinivorax)、
アセタネアロバクテリウム属(Acetanaerobacterium)、アセチビブリオ属(Acetivibrio)、アクタリバクター属(Acutalibacter)、アガトバクルム属(Agathobaculum)、アナエロバクテリウム属(Anaerobacterium)、アナエロフィルム属(Anaerofilum)、アナエロマッシリバチルス属(Anaeromassilibacillus)、アナエロツルンクス属(Anaerotruncus)、アンゲラキセラ属(Angelakisella)、ビッタレエラ属(Bittarella)、カプロイチプロデュセンス属(Caproiciproducens)、ドランコウルテラ属(Drancourtella)、エルセラ属(Ercella)、エタノリゲネンス属(Ethanoligenens)、ファエカリバクテリウム属(Faecalibacterium)、ファスティディオシピラ属(Fastidiosipila)、フォウルニエレラ属(Fournierella)、ゲミゲル属(Gemmiger)、ゴルバケラ属(Gorbachella)、ハリイフリンティア属(Harryflintia)、ヘルビボラックス属(Herbivorax)、ヒドロゲノアナエロバクテリウム属(Hydrogenoanaerobacterium)、マゲエバチルス属(Mageeibacillus)、マラスミツルンクス属(Marasmitruncus)、マッシリマリアエ属(Massilimaliae)、ネガティビバチルス属(Negativibacillus)、ネグレクタ属(Neglecta)、ネオビタレラ属(Neobitarella)、オシロスピラ属(Oscillospira)、パルディコラ属(Paludicola)、パピリバクター属(Papillibacter)、フォセア属(Phocea)、プロヴェンチバクテリウム属(Provencibacterium)、シュードバクテロイデス属(Pseudobacteroides)、ピグマイオバクター属(Pygmaiobacter)、ルミニクロストリジウム属(Ruminiclostridium)、ルミノコッカス属(Ruminococcus)、ルテニバクテリウム属(Ruthenibacterium)、サッカロフェルメンタンス属(Saccharofermentans)、スポロバクター属(Sporobacter)、スブドリグラヌルム属(Subdoligranulum)、カルディニトラティルプトール属(Caldinitratiruptor)、シンビオバクテリウム属(Symbiobacterium)、デチオバクター属(Dethiobacter)、ペロスポラ属(Pelospora)、シントロフォモナス属(Syntrophomonas)、シントロフォテルムス属(Syntrophothermus)、サーモヒドロゲニウム属(Thermohydrogenium)、サーモシントロファ属(Thermosyntropha)、アリシクロバチルス属(Alicyclobacillus)、
エフシバチルス属(Effusibacillus)、クリピディア属(Kyrpidia)、ツメバチルス属(Tumebacillus)、アエリバチルス属(Aeribacillus)、アルカリバチルス属(Alkalibacillus)、アルカリコッカス属(Alkalicoccus)、アロバチルス属(Allobacillus)、アルテリバチルス属(Alteribacillus)、アンフィバチルス属(Amphibacillus)、アミロバチルス属(Amylobacillus)、アナエロバチルス属(Anaerobacillus)、アノキシバチルス属(Anoxybacillus)、アクイアバチルス属(Aquibacillus)、アクイサリバチルス属(Aquisalibacillus)、アウレイバチルス属(Aureibacillus)、バチルス属(Bacillus)、カルダルカリバチルス属(Caldalkalibacillus)、カルディバチルス属(Caldibacillus)、カルディテリコラ属(Calditerricola)、セラシバチルス属(Cerasibacillus)、コンポスティバチルス属(Compostibacillus)、
デセルティバチルス属(Desertibacillus)、ドミバチルス属(Domibacillus)、エダフォバチルス属(Edaphobacillus)、ファルシバチルス属(Falsibacillus)、フェルメンティバチルス属(Fermentibacillus)、フィクティバチルス属(Fictibacillus)、フィロバチルス属(Filobacillus)、ゲオバチルス属(Geobacillus)、グラチリバチルス属(Gracilibacillus)、ハラルカリバチルス属(Halalkalibacillus)、ハロバチルス属(Halobacillus)、ハロラクティバチルス属(Halolactibacillus)、ヒドロゲニバチルス属(Hydrogenibacillus)、レンチバチルス属(Lentibacillus)、リシニバチルス属(Lysinibacillus)、マリノコッカス属(Marinococcus)、マシリバクテリウム属(Massilibacterium)、メルギリバチルス属(Melghiribacillus)、ミクロアエロバクター属(Microaerobacter)、ナトリバチルス属(Natribacillus)、ナトロノバチルス属(Natronobacillus)、ヌミヅム属(Numidum)、オセアノバチルス属(Oceanobacillus)、オルニチニバチルス属(Ornithinibacillus)、パラゲオバチルス属(Parageobacillus)、パラリオバチルス属(Paraliobacillus)、パラルカリバチルス属(Paralkalibacillus)、パウチサリバチルス属(Paucisalibacillus)、ペラギラブヅス属(Pelagirhabdus)、ピシバチルス属(Piscibacillus)、ポリゴニバチルス属(Polygonibacillus)、ポンティバチルス属(Pontibacillus)、シュードグラチバチルス属(Pseudogracilibacillus)、サイクロバチルス属(Psychrobacillus)、クアジバチルス属(Quasibacillus)、ルベオパルブルム属(Rubeoparvulum)、サッカロコッカス属(Saccharococcus)、サリバクテリウム属(Salibacterium)、サリミクロビウム属(Salimicrobium)、サリニバチルス属(Salinibacillus)、サリパルディバチルス属(Salipaludibacillus)、サリラブヅス属(Salirhabdus)、サリセディミニバクテリウム属(Salisediminibacterium)、サリテリバチルス属(Saliterribacillus)、サルスギニバチルス属(Salsuginibacillus)、セディミニバチルス属(Sediminibacillus)、シニバチルス属(Sinibacillus)、ストレプトハロバチルス属(Streptohalobacillus)、スウィオニバチルス属(Swionibacillus)、テヌイバチルス属(Tenuibacillus)、テピディバチルス属(Tepidibacillus)、テリバチルス属(Terribacillus)、テリラクティバチルス属(Terrilactibacillus)、テクスココニバチルス属(Texcoconibacillus)、タラソバチルス属(Thalassobacillus)、サーモロンギバチルス属(Thermolongibacillus)、ヴィルギバチルス属(Virgibacillus)、ヴルカニバチルス属(Vulcanibacillus)、ブロコトリックス属(Brochothrix)、リステリア属(Listeria)、アンモニイバチルス属(Ammoniibacillus)、アネウリニバチルス属(Aneurinibacillus)、ブレヴィバチルス属(Brevibacillus)、ケングクイゼンゲラ属(Chengkuizengella)、コーネラ属(Cohnella)、フォンティバチルス属(Fontibacillus)、ゴリリバクテリウム属(Gorillibacterium)、マリニクリニス属(Marinicrinis)、パエニバチルス属(Paenibacillus)、サッカリバチルス属(Saccharibacillus)、サーモバチルス属(Thermobacillus)、キシラニバチルス属(Xylanibacillus)、パステウリア属(Pasteuria)、バルガヴァエア属(Bhargavaea)、カリョファノン属(Caryophanon)、クリセオミクロビウム属(Chryseomicrobium)、クロチノバクテリウム属(Crocinobacterium)、フィリバクター属(Filibacter)、ジェオトガリバチルス属(Jeotgalibacillus)、クルティア属(Kurthia)、パエニスポロサルチナ属(Paenisporosarcina)、プラノコッカス属(Planococcus)、プラノミクロビウム属(Planomicrobium)、ルメリイバチルス属(Rummeliibacillus)、サヴァガエ属(Savagea)、ソリバチルス属(Solibacillus)、スポロサルチナ属(Sporosarcina)、テゾスポリウム属(Tetzosporium)、ウレイバチルス属(Ureibacillus)、ヴィリディバチルス属(Viridibacillus)、カエニバチルス属(Caenibacillus)、
カメリイバチルス属(Camelliibacillus)、プルラニバチルス属(Pullulanibacillus)、スコプリバチルス属(Scopulibacillus)、シノバカ属(Sinobaca)、スポロラクトバチルス属(Sporolactobacillus)、ツベリバチルス属(Tuberibacillus)、アビシコッカス属(Abyssicoccus)、アリイコッカス属(Aliicoccus)、アウリコッカス属(Auricoccus)、コルティチコッカス属(Corticicoccus)、ジェオトガリコッカス属(Jeotgalicoccus)、マクロコッカス属(Macrococcus)、ネソコミイコッカス属(Nosocomiicoccus)、サリニコッカス属(Salinicoccus)、スタフィロコッカス属(Staphylococcus)、バイア属(Baia)、クロセイフィルム属(Croceifilum)、デスモスポラ属(Desmospora)、ゲオサーモミクロビウム属(Geothermomicrobium)、ハゼネラ属(Hazenella)、クロッペンステドティア属(Kroppenstedtia)、ラセイェラ属(Laceyella)、リフアクスエラ属(Lihuaxuella)、マリニネマ属(Marininema)、マリニサーモフィルム属(Marinithermofilum)、メケルカリマイセス属(Mechercharimyces)、メルギリマイセス属(Melghirimyces)、ノヴィバチルス属(Novibacillus)、パルディフィルム属(Paludifilum)、プラニフィルム属(Planifilum)、ポリクラドマイセス属(Polycladomyces)、リスングビネラ属(Risungbinella)、サリニトリックス属(Salinithrix)、セイノネラ属(Seinonella)、シマズエラ属(Shimazuella)、サーモアクティノマイセス属(Thermoactinomyces)、サーモフラヴィミクロビウム属(Thermoflavimicrobium)、アビオトロフィア属(Abiotrophia)、アエロコッカス属(Aerococcus)、ドロシコッカス属(Dolosicoccus)、エレモコッカス属(Eremococcus)、ファクラミア属(Facklamia)、グロビカテラ属(Globicatella)、イグナヴィグラヌム属(Ignavigranum)、アギトコッカス属(Agitococcus)、アルカリバクテリウム属(Alkalibacterium)、アロフスティス属(Allofustis)、アロイオコッカス属(Alloiococcus)、アトポバクター属(Atopobacter)、アトポコッカス属(Atopococcus)、アトポスティペス属(Atopostipes)、カルノバクテリウム属(Carnobacterium)、デセンジア属(Desemzia)、ドロシグラヌルム属(Dolosigranulum)、グラヌリカテラ属(Granulicatella)、イソバクルム属(Isobaculum)、ジェオトガリバカ属(Jeotgalibaca)、ラクティチゲニウム属(Lacticigenium)、マリニラクティバチルス属(Marinilactibacillus)、ピシグロブス属(Pisciglobus)、トリココッカス属(Trichococcus)、バヴァリイコッカス属(Bavariicoccus)、カテリコッカス属(Catellicoccus)、エンテロコッカス属(Enterococcus)、メリソコッカス属(Melissococcus)、ピリバクター属(Pilibacter)、テトラゲノコッカス属(Tetragenococcus)、ヴァゴコッカス属(Vagococcus)、ラクトバチルス属(Lactobacillus)、ペディオコッカス属(Pediococcus)、シャルペア属(Sharpea)、コンヴィヴィナ属(Convivina)、フルクトバチルス属(Fructobacillus)、ロイコノストック属(Leuconostoc)、オエノコッカス属(Oenococcus)、ウェイセラ属(Weissella)、フルオリコッカス属(Floricoccus)、ラクトコッカス属(Lactococcus)(ラクティック・ストレプトコッチ(lactic streptococci))、ラクトヴム属(Lactovum)、オカダエラ属(Okadaella)、ストレプトコッカス属(Streptococcus)から選択される属の微生物、
最も好ましくは、クロストリジウム属(Clostridium)(最も好ましくはクロストリジウム・ペルフリンゲンス(Clostridium perfringens))、バチルス属(Bacillus)、リステリア属(Listeria)、スタフィロコッカス属(Staphylococcus)、エンテロコッカス属(Enterococcus)及びストレプトコッカス属(Streptococcus)から選択される属の微生物の予防又は治療のための動物用組成物を含む組成物を提供する。
上記の微生物を考慮すると、飼料、抗菌性組成物及び動物用組成物を含む組成物が腸の健康を改善する特性を有することは、本発明の特別な利点である。特に、それらは、動物における腸炎及び/又はコクシジウム症の予防、改善、治療又は治癒に有用である。
従って、本発明は、未処置の対照と比較して、(i)小腸病変スコア、(ii)小腸コクシジウムオーシスト数、(iii)盲腸、小腸、胸肉、手羽肉(wing meat)及び/又は首皮(neck skin)における:上記の微生物の発生率、上記の微生物の力価、及びAPCのいずれかを減少させるための動物における使用のための組成物を提供する。
小腸病変スコア及び/又はコクシジウムオーシスト数の減少は、養鶏に特に有利である。病変スコアは、刊行物"Lesion scoring techniques in battery and floor pen experiments with chickens", Exp. Parasitol. 28:30-36に従って、0-病変なしから4-最も重篤な病変までのスケールで決定される。本発明の特定の利点は、飼料、抗菌性組成物及び動物用組成物を含む、本明細書に提供される組成物が、病変スコアを1桁低下させることができ、及び/又は病変スコアを1以下に低下させることができることである。驚くべきことに、本明細書に提供される組成物(飼料、抗菌性組成物及び動物用組成物を含む)は、病変スコアを、抗コクシジウム剤と抗生物質とを組み合わせた処置によって得られるオーダー以下に低下させることができ、及び/又は病変スコアを、有意性レベルp<0.05という、それぞれの動物の健康な集団に対する統計的に有意な差が観察されないようなレベルに低下させることができる。病変スコアの減少は、好ましくは感染後42日以内、さらにより好ましくは感染後22日以内に家禽について得られ、従って、抗コクシジウム剤及び抗生物質の不在下で驚くほど速く達成される。
本発明による小腸コクシジウムオーシスト数は、腸試料からコクシジウムオーシストを計数することによって決定される。飼料、抗菌性組成物及び動物用組成物を含む、本明細書に提供される組成物が感染後42日以内、さらにより好ましくは感染後22日以内に、小腸コクシジウムオーシスト数を少なくとも1.5倍減少させることができることは、本発明の特定の利点である。
本発明の別の利点によれば、飼料、抗菌性組成物及び動物用組成物を含む、本明細書に提供される組成物は、盲腸、小腸、胸肉、手羽肉及び/又は首皮において、上記に示されるような微生物の発生率、上記に示されるような微生物の力価、及び好気性又は嫌気性条件下での上記微生物病原体に適切な増殖培地上の好気性プレート数(「APC」)又はコロニー形成単位(「cfu」)のうちの1つ以上を減少させることができる。好ましくは飼料、抗菌性組成物及び動物用組成物を含む本明細書に提供される組成物は、盲腸、小腸、胸肉、手羽肉及び/又は首皮において、アルベオラータ、グラム陰性及び/又はグラム陽性病原体の発生率又は力価、最も好ましくはエシェリキア属(Escherichia)、サルモネラ属(Salmonella)、カンピロバクター属(Campylobacter)、ビブリオ属(Vibrio)、クロストリジウム属(Clostridium)、バチルス属(Bacillus)、リステリア属(Listeria)、スタフィロコッカス属(Staphylococcus)、エンテロコッカス属(Enterococcus)及びストレプトコッカス属(Streptococcus)のいずれかの発生率又は力価を減少させることができる。用語「発生率」は全集団の大きさに対する感染動物の割合を意味し、用語「力価」は、それぞれの組織又は腸物質中のそれぞれの病原体の数を意味する。
しかし、本発明は、病原体感染の予防、改善、減少又は治癒に限定されない。有利には、本発明は、飼料、抗菌性組成物及び動物用組成物を含む組成物を提供し、これらは動物に給餌された場合に、体重増加、体重変動係数、飼料要求率(feed conversion ratio)、生存率、飼料摂取量、出生率、卵質、及び孵化率からなる群より選択される任意のパラメーターの特定の改善をもたらす。
以下、実施例により本発明をさらに説明する。当業者は本発明が実施例の内容に限定されず、特に、特許請求の範囲が実施例のすべての特徴を含まない場合、特許請求の範囲は任意の特定の実施例の範囲に限定されないことを理解する。
例1:コクシジウム及びカンピロバクターによる軽度及び重度の曝露(challenge)を伴う家禽
1系統のニワトリ合計4,680羽を孵化時(1日齢、又は試験第0日)に飼育し、試験給餌期間を開始し、以下の群に給餌する:
PC:未処置且つ非曝露の対照;NC:未処置であるが曝露の対照;MT:メートルトン;モノブチレート:37.5~41重量%の酪酸1-モノグリセリド、4.5~5.5重量%の酪酸2-モノグリセリド、8.5~9重量%の酪酸1,3-ジグリセリド、4.8~5.2重量%の酪酸1,2-ジグリセリド、1.0~1.3重量%の酪酸トリグリセリド、39.5~43.5重量%のグリセロール、0~1重量%の遊離酪酸を含む組成物;Amasil NA:ギ酸(61重量%)、水中のギ酸Na(20.5重量%);標準抗コクシジウム剤及び抗生物質プログラム:アビラマイシン、モネンシンナトリウム及びバシトラシンメチレンジサリチル酸塩。
従って、例えば、処置T9において、ニワトリを陰性対照処置T2におけるように処置し、すなわち、ニワトリを以下に記載されるように、軽度又は重篤な暴露実験に従って、コクシジウム(coccidia)及びクロストリジウム・ペルフリンゲンス(Clostridium perfringens)に曝露し、一方、ニワトリに表に示されるように、モノブチレート及びAmasilの添加によって増強された試験T2のそれぞれのスターター、グロワー及びフィニッシャー飼料を与える。
スターター、グロワー及びフィニッシャー飼料の組成は以下の通りである:
全飼料(all rations)は等カロリー及び等ナトリウム(isosodium)である。基礎食は、推奨エネルギーレベルからMonobutyrate及びAmasil NAの最高エネルギー処置レベルを差し引き、Amasil NAの最高ナトリウム処置レベルを差し引いたもので構成され、各処置に必要なトウモロコシ、油、及びナトリウムを添加する余地が残されている。無作為化ブロックデザインを用いて、雛を畜舎に、畜舎を処置群に割り当てる。ブロイラーを、ブロックに別々に無作為に分配する。全ての処置平均は、最小有意差を用いて分離される。処置の開始前に、体重に基づいて等しい分布になるように群を評価する。処置群の平均体重を対照群と比較する。平均体重が平均対照群の標準偏差より大きいか小さい群には、等しい体重分布になるように別の無作為化を行った。
ニワトリを、金属屋根と低い天井(屋根についてR値12、側壁についてR値12に断熱)を有する木材/軽量コンクリートブロック(cinder block)構造の部屋に格納されたリターフロア畜舎で飼育する。小屋にはクロスハウス換気システムと天井ファンが等間隔に配置されている。暖室ブルーディング(warm room brooding)には、強制空気加熱器を設ける(試験0~42日目)。熱源には、力-空気熱(force-air heat)が含まれる。ブロイラーを1.5m×3mのリターフロア畜舎に収容した。各畜舎は実験ユニットとして機能し、合計90個の畜舎が試験目的のために使用される。試験0日目に鳥を置く前に、畜舎、フィーダー、及び給水器を消毒する。
試験第0日から1日2回以上、雛を観察し、死亡率、あるいは発病、重症度、及び行動変化の期間又は糞便物質の状態、下痢の有無、神経質、水や飼料への到達性(accessibility)、鳥の全身外観、パフォーマンスに影響を及ぼし得る有害な状態を含む毒性の証拠を調べる。羽性を用いて性別を決定し、全てのブロイラーを用いてブロイラーを畜舎に入れる。異常な観察を記録し、獣医による確認を行う。全ての管理手順を、商業的家禽プラクティスと一致させる。健康診断は、21日齢及び42日齢で実施する:
体重を、畜舎中の個々の雛の体重を測定することによって測定し、そして試験0、14、21、35及び42日目について記録する。体重増加は、試験0~14日目、0~21日目、0~35日目、0~42日目、15~21日目、22~3日目5、及び36~42日目の期間中の実際の体重増加(終了から開始重量を差し引く)を決定することによって計算される。また、瀕死状態の鳥及び試験期間中に死亡していることが分かった試験動物の両方についても体重を測定する。体重均一性(CV又は変動係数)は、試験14日目、21日目、35日目及び42日目に測定する。
試験14、21、35及び42日目に、飼料ウェイバック
(feed weigh-backs)を測定する。試験0~14日目、0~21日目、0~35日目、0~42日目、15~21日目、22~35日目、及び36~42日目に各畜舎について食物消費を評価する。別個の容器(餌入れ)を各畜舎に割り当てる。各フィードバレルの初期風袋重量を試験0日目に記録する。飼料を添加し、重量を記録する。飼料添加:飼料を添加する前に、フィードバレルを秤量し、重量を記録する(ウェイトアウト(weight out))。フィードアウトは、除去され、計算から外された飼料を意味する。新しい飼料を添加し、重量を記録する。こぼれた飼料を秤量し(重量を適切な形態で記録)、廃棄する(すなわち、さらなる消費のために使用しない)。飼料要求率(food conversion)は、試験0~14日目、0~21日目、0~35日目、0~42日目、15~21日目、22~35日目及び36~42日目に測定する。死亡率は毎日測定し、試験0~14日、0~21日、0~35日、0~42日、15~21日、22~35日、36~42日の期間あたりの割合として報告する。21日齢(各実験単位で雄3羽、雌3羽)と42日齢(各実験単位で10羽)の両方で腸内細菌の発生率と力価を測定する。腸内細菌の評価には以下のものが含まれる:盲腸カンピロバクター(Campylobacter) log10レベル、盲腸サルモネラ・エスピーピー(Salmonella spp.)発生率、盲腸クロストリジウム・ペルフリンゲンス(Clostridium perfringens) log10レベル、盲腸カンピロバクター(Campylobacter) log10レベル、盲腸E.coli log10レベル、盲腸好気性プレートカウント(Aerobic Plate Count)log10レベル、小腸カンピロバクター(Campylobacter) log10レベル、小腸サルモネラ・エスピーピー(Salmonella spp.)発生率、小腸クロストリジウム・ペルフリンゲンス(Clostridium perfringens) log10レベル、小腸カンピロバクター(Campylobacter) log10レベル、小腸E.coli log10レベル、小腸好気性プレートカウントlog10レベル。糞便中のコクシジウムオーシストカウントの測定は、21日齢(各実験単位で雄3羽、雌3羽)と42日齢(1実験単位で10羽)の両方について行う。
43~45日齢で、9反復(replicates)から各反復(replicate)について10羽(雄5羽と雌5羽)を処置し、胸部、頸部皮及び羽領域下の皮の微生物数(クロストリジウム・ペルフリンゲンス(Clostridium perfringens)及びカンピロバクター(Campylobacter))を測定する。サルモネラ・エスピーピー(Salmonella spp.)の発生率及び数を、同じ部位で測定する。
試験42日目に全ての鳥を屠殺した。試験期間中に死亡又は瀕死状態で発見されたすべての雛について、完全な解剖検査を実施する。試験に供した動物はすべて、肉眼的剖検を行い、観察結果を記録する。
試験中に得られたデータについて、以下の統計学的検定を行う。すべてのパラメーターについて、多元的手法(multi-factorial procedure)を使用し、ANOVA(分散分析)を用いて、処置群の平均を比較する。平均を、最小有意差を用いてさらに分離する。p<0.05レベルで報告された有意差を図に示す。データには、体重、摂餌量、及び死亡率が含まれる。
曝露:
軽度:処置1を除く全ての処置の孵化後5日目に、エイメリア・アセルブリナ(Eimeria acervulina)及びエイメリア・マキシマ(Eimeria maxima)の合計約250万個のオーシスト(又は1羽あたり50,000)及びクロストリジウム・ペルフリンゲンス(Clostridium perfringens)(使用済みのリターを介して接種)を各畜舎にトップドレスして、死亡率5~8%を生じさせる。
重度:処置1を除く全ての処置の孵化後5日目に、エイメリア・アセルブリナ(Eimeria acervulina)及びエイメリア・マキシマ(Eimeria maxima)の合計約500万個のオーシスト(又は1羽あたり100,000個)及びクロストリジウム・ペルフリンゲンス(Clostridium perfringens)を(使用済みのリター介して接種)を各畜舎にトップドレスして、死亡率8~10%を生じさせる。
例2:大腸菌に曝露したブタ
離乳早期子ブタ(18日齢)を21日間、8反復で処置した。試験動物は、曝露8日前にどの経路でも治療用抗菌薬を投与されておらず、曝露病原体に対するワクチン接種歴もなかった。離乳時にブタにサーコウイルス及びM.hyoに対するワクチン接種をする。
試験期間中、ブタには自由に給餌及び給水させる。
ブタには、クリープ飼料(creep feed)とナーサリー飼料(nursery feed)を給餌する。「クリープ飼料」とは、被験物質、抗生物質(Avilamycin、80ppm)を含む飼料又は被験物質を含まない飼料であり、約10日齢(試験-8日から離乳まで)から目標体重4~5kgまでクリープ飼料として提供される。「ナーサリー飼料」とは被験物質、抗生物質(Avilamycin、80ppm)を含む飼料又は被験物質を含まない飼料であり、0日目(離乳)~21日目に提供される。
試験第5日に、以下のスキームに従って、処置群2、3、5の被験ブタにE.coli曝露を経口で行った:
すべての試験について、0日目の平均体重は約5kgであり、平均体重変動係数は有意に異ならなかった(p<0.05)。
5日目に、処置T3とT5の体重はT1とT2より有意に(p<0.05)高く、平均体重変動係数は全ての処置で有意に異ならなかった(p<0.05)。
0~5日目の試験期間における体重増加(ブタ1匹及び1日あたりのg)は、T1及びT2と比較して、処置T3、T4及びT5で有意に高かった(p<0.05)。飼料消費量(ブタ1匹及び1日あたりのg)及び死亡率は、0~5日間の全処置で有意に異ならなかった(p<0.05)。
14日目、処置T2の平均体重は、他のすべての処置より有意に低かった(p<0.05)(約8kg);処置T1とT4の平均体重が有意に異ならなかった(p<0.05)(約8.8kg対約9.1kg);処置T1とT3とT5の平均体重が有意に異ならなかった(p<0.05)(約8.8kg対約8.7と約8.7kg)。処置T3及びT5の平均体重は処置T2よりも有意に(p<0.05)高かった。平均体重変動係数は処置T1、T3、T4及びT5で有意に異ならなかった(p<0.05);平均体重変動係数は処置T2について他の全ての処置と比較して有意に高かった(p<0.05)。
試験第0~14日の期間における体重増加(ブタ1匹及び1日あたりのg)は、処置T1、T3、T4及びT5がT2と比較して有意に高く(p<0.05)、処置T1、T3、及びT5の間では有意に異ならなかった(p<0.05)。試験第0~14日の期間における体重増加(ブタ1匹及び1日あたりのg)は、他のすべての処置と比較して処置T4で有意に高かった(p<0.05)。飼料消費量(ブタ1匹及び1日あたりのg)は、0~14日間の全処置で有意に異ならなかった(p<0.05)。処置T2の死亡率は、他の全ての処置と比較して有意に高かった(p<0.05);処置T1、T3、T4及びT5の間で死亡率の有意差は観察されなかった(p<0.05)。
21日目、処置T2の平均体重は他の全ての処置より有意に(p<0.05)低かった(約14.5kg);処置T1、T3、T4及びT5の平均体重は有意に(p<0.05)異ならなかった(それぞれ、約16kg、約16kg、約16.2kg及び約16kg)。平均体重変動係数は処置T1、T3、T4及びT5で有意に異ならなかった(p<0.05);平均体重変動係数は処置T2について他の全ての処置と比較して有意に高かった(p<0.05)。
試験0~21日の期間における体重増加(ブタ1匹及び1日あたりのg)は、処置T1、T3、T4及びT5ではT2と比較して有意に高かった(p<0.05);同期間において、体重増加は処置T3及びT5と比較して処置T4で有意に(p<0.05)高く、処置T1と有意に(p<0.05)異ならなかった。飼料消費量(ブタ1匹及び1日あたりのg)は、0~21日の間、すべての処置で有意に異ならなかった(p<0.05)。処置T2の死亡率は、他の全ての処置と比較して有意に高かった(p<0.05);処置T1、T3、T4及びT5の間で死亡率の有意差は観察されなかった(p<0.05)。
例3:シュリンプ(shrimp)
この試験は、バナメイエビ(Penaeus vannamei)(Konabay Hawaii broodstock)に10日間給餌した飼料添加物Amasil NA及びMonobutyrinを補充した飼料の効力について試験するために設計された。10日間の給餌の後(曝露前)、実験エビを、腸炎ビブリオ(Vibrio parahaemolyticus)を引き起すEMS/AHPNDによる曝露試験に供し、生存率を10日間まで毎日記録した。
本実験に用いた飼料はCP Foods(ベトナム)社製の市販飼料「LOTUSエビ飼料」であり、低温押出法を用いてモノブチリン(Monobutyrin)(6kg/MT及び6kg/MT)、Amasil NA(3kg/MT)及びMonobutyrinとAmasil NA(各3kg/MT)の両方と混合する。飼料添加物をエビNo.0サイズ飼料(粉末(dust)飼料、微粒子)と混合し、カルボキシメチルセルロース(CMC)及び水分と結合させた後、加圧肉挽き器を用いて押し出す。次に、押出した混合物を50℃で6時間乾燥する。飼料の最終水分は11%を超えなかった。飼料をもんでつぶして(crumpled)、長さ約1.5~2mmのペレットにする。完成したペレット飼料を、使用するまで4℃でプラスチック容器に貯蔵する。
研究の開始の1日前に、体重約1.5gの35匹のSPF P.Pvannamei後期幼生(post-larva)を、90Lの海水(15 pptの塩分濃度)を含有する48個の120Lタンクに移した。タンクは、最適な酸素レベルを維持するために連続的に通気される。すべての水槽には、交差汚染の危険を減らすために、プラスチックで覆われた圧力式ろ過器が装備されている。実験を通して、全てのタンクについて飽食給餌法(satiation feeding regimen)を採用する。全てのタンクは、1日当たり4回、飽食状態に給餌される。
腸炎ビブリオの毒性株をトリプティックソイブロス(Tryptic Soy Broth)+2%塩化ナトリウム(TSB+)に接種する。培養物を150rpmで28℃で24時間インキュベートする。細菌密度を、光学密度吸光度(OD600nm)によって測定する。5日以内に陽性対照中の80~100%のエビを死滅させるのに十分な量の細菌懸濁液を曝露タンクに直接添加する。
シュリンプ死は、曝露後2日目に始まった。臨床徴候には、エビの摂食停止(off-feeding)、空の腸及び胃、青白く萎縮した(pale-atrophied)肝膵臓が含まれた。陽性対照タンクは感染し、急速に大量死したと思われた。死亡率のピークは曝露後3日目に起こり、その後死亡転帰は安定し、曝露の残りの期間は平坦なままであった。より高い生存率はAMASIL NA又はモノブチリンを与えられたエビについて観察され、最も高い生存率はAMASIL NA及びモノブチリンの両方を与えられたエビについて予想される。
曝露前の給餌は、曝露前のエビの死亡率に有意な影響を及ぼさなかった。
曝露前の給餌は、曝露前のエビの死亡率に有意な影響を及ぼさなかった。

本発明は例えば以下の実施形態を含む。
[項1]
- ギ酸又はその薬学的に許容される塩と、
- グリセロールと
- 1種以上の酪酸グリセリド及び任意選択で酪酸と
を含む組成物であって、
a) ギ酸、グリセロール及び1種以上の酪酸グリセリドは、相乗量で存在する、及び/又は
b) グリセロールと全酪酸グリセリドとの重量比は、1:10~10:1である、及び/又は c) ギ酸と、酪酸グリセリド及びグリセロールの合計との重量比は、1:15~20:1である、及び/又は
d) ギ酸、グリセロール及び酪酸グリセリドの合計の総量は、全組成物の10重量%~100重量%である、組成物。
[項2]
項1に記載の組成物であって、
a) ギ酸の濃度が、全組成物1kgあたり1~15g、好ましくは3~8gである、及び/又は
b) グリセロール及び酪酸グリセリドの合計の濃度は、全組成物1kgあたり0.5~30g、好ましくは0.8~20gである、組成物。
[項3]
家禽、反芻動物、ブタ、魚類及び/又はエビ、
卵、稚魚(fry)、幼魚(juvenile fish)及び成魚を含む魚類(finfish)、
卵、幼生(larvae)、稚貝(juvenile)及び成貝を含む貝類(shellfish)のための飼料組成物である、項1又は2に記載の組成物。
[項4]
下記:
i) 炭水化物
ii) 脂質
iii) タンパク質
iv) アミノ酸
v) 塩(ギ酸塩を除く)及び/又はミネラル
vi) ビタミン、
vii) プレバイオティクス、
viii) プロバイオティクス
の1種以上をさらに含む、項3に記載の飼料組成物。
[項5]
a) 下記
- 1~8g/kgの濃度のギ酸(好ましくはそのNa塩)、並びに
- グリセロールと酪酸グリセリドとを、
- 1:10~10:1の重量比で、及び/又は
- 1~8g/kgの総濃度で
含むスターター飼料組成物;
b) 下記
- 1~6g/kgの濃度のギ酸(好ましくはそのNa塩)、並びに
- グリセロールと酪酸グリセリドとを、
- 1:10~10:1の重量比で、及び/又は
- 0.1~6g/kgの総濃度で
含むグロワー飼料組成物;
c) 下記
- 1~4g/kgの濃度のギ酸(好ましくはそのNa塩)、並びに
- グリセロールと酪酸グリセリドとを
- 1:10~10:1の重量比で、及び/又は
- 0.1~4g/kgの総濃度で
含むフィニッシャー飼料組成物
である、項3又は4に記載の飼料組成物。
[項6]
- 好ましくはペレット、押出物、又はミールの形態である固体組成物、又は
- 好ましくは30~99.999重量%の水を含む液体組成物
である、項1~5のいずれか1項に記載の組成物。
[項7]
動物における微生物感染又は微生物感染に関連する障害の治療又は予防に使用するための、項1~6のいずれか1項に記載の組成物。
[項8]
医薬、好ましくは動物用医薬として使用するための、項1~7のいずれか1項に記載の組成物。
[項9]
- ギ酸及び/又はその薬学的に許容される塩と、
- グリセロールと、
- 1種以上の酪酸グリセリド及び任意選択で酪酸と
を有効量で含む、動物用製剤。
[項10]
項1~9のいずれか1項に記載の組成物を含むか、又は項1~9のいずれか1項に記載の組成物からなる、動物を治療するための抗菌性組成物。
[項11]
動物における、
i) アルベオラータ(alveolates)、好ましくは無コノイド綱(Aconoidasida)又はコノイド綱(Conoidasida)の綱の微生物、さらにより好ましくは住血胞子虫目(Haemosporida)若しくはピロプラズマ目(Piroplasmida)又はコクシジウム亜綱(Coccidia)若しくはグレガリナ亜綱(Gregarinasina)の微生物、
ii) エンテロバクター目(Enterobacterales)、ビブリオ目(Vibrionales)、デスルホビブリオ目(Desulfovibrionales)、シュードモナス目(Pseudomonadales)、バークホルデリア目(Burkholderiales)又はカンピロバクター目(Campylobacterales)の微生物、
iii) クロストリジウム目(Clostridiales)、バチルス目、又はラクトバチルス目(Lactobacillales)の微生物
からなる群より選択される微生物による感染症の予防又は治療のための抗菌性組成物であって、項1~10のいずれか1項に記載の組成物を含むか、又は項1~10のいずれか1項に記載の組成物からなる、抗菌性組成物。
[項12]
未処置対照と比較して、
i) 小腸病変スコア、
ii) 小腸コクシジウムオーシスト数、及び/又は
iii) 盲腸、小腸、胸肉、手羽肉及び/又は首皮における、項11に記載の微生物の発生率、項11に記載の微生物の力価、及びAPCのいずれか
を減少させるための動物における使用のための抗菌性組成物。
[項13]
動物において
- 体重増加
- 体重変動係数
- 飼料要求率
- 生存率
- 飼料摂取量
- 出生率
- 卵質
- 孵化率
の1つ以上を改善するための、項1~12のいずれか1項に記載の組成物の使用。
[項14]
a) 第1の期間のための項5に記載のスターター飼料組成物、その後の第2の期間のための項5に記載のグロワー飼料組成物、
b) 第1の期間のための項5に記載のスターター飼料組成物、その後の第2の期間のための項5に記載のフィニッシャー飼料組成物、
c) 第1の期間のための項5に記載のスターター飼料組成物、その後の第2の期間のための項5に記載のグロワー飼料組成物、その後の第3の期間のための項5に記載のフィニッシャー飼料組成物、
d) 第1の期間のための項5に記載のグロワー飼料組成物、その後の第2の期間のための項5に記載のフィニッシャー飼料組成物、又は
e) 第1の期間のための項5に記載のスターター飼料組成物、その後任意選択でプロバイオティック飼料
を動物に投与する工程を含む、給餌法。
[項15]
動物が
i) 水生動物、好ましくは魚類又は貝類、
ii) 陸生動物、例えば家畜、家禽、猟鳥獣類(game)及びペット、好ましくは反芻動物、ウマ、ブタ、ウサギ、家禽又はペット
から選択される、項14に記載の給餌法。
[項16]
項1~12のいずれか1項に記載の組成物を動物に与えることを含む、動物を飼育するための方法。

Claims (16)

  1. - ギ酸又はその薬学的に許容される塩と、
    - グリセロールと
    - 1種以上の酪酸グリセリド及び任意選択で酪酸と
    を含む組成物であって、
    a) ギ酸、グリセロール及び1種以上の酪酸グリセリドは、相乗量で存在する、及び/又は
    b) グリセロールと全酪酸グリセリドとの重量比は、1:10~10:1である、及び/又は c) ギ酸と、酪酸グリセリド及びグリセロールの合計との重量比は、1:15~20:1である、及び/又は
    d) ギ酸、グリセロール及び酪酸グリセリドの合計の総量は、全組成物の10重量%~100重量%である、組成物。
  2. 請求項1に記載の組成物であって、
    a) ギ酸の濃度が、全組成物1kgあたり1~15g、好ましくは3~8gである、及び/又は
    b) グリセロール及び酪酸グリセリドの合計の濃度は、全組成物1kgあたり0.5~30g、好ましくは0.8~20gである、組成物。
  3. 家禽、反芻動物、ブタ、魚類及び/又はエビ、
    卵、稚魚(fry)、幼魚(juvenile fish)及び成魚を含む魚類(finfish)、
    卵、幼生(larvae)、稚貝(juvenile)及び成貝を含む貝類(shellfish)のための飼料組成物である、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 下記:
    i) 炭水化物
    ii) 脂質
    iii) タンパク質
    iv) アミノ酸
    v) 塩(ギ酸塩を除く)及び/又はミネラル
    vi) ビタミン、
    vii) プレバイオティクス、
    viii) プロバイオティクス
    の1種以上をさらに含む、請求項3に記載の飼料組成物。
  5. a) 下記
    - 1~8g/kgの濃度のギ酸(好ましくはそのNa塩)、並びに
    - グリセロールと酪酸グリセリドとを、
    - 1:10~10:1の重量比で、及び/又は
    - 1~8g/kgの総濃度で
    含むスターター飼料組成物;
    b) 下記
    - 1~6g/kgの濃度のギ酸(好ましくはそのNa塩)、並びに
    - グリセロールと酪酸グリセリドとを、
    - 1:10~10:1の重量比で、及び/又は
    - 0.1~6g/kgの総濃度で
    含むグロワー飼料組成物;
    c) 下記
    - 1~4g/kgの濃度のギ酸(好ましくはそのNa塩)、並びに
    - グリセロールと酪酸グリセリドとを
    - 1:10~10:1の重量比で、及び/又は
    - 0.1~4g/kgの総濃度で
    含むフィニッシャー飼料組成物
    である、請求項3又は4に記載の飼料組成物。
  6. - 好ましくはペレット、押出物、又はミールの形態である固体組成物、又は
    - 好ましくは30~99.999重量%の水を含む液体組成物
    である、請求項1~5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 動物における微生物感染又は微生物感染に関連する障害の治療又は予防に使用するための、請求項1~6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 医薬、好ましくは動物用医薬として使用するための、請求項1~7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. - ギ酸及び/又はその薬学的に許容される塩と、
    - グリセロールと、
    - 1種以上の酪酸グリセリド及び任意選択で酪酸と
    を有効量で含む、動物用製剤。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載の組成物を含むか、又は請求項1~9のいずれか1項に記載の組成物からなる、動物を治療するための抗菌性組成物。
  11. 動物における、
    i) アルベオラータ(alveolates)、好ましくは無コノイド綱(Aconoidasida)又はコノイド綱(Conoidasida)の綱の微生物、さらにより好ましくは住血胞子虫目(Haemosporida)若しくはピロプラズマ目(Piroplasmida)又はコクシジウム亜綱(Coccidia)若しくはグレガリナ亜綱(Gregarinasina)の微生物、
    ii) エンテロバクター目(Enterobacterales)、ビブリオ目(Vibrionales)、デスルホビブリオ目(Desulfovibrionales)、シュードモナス目(Pseudomonadales)、バークホルデリア目(Burkholderiales)又はカンピロバクター目(Campylobacterales)の微生物、
    iii) クロストリジウム目(Clostridiales)、バチルス目、又はラクトバチルス目(Lactobacillales)の微生物
    からなる群より選択される微生物による感染症の予防又は治療のための抗菌性組成物であって、請求項1~10のいずれか1項に記載の組成物を含むか、又は請求項1~10のいずれか1項に記載の組成物からなる、抗菌性組成物。
  12. 未処置対照と比較して、
    i) 小腸病変スコア、
    ii) 小腸コクシジウムオーシスト数、及び/又は
    iii) 盲腸、小腸、胸肉、手羽肉及び/又は首皮における、請求項11に記載の微生物の発生率、請求項11に記載の微生物の力価、及びAPCのいずれか
    を減少させるための動物における使用のための抗菌性組成物。
  13. 動物において
    - 体重増加
    - 体重変動係数
    - 飼料要求率
    - 生存率
    - 飼料摂取量
    - 出生率
    - 卵質
    - 孵化率
    の1つ以上を改善するための、請求項1~12のいずれか1項に記載の組成物の使用。
  14. a) 第1の期間のための請求項5に記載のスターター飼料組成物、その後の第2の期間のための請求項5に記載のグロワー飼料組成物、
    b) 第1の期間のための請求項5に記載のスターター飼料組成物、その後の第2の期間のための請求項5に記載のフィニッシャー飼料組成物、
    c) 第1の期間のための請求項5に記載のスターター飼料組成物、その後の第2の期間のための請求項5に記載のグロワー飼料組成物、その後の第3の期間のための請求項5に記載のフィニッシャー飼料組成物、
    d) 第1の期間のための請求項5に記載のグロワー飼料組成物、その後の第2の期間のための請求項5に記載のフィニッシャー飼料組成物、又は
    e) 第1の期間のための請求項5に記載のスターター飼料組成物、その後任意選択でプロバイオティック飼料
    を動物に投与する工程を含む、給餌法。
  15. 動物が
    i) 水生動物、好ましくは魚類又は貝類、
    ii) 陸生動物、例えば家畜、家禽、猟鳥獣類(game)及びペット、好ましくは反芻動物、ウマ、ブタ、ウサギ、家禽又はペット
    から選択される、請求項14に記載の給餌法。
  16. 請求項1~12のいずれか1項に記載の組成物を動物に与えることを含む、動物を飼育するための方法。
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